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2021年3月

2021年3月31日 (水)

これから観たい&おすすめ映画・BD(21年4月)

【新作映画】公開日
3月20日
 「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」(2020)さかはらあつし監督、日本
3月26日
 「ノマドランド」(2020)クロエ・シャオ監督、アメリカ
 「旅立つ息子へ」(2020)ニル・ベルグマン監督、イスラエル・イタリア
 「騙し絵の牙」(2020)吉田大八監督、日本
 「水を抱く女」(2020)クリスティアン・ベツォルト監督、ドイツ・フランス
 「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」(2020)池田暁監督、日本
4月2日
 「サンドラの小さな家」(2020)フィリダ・ロイド監督、アイルランド・イギリス
 「僕が跳びはねる理由」(2020)ジェリー・ロスウェル監督、イギリス4月3日
 「ブータン 山の教室」(2019)パオ・チョニン・ドルジ監督、ブータン
4月9日
 「BLUE/ブルー」(2021)吉田恵輔監督、日本
 「ザ・バッド・ガイズ」(2019)ソン・ヨンホ監督、韓国
 「アンモナイトの目覚め」(2020)フランシス・リー監督、イギリス
 「ドリームランド」(2019)マイルズ・ジョリス・ペイラフィット監督、アメリカ
 「21ブリッジ」(2019)ブライアン・カーク監督、中国・米
 「パーム・スプリングス」(2020)マックス・バーバコウ監督、米・香港 
 「椿の庭」(2019)上田義彦監督、日本
 「砕け散るところを見せてあげる」(2020)SABU監督、日本
4月16日
 「約束の宇宙」(アリス・ウィンクール監督、フランス
4月17日~6月11日
 「台湾巨匠傑作選2021 ホウ・シャオシェン大特集」(東京・ケイズシネマ) 

 

【新作DVD・BD】レンタル開始日
4月2日
 「サンダーロード」(ジム・カミングス監督、アメリカ)
 「スタートアップ!」(チェ・ジョンヨル監督、韓国)
 「ストックホルム・ケース」(ロバート・パドロー監督、カナダ・スウェーデン)
 「82年生まれ、キム・ジヨン」(キム・ドヨン監督、韓国)
 「パピチャ 未来へのランウェイ」(ムニア・メドゥール監督、フランス・アルジェリア・他)
 「ぶあいそうな手紙」(アナ・ルイーザ・アゼヴェード監督、ブラジル)
 「マルモイ ことばあつめ」(オム・ユナ監督、韓国)
 「みをつくし料理帖」(角川春樹監督、日本)
 「恋恋豆花(れんれんどうふぁ)」(今関あきよし監督、日本)
4月7日
 「mid90sミッドナインティーズ」(ジョナ・ヒル監督、米)
4月17日
 「行き止まりの世界に生まれて」(ビン・リュー監督、アメリカ)
4月21日
 「ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢」(ニーシャ・ガナトラ監督、アメリカ)
 「はちどり」(キム・ボラ監督、韓国・アメリカ)
4月23日
 「君の誕生日」(イ・ジョンオン監督、韓国)
 「フェアウェル」(ルル・ワン監督、アメリカ)
 「罪の声」(土井裕泰監督、日本)
 「望み」(堤幸彦監督、日本)
 「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」(クリス・バトラー監督、アメリカ)
5月7日
 「オフィシャル・シークレット」(ギャビン・フッド監督、イギリス)
 「エイブのキッチンストーリー」(フェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ監督、米・ブラジル)
 「マーティン・エデン」(ピエトロ・マルチェッロ監督、イタリア・フランス・ドイツ)
5月12日
 「アンダードッグ 前編/後編」(武正晴監督、日本)
 「さくら」(矢崎仁司監督、日本)
5月19日
 「461個のおべんとう」(兼重淳監督、日本)

 

【旧作DVD・BD】発売日
3月26日
 「コーラス」(2004)クリストフ・バラティエ監督、フランス
 「ヒトラー 最期の12日間」(2004)オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督、ドイツ
4月2日
 「リバティ・バランスを撃った男」(1962)ジョン・フォード監督、アメリカ
 「脱走山脈」(1968)マイケル・ウィナー監督、イギリス

