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2021年1月

2021年1月29日 (金)

ゴブリンのこれがおすすめ 56 イタリア映画

「カビリア」(1914)ジョヴァンニ・パストローネ監督
「1860年」(1933) アレッサンドロ・ブラゼッティ監督
「雲の中の散歩」(1942) アレッサンドロ・ブラゼッティ監督
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1942) ルキノ・ヴィスコンティ監督
「無防備都市」(1945) ロベルト・ロッセリーニ監督
「戦火のかなた」(1946) ロベルト・ロッセリーニ監督
「平和に生きる」(1946) ルイジ・ザンパ監督
「自転車泥棒」(1948) ヴィットリオ・デ・シーカ監督
「婦人代議士アンジェリーナ」(1947)ルイジ・ザンパ監督
「アモーレ」(1948)ロベルト・ロッセリーニ監督
「ドイツ零年」(1948) ロベルト・ロッセリーニ監督
「にがい米」(1948) ジョゼッペ・デ・サンティス監督
「無法者の掟」(1948)ピエトロ・ジェルミ監督
「揺れる大地」(1948) ルキノ・ヴィスコンティ監督
「ポー河の水車小屋」(1949)アルベルト・ラトゥアーダ監督
「越境者」(1950)ピエトロ・ジェルミ監督
「オリーヴの下に平和はない」(1950)ジュゼッペ・デ・サンティス監督
「ウンベルトD」(1951) ヴィットリオ・デ・シーカ監督
「警官と泥棒」(1951)マリオ・モニチェリ&ステーノ監督
「ベリッシマ」(1951) ルキノ・ヴィスコンティ監督
「街は自衛する」(1951)ピエトロ・ジェルミ監督
「二ペンスの希望」(1952) レナート・カスティラーニ監督
「ヨーロッパ一九五一年」(1952)ロベルト・ロッセリーニ監督
「ローマ11時」(1952)ジュゼッペ・デ・サンティス監督
「青春群像」(1953)フェデリコ・フェリーニ監督
「終着駅」(1953)ヴィットリオ・デ・シーカ監督、アメリカ・イタリア
「道」(1954) フェデリコ・フェリーニ監督
「カビリアの夜」(1956) フェデリコ・フェリーニ監督
「鉄道員」(1956) ピエトロ・ジェルミ監督
「屋根」(1957) ヴィットリオ・デ・シーカ監督
「わらの男」(1958) ピエトロ・ジェルミ監督
「甘い生活」(1959) フェデリコ・フェリーニ監督
「刑事」(1959) ピエトロ・ジェルミ監督
「激しい季節」(1959) ヴァレリオ・ズルリーニ監督
「ロベレ将軍」(1959)  ロベルト・ロッセリーニ監督
「汚れなき抱擁」(1960) マウロ・ボロニーニ監督
「情事」(1960) ミケランジェロ・アントニオーニ監督
「ふたりの女」(1960) ヴィットリオ・デ・シーカ監督
「ローマで夜だった」(1960)ロベルト・ロッセリーニ監督
「若者のすべて」(1960) ルキノ・ヴィスコンティ監督
「鞄を持った女」(1961)ヴァレリオ・ズルリーニ監督
「夜」(1961) ミケランジェロ・アントニオーニ監督
「アルトナ」(1962) ヴィットリオ・デ・シーカ監督
「太陽はひとりぼっち」(1962) ミケランジェロ・アントニオーニ監督
「マンマ・ローマ」(1962) ピエル・パオロ・パゾリーニ監督
「シシリーの黒い霧」(1962) フランチェスコ・ロージ監督
「81/2」(1963) フェデリコ・フェリーニ監督
「ブーベの恋人」(1963) ルイジ・コメンチーニ監督
「山猫」(1963) ルキノ・ヴィスコンティ監督
「赤い砂漠」(1964) ミケランジェロ・アントニオーニ監督
「家族日誌」(1964) ヴァレリオ・ズルリーニ監督
「黄金の七人」(1965)マルコ・ヴィカリオ監督
「悲しみは星影と共に」(1965)ネロ・リージ監督
「国境は燃えている」(1965) ヴァレリオ・ズルリーニ監督
「真実の瞬間」(1965) フランチェスコ・ロージ監督
「魂のジュリエッタ」(1965) フェデリコ・フェリーニ監督
「夕陽のガンマン」(1965) セルジオ・レオーネ監督
「アルジェの戦い」(1966) ジッロ・ポンテコルヴォ監督
「イタリヤ式奇跡」(1967) フランチェスコ・ロージ監督
「ウエスタン」(1968)セルジオ・レオーネ監督、イタリア・アメリカ
「裏切りの荒野」(1968)ルイジ・バッツォーニ監督
