これから観たい&おすすめ映画・DVD(13年11月)
【新作映画】
10月19日公開
「もうひとりの息子」(ロレーヌ・レビ監督、フランス)
10月25日公開
「グランド・イリュージョン」(ルイ・ルテリエ監督、仏・米)
10月26日公開
「デッドマン・ダウン」(ニールス・アルデン・オブレブ監督、米)
「セイフ ヘイヴン」(ラッセ・ハルストレム監督、米)
「終わり行く一日」(トーマス・イムバッハ監督、スイス)
「コールド・ウォー 香港警察二つの正義」(リョン・ロクマン、他、監督、香港)
「ハンナ・アーレント」(マルガレーテ・フォン・トロッタ監督、独・仏・ルクセンブルク)
「僕が星になるまえに」(ハッティー・ダルトン監督、イギリス)
11月1日公開
「劇場版SPEC ~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇」(堤幸彦監督、日本)
「スティーブ・ジョブズ」(ジョシュア・マイケル・スターン監督、アメリカ)
「2ガンズ」(バルタザール・コルマウクル監督、米)
「42 世界を変えた男」(ブライアン・ヘルゲランド監督、米)
「恋するリベラーチェ」(スティーブン・ソダーバーグ監督、アメリカ)
「ある愛へと続く旅」(セルジオ・カルテリット監督、伊・スペイン)
11月2日公開
「セブン・サイコパス」(マーティン・マクドナー監督、イギリス)
「父の秘密」(マイケル・フランコ監督、メキシコ)
11月8日公開
「キャリー」(キンバリー・ピアース監督、米)
11月9日公開
「清須会議」(三谷幸喜監督、日本)
「いとしきエブリデイ」(マイケル・ウィンターボトム監督、イギリス)
「四十九日のレシピ」(タナダユキ監督、日本)
「サカサマのパテマ」(吉浦康裕監督、日本)
「ルームメイト」(古澤健監督、日本)
11月15日公開
「マラヴィータ」(リュック・ベッソン監督、米・仏)
「悪の法則」(リドリー・スコット監督、米・英)
11月16日公開
「ミッドナイト・ガイズ」(フィッシャー・スティーブンス監督、米)
「フィルス」(ジョン・S・ベアード監督、イギリス)
「夢と狂気の王国」(砂田麻美監督、日本)
「ペコロスの母に会いに行く」(森崎東監督、日本)
【新作DVD・BD】
10月25日
「だいじょうぶ3組」(廣木隆一監督、日本)
「ロマン・ポランスキー 初めての告白」(ローラン・ブーズロー監督、英・伊・独)
10月31日
「セデック・バレ」(ウェイ・ダーション監督、台湾)
11月1日
「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」(橋本一監督、日本)
11月2日
「モネ・ゲーム」(マイケル・ホフマン監督、アメリカ)
「君と歩く世界」(ジャック・オディアール監督、仏・ベルギー)
「カルテット!人生のオペラハウス」(ダスティン・ホフマン監督、イギリス)
「私は王である!」(チャ・ギュソン監督、韓国)
11月6日
「カレ・ブラン」(ジャン=バティストレオネッティ監督、フランス・スイス・ロシア・他)
「しわ」(イグナシオ・フェレーナス監督、スペイン)
「17歳のエンディングノート」(オル・パーカー監督、イギリス)
11月8日
「天使の分け前」(ケン・ローチ監督、英・仏・ベルギー・伊)
「舟を編む」(石井裕也監督、日本)
「建築学概論」(イ・ヨンジュ監督、韓国)
「インポッシブル」(J.A.バヨナ監督、スペイン)
「スプリング・ブレイカーズ」(ハーモニー・コリン監督、米)
「海と大陸」(エマヌエーレ・クリアレーゼ監督、イタリア・フランス)
「愛さえあれば」(スサンネ・ビア監督、デンマーク)
「桜姫」(橋本一監督、日本)
「県庁おもてなし課」(三宅喜重監督、日本)
11月15日
「モンサントの不自然な食べもの」(マリー=モニク・ロバン監督、仏・加・独)
11月20日
「アフター・アース」(M.ナイト・シャラマン監督、米)
「ワイルド・スピード EURO MISSION」(ジャスティン・リン監督、米)
「モンスターズ・ユニバーシティ」(ダン・スキャンロン監督、米)
「ウィ・アンド・アイ」(ミシェル・ゴンドリー監督、イギリス)
「桜、ふたたびの加奈子」(栗村実監督、日本)
「クルードさんちのはじめての冒険」(クリス・サンダース、他、監督、米)
11月22日
「ベルリンファイル」(リュ・スンワン監督、韓国)
「ヒステリア」(ターニャ・ウエクスラー監督、英・仏・独・ルクセンブルク)
「エンド・オブ・ホワイトハウス」(アントワン・フークア監督、米)
「ローマでアモーレ」(ウディ・アレン監督、米・伊・スペイン)
12月3日
「孤独な天使たち」(ベルナルド・ベルトルッチ監督、イタリア)
「俺はまだ本気を出してないだけ」(福田雄一監督、日本)
「ペーパーボーイ 真夏の引力」(リー・ダニエルズ監督、米)
「私のオオカミ少年」(チョ・ソンヒ監督・韓国)
12月4日
「殺人の告白」(チョン・ビョンギル監督、韓国)
「イノセント・ガーデン」(パク・チャヌク監督、米・英)
「リアル 完全なる首長竜の日」(黒澤清監督、日本)
「ザ・タワー 超高層ビル大火災」(キム・ジフン監督、韓国)
12月5日
「グランド・マスター」(ウォン・カーウァイ監督、香港・中国・フランス)
「はじまりのみち」(原恵一監督、日本)
