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カテゴリー「映画」の記事

2024年9月 1日 (日)

先月観た映画 採点表(2024年8月)

「ウディ・アレンのザ・フロント」(1976)マーティン・リット監督、アメリカ ★★★★☆
「君たちはどう生きるか」(2023)宮崎駿監督、日本 ★★★★☆
「ボストン市庁舎」(2020)フレデリック・ワイズマン監督、アメリカ ★★★★☆
「舞妓はレディ」(2014)周防正行監督、日本 ★★★★☆
「イニシェリン島の精霊」(2022)マーティン・マクドナー監督、英・米・アイルランド ★★★★△
「48時間」(1982)ウォルター・ヒル監督、アメリカ ★★★★△
「燃えあがる女性記者たち」(2021)ントゥ・トーマス、スシュミト・ゴーシュ監督、印 ★★★★△
「高野豆腐店の春」(2023)三原光尋監督、日本 ★★★★△
「国境の夜想曲」(2020)ジャンフランコ・ロージ監督、イタリア・フランス・ドイツ ★★★★△
「NARC ナーク」(2002)ジョー・カーナハン監督、アメリカ ★★★★△
「ロストケア」(2023)前田哲監督、日本 ★★★★△
「いつかの君にもわかること」(2020)ウベルト・パゾリーニ監督、伊・ルーマニア・英 ★★★★△
「48時間PART2/帰って来たふたり」(1990)ウォルター・ヒル監督、アメリカ ★★★★
「理想郷」(2022)ロドリゴ・ソロゴイェン監督、スペイン・フランス ★★★★
「スリ」(1959)ロベール・ブレッソン監督、フランス ★★★★
「台北暮色」(2017)ホァン・シー監督、台湾 ★★★★
「バービー」(2023)グレタ・ガーウィグ監督、アメリカ ★★★★
「十字架」(2018)テレサ・アレドンド、カルロス・バスケス・メンデス監督、チリ ★★★★
「アイスクリームフィーバー」(2023)千原徹也監督、日本 ★★★★
「LUCY/ルーシー」(2014)リュック・ベッソン監督、フランス ★★★★
「舞妓 Haaaan!!!」(2007)水田伸生監督、日本 ★★★★
「ニトラム/NITRAM」(2021)ジャスティン・カーゼル監督、オーストラリア ★★★★
「白き処女地」(1934)ジュリアン・デュヴィヴィエ監督、フランス ★★★★▽


主演男優
 5 藤竜也「高野豆腐店の春」
   ブレンダン・グリーソン「イニシェリン島の精霊」
   ウディ・アレン「ウディ・アレンのザ・フロント」
   コリン・ファレル「イニシェリン島の精霊」
   ニック・ノルティ「48時間」
   エディ・マーフィ「48時間」
   松山ケンイチ「ロストケア」
   ジェイソン・パトリック「NARC ナーク」
   ジェームズ・ノートン「いつかの君にもわかること」
   ニック・ノルティ「48時間PART2/帰って来たふたり」
   エディ・マーフィ「48時間PART2/帰って来たふたり」
 4 ドゥニ・メノーシェ「理想郷」
   阿部サダヲ「舞妓 Haaaan!!!」
   ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ「ニトラム/NITRAM
   レイ・リオッタ「NARC ナーク」

主演女優
 5 上白石萌音「舞妓はレディ」
   長澤まさみ「ロストケア」
   マリナ・フォイス「理想郷」
   麻生久美子「高野豆腐店の春」
 4 リマ・ジタン「台北暮色」
   マドレーヌ・ルノー「白き処女地」

助演男優
 5 柄本明「ロストケア」
 4 ゼロ・モステル「ウディ・アレンのザ・フロント」
   堤真一「舞妓 Haaaan!!!」

助演女優
 5 富司純子「舞妓はレディ」
   中村久美「高野豆腐店の春」
   中村久美「舞妓はレディ」
   草刈民代「舞妓はレディ」
 4 田畑智子「舞妓はレディ」


2024年8月29日 (木)

これから観たい&おすすめ映画・BD(24年9月)

【新作映画】公開日
8月17日
 「心平、」(2023)山城達郎監督、日本
8月23日
 「サユリ」(2024)白石晃士監督、日本
 「箱男」(2024)石井岳龍監督、日本
 「モンキーマン」(2024)デヴ・パテル監督、米・加・シンガポール・印
 「至福のレストラン 三ツ星トロワグロ」フレデリック・ワイズマン監督、アメリカ
 「ポライト・ソサエティ」(2023)ニダ・マンズール監督、イギリス
 「ソウルの春」(2023)キム・ソンス監督、韓国
 「ラストマイル」(2024)塚原あゆ子監督、日本
8月30日
 「ACID / アシッド」(2023)ジュスト・フィリッポ監督、フランス
 「ボストン1947」(2023)カン・ジェギュ監督、韓国
 「愛に乱暴」(2024)森ガキ侑大監督、日本
 「きみの色」(2024)山田尚子監督、日本
 「香港、裏切られた約束」(2022)トウィンクル・ンアン監督、香港
9月6日
 「とりつくしま」(2024)東かほり監督、日本
 「ナミビアの砂漠」(2024)山中瑶子監督、日本
 「エイリアン:ロムルス」(2024)フェデ・アルバレス監督、アメリカ
9月13日
 「スオミの話をしよう」(2024)三谷幸喜監督、日本
 「ぼくのお日さま」(2024)奥山大史監督、日本
 「アビゲイル」(2024)マット・ベティネッリ=オルピン監督、アメリカ
 「ヒットマン」(2023)リチャード・リンクレイター監督、アメリカ
9月20日
 「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(2024)呉美保監督、日本
 「本日公休」(2023)フー・ティエニュー監督、台湾
 「あの人が消えた」(2024)水野格監督、日本
 「パリのちいさなオーケストラ」(2022)マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール監督、仏
9月27日
 「西湖畔(せいこはん)に生きる」(2023)グー・シャオガン監督、中国
 「憐れみの3章」(2024)ヨルゴス・ランティモス監督、イギリス・アイルランド
 「Cloudクラウド」(2024)黒沢清監督、日本
 「傲慢と善良」(2024)萩原健太郎監督、日本
 「サウンド・オブ・フリーダム」(2023)アレハンドロ・モンテベルデ監督、アメリカ
10月4日
 「悪魔と夜ふかし」(2023)コリン・ケアンズ監督、オーストラリア
 「シビル・ウォー アメリカ最後の日」(2024)アレックス・ガーランド監督、アメリカ・イギリス
 「花嫁はどこへ?」(2023)キラン・ラオ監督、インド
 「ハヌ・マン」(2023)プラシャーント・ヴァルマ監督、インド
 「ふれる」(2024)長井龍雪監督、日本
10月11日
 「グレース」(2023)イリヤ・ボヴォロッキー監督、ロシア
 「若き見知らぬ者たち」(2024)内山拓也監督、日本・フランス・韓国・香港
10月18日
 「破墓/パミョ」(2024)チャン・ジェヒョン監督、韓国
 「ジョイランド わたしの願い」(2022)サーイム・サーディク監督、パキスタン
 「国境ナイトクルージング」(2023)アンソニー・チェン監督、中国・シンガポール
 「徒花-ADABANA-」(2024)甲斐さやか監督、日本
 「まる」(2024)荻上直子監督、日本
10月25日
 「シングル・イン・ソウル」(2023)パク・ボムス監督、韓国
 「がんばっていきまっしょい」(2024)櫻木優平監督、日本
11月1日
 「アイミタガイ」草野翔吾(2024)監督、日本

 