「殺しが静かにやって来る」(1968)セルジオ・コルブッチ監督、伊・仏
「激しい季節」(1969) ヴァレリオ・ズルリーニ監督
「アポロンの地獄(1967) ピエル・パオロ・パゾリーニ監督
「真実の瞬間」(1965) フランチェスコ・ロージ監督
「異邦人」(1968) ルキノ・ヴィスコンティ監督
「裏切りの荒野」(1968) ルイジ・バッツオーニ監督
「テオレマ」(1968) ピエル・パオロ・パゾリーニ監督
「マフィア」(1968) ダミアノ・ダミアニ監督
「王女メディア」(1969) ピエル・パオロ・パゾリーニ監督
「哀しみのトリスターナ」(1969) ルイス・ブニュエル監督、伊・仏・スペイン
「地獄におちた勇者ども」(1969) ルキノ・ヴィスコンティ監督
「豚小屋」(1969) ピエル・パオロ・パゾリーニ監督
「暗殺のオペラ」(1970) ベルナルド・ベルトルッチ監督
「暗殺の森」(1970) ベルナルド・ベルトルッチ監督
「警視の告白」(1970) ダミアノ・アミアニ監督
「死刑台のメロディ」(1970) ジュリアーノ・モンタルド監督
「ひまわり」(1970) ヴィットリオ・デ・シーカ監督
「悲しみの青春」(1971) ヴィットリオ・デ・シーカ監督
「ベニスに死す」(1971) ルキノ・ヴィスコンティ監督
「黒い砂漠」(1972) フランチェスコ・ロージ監督
「フェリーニのローマ」(1972) フェデリコ・フェリーニ監督
「ルードウィヒ/神々の黄昏」(1972) ルキノ・ヴィスコンティ監督、伊・西独・仏
「コーザ・ノストラ」(1973) フランチェスコ・ロージ監督
「アマルコルド」(1974) フェデリコ・フェリーニ監督
「家族の肖像」(1974) ルキノ・ヴィスコンティ監督
「1900年」(1976) ベルナルド・ベルトルッチ監督
「ローマに散る」(1976) フランチェスコ・ロージ監督
「父パードレ・パドローネ」(1977) ヴィットリオ&パオロ・タヴィアーニ監督
「木靴の木」(1978) エルマンノ・オルミ監督
「エボリ」(1979) フランチェスコ・ロージ監督
「サン・ロレンツォの夜」(1982) ヴィットリオ&パオロ・タヴィアーニ監督
「ノスタルジア」(1983) アンドレイ・タルコフスキー監督、イタリア・ソ連
「カオス・シチリア物語」(1984) ヴィットリオ&パオロ・タヴィアーニ監督
「ル・バル」(1984) エットーレ・スコラ監督
「ジンジャーとフレッド」(1985) フェデリコ・フェリーニ監督
「グッドモーニング・バビロン」(1987) ヴィットリオ&パオロ・タヴィアーニ監督
「黒い瞳」(1987) ニキータ・ミハルコフ監督
「予告された殺人の記録」(1987) フランチェスコ・ロージ監督、イタリア・フランス
「ラストエンペラー」(1987) ベルナルド・ベルトルッチ監督
「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989) ジュゼッペ・トルナトーレ監督
「記憶の扉」(1994) ジュゼッペ・トルナトーレ監督、仏・伊
「イル・ポスティーノ」(1995) マイケル・ラドフォード監督
「明日を夢見て」(1995)  ジュゼッペ・トルナトーレ監督
「踊れトスカーナ!」(1996) レオナルド・ピエラチョーニ監督
「遥かなる帰郷」(1996)  フランチェスコ・ロージ監督
「海の上のピアニスト」(1999) ジュゼッペ・トルナトーレ監督
「SUPER8」(2001) エミール・クストリッツァ監督、イタリア・ドイツ
「永遠のマリア・カラス」(2002) フランコ・ゼフィレッリ監督
「題名のない子守唄」(2006) ジュゼッペ・トルナトーレ監督
「人生、ここにあり!」(2008) ジュリオ・マンフレドニア監督
「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」(2012) マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督
「鑑定士と顔のない依頼人」(2013) ジュゼッペ・トルナトーレ監督
「はじまりは5つ星ホテルから」(2013) マリア・ソーレ・トニャッツィ監督
「黒の魂」(2014)フランチェスコ・ムンズィ監督、イタリア・フランス
「Viva!公務員」(2015)ジェンナーロ・ヌンツィアンテ監督
「ある天文学者の恋文」(2016)ジュゼッペ・トルナトーレ監督

