これから観たい&おすすめ映画・DVD(13年3月)
【新作映画】
2月22日公開
「世界にひとつのプレイブック」(デビッド・O・ラッセル監督、米)
2月23日公開
「マーサ、あるいはマーシー・メイ」(ショーン・ダーキン監督、米)
「逃走車」(ムクンダ・マイケル・デュウィル監督、米)
「遺体 明日への十日間」(君塚良一監督、日本)
「草原の椅子」(成島出監督、日本)
「アンタッチャブルズ」(デビッド・シャロン監督、フランス)
「インターミッション」(樋口尚文監督、日本)
「メモリーズ・コーナー」(オドレイ・フーシェ監督、フランス・カナダ)
「横道世之介」(沖田修一監督、日本)
3月1日公開
「ジャンゴ 繋がれざる者」(クエンティン・タランティーノ監督、米)
「フライト」(ロバート・ゼミキス監督、米)
3月2日公開
「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」(御法川修監督、日本)
「わすれない ふくしま」(西ノ宮浩監督、日本)
3月8日公開
「オズ はじまりの戦い」(サム・ライミ監督、米)
「野蛮なやつら SAVAGES」(オリバー・ストーン監督、米)
3月9日公開
「愛、アムール」(ミヒャエル・ハネケ監督、仏・独・オーストリア)
「キャビン」(ドリュー・ゴダード監督、米)
「千年の愉楽」(若松孝二監督、日本)
「ベラミ 愛を弄ぶ男」(デクラン・ドネラン、ニック・オーメロッド監督、イギリス)
「魔女と呼ばれた少女」(キム・グエン監督、カナダ)
「メッセンジャー」(オーレン・ムーバーマン監督、米)
3月15日公開
「クラウド アトラス」(トム・ティクバ監督、独・米・香港・シンガポール)
3月16日公開
「偽りなき者」(トマス・ピンターベア監督、デンマーク)
「シュガーマン 奇跡に愛された男」(マリク・ベンジェルール監督、スウェーデン・英)
「ブラインドマン その調律は暗殺の調べ」(ザビエ・パリュ監督、フランス)
「シャドー・ダンサー」(ジェームス・マーシュ監督、アイルランド・英)
【新作DVD・BD】
2月21日
「凍える牙」(ユ・ハ監督、韓国)
2月22日
「ブラッド・ウェポン」(ダンテ・ラム監督、香港)
「エージェント・マロリー」(スティーブン・ソダーバーグ監督、米・アイルランド)
3月2日
「エレベーター」(スティグ・スベンセン監督、米)
「白雪姫と鏡の女王」(ターセム・シン・ダンドワール監督、米)
「トガニ 幼き瞳の告発」(ファン・ドンヒョク監督、韓国)
「あの日 あの時 愛の記憶」(アンナ・ジャスティス監督、ドイツ)
「テイク・ディス・ワルツ」(サラ・ポーリー監督、加)
「ウェイバック 脱出6500km」(ピーター・ウイアー監督、米・アラブ首長国連邦、ポーランド)
3月6日
「夢売るふたり」(西川美和監督、日本)
3月7日
「希望の国」(園子温監督、日本)
「シャドー・チェイサー」(マブルク・エル・メクリ監督、米・スペイン)
3月8日
「ロックアウト」(ジェイムズ・マザー監督、仏)
「あなたへ」(降旗康男監督、日本)
3月13日
「トールマン」(パスカル・ロジェ監督、米・加・仏)
「ペンギン夫婦の作りかた」(平林克理監督、日本)
「アルゴ」(ベン・アフレック監督、アメリカ)
3月20日
「推理作家ポー 最期の5日間」(ジェイムズ・マクティーグ監督、米・ハンガリー・スペイン)
「SAFE セイフ」(ボアズ・イェーキン監督、米)
「ヴァンパイア」(岩井俊二監督、日本)
3月22日
「最強のふたり」(エリック・トレダノ、オリビエ・ナカシュ監督、フランス)
「かぞくのくに」(ヤン・ヨンヒ監督、日本)
「リンカーン 秘密の書」(ティムールベクマンベトフ監督、アメリカ)
「さらば復讐の狼たちよ」(チアン・ウェン監督、中国)
3月29日
「オレンジと太陽」(ジム・ローチ監督、英・豪)
4月2日
「ゲットバック」(サイモン・ウエスト監督、アメリカ)
「ドリームハウス」(ジム・シェリダン監督、米)
「プリンセス・カイウラニ」(マーク・フォービー監督、米)
4月3日
「声をかくす人」(ロバート・レッドフォード監督、アメリカ)