【新作DVD・BD】レンタル開始日、またはネット配信日
9月4日
 「オッペンハイマー」(2023)クリストファー・ノーラン監督、アメリカ
 「梟―フクロウー」(2022)アン・テジン監督、韓国
 「陰陽師0」(2024)佐藤嗣麻子監督、日本
 「貴公子」(2023)パク・フンジョン監督、韓国
 「殺人鬼の存在証明」(2021)ラド・クヴァタニア監督、ロシア
 「母とわたしの3日間」(2023)ユク・サンヒョ監督、韓国
 「ミツバチと私」(2023)エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン監督、スペイン
 「落下の解剖学」(2023)ジュスティーヌ・トリエ監督、フランス
 「52ヘルツのクジラたち」(2024)成島出監督、日本
 「月」(2023)石井裕也監督、日本
 「ペナルティループ」(2024)荒木伸二監督、日本
 「マッチング」(2024)内田英治監督、日本
9月11日
 「ブルー きみは大丈夫」(2024)ジョン・クラシンスキー監督、アメリカ
9月18日
 「枯れ葉」(2023)アキ・カウリスマキ監督、フィンランド・ドイツ
 「マッドマックス:フュリオサ」(2024)ジョージ・ミラー監督、オーストラリア
9月25日
 「四月になれば彼女は」(2024)山田智和監督、日本
9月27日
 「ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン」(2018)オレ・マラムシュ監督、ウクライナ
10月2日
 「イコライザー THE FINAL」(2023)アントワン・フークア監督、米・伊
 「ゴーストバスターズ/フローズン・サマー」(2024)ギル・キーナン監督、アメリカ
 「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」(2023)マイウェン監督、仏・ベルギー・露・他
 「パスト ライブス/再会」(2023)セリーヌ・ソン監督、アメリカ
 「プリシラ」(2023)ソフィア・コッポラ監督、アメリカ
 「コットンテール」(2023)パトリック・ディキンソン監督、イギリス・日本
 「Play! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて」(2023)古厩智之監督、日本
10月4日
 「インフィニティ・プール」(2023)ブランドン・クローネンバーグ監督、カナダ・クロアチア・他
 「RHEINGOLD ラインゴールド」(2022)ファティ・アキン監督、独・オランダ・モロッコ・他
10月6日
 「ゴールデンカムイ」(2024)久保茂昭監督、日本
10月11日
 「首」(2023)北野武監督、日本
10月16日
 「No.10」(2021)アレックス・ファン・ヴァーメルダム監督、オランダ・ベルギー

 

【旧作DVD・BD】発売日
8月26日
 「アル・ジョルスン」(1930、33)マイケル・カーティス、ルイス・マイルストン
  収録作品:「マミィ」「風来坊」
9月4日
 「死と処女」(1994)ロマン・ポランスキー監督、英・仏
9月18日
 「インソムニア」(2002)クリストファー・ノーラン監督、アメリカ
 「ピアノ・レッスン」(1993)ジェーン・カンピオン監督、オーストラリア・フランス
 「レザボア・ドッグス」(1991)クエンティン・タランティーノ監督、アメリカ
9月25日
 「ショーシャンクの空に」(1994)フランク・ダラボン監督、アメリカ
 「2001年宇宙の旅」(1968)スタンリー・キューブリック監督、米・英
 「ブレードランナー」(1982)リドリー・スコット監督、アメリカ
9月27日
 「エミール・クストリッツァ監督傑作選 Blu-rayセット」
  収録作品:「ドリー:ベルを覚えているかい?」「アンダーグラウンド」
 「カレル・ゼマン 4Kレストア Blu-rayセット」(1954、66)チェコスロヴァキア
  収録作品:「前世紀探検」「盗まれた飛行船」
10月11日
 「地球に落ちて来た男」(1976)ニコラス・ローグ監督、イギリス

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

 

2024年8月 1日 (木)

先月観た映画 採点表(2024年7月)

「52ヘルツのクジラたち」(2024)成島出監督、日本 ★★★★☆
「フォーリング・ダウン」(1993)ジョエル・シューマカー監督、アメリカ ★★★★☆
「権利への階段」(2017)ビレ・アウグスト監督、ドイツ ★★★★☆
「ビファア・サンライズ 恋人までの距離」(1995)リチャード・リンクレイター監督、米 ★★★★☆
「キンキー・ブーツ」(2005)ジュリアン・ジャロルド監督、英・米 ★★★★☆
「血の婚礼」(1981)カルロス・サウラ監督、スペイン ★★★★△
「郊外の鳥たち」(2018)チウ・ション監督、中国 ★★★★△
「インソムニア」(2002)クリストファー・ノーラン監督、アメリカ ★★★★△
「ブレードランナー 2049」(2017)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、アメリカ ★★★★△
「土砂降り」(1957)中村登監督、日本 ★★★★△
「丘の上の本屋さん」(2021)クラウディオ・ロッシ・マッシミ監督、イタリア ★★★★△
「別れる決心」(2022)パク・チャヌク監督、韓国 ★★★★△
「落下の解剖学」(2023)ジュスティーヌ・トリエ監督、フランス ★★★★△
「FALL/フォール」(2022)スコット・マン監督、アメリカ ★★★★△
「ナイル殺人事件」(1978)ジョン・ギラーミン監督、イギリス ★★★★△
「愛の調べ」(1947)クラレンス・ブラウン監督、アメリカ ★★★★△
「デューン 砂の惑星PART2」(2024)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、アメリカ ★★★★△
「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」(2017)シドニー・シビリア監督、イタリア ★★★★△
「君だけが知らない」(2021)ソ・ユミン監督、韓国 ★★★★△
「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち」(2017)シドニー・シビリア監督、イタリア ★★★★
「ア・フュー・グッドメン」(1993)ロブ・ライナー監督、アメリカ ★★★★
「白と黒」(1963)堀川弘通監督、日本 ★★★★
「窓辺にて」(2022)今泉力哉監督、日本 ★★★★
「夜明けのすべて」(2023)三宅唱監督、日本 ★★★★
「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(2020)田中亮監督、日本 ★★★★
「クリスタル殺人事件」(1980)ガイ・ハミルトン監督、イギリス ★★★☆

 


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主演男優
 5 キウェテル・イジョフォー「キンキー・ブーツ」
   マイケル・ダグラス「フォーリング・ダウン」
   アントニオ・ガデス「血の婚礼」
   アル・パチーノ「インソムニア」
   レモ・ジローネ「丘の上の本屋さん」
   イーサン・ホーク「ビファア・サンライズ 恋人までの距離」
   ライアン・ゴズリング「ブレードランナー 2049」
   エドアルド・レオ「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」
   エドアルド・レオ「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち」
 4 パク・ヘイル「別れる決心」
   キム・ガンウ「君だけが知らない」
   ジョエル・エドガートン「キンキー・ブーツ」
   トム・クルーズ「ア・フュー・グッドメン」



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主演女優
 5 ヘレナ・ボナム=カーター「権利への階段」
   ジュリー・デルピー「ビファア・サンライズ 恋人までの距離」
   杉咲花「52ヘルツのクジラたち」
   クリスティーナ・オヨス「血の婚礼」
   キャサリン・ヘプバーン「愛の調べ」
   ヒラリー・スワンク「権利への階段」
   岡田茉莉子「土砂降り」
   タン・ウェイ「別れる決心」
 4 グレイス・キャロライン・カリー「FALL/フォール」
   ヴァージニア・ガードナー「FALL/フォール」
   沢村貞子「土砂降り」



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助演男優
 5 ロバート・デュヴァル「フォーリング・ダウン」
 4 ロビン・ウィリアムズ「インソムニア」
   ジャック・ニコルソン「ア・フュー・グッドメン」

 

助演女優
 5 ミア・ファロー「ナイル殺人事件」
   シルヴィア・フークス「ブレードランナー 2049」
 4 サラ=ジェーン・ボッツ「キンキー・ブーツ」
   ヒラリー・スワンク「インソムニア」
   デミ・ムーア「ア・フュー・グッドメン」

 

2024年7月26日 (金)

これから観たい&おすすめ映画・BD(24年8月)

