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2022年1月 1日 (土)

2021年に観た映画 マイ・ベスト② 旧作編

 僕のモットーは「世界中の映画を観てやろう」ですが、新作も旧作も分け隔てなく観ます。旧作の場合は見逃していて初めて観るものが多いのですが、当然前に観たことがあるのを見直すこともあります。30年ぶり、40年ぶり、あるいはほぼ半世紀ぶりに観るのもあります。つくづく思うのは、名作は色あせないということ。
 ユーネクストの良いところは無料の見放題作品が大量にあること。毎月1500ポイントが自動的に付くので、有料作品はそのポイントを使ってみることができますが、貧乏性の僕はどうしても見放題作品を優先的に観てしまう。その結果旧作が新作を大幅に上回ってしまうことになります。新作はベスト50を選びましたが、旧作は何とベスト150になってしまいました。これはすごい数です。何しろ50年映画を見続けてきても、年間100本以上観た年はそうありません。それが旧作だけで名前を挙げるに足る作品が150本もあるとは!究極の贅沢です。

旧作 マイ・ベスト150

「みかんの丘」(2013)ザザ・ウルシャゼ監督、エストニア・ジョージア ★★★★★
「パンズ・ラビリンス」(2006)ギレルモ・デル・トロ監督、メキシコ・スペイン・米 ★★★★★
「終身犯」(1962)ジョン・フランケンハイマー監督、アメリカ ★★★★★
「キクとイサム」(1959)今井正監督、日本 ★★★★★
「ヨーロッパ一九五一年」(1952)ロベルト・ロッセリーニ監督、イタリア ★★★★★
「判決、ふたつの希望」(2017)ジアド・ドゥエイリ監督、レバノン・フランス ★★★★☆△
「あん」(2015)河瀬直美監督、日本・フランス・ドイツ ★★★★☆△
「草原の河」(2015)ソンタルジャ監督、中国 ★★★★☆△
「ローズウッド」(1996)ジョン・シングルトン監督、アメリカ ★★★★☆△
「ナイト・オン・ザ・プラネット」(1991)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ ★★★★☆△
「象は静かに座っている」(2018)フー・ボー監督、中国 ★★★★☆
「存在のない子供たち」(2018)ナディーン・ラバキー監督、レバノン・フランス ★★★★☆
「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」(2018)アレクセイ・シドロフ監督、ロシア ★★★★☆
「バルーン 奇跡の脱出飛行」(2018)ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ監督、ドイツ ★★★★☆
「万引き家族」(2018)是枝裕和監督、日本 ★★★★☆
「荒野の誓い」(2017)スコット・クーパー監督、アメリカ ★★★★☆
「聖なる泉の少女」(2017)ザザ・ハルヴァシ監督、ジョージア・リトアニア ★★★★☆
「デトロイト」(2017)キャスリン・ビグロー監督、アメリカ ★★★★☆
「SING/シング」(2016)ガース・ジェニングス監督、アメリカ ★★★★☆
「世界で一番ゴッホを描いた男」(2016)ユー・ハイボー、キキ・ティアンキ・ユー監督、中国・オランダ ★★★★☆
「ハクソー・リッジ」(2016)メル・ギブソン監督、オーストラリア・米 ★★★★☆
「ぼくの名前はズッキーニ」(2016)クロード・バラス監督、スイス・フランス ★★★★☆
「笑う故郷」(2016)マリアノ・コーン&ガストン・ドゥプラット監督、アルゼンチン・スペイン ★★★★☆
「愛を積むひと」(2015)朝原雄三監督、日本 ★★★★☆
「ドレッサー」(2015)リチャード・エアー監督、イギリス(TVM) ★★★★☆
「ヒトラーの忘れもの」(2015)マーチン・サントフリート監督、デンマーク・独 ★★★★☆
