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2024年1月

2024年1月28日 (日)

これから観たい&おすすめ映画・BD(24年2月)

【新作映画】公開日
1月12日
 「ビヨンド・ユートピア 脱北」(2023)マドレーヌ・ギャヴィン監督、アメリカ
1月19日
 「僕らの世界が交わるまで」(2022)ジェシー・アイゼンバーグ監督、アメリカ
 「みなに幸あれ」(2024)下津優太監督、日本
1月26日
 「白日青春-生きてこそ-」(2022)ラウ・コックルイ監督、香港・シンガポール
 「カムイのうた」(2023)菅原浩志監督、日本
 「コット、はじまりの夏」(2022)コルム・バレード 監督、アイルランド
 「サイレントラブ」(2024)内田英治監督、日本
 「カラフルな魔女 ~角野栄子の物語が生まれる暮らし~」(2023)宮川麻里奈監督、日本
1月27日
 「その鼓動に耳をあてよ」(2023)足立拓朗監督、日本
2月2日
 「ダム・マネー ウォール街を狙え!」(2023)クレイグ・ギレスピー監督、アメリカ
 「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」(2023)マイウェン監督、仏・ベルギー・露・他
 「罪と悪」(2023)齊藤勇起監督、日本
 「熱のあとに」(2023)山本英監督、日本
2月9日
 「カラー・パープル」(2023)ブリッツ・バザウール監督、アメリカ
 「瞳をとじて」(2023)ヴィクトル・エリセ監督、スペイン
 「梟―フクロウー」(2022)アン・テジン監督、韓国
 「ジェントルマン」(2022)キム・ギョンウォン監督、韓国
 「夜明けのすべて」(2023)三宅唱監督、日本
 「身代わり忠臣蔵」(2023)河合勇人監督、日本
 「風よ あらしよ」(2023)柳川強監督、日本
 「一月の声に歓びを刻め」(2024)三島有紀子監督、日本
 「ファイアバード」(2021)ペーテル・レバネ監督、エストニア・イギリス
 「レディ加賀」(2023)雑賀俊朗監督、日本
2月10日
 「フジヤマコットントン」(2023)青柳拓監督、日本
2月16日
 「ボーはおそれている」(2023)アリ・アスター監督、アメリカ
2月17日
 「フィリピンパブ嬢の社会学」(2023)白羽弥仁監督、日本
 「アリランラプソディ」(2023)金聖雄監督、日本
2月23日
 「ネクスト・ゴール・ウィンズ」(2023)タイカ・ワイティティ監督、イギリス・アメリカ
 「犯罪都市 NO WAY OUT」(2023)イ・サンヨン監督、韓国
 「コヴェナント 約束の救出」(2022)ガイ・リッチー監督、アメリカ
 「マダム・ウェブ」(2024)S・J・クラークソン監督、アメリカ
 「落下の解剖学」(2023)ジュスティーヌ・トリエ監督、フランス
 「マッチング」(2024)内田英治監督、日本
2月24日
 「マリア 怒りの娘」(2022)ラウラ・バオマイスター・デ・モンティス監督、ニカラグア
3月1日
 「ARGYLLE アーガイル」(2024)マシュー・ヴォーン監督、イギリス・アメリカ
 「コットンテール」(2023)パトリック・ディキンソン監督、イギリス・日本
 「FEAST 狂宴」(2022)ブリランテ・メンドーサ監督、香港・フィリピン
 「52ヘルツのクジラたち」(2024)成島出監督、日本
3月8日
 「DOGMAN ドッグマン」(2023)リュック・ベッソン監督、フランス
 「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」(2023)マイケル・ジェイコブス監督、アメリカ
 「青春の反抗」(2023)スー・イーシュエン監督、台湾
 「ゴールド・ボーイ」(2023)金子修介監督、日本
3月15日
 「デューン 砂の惑星 PART2」(2024)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、アメリカ
 「12日の殺人」(2022)ドミニク・モル監督、フランス・ベルギー
 「FLY! フライ!」(2023)バンジャマン・レネール監督、アメリカ・フランス
 「ビニールハウス」(2022)イ・ソルヒ監督、韓国
 「変な家」(2023)石川淳一監督、日本
3月22日
 「コール・ジェーン ‐女性たちの秘密の電話‐」(2022)フィリス・ナジー監督、アメリカ
 「四月になれば彼女は」(2024)山田智和監督、日本
3月29日
 「ゴーストバスターズ/フローズン・サマー」(2024)ギル・キーナン監督、アメリカ
 「パリ・ブレスト~夢をかなえたスイーツ~」(2023)セバスティアン・テュラール監督、フランス
 「RHEINGOLD ラインゴールド」(2022)ファティ・アキン監督、独・オランダ・モロッコ・他
 「美と殺戮のすべて」(2022)ローラ・ポイトラス監督、アメリカ
 「ラブリセット 30日後、離婚します」(2023)ナム・デジュン監督、韓国
3月30日
 「ゴッドランド/Godland」(2022)フリーヌル・パルマソン監督、デンマーク・アイスランド・他

 

【新作DVD・BD】レンタル開始日(ネット配信日は各映像配信サービスによりまちまちです)
2月1日
 「わたしの見ている世界が全て」(2022)佐近圭太郎監督、日本
2月2日
 「インスペクション ここで生きる」(2022)エレガンス・ブラットン監督、アメリカ
 「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」(2019)デヴィッド・ミデル監督、アメリカ
 「それでも私は生きていく」(2022)ミア・ハンセン・ラヴ監督、フランス
 「ダンサー イン Paris」(2022)セドリック・クラピッシュ監督、フランス ・ベルギー
 「ハント」(2022)イ・ジョンジェ監督、韓国
 「ひかり探して」(2020)パク・チワン監督、韓国
 「恋人はアンバー」(2020)デヴィッド・フレイン監督、アイルランド・英・米・ベルギー
 「ふたりのマエストロ」(2022)ブリュノ・シッシュ監督、フランス
 「フラッシュオーバー 炎の消防隊」(2023)オキサイド・バン監督、中国
 「ジョン・ウィック:コンセクエンス」(2023)チャド・スタエルスキ監督、アメリカ
 「スラムドッグス」(2023)ジョシュ・グリーンバウム監督、アメリカ
 「シック・オブ・マイセルフ」(2022)クリストファー・ボルグリ監督、ノルウェー・デンマーク・他
 「プチ・ニコラ パリがくれた幸せ」(2022)アマンディーヌ・フルドン監督、フランス
2月7日
 「ザ・クリエイター/創造者」(2023)ギャレス・エドワーズ監督、アメリカ
 「バイオレント・ナイト」(2022)トミー・ウィルコラ監督、アメリカ
2月21日
 「ドミノ」(2023)ロバート・ロドリゲス監督、アメリカ
 「怪物」(2023)是枝裕和監督、日本
 「こんにちは、母さん」(2023)山田洋次監督、日本
2月23日
 「ちひろさん」(2023)今泉力也監督、日本
2月25日
 「あしたの少女」(2022)チョン・ジュリ監督、韓国
3月6日
 「エリザベート1878」(2022)マリー・クロイツァー監督、オーストリア・ルクセンブルク・仏・独
 「世界が引き裂かれる時」(2022)マリナ・エル・ゴルバチ監督、ウクライナ・トルコ
 「トンソン荘事件の記録」(2023)ユン・ジュンヒョン監督、韓国
 「星くずの片隅で」(2022)ラム・サム監督、香港
 「ルー、パリで生まれた猫」(2023)ギヨーム・メダチェフスキ監督、フランス・スイス
 「ロスト・キング 500年越しの運命」(2022)スティーヴン・フリアーズ監督、イギリス
 「アンダーカレント」(2023)今泉力哉監督、日本
 「春に散る」(2023)瀬々敬久監督、日本
3月8日
 「ミステリと言う勿れ」(2023)松山博昭監督、日本
3月20日
 「極限境界線―救出までの18日間―」(2023)イム・スルレ監督、韓国

 

【旧作DVD・BD】発売日
1月24日
 「花椒(ホアジャオ)の味」(2019)ヘイワード・マック監督、中国・香港
2月9日
 「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督傑作選 Blu-ray BOX」(1972, 1974, 1979)
  収録作品:「不安は魂を食いつくす」「マリア・ブラウンの結婚」「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」
2月14日
 「金持ちを喰いちぎれ」(1987)ピーター・リチャードソン監督、イギリス
2月14日
 「世にも怪奇な物語」(1967)ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ監督 

 

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

 

2024年1月21日 (日)

悠遊雨滴 その4:雲を見る

 イギリスに向かう機上、窓の外は雲ばかりだった。じっと窓の外を見ている僕の横に座っていた同僚が身を乗り出して窓の外を覗いた。「なんだ、雲しか見えないじゃないか。」そう言って彼はがっかりしたように再び座席に沈み込んだ。確かにこれが一般的な反応だろう。人は空の上から地上の景観を見たいのである。空を飛びたい、空中から地上を眺めてみたいという願望を昔から人はもっている。僕も子供のころよく空をとぶ夢を見た。宮崎駿も空を飛ぶことにあこがれていたに違いない。「未来少年コナン」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「紅の豚」「魔女の宅急便」等々、彼のアニメには空を飛ぶシーンがふんだんに出てくる。「ラピュタ」の飛行シーンはいつ見てもわくわくするし、魔女のキキが空から見た街は実に魅力的だった。

 

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 人は高い丘に登ると、下界を見下ろし眺望を楽しむ。高い山に登ったときも同じだろう。東京タワーやスカイツリー、高層ビルの展望台に人気があるのも同じ理由だ。高々2メートルにも満たない人間の視野は以外に狭い。ちょうど何か棚の上にあるものを取ろうと踏み台に乗ってふと回りを見ると、部屋がいつもと違って見えることに気づくように、高いところから下を見るのが楽しいのはいつもと違った世界が見えるからなのだ。低い所にいては全体が見えない。あの塀の向こうはどうなっているのか、あの土手の向こうには何があるのか、この公園の全体構造はどうなっているのか、そんな時人は空の上から見下ろしてみたいと望む。高い所からの眺望が素晴らしいのは視界を遮るものがないからである。目の前に広がる広大な眺めには思わず見とれてしまう。見渡す限りびっしりと建物が立ち並ぶ光景(夜景はさらに魅力的になる)、高山から見渡す幾重にも重なる連なる山々や谷の眺望は圧巻だ。

 