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

 

2021年3月 4日 (木)

ゴブリンのこれがおすすめ 57 岩波ホール上映映画

<さらに新しい前文>
 岩波ホールは2022年7月29閉館しました。1974年にエキプ・ド・シネマを立ち上げて以来、日の当たりにくい映画を紹介するという重要な役割を半世紀以上にわたって担ってきました。支配人の後のあいさつによると、これまで66の国と地域の274作品を上映して来たそうです。日本一のミニシアターと呼ぶべき劇場だっただけに、その閉館は残念でなりません。
 末尾に、ベスト100を掲載した後に観た作品を追加しておきます。


<新しい前文>
 以前「岩波ホール上映作品 マイ・ベスト50」という記事を載せていたが、その後もどんどん追加されているので、改めて「ゴブリンのこれがおすすめ」シリーズに入れて、ベスト100を選んでみた。もちろん今後も作品を追加してゆかねばならないが、とりあえず区切りの良いところで100本を選んでみた。このように思い切って増補版を作ろうと思った直接の理由は「みかんの丘」と「とうもろこしの島」を相次いでみたためである。共にジョージア映画だが、どちらも傑作だった。僕が初めてジョージア映画(当時はグルジアと表記していた)を観たのは岩波ホールだった。1982年9月18日に観たオタール・イオセリアーニ監督作品「落葉」である。この時は正直言って、旧ソ連下の共和国で作られた珍しい作品を観たという以上ではなかった。つまり面白いとは思わなかった(その後「オタール・イオセリアーニ コレクション DVD-BOX」を買ったがまだビニールの包装も外してない)。グルジア映画で初めて傑作だと思ったのは「ピロスマニ」を観た時だ。観たのは岩波ホールではなく、かつて池袋の西武百貨店8階にあった「スタジオ200」だったが、この静謐な映画に深く心を引き付けられた。今ではジョージア映画はアクタン・アリム・クバト監督(かつてはアクタン・アブディカリコフと名乗っていた)を生んだキルギス映画と並んで、旧ソ連の15の共和国の中で最もレベルの高い存在となっている(もちろんロシアを除いてという意味でだが)。
 それはともかく、「みかんの丘」と「とうもろこしの島」が岩波ホールで公開されたことは観終わった後で知ったのだが、改めて岩波ホールの存在の貴重さを痛感した。岩波ホールの果たしてきた役割の大きさはどんなに強調してもし過ぎることはない。川喜多かしこと川喜多長政夫妻は1930年代から優れた外国映画を積極的に輸入していたが(この二人の業績も特筆に値する)、その川喜多かしこと高野悦子が岩波ホールを運営し、エキプ・ド・シネマ運動を進めてゆく。彼女たちがいなかったら日本のミニ・シアター活動はずっと遅れたものになっていただろうし、外国映画はヒット作品ばかり輸入される偏った興行になっていたかもしれない。
 旧前文で「施設がだいぶ老朽化している」と書いたが、ホームページを見ると2020年の9月末から改装工事が行われたそうだ。2月6日から開館されたようだが、今はどんな感じになっているのだろうか。昔は入り口前にスペースがなく、開場前には階段に沿ってずらっと観客が並んで待っていたものである。エレベーターを降りると階段に列ができている。階段を下って列の最後尾まで行くわけだが、その長さで人気のほどが分かったものだ。もう30年くらい東京の映画館で映画を観ていないが、死ぬ前に一度はまた岩波ホールで映画を観てみたいものだ。

 

