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2020年3月

2020年3月25日 (水)

これから観たい&おすすめ映画・BD(20年4月)

【新作映画】公開日
3月7日
 「わたしは分断を許さない」(堀潤監督、日本)
 「ダンシングホームレス」(三浦渉監督、日本)
3月13日
 「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」(グザヴィエ・ドラン監督、イギリス・カナダ)
3月20日
 「もみの家」(坂本欣弘監督、日本)
 「恐竜が教えてくれたこと」(ステフェン・ワウテルロウト監督、オランダ)
3月27日
 「世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」(エミール・クストリッツァ監督)
 「サーホー」(スジート監督、インド)
 「ハリエット」(ケイシー・レモンズ監督、アメリカ) 
 「最高の花婿 アンコール」(フィリップ・ドゥ・ショーヴロン監督、フランス)
3月28日
 「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」(平良いずみ監督、日本)
 「グリーン・ライ ~エコの嘘~」(ヴェルナー・ブーテ監督、オーストリア)
4月3日
 「キスカム!」(松本花奈監督、日本)
 「ポップスター」(ブラディ・コーベット監督、アメリカ)
 「テッド・ドント・ダイ」(ジム・ジャームッシュ監督、スウェーデン・アメリカ)
 「エジソンズ・ゲーム」(アルフォンソ・ゴメス・レホン監督、アメリカ)
 「在りし日の歌」(ワン・シャオシュアイ監督、中国)
 「囚われた国家」(ルパート・ワイアット監督、アメリカ)
 「ステップ」(飯塚健監督、日本)
 「白い暴動」(ルビカ・シャー監督、イギリス)
4月4日
 「ようこそ、革命シネマへ」(スハイブ・ガスメルバリ監督、仏・スーダン・独・チャド・他)
4月5日
 「星に語りて ~Starry Sky~」(松本動監督、日本)
4月10日
 「フェアウェル」(ルル・ワン監督、アメリカ)
 「WAVES / ウェイブス」(トレイ・エドワード・シュルツ監督、アメリカ)
 「チア・アップ!」(ザラ・ヘイズ監督、アメリカ)
 「甘いお酒でうがい」(大九明子監督、日本)
 「海辺の映画館 キネマの玉手箱」(大林亘彦監督、日本)
 「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」( 田部井一真監督、日本)
4月17日
 「カセットテープ・ダイアリーズ」(グリンダ・チャーダ監督、イギリス)
 「劇場」(行定勲監督、日本)

【新作DVD・BD】レンタル開始日
3月25日
 「アイネクライネナハトムジーク」(今泉力哉監督、日本)
 「こどもしょくどう」(日向寺太郎監督、日本)
4月2日
 「人間失格 太宰治と3人の女たち」(蜷川実花監督、日本)
 「楽園」瀬々敬久監督、日本)
 「サラブレッド」(コリー・フィンリー監督、アメリカ)
4月3日
 「Girl / ガール」(ルーカス・ドン監督、ベルギー)
 「鉄道運転士の花束」(ミロシュ・ラドヴィッチ監督、セルビア・クロアチア)
 「ブラインドスポッティング」(カルロス・ロペス・エストラーダ監督、アメリカ)
 「マイ・ビューティフル・デイズ」(ジュリア・ハート監督、アメリカ)
 「あの日のオルガン」(平松恵美子監督、日本)
 「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」(マイケル・ラドフォード監督、イタリア)
 「レディ・マエストロ」(マリア・ベーデルス監督、オランダ)
 「誰がための日々」(ウォン・ジョン監督、香港)
4月8日
 「国家が破産する日」(チェ・グクヒ監督、韓国)
 「シークレット・スーパースター」(アドベイト・チャンダン監督、インド)
 「ドクター・スリープ」(マイク・フラナガン監督、アメリカ)
 「ヒンディ・ミディアム」(サケート・チョードリー監督、インド)
 「影踏み」(篠原哲雄監督、日本)
 「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督、日本)
4月15日
 「エンテベ空港の7日間」(ジョゼ・バジーリャ監督、英・米)
 「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」(ボー・バーナム監督、アメリカ)
4月17日
 「エンド・オブ・ステイツ」(リック・ローマン・ウォー監督、アメリカ)
4月22日
 「イエスタデイ」(ダニー・ボイル監督、英・米)
 「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」(ユー・フェイ監督、中国・日本)
 「ラスト・クリスマス」(ポール・フェイグ監督、イギリス)
4月24日
 「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」(ニルス・タヴェルニエ監督、フランス)
 「ベル・カント とらわれのアリア」(ポール・ワイツ監督、アメリカ)
 「ライフ・イット・セルフ 未来に続く物語」(ダン・フォーゲルマン監督、アメリカ)
4月29日
 「ジョン・デロリアン」(ニック・ハム監督、アメリカ)
 「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(J.J.エイブラムス監督、アメリカ)
 「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」(アレクセイ・シドロフ監督、ロシア)
 「記憶にございません!」(三谷幸喜監督、日本)
5月2日
 「EXIT」(イ・サングン監督、韓国)
 「天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント」(ハーマン・ヴァスケ監督、独)
 「決算!忠臣蔵」(中村義洋監督、日本)
5月8日
 「存在のない子供たち」(ナディーン・ラバキー監督、レバノン・フランス)
 「ボーダー 二つの世界」(アリ・アッバシ監督、スウェーデン・デンマーク)
 「エセルとアーネスト」(2016、ロジャー・メインウッド監督、イギリス)
5月13日
 「閉鎖病棟―それぞれの朝―」(平山秀幸監督、日本)
 「アナと雪の女王2」(ジェニファー・リー、他監督、アメリカ)
 「マザーレス・ブルックリン」(エドワード・ノートン監督、アメリカ)
5月15日
 「真実」(是枝裕和監督、日本)
5月20日
 「テッド・バンディ」(ジョー・バリンジャー監督、アメリカ)

【旧作DVD・BD】発売日
3月21日
 「生きる歓び」(1960、ルネ・クレマン監督、フランス・イタリア)
3月28日
 「ギターはもう聞こえない」(1991、フィリップ・ガレル監督、フランス)
 「救いの接吻」(1989、フィリップ・ガレル監督、フランス)
4月8日
 「トラフィック」(2000、スティーヴン・ソダーバーグ監督、アメリカ)
4月24日
 「AKIRA 4Kリマスターセット」(1988、大友克洋監督・原作、日本)