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 高みから下界を眺めるのもすばらしいが、逆に地上から空を眺めるのも楽しい。高校生の時、授業をサボって近くの公園に行き、芝生の上に寝そべって雲を眺めていたことがある。これが実に楽しかった。不思議なことに、真っ青な空に白い雲が浮かんでいるのをずっと眺めていると、逆に空から海を見下ろしているような感覚になってくる。そのころはまだ飛行機に乗ったことはなかったが、まるで飛行機から眺めているような感覚だった。その時信じられない雲を見た。なんと日本列島そっくりな雲だった。不思議なくらい似ていた。空から地上を見下ろしている錯覚に陥ったのも無理はない。周りが青一色だからなおさら海に浮かぶ日本列島そのものだった。おそらく僕が雲を眺めるのが好きになったのはその頃からだろう。雲はその形を色んなものに見立てられるので楽しい。まるで雪をかぶったアルプスのように見える雲、さながら滝のように山の頂から流れ落ちる雲、奇妙な形の氷山のように見える雲、雲の裂け目から一筋の光が地上に差し込んでいる神秘的な光景。ひとつとして同じものはなく、また様々なものに見えるところがいい。だから、冒頭で飛行機から雲を眺めていたとき、僕はまったく退屈していなかった。いや、それどころか、いくら眺めても見飽きないくらい楽しんでいた。隣に座っていた同僚にはまったく理解できないだろうが。

 

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 とにかく、窓の外は見渡す限り雲しかなかった。飛行機がなかったころの人間には絶対に体験できなかった眺めだ。行けども行けども雲ばかりなのだが、まったく同じ眺めではなく、実に変化に富んでいる。南極の大雪原の上、あるいは氷山の上にでもいる感じだ。氷山はよくテレビでその映像を見ることがあるが、なんとも神秘的ですばらしい。巨大で、複雑で、人を寄せ付けない厳しさがいい。雲の魅力はそれに似ているが、一番の魅力はその変化の豊かさである。雲はどんな形にもなる。もろい石灰岩の地層にはよく浸食で作られた奇岩が立ち並んでいる風景が見られるが、そんな感じのものもある。洞窟のように見えたり、アーチ状になっているものもある。昼間と夜とでは光線の当たり具合が違うので、また違って見える。特に夜はより神秘的に見える。ときには飛行機を止めてずっと眺めていたいと思う不思議な形もある。いずれにしても延々何時間もこの摩訶不思議な異次元空間ショーは続くのである。雲好きにはたまらない時間だ。

 

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(雲とは無関係ですが、見立て関連で。これって地底人?)


 
 どうしてこんなに雲が好きなのか。思い当たることはある。僕は、よくNHKで放映しているBBC製作の番組のような、ドキュメンタリー番組が好きである。深海もの、動物もの、昆虫もの、地底もの、宇宙もの。ギアナ高地やオーストラリアの地底湖の映像、始めて中国の奥地にテレビカメラが入ったときの映像(本当にあの水墨画の山々がそのままの形で写っていた!あんな形の山が本当にあるのだ!)などには、息を呑んだ。とにかく、日常的でない世界に惹かれる。人々の生活が写っているのは好きではない。人里はなれた非日常的世界がいい。車ではいけない奥地、車を降りて何時間もかけなければ到達できない世界。あるいは極地のような容易に行けないところ。自分ではあまり旅行はしないが、常に日常から逃れたいという願望はある。それらの映像はこの願望を満たしてくれるから好きなのだろう(写真集が好きなのもきっと同じ理由だ)。自分では何の苦労もしなくても、茶の間で手軽に異次元空間に移動できる。現代文明はこんなことを可能にした。たぶん、雲を見るのも同じような自分だけの空想の体験ができるから好きなのだ。この世の果てのどこかにありそうな奇妙な形の雲、もし飛行機が空中に止まれるならば、そして雲の上を歩けるならば、『銀河鉄道の夜』のジョバンニのように雲の上の駅で降りて、雲の上を歩いて近くまで行ってみたい、時にはそんな気持ちになる。そう、夜真っ暗な雲の上を飛んでいる時、きっと自分は「銀河鉄道」に乗った気持ちになっていたのかも知れない。

 

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 ここまでは2002年8月30日に書いた古い原稿を基に一部手を入れたものです。当ブログを作る前にホームページを作っていて、そこに載せていたエッセイ文です。今はそのホームページが閉鎖されてしまったので、この機会に再録しておきたかった次第です。ただ雲となると書きたいことは他にもたくさんあります。実は当ブログの他に「ゴブリンのつれづれ写真日記」という別館ブログがあります。現在開店休業状態ですが、何としても新しい記事を載せて更新することが今年の目標の一つです。その別館写真日記ブログに「雲 天空のキャンバスに描かれた絵」、「おうまがとき」、「クレプスキュールの光芒」などのシリーズがあります。いずれも古い記事ですが、雲と深い関連があるので、関連の文章に手を加えてここにつけ足しておこうと思います。

 

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 三谷幸喜が監督した「ザ・マジックアワー」という映画があります。「マジックアワー」という用語はもともと撮影の専門用語で、日出の直前と日没の直後、光源としての太陽が存在しない約数十分の状態のことをいうそうです。光源となる太陽が姿を消しているため自然環境としては限りなく影の無い状態が作り出されるわけです。

 

 まあ、撮影の用語なので夕方の場合日没後だけを指すようですが、世界が最も美しく見える時間帯という意味では日没前後の時間帯こそ「マジックアワー」と呼ぶべきだと個人的には思います。その時間帯こそ僕が「雲 天空のキャンバスに描かれた絵」シリーズで撮った夕焼け空が観られる時間帯と「蒼い時」とか「おうまがとき」と呼んできた時間帯です。

 

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 雲は毎日見ることができますが、一つとして同じ形のものはありません。実に様々な形に姿を変えます。同じ雲さえも刻々と姿を変えます。それが実に想像力を刺激するのです。ましてや白い雲が様々な色に変化する夕暮れ時は「マジックアワー」と呼ぶにふさわしい天体ショーの時間帯です。この時間帯は短時間に目まぐるしく色合いが変わってゆきます。夕陽がだいぶ傾いて山の端(信州は山国なので、夕日が水平線や平らな地平線に沈むことはありません)に近づいてくると光が黄色みを帯びて来ます。さらに日が沈んでくるとそれが橙色になり茜色に変わってゆきます。それがピンク色に薄らぎ、紫色が混じってくると蒼い時が始まります。蒼い時というのは僕が作った言いかたですが、言い換えれば「おうまがとき」です。「おうまがとき」とは逢魔時。つまり黄昏時、誰そ彼時です。

 

 昼間と夜の境目にある「マジックアワー」は黄色、橙色、茜色、ピンク色、そして紫色へと空の色が刻々と変化する一日で最も壮大な天空ショーが観られる時間帯です。空全体が巨大なスクリーンとなって映し出す光のショーは全国どこからでも観られます。しかもこの巨大な「映画館」は入場無料。そのうえ上映演目は日々異なり、同じショーは二度と見ることはできません。どうです、見逃す手はないでしょう。

 

 色合いだけではありません。雲は毎日見ることができますが、一つとして同じ形のものはありません。実に様々な形に姿を変えます。同じ雲さえも刻々と姿を変えます。それが実に想像力を刺激するのです。いろんな形に見えるので様々なものになぞらえたりすることができます。モンゴルを舞台にした「天空の草原のナンサ」という映画に素晴らしい場面があります。子供たちが雲を眺めてその形からいろいろなものを連想する場面です。ゾウ、キリン、ラクダに乗った子供、馬。どこまでも想像が広がる。モンゴルの大草原では自然が教室なのです。一見何もない草原の暮らしには都会にはない豊かさがあるのです。ゲームばかりやっている子供たちにはない豊かさだとあの映画を観てつくづく思いました。

 

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 最後に音楽との関連にも触れておきます。「新星堂」に「オーマガトキ」と「クレプスキュール」というレーベルがあります。あまり見かけることはありませんが、素晴らしい作品がたくさんここから出ています。90年代から2000年代初めにかけて買いあさった時期がありました。まあ音楽のことはこのくらいにして、雲との関連に話を戻すと、「オーマガトキ」は言うまでもなく「逢魔時」 から来ていますし、「クレプスキュール」はフランス語で「黄昏」とか「薄暮」という意味です。

 

 紅く染まった夕焼け空も見事ですが、光が雲の切れ間から放射状に放たれる光芒も荘厳なものがあります。太陽がまだ山の端の上にある時には、雲の切れ目から下向きに光芒が放たれます。まるで神話の世界に出てくるような神秘的瞬間。まさにクレプスキュールの光芒です。太陽が山の影に沈むと光芒は下から上に放射されます。光芒が上から下に射している場合は宗教的な荘厳さを感じますが、光が上を向いているとまた違った感覚を覚えます。サーチライトを連想するのか、何かを指し示しているようにも感じますし、暗闇を突破したブレイクスルーの感覚もあります。上向きと下向きで感じ方が違うというのは面白いですね。

 

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2024年1月 3日 (水)