<旧前文>
 岩波ホール、文芸坐、並木座、ACTミニシアター、フィルムセンター、三百人劇場、ユーロスペース。東京在住時代にお世話になった映画館はたくさんあるが、通った回数、上映作品の質の高さで選べばこの7つが代表格だろう。中でも岩波ホールとフィルムセンターはとりわけ重要な存在だった。何しろこの二つがなければ観られなかったであろう作品がいくつもあるのだ。DVDやBDが普及した今でも「幻の作品」のままである作品はまだいくつもある。
 日のあたりにくい名画の発掘という点で、エキプ・ド・シネマの川喜多かしこさんと高野悦子さんが果たした業績は非常に大きい。東京にいた頃は岩波ホールで何が上映されているかを常に意識していた。上田に来てからはさすがにあまり意識しなくなったが、こうして上映作品を並べてみると「ああ、これは岩波ホールで上映したのか」、「これもそうだったのか」と思う作品が実にたくさんある。優れた作品を選ぶ目はいまでも健在だ。施設がだいぶ老朽化していると何かで読んだ覚えがあるが、今後も岩波ホールは優れた作品の発掘を続けることと期待したい。
 高野悦子さんの訃報に接して、改めて彼女と岩波ホールの果たした役割の大きさを確認した次第。その業績の大きさはいろんな所で書かれているので、リスト・マニアである僕としては自分なりの岩波ホールベスト50を選ぶことでその業績をたたえたい。ちなみに、岩波ホールでは77年から89年の12年間に45本観た。 リスト中*印がついているものは岩波ホールで観たものである。

 