【新作映画】公開日
7月5日
 「ナショナル・シアター・ライブ2024/ザ・モーティヴ&ザ・キュー」(2024)イギリス
7月19日
 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」グレッグ・バーランティ監督、アメリカ
7月26日
 「流麻溝十五号」(2022)ゼロ・チョウ監督、台湾
 「帰ってきたドラゴン 2Kリマスター完全版」(1974)ウー・シーユエン監督、香港
 「お隣さんはヒトラー?」(2022)レオン・ブルドフスキー監督、イスラエル・ポーランド
 「このろくでもない世界で」(2023)キム・チャンフン監督、韓国
 「幸せのイタリアーノ」リッカルド・ミラーニ監督、イタリア
 「時々、私は考える」(2023)レイチェル・ランバート監督、アメリカ
 「ロイヤルホテル」(2023)キティ・グリーン監督、オーストラリア
 「めくらやなぎと眠る女」(2022)ピエール・フォルデス監督、仏・ルクセンブルク・加・蘭
 「DitO」(2024)結城貴史監督、日本・フィリピン
8月1日
 「ツイスターズ」(2024)リー・アイザック・チョン監督、アメリカ
 「インサイド・ヘッド2」(2024)ッケルシーマン監督、アメリカ
8月2日
 「コンセント/同意」(2023)ヴァネッサ・フィロ監督、フランス・ベルギー
8月3日
 「マミー」(2024)二村真弘監督、日本
8月9日
 「夏の終わりに願うこと」(2022)リラ・アヴィレス監督、メキシコ・デンマーク・仏
 「#スージー・サーチ」(2022)ソフィー・カーグマン監督、米・英
 「ブルーピリオド」(2024)萩原健太郎監督、日本
 「ボレロ 永遠の旋律」(2023)アンヌ・フォンテーヌ監督、フランス
8月16日
 「フォールガイ」(2024)デヴィッド・リーチ監督、アメリカ
 「ねこのガーフィールド」(2024)マーク・ティンダル監督、アメリカ
 「助産師たちの夜が明ける」(2023)レア・フェネール監督、フランス
 「劇場版 アナウンサーたちの戦争」(2023)一木正恵監督、日本
 「ぼくの家族と祖国の戦争」アンダース・ウォルター監督、デンマーク
8月23日
 「ソウルの春」(2023)キム・ソンス監督、韓国
 「エターナルメモリー」(2023)マイテ・アルベルディ監督、チリ・アメリカ
8月30日
 「エフィ・ブリースト デジタルリマスター版」(1974)ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督
 「愛に乱暴」(2024)森ガキ侑大監督、日本
 「ボストン1947」(2023)カン・ジェギュ監督、韓国
 「マンガ家、堀マモル」(2024)榊原有佑、他、監督、監督、日本
8月31日
 「オキナワより愛を込めて」(2023)砂入博史監督、日本
 「パドレ・プロジェクト/父の影を追って」(2023)武内剛監督、日本
9月6日
 「ナミビアの砂漠」(2024)山中瑶子監督、日本
9月13日
 「スオミの話をしよう」(2024)三谷幸喜監督、日本
9月20日
 「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(2024)呉美保監督、日本
9月27日
 「西湖畔(せいこはん)に生きる」(2023)グー・シャオガン監督、中国
 「憐れみの3章」(2024)ヨルゴス・ランティモス監督、イギリス・アイルランド
 「Cloudクラウド」(2024)黒沢清監督、日本
 「傲慢と善良」(2024)萩原健太郎監督、日本
 「サウンド・オブ・フリーダム」(2023)アレハンドロ・モンテベルデ監督、アメリカ




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【新作DVD・BD】レンタル開始日、またはネット配信日
7月25日
 「サタデー・フィクション」(2019)ロウ・イエ監督、中国
 「トゥ・クール・トゥ・キル ~殺せない殺し屋~」(2022)シン・ウェンション監督、中国
8月2日
 「コヴェナント 約束の救出」(2022)ガイ・リッチー監督、アメリカ
 「DOGMAN ドッグマン」(2023)リュック・ベッソン監督、フランス
 「ほかげ」(2023)塚本晋也監督、日本
 「燈火(ネオン)は消えず」(2022)アナスタシア・ツァン監督、香港
 「ボーはおそれている」(2023)アリ・アスター監督、アメリカ
 「理想郷」(2022)ロドリゴ・ソロコイェン監督、スペイン・フランス
 「笑いのカイブツ」(2023)滝本憲吾監督、日本
 「ゼロ・コンタクト」(2022)リック・ダグデイル監督、アメリカ
8月7日
 「犯罪都市 NO WAY OUT」(2023)イ・サンヨン監督、韓国
 「カラオケ行こ!」(2023)山下敦弘監督、日本
 「ある閉ざされた雪の山荘で」(2024)飯塚健監督、日本
 「高野豆腐店の春」(2023)三原光尋監督、日本
8月9日
 「ボブ・マーリー:ONE LOVE」(2024)レイナルド・マーカス・グリーン監督、米
8月24日
 「ドライブアウェイ・ドールズ」(2024)イーサン・コーエン監督、アメリカ
8月25日
 「ビニールハウス」(2022)イ・ソルヒ監督、韓国
8月28日
 「ドライブアウェイ・ドールズ」(2024)イーサン・コーエン監督、アメリカ
9月4日
 「オッペンハイマー」(2023)クリストファー・ノーラン監督、アメリカ
 「梟―フクロウー」(2022)アン・テジン監督、韓国
 「陰陽師0」(2024)佐藤嗣麻子監督、日本
 「貴公子」(2023)パク・フンジョン監督、韓国
 「殺人鬼の存在証明」(2021)ラド・クヴァタニア監督、ロシア
 「母とわたしの3日間」(2023)ユク・サンヒョ監督、韓国
 「ミツバチと私」(2023)エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン監督、スペイン
 「落下の解剖学」(2023)ジュスティーヌ・トリエ監督、フランス
 「52ヘルツのクジラたち」(2024)成島出監督、日本
 「月」(2023)石井裕也監督、日本
9月18日
 「枯れ葉」(2023)アキ・カウリスマキ監督、フィンランド・ドイツ
9月25日
 「四月になれば彼女は」(2024)山田智和監督、日本




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【旧作DVD・BD】発売日
7月25日
 「ジェラール・フィリップ」(1946,49,52)フランス
  収録作品:「白痴」「美しき小さな浜辺」「夜ごとの美女」
 「ジャン・ギャバン」(1938,41,50)フランス
  収録作品:「獣人」「曳き船」「港のマリー」
7月30日
 「ぼくの伯父さん」(1958)ジャック・タチ監督、フランス・イタリア
7月31日
 「F.W.ムルナウ Blu-rayセット」(1925~31)F.W.ムルナウ監督、米・独
  収録作品:「タルチュフ」「ファウスト」「タブウ」
8月7日
 「アメリカン・スナイパー」(2014)クリント・イーストウッド監督、アメリカ
8月9日
 「赤い影 4Kレストア特別版」(1973)ニコラス・ローグ監督、イギリス・イタリア
 「ザ・コミットメンツ」(1991)アラン・パーカー監督、イギリス・アイルランド・アメリカ
9月4日
 「死と処女」(1994)ロマン・ポランスキー監督、英・仏
9月18日
 「インソムニア」(2002)クリストファー・ノーラン監督、アメリカ
 「ピアノ・レッスン」(1993)ジェーン・カンピオン監督、オーストラリア・フランス
 「レザボア・ドッグス」(1991)クエンティン・タランティーノ監督、アメリカ

*色がついているのは特に注目している作品です。                                         

 

 

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2024年7月 1日 (月)

先月観た映画 採点表(2024年6月)

「PERFECT DAYS」(2023)ヴィム・ヴェンダース監督、日本 ★★★★☆
「ザ・ハント ナチスに狙われた男」(2017)ハラルド・ズワルト監督、ノルウェー ★★★★☆
「夜の来訪者」(1954)ガイ・ハミルトン監督、イギリス ★★★★☆
「コレクター 暴かれたナチスの真実」(2016)ティム・オリーフーク監督、オランダ ★★★★△
「グローリー/明日への行進」(2014)エヴァ・デュヴァネイ監督、アメリカ ★★★★△
「ハイドリヒを撃て!“ナチの野獣”暗殺作戦」(2016)ショーン・エリス監督、チェコ・英・仏 ★★★★△
「明日は来らず」(1937)レオ・マッケリー監督、アメリカ ★★★★△
「ラインの監視」(1943)ハーマン・シュムリン監督、アメリカ ★★★★△
「毒舌弁護人~正義への戦い~」(2023)ジャック・ン監督、香港 ★★★★△
「影なき殺人」(1947)エリア・カザン監督、アメリカ ★★★★△
「赤い天使」(1966)増村保造監督、日本 ★★★★△
「FLY!フライ!」(2023)バンジャマン・レネール監督、アメリカ・フランス ★★★★△
「暗殺の詩 知りすぎた男どもは、抹殺せよ」(1973)ロベール・アンリコ監督、フランス ★★★★△
「ロラックスおじさんの秘密の種」(2012)クリス・ルノー、カイル・バルダ監督、米 ★★★★△
「死闘の伝説」(1963)木下恵介監督、日本 ★★★★
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(2019)レジス・ロワンサル監督、仏・ベルギー ★★★★
「劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(2018)西浦正記監督、日本 ★★★★
「市街」(1931)ルーベン・マムーリアン監督、アメリカ ★★★★
「ニューヨークの王様」(1957)チャールズ・チャップリン監督、イギリス ★★★★
「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」(2022)コリン・トレヴォロウ監督、米、★★★★
「シュレック フォーエバー」(2010)マイク・ミッチェル監督、アメリカ ★★★★
「ジャケット」(2005)ジョン・メイバリー監督、アメリカ ★★★★
「ヴァンドーム広場」(1998)ニコール・ガルシア監督、フランス ★★★☆
「アイスと雨音」(2017)松居大悟監督、日本 ★★★☆
「ビブリア古書堂の事件手帖」(2018)三島有紀子監督、日本 ★★★☆
「エゴイスト」(2022)松永大司監督、日本 ★★★☆
「フランコフォニア ルーヴルの記憶」(2015)アレクサンドル・ソクーロフ監督、仏・独・他 ★★☆
「海女の戦慄」(1957)志村敏夫監督、日本 ★★