2023年に観た映画 マイ・ベスト③ 俳優編

 俳優に関しては毎月4点と5点の上位2段階を掲載しています。しかし年間のまとめともなると数が多いので5点を付けたものだけに絞り、かつ名前の順に並べてあります。

主演男優(外国)
 アダム・ドライヴァー「パターソン」
 アル・パチーノ「ゴッドファーザーPART II」
 アレクサンダー・フェーリング「顔のないヒトラーたち」
 アンソニー・ウォン「淪落の人」
 アン・ソンギ「折れた矢」
 アンドレ・ラミロ「エリート・スクワッド」
 イギー・ポップ「コーヒー&シガレッツ」
 イ・ジョンソク「V.I.P.修羅の獣たち」
 イ・ソンギュン「キングメーカー 大統領を作った男」
 イ・ソンジェ「アタック・ザ・ガス・ステーション!」
 ウディ・ノーマン「カモン カモン」
 ヴラディミール・フリードマン「声優夫婦の甘くない生活」
 エドモンド・オブライエン「殺人者」
 カン・ソンジン「アタック・ザ・ガス・ステーション!」
 キム・ミョンミン「V.I.P.修羅の獣たち」
 キム・ユンソク「モガディシュ 脱出までの14日間」
 ギュスタヴ・ケルヴェン「アスファルト」
 クリストフ・ヴァルツ「ジャンゴ 繋がれざる者」
 ケヴィン・コスナー「13デイズ」
 コリン・ファース「ロイヤル・セブンティーン」
 コンスタンチン・ハベンスキー「ヒトラーと戦った22日間」
 サッソン・ガーベイ「迷子の警察音楽隊」
 サム・ロックウェル「月に囚われた男」
 ジェイソン・ステイサム「ハミングバード」
 ジェイミー・フォックス「ジャンゴ 繋がれざる者」
 ジェームズ・スチュワート「砂塵」
 ジェレミー・レニエ「イゴールの約束」
 ジム・ブロードベント「ベロニカとの記憶」
 ジャクソン・イー「少年の君」
 シュー・ジェン「眠れぬ夜のカルテ」
 ジョニー・デップ「デッドマン」
 ジョニー・デップ「MINAMATA―ミナマタ―」
 ジョン・キューザック「ニューオーリンズ・トライアル」
 ジョン・C・ライリー「ゴールデン・リバー」
 ジルベール・シコット「やすらぎの森」
 ジーン・ハックマン「ニューオーリンズ・トライアル」
 スティーヴン・グレアム「ボイリング・ポイント/沸騰」
 スラブコ・スティマチ「ライフ・イズ・ミラクル」
 ソ・ジソブ「告白、あるいは完璧な弁護」
 ソル・ギョング「キングメーカー 大統領を作った男」
 ソル・ギョング「ザ・タワー」
 ソル・ギョング「茲山魚譜 チャサンオボ」
 ソン・ガンホ「ベイビー・ブローカー」
 ダニエル・デイ=ルイス「父の祈りを」
 ダニエル・デイ=ルイス「ボクサー」
 ダニエル・デイ=ルイス「ファントム・スレッド」
 ダニー・ブーン「パリタクシー」
 チョ・ジヌン「権力に告ぐ」
 チャ・スンウォン「奈落のマイホーム」
 チャン・イー「ワン・セカンド 永遠の24フレーム」
 チン・ソンギュ「エクストリーム・ジョブ」
 ティモシー・スポール「君を想い、バスに乗る」
 デヴィッド・キャラダイン「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」
 トト「大きな鳥と小さな鳥」
 ドニー・イェン「捜査官X」
 トム・ウェイツ「コーヒー&シガレッツ」
 パク・ウォンサン「折れた矢」
 ハ・ジョンウ「哀しき獣」
 ハリソン・フォード「刑事ジョン・ブック 目撃者」
 ハン・ソッキュ「ベルリン・ファイル」
 ブノワ・ポールヴールド「今さら言えない小さな秘密」
 ブルクハルト・クラウスナー「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」
 ヘンリク・ドルシン「ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル」
 ホアキン・フェニックス「カモン カモン」
 ボグスワフ・リンダ「残像」
 マックス・フーバッヒャー「ちいさな独裁者」
 マット・デイモン「レインメーカー」
 マ・ドンソク「ザ・バッド・ガイズ」
 マ・ドンソク「犯罪都市 THE ROUNDUP」
 ユ・オソン「アタック・ザ・ガス・ステーション!」
 ユン・ゲサン「国選弁護人 ユン・ジンウォン」
 リーアム・ニーソン「マークスマン」
 リチャード・クレンナ「リスボン特急」
 リード・バーニー「対峙」
 リャオ・ファン「犯罪心理分析官」
 リュ・ジュンヨル「スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班」
 リュ・スンリョン「エクストリーム・ジョブ」
 リュディガー・フォグラー「リスボン物語」
 レイモン・コルディ「自由を我等に」
 ロバート・デ・ニーロ「マイ・インターン」
 ワグネル・モウラ「エリート・スクワッド」

主演男優(日本)
 芦田伸介「戦争と人間 第一部・第二部」
 阿部サダヲ「死刑にいたる病」
 阿部寛「海よりもまだ深く」
 井浦新「かぞくのいえ」
 岩田剛典「去年の冬、きみと別れ」
 柄本明「一応の推定」
 北大路欣也「戦争と人間 第三部 完結篇」
 窪田正孝「ある男」
 小杉勇「たそがれ酒場」
 佐田啓二「あなた買います」
 佐藤二朗「さがす」
 佐野史郎「毎日が夏休み」
 沢田研二「土を喰らう十二ヵ月」
 品川徹「野のなななのか」
 白鳥晴都「ぜんぶ、ボクのせい」
 陣内孝則「種まく旅人 ~みのりの茶~」
 鈴木亮平「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」
 瀧澤修「戦争と人間 第一部・第二部」
 竹中直人「三文役者」
 堤真一「望み」
 仲代達矢「人間の條件」
 中村錦之助「ちいさこべ」
 西田敏行「陽はまた昇る」
 二宮和也「ラーゲリより愛を込めて」
 橋爪功「家族はつらいよ」
 フランキー堺「貸間あり」
 松田龍平「泣き虫しょったんの奇跡」
 三上博史「誘拐」
 三船敏郎「椿三十郎」
 役所広司「峠 最後のサムライ」
 渡辺謙「明日の記憶」

 

主演女優(外国)
 アマリア・ウルマン「エル プラネタ」
 アマンダ・バインズ「ロイヤル・セブンティーン」
 アンドラ・デイ「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」
 アンドレ・ラシャペル「やすらぎの森」
 イザベル・ユペール「アスファルト」
 インマ・クエスタ「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」
 ヴィッキー・クリープス「ファントム・スレッド」
 エマ・ストーン「クルエラ」
 エマ・ストーン「女王陛下のお気に入り」
 オム・ジウォン「女は冷たい嘘をつく」
 オリヴィア・コールマン「女王陛下のお気に入り」
 キム・ジウン「あしたの少女」
 キム・ソニョン「三姉妹」
 キャリー・マリガン「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」
 クリセル・コンサンジ「淪落の人」
 ケイト・ブランシェット「コーヒー&シガレッツ」
 クイーン・ラティファ「BESSIE/ブルースの女王」
 コンスタンス・ルソー「ダゲレオタイプの女」
 コン・ヒョジン「スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班」
 サミー・チェン「花椒(ホアジャオ)の味」
 サリー・ホーキンス「ファクトリー・ウーマン」
 ザール・アミール=エブラヒミ「聖地には蜘蛛が巣を張る」
 ジェラルディン・ペイジ「バウンティフルへの旅」
 ジョー・デスール「イカした人生」
 ジョーン・クロフォード「ミルドレッド・ピアース」
 スーザン・サランドン「グッドナイト・ムーン」
 スーザン・ヘイワード「私は死にたくない」
 ゾーイ・カザン「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」
 チャオ・タオ「帰れない二人」
 チャン・ツィフォン「シスター 夏のわかれ道」
 チャン・ユンジュ「三姉妹」
 チョウ・ドンユイ「少年の君」
 チョウ・ドンユイ「ソウルメイト 七月と安生」
 デイジー・エドガー=ジョーンズ「ザリガニの鳴くところ」
 トニ・コレット「イン・ハー・シューズ」
 ハン・ジミン「虐待の証明」
 ペ・ドゥナ「あしたの少女」
 ペ・ドゥナ「私の少女」
 バーブラ・ストライサンド「ファニー・ガール」
 バルバラ・スコヴァ「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」
 マーサ・プリンプトン「対峙」
 マー・スーチュン「ソウルメイト 七月と安生」
 マリア・ベルキン「声優夫婦の甘くない生活」
 マルティーヌ・シュヴァリエ「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」
 ミシェル・ドッカリー「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」
 ムン・ソリ「三姉妹」
 メーガン・ライ「花椒(ホアジャオ)の味」
 ヤナ・コロリョーヴァ「キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩」
 リーヌ・ルノー「パリタクシー」
 レイチェル・ワイズ「女王陛下のお気に入り」
 レスリー・マンヴィル「ミセス・ハリス、パリへ行く」
 ロザムンド・パイク「プライベート・ウォー」
 ロニ・エルカベッツ「迷子の警察音楽隊」

主演女優(日本)
 安藤サクラ「ある男」
 安藤サクラ「かぞくのいえ」
 安藤サクラ「百円の恋」
 安藤サクラ「0.5ミリ」
 上野樹里「幸福のスイッチ」
 江利チエミ「ちいさこべ」
 大竹しのぶ「生きたい」
 門脇麦「さよならくちびる」
 黒木華「せかいのおきく」
 佐伯日菜子「毎日が夏休み」
 坂井真紀「スープ・オペラ」
 高峰秀子「あらくれ」
 高峰秀子「女の歴史」
 高峰秀子「女の座」
 高峰秀子「妻の心」
 司葉子「夜の流れ」
 筒井真理子「波紋」
 常盤貴子「野のなななのか」
 戸田恵梨香「母性」
 長澤まさみ「嘘を愛する女」
 のん「さかなのこ」
 のん「天間荘の三姉妹」
 倍賞千恵子「ホノカアボーイ」
 倍賞千恵子「PLAN 75」
 樋口可南子「明日の記憶」
 広瀬すず「ちはやふる -下の句-」
 広瀬すず「水は海に向かって流れる」
 松井玲奈「よだかの片思い」
 宮本信子「メタモルフォーゼの縁側」
 桃井かおり「東京夜曲」
 吉高由里子「ユリゴコロ」
 吉永小百合「玄海つれづれ節」
 山田五十鈴「祇園の姉妹」
 山田五十鈴「夜の流れ」
 若尾文子「越前竹人形」
 若尾文子「妻は告白する」

 

助演男優(外国)
 イ・ギョンヨン「国選弁護人 ユン・ジンウォン」
 ウォルター・ブレナン「西部の男」
 オリヴィエ・グルメ「ダゲレオタイプの女」
 キム・ソンオ「少女は悪魔を待ちわびて」
 キム・ユンソク「哀しき獣」
 サミュエル・L・ジャクソン「ジャンゴ 繋がれざる者」
 ジョン・キューザック「フローズン・グラウンド」
 ソン・ソック「犯罪都市 THE ROUNDUP」
 ダニー・デヴィート「レインメーカー」
 デヴィッド・ストラザーン「ザリガニの鳴くところ」
 パク・ヨンギュ「アタック・ザ・ガス・ステーション!」
 ピート・ポスルスウェイト「父の祈りを」
 ビル・ナイ「MINAMATA―ミナマタ―」
 ボブ・ホスキンス「ダニー・ザ・ドッグ」
 ボブ・ホスキンス「ファクトリー・ウーマン」
 リュ・スンボム「ベルリン・ファイル」
 ユ・アイン「ベテラン」
 ランス・ヘリクセン「デッドマン」
 リチャード・ブラッドフォード「バウンティフルへの旅」
 ロバート・デュヴァル「ゴッドファーザーPART II」

助演男優(日本)
 伊藤雄之助「あなた買います」
 柄本明「ある男」
 柄本明「死刑基準」
 柄本佑「ハケンアニメ!」
 音尾琢真「今はちょっと、ついてないだけ」
 小沢栄太郎「人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇」
 小沢栄太郎「妻は告白する」
 小沢昭一「貸間あり」
 加東大介「あらくれ」
 小林薫「泣き虫しょったんの奇跡」
 斎藤工「去年の冬、きみと別れ」
 坂田利夫「0.5ミリ」
 佐藤慶「人間の條件 第3部望郷篇/第4部戦雲篇」
 沢田研二「幸福のスイッチ」
 清水尋也「さがす」
 進藤英太郎「祇園の姉妹」
 志賀廼家弁慶「祇園の姉妹」
 高橋幸治「戦争と人間 第一部 運命の序曲」
 地井武男「戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河」
 津川雅彦「0.5ミリ」
 永瀬正敏「パターソン」
 仲代達矢「椿三十郎」
 中村嘉葎雄「ちいさこべ」
 中村倫也「ハケンアニメ!」
 南原伸二「人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇」
 西島秀俊「誘拐」
 西村晃「戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河」
 藤竜也「スープ・オペラ」
 ベンガル「0.5ミリ」
 三浦友和「ケイコ 目を澄ませて」
 三橋達也「夜の流れ」
 ムロツヨシ「川っぺりムコリッタ」
 安田顕「ラーゲリより愛を込めて」
 山村聡「人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇」
 吉田鋼太郎「嘘を愛する女」
 渡辺謙「陽はまた昇る」