「カビリア」(1914)ジョヴァンニ・パストローネ監督、イタリア ★★★★☆
「とうもろこしの島」(2014)ギオルギ・オヴァシュヴィリ監督、ジョージア・独・仏・他 ★★★★☆
「ボーダレス ぼくの船の国境線」(2014)アミルホセイン・アスガリ監督、イラン ★★★★☆
「胡同のひまわり」(2005)チャン・ヤン監督、中国 ★★★★☆
「あ・うん」(1989)降旗康男監督、日本 ★★★★☆
「ミステリー・トレイン」(1989)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ・日本 ★★★★☆
「マンディンゴ」(1975)リチャード・フライシャー監督、アメリカ ★★★★☆
「マーフィの戦い」(1971)ピーター・イェーツ監督、イギリス ★★★★☆
「若者の旗」(1970)森川時久監督、日本 ★★★★☆
「若者はゆく」(1969)森川時久監督、日本 ★★★★☆
「若者たち」(1967)森川時久監督、日本 ★★★★☆
「丘」(1965)シドニー・ルメット監督、アメリカ ★★★★☆
「召使」(1963)ジョゼフ・ロージー監督、イギリス ★★★★☆
「カビリアの夜」(1957)フェデリコ・フェリーニ監督、イタリア ★★★★☆
「裁きは終りぬ」(1950)アンドレ・カイヤット監督、フランス ★★★★☆
「殺陣師段平」(1950)マキノ雅弘監督、日本 ★★★★☆
「お嬢さん乾杯」(1949)木下恵介監督、日本 ★★★★☆
「毒薬と老嬢」(1944)フランク・キャプラ監督、アメリカ ★★★★☆
「社葬」(1989)舛田利雄監督、日本 ★★★★☆▽
「ある女優の不在」(2018)ジャファル・パナヒ監督、イラン ★★★★△
「キング・オブ・シーヴズ」(2018)ジェームズ・マーシュ監督、イギリス ★★★★△
「鈴木家の嘘」(2018)野尻克己監督、日本 ★★★★△
「テルアビブ・オン・ファイア」(2018)サメフ・ゾアビ監督、仏・イスラエル・他 ★★★★△
「運び屋」(2018)クリント・イーストウッド監督、アメリカ ★★★★△
「魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い」(2018)イゴール・バラノフ監督、ロシア ★★★★△
「ヴィクトリア女王 最期の秘密」(2017)スティーヴン・フリアーズ監督、英・米 ★★★★△
「家へ帰ろう」(2017)パブロ・ソラルス監督、スペイン・アルゼンチン ★★★★△
「モリのいる場所」(2017)沖田修一監督、日本 ★★★★△
「ワイルド・ドライバー」(2017)マット・マーフィ監督、ニュージーランド ★★★★△
「ある天文学者の恋文」(2016)ジュゼッペ・トルナトーレ監督、イタリア ★★★★△
「50年後のボクたちは」(2016)ファティ・アキン監督、ドイツ ★★★★△
「ザ・コンサルタント」(2016)ギャビン・オコナー監督、アメリカ ★★★★△
「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」(2016)アシュリング・ウォルシュ監督、カナダ・アイルランド ★★★★△
「人生はシネマティック!」(2016)ロネ・シェルフィグ監督、イギリス ★★★★△
「ズートピア」(2016)バイロン・ハワード、リッチ・ムーア監督、アメリカ ★★★★△
「永い言い訳」(2016)西川美和監督、日本 ★★★★△
「ヒトラーに屈しなかった国王」(2016)エリック・ポッペ監督、ノルウェー ★★★★△
「夜明けの祈り」(2016)アンヌ・フォンテーヌ監督、フランス・ポーランド ★★★★△
「ローズの秘密の頁」(2016)ジム・シェリダン監督、アイルランド ★★★★△
「歌声にのった少年」(2015)ハニ・アブ・アサド監督、パレスチナ ★★★★△
「彷徨える河」(2015)シーロ・ゲーラ監督、コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン ★★★★△