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

2020年3月23日 (月)

ダニエル・デフォー著『ペスト』の新訳が出た

 新型コロナウイルスの大流行のおかげでアルベール・カミュの『ペスト』が良く売れていると何度か新聞などで目にした。カミュの『ペスト』は1940年代のアルジェリアを舞台にした不条理文学である。この作品は当時の実存主義との関連で論じられることが多かった。そういう時代の産物なので、非常に抽象的、哲学的な内容だったように記憶している(もっともこの印象は『異邦人』の印象と被っているかもしれない)。
 一方、よりリアルに疫病禍を描いた作品として英文科出身の僕が思い浮かべるのはダニエル・デフォーの『ペスト』である。1665年にロンドンを襲ったペストの惨禍をドキュメンタリー的リアリズムで描いた傑作である。1665年当時のデフォーは5歳だったが、そこはあの『ロビンソン・クルーソー』の著者でもあるデフォーのこと、自分のかすかな記憶のみならず、様々な体験談や記録を調べてまるで見てきたように書くのはお手の物である。ペストは黒死病と恐れられ、中世に何度か猖獗を極めた時にはヨーロッパの人口の3分の1が死亡したともいわれている恐ろしい疫病である。デフォーの描写はリアルですさまじい。ヴァーチャル・リアリティという言葉が流行っているが、どんなに似せて作ろうが、ヴァーチャルというのは所詮作り物である。文学でいえば、精緻で、具体的で、冷徹な筆のみがリアリティを描きうる。
 しかしダニエル・デフォーの『ペスト』は長い間絶版だった。僕が持っているのは中央公論社の『新集 世界の文学』第2巻(昭和46年発行、初版、定価750円)に収められたものである。『ロビンソン・クルーソー』の縮訳版との組み合わせ。読書記録ノートによると、1974年4月5日に買って、翌年の2月12日から3月6日にかけて読んでいる。ちょうど英文科の学生だったころだ。デフォーの代表作が二つ入っているのだからまさにお徳用版である。しかしそれでも時の流れには逆らえない。かつて大流行した世界文学全集はとうの昔に過去の遺物と化し、古本屋の棚の常連となった(今では古本屋の棚からも消えつつあるが)。中公文庫やほかの出版社からも『ペスト』の訳は出ていたが、今はいずれも絶版。
 この中央公論社版『ペスト』を時間があるときに少しずつ読み進めているが、なにせ上下2段に分かれていて、当然活字も小さい。しかも印刷が薄くて、還暦をとうに超えた身には読みにくくて仕方がない。もっと活字が大きくて読みやすいものがこの機会に出てこないかと思っていたら、なんと出ました。今日の新聞の1面下の広告欄で見つけましたよ。研究社の『ペストの記憶』(3500円)。邦題は違うが、間違いなくダニエル・デフォーの『ペスト』である。しかも新訳だ。何か大きな出来事や注目されることが起こると、待ってましたとばかり関連書籍が発売されるが(分かりやすい例は、小説などが映画化がされるとその原作が突然発売されるという例)が、この新訳も辛抱強く何年も待ち続けて満を持していたのかもしれない。この新訳の実物はまだ見ていない。すでに持っている本なので、よほど字が大きくて見やすいとか読みやすい訳になっているといったことがなければ買うつもりはないが、まだ読んだことがない人にはおすすめします。

<追記>
 コロナ禍がなかなか収まらないことやNHKの「100分de名著」でも取り上げられたこともあって(ゴブリンも録画して観ました)、アマゾンで確認してみると『ペスト』の各種翻訳はだいぶ手に入りやすくなったようです。訳文の好みもあるでしょうし、活字の大きさが気になる人もいるでしょうから、出来れば実物を手に取って目を通した上で購入することをお勧めします。

2020年3月16日 (月)