 

助演女優(外国)
 アン・ブライス「ミルドレッド・ピアース」
 ヴィネット・ロビンソン「ボイリング・ポイント/沸騰」
 ヴェスナ・トリヴァリッチ「ライフ・イズ・ミラクル」
 エマ・トンプソン「クルエラ」
 エマ・トンプソン「父の祈りを」
 エミリー・ワトソン「ボクサー」
 コン・ヒョジン「女は冷たい嘘をつく」
 ジェラルディン・ジェームズ「ファクトリー・ウーマン」
 シャーリー・マクレーン「イン・ハー・シューズ」
 シャーロット・ランプリング「ベロニカとの記憶」
 ジュディ・デンチ「ベルファスト」
 チョン・ミソン「かくれんぼ」
 ナターシャ・ソラック「ライフ・イズ・ミラクル」
 ナタリー・バイ「たかが世界の終わり」
 マギー・スミス「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」
 レベッカ・デモーネイ「バウンティフルへの旅」
 ロザムンド・パイク「ファクトリー・ウーマン」

助演女優(日本)
 蒼井優「家族はつらいよ」
 淡島千景「貸間あり」
 淡島千景「人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇」
 井川遥「さかなのこ」
 入江たか子「椿三十郎」
 尾野真千子「ハケンアニメ!」
 賀原夏子「女の歴史」
 樹木希林「海よりもまだ深く」
 岸田今日子「人間の條件 完結篇」
 草笛光子「女の座」
 草笛光子「老後の資金がありません!」
 草村礼子「ベトナムの風に吹かれて」
 小林聡美「海よりもまだ深く」
 高畑淳子「母性」
 津島恵子「たそがれ酒場」
 寺島しのぶ「天間荘の三姉妹」
 真木よう子「海よりもまだ深く」
 松岡茉優「ちはやふる -下の句-」
 松たか子「泣き虫しょったんの奇跡」
 三浦光子「あらくれ」
 三田佳子「天間荘の三姉妹」
 満島ひかり「愚行録」

 

2024年1月 2日 (火)

2023年に観た映画 マイベスト② 旧作編(2020年まで)

「かぞくのくに」(2011)ヤン・ヨンヒ監督、日本 ★★★★★
「ライフ・イズ・ミラクル」(2004)エミール・クストリッツァ監督、仏、セルビア=モンテネグロ ★★★★★
「バウンティフルへの旅」(1985)ピーター・マスターソン監督、アメリカ ★★★★★
「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」(1976)ハル・アシュビー監督、アメリカ ★★★★★
「チリの闘い」(1975-78)パトリシオ・グスマン監督、チリ ★★★★★
「戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河」(1971)山本薩夫監督、日本 ★★★★★
「椿三十郎」(1962)黒澤明監督、日本 ★★★★★
「人間の條件 第3部望郷篇/第4部戦雲篇」(1959)小林正樹小林正樹監督、日本 ★★★★★
「祇園の姉妹」(1936)溝口健二監督、日本 ★★★★★

「去年の冬、きみと別れ」(2018)瀧本智行監督、日本 ★★★★☆
「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」(2018)ジョン・チェスター監督、米 ★★★★☆
「僕たちは希望という名の列車に乗った」(2018)ラース・クラウメ監督、ドイツ ★★★★☆
「JUNK HEAD」(2017)堀貴秀監督、日本 ★★★★☆
「ちいさな独裁者」(2017)ロベルト・シュヴェンケ監督、独・仏・ポーランド ★★★★☆
「残像」(2016)アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド ★★★★☆
「ソウルメイト 七月と安生」(2016)デレク・ツァン監督、中国・香港 ★★★★☆
「パターソン」(2016)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ ★★★★☆
「ローサは密告された」(2016)ブリランテ・メンドーサ監督、フィリピン ★★★★☆
「1944 独ソ・エストニア戦線」(2015)エルモ・ヌガネン監督、エストニア・フィンランド ★★★★☆
「0.5ミリ」(2013)安藤桃子監督、日本 ★★★★☆
「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012)クエンティン・タランティーノ監督、アメリカ ★★★★☆
「ファクトリー・ウーマン」(2010)ナイジェル・コール監督、イギリス ★★★★☆
「月に囚われた男」(2009)ダンカン・ジョーンズ監督、イギリス ★★★★☆
「コーヒー&シガレッツ」(2003)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ ★★★★☆
「アレクセイと泉」(2002)本橋成一監督、日本 ★★★★☆
「13デイズ」(2000)ロジャー・ドナルドソン監督、アメリカ ★★★★☆
「柳と風」(1999)モハマッド=アリ・タレビ監督、イラン・日本 ★★★★☆
「りんご」(1998)サミラ・マフマルバフ監督、イラン・フランス・オランダ ★★★★☆
「ボクサー」(1997)ジム・シェリダン監督、アメリカ・アイルランド ★★★★☆
「デッドマン」(1995)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ ★★★★☆
「父の祈りを」(1993)ジム・シェリダン監督、イギリス・アメリカ ★★★★☆
「刑事ジョン・ブック 目撃者」(1985)ピーター・ウィアー監督、アメリカ ★★★★☆
「時の支配者」(1982)ルネ・ラルー監督、仏・スイス・西独・英・ハンガリー ★★★★☆
「戦争と人間 第三部 完結篇」(1973)山本薩夫監督、日本 ★★★★☆
「リスボン特急」(1972)ジャン=ピエール・メルヴィル監督、フランス ★★★★☆
「戦争と人間 第一部 運命の序曲」(1970)山本薩夫監督、日本 ★★★★☆
「女の歴史」(1963)成瀬巳喜男監督、日本 ★★★★☆
「女の座」(1962)成瀬巳喜男監督、日本 ★★★★☆
「ちいさこべ」(1962)田坂具隆監督、日本 ★★★★☆
「人間の條件 完結篇」(1961)小林正樹監督、日本 ★★★★☆
「夜の流れ」(1960)成瀬巳喜男、川島雄三監督、日本 ★★★★☆
「人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇」(1959)小林正樹監督、日本 ★★★★☆
「あらくれ」(1957)成瀬巳喜男監督、日本 ★★★★☆
「たそがれ酒場」(1955)内田吐夢監督、日本 ★★★★☆
「殺人者」(1946)ロバート・シオドマク監督、アメリカ ★★★★☆