<岩波ホール上映作品 マイ・ベスト100>
 「極北のナヌーク」(1922)ロバート・J・フラハティ監督、アメリカ
 「人生案内」(1931)ニコライ・エック監督、ソ連
 「大いなる幻影」(1937)ジャン・ルノワール監督、フランス
 「ゲームの規則」(1939)ジャン・ルノワール監督、フランス
 「オール・ザ・キングスメン」(1949)ロバート・ロッセン監督、アメリカ
 「奇跡」(1955)カール・ドライヤー監督、デンマーク
*「大地のうた」(1955)サタジット・レイ監督、インド
*「大河のうた」(1956) サタジット・レイ監督、インド
 「抵抗」(1956)ロベール・ブレッソン監督、フランス
*「大樹のうた」(1959) サタジット・レイ監督、インド
 「5時から7時までのクレオ」(1961)アニエス・ヴァルダ監督、フランス
 「シェルブールの雨傘」(1963)ジャック・ドゥミ監督、フランス
*「山猫」(1963)ルキノ・ヴィスコンティ監督、イタリア
 「ピロスマニ」(1969)ゲオルギー・シェンゲラーヤ監督、グルジア
*「白樺の林」(1970)アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド
 「フェリーニの道化師」(1970)フェデリコ・フェリーニ監督、イタリア
*「エミタイ」(1971)ウスマン・センベーヌ監督、セネガル
*「トロイアの女」(1971)マイケル・カコヤニス監督、ギリシャ・イギリス
*「アギーレ・神の怒り」(1972)ウェルナー・ヘルツォーク監督、西独
*「株式会社/ザ・カンパニー」(1972)サタジット・レイ監督、インド
*「ルードウィヒ 神々の黄昏」(1972)ルキノ・ヴィスコンティ監督、伊・西独・仏
 「惑星ソラリス」(1972)アンドレイ・タルコフスキー監督、ソ連
*「遠い雷鳴」(1973)サタジット・レイ監督、インド
 「自由の幻想」(1974)ルイス・ブニュエル監督、仏
*「家族の肖像」(1974)ルキノ・ヴィスコンティ監督、伊・仏
*「鏡」(1975)アンドレイ・タルコフスキー監督、ソ連
*「旅芸人の記録」(1975)テオ・アンゲロプロス監督、ギリシャ
*「約束の土地」(1975)アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド
 「だれのものでもないチェレ」(1976)ラースロー・ラノーディ監督、ハンガリー
 「チェド」(1976)ウスマン・センベーヌ監督、セネガル
*「大理石の男」(1977)アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド
*「チェスをする人」(1977)サタジット・レイ監督、インド
*「イフゲニア」(1978)マイケル・カコヤニス監督、ギリシャ
*「女の叫び」(1978)ジュールス・ダッシン監督、ギリシャ・アメリカ
*「木靴の木」(1978)エルマンノ・オルミ監督、イタリア
*「群れ」(1978)ユルマズ・ギュネイ監督、トルコ
*「敵」(1979)ユルマズ・ギュネイ監督、トルコ
*「メキシコ万歳」(1979)セルゲイ・エイゼンシュテイン監督、ソ連
*「アレクサンダー大王」(1980)テオ・アンゲロプロス監督、ギリシャ・伊・西独
*「歌っているのはだれ?」(1980)スロボダン・シャン監督、ユーゴスラビア
*「ドイツ・青ざめた母」(1980)ヘルマ・サンダース=ブラームス監督、西独
*「無人の野」(1980)グエン・ホン・セン監督、ベトナム
*「アルシノとコンドル」(1982)ミゲール・リッティン監督、ニカラグア
*「家と世界」(1982)サタジット・レイ監督、インド
 「ダントン」(1982)アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド
*「ファニーとアレクサンドル」(1982)イングマール・ベルイマン監督、スウェーデン
*「マルチニックの少年」(1983)ユーザン・パルシー監督、フランス
 「懺悔」(1984)テンギズ・アブラゼ監督、グルジア・ソ連
*「パパは、出張中!」(1985)エミール・クストリッツァ監督、ユーゴスラビア
*「オフィシャル・ストーリー」(1985)ルイス・プエンソ監督、アルゼンチン
*「芙蓉鎮」(1987)シェ・チン監督、中国
*「八月の鯨」(1987)リンゼイ・アンダーソン監督、アメリカ
 「サラーム・ボンベイ」(1988)ミーラー・ナーイル監督、インド・伊・仏・米
 「TOMORROW/明日」(1988)黒木和雄監督、日本
 「火垂るの墓」(1988)高畑勲監督、日本
 「コルチャック先生」(1990)アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド・西独
 「森の中の淑女たち」(1990)シンシア・スコット監督、カナダ
 「乳泉村の子」(1991)シェ・チン監督、中国
 「パッション・フィッシュ」(1992)ジョン・セイルズ監督、アメリカ
 「フィオナの海」(1994)ジョン・セイルズ監督、アメリカ
 「アントニアの食卓」(1995)マルレーン・ゴリス監督、オランダ、ベルギー、イギリス
 「パーフェクト・サークル」(1997)アデミル・ケノヴィッチ監督、ボスニア・フランス
 「宋家の三姉妹」(1997)メイベル・チャン監督、香港・日本
 「山の郵便配達」(1999)フォ・ジェンチイ監督、中国
 「この素晴らしき世界」(2000)ヤン・フジェベイク監督、チェコ
 「氷海の伝説」(2001)ザカリアス・クヌク監督、カナダ
 「夕映えの道」(2001)ルネ・フェレ監督、フランス
 「おばあちゃんの家」(2002)イ・ジョンヒャン監督
 「上海家族」(2002)ポン・シャオレン監督、中国
 「酔画仙」(2002)イム・グォンテク監督、韓国
 「わが故郷の歌」(2002)バフマン・ゴバディ、イラン
 「美しい夏キリシマ」(2003)黒木和雄監督、日本
 「父と暮らせば」(2004)黒木和雄監督、日本
 「亀も空を飛ぶ」(2004)バフマン・ゴバディ監督、イラン・イラク
 「シリアの花嫁」(2004)エラン・リクリス監督、イスラエル・仏・独
 「母たちの村」(2004)ウスマン・センベーヌ監督、フランス・セネガル
 「クレアモントホテル」(2005)ダン・アイアランド監督、英・米
 「白い馬の季節」(2005)ニンツァイ監督、中国
 「死者の書」(2005)川本喜八郎監督、日本
 「約束の旅路」(2005)ラデュ・ミヘイレアニュ監督、フランス
 「紙屋悦子の青春」(2006)黒木和雄監督、日本
 「サラエボの花」(2006)ヤスミラ・ジュバニッチ監督、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
 「胡同の理髪師」(2006)リー・シュイホー監督、中国
 「カティンの森 」(2007)アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド
 「木洩れ日の家で」(2007)ドロタ・ケンジェジャフスカ監督、ポーランド
 「ヒロシマ ナガサキ」(2007、スティーブン・オカザキ監督、アメリカ)
 「パリ20区、僕たちのクラス」(2008)ローラン・カンテ監督、フランス
 「冬の小鳥」(2009)ウニー・ルコント監督、韓国・フランス
 「セラフィーヌの庭」(2009)マルタン・プロヴォスト監督、仏・ベルギー・独
 「おじいさんと草原の小学校」(2010)ジャスティン・チャドウィック監督、英
 「オレンジと太陽」(2010)ジム・ローチ監督、イギリス
 「光のノスタルジア」(2010)パトリシオ・グスマン監督、フランス・ドイツ・チリ
 「キリマンジャロの雪」(2011)ロベール・グディギャン監督、フランス
 「少女は自転車にのって」(2012)ハイファ・アル=マンスール監督、サウジアラビア・ドイツ
 「ハンナ・アーレント」(2012)マルガレーテ・フォン・トロッタ監督、独・ルクセンブルク・仏
 「パプーシャの黒い瞳」(2013)ヨアンナ・コス=クラウゼ、クシシュトフ・クラウゼ監督、ポーランド
 「みかんの丘」(2013)ザザ・ウルシャゼ監督、エストニア・ジョージア
 「とうもろこしの島」(2014)ギオルギ・オヴァシュヴィリ監督、ジョージア・独・仏・他
 「馬を放つ」(2017)アクタン・アリム・クバト監督、キルギス・仏・独・オランダ・日本
 「田園の守り人たち」(2017)グザヴィエ・ボーヴォワ監督、フランス