ゴブリンのこれがおすすめ 46 韓国映画+韓国TVドラマ

おすすめ韓国映画
「朴さん」(1960) カン・デジン監督
「誤発弾」(1961) ユ・ヒョンモク監督
「荷馬車」(1961) カン・デジン監督
「帰らざる海兵」(1963) イ・マニ監督
「森浦への道」(1975) イ・マニ監督
「ハンネの昇天」(1975)  ハ・ギルジョン監督
「長雨」(1979) ユ・ヒョンモク監督
「鯨とり コレサニャン」(1984)ペ・チャンホ監督
「旅人は休まない」(1987)イ・チャンホ監督
「ディープ・ブルー・ナイト」(1988) ペ・チャンホ監督
「シルバースタリオン 銀馬将軍は来なかった」(1991) チャン・ギルス監督
「ホワイト・バッジ」(1992) チョン・ジヨン監督
「風の丘を越えて」(1993) イム・グォンテク監督
「太白山脈」(1994) イム・グォンテク監督
「祝祭」(1996)イム・グォンテク監督
「美術館の隣の動物園」(1998) イ・ジョンヒャン監督
「八月のクリスマス」(1998)) ホ・ジノ監督
「アタック・ザ・ガス・ステーション!」(1999)キム・サンジン監督
「ペパーミント・キャンディー」(1999) イ・チャンドン監督
「カル」(1999)チャン・ユニョン監督、韓国
「シュリ」(1999) カン・ジェギュ監督
「イルマーレ」(2000) イ・ヒョンスン監督
「ほえる犬は噛まない」(2000) ポン・ジュノ監督
「JSA」(2000) パク・チャヌク監督
「反則王」(2000) キム・ジウン監督
「子猫をお願い」(2001) チョン・ジェウン監督
「猟奇的な彼女」(2001) クァク・ジェヨン監督
「友へチング」(2001) カク・キョンテク監督
「永遠の片想い」(2002) イ・ハン監督
「オアシス」(2002) イ・チャンドン監督
「おばあちゃんの家」(2002) イ・ジョンヒャン監督
「酔画仙」(2002) イム・グォンテク監督
「殺人の追憶」(2003)  ポン・ジュノ監督
「シルミド」(2003) カン・ウソク監督
「春夏秋冬そして春」(2003) キム・ギドク監督
「二重スパイ」(2003) キム・キョンジョン監督
「大統領の理髪師」(2004) イム・チャンサン監督
「僕が9歳だったころ」(2004)  ユン・イノ監督
「ブラザーフッド」(2004) カン・ジェギュ監督
「キムチを売る女」(2005)チャン・リュル監督、中国・韓国
「トンマッコルへようこそ」(2005) パク・クァンヒョン監督
「マラソン」(2005)  チョン・ユンチョル監督
「王の男」(2006) イ・ジュンイク監督
「グエムル 漢江の怪物」(2006) ポン・ジュノ監督
「光州5・18」(2007)キム・ジフン監督
「シークレット・サンシャイン」(2007)イ・チャンドン監督
「息もできない」(2008)ヤン・イクチュン監督
「牛の鈴音」(2008)イ・チュンニョル監督
「チェイサー」(2008)ナ・ホンジン監督
「母なる証明」(2009)ポン・ジュノ監督
「冬の小鳥」(2009)ウニー・ルコント監督、韓国・フランス
「アジョシ」(2010)イ・ジョンボム監督
「哀しき獣」(2010)ナ・ホンジン監督
「黒く濁る村」(2010)カン・ウソク監督
「高地戦」(2011)チャン・フン監督
「トガニ 幼き瞳の告発」(2011)ファン・ドンヒョク監督
「王になった男」(2012)チュ・チャンミン監督
「折れた矢」(2012)チョン・ジヨン監督
「ザ・タワー」(2012)キム・ジフン監督
「殺人の告白」(2012)チョン・ビョンギル監督
「10人の泥棒たち」(2012)チェ・ドンフン監督
「悪いやつら」(2012)ユン・ジョンビン監督
「悪魔は誰だ」(2013)チョン・グンソプ監督
「殺人の疑惑」(2013)グク・ドンスク監督
「弁護人」(2013)ヤン・ウソク監督
「レッド・ファミリー」(2013)イ・ジュヒョン監督
「あなた、その川を渡らないで」(2014)チン・モヨン監督
「海にかかる霧」(2014)シム・ソンボ監督
「国際市場で逢いましょう」(2014)ユン・ジェギュン監督
「私の少女」(2014)チョン・ジュリ監督
「インサイダーズ/内部者たち」(2015)ウ・ミンホ監督
「国選弁護人 ユン・ジンウォン」(2015)キム・ソンジェ監督
「チャンス商会 ~初恋を探して~」(2015)カン・ジェギュ監督
「奴が嘲笑う」(2015)ホ・ジョンホ監督
「わたしたち」(2015)ユン・ガウン監督
「女は冷たい嘘をつく」(2016)イ・オンヒ監督
「少女は悪魔を待ちわびて」(2016)モ・ホンジン監督
「MASTER/マスター」(2016)チョ・ウィソク監督
「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」(2017)チャン・フン監督
「1987、ある闘いの真実」(2017)チャン・ジュナン監督
「ミッドナイト・ランナー」(2017)キム・ジュファン監督
「虐待の証明」(2018)イ・ジウォン監督
「国家が破産する日」(2018)チェ・グクヒ監督
「バーニング 劇場版」(2018)イ・チャンドン監督
「はちどり」(2018)キム・ボラ監督
「幼い依頼人」(2019)チャン・ギュソン監督
「権力に告ぐ」(2019)チョン・ジヨン監督
「12番目の容疑者」(2019)コ・ミョンソン監督
「スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班」(2019)ハン・ジュニ監督
「82年生まれ、キム・ジヨン」(2019)キム・ドヨン監督
「パラサイト 半地下の家族」(2019)ポン・ジュノ監督
「マルモイ ことばあつめ」(2019)オム・ユナ監督
「偽りの隣人 ある諜報員の告白」(2020)イ・ファンギョン監督
「KCIA 南山の部長たち」(2020)ウ・ミンホ監督
「サムジンカンパニー1995」(2020)イ・ジョンピル監督
「オマージュ」(2021)シン・スウォン監督
「捜索者」(2021)キム・ミンソプ監督
「モガディシュ 脱出までの14日間」(2021)リュ・スンワン監督
「あしたの少女」(2022)チョン・ジュリ監督
「告白、あるいは完璧な弁護」(2022)ユン・ジョンソク監督
「茲山魚譜 チャサンオボ」(2022)イ・ジュニク監督