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主演男優
 5 役所広司「PERFECT DAYS」
   トマス・グルスタッド「ザ・ハント ナチスに狙われた男」
   アラステア・シム「夜の来訪者」
   ダヨ・ウォン「毒舌弁護人~正義への戦い~」
 4 ジャン=ルイ・トランティニャン「暗殺の詩 知りすぎた男どもは、抹殺せよ」
   キリアン・マーフィ「ハイドリヒを撃て!“ナチの野獣”暗殺作戦」
   ポール・ルーカス「ラインの監視」
   チャールズ・チャップリン「ニューヨークの王様」
   エイドリアン・ブロディ「ジャケット」
   山下智久「劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」
   ヴィクター・ムーア「明日は来らず」
   ダナ・アンドリュース「影なき殺人」

 

主演女優
 5 ボーラ・ボンディ「明日は来らず」
 4 若尾文子「赤い天使」
   森田想「アイスと雨音」
   新垣結衣「劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」
   戸田恵梨香「劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」
   黒木華「ビブリア古書堂の事件手帖」

 

助演男優
 5 ジョナサン・リス=マイヤーズ「ザ・ハント ナチスに狙われた男」
   加藤嘉「死闘の伝説」
   菅原文太「死闘の伝説」
 4 フィリップ・ノワレ「暗殺の詩 知りすぎた男どもは、抹殺せよ」

 

助演女優
 5 ルシル・ワトソン「ラインの監視」
 4 ドーン・アダムス「ニューヨークの王様」





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2024年6月28日 (金)

これから観たい&おすすめ映画・BD(24年7月)

【新作映画】公開日
6月21日
 「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」(2023)ジェームズ・ホーズ監督、イギリス
 「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」(2023)アレクサンダー・ペイン監督、アメリカ
 「ザ・ウォッチャーズ」(2024)イシャナ・ナイト・シャラマン監督、アメリカ
 「バッドボーイズ RIDE OR DIE」(2024)アディル・エル・アルビ監督、アメリカ
 「フィリップ」(2022)ミハウ・クフィェチンスキー監督、ポーランド
6月22日
 「わたしの物語」(2023)エラ・グレンディニング監督、イギリス
6月28日
 「チャーリー」(2022)キランラージ・K監督、インド
 「クワイエット・プレイス:DAY1」(2024)マイケル・サルノスキ監督、アメリカ
 「スリープ」(2023)ユ・ジェソン監督、韓国
 「ふたごのユーとミー」(2023)ワンウェーウ・ホンウィワット監督、タイ
 「ルックバック」(2024)押山清高監督、日本
7月5日
 「ブリーディング・ラブ はじまりの旅」(2023)エマ・ウェステンバーグ監督、アメリカ
 「フェラーリ」(2023)マイケル・マン監督、米・英・伊・サウジアラビア
 「SALAAR / サラール」(2023)ブラシャーント・ニール監督、インド
 「THE MOON」(2023)キム・ヨンファ監督、韓国
 「Shirley シャーリィ」(2019)ジョゼフィン・デッカー監督、アメリカ
 「SCRAPPER / スクラッパー」(2023)シャーロット・リーガン監督、イギリス
 「先生の白い嘘」(2024)三木康一郎監督、日本
 「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」(2023)エドアルド・デ・アンジェリス監督、伊・ベルギー
7月6日
 「アイアム・ア・コメディアン」(2022)日向史有監督、日本
 「リッチランド」(2023)アイリーン・ルスティック監督、アメリカ
7月12日
 「密輸 1970」(2023)リュ・スンワン監督、韓国
 「メイ・ディセンバー ゆれる真実」(2023)トッド・ヘインズ監督、アメリカ
 「ある一生」(2023)ハンス・シュタインビッヒラー監督、ドイツ・オーストリア
 「クレオの夏休み」(2023)マリー・アマシュケリ監督、フランス
 「大いなる不在」(2023)近浦啓監督、日本
 「お母さんが一緒」(2024)橋口亮輔監督、日本
7月19日
 「あのコはだぁれ」(2024)清水崇監督、日本
 「化け猫あんずちゃん」(2024)久野瑤子監督、日本
 「墓泥棒と失われた女神」(2023)アリーチェ・ロルヴァケル監督、伊・仏・スイス





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【新作DVD・BD】レンタル開始日、またはネット配信日
6月25日
 「唄う六人の女」(2023)石橋義正監督、日本
6月26日
 「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」(2023)穐山茉由監督、日本
6月28日
 「映画はアリスから始まった」(2018)パメラ・B・グリーン監督、アメリカ
7月3日
 「デューン 砂の惑星 PART2」(2024)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、アメリカ
 「君たちはどう生きるか」(2023)宮崎駿監督、日本
 「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」(2023)マイケル・ジェイコブス監督、アメリカ
 「イ・チャンドン アイロニーの芸術」(2022)アラン・マザール監督、フランス・韓国
 「コット、はじまりの夏」(2022)コルム・バレード監督、アイルランド
 「最悪な子どもたち」(2022)リーズ・アコカ、他、監督、フランス
 「ジェントルマン」(2022)キム・ギョンウォン監督、韓国
 「シャクラ」(2022)ドニー・イェン監督、香港・中国
 「ダム・マネー ウォール街を狙え!」(2023)クレイグ・ギレスピー監督、アメリカ
 「探偵マーロウ」(2022)ニール・ジョーダン監督、アイルランド・スペイン・フランス
 「薄氷の告発」(2023)ユン・クォンス監督、韓国
 「瞳をとじて」(2023)ヴィクトル・エリセ監督、スペイン
 「市子」(2023)戸田彬弘監督、日本
 「レディ加賀」(2023)雑賀俊朗監督、日本
 「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」(2023)古賀豪監督、日本
 「熊は、いない」(2022)ジャファル・パナヒ監督、イラン
7月5日
 「僕らの世界が交わるまで」(2022)ジェシー・アイゼンバーグ監督、アメリカ
7月10日
 「サン・セバスチャンへ、ようこそ」(2020)ウディ・アレン監督、スペイン・米・伊
7月17日
 「ブルーバック あの海を見ていた」(2022)ロバート・コノリー監督、オーストラリア
7月19日
 「サイレントラブ」(2024)内田英治監督、日本
7月24日
 「夜明けのすべて」(2023)三宅唱監督、日本
7月26日
 「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(2023)渡辺一貫監督、日本
 「PERFECT DAYS」(2023)ヴィム・ヴェンダース監督、日本・ドイツ
8月2日
 「コヴェナント 約束の救出」(2022)ガイ・リッチー監督、アメリカ
 「DOGMAN ドッグマン」(2023)リュック・ベッソン監督、フランス
 「ほかげ」(2023)塚本晋也監督、日本
 「燈火(ネオン)は消えず」(2022)アナスタシア・ツァン監督、香港
 「ボーはおそれている」(2023)アリ・アスター監督、アメリカ
 「理想郷」(2022)ロドリゴ・ソロコイェン監督、スペイン・フランス
 「笑いのカイブツ」(2023)滝本憲吾監督、日本
8月7日
 「犯罪都市 NO WAY OUT」(2023)イ・サンヨン監督、韓国
 「カラオケ行こ!」(2023)山下敦弘監督、日本
 「ある閉ざされた雪の山荘で」(2024)飯塚健監督、日本
 「カラオケ行こ!」(2023)山下敦弘監督、日本
 「高野豆腐店の春」(2023)三原光尋監督、日本