「エクストリーム・ジョブ」(2019)イ・ビョンホン監督、韓国 ★★★★△
「海獣の子供」(2019)渡辺歩監督、日本 ★★★★△
「権力に告ぐ」(2019)チョン・ジヨン監督、韓国 ★★★★△
「さよならくちびる」(2019)塩田明彦監督、日本 ★★★★△
「スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班」(2019)ハン・ジュニ監督、韓国 ★★★★△
「声優夫婦の甘くない生活」(2019)エフゲニー・ルーマン監督、イスラエル ★★★★△
「パピチャ 未来へのランウェイ」(2019)ムニア・メドゥール監督、仏・アルジェリア・他 ★★★★△
「蜜蜂と遠雷」(2019)石川慶監督、日本 ★★★★△
「嘘を愛する女」(2018)中江和仁監督、日本 ★★★★△
「帰れない二人」(2018)ジャ・ジャンクー監督、中国・フランス ★★★★△
「虐待の証明」(2018)イ・ジウォン監督、韓国 ★★★★△
「ゴールデン・リバー」(2018)ジャック・オーディアール監督、仏・スペイン・他 ★★★★△
「さよならの朝に約束の花をかざろう」(2018)岡田麿里監督、日本 ★★★★△
「女王陛下のお気に入り」(2018)ヨルゴス・ランティモス監督、アイルランド・米・英 ★★★★△
「だれもが愛しいチャンピオン」(2018)ハビエル・フェセル監督、スペイン ★★★★△
「泣き虫しょったんの奇跡」(2018)豊田利晃監督、日本 ★★★★△
「ヒトラーと戦った22日間」(2018)コンスタンチン・ハベンスキー監督、露・独・他 ★★★★△
「ビリーブ 未来への大逆転」(2018)ミミ・レダー監督、アメリカ ★★★★△
「FUNAN フナン」(2018)ドゥニ・ドー監督、仏・ベルギー・ルクセンブルク・カンボジア ★★★★△
「プライベート・ウォー」(2018)マシュー・ハイネマン監督、イギリス・アメリカ ★★★★△
「淪落の人」(2018)オリヴァー・チャン監督、香港 ★★★★△
「V.I.P.修羅の獣たち」(2017)パク・フンジョン監督、韓国 ★★★★△
「運命は踊る」(2017)サミュエル・マオズ監督、イスラエル・独・仏・スイス ★★★★△
「北の果ての小さな村で」(2017)サミュエル・コラルデ監督、フランス ★★★★△
「ゲット・アウト」(2017)ジョーダン・ピール監督、アメリカ ★★★★△
「ちはやふる -結び-」(2017)小泉徳宏監督、日本 ★★★★△
「犯罪心理分析官」(2017)シエ・トンシェン監督、中国 ★★★★△
「ファントム・スレッド」(2017)ポール・トーマス・アンダーソン監督、アメリカ ★★★★△
「ベロニカとの記憶」(2017)リテーシュ・バトラ監督、イギリス ★★★★△
「ユリゴコロ」(2017)熊澤尚人監督、日本 ★★★★△
「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」(2016)ラース・クラウメ監督、独 ★★★★△
「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」(2016)オリオル・パウロ監督、スペイン ★★★★△
「海よりもまだ深く」(2016)是枝裕和監督、日本 ★★★★△
「女は冷たい嘘をつく」(2016)イ・オンヒ監督、韓国 ★★★★△
「愚行録」(2016)石川慶監督、日本 ★★★★△
「スター・トレック BEYOND」(2016)ジャスティン・リン監督、アメリカ ★★★★△
「ダゲレオタイプの女」(2016)黒沢清監督、フランス・ベルギー・日本 ★★★★△
「ちはやふる -下の句-」(2016)小泉徳宏監督、日本 ★★★★△
「フライト・クルー」(2016)ニコライ・レベデフ監督、ロシア ★★★★△
「MASTER/マスター」(2016)チョ・ウィソク監督、韓国 ★★★★△
「アスファルト」(2015)サミュエル・ベンシェトリ監督、フランス ★★★★△
「国選弁護人 ユン・ジンウォン」(2015)キム・ソンジェ監督、韓国 ★★★★△
「彷徨える河」(2015)シーロ・ゲーラ監督、コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン ★★★★△
「バケモノの子」(2015)細田守監督、日本 ★★★★△
「BESSIE/ブルースの女王」(2015)ディー・リース監督、アメリカ ★★★★△
「ミモザの島に消えた母」(2015)フランソワ・ファヴラ監督、フランス ★★★★△
「顔のないヒトラーたち」(2014)ジュリオ・リッチャレッリ監督、ドイツ ★★★★△
「眠れぬ夜のカルテ」(2014)レスト・チェン監督、中国 ★★★★△
「百円の恋」(2014)武正晴監督、日本 ★★★★△
「私の少女」(2014)チョン・ジュリ監督、韓国 ★★★★△
「かくれんぼ」(2013)ホ・ジョン監督、韓国 ★★★★△
「折れた矢」(2012)チョン・ジヨン監督、韓国 ★★★★△
「ザ・タワー」(2012)キム・ジフン監督、韓国 ★★★★△
「伏 鉄砲娘の捕物帳」(2012)宮地昌幸監督、日本 ★★★★△
「死刑基準」(2011)水谷俊之監督、日本 ★★★★△
「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」(2011)ベニト・サンブラノ監督、スペイン ★★★★△
「哀しき獣」(2010)ナ・ホンジン監督、韓国 ★★★★△
「スープ・オペラ」(2010)瀧本智行監督、日本 ★★★★△
「愛する人」(2009)ロドリゴ・ガルシア監督、アメリカ・スペイン ★★★★△
「ホノカアボーイ」(2008)真田敦監督、日本 ★★★★△
「エリート・スクワッド」(2007)ジョゼ・パヂーリャ監督、ブラジル ★★★★△
「迷子の警察音楽隊」(2007)エラン・コリリン監督、イスラエル・フランス ★★★★△
「幸福のスイッチ」(2006)安田真奈監督、日本 ★★★★△
「明日の記憶」(2005)堤幸彦監督、日本 ★★★★△
「イン・ハー・シューズ」(2005)カーティス・ハンソン監督、アメリカ ★★★★△
「閉ざされた森」(2003)ジョン・マクティアナン監督、アメリカ ★★★★△
「ニューオーリンズ・トライアル」(2003)ゲイリー・フレダー監督、アメリカ ★★★★△
「三文役者」(2000)新藤兼人監督、日本 ★★★★△
「アタック・ザ・ガス・ステーション!」(1999)キム・サンジン監督、韓国 ★★★★△
「ナージャの村」(1997)本橋成一監督、日本・ベラルーシ共和国 ★★★★△
「レインメーカー」(1997)フランシス・フォード・コッポラ監督、アメリカ ★★★★△
「イゴールの約束」(1996)リュック=ピエール&ジャン・ピエール・ダルデンヌ監督、ベルギー・仏・ルクセンブルク ★★★★△
「リスボン物語」(1995)ヴィム・ヴェンダース監督、ドイツ・ポルトガル ★★★★△
「毎日が夏休み」(1994)金子修介監督、日本 ★★★★△
「異人たちとの夏」(1988)大林宣彦監督、日本 ★★★★△
「遠い声、静かな暮し」(1988)テレンス・デイヴィス監督、イギリス ★★★★△
「海と毒薬」(1986)熊井啓監督、日本 ★★★★△
「スター・トレック1」(1979)ロバート・ワイズ監督、アメリカ ★★★★△
「恐怖に襲われた街」(1975)アンリ・ヴェルヌイユ監督、フランス ★★★★△
「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」(1975)シャンタル・アケルマン監督、ベルギー ★★★★△
「ゴッドファーザーPART II」(1974)フランシス・フォード・コッポラ監督、米 ★★★★△
「都会のアリス」(1973)ヴィム・ヴェンダース監督、西ドイツ ★★★★△
「華麗なる賭け」(1968)ノーマン・ジュイソン監督、アメリカ ★★★★△
「ファニー・ガール」(1968)ウィリアム・ワイラー監督、アメリカ ★★★★△
「卒業」(1967)マイク・ニコルズ監督、アメリカ ★★★★△
「大きな鳥と小さな鳥」(1966)ピエル・パオロ・パゾリーニ監督、イタリア ★★★★△
「越前竹人形」(1963)吉村公三郎監督、日本 ★★★★△
「妻は告白する」(1961)増村保造監督、日本 ★★★★△
「貸間あり」(1959)川島雄三監督、日本 ★★★★△
「私は死にたくない」(1958)ロバート・ワイズ監督、アメリカ ★★★★△
「あなた買います」(1956)小林正樹監督、日本 ★★★★△
「妻の心」(1956)成瀬巳喜男監督、日本 ★★★★△
「ミルドレッド・ピアース」(1945)マイケル・カーティス監督、アメリカ ★★★★△
「砂塵」(1939)ジョージ・マーシャル監督、アメリカ ★★★★△
「ボー・ジェスト」(1939)ウィリアム・A・ウェルマン監督、アメリカ ★★★★△
「自由を我等に」(1931)ルネ・クレール監督、フランス ★★★★△
「西部戦線一九一八年」(1930)G・W・パブスト監督、ドイツ ★★★★△

 

 

2023年に観た映画 マイベスト① 新作編(2021年以降)

 一昨年観た映画の数は371本。昨年はその記録をまた更新してして390本。今年の目標は当然人生初の400本越えでした。そしてついにその目標を超過達成、合計405本でした。とにかく本数が多すぎて収拾がつかない。もうとても順番を付けられる状況ではないので、昨年と同様の方式を取ります。

① 作品については「新作編(2021年以降)」と「旧作編(2020年まで)」に分け、同じ評価点は全て横並び、製作年代順に並べる。いずれも公開年で分けています。最近増えてきている劇場未公開・各種配信サービスで公開されているものについては、制作年で分けました。
② 俳優に関しては5点を付けたものだけに絞り、かつ名前の順にする。

「あしたの少女」(2022)チョン・ジュリ監督、韓国 ★★★★★
「土を喰らう十二ヵ月」(2022)中江裕司監督、日本 ★★★★★
「茲山魚譜 チャサンオボ」(2021)イ・ジュニク監督、韓国 ★★★★★
「少年の君」(2019)デレク・ツァン監督、中国・香港 ★★★★★

「福田村事件」(2023)森達也監督、日本 ★★★★☆
「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」(2022)マリア・シュラーダー監督、米 ★★★★☆
「すずめの戸締まり」(2022)新海誠監督、日本 ★★★★☆
「ぜんぶ、ボクのせい」(2022)松本優作監督、日本 ★★★★☆
「パリタクシー」(2022)クリスチャン・カリオン監督、フランス ★★★★☆
「ベイビー・ブローカー」(2022)是枝裕和監督、韓国 ★★★★☆
「ある男」(2021)石川慶監督、日本 ★★★★☆
「生きろ 島田叡 ―戦中最後の沖縄県知事」(2021)佐古忠彦監督、日本 ★★★★☆
「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」(2021)リー・ダニエルズ監督、米 ★★★★☆
「対峙」(2021)フラン・クランツ監督、アメリカ ★★★★☆
「モガディシュ 脱出までの14日間」(2021)リュ・スンワン監督、韓国 ★★★★☆

「せかいのおきく」(2023)坂本順治監督、日本 ★★★★△
「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2023)松木彩監督、日本 ★★★★△
「ENDANGERED ジャーナリズムの危機」(2022)レイチェル・グレイディ、他、監督、米 ★★★★△
「キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩」(2022)オレシャ・モルグネツ=イサイェンコ監督、ウクライナ・ポーランド ★★★★△
「告白、あるいは完璧な弁護」(2022)ユン・ジョンソク監督、韓国 ★★★★△
「こちらあみ子」(2022)森井勇佑監督、日本 ★★★★△
「さがす」(2022)片山慎三監督、日本 ★★★★△
「ザリガニの鳴くところ」(2022)オリヴィア・ニューマン監督、アメリカ ★★★★△
「死刑にいたる病」(2022)白石和彌監督、日本 ★★★★△
「Single8」(2022)小中和哉監督、日本 ★★★★△
「聖地には蜘蛛が巣を張る」(2022)アリ・アッバシ監督、デンマーク・独・仏・他 ★★★★△
「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」(2022)サイモン・カーティス監督、イギリス ★★★★△
「ハケンアニメ!」(2022)吉野耕平監督、日本 ★★★★△
「PLAN 75」(2022)早川千絵監督、日本・フランス・フィリピン・カタール ★★★★△
「母性」(2022)廣木隆一監督、日本 ★★★★△
「ミセス・ハリス、パリへ行く」(2022)アンソニー・ファビアン監督、イギリス ★★★★△
「メタモルフォーゼの縁側」(2022)狩山俊輔監督、日本 ★★★★△
「波紋」(2022)荻上直子監督、日本 ★★★★△
「マイスモールランド」(2022)川和田恵真監督、日本 ★★★★△
「水は海に向かって流れる」(2022)前田哲監督、日本 ★★★★△
「よだかの片思い」(2022)安川有果監督、日本 ★★★★△
「ラーゲリより愛を込めて」(2022)瀬々敬久監督、日本 ★★★★△
「愛なのに」(2021)城定秀夫監督、日本 ★★★★△
「悪魔の世代」(2021)エミリス・ヴェリヴィス監督、エストニア ★★★★△
「アフター・ヤン」(2021)コゴナダ監督、アメリカ ★★★★△
「犬王」(2021)湯浅政明監督、日本 ★★★★△
「エル プラネタ」(2021)アマリア・ウルマン監督、アメリカ・スペイン ★★★★△
「オマージュ」(2021)シン・スウォン監督、韓国 ★★★★△
「川っぺりムコリッタ」(2021)荻上直子監督、日本 ★★★★△
「君を想い、バスに乗る」(2021)ギリーズ・マッキノン監督、イギリス ★★★★△
「巨大製薬会社の陰謀 / THE CRIME OF THE CENTURY」(2021)アレックス・ギブニー監督、米 ★★★★△
「キングメーカー 大統領を作った男」(2021)ピョン・ソンヒョン監督、韓国 ★★★★△
「クルエラ」(2021)クレイグ・ギレスピー監督、アメリカ ★★★★△
「コーダ あいのうた」(2021)シアン・ヘダー監督、アメリカ・フランス・カナダ ★★★★△
「コンパートメントNo.6」(2021)ユホ・クオスマネン監督、フィンランド・露・独、他 ★★★★△
「ザ・クロッシング」(2021)フローランス・ミアイユ監督、仏・チェコ・独 ★★★★△
「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」(2021)アミール・“クエストラヴ”・トンプソン監督、アメリカ ★★★★△
「三姉妹」(2021)イ・スンウォン監督、韓国 ★★★★△
「シスター 夏のわかれ道」(2021)イン・ルオシン監督、中国 ★★★★△
「捜索者」(2021)キム・ミンソプ監督、韓国 ★★★★△
「天間荘の三姉妹」(2021)北村龍平監督、日本 ★★★★△
「秘密の森の、その向こう」(2021)セリーヌ・シアマ監督、フランス ★★★★△
「ベルファスト」(2021)ケネス・ブラナー監督、イギリス ★★★★△
「ボイリング・ポイント/沸騰」(2021)フィリップ・バランティーニ監督、イギリス ★★★★△
「映画大好きポンポさん」(2020)平尾隆之監督、日本 ★★★★△
「GAGARINE/ガガーリン」(2020)ファニー・リヤタール&ジェレミー・トルイユ監督、仏 ★★★★△
「渇きと偽り」(2020)ロバート・コノリー監督、オーストラリア ★★★★△
「スウィート・シング」(2020)アレクサンダー・ロックウェル監督、アメリカ ★★★★△
「MINAMATA―ミナマタ―」(2020)アンドリュー・レヴィタス監督、アメリカ ★★★★△
「林檎とポラロイド」(2020)クリストス・ニク監督、ギリシャ・ポーランド・スロベニア ★★★★△
「ワン・セカンド 永遠の24フレーム」(2020)チャン・イーモウ監督、中国 ★★★★△
「魂のまなざし」(2020)アンティ・J・ヨキネン監督、フィンランド・エストニア ★★★★△
「ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル」(2019)トーマス・アルフレッドソン監督、スウェーデン ★★★★△
「コレクティブ 国家の嘘」(2019)ルーマニア・ルクセンブルク・ドイツ ★★★★△
「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」(2019)フィリッポ・メネゲッティ監督、仏・ルクセンブルク・ベルギー ★★★★△
「花椒(ホアジャオ)の味」(2019)ヘイワード・マック監督、中国・香港 ★★★★△
「やすらぎの森」(2019)ルイーズ・アルシャンボー監督、カナダ ★★★★△
「夢のアンデス」(2019)パトリシオ・グスマン監督、チリ・フランス ★★★★△