おまけ おすすめ韓国ドラマ
「完璧な恋人に出会う方法」(2007)  ★★★★☆
  キム・スンウパク・シフペ・ドゥナソン・ヒョンジュキム・ソンリョンワン・ジヘキム・レハパク・ウォンスク
「魔王」(2007)  ★★★★
  オム・テウンチュ・ジフンシン・ミナ、チョン・ドンファン、キム・ギュチョル
「華麗なる遺産」(2009) 韓国 ★★★★☆
  ハン・ヒョジュ、イ・スンギペ・スビン、ムン・チェウォン、キム・ミスク、ソン・ヨウン
  パン・ヒョジョン、ヨン・ジュンソク、ミン・ヨンウォン、ハン・イェウォン、ユ・ジイン
  チョン・ソグォン、イ・スンヒョン、チェ・ジョンウ、キム・ジェーゼン、ペク・スンヒョン
「ジャイアント」(2010)韓国 ★★★★★
  イ・ボムスパク・ジニファン・ジョンウムチュ・サンウクパク・サンミンチョン・ボソク
  イ・ドクファキム・ソヒョンイ・ムンシク、ナム・ジヒョン、ヨ・ジング、キム・スヒョン
  イ・ギヨン、ユン・ユソン、ムン・ヒギョン、ハン・ダミン、イ・スンヒョン、ホン・ヨジン
  キム・ハクチョルキム・ジョンヒョンソン・キョンチョルユン・ヨンヒョン
「赤と黒」(2011)韓国 ★★★★
  キム・ナムギルキム・ジェウク、ハン・ガイン、オ・ヨンス、チョン・ソミン、チョン・ウィガプ
  チョン・クッカン、キム・ヘオク、キム・ミンソ、キム・ウンス、チ・フ、シム・ウンギョン
「10 TEN」(2011) ★★★★
  チュ・サンウク、チョ・アン、チェ・ウシク、キム・サンホ、ユン・ジヘ、キム・ヘイン
「追跡者〔チェイサー〕」(2012)韓国 ★★★★★
  ソン・ヒョンジュキム・サンジュン、キム・ソンリョン、チャン・シニョンソン・ジェホ
  コ・ジュンヒ、リュ・スンス、パク・ヒョジュ、イ・ヨンウ、ナム・ダルム、カン・シニル
  チョ・ジェユン、チョン・ノミン、イ・レ、大谷亮平、
「IRIS2 アイリス2」(2013) ★★★★
  チャン・ヒョク、イ・ダヘ、イ・ボムス、ユン・ドゥジュン、イム・スヒャンオ・ヨンス
「神のクイズ シーズン4」(2013) ★★★★
  リュ・ドックァンユン・ジュヒ、ドンへ、キム・ジェギョン、パク・ジュンミョン
  カン・ソンピル、イム・ユンホ
「君の声が聞こえる」(2013) ★★★★
  イ・ボヨンイ・ジョンソク、ユン・サンヒョン、イ・ダヒ、キム・ヘスク、チョン・ウンイン
「グッド・ドクター」(2013) ★★★★
  チュウォンチュ・サンウクムン・チェウォン、キム・ミンソ、チョン・ホジン、ナ・ヨンヒ
「10-TEN シーズン2」韓国(2013)★★★★△
  チュ・サンウク、チョ・アン、キム・サンホ、チェ・ウシク、チョン・ヘソン、チェ・ジェウン
  ユン・ジヘ、チェ・ボモ、シム・ウチャン、ソン・ソングン、クォン・オジン、パク・ヘジン
  イェ・スジョン、イ・ソユン、パク・ビョンウン、オ・スンユン、ユン・イェヒ、イ・ドゥイル
  キム・ヒョンソン、ユ・ジェミョン、ソ・ヒジョン、チ・ソンウォン、キム・ヒョンギュン
  イ・ヒョンギョン、チョン・ソヨン、カン・ソンミン、イ・ソンジン、イ・ヒジン、ソン・ユハ
  チャン・ウォニョン、チャン・インソプ、イ・ジュニョク
「秘密」(2013)韓国 ★★★★
  チソンファン・ジョンウムペ・スビンイ・ダヒ、ヤン・ジンソン、イ・ドックァ
  カン・ナムギル、ファン・ソクチョン、カン・シニル、アン・ジヒョン、チェ・ウン、ムン・ジイン
「私の10年の秘密」(2013)韓国 ★★★★
  ソン・ユリユ・ジュンサンカル・ソウォン、イ・ジン、キム・ヨングァン、キム・ガプス
  イ・ヒョジョン、ハン・サンジン、ユ・ヘリ、チン・ヒョク、パク・ヨンジン、チョ・ミリョン
  ソン・ジョンハク、チョン・ソギョンシン・スンファン、パク・ウンジ、イム・ヒョンジュン
  キム・ソヒョン、チェ・スリン、キム・ヘジン
「神様がくれた14日間」(2014) ★★★★
  イ・ボヨンチョ・スンウ、キム・テウ、チョン・ギョウン、バロ、ノ・ミヌ、チョン・ウンピョ
「スリーデイズ ~愛と正義~」(2014)韓国 ★★★★
  パク・ユチョンパク・ハソン、ソ・イヒョン、ソン・ヒョンジュチェ・ウォニョン
  ユン・ジェムンチャン・ヒョンソン
「伝説の魔女」(2014)韓国 ★★★★☆
  ハン・ジヘハ・ソクジン、コ・ドゥシム、オ・ヒョンギョン、ハ・ヨンス、ド・サンウ
  パク・ソロモン、チョン・インファビョン・ジョンス、キム・ユンソ、パク・クニョン
  キム・スミイ・ジョンウォン、コ・ジュウォン、パク・イナン、ホン・アルム、イ・スンジュン
  チョン・ヘソン、イ・スンヒョン
「バッドガイズ」(2014) ★★★★
  キム・サンジュン、マ・ドンソク、パク・ヘジン、チョ・ドンヒョク、カン・イェウォン
「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」(2014) ★★★★
  キム・レウォン、キム・アジュン、チョ・ジェヒョンチェ・ミョンギルパク・ヒョックォン
「ミセン -未生-」(2014) ★★★★☆
  イム・シワンカン・ソラ、カン・ハヌル、イ・ソンミン、ピョン・ヨハン、キム・デミョン
「私はチャン・ボリ!」(2014)韓国 ★★★★☆
  オ・ヨンソイ・ユリキム・ジフン、オ・チャンソク、ハン・スンヨン、ゴニル、アン・ネサン
  キム・ヘオクヤン・ミギョンソンヒョクキム・ジヨンファン・ヨンヒキム・ヨンリム
  チェ・デチョル、ウ・ヒジン、ハン・ジニ、クム・ボラ、チョン・ウォンジュン、オ・スンア
  シン・スーイオン、ユ・ウンミチョン・ユンソクシン・スヨン、チョ・ヒョンド
  ハン・ジンヒ、チョン・インテク
「アチアラの秘密」(2015) ★★★★☆
  ムン・グニョン、ユク・ソンジェ、オン・ジュワン、シン・ウンギョン、チャン・ヒジン
  チョン・ソンモ、チェ・ジェウン、イ・ヨルム、パク・ウンソク、アン・ソヒョン、チェ・ウォノン
「ゴハン行こうよ シーズン1」(2015)韓国 ★★★★
