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2022年11月

2022年11月29日 (火)

これから観たい&おすすめ映画・BD(22年12月)

【新作映画】公開日
11月23日
 「母性」(2022)廣木隆一監督、日本
 「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」(2022)ドン・ホール監督、アメリカ
11月25日
 「シスター 夏のわかれ道」(2021)イン・ルオシン監督、中国
 「ジェラール・フィリップ 最後の冬」(2022)パトリック・ジュディ監督、フランス
 「ビージーズ 栄光の軌跡」(2020)フランク・マーシャル監督、アメリカ
 「グリーン・ナイト」(2021)デヴィッド・ロウリー監督、米・加・アイルランド
11月26日
 「マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説」(2021)サディ・フロスト監督、英
12月1日
 「ルイス・ヴェイン 生涯愛した妻とネコ」(2021)ウィル・シャープ監督、イギリス
12月2日
 「あのこと」(2021)オードレイ・ディヴァン監督、フランス
 「マッドゴッド」(2021)フィル・ティペット監督、アメリカ
 「ワイルド・ロード」(2022)アンドリュー・ベアード監督、アメリカ
 「月の満ち欠け」(2022)廣木隆一監督、日本
 「泣いたり笑ったり」(2019) シモーネ・ゴダノ監督、イタリア
12月3日
 「ミスター・ランズベルギス」(2021)セルゲイ・ロズニツァ監督、リトアニア・オランダ
12月8日
 「ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実」(2018)ロジャー・アップルトン監督、イギリス
12月9日
 「MEN 同じ顔の男たち」(2022)アレックス・ガーランド監督、イギリス
 「ラーゲリより愛を込めて」(2022)瀬々敬久監督、日本
 「ハッピーニューイヤー」(2021)クァク・ジェヨン監督、韓国
 「夜、鳥たちが啼く」(2022)城定秀夫監督、日本
12月13日
 「眩暈 VERTIGO」(2022)井上春生監督、日本
12月16日
 「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」(2022)ジェームズ・キャメロン監督、アメリカ
 「トゥモロー・モーニング」(2022)ニック・ウィンストン監督、イギリス
 「Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック」(2018) オーガスティン・フリッゼル監督、米
 「Dr. コトー診療所」(2022)中江功監督、日本
 「ケイコ 目を澄ませて」(2022)三宅唱監督、日本
 「週末の探偵」(2022)井川広太郎監督、日本
 「戦場記者」(2022)須賀川拓監督、日本
 「そばかす」(2022)玉田真也監督、日本

 

【新作DVD・BD】レンタル開始日
11月23日
 「ミニオンズ・フィーバー」(2022)カイル・バルダ監督、アメリカ
 「ブライズ・スピリット」(2020)エドワード・ホール監督、イギリス
11月30日
 「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」(2017)アク・ロウヒミエス監督、フィンランド
12月2日
 「英雄の証明」(2021)アスガー・ファルハディ監督、イラン・フランス
 「オフィサー・アンド・スパイ」(2019)ロマン・ポランスキー監督、仏・伊
 「キングメーカー 大統領を作った男」ビョン・ソンヒョン監督、韓国
 「ベイビー・ブローカー」(2022)是枝裕和監督、韓国
 「モガディシュ 脱出までの14日間」(2021)リュ・スンワン監督、韓国
 「金の糸」(2019)ラナ・ゴゴベリーゼ監督、ジョージア・フランス
 「ナワリヌイ」(2022)ダニエル・ロアー監督、アメリカ
 「冬薔薇」(2022)坂本順治監督、日本
12月7日
 「ブレット・トレイン」(2022)デヴィッド・リーチ監督、アメリカ
 「はい、泳げません」(2022)渡辺謙作監督、日本
12月14日
 「メタモルフォーゼの縁側」(2022)狩山俊輔監督、日本
12月20日
 「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」(2022)エマニュエル・クールコル監督、仏
12月23日
 「オードリー・ヘプバーン」(2020)ヘレナ・コーン監督、イギリス
1月6日
 「さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について」(2021)ドミニク・グラフ監督、独
 「なまず」(2018)イ・オクソプ監督、韓国
 「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」(2019)フィリッポ・メネゲッティ監督、仏・ベルギー・他
1月11日
 「ボイリング・ポイント/沸騰」(2021)フィリップ・バランティーニ監督、イギリス
 「わたしは最悪。」(2021)ヨアキム・トリアー監督、ノルウェー・仏・デンマーク・他
 「今はちょっと、ついてないだけ」(2022)柴山健次監督、日本
1月18日
 「アキラとあきら」(2022)三木孝浩監督、日本