 

 

 

2024年1月 1日 (月)

2023年に観たテレビ番組 お気に入り作品リスト

 昨年観た映画の本数は405本ですが、ドラマにかけた時間はそれより多いかもしれません。何しろ連続ドラマとなれば何十話とあるわけですから。しかもユーネクストで新しく知ったドラマでは何シーズンもあったりします。こんなもの一気見していた日には他に何もやれません。今は仕事を退職し、好きな時間に寝て好きな時間に起きる生活なので、連続ドラマにはまってしまうと一日中観ている、徹夜して朝の10時ごろしぶしぶベッドに入る。目が覚めるともう夕方という日も珍しくはありません。次の日も同じことの繰り返し。そんなことが年に何回もあります。よく映画を400本以上も観られたものだと自分でも感心します。

 その上にテレビで日々録画している番組が多数あります。テレビ番組がつまらなくなった、観たい番組がないとよく言われますが、番組表を隅から隅までなめるようにチェックすると録画しておきたくなる番組は相当数あります。衛星放送には入っていないので地上波だけですが、それでもハードディスクがいっぱいにならないよう、ほとんど毎日のように録画用ディスクにダビングしてはハードディスクから削除するという作業をしています。録画したBDだけでもかなりの数になります。数万冊の本、1万を超えるレコードとCD、数千枚はあるDVDとBDの他に、テレビから録画した膨大な量のBDがあるのですから足の踏み場もないありさま。

 ユーネクストやテレビで観たドラマを映画に換算したら一体何本になるだろうか。おそらく映画とドラマを合わせると映画に換算して1000本は超えていると思われます。これはこれで凄いことですが、今年は家にばかりこもってないでもっと外に出よう。何しろ一日中全く陽の光を浴びない日がかなりあるのだから、健康のためにもそんな生活は変えていかなければだめだ。これが今年の年頭の誓いです。

 下記のリストは評価点が高い順に並べています。同じ評価点の場合は新しい順、五十音順に並べています。なお、昨年大評判となった「VIVANT」は最終話まで観ましたが、このリストに入っていません。それなりに楽しんで観ましたが、それと作品としての評価は別です。このドラマには致命的な欠陥があると思っています。何と言っても自衛隊の別班と公安をまるで正義のヒーローのように描いていることです。自衛隊の別班はCIAのような謀略組織で、公安は昔の特高警察的性格を未だに持ち続けています。それを正義のヒーローに仕立て上げるというのは、今の腐りきった政府が秘かにバックアップして作らせているのではないかと疑いたくなる。一方のテントも中村哲さんのような考えを持っているとしながらもテロ行為を仕掛けているという矛盾した描き方になっている。要するに基本設定がめちゃくちゃなので、評価できないということです。

 

【ドラマ】
「キッチン革命」(2023)日本 ★★★★★
「らんまん」(2023)日本 ★★★★★
「これは経費で落ちません!」(2019)日本 ★★★★★
「わたし、定時で帰ります。」(2019)日本 ★★★★★
「ビッグ・リトル・ライズ シーズン1~2」(2017-18)アメリカ ★★★★★
「やすらぎの郷」(2017)日本 ★★★★★
「逃げるは恥だが役に立つ」(2016)日本 ★★★★★
「空飛ぶタイヤ」(2009)日本 ★★★★★
「倅」(1979)日本 (山田洋次×渥美清 TBS日曜劇場傑作選)★★★★★
「放蕩かっぽれ節」(1978)日本 (山田洋次×渥美清 TBS日曜劇場傑作選)★★★★★
「放蕩一代息子」(1973)日本 (山田洋次×渥美清 TBS日曜劇場傑作選)★★★★★
「あにいもうと」(1972)日本 (山田洋次×渥美清 TBS日曜劇場傑作選)★★★★★

「アナウンサーたちの戦争」(2023)日本 ★★★★☆
「いちばんすきな花」(2023)日本 ★★★★☆
「大奥」2023)日本 ★★★★☆
「コタツがない家」(2023)日本 ★★★★☆
「しずかちゃんとパパ」(2023)日本 ★★★★☆
「ブラッシュアップライフ」(2023)日本 ★★★★☆
「ミワさんなりすます」(2023)日本 ★★★★☆
「やさしい猫」(2023)日本 ★★★★☆
「アストリッドとラファエル 文書係の事件録 シーズン3」(2022)フランス ★★★★☆
「刑事アニタ~ブラックサンド殺人事件」(2022)アイスランド ★★★★☆
「地球に落ちて来た男」(2022)アメリカ ★★★★☆
「アストリッドとラファエル シーズン2」(2021)フランス ★★★★☆
「追撃者~逆局~」(2021)台湾 ★★★★☆
「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル」(2021)日本 ★★★★☆
「ペンションメッツァ」(2021)日本 ★★★★☆
「ボイス4 ~112の奇跡~」(2021)韓国 ★★★★☆
「猟罪図鑑~見えない肖像画~」(2021)中国 ★★★★☆
「誰も知らない」(2020)韓国 ★★★★☆
「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」(2020)中国 ★★★★☆
「竜の道」(2020)日本 ★★★★☆
「ロング・ナイト 沈黙的真相」(2020)中国 ★★★★☆
「ジャスティス2 検法男女」(2019)韓国 ★★★★☆
「HAWAII FIVE-O Season9」(2018)アメリカ ★★★★☆
「アルゴン ~隠された真実~」(2017)韓国 ★★★★☆
「操作~隠された真実」(2017)韓国 ★★★★☆
「BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸」(2018)日本 ★★★★☆
「THE FALL 警視ステラ・ギブソン 1~3」(2013)イギリス ★★★★☆
「ニュースルーム」シーズン1~3(2012~4)アメリカ ★★★★☆
「贖罪」(2012)日本 ★★★★☆

「A Table!(ア・ターブル)~歴史のレシピを作ってたべる~」(2023)日本 ★★★★△
「あたりのキッチン!」(2023)日本 ★★★★△
「うちの弁護士は手がかかる」(2023)日本 ★★★★△
「Get Ready!」(2023)日本 ★★★★△
「CODE 願いの代償」(2023)日本 ★★★★△
「この素晴らしき世界」(2023)日本 ★★★★△
「シッコウ!! ~犬と私と執行官~」(2023)日本 ★★★★△
「たとえあなたを忘れても」(2023)日本 ★★★★△
「デフ・ヴォイス」(2023)日本 ★★★★△
「ハヤブサ消防団」(2023)日本 ★★★★△
「大河ドラマが生まれた日」(2023)日本 ★★★★△
「日曜の夜ぐらいは...」(2023)日本 ★★★★△
「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」(2023)日本 ★★★★△
「舞いあがれ!」(2023)日本 ★★★★△
「MARICE」(2023)日本 ★★★★△
「満点のゴール」(2023)日本 ★★★★△
「リバーサルオーケストラ」(2023)日本 ★★★★△
「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」(2023)日本 ★★★★△
「わたしの一番最悪なともだち」(2023)日本 ★★★★△
「孤独のグルメ~美味しいけどホロ苦い...井之頭五郎の災難~」(2022)日本 ★★★★△
「孤独のグルメ配信オリジナル2~五郎、芸人まみれ」(2022)日本 ★★★★△
「それ忘れてくださいって言いましたけど。」(2022)日本 ★★★★△
「何かおかしい」(2022)日本 ★★★★△
「何かおかしい2」(2022)日本 ★★★★△
「豚の王」(2022)韓国 ★★★★△
「リドリー~退任警部補の事件簿」(2022)イギリス ★★★★△
「ある日~真実のベール」(2021)韓国 ★★★★△
「いりびと 異邦人」(2021)日本 ★★★★△
「インフルエンス」(2021)日本 ★★★★△
「有村架純の撮休」(2020)日本 ★★★★△
「サーチ~運命の分岐点~」(2020)韓国 ★★★★△
「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」(2020)日本 ★★★★△
「10の秘密」(2020)日本 ★★★★△
「ミステリーIN上海 Miss Sの探偵ファイル」(2020)中国 ★★★★△
「アガサ・クリスティー 無実はさいなむ」(2018)イギリス ★★★★△
「仮面の秘密」(2018)韓国 ★★★★△
「推理の女王」(2017)韓国 ★★★★△
「真昼の悪魔」(2017)日本 ★★★★△
「クロハ 機捜の女性捜査官」(2015)日本 ★★★★△
「5人のジュンコ」(2015)日本 ★★★★△
「死の臓器」(2015)日本 ★★★★△
「贖罪の奏鳴曲」(2015)日本 ★★★★△
「ミセス・コップ」(2015)韓国 ★★★★△
「女はそれを許さない」(2014)日本 ★★★★△
「罪人の嘘」(2014)日本 ★★★★△
「オールモスト・ヒューマン」(2013)アメリカ★★★★△
「10-TEN シーズン2」(2013)韓国 ★★★★△
「贖罪」(2012)日本 ★★★★☆
「レジデント~5人の研修医」(2012)日本 ★★★★△
「新参者」(2010)日本 ★★★★△
「日本人の知らない日本語」(2010)日本 ★★★★△
「マークスの山」2010)日本 ★★★★△
「SCANDAL」(2008)日本 ★★★★△
「岸辺のアルバム」(1977)日本 ★★★★△

