これから観たい&おすすめ映画・DVD(13年5月)
【新作映画】
4月20日公開
「孤独な天使たち」(ベルナルド・ベルトルッチ監督、イタリア)
4月26日公開
「ジャッキー・コーガン」(アンドリュー・ドミニク監督、アメリカ)
「藁の楯 わらのたて」(三池崇史監督、日本)
4月27日公開
「17歳のエンディングノート」(オル・パーカー監督、イギリス)
「ウィ・アンド・アイ」(ミシェル・ゴンドリー監督、イギリス)
「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」(北村龍平監督、米)
「図書館戦争」(佐藤信介監督、日本)
「朝食、昼食、そして夕食」(ホルヘ・コイラ監督、スペイン・アルゼンチン)
5月3日公開
「L.A.ギャング ストーリー」(ルーベン・フライシャー監督、アメリカ)
「恐怖と欲望」(スタンリー・キューブリック監督、米)
5月4日公開
「ビトレイヤー」(エラン・クリービー監督、英・米)
「ヒプノティスト 催眠」(ラッセ・ハルストレム監督、スウェーデン)
5月10日公開
「聖☆おにいさん」(高雄統子監督、日本)
5月11日公開
「県庁おもてなし課」(三宅喜重監督、日本)
「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」(橋本一監督、日本)
「家」(秋原北胤監督、日本)
「ザ・ディープ」(バルタザール・コルマウクル監督、アイスランド)
「私は王である!」(チャ・ギュソン監督、韓国)
5月17日公開
「モネ・ゲーム」(マイケル・ホフマン監督、アメリカ)
「愛さえあれば」(スサンネ・ビア監督、デンマーク)
5月18日公開
「建築学概論」(イ・ヨンジュ監督、韓国)
「エージェント・ハミルトン ベイルート救出作戦」(トビアス・ファルク監督、スウェーデン)
「旅立ちの島唄 十五の春」(吉田康弘監督、日本)
「後宮の秘密」(キム・デスン監督、韓国)
【新作DVD・BD】
4月21日
「ふがいない僕は空を見た」(タナダユキ監督、日本)
4月26日
「カルロス」(オリビエ・アサイヤス監督、仏・独)
5月2日
「ミステリーズ 運命のリスボン」(ラウル・ルイス監督、ポルトガル・仏)
「思秋期」(バディ・コンシダイン監督、イギリス)
「のぼうの城」(犬童一心監督、日本)
「チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢」(マルジャン・サトラビ監督、仏・独・ベルギー)
「360」(フェルナンド・メイレレス監督、英・豪、仏・ブラジル)
「96時間 リベンジ」(オリビエ・メガトン監督、仏)
5月10日
「桃(タオ)さんのしあわせ」(アン・ホイ監督、中国・香港)
「北のカナリアたち」(坂本順治監督、日本)
「コッホ先生と僕らの革命」(セバスチャン・グロブラー監督、独)
「悪の教典」(三池崇史監督、日本)
「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督、日本)
「ザ・ウォーター・ウォー」(イシアル・ボジャイン監督、スペイン・メキシコ・仏)
5月22日
「綱引いちゃった!」(水田伸生監督、日本)
5月24日
「映画と恋とウディ・アレン」(ロバート・B・ウィード監督、アメリカ)
5月29日
「カラスの親指」(伊藤匡史監督、日本)
6月4日
「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」(ジェイムズ・ワトキンス監督、英・加・他)
「もうひとりのシェイクスピア」(ローランド・エメリッヒ監督、英・独・米)
「拝啓、愛しています」(チュ・チャンミン監督、韓国)
6月5日
「みなさん、さようなら」(中村義洋監督、日本)
「ライフ・オブ・パイ」(アン・リー監督、米・中国)
「ナイトピープル」(門井肇監督、日本)
「PARKERパーカー」(テイラー・ハックフォード監督、アメリカ)
6月8日
「砂漠でサーモン・フィッシング」(ラッセ・ハルストレム監督、英)
【旧作DVD・BD】
4月24日
「ボクサー」(70、マーティン・リット監督、アメリカ)
4月27日
「蜜の味」(61、トニー・リチャードソン監督、イギリス)
5月22日
「パンズ・ラビリンス」(06、ギレルモ・デル・トロ監督、スペイン・メキシコ・米) BD
5月24日
「禁じられた遊び」(52、ルネ・クレマン監督、フランス)
BD
6月5日
「ミス・ブロディの青春」(69、ロナルド・ニーム監督、イギリス)
このシリーズを初めて以来、これほど不作だった月はないのではないか。そう思うくらい今月は全体に不作だ。5月の連休を挟む時期だというのにどうしたことか。いろんな偶然が重なってちょっとした谷間ができてしまったと思いたいが、あるいはもっと深刻な事態が背後に潜んでいるのか。 中でも劇場新作は深刻だ。大いに心を惹かれるのはイタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督の復帰作「孤独な天使たち」のみ。後は「ウィ・アンド・アイ」、「朝食、昼食、そして夕食」、「ヒプノティスト 催眠」、「ザ・ディープ」、「愛さえあれば」あたりが気になる程度。「L.A.ギャング ストーリー」と「ジャッキー・コーガン」はそこそこ楽しめるだろうが、昔のハリウッド大作のようなわくわくする期待感はない。
新作DVDの期待作もいつもより数が少ない。「ふがいない僕は空を見た」、「ミステリーズ 運命のリスボン」、「思秋期」、「桃(タオ)さんのしあわせ」、「コッホ先生と僕らの革命」、「鍵泥棒のメソッド」、「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」、「もうひとりのシェイクスピア」、「拝啓、愛しています」、「みなさん、さようなら」、「ライフ・オブ・パイ」、「砂漠でサーモン・フィッシング」といったあたりか。
旧作DVDも寂しい限り。ただ「ミス・ブロディの青春」の発売は朗報だ。マギー・スミスの初期の代表作で、アカデミー主演女優賞を受賞した。そうそう、マギー・スミス関連でいえば、イギリスのテレビドラマ「ダウントン・アビー」はいつDVDが出るのか。どうでもいいドラマは山ほど出ているのに、どうしてこういう傑作がいまだに出ていないのか。いい加減腹が立ってくる。