 

【旧作DVD・BD】発売日
11月21日
 「雨の訪問者」(1970) ルネ・クレマン監督、フランス
 「さらば友よ」(1968)ジャン・エルマン監督、フランス
11月25日
 「イングマール・ベルイマン」(1948-53) イングマール・ベルイマン監督、スウェーデン
 収録作品:「愛欲の港」「渇望」「歓喜に向かって」「不良少女モニカ」「道化師の夜」
11月29日
 「ダントン」(1982)アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド
12月2日
 「赤ちゃんに乾杯!」(1985)コリーヌ・セロー監督、フランス
 「カサブランカ UHD」(1942)マイケル・カーティス監督、アメリカ
 「スタンリー・キューブリック 4-Filmコレクション」(1968-87)スタンリー・キューブリック
 収録作品:「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」「シャイニング」「フルメタル・ジャケット」
 「神々の深き欲望」(1968)今村昌平監督、日本
 「キューポラのある街」(1962)浦山桐郎監督、日本
12月7日
 「男たちの挽歌」(1986)ジョン・ウー監督、香港
 「アラバマ物語」(1962)ロバート・マリガン監督
 「ゴッドファーザー」(1972)フランシス・フォード・コッポラ監督、アメリカ
12月21日
 「E.T. 4Kリマスター版」(1982)スティーヴン・スピルバーグ監督、アメリカ
12月23日
 「ジャック・リヴェット Blu-ray BOX Ⅰ」(1974、81)ジャック・リヴェット監督、フランス
  収録作品:「セリーヌとジュリーは舟でゆく」、「北の橋」
1月11日
 「河内山宗俊」(1936)山中貞雄監督、日本
 「丹下作善餘話 百萬両の壺」(1935)山中貞雄監督、日本

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

2022年11月24日 (木)

ゴブリンのこれがおすすめ 69 女性監督映画

 こんなに多いとは!これがこのリストを作ったときの率直な感想である。正直これ程長大なリストになるとは全く予想していなかった。フランス映画とドイツ映画が圧倒的に多いし、日本も健闘している。しかし、リストを見てもらえば一目瞭然だが、優れた女性監督は世界中にいる!とりわけ2000年代に入ってから激増している。このことは女性の社会進出と決して無関係ではない。もはや珍しいなんてレベルはとうに超え、今や世界の映画の水準を引き上げる重要な担い手になっていると言っても過言ではない。

 このリストを作ろうと思ったきっかけは、岩波ホールの元総支配人であった高野悦子さんの『私のシネマライフ』の最終章に載っている岩波ホールで上映した女性監督作品のリストを見たことである。この時点で強調されていたのは女性監督が男社会である映画製作に割り込んでゆくのがいかに大変だったかということである。大変なのは今でも変わらないだろうが、しかしここ20年の激増ぶりを見れば、もはや誰も彼女たちの勢いを止めることはできないことが分かるだろう。女性監督が増えるということは女性ならではの視点から作られた映画が増えるということであり、それは世界のとらえ方がより豊かに、より多様になるということである。映画は娯楽であるが、文化でもある。世界の人口の半分は女性なのだから、これは世界の文化をより豊かに、より多様に、よりしなやかにすることにつながる。歓迎すべきことだ。