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【旧作DVD・BD】発売日
6月28日
 「百年の夢」(1972)ドゥシャン・ハナック監督、チェコスロヴァキア
7月3日
 「シークレット・サンシャイン」(2007)イ・チャンドン監督、韓国
 「オアシス」(2002)イ・チャンドン監督、韓国
 「ポエトリー アグネスの詩」(2010)イ・チャンドン監督、韓国
 「ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ・サンスプラッシュ」(1980)ステファン・ポール、西独・ジャマイカ
 「茶の味」(2003)石井克人監督、日本
7月5日
 「ロバート・アルトマン監督作品集 Blu-rayセット」(1969,1972)
  収録作品:「雨にぬれた舗道」、「イメージズ」
8月7日
 「アメリカン・スナイパー」(2014)クリント・イーストウッド監督、アメリカ
8月9日
 「赤い影 4Kレストア特別版」(1973)ニコラス・ローグ監督、イギリス・イタリア
 「ザ・コミットメンツ」(1991)アラン・パーカー監督、イギリス・アイルランド・アメリカ

 

*色がついているのは特に注目している作品です。





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2024年6月 1日 (土)

先月観た映画 採点表(2024年5月)

「裁かるゝジャンヌ」(1928)カール・テオドール・ドライエル監督、フランス ★★★★★
「BLUE GIANT」(2023)立川譲監督、日本 ★★★★☆
「ロスト・キング 500年越しの運命」(2022)スティーヴン・フリアーズ監督、イギリス ★★★★△
「ルナ・パパ」(1999)バフティヤル・フドイナザーロフ監督、日・独・オーストリア ★★★★△
「ラ・スクムーン」(1972)ジョゼ・ジョヴァンニ監督、フランス ★★★★△
「愛にイナズマ」(2023)石井裕也監督、日本 ★★★★△
「エンドロールのつづき」(2021)パン・ナリン監督、インド・フランス ★★★★△
「遺灰は語る」(2022)パオロ・タヴィアーニ監督、イタリア ★★★★△
「アヒルと鴨のコインロッカー」(2006)中村義洋監督、日本 ★★★★△
「36時間」(1964)ジョージ・シートン監督、アメリカ ★★★★△
「私の中のあなた」(2009)ニック・カサヴェテス監督、アメリカ ★★★★△
「ストレンヂア 無皇刃譚」(2007)安藤真裕監督、日本 ★★★★△
「少年、機関車に乗る」(1991)バフティヤル・フドイナザーロフ監督、タジキスタン・ 露 ★★★★
「インターステラー」(2014)クリストファー・ノーラン監督、アメリカ ★★★★
「コッホ先生と僕らの革命」(2011)セバスチャン・グロブラー監督、ドイツ ★★★★
「658㎞、陽子の旅」(2023)熊切和嘉監督、日本 ★★★★
「アダプション ある母と娘の記録」(1975)メーサーロシュ・マールタ監督、ハンガリー ★★★★
「レンブラントは誰の手に」(2019)ウケ・ホーヘンダイク監督、オランダ ★★★★
「アクアマン」(2018)ジェームズ・ワン監督、アメリカ ★★★★
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(2023)渡辺一貴監督、日本 ★★★★
「猫が教えてくれたこと」(2016)チェイダ・トルン監督、トルコ・アメリカ ★★★★
「彼女が好きなものは」(2021)草野翔吾監督、日本 ★★★★
「コンフィデンスマンJP 英雄編」(2021)田中亮監督、日本 ★★★★▽
「マッチング」(2024)内田英治監督、日本 ★★★☆
「aftersun/アフターサン」(2022)シャーロット・ウェルズ監督、イギリス・アメリカ ★★★




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主演男優
 5 ジャン=ポール・ベルモンド「ラ・スクムーン」
   ジェームズ・ガーナー「36時間」
   ロッド・テイラー「36時間」
   高橋一生「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」
 4 ダニエル・ブリュール「コッホ先生と僕らの革命」
   マシュー・マコノヒー「インターステラー」

 

主演女優
 5 サリー・ホーキンス「ロスト・キング 500年越しの運命」
   松岡茉優「愛にイナズマ」
   チュルパン・ハマートヴァ「ルナ・パパ」
 4 菊地凛子「658㎞、陽子の旅」
   ベレク・カティ「アダプション ある母と娘の記録」




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助演男優
 5 アト・ムハメドシャノフ「ルナ・パパ」
   松田龍平「アヒルと鴨のコインロッカー」
 4 窪田正孝「愛にイナズマ」

 

助演女優
 5 大塚寧々「アヒルと鴨のコインロッカー」
 4 エヴァ・マリー・セイント「36時間」

 


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2024年5月31日 (金)

これから観たい&おすすめ映画・BD(24年6月)

【新作映画】公開日
5月18日
 「ちゃわんやのはなし -四百年の旅人-」(2023)松倉大夏監督、日本
5月24日
 「関心領域」(2023)ジョナサン・グレイザー監督、米・英・ポーランド
 「バティモン5 望まれざる者」(2023)ラジ・リ監督、フランス・ベルギー
 「母とわたしの3日間」(2023)ユク・サンヒョ監督、韓国
 「三日月とネコ」(2024)上村奈帆監督、日本
5月25日
 「生きて、生きて、生きろ。」(2024)島田陽磨監督、日本
5月31日
 「マッドマックス:フュリオサ」(2024)ジョージ・ミラー監督、オーストラリア
 「ライド・オン」(2023)ラリー・ヤン監督、中国
 「美しき仕事 4Kレストア版」(1999)クレール・ドュニ監督、フランス
 「告白 コンフェッション」(2024)山下敦弘監督、日本
 「ユニコーン・ウォーズ」(2022)アルベルト・バスケス監督、スペイン・フランス
 「からかい上手の高木さん」(2024)今泉力哉監督、日本
 「わたくしどもは」(2023)富名哲也監督、日本
6月1日
 「アニマル ぼくたちと動物のこと」(2021)シリル・ディオン監督、フランス
6月7日
 「あんのこと」(2023)入江悠監督、日本
 「ナイトスイム」(2023)ブライス・マクガイア監督、アメリカ
 「チャレンジャーズ」(2024)ルカ・グァダニーノ監督、アメリカ
 「ドライブアウェイ・ドールズ」(2024)イーサン・コーエン監督、アメリカ
 「罪深き少年たち」(2022)チョン・ジヨン監督、韓国
 「東京カウボーイ」(2023)マーク・マリオット監督、アメリカ
 「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」(2022)ヘティ・マクドナルド監督、イギリス
 「違国物語」(2024)瀬田なつき監督、日本
 「かくしごと」(2024)関根光才監督、日本
6月14日
 「ディア・ファミリー」(2024)月川翔監督、日本
 「ブルー きみは大丈夫」(2024)ジョン・クラシンスキー監督、アメリカ
 「蛇の道」(2024)黒沢清監督、日本(2024)
 「オールド・フォックス 11歳の選択」(2023)シャオ・ヤーチュエン監督、台湾・日本
 「HOW TO BLOW UP」(2022)ダニエル・ゴールドハーバー監督、アメリカ
6月15日
 「骨を掘る男」(2024)奥間勝也監督、日本・フランス
6月29日
 「アディクトを待ちながら」(2024)ナカムラサカヤ監督、日本