「007 スカイフォール」(サム・メンデス監督、英・米)
「さあ帰ろう、ペダルをこいで」(ステファン・コマンダレフ監督、ブルガリア・他)
「愛の残像」(フィリップ・ガレル監督、フランス)
4月10日
「人生の特等席」(ロバート・ロレンツ監督、米)
4月12日
「最終目的地」(ジェイムズ・アイボリー監督、米)
「旅の贈りもの 明日へ」(前田哲監督、日本)
4月17日
「ホビット 思いがけない冒険」(ピーター・ジャクソン監督、米・ニュージーランド)
「フランケンウィニー」(ティム・バートン監督、アメリカ)
4月19日
「終の信託」(周防正行監督、日本)
「ソハの地下水道」(アグニェシュカ・ホランド監督、ポーランド・独・カナダ)
【旧作DVD・BD】
1月26日
「真空地帯」(52、山本薩夫監督、日本)
「ここに泉あり」(55、今井正監督、日本)
2月23日
「長距離ランナーの孤独」(62、トニー・リチャードソン監督、イギリス)
「にごりえ」(53、今井正監督、日本)
「キクとイサム」(59、今井正監督、日本)
3月2日
「フィルム・ノワール ベスト・コレクション DVD-BOX①」
収録作品:「大時計」、「ミルドレッド・ピアース」、「黒い天使」、「見知らぬ男」「長い夜」他全8作
「大空への道」(45アンソニー・アスキス監督、イギリス)
「オットー・プレミンジャー傑作選 DVD-BOX」
収録作品:「墜ちた天使」、「疑惑の渦巻き」、「天使の顔」
3月20日
「スワロウテイル」(96、岩井俊二監督、日本)BD
「裕次郎 夢の箱 ドリームボックス」
収録作品:「黒部の太陽」、「栄光への5000キロ」、「富士山頂」、「ある兵士の賭け」、他全5作
3月27日
「第三の男」(49、キャロル・リード監督、イギリス)
「デリカテッセン」(91、ジャン・ピエール・ジュネ監督、フランス)
3月30日
「土曜の夜と日曜の朝」(60、カレル・ライス監督、イギリス)
「愛と哀しみのボレロ」(81、クロード・ルルーシュ監督、フランス)
「橋のない川 第1部」(69、今井正監督、日本)
「橋のない川 第2部」(70、今井正監督、日本)
4月12日
「Love Letter」(95、岩井俊二監督、日本)
4月19日
「シンドラーのリスト」(93、スティーブン・スピルバーグ監督、米)
「ソフィーの選択」(82、アラン・J・パクラ監督、米)
劇場新作は今一つピンと来るものが少ないという印象。一応気になってものを挙げておくと「遺体 明日への十日間」、「草原の椅子」、「愛、アムール」、「魔女と呼ばれた少女」、「メッセンジャー」あたりか。「メッセンジャー」についてだけ一言。今井正監督、渥美清主演の「あゝ声なき友」(1972)という映画がある。戦友の遺書を遺族に届けて回った男を描いた作品である。「メッセンジャー」もイラク戦争で戦死した兵士の遺族に訃報を伝えるという辛い役割を担った男が主人公だ。久しぶりに作られた「ポスト9.11映画」と思われる。
一方DVD・BD新作は豊作。「夢売るふたり」、「希望の国」、「アルゴ」、「かぞくのくに」、「さらば復讐の狼たちよ」、「オレンジと太陽」、「ドリームハウス」、「声をかくす人」、「さあ帰ろう、ペダルをこいで」、「人生の特等席」、「最終目的地」、「ホビット 思いがけない冒険」、「フランケンウィニー」、「終の信託」、「ソハの地下水道」と期待作が続々。
旧作DVD・BDはもはや初BD化作品ばかりが並ぶ時期に入ったようだ。ただ、「裕次郎 夢の箱 ドリームボックス」はこれまでDVDがなかった「黒部の太陽」が含まれており、ファンにとってはうれしいだろう。僕は石原裕次郎に何の思い入れもないが、「黒部の太陽」は中学生の時一学年全員で映画館へ行って鑑賞した覚えがある懐かしい映画だ。
<追記>
記事を書いた後に「独立プロ名画特選」シリーズが再発売されていることを発見しました。BOXが8巻まで発売されていますが、こちらは高いのでバラで買った方が買いやすいでしょう。「真空地帯」、「にごりえ」、「キクとイサム」等々、今回バラで発売されたのは独立プロ作品の代表作というのにとどまらず、日本映画黄金時代をも代表する名作群である。