 最後にもう一度上記の岩波ホール上映作品リストに触れたい。そのリストに挙げられている作品のうち観ていない作品がかなりある。それらは今観ようとしてもなかなか観られない作品である。中でも残念なのは、羽田澄子監督と宮城まり子監督作品を1本も観ていないことである。東京にいるときに観ることができた作品も多いのだが、なぜか観に行かなかった。ずっと気にはなっていたのだが、今となっては自分でも観に行かなかった理由が分からない。女性監督の作品だからということでないことは確かだ。おそらくそのころはまだドキュメンタリー作品にあまり関心がなかったということではないか。まあ理由はともかく、彼女たちの作品はDVDやBDでは手に入らない。映画館などで観る機会もまずない(東京ならあるかもしれないが、地方の小都市在住ではまず無理だ)。DVDやBDが出ていないということは、ネット配信でも観られないということである。世界中の映画が観られる国は少なく、日本とフランスはこの点では飛び抜けて恵まれている。それでもなかなか観る機会がない作品はまだまだある。公開時に見逃していても、何らかの手段で後からでも観られるというようになってほしいものだ。

<付記>
 日本映画界のジェンダー格差と労働環境の調査をしてきた一般財団法人Japanese Film Project(JFP)の23年度の調査結果によれば、22年に劇場公開された613本のうち女性監督は68人(11%)で前年より1%減っているとのこと。2000年以前より増えてきてはいるものの、まだまだ大きなジェンダー格差があることは明確だ。

 