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【新作DVD・BD】レンタル開始日、またはネット配信日
5月29日
 「キリエのうた」(2023)岩井俊二監督、日本
6月5日
 「宇宙探索編集部」(2021)コン・ダーシャン監督、中国
 「SISU / シス 不死身の男」(2023)ヤルマリ・ヘランダー監督、フィンランド
 「熊は、いない」(2022)ジャファル・パナヒ監督、イラン
 「隣人X 疑惑の彼女」(2023)熊澤尚人監督、日本
 「禁じられた遊び」(2023)中田秀夫監督、日本
 「FLY! フライ!」(2023)バンジャマン・レネール監督、アメリカ・フランス
 「ペルリンプスと秘密の森」(2022)アレ・アブレウ監督、ブラジル
6月12日
 「カラー・パープル」(2023)ブリッツ・バザウール監督、アメリカ
 「法廷遊戯」(2023)深川栄洋監督、日本
6月14日
 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(2023)成田洋一監督、日本
6月19日
 「VORTEX ヴォルテックス」(2021)ギャスパー・ノエ監督、フランス
6月25日
 「唄う六人の女」(2023)石橋義正監督、日本
6月26日
 「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」(2023)穐山茉由監督、日本
7月3日
 「デューン 砂の惑星 PART2」(2024)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、アメリカ
 「君たちはどう生きるか」(2023)宮崎駿監督、日本
 「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」(2023)マイケル・ジェイコブス監督、アメリカ
 「イ・チャンドン アイロニーの芸術」(2022)アラン・マザール監督、フランス・韓国
 「コット、はじまりの夏」(2022)コルム・バレード監督、アイルランド
 「最悪な子どもたち」(2022)リーズ・アコカ、他、監督、フランス
 「ジェントルマン」(2022)キム・ギョンウォン監督、韓国
 「シャクラ」(2022)ドニー・イェン監督、香港・中国
 「ダム・マネー ウォール街を狙え!」(2023)クレイグ・ギレスピー監督、アメリカ
 「探偵マーロウ」(2022)ニール・ジョーダン監督、アイルランド・スペイン・フランス
 「薄氷の告発」(2023)ユン・クォンス監督、韓国
 「瞳をとじて」(2023)ヴィクトル・エリセ監督、スペイン
 「市子」(2023)戸田彬弘監督、日本
 「レディ加賀」(2023)雑賀俊朗監督、日本
 「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」(2023)古賀豪監督、日本
7月5日
 「僕らの世界が交わるまで」(2022)ジェシー・アイゼンバーグ監督、アメリカ
7月10日
 「サン・セバスチャンへ、ようこそ」(2020)ウディ・アレン監督、スペイン・米・伊
7月17日
 「ブルーバック あの海を見ていた」(2022)ロバート・コノリー監督、オーストラリア
7月19日
 「サイレントラブ」(2024)内田英治監督、日本
8月2日
 「コヴェナント 約束の救出」(2022)ガイ・リッチー監督、アメリカ
 「DOGMAN ドッグマン」(2023)リュック・ベッソン監督、フランス
 「ほかげ」(2023)塚本晋也監督、日本
8月7日
 「犯罪都市 NO WAY OUT」(2023)イ・サンヨン監督、韓国
 「カラオケ行こ!」(2023)山下敦弘監督、日本




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【旧作DVD・BD】発売日
6月19日
 「ジャン・ユスターシュ Blu-ray BOX」(63~79)ジャン・ユスターシュ監督、フランス
  収録作品:「わるい仲間」「アリックスの写真」「サンタクロースの眼は青い」「ママと娼婦」全9作
7月3日
 「シークレット・サンシャイン」(2007)イ・チャンドン監督、韓国
 「オアシス」(2002)イ・チャンドン監督、韓国
 「ポエトリー アグネスの詩」(2010)イ・チャンドン監督、韓国
 「ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ・サンスプラッシュ」(1980)ステファン・ポール、西独・ジャマイカ
 「茶の味」(2003)石井克人監督、日本
8月9日
 「赤い影 4Kレストア特別版」(1973)ニコラス・ローグ監督、イギリス・イタリア
 「ザ・コミットメンツ」(1991)アラン・パーカー監督、イギリス・アイルランド・アメリカ



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*色がついているのは特に注目している作品です。

 

 

2024年5月15日 (水)

ゴブリンのこれがおすすめ 72 カラー時代のモノクロ映画

「せかいのおきく」(2023)阪本順治監督、日本
「遺灰は語る」(2022)パオロ・タヴィアーニ監督、イタリア
「小説家の映画」(2022)ホン・サンス監督、韓国
「エル プラネタ」(2021)アマリア・ウルマン監督、アメリカ・スペイン
「カモン カモン」(2021)マイク・ミルズ監督、アメリカ
「茲山魚譜 チャサンオボ」(2021)イ・ジュニク監督、韓国
「パリ13区」(2021)ジャック・オーディアール監督、フランス
「ベルファスト」(2021)ケネス・ブラナー監督、イギリス
「スウィート・シング」(2020)アレクサンダー・ロックウェル監督、アメリカ
「異端の鳥」(2019)ヴァーツラフ・マルホウル監督、チェコ・ウクライナ・スロヴァキア
「パラサイト 半地下の家族 モノクロ版」(2019)ポン・ジュノ監督、韓国
「ライトハウス」(2019)ロバート・エガース監督、アメリカ
「ROMA/ローマ」(2018)アルフォンソ・キュアロン監督、メキシコ
「藍色少年少女」(2016)倉田健次監督、日本
「彷徨える河」(2015)シーロ・ゲーラ監督、コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン
「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」(2013)アレクサンダー・ペイン監督、アメリカ
「パプーシャの黒い瞳」(2013)ヨアンナ&クシシュトフ・コス=クラウゼ監督、ポーランド
「コーヒーをめぐる冒険」(2012)ヤン・オーレ・ゲルスター監督、ドイツ
「ブランカニエベス」(2012)パブロ・ベルヘル監督、スペイン・フランス
「フランケンウィニー」(2012)ティム・バートン監督、アメリカ
「フランシス・ハ」(2012)ノア・バームバック監督、アメリカ
「アーティスト」(2011)ミシェル・アザナヴィシウス、フランス
「木洩れ日の家で」(2007)ドロタ・ケンジェジャフスカ監督、ポーランド
「さらば、ベルリン」(2006)スティーヴン・ソダーバーグ監督、アメリカ
「グッドナイト&グッドラック」(2005)ジョージ・クルーニー監督、アメリカ
「シン・シティ」(2005)ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノ、他、監督、米
「コーヒー&シガレッツ」(2003)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ
「13デイズ」(2000)ロジャー・ドナルドソン監督、アメリカ
「あの娘と自転車に乗って」(1998)アクタン・アリム・クバト監督、キルギス・フランス
「カラー・オブ・ハート」(1998)ゲイリー・ロス監督、アメリカ
「スモーク」(1995)ウェイン・ワン監督、アメリカ
「デッドマン」(1995)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ
「シンドラーのリスト」(1993)スティーヴン・スピルバーグ監督、アメリカ
「コルチャック先生」(1991)アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド
「少年、機関車に乗る」(1991)バフティヤル・フドイナザーロフ監督、タジキスタン・ ロシア
「黒い雨」(1989)今村昌平監督、日本
「ベルリン・天使の詩」(1987)ヴィム・ヴェンダース監督、西ドイツ・フランス
「海と毒薬」(1986)熊井啓監督、日本
「ダウン・バイ・ロー」(1986)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ・西ドイツ
「夢みるように眠りたい」(1986)林海象監督、日本
「最後の戦い」(1983)リュック・ベッソン監督、フランス
「ボーイ・ミーツ・ガール」(1983)レオス・カラックス監督、フランス
「ベロニカ・フォスのあこがれ」(1982)ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督、ドイツ
「泥の河」(1981)小栗康平監督、日本
「エレファント・マン」(1980)デヴィッド・リンチ監督、英・米
「レイジング・ブル」(1980)マーティン・スコセッシ監督、アメリカ
「マンハッタン」(1979)ウディ・アレン監督、アメリカ
「イレイザーヘッド」(1976)デヴィッド・リンチ監督、アメリカ
「さすらい」(1976)ヴィム・ヴェンダース監督、西ドイツ
「ヤング・フランケンシュタイン」(1974)メル・ブルックス監督、アメリカ
「レニー・ブルース」(1974)ボブ・フォッシー監督、アメリカ
「都会のアリス」(1973)ヴィム・ヴェンダース監督、西ドイツ
「ペーパー・ムーン」(1973)ピーター・ボグダノヴィッチ監督、アメリカ
「株式会社/ザ・カンパニー」(1972)サタジット・レイ監督、インド
「ラスト・ショー」(1972)ピーター・ボグダノヴィッチ監督、アメリカ




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 最初に「カラー時代」とはいつからなのかをはっきりさせておきたい。ここでは便宜上1970年以降とした。カラーフィルム自体はサイレント映画時代にすでに発明されていたようだが、長編カラー映画が作られ始めたのは1930年代からと言っていいだろう。「オズの魔法使」(1939)や「風と共に去りぬ」(1939)がその代表作だ。しかしその後もかなり長い間白黒映画の時代が続く。おそらくカラー映画は制作費が高くついたからだと思われる。

 

 カラー化が一気に進んだのは1960年代だろう。テレビの普及で映画の人気が落ち込んでいた頃で、その起死回生の手段がカラー化だったと思われる。しかしまだ白黒作品も少なからず上映されていた。1970年代はさすがにほとんどがカラー映画になっていた。そこで切りの良いところで1970年以降をここでは「カラー時代」と呼ぶことにする。

