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カテゴリー「音楽」の記事

2024年1月 1日 (月)

2023年に聴いたCD お気に入り作品一覧

 僕には起きてからまず行うルーティン的行動がある。珈琲を飲みながら新聞を読み、音楽を聴くことだ。だから音楽は基本的にながらで聴いている。音楽だけに集中して聞くことはごく限られた機会にしかない。レコードとCDを合わせて1万枚以上持っているので、毎日1枚ずつ聞いても死ぬまでに聞き終わらないだろう。これからも買い続けるわけだから。
 それはともかく、今回初めて音楽関係の年間ベスト(というより聴いて良いと思った作品一覧)を掲載します。いくつかのジャンルは「ゴブリンのこれがおすすめ」シリーズに入っていますが、ジャズなどどこにも載せていないジャンルがまだたくさんあります。僕は今はやりの音楽を聴くことに重きを置いていないので、最新のものはほとんどありません。CDは基本中古で買うので、最近買ったものでも新しいものとは限りません。毎年この時期には各音楽雑誌の年間ベスト・アルバムをチェックしていますが、新作は中古でもまだ高いので買うのは安い中古版が出回るころ(何年も先)になります。
 長いこと新しく買ったCDのみを聴いていました。しかしそれだけでは買った時に聴いたきりで、後は死蔵することになってしまいます。そこでこの2年くらいは昔買ったものを聞き直すことに力を入れています。そして改めて思うのは、名曲は時代を超えるということ。久しぶりに聞いても、名盤は色あせてはおらずまた感動を新たにする(23年に発売されたCDを5年後に買って聴いても同じことが言えるでしょう)。日々それを実感しています。

 

<日本>
青柳拓次「まわし飲み」
井上陽水「ユナイテッド・カバー」
忌野清志郎「メンフィス」
 〃  「夢助」
植村花菜「手と手」
鬼束ちひろ「インソムニア」
クラムボン「2010」
T字路’s「PIT VIPER BLUES」
中島みゆき「相聞」
原田郁子「銀河」
一青窈「私重奏」
星野源「POP VIRUS」
ポート・オブ・ノーツ「青いアルペジオの歌」
 〃    「ルミナス・ハーロー」
 〃    「ライブ・アット・リキッドルーム」
吉田拓郎「GOLDEN J-POP / THE BEST」

 

<ロック>
アズテック・カメラ「フレストーニア」
アル・クーパー「赤心の歌」
ウィルコ「ザ・ホール・ラヴ」
エリック・クラプトン「ミー&Mr.ジョンソン」
エリック・マーティン「サムホエア・イン・ザ・ミドル」
オールマン・ブラザーズ・バンド「フィルモア・イースト・ライヴ」
カウボーイ・ジャンキーズ「レイ・イット・ダウン」
ガービッジ「ビューティフル・ガービッジ」
キティ・デイジー&ルイス「ザ・サード」
キング・クリムゾン「ポセイドンのめざめ」
CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)「ウィリー・アンド・ザ・プアボーイズ」
CSNY(クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)「4ウェイ・ストリート」
コールドプレイ「静寂の世界」
ザ・クランベリーズ「ロージズ」
ジミ・ヘンドリックス「エレクトリック・レディランド」
ジョン・フォガティ「ジョン・フォガティ」
ジョン・フルシアンテ「ザ・エンピリアン」
ティム・バックリィ「グリーティングス・フロム・LA」
 〃    「ロルカ」
デュエイン・オールマン「アン・アンソロジー」
トラフィック「ミスター・ファンタジー」
ニール・ヤング「ストーリートーン」
 〃   「輝ける10年」
ビル・チャンプリン「メイデイ」
ブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティ&ジュリー・ドリスコール「アントールドテイルズ」
フランク・ザッパ「ホット・ラッツ」
マーヴェリックス「ミュージック・フォ-・オール・オケイジョンズ」
マーク・ノップラー「ゴールデン・ハート」
ミッドレイク「ザ・カレッジ・オブ・アザーズ」
モット・ザ・フープル「ザ・フープル」

 

<シンガー・ソングライター>
アデル「25」
アーニー・ディフランコ「ディレイト」
アリッサ・グラハム「エコー」
アーロ・パークス「コラプスト・イン・ザンビームス」
キャサリン・ハウ「ハリー」
 〃   「サイレント・マザー・ネイチャー」
キャシー・デニス「イントゥ・ザ・スカイライン」
k.d.ラング「ヒムズ・オブ・ザ・49th・パラレル」
ケリ・ノーブル「フィアレス」
ジェニファー・グロス「ザ・ウーマン・イン・ザ・ムーン」
ジミ・ヘンドリックス「バンド・オブ・ジプシーズ」
ジョニ・ミッチェル「クラウズ」
 〃    「バラにおくる」
ショーン・コルヴィン「ア・フュー・スモール・リペアーズ」
スティーヴ・グッドマン「スティーヴ・グッドマン」
ダー・ウィリアムズ「ザ・グリーン・ワールド」
ダミアン・ライス「O(オー)」
タル・バックマン「タル・バックマン」
テイラー・スウィフト「エヴァーモア」
 〃    「スピーク・ナウ」
ニュートン・フォークナー「ハンド・ビルト・バイ・ロボッツ」
ネリー・ファータド「フォークロア」
パオロ・ヌティーニ「サニー・サイド・アップ」
パティ・ロスバーグ「1と9のあいだに」
バーバラ・リンチ「グッドバイ&グッドラック」
ブルース・コバーン「矢」
ヘザー・ノヴァ「オイスター」
ロッド・テイラー「ロッド・テイラー」
ローラ・アラン「ローラ・アラン」

 

<女性ヴォーカル>
アリソン・デイヴィッド「ドリーミング」
ジュリア・フォーダム「イースト・ウェスト 風の道標」
ダナ・グローヴァー「テスティモニ」
パトリシア・カース「ダン・マ・シェール」
バーバラ・ディクソン「アフター・ダーク」
 〃    「チェインジング・タイムズ」
 〃    「フォー・ザ・レコード」
 〃    「フル・サークル」
ベット・ミドラー「イッツ・ザ・ガールズ」

 

<カントリー系>
エミルー・ハリス「オール・インテンディッド・トゥ・ビー」
 〃   「レッド・ダート・ガール」
エミルー・ハリス&ロドニー・クロウェル「オールド・イェロー・ムーン」
ヂクシー・チックス「フライ」
トリーシャ・イヤウッド「ソングブック」
 〃     「リアル・ライブ・ウーマン」
リアン・ライムズ「ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ」
 〃    「リアン・ライムズ」
ロレッタ・リン「コール・マイナーズ・ドーター」

 

<フォーク、フォーク・ロック>
インディゴ・ガールズ「シェイミング・オブ・ザ・サン」
ケイト・ラスビー&キャサリン・ロバーツ「ケイト6キャサリン」
ナンシー・グリフィス「遠い声」
バーバラ・ディクソン「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」
PPM「ピーター、ポール&マリー アルバムⅦ」
フォザリンゲイ「フォザリンゲイ」
フォザリンゲイ「フォザリンゲイ+7」

 

<ソウル、R&B、ブラック系>
エルヴィス・コステロ&アラン・トゥーサン「ザ・リバー・イン・リヴァース」
グラディス・ナイト&ピップス「スタンディング・オベイション」
〃      「さよならは悲しい言葉~忘れじの人(2in1)」
スティーヴィー・ワンダー「インナービジョンズ」
ソロモン・バーク「ナッシングス・インパシブル」
ダイアナ・キング「タファー・ザン・ラヴ」
ダン・ペン「ドゥ・ライト・マン」
ティナ・ターナー「フォーリン・アフェア」
〃   「プライベート・ダンサー」
デボラ・コックス「ワン・ウィッシュ」
ナタリー・コール「アスク・ア・ウーマン・フー・ノウズ」
 〃   「テイク・ア・ルック」
パフ・ジョンソン「ミラクル」
メイヴィス・ステイプルズ「ザ・ヴォイス」

 

<ブルース、ブルース・ロック>
ザ・ジェフ・ヒーリー・バンド「カヴァー・トゥ・カヴァー」
ジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズ「ウィズ・エリック・クラプトン」
スーザン・テデスキ「バック・トゥ・ザ・リバー」
テデスキ・トラックス・バンド「メイド・アップ・マインド」
バディ・ガイ「アイ・ワズ・ウォ-キング・スルー・ザ・ウッド」
バターフィールド・ブルース・バンド「イースト・ウエスト」
B.B.キング&エリック・クラプトン「ライディング・ウィズ・ザ・キング」
マディ・ウォーターズ「アット・ニューポート」

 

<ジャズ・フュージョン>
アーマッド・ジャマル「バット・ノット・フォー・ミー」
アントニオ・サンチェス「ライヴ・イン・ニューヨーク・アット・ジャズ・スタンダード」
インギ・ビャルニ・トリオ「フンドュル」
ヴィンス・メンドーサ「ナイツ・オン・アース」
エディ・ヒギンス・トリオ「魅せられた心」
エリック・アレキサンダー「チム・チム・チェリー」
大西順子「ビレッジ・バンガードの大西順子」
カラブリア・フォーティ「恋に過ごせし宵」
キース・ジャレット「残氓」
〃    「リオ」
クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ「イン・コンサート~コンプリート・バージョン」
ケイティ・ジョージ「ポートレイト・オブ・ケイティ・ジョージ」
ケニー・ドーハム「カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム」
〃   「ケニー・ドーハム&ジャズフェッツ」
コンスタンチン・イオネンコ「ディープ・イマージョン」
ジェイミー・カラム「キャッチング・テイルズ」
ジョン・コルトレーン「インプレッションズ」
ジョン・マクラフラン、チック・コリア「ファイブ・ピース・バンド・ライブ」
ズート・シムズ「オン・デュクレテ・トムソン」
ソニー・クラーク・トリオ「ソニー・クラーク・トリオ」
ソフィー・ミルマン「ソフィー・ミルマン」
ダラー・ブランド「アフリカン・ピアノ」
チャーリー・ヘイデン&ブラッド・メルドー「ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ」
ディー・ディー・ブリッジウォーター「ライヴ・イン・パリ」
デヴィッド・サンボーン「オンリー・エヴリシング」
デヴィッド・マシューズ・トリオ「ワルツ・フォー・デビー」
テテ・モントリュー「ソロ・ピアノ」
テディ・ウィルソン「ミスター・ウィルソン」
寺久保エレナ「ブルキナ」
テリ・リン・キャリントン「リアル・ライフ・ストーリー」
ドド・ママローサ「ドドズ・バック!」
ドナルド・バード「オフ・トゥ・ザ・レイシズ」
ドン・ランディ・トリオ「枯葉」
ニューヨーク・トリオ「ラブ・ユー・マッドリィ」
ビル・エヴァンス「枯葉」
 〃   「ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング」
矢野沙織「ビバップ・アット・ザ・サヴォイ」
リー・モーガン「インディード!」
 〃   「キャンディ」
ワンス・ブルー「ワンス・ブルー」

 

<アイリッシュ、ケルト系>
ディ・ダナン「ボールルーム」
バーバラ・ディクソン「タイム&タイド」

 

<ポップ・ミュージック>
スウィング・アウト・シスター「シェイプス&パターンズ」
トニー・ベネット&レディ・ガガ「チーク・トゥ・チーク」

 

<ヨーロッパ・北欧>
ア・バード・ザット・ウイッスルズ「ソングズ・オブ・ジョニ・ミッチェル」
マドレデウス「海と旋律」

 

<ワールド・ミュージック>
ユッスー・ンドゥール「プッシング・イン・ヴェイン」

 

<コンピレーション>
VA「リリス・フェア~女神たちの競演」

 

2023年1月 1日 (日)

2022年に聴いたCD お気に入り作品一覧

 このリストには新しく買ったものばかりではなく、以前買ったものだが最近聞き直したものも当然含まれています。「新しく買った」といっても中古が中心なので、最新のものはほとんどありません。僕には今はやっている最先端のものを聞くという習慣がありません。とにかく安く買うことにだけこだわっているので、どうしても中古品が多くなります。ただし洋楽の場合は安い輸入盤を買うという選択肢があるので、比較的新しいものも含まれます。大ヒットしたとかグラミー賞を受賞したとかはどうでもいい。ただ自分の好きなものを安く買う(欲しいものでも値段が高ければ安い中古か廉価版が出るまで何年でも待ち続ける)、ひたすらそれに徹しています。

 

<日本>
aCae(大碕正徳)「THEME Ⅰ」
おおたか静流「リターン」
小田和正「どーも」
鬼束ちひろ「剣と楓」
奇妙礼太郎「GOLDEN TIME」
スピッツ「とげまる」
セツメロウズ「ブロウ」
曽我部恵一バンド「曽我部恵一バンド」
didoフィーチャリングおおたか静流「パジーナ」
ハナレグミ「what are you looking for」
平井堅「ジャパニーズ・シンガー」
森山良子「すべてが歌になっていた」
山崎まさよし「トランジット・タイム」
吉田拓郎「午後の天気」
  〃  「青春の詩」
吉野千代乃「ジャーニー・トゥ・ラブ」

