これから観たい&おすすめ映画・DVD(13年10月)
【新作映画】
9月14日公開
「月の下まで」(奥村盛人監督、日本)
9月20日公開
「ビザンチウム」(ニール・ジョーダン監督、英・米・アイルランド)
9月21日公開
「ウォーム・ボディーズ」(ジョナサン・レビン監督、アメリカ)
「怪盗グルーのミニオン危機一発」(クリス・ルノー、他、監督)
「凶悪」(白石和彌監督、日本)
「世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅」(ゲレオン・ヴェツェル監督、独)
「もったいない!」(バレンティン・トゥルン監督、ドイツ)
「あした天使になあれ」(港健次郎監督、日本)
9月28日公開
「そして父になる」(是枝裕和監督、日本)
「ラスト・シャンハイ」(ウォン・チン監督、中国)
「謝罪の王様」(水田伸生監督、日本)
「イップ・マン 最終章」(ハーマン・ヤウ監督、香港)
「タンゴ・リブレ 君を想う」(フレデリック・フォンテーヌ監督、ベルギー・仏・他)
「TRASHEDゴミ地球の代償」(キャンディダ・ブラディ監督イギリス)
「ブッダ・マウンテン 希望と祈りの旅」(リー・ユー監督、中国)
「『また、必ず会おう』と誰もが言った。」(古厩智之監督、日本)
「椿姫ができるまで」(フィリップ・ベジア監督、フランス)
10月4日公開
「パッション」(ブライアン・デ・パルマ監督、仏・独)
「ルノワール 陽だまりの裸婦」(ジル・ブルドス監督、フランス)
10月5日公開
「ランナウェイ 逃亡者」(ロバート・レッドフォード監督、アメリカ)
「ムード・インディゴ うたかたの日々」(ミシェル・ゴンドリー監督、フランス)
「フローズン・グラウンド」(スコット・ウォーカー監督、アメリカ)
「今日子と修一の場合」(奥田瑛二監督、日本)
「飛べ!ダコタ」(油谷誠至監督、日本)
「マリリン・モンロー 瞳の中の秘密」(リズ・ガルバス監督、米・仏)
10月11日公開
「トランス」(ダニー・ボイル監督、イギリス)
「死霊館」(ジェイムズ・ワン監督、アメリカ)
10月12日公開
「天使の処刑人 バイオレット&デイジー」8ジェフリー・フレッチャー監督、米)
「陽だまりの彼女」(三木孝浩監督、日本)
「おしん」(冨樫森監督、日本)
「ファントム 開戦前夜」(トッド・ロビンソン監督、アメリカ)
「カイロ・タイム~異邦人~」(ルバ・ナッダ監督、カナダ・アイルランド)
10月18日公開
「ダイアナ」(オリバー・ヒルシュピーゲル監督、イギリス)
10月19日公開
「危険なプロット」(フランソワ・オゾン監督、フランス)
「ブロークンシティ」(アレン・ヒューズ監督、アメリカ)
「人類資金」(坂本順治監督、日本)
「キタキツネ物語 35周年リニューアル版」(三村順一監督、日本)
「殺人漫画」(キム・ヨンギュン監督、韓国)
「眠れる美女」(マルコ・ベロッキオ監督、イタリア・フランス)
【新作DVD・BD】
9月25日
「うそつきパラドクス」(吉田浩太監督、日本)
10月2日
「ヒッチコック」(サーシャ・ガバシ監督、米)
「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」(北村龍平監督、米)
「よりよき人生」(セドリック・カーン監督、フランス・カナダ)
「王になった男」(チュ・チャンミン監督、韓国)
「ジャッキー・コーガン」(アンドリュー・ドミニク監督、アメリカ)
「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」(ニコライ・アーセル監督、デンマーク・他)
「ファインド・アウト」(エイトール・ダリア監督、米)
10月4日
「オブリビオン」(ジョセフ・コジンスキー監督、アメリカ)
「偽りなき者」(トマス・ピンターベア監督、デンマーク)
「シュガーマン 奇跡に愛された男」(マリク・ベンジェルール監督、スウェーデン・英)
「裏切りのスナイパー」(ミケーレ・プラシド監督、仏・ベルギー・伊)
10月9日
「コズモポリス」(デビッド・クローネンバーグ監督、加・仏・伊・ポルトガル)
「華麗なるギャッツビー」(バズ・ラーマン監督、豪・米)
10月11日
「だいじょうぶ3組」(廣木隆一監督、日本)
「ハッシュパピー バスタブ島の少女」(ベン・ザイトリン監督、アメリカ)
「くちづけ」(堤幸彦監督、日本)
「アンチヴァイラル」(ブランドン・クローネンバーグ監督、カナダ)
10月15日
「図書館戦争」(佐藤信介監督、日本)
10月17日
「千年の愉楽」(若松孝二監督、日本)
10月23日
「魔女と呼ばれた少女」(キム・グエン監督、カナダ)
「マーヴェリックス 波に魅せられた男たち」(カーティス・ハンソン監督、米)