 

 さて、モノクロ映像(画像)の特徴は何だろうか。「思い出はモノクローム 色を付けてくれ~」(大滝詠一、「君は天然色」)と歌われているように、思い出がモノクロないしセピア色なのは、色あせた昔の白黒写真を連想させるからだ。もちろん昔だって色はあふれていたはずだが。記憶は時間がたつと薄れてゆく。しかし写真は残る。だから消えはしないが、現像された写真は経年劣化で鮮明な白黒から色あせたセピア色に変わってゆく。つまり、モノクロという色調はイメージとして過去ないし過去の思い出と重なっているのである。過去と現在を対比的に描く映画などで過去の部分がモノクロないしセピア色で撮られていることがしばしばあるのはこのためである。

 

 過去の歴史的出来事や自身の幼少期を投影して描いた自伝的ドラマなどを描く映画の場合、全編モノクロで描かれることがあるのも基本的には同じ理由からであろう。過去とは色のない、灰色でくすんだ世界というイメージと結びつきやすく、そこからさらに寒々とした世界、荒涼とした世界、闇の多い不気味さ、不安感などにつながってゆく。後半の諸要素(寒々とした世界、荒涼とした世界、闇の多い不気味さ、不安感)を強調しているのはハード・ボイルドやフィルム・ノワールである。ノワール→黒→闇→犯罪・陰謀という連想。実際ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」(2019)のモノクロ版を観た時、カラー版よりぐっとノワール的要素が押し出されていると感じた。結末があんな感じだったかと驚いた。ラストの惨劇は赤い鮮血が強調されるより、どす黒い怒りと悪意の塊が噴き出す感じがモノクロで強調されている。大雨で半地下がある家の一帯が水に浸かっているシーンは古いニュース映像を観ている感じがする。カラー版よりもモノクロ版の方が先に完成していたというのも何となくわかる気がした。その手法をやや違った形で活用したのがドイツ表現主義やその手法を取り入れた映画だ。こちらは光と影の対比、特に闇や影の不気味さが強調されている。さらには、カラーとモノクロの対比は生者の世界と死者の世界の対比にも使われる。人が希望を失った時、世界は色を失う。

 

 カラーとモノクロの対比を意図的に強調したのがパート・カラーである。現実の世界と幻想の中で見る天国をカラーとモノクロで描き分けた「天国への階段」(1946)がその典型だが、「ベルリン・天使の詩」(1987)、「カラー・オブ・ハート」(1998)、「ラン・ローラ・ラン」(1998)、「シン・シティ」など他にも結構ある。「天国と地獄」(1963)や「シンドラーのリスト」(1993)、「あの娘と自転車に乗って」(1998)のようにワンポイントでカラー画面を用いるのも効果的である。




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 このように白黒映画と言っても、白よりも黒あるいは灰色のイメージが強いのは否めない。つまりそこは鮮やかな色彩がない世界なのである。だから犯罪と暴力、闇の中でうごめくハード・ボイルドな男の美学、ダークで渋い大人の世界、怪奇性、そこから生まれる不安や焦燥、閉塞感、不条理感を描くのにモノクロの映像は効果的なのである。そう考えると、「ディメンシャ13」、「エレファント・マン」、「ライトハウス」などがモノクロで撮られたのも納得がゆく。

 

 モノクロ画面の効果や効能は上で述べた以外にももちろんある。例えば「せかいのおきく」がモノクロで撮られたのは過去の時代を描いているからということもあるだろうが、もう一つ生々しさを抑えるという狙いもあるだろう。これは必ずしもマイナス思考ではない。一気に話は映画から絵画に飛ぶが、ピカソの「ゲルニカ」も白黒で描かれている。その分生々しさは抑えられており、原爆画のような血なまぐささはないし、パッと見たところ悲惨さやむごさをさほど感じない。ピカソはむしろ白黒にすることによって、真っ赤な血の色を強調するのではなく、表面的な悲惨さではなく魂の声、声なき叫びを描いたと言えよう(鬼気迫る原爆画の価値が低いと言いたいのではなく、ピカソは全く別のアプローチを試みて成功していると言いたいだけだ)。悲惨さを生理的に伝えるのではなく、頭だけで理解するのでもなく、もっと象徴的に、感覚にしみこませる試みだと理解すべきだ。

 

 絵画にふれたついでに、ラファエル前派のオーブリー・ビアズリー(1872-98)の作品にも触れておこう。『サロメ』などに代表される彼独特の挿絵は、大胆な白と黒のコントラストによる奇抜な構成という魅力を持っている。彼の挿絵は、ほとんどが「ライン・ブロック」と呼ばれる印刷法によっている。この技法は、写真を使っているので正確に原画を再現することが出来るが、その代わり白と黒の対比だけで、微妙な中間色や濃淡を表すことは出来ない。ビアズリーはこの印刷法の特質を充分に心得ていて、思い切った白と黒のコントラストによる構成を実現して見せている。『サロメ』の挿絵や『イエロー・ブック』の作品になると、この白と黒の対比に加えて白地の部分を思い切って大きくして、流麗な描線の魅力を強調するという傾向が見られる。余計な部分をいっさい切り捨てて、ほんのわずかの的確な線だけを生かすというやり方を用いたのである。

 

 話を絵から映画に戻そう。ビアズリーを取り上げたために白と黒の対比が強調されてしまったが(この効果は確かにあるわけで、例えばビートルズの「ウィズ・ザ・ビートルズ」のジャケット写真で使われたハーフ・シャドウの効果を思い浮かべればいい)、映画の場合画面の大部分を占めるのは真っ白や真っ黒な部分ではなく、その間にある灰色の様々なグラデーションである。モノクロ映画は世界を光と影に還元することだという指摘は、光と影(陰影)の持つ様々なイメージや比ゆ的意味合いを強調することになりその意味で有意義ではあるが、完全に白と黒だけに還元してしまうわけではない。むしろ世界から色彩を取り去るという表現の方がより正確だろう。色がなくなることで、色に頼っていた表現をコントラストだけで表現することになるわけなので、ここで先ほどピカソの「ゲルニカ」で示したような別な要素や工夫を盛り込むことが必要になってくる。つまり、世界から色を奪うことはそれ自体「異化」効果を持っており、色がない分それ以外の要素、人物造形(例えば、顔に斜めから光を当てれば影ができて表情に深みが増す)やサスペンスフルなストーリー展開、フィクション性の強調、コントラストを強めてシルエットを浮かび上がらせる効果、等々を意識させることにつながる。日没前後の美しい夕焼けが見られるマジック・アワーの後に続く蒼い時(逢魔が時)。明るい昼間とは全く違う色のないあの独特の時間帯が持つ不思議な魅力。モノクロ映画にはそれと同じような効果がありはしないだろうか。世界が色を失う時、われわれは新しい世界に足を踏み入れる。

 

 グレーのグラデーションを活かした作品として韓国映画「茲山魚譜 チャサンオボ」(2021)を取り上げておきたい。全編モノクロームの韓国時代劇だが、ここでは水墨画のような効果が実に効果的だ。韓国には文字通り水墨画の世界を描いた「酔画仙」(2002)というカラー映画もある。墨といっても黒以外の色も用いるが、やはり黒墨を中心としてシンプルな線と構図と墨の濃淡で表現する画である。ただワンポイントで色を入れることもあるのでカラー映画にしたのだと思われるが、カラーの色調は寒々とした寒村や海岸の風景などあえて色彩を抑えたダークな色調にしている。同じ水墨画の世界でも「線は、僕を描く」(2022、日本)とは全体の色合いがだいぶ違う。

 

