これから観たい&おすすめ映画・DVD(12年8月)
【新作映画】
7月21日公開
「メリダとおそろしの森」(マーク・アンドリュース監督、米)
「おおかみこどもの雨と雪」(細田守監督、日本)
「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」(リュック・ベッソン監督、仏・英)
「依頼人」(ソン・ヨンソン監督、韓国)
「汚れた心」(ビセンテ・アモリン監督、ブラジル)
「ジョルダーニ家の人々」(ジャンルカ・マリア・タバレッリ監督、伊・仏)
「屋根裏部屋のマリアたち」(フィリップ・ル・ゲイ監督、フランス)
「ローマ法王の休日」(ナンニ・モレッティ監督、伊・仏)
7月28日公開
「ダークナイト ライジング」(クリストファー・ノーラン監督、英・米)
「アウェイクニング」(ニック・マーフィー監督、英)
「4.3.2.1」(ノエル・クラーク監督、英)
「眠れぬ夜の仕事図鑑」(ニコラウス・ゲイハルター監督、オーストリア)
「ギリギリの女たち」(小林政広監督、日本)
8月1日公開
「マダガスカル3」(エリック・ダーネル監督、米)
8月4日公開
「アナザー Another」(古澤健監督、日本)
「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(マティス・バン・ヘイニンゲンJr.監督、米・加)
「トガニ 幼き瞳の告発」(ファン・ドンヒョク監督、韓国)
「あの日 あの時 愛の記憶」(アンナ・ジャスティス監督、ドイツ)
「画皮 あやかしの恋」(ゴードン・チャン監督、シンガポール・中国・香港)
「セブン・デイズ・イン・ハバナ」(ベニチオ・デル・トロ、他監督、フランス・スペイン)
「ハーフ・デイズ」(スコット・マクギー、他監督、米)
8月10日公開
「トータル・リコール」(レン・ワイズマン監督、米・加)
8月11日公開
「Virginia ヴァージニア」(フランシス・フォード・コッポラ監督、米)
「強奪のトライアングル」(ツイ・ハーク、ジョニー・トー、他監督、中国・香港)
「テイク・ディス・ワルツ」(サラ・ポーリー監督、加)
「桐島、部活やめるってよ」(古田大八監督、日本)
「スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜」(ジャウマ・バラゲロ監督、スペイン)
8月14日公開
「アベンジャーズ」(ジョス・ウエドン監督、米)
8月18日公開
「THE GREY 凍える太陽」(ジョー・カーナハン監督、米)
「プンサンケ」(チョン・ジェホン監督、韓国)
「WIN WIN ウィン・ウィン ダメ男とダメ少年の最高の日々」(トム・マッカーシー監督、米)
「籠の中の乙女」(ヨルゴス・ランティモス監督、ギリシャ)
【新作DVD】
7月27日
「サルトルとボーヴォワール」(イラン・デュラン=コーエン監督、フランス)
「クライムダウン」(ジュリアン・ギルビー監督、英)
7月28日
「麒麟の翼 劇場版・新参者」(土井裕康監督、日本)
8月1日
「はやぶさ 遥かなる帰還」(瀧本智行監督、日本)
8月2日
「おかえり、はやぶさ」(本木克英監督、日本)
「テイク・シェルター」(ジェフ・ニコルズ監督、米)
「ハンター」(ダニエル・ネットハイム監督、オーストラリア)
「善き人」(ビセンテ・アモリン監督、英・独)
「マイティ・ウクレレ」(トニー・コールマン監督、カナダ)
8月3日
「マリリン7日間の恋」(サイモン・カーティス監督、英・米)
「キリング・フィールズ 失踪地帯」(アミ・カナーン・マン監督、米)
「人生はビギナーズ」(マイク・ミルズ監督、米)
「最高の人生をあなたと」(ジュリー・ガブラス監督、仏・ベルギー・英)
「ロボジー」(矢口史靖監督、日本)
「メランコリア」(ラース・フォン・トリアー監督、デンマーク・スウェーデン・他)
「ルルドの泉で」(ジェシカ・ハウスナー監督、オーストリア・仏・独)
「ライジング・サン 裏切りの代償」(ブライアン・A・ミラー監督、米)
8月10日
「カエル少年失踪殺人事件」(イ・ギュマン監督、韓国)
8月15日
「コーマン帝国」(アレックス・ステイプルトン監督、米)
「セイジ 陸の魚」(伊勢谷友介監督、日本)
8月22日
「日本列島 いきものたちの物語」(山田恵三監督、日本)
「逆転裁判」(三池崇史監督、日本)
8月24日
「ヒューゴの不思議な発明」(マーティン・スコセッシ監督、米)
「Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」(ヴィム・ヴェンダース監督、独・仏・英)
8月31日
「父の初七日」(ワン・ユーリン監督、台湾)
9月4日
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(フィリダ・ロイド監督、英・仏)
「青い塩」(イ・ヒョンスン監督、韓国)
9月5日
「キリング・ショット」(アーロン・ハーベイ監督、米)
「バトルシップ」(ピーター・バーグ監督、アメリカ)
9月7日
「ピナ・バウシュ 夢の教室」(アン・リンセル監督、独)
「ルート・アイリッシュ」(ケン・ローチ監督、英・米・他)