 

<ロック>
アザー・ライヴス「テイマー・アニマルズ」
キーン「ストレンジ・ランド」
CSNY(クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)「デジャ・ヴ」
コールドプレイ「X&Y」
ザ・スミス「ザ・クイーン・イズ・デッド」
ザ・フー「マイ・ジェネレーション デラックス・エディション」
ジュリー・ドリスコール&ブライアン・オーガー&ザ・トリニティ「ストリートノイズ」
スティング「ブランド・ニュー・デイ」
スピーチ「スピリチュアル・ピープル」
スピン・ドクターズ「ターン・イット・アップサイド・ダウン」
ニール・ヤング「アメリカーナ」
ピーター・ウルフ「フールズ・パレード」
ビルト・トゥ・スピル「キープ・イット・ライク・ア・シークレット」
ブライアン・オーガーズ・オブリビオン・エクスプレス「ザ・ベスト・オブ」
ブルース・スプリングスティーン「明日なき暴走」
ボビー・ロング「オード・トゥ・シンキング」
ポール・ウェラー「ステージ 150」
マーシーミー「アイ・キャン・オンリー・イマジン~ザ・ベリー・ベスト」
マニック・ストリート・プリーチャーズ「ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ」
メラニー「傷ついた小鳥/メラニー・ベスト・ヒット21」
U2「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」
ライフハウス「ノー・ネイム・フェイス」
ロビー・ウィリアムズ「インテンシヴ・ケア」
ロッド・スチュワート「ザ・パーフェクト・コレクション」

 

<シンガー・ソングライター>
アイアン・アンド・ワイン&ベン・ブライドウェル「シング・イントゥ・マイ・マウス」
アクセル・レッド「Sans Plus Attendre」
アリシア・キーズ「ジ・エレメント・オブ・フリーダム」
ヴァン・モリソン「アヴァロン・サンセット」
エド・シーラン「イコールズ」
エミリー・グラント「Age to Age」
カーラ・ボノフ「ささやく夜」
クリスティーナ・トレイン「クリスティーナ・トレイン」
グレイヴンハースト「フラッシュライト・シーズンズ」
k.d.ラング「シング・イット・ラウド」
コールドプレイ「X&Y」
ジョン・ハイアット「リトル・ヘッド」
スコット・マシュー「ギャラントリーズ・フェイヴァリット・サン」
ダイド「ノー・エンジェル」
デヴェンドラ・バンハート「ザ・ブラック・ベイビーズ」
ティム・バックリー「モーニング・グローリー:アンソロジー」
ナタリー・ダンカン「デヴィル・イン・ミー」
ナンシー・グリフィス「針のない時計」
ピンク「ミスアンダーストゥッド」
フィービー・ブリッジャーズ「ストレンジャー・イン・ジ・アルプス」
フィリップ・セルウェイ「ファミリアル」
フィリップ・フィリップス「フィリップ・フィリップス」
     〃      「ザ・ワールド・フロム・ザ・サイド・オブ・ザ・ムーン」
ベス・オートン「トレイラー・パーク」
ベス・ニールセン・チャップマン「グレイテスト・ヒッツ」
ボビー・ロング「オード・トゥ・シンキング」
ボブ・ディラン「ラブ・アンド・セフト」
ポール・ウェラー「ステージ150」
メラニー「傷ついた小鳥/メラニー・ベスト・ヒット 21」
ラナ・デル・レイ「ウルトラヴァイオレンス」
    〃   「ケムトレイルズ・オーヴァー・ザ・カントリー・クラブ」
    〃   「ブルー・バニスターズ」
ルーファス・ウェインライト「オール・デイズ・アー・ナイツ:ソングズ・フォー・ルル」
ロン・セクスミス「ロング・プレイヤー、レイト・ブルーマー」

 

<女性ヴォーカル>
アデル「30」

 

<ポップ・ミュージック>
カーペンターズ「22ヒッツ・オブ・ザ・カーペターズ」

 

<カントリー系>
アリソン・クラウス&ユニオン・ステイション「ペイパー・エアプレイン」
ディキシー・チックス「フライ」
リーバ・マッキンタイア「スターティング・オーヴァー」

 

<フォーク>
VA「101 ベスト・オブ・フォーク・ミュージック(4枚組)」

 

<ソウル、R&B、ブラック系>
アリシア・キーズ「ジ・エレメント・オブ・フリーダム」
R・ケリー「チョコレート・ファクトリー」
ウィル・スミス「ボーン・トゥ・レイン」
ウェンディ・モートン「愛がかわるとき」
クリセット・ミッシェル「エピファニー」
カーリーン・アンダーソン「トゥルー・スピリット」
クレアリー・ブラウン&ザ・バンギング・ラケッツ「ベイビー・コート・ザ・バス」
ジョス・ストーン「ウォーター・フォー・ユア・ソウル」
スピーチ「スピリチャル・ピープル」
VA「afrodisiac」

 

<ブルース、ブルース・ロック>
マディ・ウォ-ターズ「ウッドストック・アルバム」

 

<ブリティッシュ・モダン・トラッド系>
フェアポート・コンヴェンション「アンハーフブリッキング」

 

<アイリッシュ、ケルト系>
セツメロウズ「ブロウ」

 

<ジャズ>
akiko「黒い瞳」
アート・ブレイキー「カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ vol.1」
イリアーヌ・イリアス「ライト・マイ・ファイアー」
エディ・ヒギンズ・トリオ「イフ・ドリームズ・カム・トゥルー」
エルダー「ヴァーチュー」
大坂昌彦「ファンキー7」
キース・ジャレット「イエスタデイズ~東京2001」
     〃    「テスタメント」
グラント・スチュワート「モア・アーバン・トーンズ」
ケニー・バレル「ブルー・ライツ vol.1」
ジャッキー・マクリーン「スイング・スワング・スインギン」
ジャッキー・マクリーン&デクスター・ゴードン「ザ・ミーティング+1」ふ
スチュイ・フォン・ワッテンヴィル・トリオ「ライブ・アット・マリアンズ」
ソニー・ロリンズ「ジャズ・コロッサス」
     〃   「ロード・ショーズ vol.2」
ソフィー・ミルマン「テイク・ラヴ・イージー」
チャーリー・ヘイデン&パット・メセニー「ミズーリの空高く」
デクスター・ゴードン「アワ・マン・イン・パリ」
      〃    「ゲッティング・アラウンド」
      〃    「ゴー」
寺久保エレナ「ニューヨーク・アティテュード」
トゥーツ・シールマンス「トゥーツ90」
ファブリツィオ・ボッソ・ニュー・プロジェクト「ブラック・スピリット」
フレディ・レッド「シェイズ・オブ・レッド」
マイルス&モンク「アット・ニューポート」
マーカス・ミラー「ルネッサンス」
マデリン・ペルー「ケアレス・ラヴ」
三輪洋子「ソングズ・オブ・ジョイ」
山中千尋「ブラヴォーグ」
ロベルト・フォンセカ「アコカン」
VA「ブルーノート・セブンDX」

 

<ヨーロッパ>
ラウラ・パウジーニ「フロム・ジ・インサイド」

 

2022年10月 7日 (金)

ゴブリンのこれがおすすめ 68 カントリー・ミュージック

 今年(2022年) の10月4日にカントリー歌手のロレッタ・リンが亡くなったとの報道があった。ご冥福を祈ります。ロレッタ・リンと言えば、映画ファンなら名作「歌え!ロレッタ愛のために」(1980)を思い浮かべるだろう。シシー・スペイセクがロレッタ・リンを演じ、忘れがたい名演を残した。僕はこれが彼女の最高傑作だと思っている。彼女の夫役を演じた若いころのトミー・リー・ジョーンズの溌溂とした演技も出色だった。

 

 ただ、正直ロレッタ・リンや彼女が憧れたパッツィ・クラインの世代(他にはたとえばパティ・ペイジ、ドリー・パートン、リン・アンダーソンなど)のカントリー&ウエスタンはあまり好きではない。僕が好きなのはもっとずっと後の世代、インディゴ・ガールズ、ディキシー・チックス、トリーシャ・イヤウッド、リアン・ライムス、アリソン・クラウスなどのモダン・カントリーだ。このあたりの世代になるとかつてのカントリー&ウエスタンの野暮ったいイメージはほとんどない。

 

 そうはいっても昔のカントリー界にも素晴らしい歌手がたくさんいた。ウィリー・ネルソン、ウェイロン・ジェニングスなどの渋さは年代物の名酒を飲むような深い芳醇な味わいがあるし、女性では何と言ってもエミルー・ハリスが素晴らしい。

 

 日本ではあまりなじみのない音楽ジャンルだが、この機会にぜひカントリー・ミュージックの魅力に触れていただきたい。雑誌では「レコードコレクターズ」の増刊号「カントリー・ミュージック」(2020年1月1日発行)がおすすめ。この手の雑誌は出た時すぐ買っておくことが肝心だ。アマゾンで調べてみたが今なら中古で手に入る。

 

 

【おすすめのカントリー/ブルーグラス/ロカビリー/カントリー・ロック】  
アリソン・クラウス「フォーゲット・アバウト・イット」
    〃    「ロンリー・ランズ・ボース・ウェイズ」
アリソン・クラウス+ユニオン・ステイション「ペイパー・エアプレーン」
           〃           「ライヴ」
アン・マレー「ディス・ウェイ・イズ・マイ・ウェイ」
インディゴ・ガールズ「ライブ」
     〃     「ストレンジ・ファイア」
     〃     「インディゴ・ガールズ」
     〃     「4.5」
     〃     「パワー・オブ・トゥー」
     〃     「1200カーフューズ」
     〃     「ノーマッズ・インディアンズ・セインツ」
     〃     「ライツ・オブ・パッセージ」
ウィリー・ネルソン「スターダスト」
    〃     「トゥ・オール・ザ・ガールズ」
ウィルコ「ビーイング・ゼア」
ウェイロン・ジェニングス「ホンキー・トンク・ヒーローズ」
エミルー・ハリス「ブルー・ケンタッキー・ガール」
     〃   「レッド・ダート・ガール」
エミルー・ハリス&ロドニー・クロウェル「オールド・イエロー・ムーン」
          〃          「ザ・トラヴェリング・カインド」
エリン・オドネル「ア・スクラップブック・オブ・ソーツ」
ガース・ブルックス「ノー・フェンセス」
カール・パーキンス「イントロデューシング・カール・パーキンス・トリオ」
グラム・パーソンズ「GP」
     〃    「グリーヴァス・エンジェル」
コートニー・マリー・アンドリューズ「オールド・フラワーズ」
ザ・バーズ「ロデオの恋人」
ザ・フレイ「スカーズ&ストーリーズ」
シェリル・クロウ「カモン・カモン」
    〃    「ディトアーズ」
    〃    「ワイルドフラワー」
シャナイア・トゥエイン「アップ」
ディキシー・チックス「ワイド・オープン・スペイセズ」
     〃     「テイキング・ザ・ロング・ウェイ」
     〃     「ライブ」
     〃     「ホーム」
テイラー・スウィフト「レッド」
トリーシャ・イヤウッド「エヴリバディ・ノウズ」
     〃     「ソングブック」
     〃     「リアル・ライブ・ウーマン」
トレイシー・ネルソン「トレイシー・ネルソン・カントリー」
ナンシー・グリフィス「ワンス・イン・ア・ヴェリー・ブルームーン」
ニーコ・ケイス「ファーニス・ルーム・ララバイ」
ニッティ・グリッティ・ダート・バンド「アンクル・チャーリーと愛犬テディ」
ノッティング・ヒルビリーズ「ミッシング」
フェイス・ヒル「フェイス」
ベラ・フレック&アビゲイル・ウォッシュバーン「ベラ・フレック&アビゲイル・ウォッシュバーン」
リアノン・ギデンズ「フリーダム・ハイウェイ」
    〃    「トゥマロウ・イズ・マイ・ターン」
リアン・ライムス「アイ・ニード・ユー」
     〃   「リアン・ライムス」
     〃   「ブルー」
     〃   「シッティング・オン・トップ・オブ・ザ・ワールド」
     〃   「トゥイステッド・エンジェル」
     〃   「グレイテスト・ヒッツ」
     〃   「ディス・ウーマン」
     〃   「ファミリー」
リー・アン・ウーマック「アイ・ホープ・ユー・ダンス」
リトル・ウィリーズ「フォー・ザ・グッド・タイムズ」
リーバ・マッキンタイア「リード・マイ・マインド」
ロザンヌ・キャッシュ「キングズ・レコード・ショップ」
     〃    「ザ・リヴァー&ザ・スレッド」
     〃    「ザ・リスト」
ロッド・スチュワート「アンプラグド」
ロバート・プラント&アリソン・クラウス「レイジング・サンド」
ロレッタ・リン「ヴァン・リア・ローズ」
ワイノナ・ジャッド「ニュー・デイ・ドーニング」
VA「リズム、カントリー・アンド・ブルース」

