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2012年6月

2012年6月30日 (土)

BFIおよびEmpire誌選定イギリス映画ベスト100

BFI選定イギリス映画ベスト100

BFI(the British Film Institute)が1999年に発表したイギリス映画ベスト100に日本語タイトルを付けたものです。


1. "The Third Man," 「第三の男」1949
2. "Brief Encounter," 「逢びき」1945
3. "Lawrence of Arabia," 「アラビアのロレンス」1962
4. "The 39 Steps," 「三十九夜」1935
5. "Great Expectations," 「大いなる遺産」1946
6. "Kind Hearts and Coronets," 「カインド・ハート」(未公開)1946
7. "Kes," 「ケス」1969
8. "Don't Look Now," 「赤い影」1973
9. "The Red Shoes,"「赤い靴」1948
10. "Trainspotting," 「トレインスポッティング」1996
11. "The Bridge on the River Kwai," 「戦場にかける橋」1957
12. "If....," 「If もしも・・・」1968
13. "The Ladykillers," 「マダムと泥棒」1955
14. "Saturday Night and Sunday Morning,"「土曜の夜と日曜の朝」 1960
15. "Brighton Rock," 「ブライトン・ロック」1947
16. "Get Carter," 「狙撃者」1971
17. "The Lavender Hill Mob," 「ラベンダー・ヒル・モブ」1951
18. "Henry V," 「ヘンリィ5世」1944
19. "Chariots of Fire," 「炎のランナー」1981
20. "A Matter of Life and Death," 「天国への階段」1946
21. "The Long Good Friday," 「長く熱い週末」(未公開)1980
22. "The Servant," 「召使」1963
23. "Four Weddings and a Funeral," 「フォー・ウェディング」1994
24. "Whisky Galore!," (未公開)1949
25. "The Full Monty," 「フル・モンティ」1997
26. "The Crying Game," 「クライング・ゲーム」1992
27. "Doctor Zhivago," 「ドクトル・ジバゴ」1965
28. "Monty Python's Life of Brian," 「モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン」1979
29. "Withnail and I," 「ウィズネルと僕」1987
30. "Gregory's Girl," 「グレゴリーズ・ガール」(未公開)1980
31. "Zulu," 「ズール戦争」1964
32. "Room at the Top," 「年上の女」1958
33. "Alfie," 「アルフィー」1966
34. "Gandhi," 「ガンジー」1982
35. "The Lady Vanishes," 「バルカン超特急」1938
36. "The Italian Job," 「ミニミニ大作戦」1969
37. "Local Hero," 「ローカル・ヒーロー」1983
38. "The Commitments," 「コミットメンツ」1991
39. "A Fish Called Wanda," 「ワンダとダイヤと優しい奴ら」1988
40. "Secrets & Lies," 「秘密と嘘」1995
41. "Dr. No," 「007/ドクター・ノオ」1962
42. "The Madness of King George," 「英国万歳」1994
43. "A Man For All Seasons," 「わが命つきるとも」1966
44. "Black Narcissus," 「黒水仙」1947
45. "The Life and Death of Colonel Blimp," 「老兵は死なず」1943
46. "Oliver Twist," 「オリヴァ・ツイスト」1948
47. "I'm All Right Jack," 「ピーター・セラーズの労働組合宣言」(未公開) 1959
48. "Performance," 「パフォーマンス/青春の罠」1970
49. "Shakespeare in Love," 「恋におちたシェイクスピア」1998
50. "My Beautiful Laundrette," 「マイ・ビューティフル・ランドレット」1985
51. "Tom Jones," 「トム・ジョーンズの華麗なる冒険」1963
52. "This Sporting Life," 「孤独の報酬」 1963
53. "My Left Foot," 「マイ・レフトフット」1989
54. "Brazil," 「未来世紀ブラジル」1985
55. "The English Patient," 「イングリッシュ・ペイシェント」1996
56. "A Taste of Honey," 「蜜の味」1961
57. "The Go-Between," 「恋」 1971