 

<その他 岩波ホールで観た映画> 
*「青い年」(1964)パウロ・ローシャ監督、ポルトガル
*「熊座の淡き星影」(1965)ルキノ・ヴィスコンティ監督、イタリア
*「落葉」(1966)オタール・イオセリアーニ監督、グルジア
*「新しい人生」(1966)パウロ・ローシャ監督、ポルトガル
*「インタビュアー」(1978)ラナ・ゴゴベリーゼ監督、ソ連
*「新しい家族」(1982)イスクラ・バービッチ監督、ソ連


<追加作品>
「大地と白い雲」(2019)ワン・ルイ監督、中国
「ブータン 山の教室」(2019)パオ・チョニン・ドルジ監督、ブータン
「ペトルーニャに祝福を」(2019)テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督、北マケドニア・他
「ラモとガベ」(2019)ソンタルジャ監督、中国
「巡礼の約束」(2018)ソンタルジャ監督、中国
「シリアにて」(2017)フィリップ・ヴァン・レウ監督、ベルギー・フランス・レバノン
「マルクス・エンゲルス」(2017)ラウル・ペック監督、フランス・ドイツ・ベルギー
「笑う故郷」(2016)マリアノ・コーン・他、監督、アルゼンチン・スペイン
「ガザの美容室」(2015)タルザン&アラブ・ナーセル監督、パレスチナ・仏・カタール
「草原の河」(2015)ソンタルジャ監督、中国
「ラサへの歩き方~祈りの2400km」(2015)チャン・ヤン監督、中国
「真珠のボタン」(2014)パトリシオ・グスマン監督、フランス・チリ・スペイン
「緑はよみがえる」(2014)エルマンノ・オルミ監督、イタリア
「陽に灼けた道」(2010)ソンタルジャ監督、中国
「ジャック・ドゥミの少年期」(1991)アニエス・ヴァルダ監督、フランス


<関連記事>
岩波ホール閉館を惜しむ
岩波ホール上映作品 マイ・ベスト50

 

2021年3月 1日 (月)

先月観た映画 採点表(2021年2月)

「異端の鳥」(2019)ヴァーツラフ・マルホウル監督、チェコ・他 ★★★★☆
「ヒトラーの忘れもの」(2015)マーチン・サントフリート監督、デンマーク・独 ★★★★☆
「とうもろこしの島」(2014)ギオルギ・オヴァシュヴィリ監督、ジョージア・独・仏・他 ★★★★☆
「リチャード・ジュエル」(2019)クリント・イーストウッド監督、アメリカ ★★★★△
「運び屋」(2018)クリント・イーストウッド監督、アメリカ ★★★★△
「バルジ大作戦」(1965)ケン・アナキン監督、アメリカ ★★★★△
「激怒」(1936)フリッツ・ラング監督、アメリカ ★★★★
「空飛ぶタイヤ」(2018)本木克英監督、日本 ★★★★
「ロンドン、人生はじめます」(2017)ロバート・フェスティンガー監督、イギリス ★★★★
「戦略大作戦」(1970)ブライアン・G・ハットン監督、アメリカ ★★★★
「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(2019)J・J・エイブラムス監督、アメリカ ★★★★
「カーマイン・ストリート・ギター」(2018)ロン・マン監督、カナダ ★★★★
「愛しき人生のつくりかた」(2015)ジャン=ポール・ルーヴ監督、フランス ★★★★▽
「危険がいっぱい」(1964)ルネ・クレマン監督、フランス ★★★★▽
「ゴースト・オブ・ミシシッピー」(1996)ロブ・ライナー監督、アメリカ ★★★☆
「殺し」(1962)ベルナルド・ベルトルッチ監督、イタリア ★★★