 

 

 僕が映画を観始めたのは70年代初め。まだ高校生で田舎に住んでいたので、映画はほとんどテレビで観ていた。当時テレビで放送されていた映画は40年代から60年代の作品が中心だった。圧倒的に多かったのは言うまでもなくアメリカ映画だが、それに次いで多かったのはフランス映画とイタリア映画、そしてイギリス映画。他にポーランド映画やスウェーデン映画がちらほら。日本映画も時代劇を除けばほとんど観られなかった。黒澤明も、小津安二郎も、溝口健二も、木下恵介も、今井正も、成瀬巳喜男も東京に出てきてから銀座の並木座や池袋の文芸座や京橋の国立フィルムセンターなどに通い詰めて観たのである。

 今から思えば相当に偏っていた。米・仏・伊・英、以外の映画がどっと公開されるようになったのは80年代に入ってからだ。このように、当時イタリアといえば映画大国だった。ルキノ・ヴィスコンティ、フェデリコ・フェリーニ、ヴィットリオ・デ・シーカ、ピエトロ・ジェルミ、等々。映画史上の名作をテレビで何本も観たものだ。他にもマカロニ・ウエスタンが大量にテレビで放映されていた。高校生の頃はジュリアーノ・ジェンマが大好きだった。

 東京の大学に入ってからは、アレッサンドロ・ブラゼッティ、ロベルト・ロッセリーニ、ルイジ・ザンパ、ジュゼッペ・デ・サンティス、レナート・カスティラーニ、ヴァレリオ・ズルリーニなども観られるようになった。テレビではあまり放映されなかったミケランジェロ・アントニオーニやピエル・パオロ・パゾリーニ、ベルナルド・ベルトルッチ、フランチェスコ・ロージ作品などは、映画館や自主上映館で上映されれば逃さず観に行ったものだ。

 しかしフランス映画と肩を並べていたイタリア映画も70年代に入ると目に見えて勢いが衰えてきた。60年代までは巨匠がひしめいていたのに、70年代以降はすぐれた監督がぽつりぽつりとしか現れなくなった。70年代はまだヴィットリオ・デ・シーカ、ルキノ・ヴィスコンティ、フランチェスコ・ロージ、フェデリコ・フェリーニなどの巨匠がかろうじて活躍していたが、80年代に入るとヴィットリオ&パオロ・タヴィアーニ兄弟、90年代はジュゼッペ・トルナトーレが活躍したくらいだ。2000年代に入るとその深刻さはさらに深まるばかり。傑作と呼べる作品に出合わなくなって久しい。

 イタリア映画はなぜこうも衰退してしまったのか。はっきりしたことは分からない。そのあたりの事情を分析・解説した書籍や記事に出会ったことはない。イタリア文化会館と朝日新聞社主催のイタリア映画祭が毎年開催されてはいるが、これといって話題になったりヒットしたりしたものはほとんどない。今度こそはと期待して観るが結局がっかりする、2000年以降はそんなことの繰り返しだ。映画史上の名作を数多く生み出してきた国だけに、そんな現状が残念でならない。

 最近はむしろ30年代から60年代の古典を集中的に観ている。「超豪華廉価版BOXシリーズ 買わなきゃ損」という記事で書いたが、10枚組で1900円以下という超お得なDVDセットが今出ている。イタリア映画関連では、「イタリア映画コレクション 越境者」、「イタリア映画コレクション ミラノの奇蹟」、「イタリア映画コレクション 2ペンスの希望」、「イタリア映画 3大巨匠名作集」の4セットを入手。この間せっせと観ている。イタリア映画の代表作はほとんど観つくしたと思っていたが、とんでもない。60年代までのイタリア映画の充実ぶり、層の厚さは想像以上だった。存在すら知らなかった作品が多数収録されている上に、観てはいたがDVDが入手困難だったものが1枚200円以下で手に入る。しかもリマスターされていて画質が鮮明だ。未見の作品は全部観たいし、久しぶりに観直したい名作もたくさんある。まだ数か月は黄金時代のイタリア映画に浸っていられる。イタリア映画に活気が戻ることを期待しながら、当面はこれで我慢しよう。