【おすすめの女性監督映画】
「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2023)松木彩監督、日本
「バカ塗りの娘」(2023)鶴岡慧子監督、日本
「キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩」(2022)オレシャ・モルグネツ=イサイェンコ監督、ウクライナ・ポーランド
「ザリガニの鳴くところ」(2022)オリヴィア・ニューマン監督、アメリカ
「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」(2022)マリア・シュラーダー監督、米
「波紋」(2022)荻上直子監督、日本
「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」(2022)ヘティ・マクドナルド監督、イギリス
「PLAN 75」(2022)早川千絵監督、日本・フランス・フィリピン・カタール
「マイスモールランド」(2022)川和田恵真監督、日本
「よだかの片思い」(2022)安川有果監督、日本
「いとみち」(2021)横浜聡子監督、日本
「エル プラネタ」(2021)アマリア・ウルマン監督、アメリカ・スペイン
「オマージュ」(2021)シン・スウォン監督、韓国
「川っぺりムコリッタ」(2021)荻上直子監督、日本
「ザ・クロッシング」(2021)フローランス・ミアイユ監督、仏・チェコ・独
「シスター 夏のわかれ道」(2021)イン・ルオシン監督、中国
「ドライビング・バニー」(2021)ゲイソン・サヴァット監督、ニュージーランド
「朝が来る」(2020)河瀬直美監督、日本
「サンドラの小さな家」(2020)フィリダ・ロイド監督、アイルランド・イギリス
「すばらしき世界」(2020)西川美和監督、日本
「ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢」(2020)ニーシャ・ガナトラ監督、米・英
「ノマドランド」(2020)クロエ・ジャオ監督、アメリカ
「浜の朝日の嘘つきどもと」(2020)タナダユキ監督、日本
「息子の面影」(2020)フェルナンダ・バラデス監督、メキシコ・スペイン
「カセットテープ・ダイアリーズ」(2019)グリンダ・チャーダ監督、イギリス
「金の糸」(2019)ラナ・ゴゴベリーゼ監督、ジョージア・フランス
「夏時間」(2019)ユン・ダンビ監督、韓国
「名もなき歌」(2019)メリーナ・レオン監督、ペルー・スペイン・アメリカ
「82年生まれ、キム・ジヨン」(2019)キム・ドヨン監督、韓国
「パピチャ 未来へのランウェイ」(2019)ムニア・メドゥール監督、仏・アルジェリア・他
「ぶあいそうな手紙」(2019)アナ・ルイーザ・アゼヴェード監督、ブラジル
「フェアウェル」(2019)ルル・ワン監督、アメリカ
「ペトルーニャに祝福を」(2019)テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督、北マケドニア・仏・ベルギー・クロアチア・スロヴェニア
「花椒(ホアジャオ)の味」(2019)ヘイワード・マック監督、中国・香港
「マルメロの伝言」(2019)クリスティナ・グロゼヴァ、ペタル・ヴァルチャノフ監督、ブルガリア
「マロナの幻想的な物語り」(2019)アンカ・ダミアン監督、仏・ルーマニア・ベルギー
「娘は戦場で生まれた」(2019)ワアド・アル=カティーブ、エドワード・ワッツ監督、英・シリア
「モロッコ、彼女たちの朝」(2019)マリヤム・トゥザニ監督、モロッコ・仏・ベルギー
「やすらぎの森」(2019)ルイーズ・アルシャンボー監督、カナダ
「ライド・ライク・ア・ガール」(2019)レイチェル・グリフィス監督、オーストラリア
「ワース 命の値段」(2019)サラ・コランジェロ監督、アメリカ
「レイトナイト 私の素敵なボス」(2019)ニーシャ・ガナトラ監督、アメリカ
「あなたの名前を呼べたなら」(2018)ロヘナ・ゲラ監督、インド・フランス
「さよならの朝に約束の花をかざろう」(2018)岡田麿里監督、日本
「存在のない子供たち」(2018)ナディーン・ラバキー監督、レバノン・フランス
「はちどり」(2018)キム・ボラ監督、韓国
「バハールの涙」(2018)エヴァ・ユッソン監督、仏・ベルギー・ジョージア・スイス
「マイ・ブックショップ」(2018)イザベル・コイシェ監督、スペイン・英・独
「淪落の人」(2018)オリヴァー・チャン監督、香港
「顔たち、ところどころ」(2017)アニエス・ヴァルダ、JR監督、フランス
「彼らが本気で編むときは、」(2017)荻上直子監督、日本
「デトロイト」(2017)キャスリン・ビグロー監督、アメリカ
「光」(2017)河瀬直美監督、日本