9月8日
「スーパー・チューズデー 正義を売った日」(ジョージ・クルーニー監督、米)
「わが母の記」(原田眞人監督、日本)
9月14日
「第九軍団のワシ」(ケビン・マクドナルド監督、英・米)
「ブラック&ホワイト」(マックG監督、米)
9月19日
「ドライヴ」(ニコラス・ウインディング・レフン監督、米)
「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(テイト・テイラー監督、米・インド・他)
【旧作DVD】
7月18日
「断絶」(71、モンテ・ヘルマン監督、米)
7月25日
「木下恵介コンプリートBOX」12万6000円
「悪魔の美しさ」(50、ルネ・クレール監督、仏・伊)
「愛人ジュリエット」(51、マルセル・カルネ監督、仏)
7月27日
「ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男」(98、中田秀夫監督、日本)
7月28日
「フェリーニの道化師」(70、フェデリコ・フェリーニ監督、伊・仏・西独)DVD・BD
8月3日
「マリリン・ザ・プレミアム・ブルーレイ・コレクション」BD
収録作品:「帰らざる河」、「イヴの総て」、「お熱いのがお好き」、「荒馬と女」、他、全8作
「プレストン・スタージェス傑作選 DVD-BOX」
収録作品:「偉大なるマッギンティ」、「凱旋の英雄」、「崇高なとき」
「黒木和雄戦争レクイエム三部作」
収録作品:「美しい夏キリシマ」、「TOMORROW 明日」、「父と暮らせば」
8月10日
「ゴッドファーザー ブルーレイ・コレクターズ・エディッション」BD
「戦争プロフェッショナル」(68、ジャック・カーディフ監督、英・米)
9月5日
「ナイロビの鉢」(05、フェルナンド・メイレレス監督、英・独)BD
「21グラム」(96、アレハンドロ・ゴンサレエス・イニャリトゥ監督、米)BD
「ヒトラー最期の12日間」(04、オリバー・ヒルシュピーゲル監督、独・伊・他)BD
「ボルベール<帰郷>」(06、ペドロ・アルモドバル監督、スペイン)BD
「ロード・オブ・ウォー」(05、アンドリュー・ニコル監督、米・仏・独)BD
9月7日
「カルラの歌」(96、ケン・ローチ監督、英)
「レイニング・ストーンズ」(93、ケン・ローチ監督、英)
「レディバード・レディバード」(94、ケン・ローチ監督、英)
「リフ・ラフ」(91、ケン・ローチ監督、英)
「ファーザーランド」(86、ケン・ローチ監督、英・西独・仏)
劇場新作はこれはというものがいつもより少ない気がする。一番期待しているのはアニメ「メリダとおそろしの森」。他にはミシェル・ヨーがスーチー女史に扮した「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」、初老の資産家がメイドにほれ込む「屋根裏部屋のマリアたち」、何とミシェル・ピッコリがローマ法王に扮する「ローマ法王の休日」あたり。他はそこそこという感じだ。
ところで、上記の劇場新作で1本だけ既に観ている映画がある。中国映画「画皮 あやかしの恋」。実は5月下旬から6月にかけて1週間中国へ出張に行っていたのだが、湛江から江門まで高速バスで移動している間に観たのである。約5時間の間に3本の映画を観た。当時の日記にはこう書いてある。「1本目はブレイクダンスで競い合う若者たちの映画。2本目は妖怪退治の剣戟もの。ワイヤーワークを駆使した活劇。中国人はこういうのが好きだ。美女が3人も出てくるので結構楽しめた。3本目はチンピラやくざと美人カンフー使いのだるい活劇。」この2本目が「画皮 あやかしの恋」に間違いない。それぞれタイプの違う美女が3人も出てくるので結構楽しめますぞ。なにしろ言葉なんか一言も分からなくても楽しめたのだから。
新作DVDでは「ハンター」、「善き人」、「人生はビギナーズ」、「ロボジー」、「メランコリア」、「ルルドの泉で」、「ヒューゴの不思議な発明」、「Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」、「青い塩」、「ルート・アイリッシュ」、「スーパー・チューズデー 正義を売った日」、「わが母の記」、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」などが登場。こちらは楽しみな作品が目白押しだ。
旧作DVDも久々に充実。何と言っても、「朗報!ケン・ローチ監督の中期傑作群がついにDVD化」という記事で速報したように、「ルート・アイリッシュ」の発売・レンタル開始に合わせて「カルラの歌」、「レイニング・ストーンズ」、「レディバード・レディバード」、「リフ・ラフ」、「ファーザーランド」が一気に出るのはうれしい限り。その他にもブルーレイを合わせるとなかなか賑やかなラインナップだ。「ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男」は、赤狩りでハリウッドを追われイギリスに渡ったジョセフ・ロージー監督の生涯を関係者の証言でつづった力作ドキュメンタリー。この作品がDVD化されたことも特筆すべき快挙である。