 

これから観たい&おすすめ映画・BD(21年2月)

【新作映画】公開日
1月15日
 「パリの調香師 しあわせの香りを探して」(グレゴリー・マーニュ監督、フランス)
1月16日
 「ジャスト6.5 闘いの証」(サイード・ルスタイ監督、イラン)
1月22日
 「どん底作家の人生に幸あれ!」(アーマンド・イアヌッチ監督、イギリス・アメリカ)
 「天空の結婚式」(アレッサンドロ・ジェノヴェージ監督、イタリア)
 「羊飼いと風船」(ペマ・ツェテン監督、中国)
 「KCIA 南山の部長たち」(ウ・ミンホ監督、韓国)
1月29日
 「わたしの叔父さん」(フラレ・ピーダセン監督、デンマーク)
 「花束みたいな恋をした」(土井裕泰監督、日本)
 「心の傷を癒すということ≪劇場版≫ 」(安達もじり監督、日本)
 「天国に違いない」(エリア・スレイマン監督、仏・カタール・独・トルコ・パレスチナ)
 「ヤクザと家族 The Family」(藤井道人監督、日本)
1月30日
 「シャドー・ビジネス 武器ビジネスの闇」(ヨハン・グリモンブレ監督、米・ベルギー・デンマーク
2月6日
 「モルエラニの霧の中」(坪川拓史監督、日本)
2月11日
 「ファーストラヴ」(堤幸彦監督、日本)
 「すばらしき世界」(西川美和監督、日本)
 「マーメイド・イン・パリ」(マチアス・マルジウ監督、フランス)
 「春江水暖~しゅんこうすいだん」(グー・シャオガン監督、中国)
2月12日
 「私は確信する」(アントワーヌ・ランボー監督、フランス・ベルギー)
 「秘密への招待状」(バート・フレインドリッチ監督、アメリカ)
2月13日
 「けったいな町医者」(毛利安孝監督、日本)
2月19日
 「世界で一番しあわせな食堂」(ミカ・カウリスマキ監督、フィンランド・英・中国)
 「ベイビーティース」(シャノン・マーフィ監督、オーストラリア)
 「夏への扉 キミのいる未来へ」(三木孝浩監督、日本)

【新作DVD・BD】レンタル開始日
2月3日
 「グッド・ワイフ」(アレハンドラ・マルケス・アベヤ監督、メキシコ)
 「ヒットマン エージェント:ジュン」(チェ・ウォンソプ監督、韓国)
 「ポルトガル、夏の終わり」(アイラ・サックス監督、フランス・ポルトガル)
 「マイ・バッハ 不屈のピアニスト」(マウロ・リマ監督、ブラジル)
 「宇宙でいちばんあかるい屋根」(藤井道人監督、日本)
 「ソワレ」(外山文治監督、日本)
 「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」(キム・スンウ監督、韓国)
 「シチリアーノ 裏切りの美学」(マルコ・ベロッキオ監督、伊・仏・ブラジル・独)
2月5日
 「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」(ジョー・タルボット監督、米)
2月12日
 「スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」(エリック・トレダノ監督、仏)
2月17日
 「ペイン・アンド・グローリー」(ペドロ・アルモドバル監督、スペイン)
2月24日
 「世宗大王 星を追う者たち」(ホ・ジノ監督、韓国)
2月26日
 「ドヴラートフ レニングラードの作家たち」(アレクセイ・ゲルマンJr監督、ロシア)
 「ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー」(オリヴィア・ワイルド監督、米)
3月3日
 「おもかげ」(ロドリゴ・ソロゴイェン監督、スペイン・フランス)
 「薬の神じゃない」(ウェン・ムーイエ監督、中国)
 「グッバイ・リチャード!」(ウェイン・ロバーツ監督、アメリカ)
 「剣の舞 我が心の旋律」(ユスプ・ラジコフ監督、ロシア・アルメニア)
 「窮鼠はチーズの夢を見る」(行定勲監督、日本)
 「スパイの妻」(黒沢清監督、日本)
 「星の子」(大森立嗣監督、日本)
3月5日
 「ハニーランド 永遠の谷」(リューボ・ステファノフ監督、北マケドニア)
3月7日
 「サウナのあるところ」(ヨーナス・バリヘル、他、監督、フィンランド)
3月10日
 「海辺の映画館 キネマの玉手箱」(大林亘彦監督、日本)
 「弱虫ペダル」(三木康一郎監督、日本)
3月12日
 「マティアス&マキシム」(グザヴィエ・ドラン監督、カナダ)
 「生きちゃった」(石井裕也監督、日本)
3月17日
 「ようこそ映画音響の世界へ」(ミッジ・コスティン監督、アメリカ)
 「浅田家!」(中野量太監督、日本)