  ユン・ドゥジュン、イ・スギョン、シム・ヒョンタク、ユン・ソヒ、チャン・ウォニョン
  チョン・スヨン、イ・ドヨン
「ゴハン行こうよ シーズン2」(2015)韓国 ★★★★
  ユン・ドゥジュン、ソ・ヒョンジン、クォン・ユル、チョ・ウンジ、キム・ヒウォン、イ・ジュスン
  ファン・ソクチョン、ファン・スンオン、キム・ドンヒョン
「失踪ノワールM」(2015) ★★★★
  キム・ガンウパク・ヒスン、チョ・ボア、キム・ギュチョル、パク・ソヒョン、カン・ハヌル
「深夜食堂fromソウル」(2015) ★★★★
  キム・スンウ、イ・ギウ、チェ・ジョンフン、アン・ジェウク、チェ・ジェソン、シム・ヘジン
「D-DAY」(2015) ★★★★
  キム・ヨングァン、チョン・ソミン、ハ・ソクジン、イ・ギョンヨンキム・ヘウンキム・サンホ
  チャ・インピョ、キム・ジョンファ、キム・ジェファ、イ・ソンヨル、ヨ・ムヨン、イ・ギョンジン
「ミセス・コップ」(2015)韓国 ★★★★△
  キム・ヒエ、キム・ミンジョン、ソン・ホジュン、イ・ダヒ、イ・ギグァン、シン・スンファン
  シン・ソユル、キム・ソンリョン、ソン・ビョンホ、ホ・ジョンド、ソン・ダムビ、イム・スロン
  イ・ギヨン、キム・ガプス、キム・ヒチャン、パク・ソングン、チョン・スヨン、チャン・インソプ
  チェ・ヒョウン、イ・ジュニョク、チェ・ジノ、パク・ミナ
「優しくない女たち」(2015)韓国 ★★★★☆
  チェ・シラキム・ヘジャ、ソン・ジェリム、キム・ジソクト・ジウォンイ・ハナ
  イ・スンジェ、チャン・ミヒ、パク・ヒョックォン、ソ・イスク、キム・ヘウン、ソン・チャンミン
  イ・スンヒョン、イ・ミド、チェ・ジョンウ、キム・ソンファ、ハ・スンリ
「リメンバー ~記憶の彼方へ~」(2015)韓国 ★★★★
  ユ・スンホ、パク・ミニョン、ナムグン・ミンパク・ソンウン、チョン・ヘソン、イ・シオン
  チョン・グァンリョル、シン・ジェハ、キム・ジヌ、イ・ウォンジョン、ハン・ジンヒ、ハン・ボベ
  ソン・ヨンギュ、オム・ヒョソプ、イ・スンヒョン、オ・ナラ、キム・ヒョンボム、イ・ジョンウン
「記憶~愛する人へ~」(2016) ★★★★☆
  イ・ソンミンジュノ、ユン・ソヒ、キム・ジス、パク・ジニ、イ・ギウチョン・ノミン
「交渉人 テロ対策特捜班」(2016) ★★★★
  シン・ハギュン、チョ・ユニ、ユ・ジュンサン、ソン・ドンイル、チョ・ジェユン、コ・ユン
「シグナル」(2016) ★★★★
  イ・ジェフンキム・ヘスチョ・ジヌン、チャン・ヒョンソン、チャン・ヘギュン、イ・サンヨプ
「ビューティフル・マインド ~愛が起こした奇跡~」(2016) ★★★★
  チャン・ヒョク、パク・ソダム、ユン・ヒョンミン、パク・セヨン、ホ・ジュノ、キム・ヒョンギュ
「ボイス~112の奇跡~」(2016) ★★★★★
  チャン・ヒョクイ・ハナ、ペク・ソンヒョン、イェソン、ソン・ウンソ、イ・ヘヨン、キム・レハ
「町の弁護士チョ・ドゥルホ」(2016) ★★★★☆
  パク・シニャンカン・ソラ、リュ・スヨン、パク・ソルミ、キム・ガプスチョン・ウォンジュン
「恋のドキドキシェアハウス~青春時代~第1章」(2016~7)韓国 ★★★★
  ハン・イェリ、ハン・スンヨン、パク・ウンビンリュ・ファヨン、パク・ヘス、ユン・バク
  チ・イルジュ、シン・ヒョンス、ソン・スンウォン、チェ・ドクムン、ユン・ジョンフン
「浪漫ドクターキムサブ」(2016-7) 韓国 ★★★★
  ハン・ソッキュ、ユ・ヨンソク、ソ・ヒョンジン、ヤン・セジョン、キム・ホンパ、チン・ギョン
  イム・ウォニ、ピョン・ウミン、ソ・ウンス、チェ・ジノ、キム・ミンジェ、チャン・ヒョクジン
  チュ・ヒョン、ソ・ヨン
「愛の迷宮~トンネル~」(2017)  ★★★★
  チェ・ジニョク、ユン・ヒョンミン、イ・ユヨン、エン、イ・シア、チョ・ヒボンキム・ミンサン
「甘くない女たち~付岩洞の復讐者たち~」(2017)  ★★★★
  イ・ヨウォンラ・ミランミョン・セビンジュンチョイ・ビュンモー、チャン・ヨン
「アルゴン ~隠された真実~」(2017)韓国 ★★★★☆
  キム・ジュヒョクチョン・ウヒパク・ウォンサンイ・スンジュン、シン・ヒョンビン
  パク・ヒボン、イ・ギョンヨン、リュ・ハンビ、チ・イルチュ、シム・ジホ、チョ・ヒョンチョル
  キム・ジュホン
「推理の女王」(2017)韓国 ★★★★△
  クォン・サンウチェ・ガンヒ、イ・ウォングン、シン・ヒョンビン、キム・ヒョンスク
  チョン・スジン、パク・ジュングム、ヤン・イクチュン、チャン・グァン、ユン・ヒソク
  パク・ビョンウンアン・ギルガン、キム・ミンジェ、チョン・ジンギ、ヤン・イクジュン
  チョン・インギ、キム・ジョンヒョン、イ・ユジュン、シム・ワンジュン、チョン・インギョム
  ホン・ヒウォン、イ・ヨンニョ、キル・ヘヨン、ペク・ヒョンジュ、ソン・ギユン、ハン・ギウン
  チョン・ギョンホ、ミンジ、イ・ドンギュ、ホン・ギョンヨン、チュ・グィジョン、イ・シウォン
「操作~隠された真実」(2017)韓国 ★★★★☆
  ナムグン・ミンユ・ジュンサンオム・ジウォンムン・ソングンチョ・ヒボン、オ・アヨン
  パク・ジヨンパク・ウォンサン、チョン・ヘビン、チョン・マンシク、キム・ガンヒョン
  リュ・スンス、チョン・ヒテ、オ・ジョンセ、パク・ソンフン、パク・フン、カン・シニョ
  キム・ヘソン、キム・ミンサン、イ・ジュスン、パク・チョンハク
「被告人」(2017) 韓国 ★★★★☆
  チソンオム・ギジュン、ユリ、オ・チャンソク、キム・ミンソク、オム・ヒョンギョン
  ソン・ヨウン、チョ・ジェユン、ウ・ヒョン、カン・ソンミン、シン・リナ
「秘密の森」(2017)  ★★★★☆
  ペ・ドゥナ、チョ・スンウイ・ジュニョク、ユ・ジェミョン、シン・ヘソン、イ・ギョンヨン
「魔女の法廷」(2017)  ★★★★☆
  チョン・リョウォンユン・ヒョンミンチョン・グァンリョル、キム・ヨジン、キム・ミンソ
「仮面の秘密」(2018)韓国 ★★★★△