主演男優
 5 ペトル・コトラール「異端の鳥」
   ブレンダン・グリーソン「ロンドン、人生はじめます」
   クリント・イーストウッド「運び屋」
   長瀬智也「空飛ぶタイヤ」
 4 スペンサー・トレイシー「激怒」
   ポール・ウォルター・ハウザー「リチャード・ジュエル」
   クリント・イーストウッド「戦略大作戦」
   イリアス・サルマン「とうもろこしの島」
   
主演女優
 5 ダイアン・キートン「ロンドン、人生はじめます」
 4 アニー・コルディ「愛しき人生のつくりかた」

助演男優
 5 ロバート・ショウ「バルジ大作戦」
   ジェームズ・ウッズ「激怒」
   ドナルド・サザーランド「戦略大作戦」
   サム・ロックウェル「リチャード・ジュエル」
 4 ディーン・フジオカ「空飛ぶタイヤ」
   岸部一徳「空飛ぶタイヤ」
   テリー・サヴァラス「戦略大作戦」
   ヘンリー・フォンダ「バルジ大作戦」

助演女優
 4 ローラ・オルブライト「危険がいっぱい」
   キャシー・ベイツ「リチャード・ジュエル」

 

 

これから観たい&おすすめ映画・BD(21年3月)

【新作映画】公開日
2月19日
 「ある人質 生還までの398日」(ニールス・アンデン・オプレヴ監督、デンマーク・他)
 「あの頃。」(今泉力哉監督、日本)
2月20日
 「地球で最も安全な場所を探して」(エドガー・ハーゲン監督、スイス)
2月26日
 「MISS ミス・フランスになりたい!」(ルーベン・アウヴェス監督、フランス)
 「ステージ・マザー」(トム・フィッツジェラルド監督、カナダ)
 「ターコイズの空の下で」(KENTARO監督、日本・モンゴル・フランス)
 「カポネ」(ジョシュ・トランク監督、アメリカ・カナダ)
 「リーサル・ストーム」(マイケル・ボーリッシュ監督、アメリカ)
 「ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日」(ジル・ド・メストル監督、フランス)
 「レンブラントは誰の手に」(ウケ・ホーヘンダイク監督、オランダ)
 「プレイモービル マーラとチャーリーの大冒険」(リノ・ディサルヴォ監督、仏・独)
 「あのこは貴族」(岨手由貴子監督、日本)
2月27日
 「夏時間」(ユン・ダンピ監督、韓国)
 「DAU、ナターシャ」(イリヤ・フルジャノフスキー監督、独・ウクライナ・英・露)
3月5日
 「ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実」(トッド・ロビンソン監督、アメリカ)
 「野球少女」(チェ・ユンテ監督、韓国)
 「ラーヤと龍の王国」(ドン・ホール、他、監督、アメリカ)
 「太陽は動かない」(羽住英一郎監督、日本)
3月12日
 「ワン・モア・ライフ!」(ダニエーレ・ルケッティ監督、イタリア)
 「アウトポスト」(ロッド・ルーリー監督、アメリカ)、アメリカ)
 「フィールズ・グッド・マン」(アーサー・ジョーンズ監督、アメリカ)
3月19日
 「ミナリ」(リー・アイザック・チョン監督、アメリカ)
 「クィーンズ・オブ・フィールド」(モハメド・ハムディ監督、フランス)
 「奥さまは、取り扱い注意」(佐藤東弥監督、日本)
3月20日
 「夜明け前のうた~消された沖縄の障害者~」(原義和監督、日本)
 「生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事」(佐古忠彦監督、日本)