 最後に、白黒が主流だったフィルム映画時代のモノクロ画面の美しさについて触れておきたい。「オズの魔法使」(1939)や「風と共に去りぬ」、もう少し時代は下がるがイギリスの「黒水仙」(1946)や「赤い靴」(1950)の鮮烈なカラー映像は非常に魅力的だった。しかし白黒画面に不満を感じていたわけではない。白黒画面の美しさに初めて感銘を受けたのは「シベールの日曜日」(1962)を観た時だった。アンリ・ドカエが映し出した白黒画面の冴え冴えとした美しさに背筋がゾクゾクしたものだ。寒々しさを内に含みながらも冴え冴えとした美しさ保つあの映像美は、おそらくカラーでは出せなかっただろう。フィルム時代の白黒映画の肌触りは、デジタル時代のモノクロ映画とはやはり違う。おそらく同じことは写真にも言えるだろう。ロバート・キャパの写真集『ロバート・キャパ スペイン内戦』(岩波書店、2000年)の鮮烈な画像はデジカメでは恐らく撮れないのではないか。際立つ歴史的リアリティ。モデルでもなく俳優でもない人たちの表情の美しさ。普通のスナップ写真とは全く違うただならぬ存在感を持って立ち現れる名もない人々。あの写真集をカラーで見たいとは思わない。同じことはフィルム時代の白黒映画にも感じる。この原稿を書くために49年ぶりにジャンヌ・ダルク裁判を描いたカール・テオドール・ドライエル監督の名作「裁かるゝジャンヌ」(1928)を観直した。全編これ人間の顔のオンパレードといった作品。それでいて最後まで圧倒的迫力で観る者に迫ってくる。物語の展開以上に人間の顔の個性的造形が雄弁に語りかけてくる(サイレント映画で字幕も多くはない)。審問官たちの特異な顔立ちや表情は陰影が際立つ白黒フィルムだからこそ引き出せたのだ。




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2024年5月 1日 (水)

クルド人と映画

 最近クルド人に対するいわれのない中傷や嫌がらせが日本国内で広まっているという記事が2回ほど朝日新聞に載った。ネット社会で誹謗中傷が跋扈していることには今さら驚かない。そういった中傷や嫌がらせは誤解や偏見に基づいている。非難している当の人々をよく知らないがゆえに簡単に偏見や嫌悪感が醸成されてしまう。そういう状況をただ憂いていても何も変わらない。自分にやれることをやるしかない。ということで、クルド人を描いた映画、クルド人監督が作った映画を紹介したい。

 日本人にとって身近でかつ動画配信などで比較的観やすいものとして「マイスモールランド」(2022、川和田恵真監督)という日本映画をまず挙げたい。主人公のサーリャは日本に住むクルド人難民の娘。すでに何年も日本に住んでいるが、ある日難民申請が不認定となり、サーリャの父親の抗議にもかかわらず在留カードは無効だと冷たくあしらわれる。今後は仮放免扱いになり、働くことも、(許可なしには)住んでいる都道府県から出ることもできない。

 舞台が日本なので理解しやすいが、しかし主人公がクルド人でなければならない必然性はない。別の国からの移民を主人公にしても大きな違いはないだろう。むしろ「マイスモールランド」は、収監されたまま亡くなったウィシュマさんの問題などをきっかけに見直しを迫られている日本の入管問題や在留外国人に対する非人道的扱いという重要なテーマを扱った作品群、「やさしい猫」(2023、TVドラマ)や「海辺の彼女たち」(2020、日本・ベトナム)などの作品系列に属していると考えるべきだろう。



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 クルド人についてより深く理解するためには、トルコやイランなどで実際に暮らしているクルド人たちの生活や差別などをリアルに描いた作品を観る必要がある。クルド人はトルコ、イラン、イラク、シリアなどにまたがって暮らしている「国を持たない最大の民族」である。しかもクルド人が住んでいるのはどこの国であれ山奥や荒れ果てた不毛の地で、住んでいる国からは迫害を受けている。しかし日本ではその存在はほとんど知られていない。参考文献として山口昭彦著『クルド人を知るための55章』(2019年、明石書店)を挙げておきたい。ただし買っただけでまだ読んでいないので、ここでは書名を挙げるだけにとどめたい。

 僕がクルド人の存在を知ったのは1985年にユルマズ・ギュネイ監督の「路(みち)」(1982、トルコ・スイス)を観た時である。1982年のカンヌ映画祭でアメリカの「ミッシング」とグランプリを分け合ったトルコ映画の名作である。「路」は拘置所から仮出所を許された囚人たちの、拘置所以上に過酷で悲惨な運命を描く。暗然とするほど因習的で過酷なクルド人の生活がリアルに映し出されてゆく。重苦しく、悲痛な作品だが、観る者の胸を揺さぶらずにはおかない。この映画を観た時、中国映画「芙蓉鎮」(1987)を観た時と同じくらい強烈な衝撃を受けた。

 ユルマズ・ギュネイはトルコに住むクルド人だが、100本以上の映画に出演した国民的スターであり、監督でもある。彼は政治犯として何度も投獄された。代表作とされる「路」や岩波ホールで上映された「敵」(1979)と「群れ」(1978)は彼が獄中にいた間に、獄中から指揮して代理監督に撮らせたものである。仮出獄したときにロケハンし、獄中を訪れる代理監督や俳優たちと細部の打ち合わせをしたという。この辺の事情は西独製の記録映画「獄中のギュネイ」(1979)で詳しく描かれている。

 「路」のヒットを受けて、渋谷のユーロスペース(まだ円山町に移転する前で、北口の高速下にあった)で「エレジー」(1971)、「希望」(1970)、「獄中のギュネイ」が公開された。いずれも優れた作品だった。ユーロスペースでは日本で最初に公開されたトルコ映画「ハッカリの季節」(1983 、エルデン・キラル監督)も観た。高度3000メートルにある小さなクルド人の村と小学校が舞台。雪に覆われた何もない世界と独特の生活風習には心底驚いたものだ(フェリット・エドギュの原作本は晶文社から『最後の授業』というタイトルで翻訳が出ている)。他にハンダン・イペクチ監督の「少女ヘジャル」(2001、トルコ・ギリシャ・ハンガリー)もすぐれた作品なので名前を挙げておきたい。



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 イランにもクルド人を描いた作品がある。有名なのはバフマン・ゴバディ監督の作品。彼自身ユルマズ・ギュネイと同じクルド人監督で俳優も兼ねる。「酔っぱった馬の時間」(2000)、「わが故郷の歌」(2002)、「亀も空を飛ぶ」(2004、イラン・イラク)はいずれも傑作だ。俳優として出演しているアッバス・キアロスタミ監督の「風が吹くまま」(1999)は、TVディレクターとそのクルーたちがクルド人の山村で行われる珍しい葬儀を取材にゆくという内容である。したがって、これもクルド人映画に含めていいだろう。

 イランに比べるとイラクのクルド人映画は少ない。中東の映画大国イランに比べたらもともとイラクの映画製作数はずっと少ないと思われるので別に意外なことではない。それでもモハメド・アルダラジー監督の「バビロンの陽光」(2010、イラク・イギリス・フランス・他)は見逃せない傑作である。クルド人の年老いた女性が12歳の孫を連れて行方不明となった彼女の息子を探す過酷な旅を描いたロード・ムービー。今まで観た中で一番悲惨なロード・ムービーだが、観終わった後には深い感銘が残る。イランのバフマン・ゴバディ監督が亡命中にトルコで撮った「サイの季節」(2012、イラク・トルコ)も名前を挙げておこう。幻想的な映像を多用したイメージ重視のアート系映画である。



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 これだけ優れた映画が日本で上映されていても、クルド人の存在はほとんど知られていない。よく耳にするようになったのは湾岸戦争やシリアの内戦でISの蛮行が有名になった頃だろう。ISに拉致された後脱走し、女性戦士としてISと戦う女性たちを描いたのが「バハールの涙」(2018、エヴァ・ユッソン監督、フランス・ベルギー・他)である。

 「マイスモールランド」が個人的に感慨深いのは、ついに日本にもクルド人を真摯に描く映画が現れたかという思いがあるからだ(その1年前に日向史有監督の「東京クルド」という作品も作られているが、こちらは未見)。自分たちの国を持たないクルド人には、追われるように国を出ても安住の場所はない。どれほど苦しい道のりを歩めば彼らの国クルディスタン(クルド人居住地域を指す言葉として使われているが、本来はクルド人の国という意味である)にたどり着けるのか。その文脈の中で考えると、1999年制作、イエスィム・ウスタオウル監督のトルコ映画「遥かなるクルディスタン」というタイトルは実に意味深長だ。



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<付記>
 ユルマズ・ギュネイ監督とその作品については「トルコ映画の巨匠ユルマズ・ギュネイ①」「トルコ映画の巨匠ユルマズ・ギュネイ②」を参照してください。なお、今のところ彼の作品はDVDもBDも日本では発売されていません。

 なお、文中で色がついている作品は本ブログでレビューを書いているものです。リンクを張っていますので、クリックすればレビューを読めます。興味があればそちらにも目を通してみてください。

 

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