  ナム・サンミ、キム・ジェウォン、チョ・ヒョンジェ、ジヌン、イ・シア、ヤン・ジンソン
  ハン・ダガム、イ・ホジョン、キム・ジョンヨン、カン・フン、イ・ミスク、チョン・ヨンジュ
  キム・レハ、イ・デヨン、イ・セヒ、パク・ミンハ
「パンドラ 小さな神の子供たち」(2018) 韓国 ★★★★
  カン・ジファンキム・オクビンシム・ヒソプ、イ・エリヤ、チャン・グァン、イ・ヒョジョン
  イ・ジェヨン、ヨン・ジェヒョン、キム・ヒョンボム、ホン・ソヨン、チュ・ソクテ、ハン・ボルム
  アン・ギルガン、キム・ドンヨン、キム・ジウ・ユー、ハン・ウンソ
「ハンムラビ法廷 ~初恋はツンデレ判事!?~」(2018)韓国 ★★★★
  エル、Araソン・ドンイル、リュ・ドックァン、イ・エリヤ、イ・テソン、アン・ネサン
  イ・ウォンジョン、チャ・スンベ、イ・イェウン
「ボイス2 ~112の奇跡~」(2018)韓国 ★★★★★
  イ・ジヌク、イ・ハナ、クォン・ユル、アン・セハ、ソン・ウンソ、キム・ウソク、イ・ジョンシン
「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん」(2018) 韓国 ★★★★
  イ・ソンギュンIUチャン・ギヨン、イ・シア、キム・ヨンミン、ナラ、オ・ナラ、パク・ホサン
  ソン・セビョクコ・ドゥシム、チョン・ジェソン、ソン・スク、パク・ヘジュン
「マッド・ドッグ ~失われた愛を求めて~」(2018)  ★★★★
  ユ・ジテウ・ドファンリュ・ファヨン、チョ・ジェユン、キム・ヘヨン、チェ・ウォニョン
「ミスティ ~愛の真実~」(2018)韓国 ★★★★☆
  キム・ナムジュチ・ジニ、コ・ジュン、イム・テギョン、チン・ギジュ、チョン・ヘジン
  ク・ジャソン、キム・スジン、イ・ジュニョク、シン・カンウ、イ・アヒョン、イ・ソンウク
  ナム・ギョンウプ、アン・ネサンイ・ギョンヨン、キム・ヒョンジョン、キム・ボヨン
  チョン・グクファン、キム・ミョンゴン、チョン・ジンギ
「無法弁護士~最高のパートナー」(2018)韓国 ★★★★
  イ・ジュンギソ・イェジイ・ヘヨンチェ・ミンス、チャ・ジョンウォン、チェ・デフン
  アン・ネサン、ヨム・ヘラン、イ・デヨン、シン・ウンジョン、イ・ハヌィ、キム・グァンギュ
  パク・ホサン、ソ・イェファ
「ライフ」(2018)韓国 ★★★★☆
  イ・ドンウク、チョ・スンウウォン・ジナ、イ・ギュヒョン、チェ・ロウン、ユ・ジェミョン
  ムン・ソリムン・ソングン、チョン・ホジン、テ・イノ、ヨム・ヘラン、キム・ウォネ
  オム・ヒョソプ、ウ・ミファ、ファン・インジュン、チェ・ユファ、ナム・ギエ、イ・ヒョンギュン
  チョン・ムンソン、イ・サンヒ
「ウォッチャー 不正捜査官たちの真実 <日本編集版>」(2019)韓国 ★★★★△
  ハン・ソッキュソ・ガンジュンキム・ヒョンジュンホ・ソンテ、チョン・ドウォン
  パク・ジュヒ、チュ・ジンモ、キム・スジン、アン・ギルガン、イ・ジュンオク
  リー・スンチョル
「ジャスティス2 検法男女」(2019)韓国 ★★★★☆
  チョン・ジェヨンチョン・ユミオ・マンソクノ・ミヌカン・スンヒョンイ・ドグク
  アン・ソクファン、パク・ヒジン、コ・ギュビル、チュ・ジンモ、ノ・スサンナ、キム・ギム
  ソン・ヨンギュ、ミン・ビルジュン
「チェックメイト!~正義の番人~」(2019)韓国 ★★★★
  キム・ドンウク、パク・セヨン、リュ・ドックァンキム・ギョンナムイ・サンイソル・イナ
  ソン・オクスク、キム・ミンギュ、キム・シウン、イ・ウォンジョン、チョン・グクファン
  オ・デファン、ユ・スビン
「サーチ~運命の分岐点~」(2020)韓国 ★★★★△
  チャン・ドンユンチョン・スジョンユン・バクイ・ヒョヌク、ムン・ジョンヒ、キム・イヌ
  イ・スンウォン、ヨン・ウジン、イ・ハユル、チェ・ドクムン、キム・ホジョン、ユ・ソンジュ
「誰も知らない」(2020)韓国 ★★★★☆
  キム・ソヒョンリュ・ドックァンパク・フン、アン・ジホクォン・ヘヒョカン・シニル
  キム・セロン、ウォン ウィンツァン、ミン・ジヌン、シン・ジェフィ、パク・ミンジョン
  キム・シウン、テ・ウォンソク、ソ・ヨンジュ、ユン・ジェヨン、ペク・スジャン、ソ・イスク
  ムン・ソングン、ソハ、ペク・ジウ、リュ・ソンロク、チャン・ヨンナム、アン・ミナ
「ある日~真実のベール」(2021)韓国 ★★★★△
  キム・スヒョンチャ・スンウォンキム・ソンギュ、イ・ソル、キム・ホンパ、キム・シンロク
  ソ・ジェヒ、ユ・スンモク、ヤン・ギョンウォン
「怪物」(2021)韓国 ★★★★★
  シン・ハギュンヨ・ジングチェ・ソンウン、チェ・デフン、キム・シンロク、イ・ドヒョン
  ナム・ユンス、カン・ミナ、キム・ヒオラ、ホ・ソンテチョン・ホジンチェ・ジノイ・ギュヒ
  キル・ヘヨン、カン・ユソク、チョン・ギュス、チャ・チョンファ、キム・ジョンウン、パク・ジフン
「ボイス4 ~112の奇跡~」(2021)韓国 ★★★★☆
  イ・ハナソン・スンホン、ソン・ウンソ、カン・スンユン、ペク・ソンヒョンイ・ギュヒョン
  キム・ジュンギ、ソン・ブゴン、ハン・ジョンフン、キル・ヘヨン、イ・オル、チャン・ハンソン
  イ・イダム
「豚の王」(2022)韓国 ★★★★△
  キム・ドンウクキム・ソンギュ、チェ・ジョンアン、オ・ミンソク、チェ・グァンジェ
  ファン・ミンイク、イ・ジハ、リュ・ヒョソン、イ・テゴム、アン・ドゥホ、キム・ヒョンジュン
  チョン・ウィジェ、チェ・ヒョンジン、キム・ミンソク、カン・ジョンウ、ウン・イェジュン
  ムン・ソンヒョン、カン・ジソク、イ・ギョンヨン
「優越な一日」(2022)韓国 ★★★★△
  チン・グ、ハ・ドグォンイ・ウォングン、イム・ファヨン、チョ・ユハ、キョル・フィ
  チョ・ウォンジュン、ヤン・ヒョンミン、ナ・チョル、パク・ミンジョン、ソン・ヨンギュ
  チョ・ブギョン、イ・ソジュン、キム・ドヒョン、リュ・ヨンソク、チャン・インホ