 

2022年9月16日 (金)

私家版 Who’s Who その4 エイミー・グラント

【エイミー・グラント】Amy Grant、1960年、アメリカジョージア州生まれ

 

 先日「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐうた」という映画を観た。ジャンルとしては音楽映画に属する映画で、映画のタイトルにもなっている「アイ・キャン・オンリー・イマジン」は史上最も売れたクリチャン・ソングである。マーシーミーというグループの代表作だが、映画はマーシーミーのリーダー的存在であるバート・ミラードの半生を描いたもの。したがって伝記映画のジャンルにも入る作品だ。映画の中ではほかにジェフ・バックリィの「ハレルヤ」(教会の聖歌隊が歌っている)や有名な「アメイジング・グレイス」などが流れる。しかし今回取り上げるのはその映画の中で重要な役割を果たしている実在の歌手エイミー・グラントである。


 そもそもバートがクリチャン・ソングに関心を持ったきっかけは、恋人のシャノンがこれを聞いてほしいと渡したエイミー・グラントのカセットテープである。以来エイミー・グラントはバートのあこがれの存在となる。バンド活動を続けるうちにバートはエイミー・グラントと直接会う機会を得て感動する。彼女も彼の才能を認め、直接彼女から電話がかかってきたりする。ついには映画のタイトルにもなった「アイ・キャン・オンリー・イマジン」という曲をエイミー・グラントに歌ってもらうことになる。しかし、歌う直前エイミー・グラントが思い直して、この曲を作曲したバートをステージに上げ、彼に歌わせることになる。


 映画の出来も悪くないが、僕が一番感動したのは、エイミー・グラントが重要な存在として描かれていることである。エイミー・グラントは僕の大好きなミュージシャンの一人で、「ゴブリンのこれがおすすめ 47 シンガー・ソングライター(外国編)」でも名前を挙げている。映画には本人が出演しているのかと思ったが、実際に演じていたのはニコール・デュポートという女優さんだった。エイミー・グラントはCDのジャケットなど写真でしか観たことはないが、なんとなく似ているので本人かと期待していたのだが、違うと分かってちょっとがっかり。

 日本ではあまり知られていないが、アメリカにはクリスチャン・ミュージックというジャンルがある。確かクリスチャン・ミュージック独自のチャートもあったはず。そのジャンルの代表的歌手の一人がエイミー・グラントである。おそらく僕が最初に買った彼女のアルバムは「ビハインド・ザ・アイズ」で、これが名曲ぞろいの傑作だった。特に気に入ったのが「ライク・アイ・ラヴ・ユー」で、これは何度も聞いた。名曲だと思う。「ターン・ディス・ワールド」も良い。それ以後次々に買い集めて今や彼女のCDは10枚を超えてしまった。


 クリスチャン・ミュージック、あるいはコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックというジャンルは定義としてはキリスト教の布教を目的とした音楽ということになるが、エイミー・グラントの場合どうしてこれがクリスチャン・ミュージックなのかと首をひねったくらい宗教臭さがない。実際、自分の感覚としてはシンガー・ソングライターとして聞いている。おそらくほとんど国内版が出ていない初期の数枚のアルバムがこのジャンルに当てはまるので、クリスチャン・ミュージックの枠内で扱われているのではないか。しかし80年代の半ばごろから彼女はかなりポップな曲を歌うようになった。ただ、日本編集のベスト盤「ザ・コレクション」は1986年発売なので初期のアルバムから集められているが、ポップな曲が結構ある。80年代前半を代表する名盤「Age to Age」にも同じことが言える。つまり彼女の曲はデビューしたての頃からすでにポップな要素を持っていたのだ。クリスチャン・ミュージックと言っても、何かゴスペルのようなイメージを持っていたならそれは捨ててもらった方が良い。マーシーミーのベスト盤も買ったが、これを聴くとこちらはジャンルとしてはむしろロックと呼ぶ方がぴったりだと感じる。


 エイミー・グラントは残念ながら日本ではほとんど知られていないが、グラミー賞を10回以上受賞した大歌手である。生まれはジョージア州だが、後にテネシー州のナッシュビルに移住している。しばしばカントリーのチャートにも登場するのはやはりナッシュビルという土地柄の影響もあるだろう。素晴らしい歌手なので、ぜひ一度は聞いてみてほしい。

 

【エイミー・グラント おすすめのアルバム、ベスト6】
「Age to Age」 (1982年)
「自由の歌」Lead Me On (1988年)
「ハート・イン・モーション」Heart in Motion (1991年)
「ビハインド・ザ・アイズ」Behind the Eyes (1997年)
「ロック・オブ・エイジズ ヒムズ&フェイス」Rock of Ages... Hymns and Faith (2005年)
「ビー・スティル・アンド・ノウ」Be Still and Know (2015年)

 

【こちらも要チェック】
「初めての誘惑」 Unguarded (1985年)
「ザ・コレクション」日本編集のベスト版 (1986年)
「ハウス・オブ・ラヴ」 House of Love (1994年)
「レガシー」 Legacy... Hymns and Faith (2002年)
「ハウ・マーシー・ルックス・フロム・ヒア」How Mercy Looks from Here (2013年)

 

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2021年5月10日 (月)

ゴブリンのこれがおすすめ 60 シンガー・ソングライター 国内編

青柳拓次「たであい」
新良幸人+サトウユウ子「浄夜」
RC.サクセション(忌野清志郎)「初期のRC.サクセション」
アンジェラ・アキ「アンサー」
    〃   「ホーム」
家入レオ「LEO」
五輪真弓「少女」
  〃 「恋人よ」
稲葉喜美子「倖せの隣」
井上陽水「心もよう」
  〃 「氷の世界」
  〃 「9.5カラット」
  〃 「センチメンタル」
井上陽水&奥田民生「ダブル・ドライブ」
忌野清志郎「シングズ・ソウル・バラッド」
上田知華とカリョービン「I Will」
      〃    「ゴールデン・ベスト」
植村花菜「いつも笑っていられるように」
宇多田ヒカル「First Love」
EPO「ゴールデン・ベスト」
UA 「ゴールデン・グリーン」
 〃「泥棒」
 〃「ファイン・フェザーズ・メイク・ファイン・バーズ」
 〃「ネフューズ」
大島保克「島時間」
大瀧詠一「ロング・ヴァケーション」
大貫妙子「シニフィエ」
  〃 「ピュア・アコースティック」
  〃 「ブックル・ドレイユ」
  〃 「ライブラリー アンソロジー 1973-2003」
  〃 「ロマンティーク」
奥山みなこ「ワン・バイ・ワン」
小谷美沙子「i」
  〃  「PROFILE」
  〃  「adore」
鬼束ちひろ「インソムニア」
  〃  「This Armor」
  〃  「ジ・アルティメイト・コレクション」
  〃  「LAS VEGAS」
kaco「身じたく」
加藤和彦「ぼくのそばにおいでよ」
川江美奈子「この星の鼓動」
  〃  「時の自画像」
木下美紗都「それからの子供」
木村カエラ「8 EIGHT 8」
  〃  「KAELA」
  〃  「HOCUS POCUS」
清家千晶「トーキョー・エスケープ・ミュージック」
キロロ「長い間~キロロの森」
 〃 「好きな人~キロロの空」
 〃 「キロロのうた」
 〃 「ワンダフル・デイズ」
Cocco「ベスト・裏ベスト・未発表曲」
 〃 「きらきら」
 〃 「ベスト」
小坂忠「コネクテッド」
 〃 「people」
 〃 「ほうろう」
斉藤和義「ベスト/ゴールデン・デリシャス」
 〃 「35ストーンズ」
 〃 「青春ブルース」
 〃 「カラー」
SAKURA「シシラ」
   〃  「ラバー・ライト」
笹川美和「まよいなく」
  〃 「夜明け」
沢田知可子「マチュア・ヴォイス」
椎名林檎「三文ゴシップ」
柴山一幸「君とオンガク」
ジャスミン「イエス」
白鳥英美子「グレース」
  〃  「彩り」
  〃  「アメイジング・グレイス」
  〃  「クロス・マイ・ハート」
スガシカオ「シュガーレス」
杉瀬陽子「音画」
Superfly(越智志帆)「ワイルド・フラワーズ&カバー・ソングズ」
関取花「君によく似た人がいる」
曽我部恵一「おはよう」
  〃  「瞬間と永遠」
  〃  「ブルー」
sowan song「抱きしめたい」
高田渡「ごあいさつ」
滝沢朋恵「私、半分になって」
竹井詩織里「second tune ~世界止めて~」
竹内まりや「スーベニール」
  〃  「ヴァラエティ」
  〃  「クワイエット・ライフ」
  〃  「リコレクション」
橘いずみ「どんなに打ちのめされても」
寺尾沙穂「愛の秘密」
  〃 「御身」
寺岡呼人「ラプソディー」
中川イサト「お茶の時間」
中島みゆき「転生」
  〃  「I Love You 答えてくれ」
  〃  「時代 Time goes around」
  〃  「シングルズ」
  〃  「予感」
中村中「天までとどけ」
中村一義「太陽」
二階堂和美「にじみ」
  〃  「二階堂和美のアルバム」
元ちとせ「ノマド・ソウル」
 〃 「ハナダイロ」
 〃 「オリエント」
  〃 「ハイヌミカゼ」
長谷川健一「凍る炎」
橋本一子「ターンド・パースペクティヴ」
 〃 「ナジャナジャ」
 〃 「ハイ・エキセントリック」
 〃 「ビューティ」
畠山美由紀「歌で逢いましょう」
 〃  「クロニクル」
 〃  「サマー・クラウズ、サマー・レイン」
 〃  「ダイヴィング・イントゥ・ユア・マインド」
 〃  「フラジャイル」
 〃  「リフレクション」
 〃  「レイン・フォールズ」
 〃  「わたしのうた」
浜田真理子「あなたへ」
  〃  「月の記憶」
  〃  「mariko live~月の記憶~2002」
  〃  「MARIKO」
  〃  「ラヴ・ソング」
原田郁子「銀河」
  〃 「ケモノと魔法」
一青窈「月点心」
 〃 「&」
平井堅「ライフ・イズ・・・」
 〃 「フェイキン・ポップ」
平原綾香「フロム・トゥ」
  〃 「オデッセイ」
  〃 「そら」
  〃 「パス・オブ・インディペンデンス」
藤原さくら「グッド・モーニング」
古内東子「ストレンクス」
BONNIE PINK「ヘブンズ・キッチン」
松任谷由実「悲しいほどお天気」
  〃  「ひこうき雲」(荒井由実)
  〃  「ユーミン・ヒストリー」(荒井由実)
  〃  「流線形 ’80」
美雪「フォトランダム」
ものんくる「飛ぶものたち、這うものたち、歌うものたち」
森山良子「あなたへのラブソング」
  〃 「”We shall overcome” を歌った日」
  〃 「カルヴァドスの風」
  〃 「ベスト・コレクション」
  〃 「ザ・ベスト」
矢井田瞳「キャンドライズ」
  〃 「ダイヤモンド」
  〃 「シングル・コレクション」
  〃 「ヒア・トゥデイ・ゴーン・トゥマロウ」
  〃 「I / flancy」
矢野顕子、上原ひろみ「ゲット・トゥゲザー~ライブ・イン・東京」
やもり(森山良子&矢野顕子)「あなたと歌おう」
山下達郎「ポケット・ミュージック」
  〃 「レアリティーズ」
  〃 「アルチザン」
  〃 「JOY」
  〃 「僕の中の少年」
  〃 「ムーングロウ」
  〃 「ソノリテ」
  〃 「コージー」
  〃 「オン・ザ・ストリート・コーナー 2」
山田杏奈「カラフル」
YUI「I LOVED YESTERDAY」
 〃「キャント・バイ・マイ・ラヴ」
又紀仁美「キス・イン・ザ・レイン」
吉田省念「黄金の館」
吉田拓郎「青春の詩」
 〃  「元気です」
 〃  「午前中に・・・」
吉田美奈子「ステイブル」
吉野千代乃「レイン・バラード」
  〃  「ジャーニー・トゥ・ラブ」
VA(奥田民生、鈴木慶一、大貫妙子、宮沢和史、矢野顕子)「ライブ ビューティフル・ソングズ」

 