【旧作DVD・BD】発売日
1月29日
 「赤と黒」(1954、クロード・オータン・ララ監督、フランス)
2月17日
 「ペドロ・アルモドバル Blu-ray BOX」(87~99、ペドロ・アルモドバル監督、スペイン)
  収録作品「神経衰弱ぎりぎりの女たち」「オール・アバウト・マイ・マザー」「アタメ」「キカ」

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

 

2021年1月 1日 (金)

2020年に観た映画 マイ・ベスト100

【新作 マイ・ベスト35】
「家族を想うとき」(2019)ケン・ローチ監督、イギリス・フランス・ベルギー ★★★★★
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(2019)片渕須直監督、日本 ★★★★★
「1917 命をかけた伝令」(2019)サム・メンデス監督、イギリス・アメリカ ★★★★★
「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」(2018)ニルス・タヴェルニエ監督、フランス ★★★★☆
「娘は戦場で生まれた」(2019)ワアド・アル=カティーブ、エドワード・ワッツ監督、英・シリア ★★★★☆
「オフィシャル・シークレット」(2018)ギャヴィン・フッド監督、イギリス ★★★★☆
「ブラック・クランズマン」(2018)スパイク・リー監督、アメリカ ★★★★☆
「人生タクシー」(2015)ジャファル・パナヒ監督、イラン ★★★★☆
「1987、ある闘いの真実」(2017)チャン・ジュナン監督、韓国 ★★★★☆
「パラサイト 半地下の家族」(2019)ポン・ジュノ監督、韓国 ★★★★☆
「ブレッドウィナー」(2017)ノラ・トゥーミー監督、アイルランド・カナダ・ルクセンブルク ★★★★☆
「アヴリルと奇妙な世界」(2015)クリスティアン・デマール、他監督、仏・ベルギー・加 ★★★★☆
「ホテル・ムンバイ」(2018)アンソニー・マラス監督、オーストラリア・米・インド ★★★★△
「ベトナムを懐う」(2017)グエン・クワン・ユン監督、ベトナム ★★★★△
「リメンバー・ミー」(2017)リー・アンクリッチ監督、アメリカ ★★★★△
「マルリナの明日」(2017)モーリー・スルヤ監督、インドネシア・仏・マレーシア・タイ★★★★△
「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」(2019)タイラー・ニルソン、マイケル・シュワルツ監督、米 ★★★★△
「フィッシャーマンズ・ソング」(2019)クリス・フォギン監督、イギリス ★★★★△
「マイ・ブックショップ」(2018)イサベル・コイシェ監督、スペイン・英・独 ★★★★△
「半世界」(2018)坂本順治監督、日本 ★★★★△
「ガーンジー島の読書会の秘密」(2018)マイク・ニューウェル監督、仏・英★★★★△
「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」(2018)山田洋次監督、日本 ★★★★
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)クエンティン・タランティーノ監督、米 ★★★★
「記憶にございません!」(2019)三谷幸喜監督、日本 ★★★★
「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」(2016)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、米 ★★★★
「ペンギン・ハイウェイ」(2018)石田祐康監督、日本 ★★★★
「夜明け告げるルーのうた」(2017)湯浅政明監督、日本 ★★★★
「ウイスキーと2人の花嫁」(2016)ギリーズ・マッキノン監督、イギリス ★★★★
「The Crossing -ザ・クロッシング- Part II」(2015)ジョン・ウー監督、中国 ★★★★
「イエスタデイ」(2019)ダニー・ボイル監督、イギリス ★★★★
「ファヒム パリが見た奇跡」(2019)ピエール=フランソワ・マルタン=ラヴァル、仏 ★★★★
「ミッドナイト・ランナー」(2017)キム・ジュファン監督、韓国 ★★★★
「パブリック 図書館の奇跡」(2018)エミリオ・エステヴェス監督、アメリカ ★★★★
「鵞鳥湖の夜」(2019)ディアオ・イーナン監督、中国・フランス ★★★★
「ウルフウォーカー」(2020)トム・ムーア、ロス・スチュワート監督、アイルランド・他 ★★★★
次点「男はつらいよ お帰り寅さん」(2019)山田洋次監督、日本 ★★★★