「ブレッドウィナー」(2017)ノラ・トゥーミー監督、アイルランド・カナダ・ルクセンブルク
「マルリナの明日」(2017)モーリー・スルヤ監督、インドネシア・仏・マレーシア・タイ
「レディ・バード」(2017)グレタ・ガーウィグ監督、アメリカ
「生きうつしのプリマ」(2016)マルガレーテ・フォン・トロッタ監督、ドイツ
「お父さんと伊藤さん」(2016)タナダユキ監督、日本
「サーミの血」(2016)アマンダ・シェーネル監督、スウェーデン・ノルウェー・他
「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」(2016)アシュリング・ウォルシュ監督、カナダ・アイルランド
「永い言い訳」(2016)西川美和監督、日本
「あん」(2015)河瀬直美監督、日本・フランス・ドイツ
「92歳のパリジェンヌ」(2015)パスカル・プザドゥー監督、フランス
「MERU/メルー」(2015)ジミー・チン、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ監督、アメリカ
「オンネリとアンネリのおうち」(2014)サーラ・カンテル監督、フィンランド
「グローリー/明日への行進」(2014)エヴァ・デュヴァネイ監督、アメリカ
「さいはてにて ~やさしい香りと待ちながら~」(2014)チアン・ショウチョン監督、日本
「サンダルウッドの記憶」(2014)マリア・リポル監督、スペイン・インド・フランス
「シアター・プノンペン」(2014)ソト・クォーリーカー監督、カンボジア
「しあわせへのまわり道」(2014)イザベル・コイシェ監督、アメリカ
「娘よ」(2014)アフィア・ナサニエル監督、パキスタン・アメリカ・ノルウェー
「はじまりは5つ星ホテルから」(2013)マリア・ソーレ・トニャッツィ監督、イタリア
「花咲くころ」(2013)ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス監督、ジョージア・独・仏
「パプーシャの黒い瞳」(2013)ヨアンナ・コス&クシシュトフ・クラウゼ監督、ポーランド
「白夜のタンゴ」(2013)ヴィヴィアーネ・ブルーメンシャイン監督、アルゼンチン・他
「0.5ミリ」(2013)安藤桃子監督、日本
「愛さえあれば」(2012)スサンネ・ビア監督、デンマーク
「カンタ!ティモール」(2012)広田奈津子監督、日本
「さよなら、アドルフ」(2012)ケイト・ショートランド監督、オーストラリア・独・英
「少女は自転車にのって」(2012)ハイファ・アル=マンスール監督、サウジアラビア・独
「ハンナ・アーレント」(2012)マルガレーテ・フォン・トロッタ監督、独・仏・他
「マダム・イン・ニューヨーク」(2012)ガウリ・シンデー監督、インド
「もうひとりの息子」(2012)ロレーヌ・レヴィ監督、フランス
「おじいちゃんの里帰り」(2011)ヤセミン・サムデレリ監督、ドイツ・トルコ
「かぞくのくに」(2011)ヤン・ヨンヒ監督、日本
「ソハの地下水道」(2011)アグニェシュカ・ホランド監督、独・ポーランド
「桃さんのしあわせ」(2011)アン・ホイ監督、中国・香港
「プライズ ~秘密と嘘がくれたもの~」(2011)パウラ・マルコビッチ監督、メキシコ・仏・ポーランド・独
「ミツバチの羽音と地球の回転」(2010)鎌仲ひとみ監督、日本
「トイレット」(2010)荻上直子監督、日本
「愛について、ある土曜日の面会室」(2009)レア・フェネール監督、フランス
「タレンタイム=優しい歌」(2009)ヤスミン・アフマド監督、マレーシア
「ディア・ドクター」(2009)西川美和監督、日本
「冬の小鳥」(2009)ウニー・ルコント監督、韓国・フランス
「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語」(2009)ニキ・カーロ監督、仏・ニュージーランド
「ハート・ロッカー」(2008)キャスリン・ビグロー監督、アメリカ
「木洩れ日の家で」(2007)ドロタ・ケンジェジャフスカ監督、ポーランド
「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」(2007)タマラ・ジェンキンス監督、アメリカ
「めがね」(2007)荻上直子監督、日本
「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」(2006)サラ・ポーリー監督、カナダ
「アフター・ウェディング」(2006) スサンネ・ビア監督、デンマーク
「サラエボの花」(2006)ヤスミラ・ジュバニッチ監督、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
「幸福のスイッチ」(2006)安田真奈監督、日本