 かなりの枚数を列挙してはあるが、網羅的というにはまだほど遠い。杏里、稲垣潤一、小椋佳、岡村孝子、辛島美登里、小坂明子、小坂恭子、さだまさし、佐野元春、椎名林檎、髙橋真梨子、松山千春、南こうせつ、山崎ハコ、渡辺真知子など大物が多数ぬけている。評価点を付ける前に買ったものが多く、聞き直す時間的余裕がなかったからだ。あるいはリストに入ってはいるが、同じ理由で主要作品がまだ抜け落ちている人も少なくない。そうそう、レコードで持っている場合も結構あるので(CDを買い足していないものが少なからずある、もちろん洋楽の場合も同様)、聞き直せないものがある。だいぶ処分したが、レコードはまだ数千枚残っている。レコード・プレーヤーもあるが、普段ステレオにつないでいないので、今はほとんど宝の持ち腐れだ。中古で安く買う主義なので、当然新しいシンガーも少ない。まあ、適宜追加してゆけばいいという軽い気持ちで踏み切った。
 面白いことに外国のCDはカタカナ表記のタイトルが多いのに、日本人のCDにはアルファベット表記のタイトルが少なくない。本多勝一の言う植民地意識がまだ抜けないせいなのか、英語表記の方がかっこいいという意識がこの世界では根強い。それでいてフランス語やロシア語、スペイン語などは読めないと思うからかカタカナ表記、または日本語表記にする。中国のCDもそのまま漢字を使うことはない。まあ、そんなことはともかく、ここではアルファベット表記になっているものも極力カタカナ表記にしてあることをお断りしておく。
 なお、ベスト盤などは通常何種類も出ているので、レーベル名や発売年などを明記すべきだが、面倒なのでそのままにしてある。

 

2020年8月 7日 (金)

ピート・ハミルの訃報から思い浮かんだことなど~連想の波紋

 今日の新聞にピート・ハミルの死亡記事が載っていた。彼の存在はだいぶ前から知ってはいたし、気にはなっていたが、彼の著作を読んだことはたぶんなかった。しかし彼の死亡記事で必ず触れられているのは「幸せの黄色いハンカチ」の原作「ゴーイング・ホーム」の作者だったということだ。それから連想が広がった。原作「ゴーイング・ホーム」と山田監督の映画「幸せの黄色いハンカチ」の間にはトニー・オーランドと&ドーンの「幸せの黄色いリボン」があるからだ。この曲を倍賞千恵子が聞いて、それを山田監督に伝えたことが映画版を作るきっかけだったようだ。トニー・オーランドと&ドーンについては「コレクター人生」という記事でも少し触れたが、高校生の時大好きだったグループで、「ノックは3回」は音楽部で良く歌っていた。

 あの頃を思い出すと懐かしい曲が次々に浮かんでくる。60年代の終わりごろから70年代前半によく聞いた曲。上記「コレクター人生」で書いたが、まず当時持っていたレコードを挙げると、ゼーガーとエバンスの「西暦2525年」、カフ・リンクスの「トレイシー」、エジソン・ライトハウスの「恋の炎」、クリスティーの「イエロー・リバー」、CCRの「プラウド・メアリー」、ドーンの「ノックは三回」、ルー・クリスティーの「魔法」、フィフス・ディメンションの「輝く星座」など。アルバム(LP版)で当時もっていたのはアンディ・ウイリアムズ、グレン・ミラー、映画音楽集、PPM(ピータ、ポール&マリー)のライブ盤、シャルル・アズナブールのライブ盤、シャンソン名曲集、カンツォーネ名曲集、それとビートルズの「ヘイ・ジュード」(アメリカ編集版)など。他にコンパクトLP盤で「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラ盤、サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」、ブラザーズ・フォー(「グリーンフィールズ」や「グリーンスリブス」など4曲入り)などがあった。

 さらによく思い出してみるとPPMの「悲惨な戦争」、ポール・マッカートニーの「アナザー・デイ」、レターメンの「ミスター・ロンリー」、それから曲名は忘れたがサンドパイパースのシングル盤もあったはず。また、手元に残っているシングル盤を探してみたら、ブラザーズ・フォーの「七つの水仙」、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」と「夜のストレンジャー」のカップリング版、ブレンダ・リーの「愛の賛歌」と「わが心のサンフランシスコ」のカップリング版が出てきた。こんなものまで持っていたとは!自分でも忘れていた。

 レコードを持ってはいなかったが、当時よく耳にした曲や好きだった曲は他にもたくさんあった。お気に入りのアーティストやバンドも当然たくさんいた。CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)の「雨を見たかい」とGFR(グランド・ファンク・レイルロード)の「ハートブレイカー」、ニール・ヤングの「ハート・オブ・ゴールド」、プロコル・ハルムの「青い影」、スリー・ドッグ・ナイトの「ワン」、「歓びの世界」、「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」、サイモンとガーファンクルの「明日に賭ける橋」、「コンドルは飛んで行く」、ビージーズの「マサチューセッツ」、「ホリデイ」、映画で使われた「メロディ・フェア」と「若葉のころ」、ピンキーとフェラスの「マンチェスターとリヴァプール」、メリー・ホプキンの「悲しき天使」、メラニーの「レイ・ダウン」と「傷ついた小鳥」、ショッキング・ブルー(当時はオランダのバンドだとは知らなかった)の「悲しき鉄道員」と「ヴィーナス」、ホセ・フェリシアーノの「雨のささやき」と「ケ・サラ」、バフィー・セントメリーの「サークル・ゲーム」(映画「いちご白書」の主題歌)と「ソルジャー・ブルー」(騎兵隊によるインディアン虐殺を描いた映画「ソルジャー・ブルー」の主題歌、インディアンの血を引く彼女が歌っていることに意味がある、ちなみに「ソルジャー・ブルー」とは騎兵隊を指す)、P.K.リミテッドの「ゲッティング・ストレート」(「いちご白書」と並ぶ学園闘争映画の代表作「YOU」の主題曲、映画の出来はこちらの方が上だったと思う、そういえば映画に感動してサントラ盤のシングルを買ったはずだ)、マッシュ・マッカーンの「霧の中の二人」、特定の曲名は浮かばないがテン・イヤーズ・アフターも当時有名だった。いやあ切りがない。そうだ、映画の主題歌と言えば、「ドナドナ」で有名なジョーン・バエズがイタリア映画の名作「死刑台のメロディ」の主題歌として歌った「勝利への賛歌」も名曲だった。

 もちろんビートルズ、エルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダー、ロバータ・フラックなどの大物の曲もよく聞いていた。エルヴィス・プレスリーは過去の人だと思っていたが、映画「エルヴィス・オン・ステージ」(1970年)を観てから関心を持つようになった。更に映画関連でいえば、「明日に向かって撃て」の挿入歌「雨にぬれても」も当時よく耳にした。B.J.トーマスの代表曲だが、作曲はバート・バカラック。当時のバカラックは日の出の勢い。「小さな願い」や「サン・ホセへの道」など有名曲がずらり。いろんな人が彼の曲を歌っていた。そういえば、バカラックの曲を集めたLPも持っていたような気がする。あの頃は毎日のように何かしら彼の曲が流れていた。

 ダイアナ・ロスとシュープリームスをはじめとするモータウン系も当時よく流れていた。70年代初めにはスリー・ディグリーズとスタイリスティックスが日本で大流行した。前者の「天使のささやき」や「ミッドナイト・トレイン」、後者の「愛がすべて」、「ユー・アー・エヴリシング」、「フロム・ザ・マウンテン」などよく聴いた。ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」など懐メロも当時よく流れていた。中でもコニー・フランシスはあの声が好きで、「ヴァケイション」、「ボーイ・ハント」、「カラーに口紅」など、どれを聴いても良いと思ったものだ。

 そういえば高校生の時トム・ジョーンズとエンゲルベルト・フパーディンクが好きだった。テレビで「トム・ジョーンズ・ショー」と「エンゲルベルト・フパーディンク・ショー」まで放送していたくらいだから、日本でもかなり人気があったのだろう。前者の「思い出のグリーン・グラス」や「デライラ」、「アイ(愛の告白)」、後者の「ラスト・ワルツ」と「太陽は燃えている」は中でもお気に入り曲。そうそう、「太陽は燃えている」はシングル盤を持っていたっけ。トム・ジョーンズもベスト盤LPかシングル盤を持っていた気がする。トム・ジョーンズのカンツォーネ曲が好きで、そういえばプレスリーもミルバの名曲「この胸のときめきを」をカバーしていた。この頃はカンツォーネやシャンソンもよく聞いた。当時はレコード店の棚の一角をカンツォーネやシャンソンが占めていた。それくらい日本でもなじみがあった。ジリオラ・チンクエッティはかなり人気があったし、ドメニコ・モドゥーニョの「ヴォラーレ」はアメリカでグラミー賞を取っている。ボビー・ソロの「ほほにかかる涙」、ウィルマ・ゴイクの「花咲く丘に涙して」、トニーダララの「ラ・ノビア」などは今聞いても名曲だと思う。しかしなかなか良いカンツォーネ名曲集が手に入らない。少なくとも3枚組くらいのがほしい。ましてや個々の歌手のCDなどなおさら手に入りにくい。シャンソンでは5枚組の名曲集をアマゾンで入手した。これだけあるとさすがに名曲がかなり網羅されている。それでも欲しいのが何曲か抜けていて、別途手に入れる努力をしなければならない。

 そうそう、70年代はシャンソン以外のフレンチポップもかなり流行っていた。「シェリーに口づけ」で知られるミッシェル・ポルナレフも当時よくラジオで流れていて、次々にヒットを飛ばしていた。他にもシルヴィ・バルタン、ダニエル・ビダル、ナナ・ムスクーリ、フランソワーズ・アルディ、ジョニー・アリディも当時はよく耳にしたものだ。

 日本の音楽にも最後に少し触れておこう。僕が大学に入学したのは1973年だが、その当時大学生協のレコード売り場でドーンと平積みにされていたレコードがあった。井上陽水のアルバムだ。「断絶」、「センチメンタル」、「氷の世界」。60年代は吉田拓郎の人気が絶大だったが、70年代は井上陽水の時代だった。今では想像もできないくらい圧倒的な人気があった。毎日どこかで彼の曲を聴かない日はなかったと言ってもいい。「人生が二度あれば」、「傘がない」、「東へ西へ」、「夏祭り」、「氷の世界」、「心もよう」。彼の曲は時代の雰囲気に見事にマッチしていた。どこの学生下宿でも朝から部屋にこもって一日中陽水を聴いていた学生がいたものだ。彼のレコードやCDを買うことになるのは何年も後になってからだが、そんな僕の耳にもいやでも彼の歌が入ってきた。もちろん彼の歌は好きだった。今では何曲かカラオケで歌うものもある。あれからほぼ半世紀。その間ほぼ第一線にい続けた。いまだ現役。いわば日本音楽界のクリント・イーストウッド。「ブラタモリ」のテーマ曲「女神」と「瞬き」は毎回聴くたびに名曲だと思う。この2曲は「プロジェクトX」で使われた中島みゆきの「地上の星」と「ヘッドライト・テールライト」と並んで、番組主題曲の頂点に位置するものだと断言しておきたい。

   ・・・・・・・・・・・・・・

 「コレクター人生」を書いたときはここまで詳しく思い出さなかったが、ちょっとしたきっかけでこれだけ芋づる式に連想がつながる。今の若い人たちはほとんど洋楽を聴かないようだが(映画もほとんど日本映画中心らしい)、もっと関心を広げてほしいな。僕は(映画を例にとると)70年代の半ばにはすっかり名作主義になっていて、昔の名作映画を中心に観ていたが、70年代初めは観られる映画は全部観ていた。だから1年で300本以上の映画を観られたわけだ。今こうやって振り返ってみれば、音楽もそうだったことが分かる。B級映画、いやC級映画も含めて、あらゆるものをむさぼるように観てみる時期があっていい。音楽もまた同じ。初めから視野を狭めてしまうべきではない。

 

2020年5月 5日 (火)

ゴブリンのこれがおすすめ 47 シンガー・ソングライター(外国編)

 なかなか外に出られない今の時期、起きるとすぐやることは新聞を読み珈琲を飲みながらCDを聴くことである。それもたっぷりと時間をかけて聞くことができる。これは結構贅沢な時間の過ごし方だ。
 と言うことで、今回は家でくつろいで聞くことができるシンガー・ソングライター特集です。かつてシンガー・ソングライターと言えば、キャロル・キング、カーリー・サイモン、ジェイムス・テイラー、ジョニ・ミッチェル、ローラ・ニーロあたりを誰しも思い浮かべたものだ。70年代まではそんな感じだったろう。しかし今や時代は変わった。世の中にシンガー・ソングライターは溢れかえっている。作風も実に様々だ。かつてはフォークとかなり重なり合うイメージがあったが、カントリー、ロック、ジャズ、R&B、ソウル、ブルース、レゲエ、ラテン、北欧、ワールド・ミュージック系、等々。まさに百花繚乱。
 僕は高校生(70年代初め)の時はフォークソング中心、大学の学部生時代(70年代半ば)はクラシック一辺倒に転身、大学院生時代(80年代初め)にジャズに目覚め、そこからブラック・ミュージックを中心としながらもあらゆるジャンルを聞くようになった(ただしラップ系だけはどうしてもなじめない)。90年代後半から2000年代にかけてはブリティッシュ・トラッドやアイルランドを中心としたケルト系ミュージック、スエーデンを中心とした北欧のポップス、中国のポップスに注目していた。新星堂のレーベル、オ-マガトキが実によく馴染んだ。
 このように40歳も過ぎて中年になってくると、好みが変わってくる。どんどん好みがやわになってきている。ヴォーカル系も女性ヴォーカルが中心で、ジャケットに美人が写っていると買いたくなってしまうのだから情けない。昔はジャズやブルースやレゲエの真っ黒い感じが好きだったのだが。とにかく最近聴いて良いと思うのは落ち着いた感じの音楽である。そしてその代表格はシンガー・ソングライター系というわけ。今回は外国編をお送りします。いつもどおり、リストが並ぶだけの味気ない特集ですが、多少なりとも参考になればうれしいです。