 

【旧作 マイ・ベスト65】
「街の灯」(1931)チャールズ・チャップリン監督、アメリカ ★★★★★
「炎/628」(1985)エレム・クリモフ監督、ソ連 ★★★★★
「残菊物語」(1939)溝口健二監督、日本 ★★★★★
「八月の鯨」(1987)リンゼイ・アンダーソン監督、アメリカ ★★★★★
「喜びも悲しみも幾歳月」(1957)木下恵介監督、日本 ★★★★★
「アマデウス」(1984)ミロス・フォアマン監督、アメリカ ★★★★★
「海の上のピアニスト」(1999)ジュゼッペ・トルナトーレ監督、イタリア・アメリカ ★★★★★
「コールド・フィーバー」(1995)フリドリック・トール・フリドリクソン監督、アイスランド・米 ★★★★☆
「また逢う日まで」(1950、今井正監督、日本)★★★★☆
「SOSタイタニック」(1958)ロイ・ウォード・ベイカー監督、イギリス ★★★★☆
「タッチ・オブ・スパイス」(2003)タソス・ブルメティス監督、ギリシャ・トルコ ★★★★☆
「越境者」(1950)ピエトロ・ジェルミ監督、イタリア ★★★★☆
「国境は燃えている」(1965)ヴァレリオ・ズルリーニ監督、イタリア ★★★★☆
「阿修羅のごとく」(2003)森田芳光監督、日本 ★★★★☆
「キューポラのある街」(1962)浦山桐郎監督、日本 ★★★★☆
「太白山脈」(1994)イム・グォンテク監督、韓国 ★★★★☆
「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」(2014)トム・ムーア監督、アイルランド・仏・他 ★★★★☆
「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花特別編」(1997)山田洋次監督、日本 ★★★★☆
「あなた、その川を渡らないで」(2014)チン・モヨン監督 韓国 ★★★★☆▽
「キリクと魔女」(1990)ミッシェル・オスロ監督、フランス ★★★★△
「ポー河の水車小屋」(1949)アルベルト・ラトゥアーダ監督、イタリア ★★★★△
「1860年」(1933) アレッサンドロ・ブラゼッティ監督 イタリア ★★★★△
「オリーヴの下に平和はない」(1950)ジュゼッペ・デ・サンティス監督 イタリア ★★★★△
「らくだの涙」(2003)ビャンバスレン・ダヴァー、ルイジ・ファロルニ監督、ドイツ ★★★★△
「わが故郷の歌」(2002)バフマン・ゴバディ監督、イラン ★★★★△
「ウエスタン」(1968)セルジオ・レオーネ監督、イタリア・アメリカ ★★★★△
「アンタッチャブル」(1987)ブライアン・デ・パルマ監督、アメリカ ★★★★△
「裸の町」(1948)ジュールス・ダッシン監督、アメリカ ★★★★△
「らせん階段」(1945)ロバート・シオドマク監督、アメリカ ★★★★△
「明日へ」(2014)プ・ジヨン監督、韓国 ★★★★△
「羅生門」(1950)黒澤明監督、日本★★★★△
「お父さんと伊藤さん」(2016)タナダユキ監督、日本 ★★★★△
「祝祭」(1996)イム・グォンテク監督、韓国 ★★★★△
「ミルドレッド・ピーアース」(1945)マイケル・カーティス監督、アメリカ ★★★★△
「東京家族」(2012)山田洋次監督、日本 ★★★★△
「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(1995)山田洋次監督、日本 ★★★★△
「男はつらいよ 知床慕情」(1987)山田洋次監督、日本 ★★★★△
「夜空の大空港」(1966)ウィリアム・グレアム監督、アメリカ★★★★△
「シマロン」(1931)ウェズリー・ラッグルス監督、アメリカ ★★★★△
「暗殺」(1964)篠田正浩監督、日本 ★★★★△
「最愛の子」(2014)ピーター・チャン監督、中国・香港 ★★★★△
「雨に唄えば」(1952)タンリー・ドーネン、ジーン・ケリー監督、アメリカ ★★★★△
「アカシアの通る道」(2011)パブロ・ジョルジェッリ監督、アルゼンチン・スペイン ★★★★△
「ある取り調べ」(2015)村橋明郎監督、日本 ★★★★△
「七小福」(1988)アレックス・ロウ監督、香港 ★★★★
「ディア・ブラザー」(2010、トニー・ゴールドウィン監督、アメリカ)★★★★
「リラの門」(1957、ルネ・クレール監督、フランス)★★★★
「緋色の街/スカーレット・ストリート」(1945)フリッツ・ラング監督、アメリカ ★★★★
「三人の妻への手紙」(1949)ジョセフ・L・マンキウィッツ監督、アメリカ ★★★★
「巴里祭」(1932)ルネ・クレール監督、フランス ★★★★
「都会の牙」(1950)ルドルフ・マテ監督、アメリカ ★★★★
「見えない目撃者」(2015、アン・サンフン監督、中国)★★★★
「吾輩は猫である」(1975)市川崑監督、日本 ★★★★
「遠い雲」(1955)木下恵介監督、日本 ★★★★
「ポーラー・エクスプレス」(2004)ロバート・ゼメキス監督、アメリカ ★★★★
「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」(1985)山田洋次監督、日本 ★★★★
「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」(1985)山田洋次監督、日本 ★★★★
「わたしたち」(2015)ユン・ガウン監督、韓国 ★★★★
「脱出」(1944)ハワード・ホークス監督、アメリカ ★★★★
「箱根風雲録」(1952)山本薩夫監督、日本 ★★★★
「ションヤンの酒家」(2002)フォ・ジェンチイ監督、中国 ★★★★
「ぜんぶ、フィデルのせい」(2006)ジュリー・ガヴラス監督、イタリア・フランス ★★★★
「グスコーブドリの伝記」(2012、杉井ギサブロー監督、日本)★★★★
「男はつらいよ 寅次郎の縁談」(1993、山田洋次監督、日本)★★★★
「男はつらいよ 噂の寅次郎」(1979)山田洋次監督、日本 ★★★★