12月6日
「奇跡のリンゴ」(中村義洋監督、日本)
「二流小説家 シリアリスト」(猪崎宣昭監督、日本)
12月11日
「パシフィック・リム」(ギレルモ・デル・トロ監督、米)
12月13日
「後宮の秘密」(キム・デスン監督、韓国)
「モスダイアリー」(メアリー・ハロン監督、カナダ・アイルランド)
12月20日
「25年目の弦楽四重奏」ヤーロン・ジルバーマン監督、米)
【旧作DVD・BD】
10月23日
「日の名残り」(ジェイムズ・アイボリー監督、英・米)
10月25日
「反撥」(1965、ロマン・ポランスキー監督、イギリス)
「袋小路」(1966、ロマン・ポランスキー監督、イギリス)
「三人の妻への手紙」(1949、ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督、米)
「血と砂」(1941、ルーベン・マムーリアン監督、米)
「十字砲火」(1947、エドワード・ドミトリク監督、米)DVD
「詩人の血」(1932、ジャン。コクトー監督、フランス)DVD
10月26日
「鉄路の男」(1957、アンジェイ・ムンク監督、ポーランド)
「エロイカ」(1957、アンジェイ・ムンク監督、ポーランド)
「バリエラ」(1966、イエジー・スコリモフスキ監督、ポーランド)DVD
11月2日
「エルンスト・ルビッチ傑作選 DVD-BOX」DVD
収録作品:「山の王者」、「淑女超特急」、「ロイヤル・スキャンダル」
11月6日
「ソフィーの選択」(1982、アラン・J・パクラ監督、米・英)
「リトル・ダンサー」(スティーブン・ダルドリー監督、英・仏)
「眼には眼を」(1957、アンドレ・カイヤット監督、仏・ベルギー・他)DVD
「わが青春のマリアンヌ」(1955、ジュリアン・デュビビエ監督、仏・西独)DVD
11月8日
「座頭市Blu-ray BOX」(全18本)
11月20日
「ジェームズ・ディーン アルティメット・コレクターズ・エディション」
収録作品:「エデンの東」、「理由なき反抗」、「ジャイアンツ」
11月22日
「JFK」(1991、オリバー・ストンーン監督、米・仏)
12月4日
「ベルナルド・ベルトルッチ アーリー・イヤーズ Blu-ray BOX」
収録作品:「殺し」、「革命前夜」、「ベルトルッチの分身」
「もののけ姫」(1997、宮崎駿監督、日本)
劇場新作は結構面白そうな作品がそろった。「もうひとりの息子」は「そして父になる」と全く同じ状況を描いた人間ドラマ。しかもイスラエル人とパレスチナ人という敵対する同士の取り違えだけによりシリアスな状況となる。あまりにも悲惨だったボスニア紛争。「ある愛へと続く旅」は内戦下のサラエボで夫を失った女性が再び訪れたその地で亡き夫の深い愛を知る。
「いとしきエブリデイ」は、夫が服役中の女性とその4人の子供の5年間を実際に5年間かけて撮ったドキュメンタリー調映画。イギリス映画によくある出口のない重苦しい映画か、それとも愛情と絆の強さに心を打たれる映画か。いずれにしてもとにかく観てみたい映画だ。
「マラヴィータ」はスタッフと配役が豪華。リュック・ベッソン(監督)、マーティン・スコセッシ(製作総指揮)、ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズの組み合わせと来れば期待せずにはいられない。同じく「ミッドナイト・ガイズ」はアル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、アラン・アーキンという渋い組み合わせに心がときめく。「42 世界を変えた男」はメジャー・リーグ最初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンを描いた作品。球団オーナー役のハリソン・フォードも好演しているようだ。他にサスペンスの「グランド・イリュージョン」など、アメリカの娯楽系作品は結構粒がそろっている感じだ。
日本映画は今一つだが、一応「清須会議」を取り上げておこう。巨匠ビリー・ワイルダーの域にはまだまだ届かないが、それでも毎回それなりに楽しませてくれる三谷幸喜作品。他に地味だがドイツ映画「ハンナ・アーレント」とメキシコ映画「父の秘密」を挙げておこう。
一方、新作BD・DVDはやや寂しい。「カルテット!人生のオペラハウス」、「しわ」、「天使の分け前」、「舟を編む」、「インポッシブル」、「海と大陸」、「ベルリンファイル」、「はじまりのみち」、「奇跡のリンゴ」、「25年目の弦楽四重奏」あたりに期待したい。
今月の旧作BD・DVDはなかなか豊富。「ロマン・ポランスキー 初めての告白」の発売に合わせてポランスキー監督の旧作4本が発売される。さらにその翌日にはポーランド映画の旧作3本(「鉄路の男」、「エロイカ」、「バリエラ」)が発売される。こちらの3本は未見だが、ポーランド映画全盛期の貴重な作品を発掘した努力に拍手を送りたい。他には「日の名残り」、「三人の妻への手紙」、「血と砂」、「十字砲火」、「眼には眼を」あたりを特にお勧めしたい。「血と砂」はヴァレンチノ版(1922)も観たが、僕には伝説の美男子よりも41年版のタイロン・パワーの方が印象深い。
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