 

アイ・ジン(艾敬)「艶粉街の物語」
    〃     「わたしの1997」
アイアン・アンド・ワイン&ベン・ブライドウェル「シング・イントゥ・マイ・マウス」
アクセル・レッド「Sans Plus Attendre」
アデル「19」
 〃 「21」
 〃 「25」
 〃 「ライブ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール」
アネット・リンドウォル「サイレント・ヴォイシズ」
アマンダ・マーシャル「チューズデイズ・チャイルド」
アラナ・デイビス「フォーチュン・クッキー」
アリシア・キーズ「アンプラグド」
    〃   「ジ・エレメント・オブ・フリーダム」
    〃   「ヒアー」
アリソン・デイヴィッド「ドリーミング」
アーロ・ガスリー「ホーボース・ララバイ」
    〃   「ラスト・オブ・ザ・ブルックリン・カウボーイズ」
    〃   「アミーゴ」
    〃   「サン・オブ・ザ・ウィンド」
アーロ・ガスリー&ピート・シーガー「プレシャス・フレンド」
アンジェラ・ジョンソン「ゴット・トゥー・レット・イット・ゴー」
アンナ・ナリック「レック・オブ・ザ・デイ」
イェンス・レークマン「アイ・ノウ・ホワット・ラヴ・イズント」
イマニー「こころの歌」
イメルダ・メイ「ライフ、ラヴ、フレッシュ、ブラッド」(アイリッシュ)
イモジェン・ヒープ「スピーク・フォー・ユアセルフ」
ヴァシュティ・バニヤン「ルック・アフタリング」
ヴァレリー・ジューン「ザ・オーダー・オブ・タイム」
ヴァン・モリスン「アヴァロン・サンセット」
    〃   「バック・オン・トップ」
    〃   「ヒーリング・ゲーム」
    〃   「ダウン・ザ・ロード」
    〃   「ホワッツ・ロング・ウィズ・ディス・ピクチャー?」
    〃   「デュエッツ」
    〃   「キープ・ミー・シンギング」
    〃   「ロール・ウィズ・ザ・パンチズ」
ヴィク・チェスナット「ノース・スター・デザーター」
ヴィクトリア・ウィリアムズ「ルース」
ウィリー・ネルソン「スターダスト」
    〃    「トゥ・オール・ザ・ガールズ」
    〃    「スピリット」
ウェイエス・ブラッド「タイタニック・ライジング」
ウェンディ・ウォルドマン「レターズ・ホーム」
ウォリス・バード「バード・ソングス」
ウォーレン・ジヴォン「さすらい」
エイミー・グラント「ビー・スティル・アンド・ノウ…ヒムズ&ファイス」
    〃    「ハート・イン・モーション」
    〃    「自由の歌」
    〃    「ロック・オブ・エイジズ ヒムズ&フェイス」
    〃    「ビハインド・ザ・アイズ」
    〃    「Age to Age」
エイミー・マン「バチェラーNo.2」
   〃   「ザ・フォーゴトン・アーム」
エイミー・ワインハウス「バック・トゥ・ブラック」
エディ・リーダー「ヴァガボンド」
    〃   「ピースタイム」
    〃   「ロバート・バーンズを想う」
エド・シーラン「イコールズ」
    〃  「X」
エマ・パキ「オクシジェン・オブ・ラブ」
エミリー・サンデー「アワ・ヴァージョン・オブ・イベンツ」
エミルー・ハリス「ブルー・ケンタッキー・ガール」
    〃   「レッド・ダート・ガール」
エミルー・ハリス&ロドニー・クロウェル「オールド・イエロー・ムーン」
          〃          「ザ・トラヴェリング・カインド」
エリック・クラプトン「アンプラグド~アコースティック・クラプトン」
     〃    「ジャスト・ワン・ナイト」
     〃    「スローハンド」
     〃    「バック・ホーム」
     〃    「ピルグリム」
     〃    「フロム・ザ・クレイドル」
エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド「ライヴ・フロム・マディソン・スクエア・ガーデン」
エリック・クラプトン&B.B.キング「ライディング・ウィズ・ザ・キング」
エルヴィス・コステロ「シークレット、プロフェイン&シュガーケイン」
エルトン・ジョン「僕の歌は君の歌」
    〃   「ソングズ・フロム・ザ・ウェスト・コースト」
    〃   「黄昏のレンガ路」
エルトン・ジョン&レオン・ラッセル「ザ・ユニオン」
エレノア・マックヴォイ「ホワッツ・フォロウイング・ミー?」
エレン・マキルウェイン「ポリドール・イヤーズ」
カーラ・ボノフ「ささやく夜」
カーリー・サイモン「人生はいたずら」
    〃    「ノー・シークレッツ」
    〃    「スパイ」
キャサリン・ハウ「サイレント・マザー・ネイチャー」
    〃   「ハリー」
キャット・エドモンソン「ザ・ビッグ・ピクチャー」
ギリアン・ウェルチ「リヴァイヴァル」
    〃    「ソウル・ジャーニー」
    〃    「タイム(ザ・リヴェレイター)」
ギルバート・オサリヴァン「アローン・アゲイン」
      〃     「アナザー・サイド」
      〃     「ヒムセルフ」
      〃     「バック・トゥ・フロント」
キャロル・キング「つづれおり」
    〃   「グレイテスト・ヒッツ」
    〃   「ラヴ・メイクス・ザ・ワールド」
キャロル・ローラ「スティル」
    〃   「プレシャス・リトル・ピクトリーズ」
クリスティーナ・トレイン「クリスティーナ・トレイン」
ケイティ・カーティス「ア・クラッシュ・コース・イン・ローゼス」
k. d. ラング「シング・イット・ラウド」
  〃  「ヒムズ・オブ・ザ・49th・パラレル」
ケンドラ・モリス「モッキングバード」
クライブ・グレッグソン「アイ・ラブ・ジス・タウン」
クラース・ドルテ「イン・マイ・ネーム」
グレイヴンハースト「フラッシュライト・シーズンズ」
クレイロ「イミュニティ」
ケリ・ノーブル「フィアレス」
ケリー・プライス「ミラー・ミラー」
    〃   「ディス・イズ・フー・アイ・アム」
ケレン・アン「101」
ケンドラ・モリス「モッキングバード」
ゴードン・ライトフット「ウェイティング・フォー・ユー」
     〃     「イフ・ユー・クッド・リード・マイ・マインド」
サハラ・スミス「ミス・オブ・ザ・ハート」
サラ・ジェーン・モリス「リーヴィング・ホーム」
     〃     「オーガスト」
サラ・ジェローズ「アンダーカレント」
サラ・マクラクラン「サーフィシング」
    〃    「アフター・グロウ」
サン・キル・ムーン「ベンジ」
ジェイソン・フォークナー「キャン・ユー・スティル・フィール?」
ジェイムズ・モリソン「ジェイムズ・モリソン」
ジェス・クライン「ドロウ・ゼム・ニアー」
    〃   「ストロベリー・ラバー」
ジェフ・バックリー「グレース」
ジェイムス・テイラー「スウィート・ベイビー・ジェイムス」
ジェニファー・グロス「ザ・ウーマン・イン・ザ・ムーン」
シェリル・クロウ「クロウ・クロウ」
    〃   「ザ・ベリー・ベスト・オブ」
    〃   「ワイルドフラワー」
    〃   「ディトアーズ」
    〃   「チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ」
    〃   「ビー・マイセルフ」
シェルビー・リン「スート・ユアセルフ」
ジミー・クリフ「ギヴ・サンクス」
   〃   「ハーダー・ゼイ・カム」
   〃   「ワンダフル・ワールド、ビューティフル・ピープル」
ジャニス・イアン「愛の回想録(ビトウィーン・ザ・ラインズ)」
    〃   「ゴッド&ザ・FBI」
    〃   「ザ・グレイテスト・ヒッツ」
    〃   「ハンガー」
シャーリー・マードック「ノー・モア」
シャロン・ヴァン・エッテン「トランプ」
      〃      「リマインド・ミー・トゥモロー」
ジュールス・シアー「ヒーリング・ボーンズ」
ジュエル「スピリット」
  〃 「心のかけら」
ジュディ・コリンズ「フー・ノウズ・ホエア・ザ・タイム・ゴーズ」
ジュディ・シル「ジュディ・シル」
ジュリア・フォーダム「揺るがぬ愛」
ジュリア・ホルター「ハヴ・ユー・イン・マイ・ウィルダーネス」
ジュリアン・ベイカー「ターン・アラウンド・ザ・ライツ」
ジュリー・バーン「ノット・イーブン・ハピネス」
ジョシュ・リッター「ゴールデン・エイジ・オブ・レイディオ」
    〃    「ザ・アニマル・イアーズ」
ジョス・ストーン「ザ・ソウル・セッションズ」
    〃   「ザ・ソウル・セッションズ 2」
    〃   「マインド、ボディ&ソウル」
ジョナサ・ブルック&ザ・ストーリー「プラム」
ジョニ・ミッチェル「ブルー」
    〃    「バラにおくる」
    〃    「風のインディゴ」
    〃    「ベスト2 永遠の愛の詩」
ジョーン・アーマトレイディング「ホワッツ・インサイド」
ジョン・オバニオン「僕のラヴ・ソング」
ショーン・コルヴィン「ア・フュー・スモール・リペアーズ」
     〃    「カヴァー・ガールズ」
ジョン・デイヴィッド・サウザー「ジョン・デイヴィッド・サウザー・ファースト」
ジョン・デンバー「友への誓い」
    〃   「ポエムズ・プレイアーズ&プロミセス」
ジョン・ハイアット「パーフェクトリー・グッド・ギターズ」
    〃    「ブリング・ザ・ファミリー」
ジョン・プライン「ジョン・プライン」
ジョン・メイヤー「コンチニュウム」
    〃   「パラダイス・ヴァレイ」
ジョン・レノン「イマジン」
    〃  「ジョンの魂」
ジョーン・オズボーン「ライチャス・ラブ」
ショーン・レノン「フレンドリー・ファイア」
スザンヌ・ヴェガ「孤独」
ズッケロ「ストレイ・キャット・イン・マッド・ドッグ・シティ」(イタリア)
スティーヴィー・ワンダー「インナーヴィジョン」
      〃     「キー・オブ・ライフ」
      〃     「シングズ・イン・ザ・キー・オブ・ライフ」
      〃     「トーキング・ブック」
      〃     「ファースト・フィナーレ」
スティーヴ・グッドマン「スティーヴ・グッドマン」
スティーヴン・ビショップ「BISH」
ステラ・ドネリー「ビウェア・オブ・ザ・ドッグズ」 
ソニー・ソートン「フォーリング・スルー・ア・クラウド」
ソランジュ「ソランジュ&ザ・ハドリー・ストリート・ドリームス」
ダー・ウィリアムズ「ザ・オネスティ・ルーム」
ダイアン・バーチ「バイブル・ベルト」
ダイド「ノー・エンジェル」
ダミアン・ライス「O」
ダン・バーン「ダン・バーン」
ダン・フォーゲルバーグ「スーパー・ヒッツ」
     〃     「スーベニアーズ」
ダン・ペン「ドゥ・ライト・マン」
  〃  「ア・ロード・リーディング・ホーム」
ダンカン・シーク「デイライト」
ディオンヌ・ファリス「野生」
ティム・バックリー「ハニーマン」
    〃    「ドリーム・レター ライブ・イン・ロンドン 1968」
    〃    「モーニング・グローリー:アンソロジー」
テイラー・スウィフト「レッド」
デヴィッド・グレイ「ア・ニュー・デイ・アット・ミッドナイト」
    〃    「ホワイト・ラダー」
デヴィッド・フォード「アイ・シンシアリー・アポロジャイズ・フォー・オール・ザ・トラブル・アイヴ・コーズド」
デヴェンドラ・バンハート「クリップル・クロウ」
デブラ・モーガン「ダンス・ウィズ・ミー」
デボラ・コックス「センチメンタル」
デルタ・グッドレム「デルタ」
トゥーツ&メイタルズ「ファンキー・キングストン」
ドゥルス・ポンテス「ラグリマス」
ドッチー・ラインハルト「さまよう瞳」
ドニー・フリッツ「オー・マイ・グッドネス」
    〃   「プローン・トゥ・リーン」
ドノヴァン・フランケンレイター「ムーヴ・バイ・ユアセルフ」
トム・ウェイツ「土曜日の夜」
   〃   「クロージング・タイム」
トム・ヤンス「子供の目」
トーリ・エイモス「ヘイ・ジュピター」
トレイシー・ソーン「遠い渚 ディスタント・ショア」
トレイシー・チャップマン「クロスロード」
     〃      「ニュー・ビギニング」
ドン・マクリーン「アメリカン・パイ」
ナタリー・コール「スノウフォール・オン・ザ・サハラ」
    〃   「ラブ・ソングズ」
    〃   「ザ・ソウル・オブ・ナタリー・コール 1975-1980」
    〃   「リーヴィン」
    〃   「スターダスト」