「ハード・ラッシュ」(バルタザール・コルマウクル監督、米)
10月25日
「ロマン・ポランスキー 初めての告白」(ローラン・ブーズロー監督、英・伊・独)
10月26日
「菖蒲」(ロマン・ポランスキー監督、ポーランド)
11月2日
「モネ・ゲーム」(マイケル・ホフマン監督、アメリカ)
「君と歩く世界」(ジャック・オディアール監督、仏・ベルギー)
「カルテット!人生のオペラハウス」(ダスティン・ホフマン監督、イギリス)
「私は王である!」(チャ・ギュソン監督、韓国)
11月6日
「カレ・ブラン」(ジャン=バティストレオネッティ監督、フランス・スイス・ロシア・他)
「しわ」(イグナシオ・フェレーナス監督、スペイン)
「17歳のエンディングノート」(オル・パーカー監督、イギリス)
11月8日
「天使の分け前」(ケン・ローチ監督、英・仏・ベルギー・伊)
「舟を編む」(石井裕也監督、日本)
「建築学概論」(イ・ヨンジュ監督、韓国)
「インポッシブル」(J.A.バヨナ監督、スペイン)
「スプリング・ブレイカーズ」(ハーモニー・コリン監督、米)
「海と大陸」(エマヌエーレ・クリアレーゼ監督、イタリア・フランス)
「愛さえあれば」(スサンネ・ビア監督、デンマーク)
「桜姫」(橋本一監督、日本)
11月20日
「アフター・アース」(M.ナイト・シャラマン監督、米)
「ワイルド・スピード EURO MISSION」(ジャスティン・リン監督、米)
【旧作DVD・BD】
9月27日
「ファンタスティック・プラネット」(73、ルネ・ラルー監督、フランス・チェコスロバキア)
9月28日
「絵の中のぼくの村」(96、東陽一監督、日本)DVD
10月2日
「カルメン」(83、カルロス・サウラ監督、スペイン)
「ロスト・チルドレン」(95、ジャン・ピエール・ジュネ監督、仏・独・スペイン)
10月25日
「水の中のナイフ」(62、ロマン・ポランスキー監督、ポーランド)
「テス」(79、ロマン・ポランスキー監督、仏・英)
11月6日
「ソフィーの選択」(82、アラン・J・パクラ監督、米・英)
「リトル・ダンサー」(00、スティーブン・ダルトリー監督、英・仏)
「平成狸合戦ぽんぽこ」(94、高畑勲監督、日本)
11月20日
「ジェームス・ディーン アルティメット・コレクターズ・エディション」
収録作品:「エデンの東」、「理由なき反抗」、「ジャイアンツ」
今月の劇場新作は今一つぱっとしない。相変わらずゾンビ、バンパイアなどホラー物が氾濫している。手ごたえのある人間ドラマが少ない感じだ。「タンゴ・リブレ 君を想う」、「ルノワール 陽だまりの裸婦」、「そして父になる」、「ブッダ・マウンテン 希望と祈りの旅」。だいぶ無理して選んでもこんなところか。
サスペンス・ミステリー・ノワール系統では「トランス」、「ブロークンシティ」、「フローズン・グラウンド」、「ラスト・シャンハイ」あたりが良さそうだ。アニメは「怪盗グルーのミニオン危機一発」1本のみ。
ドキュメンタリー映画では「世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅」、「もったいない!」、「TRASHEDゴミ地球の代償」の3本を挙げたい。
日本映画は相変わらず志の低い映画が多いが、「月の下まで」、「あした天使になあれ」、「今日子と修一の場合」、「飛べ!ダコタ」あたりは良心的な作品のようだ。しかしそれ以上に注目すべきは「凶悪」かもしれない。そのタイトル通りかなりの問題作らしいが、見ごたえのある力作のようだ。
新作BD・DVDでは「ヒッチコック」、「よりよき人生」、「王になった男」、「オブリビオン」、「裏切りのスナイパー」、「ハッシュパピー バスタブ島の少女」、「くちづけ」、「魔女と呼ばれた少女」、「カルテット!人生のオペラハウス」、「しわ」、「天使の分け前」、「舟を編む」、「インポッシブル」、「海と大陸」あたりに期待している。もう1本、劇場未公開だが「裏切りのスナイパー」が見ごたえありそうだ。
旧作BD・DVDでは相変わらずDVDからBDへの焼き直しが中心。それにしてもまだBDが出ていない名作・傑作は山ほどあるのにさっぱりピッチが上がらない。上に挙げた中では「カルメン」を取り上げておこう。独裁者フランコ死後の80年代にスペイン映画は黄金期を迎えたが、その時代を代表する傑作の一つ。アントニオ・ ガデスとクリスティーナ・オヨスが二人だけで踊るフラメンコは必見だ。
もう1本。未見だが個人的に観てみたいのは、独特の作風を持つアニメ作家ルネ・ラルーの長編アニメ「ファンタスティック・プラネット」。DVD「ルネ・ラルー傑作短編集」を観たことはあるが、やはり代表作であるこの長編を観てみたい。
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