「マルタのやさしい刺繍」(2006) ベティナ・オベルリ監督、スイス
「六ヶ所村ラプソディー」(2006)鎌仲ひとみ監督、日本
「赤い鯨と白い蛇」(2005)せんぼんよしこ監督、日本
「かもめ食堂」(2005)荻上直子監督、日本
「サン・ジャックへの道」(2005)コリーヌ・セロー監督、フランス
「スタンドアップ」(2005)ニキ・カーロ監督、アメリカ
「天空の草原のナンサ」(2005) ビャンバスレン・ダヴァー監督、ドイツ
「プロデューサーズ」(2005)スーザン・ストローマン監督、アメリカ
「クレールの刺繍」(2004) エレオノール・フォーシェ監督、フランス
「見知らぬ女からの手紙」(2004)シュー・ジンレイ監督、中国
「未来を写した子どもたち」(2004)ロス・カウフマン、ザナ・ブリスキ監督、アメリカ
「みんな誰かの愛しい人」(2004) アニエス・ジャウィ監督、フランス
「クジラの島の少女」(2003) ニキ・カーロ監督、ニュージーランド
「らくだの涙」(2003)ビャンバスレン・ダヴァー、ルイジ・ファロルニ監督、ドイツ
「おばあちゃんの家」(2002) イ・ジョンヒャン監督、韓国
「K-19」(2002)  キャスリン・ビグロー監督、アメリカ・イギリス・ドイツ
「死ぬまでにしたい10のこと」(2002) イザベル・コイシェ監督、スペイン
「上海家族」(2002)ポン・シャオレン監督、中国
「ヘイフラワーとキルトシュー」(2002) カイサ・ラスティモ監督、フィンランド
「ベッカムに恋して」(2002) グリンダ・チャーダ監督、イギリス
「オリンダのリストランテ」(2001) パウラ・エルナンデス監督、アルゼンチン
「女はみんな生きている」(2001) コリーヌ・セロー監督、フランス
「子猫をお願い」(2001) チョン・ジェウン監督、韓国
「名もなきアフリカの地で」(2001) カロリーヌ・リンク監督、ドイツ
「マーサの幸せレシピ」(2001) サンドラ・ネットルベック監督、ドイツ
「遥かなるクルディスタン」(1999)イエスィム・ウスタオウル監督、トルコ・独・オランダ
「ロゼッタ」(1999) エミリー・ドゥケンヌ監督、ベルギー・フランス
「シュウシュウの季節」(1998) ジョアン・チェン監督、中国
「美術館の隣の動物園」(1998) イ・ジョンヒャン監督、韓国
「ユー・ガット・メール」(1998) ノーラ・エフロン監督、アメリカ
「りんご」(1998)サミラ・マフマルバフ監督、イラン・フランス・オランダ
「床家の三姉妹」(1997) メイベル・チャン監督、香港・日本
「ある貴婦人の肖像」(1996) ジェーン・カンピオン監督、イギリス
「ビヨンド・サイレンス」(1996) カロリーヌ・リンク監督、ドイツ
「アントニアの食卓」(1995) マルレーン・ゴリス監督、オランダ、ベルギー、イギリス
「女人、四十」(1995) アン・ホイ監督、香港
「ピアノ・レッスン」(1993) ジェーン・カンピオン監督、オーストラリア
「ロッタちゃん はじめてのおつかい」(1993) ヨハンナ・ハルド監督、スウェーデン
「ロッタちゃんと赤いじてんしゃ」(1992) ヨハンナ・ハルド監督、スウェーデン
「ジャック・ドゥミの少年期」(1991)アニエス・ヴァルダ監督、フランス
「エンジェル・アット・マイ・テーブル」(1990) ジェーン・カンピオン監督、オーストラリア
「森の中の淑女たち」(1990) グロリア・デマーズ監督、カナダ
「白く渇いた季節」(1989) ユーザン・パルシー監督、アメリカ
「ロミュアルドとジュリエット」(1989) コリーヌ・セロー監督、フランス
「サラーム・ボンベイ」(1988)ミーラー・ナーイル監督、インド・伊・仏・米
「赤ちゃんに乾杯!」(1985)コリーヌ・セロー監督、フランス
「追憶のオリアナ」(1984) フィナ・トレス監督、フランス、ベネズエラ
「マルチニックの少年」(1983) ユーザン・パルシー監督、フランス
「ドイツ・青ざめた母」(1980)ヘルマ・サンダース=ブラームス監督、西ドイツ
「歌う女歌わない女」(1977) アニエス・ヴァルダ監督、フランス・ベルギー
「遠い一本の道」(1977)左幸子監督、日本
「処刑の丘」(1976) ラリーサ・シェピチコ監督、ソ連
「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」(1975)シャンタル・アケルマン監督、ベルギー
「幸福」(1965) アニエス・ヴァルダ監督、フランス
「5時から7時までのクレオ」(1961)アニエス・ヴァルダ監督、フランス
「民族の祭典」(1938) レニ・リーフェンシュタール監督、ドイツ
「制服の処女」(1931)  レオンティーネ・サガン監督、仏・独
「アクメッド王子の冒険」(1926) ロッテ・ライニガー監督、ドイツ