ナタリー・ダンカン「デヴィル・イン・ミー」
ナタリー・マーチャント「ザ・ハウス・カーペンターズ・ドーター」
     〃     「リーヴ・ユア・スリープ」
     〃     「ナタリー・マーチャント」
ナンシー・グリフィス「針のない時計」
     〃    「フライアー」
     〃    「夜空に輝く青いバラ」
     〃    「レイト・ナイト・グランド・ホテル」
     〃    「ロング・スター・ステイト・オブ・マインド」
ニッキー・ホプキンス「夢みる人」
ニック・ロウ「ニック・ザ・ナイフ」
ニーコ・ケース「キツネにつつまれたニーコ」
   〃   「ファーニス・ルーム・ララバイ」
   〃   「ミドル・サイクロン」
ニュートン・フォークナー「ハンド・ビルト・バイ・ロボッツ」
      〃     「ライト・イット・オン・ユア・スキン」
ニール・カサール「オール・ミラーズ」
ニール・ヤング「イヤー・オブ・ザ・ホース」
   〃   「アー・ユー・パッショネイト?」
   〃   「ザ・ヴィジター」
   〃   「ストーリートーン」
   〃   「ハーヴェスト」
   〃   「ピース・トレイル」
   〃   「フォーク・イン・ザ・ロード」
   〃   「プレイリー・ウィンド」
   〃   「リヴィング・ウィズ・ウォー」
   〃   「ロード・ロック ヴォリューム・ワン」
ネイミー・コールマン「ネイミー・コールマン」
ネリー・マッカイ「ゲット・アウェイ・フロム・ミー」
ノラ・ジョーンズ「デイ・ブレイクス」
    〃   「ノラ・ジョーンズ」
パティ・スミス「ゴーン・アゲイン」
パッセンジャー「ヤング・アズ・ザ・モーニング・オールド・アズ・ザ・シー」
バーニング・スピアー(ウィンストン・ロドニー)「マーカス・ガーヴィー」
            〃           「ガーヴィーズ・ゴースト」
バーバラ・ディクソン「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」
パール・チャールズ「マジック・ミラー」
ビヴァリー・クレイヴェン「プロミス・ミー」
ビリー・ジョエル「ビリー・ザ・ベスト」
    〃   「ストレンジャー」
    〃   「ニューヨーク52番街」
ビル・ラバウンティ「ジス・ナイト・ウォント・ラスト・フォーエバー」
ピンク「ミスアンダストゥッド」
〃 「ビューティフル・トラウマ」
フィオナ・アップル「エクストローディナリー・マシーン」
フィービ・スノウ「サムシング・リアル」
フィービ・ブリッジャーズ「ストレンジャー・イン・ジ・アルプス」
フィリップ・セルウェイ「ファミリアル」
フィリップ・フィリップス「フィリップ・フィリップス」
     〃      「ザ・ワールド・フロム・ザ・サイド・オブ・ザ・ムーン」
フェイ・ウォン(王菲)「十万回のなぜ」
     〃     「ザ・ベスト・オブ・ベスト」
     〃     「天空」
ブリジット・セント・ジョン「サンキュー・フォー・・・プラス」
      〃      「ソングス・フォー・ザ・ジェントルマン」
ブルース・コバーン「矢」
     〃   「雪の世界」
ブルース・スプリングスティーン「ザ・リバー」
       〃       「ネブラスカ」
       〃       「ライジング」
       〃       「レター・トゥ・ユー」
ブレンダ・カーン「デスティネイション・エニウェア」
ヘイデン「エヴリシング・アイ・ロング・フォー」
ヘザー・ノヴァ「オイスター」
ベス・オートン「シ・アザー・サイド・オブ・デイブレイク」
   〃   「デイブレイカー」
ベス・ニールセン・チャップマン「グレイテスト・ヒッツ」
       〃       「ベス・ニールセン・チャップマン」
       〃       「ディーパー・スティル」
ベック「オディレイ」
 〃 「シー・チェンジ」
 〃 「モーニング・フェイズ」
ベティ・ラヴェット「サンクフル・アンド・ソウトフル」
    〃    「ザ・シーン・オブ・ザ・クライム」
    〃    「シングズ・ハヴ・チェンジド」
ベン・リー「サムシング・トゥ・リメンバー・ミー・バイ」
ベン・ワット「メンドラ」
ボビー・ロング「オード・トゥ・シンキング」
ボブ・ディラン「時代は変わる」
   〃   「追憶のハイウェイ61」
   〃   「激しい雨」
   〃   「ブロンド・オン・ブロンド」
   〃   「モダン・タイムス」
   〃   「ラブ・アンド・セフト」
ボブ・マーリー「キャッチ・ア・ファイアー」
   〃   「バーニン」
   〃   「バビロン・バイ・バス」
   〃   「ライヴ!」
   〃   「レジェンド」
ポール・マッカートニー「バック・イン・ザ・US」
     〃     「ドライヴィング・レイン」
     〃     「ラム」
マーク・ベノ「雑魚」
マーサ・ウェインライト「アイ・ノウ・ユア・マリード・バット・アイヴ・ゴット・フィーリングス・トゥー」
     〃     「マーサ・ウェインライト」
マシュー・スウィート「ガールフレンド」
マーセラ・デトロイト「ジュエル」
マーティン・ステファンソン「ヨギ・イン・マイ・ハウス」
マーヤ「風をだきしめて」(エストニア)
マリアナ・バラフ「サングレ・ブエナ」
マリッサ・ナドラー「リトル・ヘルズ」
ミシェル・ンデゲオチェロ「至高の魂のために ニーナ・シモンに捧ぐ」
ミランダ・リー・リチャーズ「微笑につつまれて」
メアリー・チェイピン・カーペンター「ア・プレイス・イン・ザ・ワールド」
        〃        「カム・オン・カム・オン」
        〃        「メアリー・チェイピン・カーペンター」
メアリー・ルー・ロード「ノー・シャドウ」
     〃     「ベイビー・ブルー」
メイシー・グレイ「ザ・トラブル・ウィズ・ビーイング・マイセルフ」
    〃   「ビッグ」
メイ・ムーア「ボヘミア」(カナダ)
メイヤ「メイヤ」
メーガン・トレイナー「タイトル」
メラニー「傷ついた小鳥/メラニー・ベスト・ヒット21」
ヤドランカ「ムーン・ウィル・ガイド・ユー」
  〃  「サラエボのバラード」
ライアン・アダムス「デモリッション」
    〃    「ゴールド」
    〃    「アッシズ&ファイア」
ラナ・デル・レイ「ボーン・トゥ・ダイ」
ランディ・ニューマン「バッド・ラブ」
リアノン・ギデンズ「フリーダム・ハイウェイ」
    〃    「トゥマロウ・イズ・マイ・ターン」
リヴィングストン・テイラー「ライフ・イズ・グッド」
リサ・エクダール「リサ・エクダール」
    〃   「大地に抱かれて」
リサ・ハニンガン「パッセンジャー」
リサ・ローブ「ファイアクラッカー」
リサ・ローブ&ナイン・ストーリーズ「テイルズ」
リズ・フェア「サムバディズ・ミラクル」
リンダ・パーハクス「ザ・ソウル・オブ・オール・ノーマル・シングズ」
リンダ・ルイス「ハムステッド・デイズ」
ルシンダ・ウィリアムズ「パッショネイト・キッシズ」
     〃     「ワールド・ウィザウト・ティアーズ」
     〃     「ウェスト」
     〃     「ライブ・アット・ザ・フィルモア」
ルーファス・ウェインライト「ウォント・トゥ」
      〃      「ポーゼス」
ルーマー「ボーイズ・ドント・クライ」
レオン・ラッセル「カーニー」
    〃   「ソング・フォー・ユー」
    〃   「レオン・ラッセル・アンド・ザ・シェルター・ピープル」
レナード・コーエン「哀しみのダンス」
    〃    「テン・ニュー・ソングズ」
    〃    「ライブ・イン・ロンドン」
ロザンヌ・キャッシュ「キングズ・レコード・ショップ」
     〃    「ザ・リスト」
     〃    「ザ・リヴァー&ザ・スレッド」
ロジャー・ニコルズ「ビー・ジェントル・ウィズ・マイ・ハート」
ロドリゲス「カミング・フロム・リアリティ」
  〃  「コールド・ファクト」
ロビー・ロバートソン「ロビー・ロバートソン」
ローラ・ニーロ「抱擁」
   〃   「飛翔」
   〃   「イーライと13番目の懺悔」
   〃   「ニューヨーク・テンダベリー」
   〃   「光の季節 コンプリート」
ローラ・マーリン「アイ・スピーク・ビコーズ・アイ・キャン」
ロリーナ・マッケニット「パラレル・ドリームス」
     〃     「マスク・アンド・ミラー」
     〃     「ライヴ・イン・パリ・アンド・トロント」
     〃     「ザ・ウインド・ザット・シェイクス・ザ・バーリー」
     〃     「アン・エンシェント・ミューズ」
ローリン・ヒル「MTVアンプラグド」
ロン・セクスミス「アザー・ソングス」
    〃   「エクシット・ストラテジー・オブ・ザ・ソウル」
    〃   「ブルー・ボーイ」
    〃   「ホエアバウツ」
    〃   「ロン・セクスミス」
    〃   「ロング・プレイヤー、レイト・ブルーマー」
VA「リリス・フェア~女神たちの共演」
VA「リリス・フェアvol. 2」
VA「リリス・フェアvol. 3」
VA「ヴォイス・フロム・コットンフィールド」


【追記】
 今年(2020年)の10月7日に亡くなった作曲家筒美京平さんについて、戸倉俊一さんが10月18日付け朝日新聞に興味深い追悼記事を書いています。戸倉さんによると、筒美さんには歌い手の歌唱力や音域の広さに合わせて全く違うアプローチができる自在さがあったというのです。なぜそれが可能だったのか。戸倉さんは次のように書いています。

 京平さん自身は、歌があまりうまくなかった。でもそれが懐の深さ、引き出しの多さにつながっていた。作曲家にはいろんなタイプがいるけど、自分で歌える人たちは、自分の世界に入って、自分が歌って気持ちいい歌を作る。でも、自分で歌わない京平さんは、完全に提供する相手の身になって歌を作るから、とにかく幅が広かった。
 京平さんとコンビを組んだ阿久悠さんもそうでした。(中略)京平さんと阿久さんは「自分を主人公、主役にしない」という点で共通していたと思う。(中略)いまはシンガー・ソングライターが一つのジャンルを確立した。しかしいつの日か、何十年後かに、あらゆる歌手を通じて人の心に伝わるメロディーを書くソングライターという職業作家がいた時代のことが評価され、受け継がれるときが来て欲しい。

 筒美京平さんは歌謡曲の世界で活躍した人なので僕の膨大なレコードとCDコレクションの中に彼の曲はほとんど含まれていないと思うが、ここに書かれている戸倉さんの考えはこの記事で特集したシンガー・ソングライターの特質や位置づけを考える上で大いに参考になった。


【関連記事紹介】
 興味がありましたら、下記の記事ものぞいてみてください。もうだいぶ古い記事で追加する必要がありますが、何かのお役には立つかもしれません。

ゴブリンのこれがおすすめ 10 女性ヴォーカルを楽しむ 1
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ゴブリンのこれがおすすめ 37 レディ・ソウルを楽しむ
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ゴブリンのこれがおすすめ 60 シンガー・ソングライター(国内編)

 

 

 

2009年9月13日 (日)

ヤング@ハート

2007年 イギリス ドキュメンタリー 108分 2008年11月公開
評価:★★★★★
監督:スティーヴン・ウォーカー
製作:サリー・ジョージ
製作総指揮:ハンナ・ベッカーマン
撮影:エドワード・マリッツ
編集:クリス・キング
出演:アイリーン・ホール、スタン・ゴールドマン、フレッド・ニトル、ドラ・モロー
    ボブ・シルマン