「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」(2015)フレデリック・ワイズマン監督、米 ★★★★△
「MERU/メルー」(2015)ジミー・チン、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ監督、米 ★★★★△
「ラサへの歩き方 ~祈りの2400km」(2015)チャン・ヤン監督、中国 ★★★★△
「わたしたち」(2015)ユン・ガウン監督、韓国 ★★★★△
「ジャッジ 裁かれる判事」(2014)デヴィッド・ドプキン監督、アメリカ ★★★★△
「青天の霹靂」(2014)劇団ひとり監督、日本 ★★★★△
「パリ3区の遺産相続人」(2014)イスラエル・ホロヴィッツ監督、米・英・仏 ★★★★△
「ピザ!」(2014)M・マニカンダン監督、インド ★★★★△
「ボックストロール」(2014)グレアム・アナブル、アンソニー・スタッキ監督、米 ★★★★△
「はじまりのみち」(2013)原恵一監督、日本 ★★★★△
「ロスト・ボディ」(2012)オリオル・パウロ監督、スペイン ★★★★△
「ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち」(2011)マテイ・ミナーチェ監督、チェコ・スロバキア ★★★★△
「ヘッドハンター」(2011)モルテン・ティルドゥム監督、ノルウェー・ドイツ ★★★★△
「ランゴ おしゃべりカメレオンの不思議な冒険」(2011)ゴア・ヴァービンスキー監督、アメリカ ★★★★△
「エスター」(2009)ジャウマ・コレット=セラ監督、アメリカ ★★★★△
「奇跡の手」(2009)トーマス・カーター監督、アメリカ ★★★★△
「愛しきベイル-ト/アラブの歌姫」(2003)ジャック・ジャンセン監督、オランダ ★★★★△
「父、帰る」(2003)アンドレイ・ズビャギンツェフ監督、ロシア ★★★★△
「ニンゲン合格」(1999)黒沢清監督、日本 ★★★★△
「マヌケ先生」(1998)大林宣彦、内藤忠司監督、日本 ★★★★△
「アミスタッド」(1997)スティーヴン・スピルバーグ監督、アメリカ ★★★★△
「メイド・イン・ホンコン」(1997)フルーツ・チャン監督、香港 ★★★★△
「ラブ ゴーゴー」(1997)チェン・ユーシュン監督、台湾 ★★★★△
「おろしや国酔夢譚」(1992)佐藤純彌監督、日本 ★★★★△
「夢見るように眠りたい」(1986)林海象監督、日本 ★★★★△
「遠い日の家族」(1985)クロード・ルルーシュ監督、フランス ★★★★△
「ソルジャー・ストーリー」(1984)ノーマン・ジュイソン監督、アメリカ ★★★★△
「麻雀放浪記」(1984)和田誠監督、日本 ★★★★△
「海峡」(1982)森谷司郎監督、日本 ★★★★△
「女の中にいる他人」(1966)成瀬巳喜男監督、日本 ★★★★△
「横堀川」(1966)大庭秀雄監督、日本 ★★★★△
「バルジ大作戦」(1965)ケン・アナキン監督、アメリカ ★★★★△
「黄色いロールス・ロイス」(1964)アンソニー・アスキス監督、イギリス・アメリカ ★★★★△
「座頭市物語」(1962)三隅研次監督 ★★★★△
「好人好日」(1961)渋谷実監督、日本 ★★★★△
「わんぱく戦争」(1961)イヴ・ロベール監督、フランス ★★★★△
「七つの弾丸」(1959)村山新治監督、日本 ★★★★△
「マダムと泥棒」(1955)アレクサンダー・マッケンドリック監督、イギリス ★★★★△
「ローマ11時」(1952)ジュゼッペ・デ・サンティス監督、イタリア ★★★★△
「街は自衛する」(1951)ピエトロ・ジェルミ監督、イタリア ★★★★△
「ラベンダー・ヒル・モブ」(1951)チャールズ・クライトン監督、イギリス ★★★★△
「アモーレ」(1948)ロベルト・ロッセリーニ監督、イタリア ★★★★△