*特に優れた演技を残した俳優、あるいは魅力的だった人には色を付けてあります。

 

 2004年5月4日付けの朝日新聞に「韓国産映像アジアを覆う」という記事が載っていた。「冬のソナタ」の大ヒットをきっかけに韓国ドラマは日本でも大人気だが、その人気は日本だけにとどまらず中国、台湾、東南アジア各国などアジア全域に広がっていたという。記事が紹介しているのはテレビドラマ中心だが、映画も広くアジアに浸透していたようだ。韓国の映像文化が勢いを得ている背景には、韓国政府の積極的な映像文化振興政策がある。97年のアジア金融危機をきっかけに韓国政府は文化産業へのてこ入れを強めてきた。98年から2003年の間に韓国映画の輸出額は実に11倍に伸びている。これは驚異的な数字だ。
 しかし政府の支援策だけではこれだけの急成長を説明できない。実は韓国映画の水準はもともと高かったのだ。2000年の末に、「長雨」、「森浦への道」、「帰らざる海兵」、「朴さん」、「誤発弾」、「ノダジ」、「荷馬車」、「ハンネの昇天」など、60、70年代の作品8本が一気にビデオ化された(ぜひDVDも出してほしいのだが未だ未発売である)。「ノダジ」は今ひとつだったが、それ以外はすべて傑作である。1950年代末から60年代半ばにかけての第二期黄金時代以後、韓国映画は軍事政権の下で長い停滞期が続いていた。その停滞期とされる時期にこれほどの水準の作品を作っていたとは、ただただ驚嘆するばかりだ。「誤発弾」の短評の中で、「驚くほど日本の古い映画に似ている。ストーリーの展開、映像、音楽や録音の状態、建物まで似ている(障子がある)。日本語で吹き替えていたら韓国映画だとはしばらく気づかないのではないか。顔や服装だって日本人そっくりなのだから。実際ときどき日本映画を見ているような錯覚を覚えた。・・・映画作りもかつては日本映画から多くを学んでいたことがよく分かる。」と書いた。これを書いた時点では推測だったが、2020年11月28日付「朝日新聞」に載った「世界に飛躍する韓国映画」という記事を読んで、この推測が正しかったことが確信できた。その記事の中に「朝鮮人監督の多くが日本の映画会社で学び、腕を振るった。優れた映画技術はその後も弟子や後輩に受け継がれていったのでは」という記述があるのだ。日本大学芸術学部の古賀太教授の言葉である。実際、日本の植民地時代後期の挑戦映画が中国で見つかり、その水準の高さに古賀氏は驚いたという。1980年以降ようやく韓国映画は停滞から脱した。イ・チャンホ、ペ・チャンホ、イム・グォンテクの三大巨匠が次々と傑作を放ち始めた。これらの作品を日本はずっと無視してきたのだ。
 そのあたりを自分の体験を交えて振り返ってみたい。僕が韓国映画を意識し始めたのは80年代末ごろだ。もっとも、当時は「鯨とり コレサニャン」、「達磨はなぜ東へ行ったのか」、「旅人は休まない」といった、かわった題名の映画が入ってきたなという程度の認識だった。「童年往事 時の流れ」や「恋恋風塵」などの台湾映画と印象がダブっていたのを思い出す。それくらい当時は韓国映画も台湾映画もまだ珍しかった。丁度東京から上田に移ってきたころだったので、上記作品を実際に観たのはだいぶ後だった。「達磨はなぜ東へ行ったのか」は未見である。80年代末から90年代初めごろレンタル・ビデオ屋にあった韓国映画はほとんどがエロチックな映画で、僕が最初に観た韓国映画も「桑の葉」だった。同年に「シバジ」、「旅人は休まない」、「ディープ・ブルー・ナイト」も見てはいるが、その後数年は空白。第5回東京国際映画祭(1992年)でグランプリを取った「ホワイト・バッジ」と米兵に体を売りながらもしぶとく生き抜いてゆく一人の母親を描いた「銀馬将軍は来なかった」という力作2本が93年に公開されたが、当時はまだ関心は持たなかった。
 そこへ突然94年に登場したのが「風の丘を越えて」という傑作である。韓国映画の最高傑作とも言われるこの作品の登場は、韓国映画に対する僕の認識を一夜にして変えてしまった。だがその後またしばらく空白の時期が続いた。96年公開の元従軍慰安婦を取り上げたドキュメンタリー「ナヌムの家」、97年公開の社会風刺映画「われらの歪んだ英雄」、99年公開の傑作ラブ・ストーリー「八月のクリスマス」等が一部で注目された程度だ。
 何といっても日本で韓国映画ブームの原点になったのは、2000年に公開された「シュリ」の大ヒットである。さらに「シュリ」より作品的に高く評価されたのは、同年公開の「ペパーミント・キャンディー」だ。韓国映画得意のラブ・ロマンスの佳作「美術館の隣の動物園」も同じ年に公開されている。
 その後はまるで堰を切ったように韓国映画が流れ込んできた。翌年の「JSA」、「イルマーレ」、「リベラ・メ」、「魚と寝る女」、「反則王」、「ユリョン」、2002年の「友へ・チング」、「春の日は過ぎ行く」、そして2003年には「おばあちゃんの家」、「二重スパイ」、「猟奇的な彼女」、「吠える犬は噛まない」と傑作、話題作が目白押し。2004年に入っても「殺人の追憶」、本国での観客動員数の記録を塗り替えた大作「ブラザーフッド」と「シルミド」が相次いで公開され着実にファンを増やした。他にも「オールド・ボーイ」、「春夏秋冬、そして春」、「永遠の片想い」、「子猫をお願い」、「大統領の理髪師」、「オアシス」と傑作・話題作が続々と公開された。「風の丘を越えて」のイム・グォンテク監督の主要な作品も次々に公開された。2004年には、「春香伝」、「太白山脈」、「風の丘を越えて~西便制」、「祝祭」の4作品を収録したイム・グォンテク監督のBOXが出た。