 「マルタのやさしい刺繍」(2006、ベティナ・オベルリ監督)に続いて、また元気な老人たちの映画を観た。米マサチューセッツ州ノーサンプトンに住む75~93歳の高齢者ロック・コーラス隊が、年に1回のコンサートに向けてリハーサルを積み重ねる姿を追い、最後に実際のコンサートの熱狂ぶりをたっぷり見せてくれるドキュメンタリー映画「ヤング@ハート」。まあその元気なこと。皆それぞれに病気やら何やら厄介なものを抱えてはいるが、本当に好きなことをやっている人たちの顔は年齢に関係なく輝いている。

Takigawa  インタビューにはクラシックやオペラが好きだと答える年代の人たちだが、ロック、ポップ、ファンク、パンク、ソウルなど彼らの年代では普段なじみのない曲に果敢に挑んでいるところがすごい。その意欲と絶えず前に進もうとする前向きの姿勢に圧倒されてしまう。年をとったら編み物でもしてればいいというような既成概念を跳ね飛ばす(英語の公式サイトには編み物をしている2本の手が映っているが、編んでいるのは何とエレキギターだ!)ところは「ヘンダーソン夫人の贈りもの」(2005、スティーヴン・フリアーズ監督)を想わせる。自分の限界を超えて先へ進もうとする姿勢の爽快さは「世界最速のインディアン」(2005、ロジャー・ドナルドソン監督)のかっとびじいさんと比べても劣らない。

 音楽映画という観点から見れば、歌うことそのものが人生であり生きがいである「死ぬまで現役」を貫く人々を描いた映画という意味で「今宵、フィッツジェラルド劇場で」(2006、ロバート・アルトマン監督)にも通じるものがある。さらに音楽ドキュメンタリーの系譜をたどれば、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999、ヴィム・ヴェンダース監督)やノルウェー映画の秀作「歌え!フィッシャーマン」(2001、クヌート・エーリク・イエンセン監督)との接点が見えてくる。

 そう、何といっても一番共通点が多いのは「歌え!フィッシャーマン」だろう。こちらはノルウェーの小さな町に実在する合唱団「ストランド・ボーイズ」(1917年創立)を描いたセミ・ドキュメンタリー・タッチの映画だ。「ストランド・ボーイズ」はじいさんばかりの素人合唱団。各メンバーのインタビューや私生活、練習風景などを描きながら、最後に怒涛のコンサートになだれ込むという大枠の構成は「ヤング@ハート」とほとんど同じだ。メンバー一人ひとりが皆個性的なのも共通している。

 しかし大きな違いがある。一番の違いは言うまでもなく歌っている曲である。「ストランド・ボーイズ」が歌っているのはノルウェーの伝統曲と思われる(ほとんどがなじみのない曲ばかりだったと記憶している)。それに対してヤング@ハートのメンバーが歌うのはロック、ポップ、ファンク、パンク、ソウルなどのおよそ老人たちが歌いそうもない曲ばかりだ。ジャンルも様々だし、作られた年代もまちまち。アメリカの曲もあればイギリスの曲もある。そのレパートリーの幅の広さに驚かざるを得ない。その点ではディレクターであるボブ・シルマンの戦略が見事に功を奏している。彼らが歌う曲はざっと以下の通り。

The Clash "Should I Stay or Should I Go"
Ramones "I Wanna Be Sedated"
Police "Every Breath You Take"
David Bowie "Golden Years"
Jimi Hendrix "Purple Haze"
Jefferson Airplane "Somebody to Love"
The Talking Heads "Road to Nowhere"
Bruce Springsteen "Dancing in the Dark"
Bob Dylan "Forever Young"
The Bee Gees “Stayin’ Alive”
Prince "Nothing Compares 2 U"
The Zombies "She's Not There"
Sonic Youth "Schizophrenia
James Brown "I Got You (I Feel Good)"
Coldplay "Fix You"
Allen Toussaint "Yes We Can Can"

 しかも公演6週間前にいきなりなじみのない曲を取り上げると言い渡され、リハーサルに励むも歌詞を間違えるは(”I Feel Good”をどうしても”I Feel Nice”と言ってしまうのが可笑しい)、リズムが覚えられないは、歌詞は理解できないは(たとえばソニック・ユースの「スキツォフリーニア」)、ポインター・シスターズで知られる「イエス・ウィ・キャン・キャン」(作曲はアラン・トゥ-サン)の繰り返し部分の多さに途方に暮れるはでさんざん苦労する。こんな状態で本番のコンサートに間に合うのかというサスペンス的な緊張感すら漂ってくる。

 彼らの敵は時間ばかりではない。70歳以上の高齢者ばかりなので健康に不安を抱えていない人はいない。実際本番前に2人のメンバーが亡くなっている。なれない曲に悪戦苦闘し、メンバーの死を乗り越えての本番突入という展開は「歌え!フィッシャーマン」と大きく異なる。「ヤング@ハート」が作品として「歌え!フィッシャーマン」以上の出来栄えになった理由はまさにその点にある。

Photo   単にメンバーたちが追悼の気持ちを込めて感動的なパフォーマンスをする場面が撮れたという意味だけで言っているのではない。彼らがいかに生命力のぎりぎりまでつぎ込んで歌に打ち込んでいるかが伝わってくるからである。さらにドキュメンタリー映画の持つ基本的な特質と関係したある重要な点も見逃してはいけない。監督のスティーヴン・ウォーカーがあるインタビューでメンバーや監督を打ちのめした悲しいできごとが、「老人たちがロックを歌う、愉快でラブリーな映画」で終わったかもしれない作品を別のものにしたと語っている。(「歌え!フィッシャーマン」はまさに「愉快でラブリーな映画」だった。もちろんだから駄目だと言っているわけではない。)

 予測不可能なできごとが自然発生的に起こり、化学反応を起こして映画の内容が変わっていくのはドキュメンタリー製作の醍醐味でもあり、チャレンジでもある。しかし今回ほど変わったことはなかった。

 「死」を学術的な視点からではなく、リアルなものとして描くことが結果的にできてしまった。作品にとっては大きかった。作品が世界中で公開されるに至った要素だ。

 同じ音楽ドキュメンタリーでも、「ヤング@ハート」は「ノー・ディレクション・ホーム」(2005、マーティン・スコセッシ監督)のように過去のフィルムを編集したものとは違って、現在進行の形で密着取材したものである。したがって本番のコンサート前にメンバーが2人も亡くなるというような予想外のことが起こりうるわけだ。監督は「本当はボブが亡くなった時点で、もう撮影はやめようかと思った」と語っているが、それでもカメラを回し続け、予定されていた展開が「化学反応を起こして」予想外の方向に変化してゆく様をとらえた。筋書き通りではなかったからこそ、あの「フォーエヴァー・ヤング」と「フィックス・イット」は観客の胸の奥底にまで届き、揺さぶったのだ。派手な演出を一切せず、メンバーたちの胸中の「化学反応」がパフォーマンスとして表出する様をそのままとらえたからこそ、あの感動的な場面が撮れたのである。その点を強調しておきたい。

 ボブ・サルヴィニはある刑務所での公演の当日に死亡した。服役者たちを前にメンバーが歌ったボブ・ディランの「フォーエヴァー・ヤング」。平均年齢80歳というメンバーが「フォーエヴァー・ヤング」を歌うというだけでかなりのインパクトがある。ディレクターのボブ・シルマンはそのギャップを十分意識した上でこの曲を選曲したに違いない。図らずも「フォーエヴァー・ヤング」はボブ・サルヴィニの死に捧げられた歌となった。3人のボブが絡んだ追悼の歌。聞いていた受刑者たちも思わず涙ぐむほど感動的なパフォーマンスになった。

  「ヤング@ハート」が結成されたのは1982年。結成当時のメンバーはもう誰もいないという。亡くなったり病気で続けられなくなったりして次々とメンバーが入れ替わってゆく。「モーニング娘」みたいだが、こちらはしばしば”mourning”(服喪)になってしまう所が深刻だ。その彼らが「フォーエヴァー・ヤング」を歌う。永遠に若いというのはドリアン・グレイのようになることではない。皺だらけになり、毛髪は白くなって後退し、視力や聴力が衰え、体にいくつもの爆弾を抱え、杖をついたり、点滴のチューブを放せなかったり、鼻からチューブを通した姿でなお精いっぱい歌うこと。死ぬまで現役。彼等にとって「フォーエヴァー・ヤング」とはそういうことなのだ。仲間の死を乗り越え、難曲を乗り越えた老人たちの歌。何が彼らを支えてきたのか?それは「歌え!フィッシャーマン」のメンバーたちを支えていたものと基本的に同じだ。答えは単純。歌うことの喜び。それがあるからこそボブ・シルマンの厳しい練習にも耐えられたのである。

Imgp0255  しかしその喜びはしばしば悲しみを乗り越えたうえで到達しなければならなかった。ボブ・サルヴィニの死から1週間後、もう1人のメンバーであるジョー・ベノアが亡くなる。コンサートのポスターでは彼が真ん中に立っていた。まさに「ヤング@ハート」の看板だった人物。この2人の死を乗り越えて最後のコンサートが行われた。圧巻だったのはボブ・サルヴィニとデュエットするはずだった「フィックス・ユー」をソロで歌ったフレッド・ニトル。車いすに座ったまま、よく通る声で堂々とかつ切々とコールドプレイの「フィックス・ユー」を歌いきった。胸に沁み入るような見事なバラード。その表現力と説得力は原曲以上だったと言っていい。観客はスタンディング・オーベイションで応えた。

 このフレッド・ニトルという人はただ者ではない。ミュージック・クリップのように撮ったビージーズの「ステイン・アライヴ」では「サタデー・ナイト・フィーバー」のジョン・トラボルタばりに白いスーツで登場し、軽快ではなく悠揚迫らぬステップを踏んで見せた。病気で引退していた彼をボブ・シルマンが頼み込んで再びメンバーに加わってもらったのもうなづける。

 もはやコンサート会場は興奮のるつぼと化していた。あれほど苦労していた難曲も本番では見事に歌い遂げた。難関だった「イエス・ウイ・キャン・キャン」も大成功。これまたスタンディング・オーベイション。拍手が鳴りやまない。足をふみならす音が地鳴りのように響き渡る。コンサート終了後、スタン・ゴールドは「“アイ・フィール・グッド”それが今の気持ちだ」と語っている。その気持は他のメンバーも同じだっただろう。

 彼らの歌は全体としてみれば決してうまいとは言えない。中にはこれはロックでもパンクでもソウルでもないと言う人がいるかもしれない。それに対して「その通りだ」と答えたい。彼らのパフォーマンスは決してカラオケのようなものまねでもなく、そっくりにカバーしたのでもない。元の歌そっくりに歌うのではなく、何かを引き何かを足した。物まねではなく「ヤング@ハート印」の歌にした。彼らが歌うと曲がまた別の意味合いを帯びてくる。ヤング@ハートを聞く楽しみは、何でも器用にこなす物まね上手な歌手やグループの歌を聴く楽しみとは全く違う。自分の本来の好みでもない曲に果敢に挑み、見事に自家薬籠中の物に変え、彼らならではの持ち味で歌いこなしてしまう。本当の意味でのアレンジが活かされている。その背後にはボブ・シルマンのアレンジャーとしての手腕が光っている。

  ヤング@ハートは単に老人がロックを歌うという意外性だけが売り物ではない。リズム感がどうの、歌のうまさがどうのと言う前に、そういったハンディを乗り越えて聞く者を説得してしまう彼らのパフォーマンスの力にこそ注目すべきだ。その老獪さ、若々しさ。若い連中が作った歌を老人が歌うからこそ生じる微妙なずれ。そのずれが新たな意味を生む。例えば、老人たちが「フォーエヴァー・ヤング」や「ステイン・アライヴ」を歌うことで元の歌に予想もしなかった新たな暗喩が付け加わったことを思い浮かべてみればいい。監督自身も先のインタビューで、メンバー最高齢のアイリーン・ホールがザ・クラッシュの「シュド・アイ・ステイ・オア・シュド・アイ・ゴー?」を歌うのを聞いて、「男女関係についての歌詞が、彼女が歌うことにより、生死についての歌に聞こえた」と語っている。「フィックス・イット」の歌詞をじっくり聞いていると、それが21世紀の「明日に架ける橋」のように思えてくる。

  実際、この映画を観てわれわれはこれまで聞き流していた歌詞の意味をじっくり味わいながら聞くことになる。彼らのパフォーマンスにはそういった効果もあることを付け加えておくべきだろう。一つひとつの歌詞が重みを持って伝わってくる。亡くなったメンバーへの追悼の意味を込めて歌われた「フォーエヴァー・ヤング」や「フィックス・イット」がわれわれの胸を打つのは、単に仲間を失った悲しみが込められているからということではない。積み重ねてきた人生の年輪、生きることの重みと喜びを知っている老人たちだからこそ死別の悲しみもより深い。彼らは亡くなった仲間のために歌い、自分たちのために歌い、そして亡くなったメンバーもまたある意味で一緒に歌っていたのだ。彼らは歌うことで悲しみを乗り越えていった。それが素晴らしい。二度の仲間の死に見舞われたが、彼らの常に前進する姿勢から感じるのは死の影ではなく生の喜びである。