 

【アニメ】
「葬送のフリーレン 第1クール」(2023)日本 ★★★★☆
「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シリーズ(2023)日本 ★★★★△
「龍の歯医者」(2017)日本 ★★★★△

 

【その他の番組】
「朝メシまで。」(2023)日本 ★★★★★
「朝メシまで。 2時間スペシャル」(2023)日本 ★★★★★
「朝メシまで。 傑作選」(2023?)日本 ★★★★★
「アナザーストーリーズ 手塚治虫 ブラック・ジャックからの伝言」(2023)日本 ★★★★★
「ETV特賞 オモニの島 私の故郷~映画監督・ヤン・ヨンヒ~」(2023) ★★★★★
「ETV特集:生誕120年・没後60年 小津安二郎は生きている」(2023)日本 ★★★★★
「NHKスペシャル映像記録 関東大震災 帝都壊滅の三日間 前編・後編」(2023)日本 ★★★★★
「NHKスペシャル ヒマラヤ”悪魔の谷”~人跡未踏の秘境に挑む~」(2023)日本 ★★★★★
「人生最高レストラン」(2022-3)日本 ★★★★★
「Dear 忌野清志郎」(2023)日本 ★★★★★
「100分deフェミニズム」(2023)日本 ★★★★★
「ソロ活女子のススメ2」(2022)日本 ★★★★★
「ドキュランドへようこそ 女性たちの”戦争” 報道写真家が見たウクライナ」(2022)仏 ★★★★★
「アナザーストーリーズ ハリウッドは闘う ~アカデミー賞とダイバーシティ」(2023)  ★★★★☆
「アナザーストーリーズ 東日本大震災 踏みとどまった外国人たち」(2023)日本 ★★★★☆
「NHKスペシャル わが娘を手放した日 中国一人っ子政策のその後」(2023)日本 ★★★★☆
「プロフェッショナル ふたりのキネマ ~山田洋次と吉永小百合」(2023)日本 ★★★★☆
「理想の本箱 君だけのブックガイド」(2022-3)日本 ★★★★☆
「ソーイング・ビー5」(2019)イギリス ★★★★☆
「エリック・クラプトン 70's ヒストリー」(2014)イギリス ★★★★☆
「NHKスペシャル:テレビとはあついものなり」(2023)日本 ★★★★△
「旅屋おかえり 兵庫篇」(2023)日本 ★★★★△
「100年インタビュー 作家・大江健三郎」(2010)日本 ★★★★△
「マツコの知らない世界 台湾の魅力が凝縮 台湾夜市」(2023)日本 ★★★★△
「三つ目の庄内~余計者たちの夢の国」(2022)日本 ★★★★△

 

【お気に入り定番番組】
「イギリスで一番美しい庭ダルメイン」
「浦沢直樹の漫勉neo」
「出没!アド街ック天国」
「世界遺産」
「世界ふれあい街歩き」
「空からクルージング」
「日本の話芸」
「ブラタモリ」
「ふるカフェ系ハルさんの休日」
「ヨーロッパ トラムの旅」

 

2023年に聴いたCD お気に入り作品一覧

 僕には起きてからまず行うルーティン的行動がある。珈琲を飲みながら新聞を読み、音楽を聴くことだ。だから音楽は基本的にながらで聴いている。音楽だけに集中して聞くことはごく限られた機会にしかない。レコードとCDを合わせて1万枚以上持っているので、毎日1枚ずつ聞いても死ぬまでに聞き終わらないだろう。これからも買い続けるわけだから。
 それはともかく、今回初めて音楽関係の年間ベスト(というより聴いて良いと思った作品一覧)を掲載します。いくつかのジャンルは「ゴブリンのこれがおすすめ」シリーズに入っていますが、ジャズなどどこにも載せていないジャンルがまだたくさんあります。僕は今はやりの音楽を聴くことに重きを置いていないので、最新のものはほとんどありません。CDは基本中古で買うので、最近買ったものでも新しいものとは限りません。毎年この時期には各音楽雑誌の年間ベスト・アルバムをチェックしていますが、新作は中古でもまだ高いので買うのは安い中古版が出回るころ(何年も先)になります。
 長いこと新しく買ったCDのみを聴いていました。しかしそれだけでは買った時に聴いたきりで、後は死蔵することになってしまいます。そこでこの2年くらいは昔買ったものを聞き直すことに力を入れています。そして改めて思うのは、名曲は時代を超えるということ。久しぶりに聞いても、名盤は色あせてはおらずまた感動を新たにする(23年に発売されたCDを5年後に買って聴いても同じことが言えるでしょう)。日々それを実感しています。

 

<日本>
青柳拓次「まわし飲み」
井上陽水「ユナイテッド・カバー」
忌野清志郎「メンフィス」
 〃  「夢助」
植村花菜「手と手」
鬼束ちひろ「インソムニア」
クラムボン「2010」
T字路’s「PIT VIPER BLUES」
中島みゆき「相聞」
原田郁子「銀河」
一青窈「私重奏」
星野源「POP VIRUS」
ポート・オブ・ノーツ「青いアルペジオの歌」
 〃    「ルミナス・ハーロー」
 〃    「ライブ・アット・リキッドルーム」
吉田拓郎「GOLDEN J-POP / THE BEST」

 

<ロック>
アズテック・カメラ「フレストーニア」
アル・クーパー「赤心の歌」
ウィルコ「ザ・ホール・ラヴ」
エリック・クラプトン「ミー&Mr.ジョンソン」
エリック・マーティン「サムホエア・イン・ザ・ミドル」
オールマン・ブラザーズ・バンド「フィルモア・イースト・ライヴ」
カウボーイ・ジャンキーズ「レイ・イット・ダウン」
ガービッジ「ビューティフル・ガービッジ」
キティ・デイジー&ルイス「ザ・サード」
キング・クリムゾン「ポセイドンのめざめ」
CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)「ウィリー・アンド・ザ・プアボーイズ」
CSNY(クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)「4ウェイ・ストリート」
コールドプレイ「静寂の世界」
ザ・クランベリーズ「ロージズ」
ジミ・ヘンドリックス「エレクトリック・レディランド」
ジョン・フォガティ「ジョン・フォガティ」
ジョン・フルシアンテ「ザ・エンピリアン」
ティム・バックリィ「グリーティングス・フロム・LA」
 〃    「ロルカ」
デュエイン・オールマン「アン・アンソロジー」
トラフィック「ミスター・ファンタジー」
ニール・ヤング「ストーリートーン」
 〃   「輝ける10年」
ビル・チャンプリン「メイデイ」
ブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティ&ジュリー・ドリスコール「アントールドテイルズ」
フランク・ザッパ「ホット・ラッツ」
マーヴェリックス「ミュージック・フォ-・オール・オケイジョンズ」
マーク・ノップラー「ゴールデン・ハート」
ミッドレイク「ザ・カレッジ・オブ・アザーズ」
モット・ザ・フープル「ザ・フープル」

 

<シンガー・ソングライター>
アデル「25」
アーニー・ディフランコ「ディレイト」
アリッサ・グラハム「エコー」
アーロ・パークス「コラプスト・イン・ザンビームス」
キャサリン・ハウ「ハリー」
 〃   「サイレント・マザー・ネイチャー」
キャシー・デニス「イントゥ・ザ・スカイライン」
k.d.ラング「ヒムズ・オブ・ザ・49th・パラレル」
ケリ・ノーブル「フィアレス」
ジェニファー・グロス「ザ・ウーマン・イン・ザ・ムーン」
ジミ・ヘンドリックス「バンド・オブ・ジプシーズ」
ジョニ・ミッチェル「クラウズ」
 〃    「バラにおくる」
ショーン・コルヴィン「ア・フュー・スモール・リペアーズ」
スティーヴ・グッドマン「スティーヴ・グッドマン」
ダー・ウィリアムズ「ザ・グリーン・ワールド」
ダミアン・ライス「O(オー)」
タル・バックマン「タル・バックマン」
テイラー・スウィフト「エヴァーモア」
 〃    「スピーク・ナウ」
ニュートン・フォークナー「ハンド・ビルト・バイ・ロボッツ」
ネリー・ファータド「フォークロア」
パオロ・ヌティーニ「サニー・サイド・アップ」
パティ・ロスバーグ「1と9のあいだに」
バーバラ・リンチ「グッドバイ&グッドラック」
ブルース・コバーン「矢」
ヘザー・ノヴァ「オイスター」
ロッド・テイラー「ロッド・テイラー」
ローラ・アラン「ローラ・アラン」

 

<女性ヴォーカル>
アリソン・デイヴィッド「ドリーミング」
ジュリア・フォーダム「イースト・ウェスト 風の道標」
ダナ・グローヴァー「テスティモニ」
パトリシア・カース「ダン・マ・シェール」
バーバラ・ディクソン「アフター・ダーク」
 〃    「チェインジング・タイムズ」
 〃    「フォー・ザ・レコード」
 〃    「フル・サークル」
ベット・ミドラー「イッツ・ザ・ガールズ」

 

<カントリー系>
エミルー・ハリス「オール・インテンディッド・トゥ・ビー」
 〃   「レッド・ダート・ガール」
エミルー・ハリス&ロドニー・クロウェル「オールド・イェロー・ムーン」
ヂクシー・チックス「フライ」
トリーシャ・イヤウッド「ソングブック」
 〃     「リアル・ライブ・ウーマン」
リアン・ライムズ「ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ」
 〃    「リアン・ライムズ」
ロレッタ・リン「コール・マイナーズ・ドーター」

 

<フォーク、フォーク・ロック>
インディゴ・ガールズ「シェイミング・オブ・ザ・サン」
ケイト・ラスビー&キャサリン・ロバーツ「ケイト6キャサリン」
ナンシー・グリフィス「遠い声」
バーバラ・ディクソン「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」
PPM「ピーター、ポール&マリー アルバムⅦ」
フォザリンゲイ「フォザリンゲイ」
フォザリンゲイ「フォザリンゲイ+7」

 