 その後も韓国映画の勢いは続いたが、2015年あたりからその勢いも落ちてきた印象がある。ただそれは単なる個人的な印象かも知れない。というのも、この数年韓国映画に限らず観る映画の数そのものが減ってきたからである。最近はもっぱらTVドラマを観まくっている。映像配信サービス「ユーネクスト」でTVドラマを大量に観られるようになったからである。衛星放送の契約をしていないため地上波で放送されたものしかそれまで観られなかったのである。
 もちろん、少ないとは言え地上波放送やレンタルなどで内外のTVドラマはそれまでも観てきた。しかし韓国のTVドラマだけはどうしても観る気になれなかった。自分でもよく理由は分からないが、韓国映画は意欲的に観ていたが、どうしてもTVドラマは観る気になれなかったのである。未だに「冬のソナタ」は観ていない。大量に流れ込んできた恋愛ドラマに何か反発を感じていたのかもしれない。それと歴史ものがどうしてもなじめない。何度かテレビ放送時に観てみたのだが、何度見ても途中でやめてしまう。面白くないのだ。映画なら「王の男」や「王になった男」には何の抵抗もなかったし、傑作だとも思った。それがなぜかTVドラマの歴史ものには入り込めない。
 だからずっと韓国のTVドラマとは無縁だったのだが、これも「ユーネクスト」のおかげで壁を突破できた。恋愛ドラマも歴史ドラマも抵抗があったので、サスペンス・ドラマから入ったのである。これが功を奏した。映画も「カル」や「H」などのサスペンス・ホラーを作っていたころは大したことはなかったが、「チェイサー」あたりから韓国でも本場アメリカを超えるような傑作が登場してきた。TVドラマもサスペンス・ドラマは傑作ぞろいだった。そこから入ってコメディや恋愛ものも観るようになった。未だに歴史ものはだめだが、かなり様々なタイプのドラマを観るようになってきた。それはまた、それにこたえるほど韓国のTVドラマが充実しており、層が厚いということでもある。何しろドラマにのめりこんで映画を観る気になかなかなれないほどである。
 もちろんドラマばかりではなく映画も頑張っている。上記「世界に飛躍する韓国映画」という記事によると、「国民一人当たりの映画鑑賞回数は13年から毎年4回を超すという驚くほどの高止まりを続け、昨年は4.37回。韓国映画の同国内でのシェアも昨年まで9年連続で5割を超えた」とある。(注)今後はもっと映画も観るようにしないと、自分にこう言い聞かせながらこのリストを紹介します。

*映画リストのうち青色がついている作品はこのブログでのレビューにリンクが張ってあります。

(注)
 古い文章ですが、韓国の映画保護政策について書いた過去の記事を引用しておきます。

・韓国映画の目覚しい躍進を支える有力な制度的仕組みとして、1996年の「映画振興法」によって実施された「韓国映画の上映義務」制、いわゆる「スクリーン・クォータ制」(上映時間割当制)がある。すべての映画館は年間146日以上、韓国映画を上映する義務を負い、この制度に国の様々な助成策が加わって韓国映画の「躍進」を促してきた。
 しかし1999年、それまで韓国映画市場の6~7割を占有してきたハリウッドは、このスクリーン・クォータ制に激しい攻撃を加え、韓国政府に圧力をかけたが、韓国映画人は団結して民族映画擁護のため、この制度を死守する大運動を展開。「クスリーン・クォータ文化連帯」という非政府組織をつくり、その力で政府はハリウッドの要求をはねつけてきた。
 「シュリ」(1999年)「JSA」(2000年)「シルミド」(2003年)「ブラザーフッド」(2003年)など、国民的な大ヒット作が続出、韓国映画は市場の過半数を制するまでになり、ハリウッドは再びスクリーン・クォータ制への攻撃を強めた。04年7月14日、3000人の韓国映画人があつまり、この制度を死守する大デモを決行、日本でも知られる大スターたちも参加している。

・韓国映画の市場占有率は、2002年に45.0%だったのが、03年には49.4%、そして04年に上半期はついに60.0%に達した。昨年12月公開の「シルミド」が1108万人、今年2月公開の「ブラザーフッド」が1174万人の記録的な大動員を果たしたことも。これにたいしアメリカ映画は2002年48.7%、03年43.5%、そして04年36.1%と押され続けである。

<参考>
 各国の映画保護政策については、古い記事ですが下記の記事も参照してください。

「変貌著しい世界の映画」
「資料・日本と諸外国の映画環境①」
「資料・日本と諸外国の映画環境②」

 

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