 ジョー・ベノアの死の直後、インタビューに答えてある女性メンバーは次のように語った。「いつもこう言ってるの。“もし私が舞台で倒れたら袖に運んで歌を続けて。一人欠けるだけ”と。」こういう考え方がメンバー2人の死を乗り越え彼らを前に進ませているのだろう。「老人ばかりじゃないか」という冷やかしにはメンバーたちはこう答えたかもしれない。「ただ若いやつらより年をとっているだけ」と。

 映画の冒頭で「シュド・アイ・ステイ・オア・シュド・アイ・ゴー?」を歌ったアイリーン・ホールは、次のようにインタビューに答えた。「あたしは昔から言ってる。“あたしは死んでいなくなっても、七色の虹に腰をかけてあなた達を見下ろしている。今まで通りに皆で歌い続けて。見守ってるわ”と。」

 誰も歌をやめないし、誰も歌をやめてほしいとは言わない。自分がいなくなっても歌い続けてほしい。何度入院しても、何度手術を受けても彼らは歌うことにこだわる。歌うことの喜び。歌うことへの情熱。この映画から何より伝わってくるのはこのことだ。エンド・ロールの最後に「アイリーンは2007年の夏に93歳で逝去。今は虹の上にいる。」と字幕が入る。虹の上から見守りながら、彼女自身もきっと歌い続けているに違いない。

Pocketwatch3  監督のスティーヴン・ウォーカーについてはこの作品で初めて知った。全く知らない人だったので、英語のサイトから彼についての情報を拾ってみた。彼は「ヤング@ハート」を含めて合計24本の作品をBBCとチャンネル4で作ってきた。他に最近の作品としては「ア・ボーイ・コールド・アレックス」や「ヒロシマ、ア・デイ・ザット・シュック・ザ・ワールド」、「フェイキング・イット・パンク・トゥ・コンダクター」などのドキュメンタリー、ジョン・ハート主演のドラマ「プリゾナー・イン・タイム」などがある。2008年にはイギリスのテレビ・ディレクター・トップ10の1人に選ばれている。

 著書も2冊ある。『キング・オブ・カンヌ』と『ショックウェイヴ:カウントダウン・トゥ・ヒロシマ』。後者はワーキング・タイトル・フィルムズによって映画化される予定である。

<追記>
 「ヤング@ハート」は先日載せた「2008年公開映画マイ・ベストテン」の2位にランクインです。さっそく書き換えて順位を入れ替えておきます。

2007年12月25日 (火)

マイCDコレクション 今年の成果(07年)

L213_2  今年の総まとめとして、今年入手したCDで満点(5つ星)をつけたものを挙げておきます。今後聞いたものも順次追加してゆきます。

 この1、2年はブログのせいでCDの方はすっかり片隅に追いやられてしまっています。今年はその上にデジカメをもって写真を撮りに行く楽しみにはまってしまったため、映画のレビューすらめっきり減ってしまいました。音楽雑誌は買い続けているのですが、読んでいる暇がない。したがって新譜の情報はまったくの手薄。

 これには困った。中古店に新しい商品が入っても買っていいものかどうか分からない。何せ僕は新譜レビューだけでCDを選んでいるので、レコードで既に持っている物をCDで買いなおす場合を除いて、買ってきて初めて聞くわけですから。一時FM放送をよく聴いていた時期には、耳で聞いてから気に入ってレコードを買ったことはありました。しかしクラシック一辺倒だった70年代半ば以降30年以上にわたって基本的にはレビューだけで選んできたのです。

 そんなわけで買い控えになりがちだったのですが、12月に入ってその反動なのかアマゾンで大量に注文してしまった。その数50枚弱。それ以外にも地元の中古店で買ったものを入れると50枚を超える。1ヶ月にこれだけCDを買ったことは恐らく過去にないだろう。東京にいたとき、1ヶ月にレコードを70枚買ったことはあるが、CDになってからはこれが最高だろう。ほとんど自棄買い。でも選びに選び抜いたものばかりなので満点献上率は高い。来年はもっとこまめに新譜をチェックしよう。

【ロック/ポップス/ヴォーカル/その他】
アーロ・ガスリー&ピート・シーガー「プレシャス・フレンド」
エイミー・マン「ザ・フォーゴトン・アーム」
エリック・クラプトン「バック・ホーム」
コールドプレイ「静寂の世界」
ケリ・ノーブル「フィアレス」
ジェイムズ・モリスン「ジェイムズ・モリスン」
J.J.ケイル&エリック・クラプトン「ザ・ロード・トゥ・エスコンディド」
ジェス・クライン「ストロベリー・ラヴァー」
ジョニ・ミッチェル「バラにおくる」
ジュリア・フォーダム「揺るがぬ愛」
ティム・バクリー「ドリーム・レター ライヴ・イン・ロンドン 1968」
ドゥルス・ポンテス「ラグリマス」
ドノヴァン・フランケンレイター「ムーヴ・バイ・ユアセルフ」
ニール・ヤング「プレイリー・ウィンド」
ポール・マッカートニー「ドライヴィング・レイン」
フランシス・ブラック「トーク・トゥー・ミー」
Sunobo1s リアン・ライムス「ディス・ウーマン」
ロビー・ウィリアムス「インテンシヴ・ケア」

【日本】
鬼束ちひろ「This Armor」
鬼束ちひろ「インソムニア」
Cocco「ベスト・裏ベスト・未発表曲集」
サディスティック・ミカ・バンド「ナルキッソス」
スピッツ「サイクル・ヒット 1991-97」
畠山美由紀「Diving into your mind」
矢井田瞳「I / flancy」

【北欧】
ヴァルティナ「イキ」
ケント「ハグネスタ・ヒル」
シセル「オール・グッド・シングス」
シセル「イン・シンフォニー」

【ケルト・ミュージック/ブリティッシュ・トラッド】
ヴァシュティ・バニヤン「ルック・アフタリング」
ヴァン・モリスン「ダウン・ザ・ロード」
クラース・ドルテ「イン・マイ・ネーム」
クラナド「ランドマークス」
サンディ・デニー「サンディ」
シャロン・シャノン「チューンズ」
ジョン・レンボーン「ア・メイド・イン・ベドラム」
ジョン・レンボーン「ザ・ナイン・メイデンズ」
チェリッシュ・ザ・レディーズ「スレッズ・オブ・タイム」
デフ・シェパード「シナジィ」
ニーヴ・パーソンズ「イン・マイ・プライム」
フォー・メン・アンド・ア・ドッグ「ロング・ローズ」
ブリジット・セント・ジョン「ソングズ・フォー・ザ・ジェントルマン」
ミジャドイロ「カリシアの誘惑」
ロリーナ・マッケニット「マスク・アンド・ミラー」
VA「ザ・ベスト・オブ・ブリティッシュ・フォーク」
VA「ケルティック・タイド」
VA「ケルティック・サークル」

【ジャズ】
Akiko「シンプリー・ブルー」
エディ・ヒギンズ・トリオ「魅惑のとりこ」
オスカー・ピーターソン「ザ・ジャズ・ソウル・オブ」
木住野佳子「フォトグラフ」
キース・ジャレット「カーネギー・ホール・コンサート」
キャノンボール・アダレイ「イン・サンフランシスコ」
ケント「ハグネスタ・ヒル」
シェリル・ベンティーン「トーク・オブ・ザ・タウン」
ジェーン・モンハイト「テイキング・ア・チャンス・オン・ラヴ」
ジャニス・シーゲル「アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ」
ソニー・ロリンズ「ソニー・ロリンズ・アンド・ザ・コンテンポラリー・リーダーズ」
ダイアン・リーブス「リトル・ムーンライト」
ニーナ・フリーロン「テイルズ・オブ・ワンダー」
パット・マルティーノ「ライヴ!」
ビレリ・ラグレーン「ムーヴ」
ボブ・バーグ「あなたと夜と音楽と」
ボブ・ミンツァー「バップ・ボーイ」
マイルス・デイビス「死刑台のエレベーター」
マンハッタン・ジャズ・クインテット「アイ・ガット・リズム」
マンハッタン・トランスファー「クドゥント・ビー・ホッター」
マンハッタン・トリニティ「ミスティ」
ミシェル&トニー・ペトルチアーニ「カンバーセイション」
矢野沙織「02」
  〃  「サクラ・スタンプ」
リーコニッツ「モーション」
サントラ「僕のスウィング」

【ソウル/R&B/ブルース】
ケリー・プライス「ディス・イズ・フー・アイ・アム」
スーザン・テデスキ「ホープ・アンド・デザイアー」
     〃     「ライブ・フロム・オースティン」
ディー・ディー・ブリッジウォーター「レッド・アース」
ナタリー・コール「リーヴィン」
ピンク「ミスアンダーストゥッド」
サントラ「ドリームガールズ」

2007年12月13日 (木)

最近CDを買いまくっています

Rose_c04w  12月に入って狂ったようにアマゾンでCDを買いまくっています。これまでアマゾンでは随分たくさんDVDを注文しましたが、そのあおりでCDまでは手が回りませんでした。最初は1枚だけ注文するつもりだったのですが、一旦始めたらもう止まらない。たまりにたまった鬱憤を晴らすかのように検索しまくり、注文しまくった。そしてその次の日も、そのまた翌日も。毎日山のようにCDが届く。送料だけで1万円を超えたでしょう。

 多少の参考になるかもしれませんので、この間入手したCDのリストを挙げておきます。まだそのほんの一部しか聴いていないのですが、満点をつけたものには◆印をつけておきます(今後も満点をつけた場合は追加してゆきます)。言うまでもなく僕の好みを反映していますので、あくまで参考として受け止めてください。

【ロック/ポップス/ヴォーカル/その他】
アーロ・ガスリー&ピート・シーガー「プレシャス・フレンド」
アン・マッキュー「アメイジング・オーディナリー・シングス」
エイミー・マン「ザ・フォーゴトン・アーム」◆
オホス・デ・ブルッホ「バリ」
ケリ・ノーブル「フィアレス」 ◆
ジェス・クライン「シティ・ガーデン」
ジェス・クライン「ストロベリー・ラヴァー」◆
ジョアンナ・ニューサム「ミルク・アンド・メンダー」
ティム・バクリー「ザ・ベスト・オブ」
ドノヴァン・フランケンレイター「ムーヴ・バイ・ユアセルフ」◆
デイヴィッド・バーン「グロウン・バックワーズ」
デビッド・シルビアン「ブレミッシュ」
ナタリー・マクマスター「ブルー・プリント」
フィオナ・アップル「エクストラオーディナリー・マシーン」
ベラ・フレック&ザ・フレックトーンズ「テン・フロム・リトル・ワールズ」
モザイク「ライヴ・フロム・ザ・パワーハウス」
ロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンド「カラーブラインド」
ロバート・ワイアット「クックーランド」
ローラ・ニーロ「飛翔」

【ソウル/R&B/ブルース】
シリーナ・ジョンソン「チャプター3:ザ・フレッシュ」
スーザン・テデスキ「ホープ・アンド・デザイアー」 ◆
スーザン・テデスキ「ライヴ・フロム・オースティン」◆
ディー・ディー・ブリッジウォーター「ディー・ディー・ブリッジウォーター」◆
メイヴィス・ステイプルズ「ウイル・ネヴァー・ターン・バック」
ラッシェル・フェレル「インディヴィジュアリティ」
ローネイ「アイ・リメンバー」

【ジャズ】
エディ・ヒギンズ・トリオ「魅惑のとりこ」◆
ガブリエラ・アンダース「ウォンティング」
シェリル・ベンティーン「トーク・オブ・ザ・タウン」◆
シェリル・ベンティーン「シングス・ワルツ・フォー・デビー」
ジェーン・モンハイト「テイキング・ア・チャンス・オン・ラヴ」◆
セリア「ポート・オブ・コール」
ダイアン・リーブス「リトル・ムーンライト」◆
藤井郷子「スケッチズ」
ブラッド・メルドー・トリオ「デイ・イズ・ダン」
ボブ・ミンツァー「バップ・ボーイ」◆
マンハッタン・トリニティ「ミスティ」◆
マンハッタン・トランスファー「クドゥント・ビー・ホッター」◆
サントラ「僕のスウィング」◆

【ケルト・ミュージック/ブリティッシュ・トラッド】
ヴァシュティ・バニヤン「ルック・アフタリング」◆
ヴァシュティ・バニヤン「サム・シングズ・ジャスト・スティック・イン・ユア・マインド」
ヴィッキィ・クレイトン「イン・フライト」
サンディ・デニー「サンディ」◆
シャロン・シャノン「チューンズ」◆
ジョン・レンボーン「ザ・ナイン・メイデンズ」
ジョン・レンボーン「ア・メイド・イン・ベドラム」◆
VA「ケルティック・タイド」◆