 

主演男優
   チャールズ・チャップリン「街の灯」
   ティム・ロス「海の上のピアニスト」
   花柳章太郎「残菊物語」
   ホアイ・リン「ベトナムを懐う」
   渥美清「男はつらいよ」シリーズ
   ジョージ・マッケイ「1917 命をかけた伝令」
   F.マーリー・エイブラハム「アマデウス」
   佐田啓二「喜びも悲しみも幾歳月」
   ジャック・ガンブラン「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」
   エドワード・G・ロビンソン「緋色の街/スカーレット・ストリート」
   クリス・ヒッチェン「家族を想うとき」
   永瀬正敏「コールド・フィーバー」
   トム・ハルス「アマデウス」
    チャールズ・ブロンソン「ウエスタン」
   ヘンリー・フォンダ「ウエスタン」
   ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
   レオナルド・ディカプリオ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
   佐藤B作「ある取り調べ」
   中西良太「ある取り調べ」
   エミリオ・エステヴェス「パブリック 図書館の奇跡」
   ダニエル・メイズ「フィッシャーマンズ・ソング」
   丹波哲郎「暗殺」
   キム・ユンソク「1987、ある闘いの真実」
   サモ・ハン・キンポー「七小福」
   アリョーシャ・クラフチェンコ「炎/628」
   ジョン・デヴィッド・ワシントン「ブラック・クランズマン」
   ソン・ガンホ「パラサイト 半地下の家族」
   ザック・ゴットセイゲン「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」
   ハンフリー・ボガート「脱出」
   河原崎長十郎「箱根風雲録」
   リリー・フランキー「お父さんと伊藤さん」
   ジーン・ケリー「雨に唄えば」
   アン・ソンギ「太白山脈」
   ラフ・ヴァローネ「越境者」
   森雅之「風船」
   稲垣吾郎「半世界」
   橋爪功「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ Ⅲ」