 

<注>
・お勧めする以上すべて自分で観た作品です。
・女性監督作品はまだまだありますが、自分が定めた一定の水準以上のものだけを掲載しています。
・リストに載せる作品は適宜追加してゆきます。

 

2022年11月 1日 (火)

先月観た映画 採点表(2022年10月)

「聖者たちの食卓」(2011)フィリップ・ヴィチュス、ヴァレリー・ベルト監督、ベルギー ★★★★☆
「39 刑法第三十九条」(1999)森田芳光監督、日本 ★★★★☆
「ジャッカルの日」(1973)フレッド・ジンネマン監督、イギリス・フランス ★★★★☆
「長江 愛の詩」(2016)ヤン・チャオ監督、中国 ★★★★☆
「さいはてにて ~やさしい香りと待ちながら~」(2014)チアン・ショウチョン監督、日本 ★★★★☆
「シアター・プノンペン」(2014)ソト・クォーリーカー監督、カンボジア ★★★★△
「明日に向かって笑え!」(2019)セバスティアン・ボレンステイン監督、アルゼンチン ★★★★△
「モロッコ、彼女たちの朝」(2019)マリヤム・トゥザニ監督、モロッコ・仏・ベルギー ★★★★△
「ハーフ・ア・チャンス」(1998)パトリス・ルコント監督、フランス ★★★★△
「THE GUILTY/ギルティ」(2018)グスタフ・モーラー監督、デンマーク ★★★★△
「愛がなんだ」(2018)今泉力哉監督、日本 ★★★★△
「ハスラー2」(1986)マーティン・スコセッシ監督、アメリカ ★★★★△
「僕とカミンスキーの旅」(2015)ヴォルフガング・ベッカー監督、ドイツ・ベルギー ★★★★△
「レイトナイト 私の素敵なボス」(2019)ニーシャ・ガナトラ監督、アメリカ ★★★★△
「すばらしき世界」(2020)西川美和監督、日本 ★★★★△
「息子の面影」(2020)フェルナンダ・バラデス監督、メキシコ・スペイン ★★★★△
「共謀家族」(2019)サム・クァー監督、中国 ★★★★△
「イコライザー」(2014)アントワーン・フークア監督、アメリカ ★★★★△
「リリーのすべて」(2015)トム・フーパー監督、イギリス・ドイツ・アメリカ ★★★★△
「漁港の肉子ちゃん」(2021)渡辺歩監督、日本 ★★★★△
「Mr.ノーバディ」(2021)イリヤ・ナイシュラー監督、アメリカ ★★★★△
「ファーザー・フィギュア」(2017)ローレンス・シャー監督、アメリカ ★★★★
「わが恋せし乙女」(1946)木下恵介監督、日本 ★★★★
「パッセンジャー」(2016)モルテン・ティルドゥム監督、アメリカ ★★★★
「太陽のならず者」(1967)ジャン・ドラノワ監督、フランス ★★★★
「アリスの空」(2020)クロエ・マズロ監督、フランス ★★★★
「1978年、冬。」(2007)リー・チーシアン監督、中国・日本 ★★★★
「ジョンQ」(2002)ニック・カサヴェテス監督、アメリカ ★★★★
「トレーニングデイ」(2001)アントワーン・フークア監督、アメリカ ★★★★
「脱獄の掟」(1948)アンソニー・マン監督、アメリカ ★★★★
「バスタブとブロードウェイ:もうひとつのミュージカル世界」(2018)デイヴァ・ホイゼナント監督、米 ★★★★
「食べる女」(2018)生野慈朗監督、日本 ★★★★
「恐竜が教えてくれたこと」(2019)ステーフェン・ワウテルロウト監督、オランダ ★★★★
「ターゲット」(2010)ジョナサン・リン監督、イギリス・フランス ★★★★
「あなたに降る夢」(1994)アンドリュー・バーグマン監督、アメリカ ★★★★
「イコライザー2」(2018)アントワーン・フークア監督、アメリカ ★★★☆
「ブルーアワーにぶっ飛ばす」(2019)箱田優子監督、日本 ★★★☆
「引き裂かれたカーテン」(1966)アルフレッド・ヒッチコック監督、アメリカ ★★★☆
「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(2022)西谷弘監督、日本 ★★★☆
「ペルセポネーの泪」(2021)磯部鉄平、源田泰章監督、日本 ★★★