<ソウル、R&B、ブラック系>
エルヴィス・コステロ&アラン・トゥーサン「ザ・リバー・イン・リヴァース」
グラディス・ナイト&ピップス「スタンディング・オベイション」
〃      「さよならは悲しい言葉~忘れじの人(2in1)」
スティーヴィー・ワンダー「インナービジョンズ」
ソロモン・バーク「ナッシングス・インパシブル」
ダイアナ・キング「タファー・ザン・ラヴ」
ダン・ペン「ドゥ・ライト・マン」
ティナ・ターナー「フォーリン・アフェア」
〃   「プライベート・ダンサー」
デボラ・コックス「ワン・ウィッシュ」
ナタリー・コール「アスク・ア・ウーマン・フー・ノウズ」
 〃   「テイク・ア・ルック」
パフ・ジョンソン「ミラクル」
メイヴィス・ステイプルズ「ザ・ヴォイス」

 

<ブルース、ブルース・ロック>
ザ・ジェフ・ヒーリー・バンド「カヴァー・トゥ・カヴァー」
ジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズ「ウィズ・エリック・クラプトン」
スーザン・テデスキ「バック・トゥ・ザ・リバー」
テデスキ・トラックス・バンド「メイド・アップ・マインド」
バディ・ガイ「アイ・ワズ・ウォ-キング・スルー・ザ・ウッド」
バターフィールド・ブルース・バンド「イースト・ウエスト」
B.B.キング&エリック・クラプトン「ライディング・ウィズ・ザ・キング」
マディ・ウォーターズ「アット・ニューポート」

 

<ジャズ・フュージョン>
アーマッド・ジャマル「バット・ノット・フォー・ミー」
アントニオ・サンチェス「ライヴ・イン・ニューヨーク・アット・ジャズ・スタンダード」
インギ・ビャルニ・トリオ「フンドュル」
ヴィンス・メンドーサ「ナイツ・オン・アース」
エディ・ヒギンス・トリオ「魅せられた心」
エリック・アレキサンダー「チム・チム・チェリー」
大西順子「ビレッジ・バンガードの大西順子」
カラブリア・フォーティ「恋に過ごせし宵」
キース・ジャレット「残氓」
〃    「リオ」
クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ「イン・コンサート~コンプリート・バージョン」
ケイティ・ジョージ「ポートレイト・オブ・ケイティ・ジョージ」
ケニー・ドーハム「カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム」
〃   「ケニー・ドーハム&ジャズフェッツ」
コンスタンチン・イオネンコ「ディープ・イマージョン」
ジェイミー・カラム「キャッチング・テイルズ」
ジョン・コルトレーン「インプレッションズ」
ジョン・マクラフラン、チック・コリア「ファイブ・ピース・バンド・ライブ」
ズート・シムズ「オン・デュクレテ・トムソン」
ソニー・クラーク・トリオ「ソニー・クラーク・トリオ」
ソフィー・ミルマン「ソフィー・ミルマン」
ダラー・ブランド「アフリカン・ピアノ」
チャーリー・ヘイデン&ブラッド・メルドー「ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ」
ディー・ディー・ブリッジウォーター「ライヴ・イン・パリ」
デヴィッド・サンボーン「オンリー・エヴリシング」
デヴィッド・マシューズ・トリオ「ワルツ・フォー・デビー」
テテ・モントリュー「ソロ・ピアノ」
テディ・ウィルソン「ミスター・ウィルソン」
寺久保エレナ「ブルキナ」
テリ・リン・キャリントン「リアル・ライフ・ストーリー」
ドド・ママローサ「ドドズ・バック!」
ドナルド・バード「オフ・トゥ・ザ・レイシズ」
ドン・ランディ・トリオ「枯葉」
ニューヨーク・トリオ「ラブ・ユー・マッドリィ」
ビル・エヴァンス「枯葉」
 〃   「ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング」
矢野沙織「ビバップ・アット・ザ・サヴォイ」
リー・モーガン「インディード!」
 〃   「キャンディ」
ワンス・ブルー「ワンス・ブルー」

 

<アイリッシュ、ケルト系>
ディ・ダナン「ボールルーム」
バーバラ・ディクソン「タイム&タイド」

 

<ポップ・ミュージック>
スウィング・アウト・シスター「シェイプス&パターンズ」
トニー・ベネット&レディ・ガガ「チーク・トゥ・チーク」

 

<ヨーロッパ・北欧>
ア・バード・ザット・ウイッスルズ「ソングズ・オブ・ジョニ・ミッチェル」
マドレデウス「海と旋律」

 

<ワールド・ミュージック>
ユッスー・ンドゥール「プッシング・イン・ヴェイン」

 

<コンピレーション>
VA「リリス・フェア~女神たちの競演」

 

先月観た映画 採点表(2023年12月)

 あけましておめでとうございます。
 昨年は映画を年間に400本以上鑑賞するという目標を掲げていましたが、年間で405本と目標を超過達成できました。これまでの最高記録です。しかしそこに力を入れすぎたため、読書に割く時間が減り、読んだ本の数は激減してしまいました。またあまり外出しなくなり、写真も近場しか撮れませんでした。その結果写真ブログは長いこと開店休業のままです。
 今年は映画の鑑賞数を300本程度に下げ、その分読書や写真ブログに力を入れたいと考えています。今年もよろしくお願いいたします。

 

「バウンティフルへの旅」(1985)ピーター・マスターソン監督、アメリカ ★★★★★
「僕たちは希望という名の列車に乗った」(2018)ラース・クラウメ監督、ドイツ ★★★★☆
「パターソン」(2016)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ ★★★★☆
「パリタクシー」(2022)クリスチャン・カリオン監督、フランス ★★★★☆
「対峙」(2021)フラン・クランツ監督、アメリカ ★★★★☆
「ちいさこべ」(1962)田坂具隆監督、日本 ★★★★☆
「水は海に向かって流れる」(2022)前田哲監督、日本 ★★★★△
「顔のないヒトラーたち」(2014)ジュリオ・リッチャレッリ監督、ドイツ ★★★★△
「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」(2016)ラース・クラウメ監督、独 ★★★★△
「花椒(ホアジャオ)の味」(2019)ヘイワード・マック監督、中国・香港 ★★★★△
「パピチャ 未来へのランウェイ」(2019)ムニア・メドゥール監督、仏・アルジェリア・他 ★★★★△
「アフター・ヤン」(2021)コゴナダ監督、アメリカ ★★★★△
「聖地には蜘蛛が巣を張る」(2022)アリ・アッバシ監督、デンマーク・独・仏・他 ★★★★△
「林檎とポラロイド」(2020)クリストス・ニク監督、ギリシャ・ポーランド・スロベニア ★★★★△
「告白、あるいは完璧な弁護」(2022)ユン・ジョンソク監督、韓国 ★★★★△
「せかいのおきく」(2023)坂本順治監督、日本 ★★★★△
「さよならの朝に約束の花をかざろう」(2018)岡田麿里監督、日本 ★★★★△
「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2023)松木彩監督、日本 ★★★★△
「エクストリーム・ジョブ」(2019)イ・ビョンホン監督、韓国 ★★★★△
「北の果ての小さな村で」(2017)サミュエル・コラルデ監督、フランス ★★★★△
「私の少女」(2014)チョン・ジュリ監督、韓国 ★★★★△
「コンパートメントNo.6」(2021)ユホ・クオスマネン監督、フィンランド・露・独、他 ★★★★△
「サスペクト 哀しき容疑者」(2013)ウォン・シニョン監督、韓国 ★★★★
「アウトポスト」(2020)ロッド・ルーリー監督、アメリカ ★★★★
「ジャズ・ロフト」(2015)サラ・フィシュコ監督、アメリカ ★★★★
「ザ・インターセクションズ」(2016)クリストファー・スミス監督、英・南アフリカ ★★★★
「真夜中の刑事/PYTHON357」(1976)アラン・コルノー監督、フランス ★★★★
「小説家の映画」(2022)ホン・サンス監督、韓国 ★★★★
「湿地」(2006)バルタザール・コルマウクル監督、アイスランド・デンマーク・独 ★★★★
「野獣暁に死す」(1968)トニーノ・チェルヴィ監督、イタリア ★★★★
「恋するトマト」(2005)南部英夫監督、日本 ★★★★
「ファム・ファタール」(2008)イ・サンギ監督、韓国 ★★★★▽
「傷だらけの男たち」(2006)アンドリュー・ラウ、他、監督、香港 ★★★★▽
「杏っ子」(1958)成瀬巳喜男監督、日本 ★★★☆
「君に届け」(2010)熊澤尚人監督、日本 ★★★

 

主演男優
 5 中村錦之助「ちいさこべ」
   ブルクハルト・クラウスナー「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」
   リード・バーニー「対峙」
   アレクサンダー・フェーリング「顔のないヒトラーたち」
   ダニー・ブーン「パリタクシー」
   鈴木亮平「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」
   ソ・ジソブ「告白、あるいは完璧な弁護」
   リュ・スンリョン「エクストリーム・ジョブ」
   アダム・ドライヴァー「パターソン」
   チン・ソンギュ「エクストリーム・ジョブ」
 4 ジェイソン・アイザックス「対峙」
   大地泰雄「恋するトマト」
   イヴ・モンタン「真夜中の刑事/PYTHON357」
   コン・ユ「サスペクト 哀しき容疑者」
   パク・ヒスン「サスペクト 哀しき容疑者」
   アリス・セルヴェタリス「林檎とポラロイド

主演女優
 5 ジェラルディン・ペイジ「バウンティフルへの旅」
   リーヌ・ルノー「パリタクシー」
   マーサ・プリンプトン「対峙」
   黒木華「せかいのおきく」
   広瀬すず「水は海に向かって流れる」
   ペ・ドゥナ「私の少女」
   ザール・アミール=エブラヒミ「聖地には蜘蛛が巣を張る」
   サミー・チェン「花椒(ホアジャオ)の味」
   メーガン・ライ「花椒(ホアジャオ)の味」
   江利チエミ「ちいさこべ」
 4 リナ・クードリ「パピチャ 未来へのランウェイ」
   アン・ダウド「対峙」
   イ・ハニ「エクストリーム・ジョブ」

助演男優
 5 中村嘉葎雄「ちいさこべ」
   リチャード・ブラッドフォード「バウンティフルへの旅」
   永瀬正敏「パターソン」
 4 賀来賢人「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」
   シン・ハギュン「エクストリーム・ジョブ」

助演女優
 5 レベッカ・デモーネイ「バウンティフルへの旅」
 4 リウ・ルイチー「花椒(ホアジャオ)の味」
   ウー・イエンシュー「花椒(ホアジャオ)の味」
   キム・セロン「私の少女」
   キム・ユンジン「告白、あるいは完璧な弁護」
   ナナ「告白、あるいは完璧な弁護」
   カーリン・グリン「バウンティフルへの旅」

 

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