主演女優
   ベティ・デイヴィス「八月の鯨」
   リリアン・ギッシュ「八月の鯨」
   高峰秀子「喜びも悲しみも幾歳月」
   キーラ・ナイトレイ「オフィシャル・シークレット」
   エミリー・モーティマー「マイ・ブックショップ」
   タオ・ホン「ションヤンの酒家」
   ヒラリー・スワンク「ディア・ブラザー」
   マーシャ・ティモシー「マルリナの明日」
   高峰秀子「遠い雲」
   マリー・ラフォレ「国境は燃えている」
   エレナ・ヴァルツィ「越境者」
   リリー・ジェームズ「ガーンジー島の読書会の秘密」

助演男優
   エドモンド・オブライエン「夜空の大空港」
   キム・ミョンゴン「太白山脈」
   キム・ガプス「太白山脈」
   東野英治郎「キューポラのある街」
   市川好郎「キューポラのある街」
   アヌパム・カー「ホテル・ムンバイ」
   ビル・ナイ「マイ・ブックショップ」
   ジェームズ・ピュアフォイ「フィッシャーマンズ・ソング」
   ショーン・コネリー「アンタッチャブル」
   藤竜也「お父さんと伊藤さん」
   ドナルド・オコナー「雨に唄えば」
   西村まさ彦「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」
   大沢たかお「ストロベリーナイト」

助演女優
   オ・ジョンヘ「太白山脈」
   エセル・バリモア「らせん階段」
   ヴィッキー・チャオ「最愛の子」
   オ・ジョンヘ「祝祭」
   浅丘ルリ子「男はつらいよ 寅次郎紅の花」「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花特別編」
   竹下景子「男はつらいよ 知床慕情」
   蒼井優「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ Ⅲ」
   小池栄子「記憶にございません!」
   ジュリアン・ムーア「キングスマン:ゴールデン・サークル」
   木村佳乃「阿修羅のごとく」
   ヴァレリア・モリコーニ「国境は燃えている」


(注)
 「エセルとアーネスト ふたりの物語」は「2019年に観た映画 マイ・ベスト50」に入れてありますので、今回は割愛しました。

先月観た映画 採点表(2020年12月)

「エセルとアーネスト ふたりの物語」(2016)ロジャー・メインウッド監督、イギリス ★★★★★
「越境者」(1950)ピエトロ・ジェルミ監督、イタリア ★★★★☆
「国境は燃えている」(1965)ヴァレリオ・ズルリーニ監督、イタリア ★★★★☆
「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」(2014)トム・ムーア監督、アイルランド・仏・他 ★★★★☆
「ポー河の水車小屋」(1949)アルベルト・ラトゥアーダ監督、イタリア ★★★★△
「1860年」(1933) アレッサンドロ・ブラゼッティ監督 イタリア ★★★★△
「オリーヴの下に平和はない」(1950)ジュゼッペ・デ・サンティス監督 イタリア ★★★★△
「シマロン」(1931)ウェズリー・ラッグルス監督、アメリカ ★★★★△
「ある取り調べ」(2015)村橋明郎監督、日本 ★★★★△
「ウイスキーと2人の花嫁」(2016)ギリーズ・マッキノン監督、イギリス ★★★★
「愛と殺意」(1950)ミケランジェロ・アントニオーニ監督 イタリア ★★★★
「パリ猫ディノの夜」(2010)アラン・ガニョル、他、監督、フランス ★★★★
「トンネル 闇に鎖された男」(2016)キム・ソンフン監督、韓国 ★★★★▽
「わが青春のフロレンス」(1970)マウロ・ボロニーニ監督、イタリア ★★★☆
「トスカーナの幸せレシピ」(2018)フランチェスコ・ファラスキ監督、イタリア ★★★☆
「白い船」(1941)ロベルト・ロッセリーニ監督、イタリア ★★★

主演男優
 5 佐藤B作「ある取り調べ」
   中西良太「ある取り調べ」
   ラフ・ヴァローネ「越境者」
 4 ヴィニーチョ・マルキオーニ「トスカーナの幸せレシピ」
   ラフ・ヴァローネ「オリーヴの下に平和はない」
   リチャード・ディックス「シマロン」

主演女優
 5 マリー・ラフォレ「国境は燃えている」
   エレナ・ヴァルツィ「越境者」
 4 ルチア・ボゼー「愛と殺意」

助演男優
 4 ルイジ・フェデーレ「トスカーナの幸せレシピ」

助演女優
 5 ヴァレリア・モリコーニ「国境は燃えている」
 4 レア・マッセリ「国境は燃えている」
   アイリーン・ダン「シマロン」
   ルチア・ボゼー「オリーヴの下に平和はない」

 

 

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