 

主演男優
 5 エドワード・フォックス「ジャッカルの日」
   ビル・ナイ「ターゲット」
   ポール・ニューマン「ハスラー2」
   イェスパー・クリステンセン「僕とカミンスキーの旅」
   役所広司「すばらしき世界」
   堤真一「39 刑法第三十九条」
   リカルド・ダリン「明日に向かって笑え!」
   ルイス・ブランドーニ「明日に向かって笑え!」
   デンゼル・ワシントン「イコライザー」
   ソニー・コープス・ファン・ウッテレン「恐竜が教えてくれたこと」
   エド・ヘルムズ「ファーザー・フィギュア」
   オーウェン・ウィルソン「ファーザー・フィギュア」
   デンゼル・ワシントン「トレーニングデイ」
   ボブ・オデンカーク「Mr.ノーバディ」
   ヤコブ・セーダーグレン「THE GUILTY/ギルティ」
   イーサン・ホーク「トレーニングデイ」
   アラン・ドロン「ハーフ・ア・チャンス」
   ジャン=ポール・ベルモンド「ハーフ・ア・チャンス」
 4 エディ・レッドメイン「リリーのすべて」
   トム・クルーズ「ハスラー2」
   デンゼル・ワシントン「ジョンQ」
   ダニエル・ブリュール「僕とカミンスキーの旅」
   ジャン・ギャバン「太陽のならず者」
   クリス・プラット「パッセンジャー」
   チン・ハオ「長江 愛の詩」
   ニコラス・ケイジ「あなたに降る夢」
   成田凌「愛がなんだ」
   シャオ・ヤン「共謀家族」

 

主演女優
 5 エマ・トンプソン「レイトナイト 私の素敵なボス」
   アルバ・ロルヴァケル「アリスの空」
   永作博美「さいはてにて ~やさしい香りと待ちながら~」
   小泉今日子「食べる女」
   鈴木京香「食べる女」
   鈴木京香「39 刑法第三十九条」
   ヨゼフィン・アーレントセン「恐竜が教えてくれたこと」
 4 マー・リネット「シアター・プノンペン」
   ジェニファー・ローレンス「パッセンジャー」
   エミリー・ブラント「ターゲット」
   岸井ゆきの「愛がなんだ」
   シム・ウンギョン「ブルーアワーにぶっ飛ばす」
   ミンディ・カリング「レイトナイト 私の素敵なボス」

 

助演男優
 5 岸部一徳「39 刑法第三十九条」
   ジョン・リスゴー「レイトナイト 私の素敵なボス」
 4 ミシェル・ロンズデール「ジャッカルの日」

 

助演女優
 5 ロージー・ペレス「あなたに降る夢」
   グレン・クローズ「ファーザー・フィギュア」
   江口のりこ「愛がなんだ」
   ジョアン・チェン「共謀家族」
 4 キムラ緑子「すばらしき世界」
   アミラ・カサール「僕とカミンスキーの旅」
   シン・ジーレイ「長江 愛の詩」

 

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