【新作DVD・BD】レンタル開始日
3月3日
 「おもかげ」(ロドリゴ・ソロゴイェン監督、スペイン・フランス)
 「薬の神じゃない」(ウェン・ムーイエ監督、中国)
 「グッバイ・リチャード!」(ウェイン・ロバーツ監督、アメリカ)
 「剣の舞 我が心の旋律」(ユスプ・ラジコフ監督、ロシア・アルメニア)
 「窮鼠はチーズの夢を見る」(行定勲監督、日本)
 「スパイの妻」(黒沢清監督、日本)
 「星の子」(大森立嗣監督、日本)
 「タレンタイム~優しい歌」(ヤスミン・アフマド監督、マレーシア)
 「バクラウ 地図から消された村」(クレーベル・メンドンサ・フィーリョ、他、監督、ブラジル・仏)
 「ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者」(クリス・ベコパー監督、米・豪)
3月5日
 「ハニーランド 永遠の谷」(リューボ・ステファノフ監督、北マケドニア)
 「異端の鳥」(ヴァーツラフ・マルホウル監督、チェコスロヴァキア・ウクライナ)
3月7日
 「サウナのあるところ」(ヨーナス・バリヘル、他、監督、フィンランド)
3月10日
 「海辺の映画館 キネマの玉手箱」(大林亘彦監督、日本)
 「弱虫ペダル」(三木康一郎監督、日本)
3月12日
 「マティアス&マキシム」(グザヴィエ・ドラン監督、カナダ)
 「生きちゃった」(石井裕也監督、日本)
 「米国が最も恐れた男 カメジロー 不屈の生涯」(佐古忠彦監督、日本)
3月17日
 「ようこそ映画音響の世界へ」(ミッジ・コスティン監督、アメリカ)
 「浅田家!」(中野量太監督、日本)
 「ビューティフル・ドリーマー」(本広克行監督、日本)
3月19日
 「魔女がいっぱい」(ロバート・ゼメキス監督、アメリカ)
3月24日
 「博士と狂人」(P.B.シェムラン監督、英・仏・アイルランド・アイスランド)
 「朝が来る」(河瀨直美監督、日本)
 「ドクター・デスの遺産—BLACK FILE-」(深川栄洋監督、日本)
3月26日
 「喜劇 愛妻物語」(安達紳監督、日本)
3月31日
 「人数の町」(荒木伸二監督、日本)
4月2日
 「サンダーロード」(ジム・カミングス監督、アメリカ)
 「スタートアップ!」(チェ・ジョンヨル監督、韓国)
 「ストックホルム・ケース」(ロバート・パドロー監督、カナダ・スウェーデン)
 「82年生まれ、キム・ジヨン」(キム・ドヨン監督、韓国)
 「パピチャ 未来へのランウェイ」(ムニア・メドゥール監督、フランス・アルジェリア・他)
 「ぶあいそうな手紙」(アナ・ルイーザ・アゼヴェード監督、ブラジル)
 「マルモイ ことばあつめ」(オム・ユナ監督、韓国)
 「みをつくし料理帖」(角川春樹監督、日本)
4月7日
 「行き止まりの世界に生まれて」(ビン・リュー監督、アメリカ)
 「mid90sミッドナインティーズ」(ジョナ・ヒル監督、米)

【旧作DVD・BD】発売日
2月25日
 「G.W.パプスト」(1930~31、G.W.パプスト監督、ドイツ)
  収録作品:「西部戦線一九一八年」「三文オペラ」「炭鉱」
3月3日
 「パリは燃えているか」(1966、ルネ・クレマン監督、アメリカ・フランス)
3月26日
 「エリック・ロメール Blu-ray BOX」(1959~68、エリック・ロメール監督、フランス)
  収録作品:「獅子座」「モンソーのパン屋の女の子」「シュザンヌの遍歴」「モード家の一夜」
 「無法松の一生」(1943、稲垣浩監督、日本)阪妻版
3月31日
 「白いリボン」(2009、ミヒャエル・ハネケ監督、オーストリア・仏・伊)
4月2日
 「リバティ・バランスを撃った男」(1962、ジョン・フォード監督、アメリカ)

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

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