「美しき小さな浜辺」(1948)イヴ・アレグレ監督、フランス ★★★★△
「無法者の掟」(1948)ピエトロ・ジェルミ監督、イタリア ★★★★△
「偽りの果て」(1947)アンリ・ドコアン監督、フランス ★★★★△
「邪魔者は殺せ」(1947)キャロル・リード監督、イギリス ★★★★△
「長屋紳士録」(1947)小津安二郎監督、日本 ★★★★△
「婦人代議士アンジェリーナ」(1947)ルイジ・ザンパ監督、イタリア ★★★★△
「天国への階段」(1946)マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督、英 ★★★★△
「夢の中の恐怖」(1945)ベイジル・ディアデン、他、監督、イギリス ★★★★△
「戸田家の兄妹」(1941)小津安二郎監督、日本 ★★★★△
「ガス燈」(1940)ソロルド・ディキンソン監督、イギリス ★★★★△
「幽霊西へ行く」(1935)ルネ・クレール監督、イギリス ★★★★△
「第七天国」(1927)フランク・ボーゼージ監督、アメリカ ★★★★△
「老兵は死なず」(1943)マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督、英 ★★★★△
「空飛ぶタイヤ」(2018)本木克英監督、日本 ★★★★
「グランド・プロミス 23年後の再会」(2017)ホルヘ・ラミレス・スアレス監督、メキシコ ★★★★
「善悪の刃」(2017)キム・テユン監督、韓国 ★★★★
「ニュース速報」(2017)ウラジスラフ・クリムチャック、他、監督、ウクライナ ★★★★
「ヒトラーを欺いた黄色い星」(2017)クラウス・レーフレ監督、ドイツ ★★★★
「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」(2017)滝田洋二郎監督、日本 ★★★★
「ロング、ロングバケーション」(2017)パオロ・ヴィルズィ監督、イタリア・フランス ★★★★
「奇蹟がくれた数式」(2015)マシュー・ブラウン監督、イギリス ★★★★
「ダーク・プレイス」(2015)ジル・パケ=ブランネール監督、英・仏・米 ★★★★
「ブラックハット」(2015)マイケル・マン監督、アメリカ ★★★★
「戦場からのラブレター」(2014)ジェームズ・ケント監督、イギリス ★★★★
「陽に灼けた道」(2010)ソンタルジャ監督、中国 ★★★★
「転々」(2007)三木聡監督、日本 ★★★★
「夜の上海」(2007)チャン・イーバイ監督、日本・中国 ★★★★
「あつもの 杢平の秋」(1999)池端俊策監督、日本 ★★★★
「暗殺者」(1995)リチャード・ドナー監督、アメリカ ★★★★
「さらばバルデス」(1973)ジョン・スタージェス監督、アメリカ ★★★★
「喜劇 命のお値段」(1971)前田陽一監督、日本 ★★★★
「見えない恐怖」(1971)リチャード・フライシャー監督、イギリス ★★★★
「裏切りの荒野」(1968)ルイジ・バッツォーニ監督、イタリア ★★★★
「女と女と女たち」(1967)ヴィットリオ・デ・シーカ監督、アメリカ ★★★★
「国際諜報局」(1964)シドニー・J・フューリー監督、イギリス ★★★★
「関の彌太ッぺ」(1963)山下耕作監督、日本 ★★★★
「黒い罠」(1958)オーソン・ウェルズ監督、アメリカ ★★★★
「黒い牡牛」(1956)アーヴィング・ラパー監督、アメリカ ★★★★
「怒りの海」(1953)チャールズ・フレンド監督、イギリス ★★★★
「激怒」(1936)フリッツ・ラング監督、アメリカ ★★★★
「レンブラント 描かれた人生」(1936)アレクサンダー・コルダ監督、イギリス ★★★★

次点「シルバラード」(1985)ローレンス・カスダン監督、アメリカ ★★★★

 

 

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