58. "The Man in the White Suit," 「白衣の男」(未公開)1951
59. "The Ipcress File," 「国際諜報局」1965
60. "Blow-Up," 「欲望」1966
61. "The Loneliness of the Long Distance Runner," 「長距離ランナーの孤独」1962
62. "Sense and Sensibility," 「いつか晴れた日に」1995
63. "Passport to Pimlico," (未公開)1949
64. "The Remains of the Day," 「日の名残り」1993
65. "Sunday Bloody Sunday," 「日曜日は別れの時」1971
66. "The Railway Children," 「若草の祈り」1970
67. "Mona Lisa," 「モナリザ」1986
68. "The Dam Busters," 「暁の出撃」 1955
69. "Hamlet," 「ハムレット」1948
70. "Goldfinger," 「007/ゴールドフィンガー」1964
71. "Elizabeth," 「エリザベス」1998
72. "Goodbye Mr. Chips," 「チップス先生さようなら」1939
73. "A Room with a View," 「眺めのいい部屋」1985
74. "The Day of the Jackal," 「ジャッカルの日」1973
75. "The Cruel Sea,"「怒りの海」 1952
76. "Billy Liar," (未公開)1963
77. "Oliver!," 「オリバー!」1968
78. "Peeping Tom," 「血を吸うカメラ」1960
79. "Far from the Madding Crowd," 「遥か群衆を離れて」1967
80. "The Draughtsman's Contract," 「英国式庭園殺人事件」1982
81. "A Clockwork Orange," 「時計じかけのオレンジ」1971
82. "Distant Voices, Still Lives," 「遠い声、静かな暮らし」1988
83. "Darling," 「ダーリング」1965
84. "Educating Rita," (未公開) 1983
85. "Brassed Off," 「ブラス!」1996
86. "Genevieve," (未公開)1953
87. "Women in Love," 「恋する女たち」1969
88. "A Hard Day's Night,"「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」 1964
89. "Fires Were Started," (未公開) 1943
90. "Hope and Glory," 「戦場の小さな天使たち」1987
91. "My Name Is Joe," 「マイ・ネーム・イズ・ジョー」1998
92. "In Which We Serve," 「軍旗の下に」1942
93. "Caravaggio," 「カラヴァッジオ」1986
94. "The Belles of St. Trinian's," (未公開)1954
95. "Life Is Sweet," 「ライフ・イズ・スウィート」1990
96. "The Wicker Man," 「ウィッカーマン」1973
97. "Nil By Mouth," 「ニル・バイ・マウス」1997
98. "Small Faces," (未公開)1995
99. "Carry On up the Khyber," (未公開)1968
100. "The Killing Fields," 「キリング・フィールド」1984

Empire誌選定イギリス映画ベスト100

2011年10月にイギリスの映画雑誌Empire誌が発表した「The 100 Best British films Ever」の全リストです。1999年にBFI(the British Film Institute)が選定したものとかなり重なりますが、Empire誌のリストには2000年代の作品が23本も入っています。

1 Lawrence of Arabia 「アラビアのロレンス」1962
2 Monty Python's Life of Brian 「モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン」1979
3 The Red Shoes 「赤い靴」1948
4 Don't Look Now 「赤い影」1973
5 Brief Encounter 「逢びき」1945
6 Shaun of the Dead 「ショーン・オブ・ザ・デッド」2004(未公開)
7 Kind Hearts and Coronets 「カインド・ハート」(未公開)1946
8 Trainspotting 「トレインスポッティング」1996
9 Local Hero 「ローカル・ヒーロー/夢に生きた男」1983
10 Withnail and I 「ウィズネルと僕」1987
11 A Clockwork Orange 「時計じかけのオレンジ」1971
12 This is England 「THIS IS ENGLAND」2006
13 Distant Voices, Still Lives 「遠い声、静かな暮らし」1988
14 The Third Man 「第三の男」1949
15 Bridge on the River Kwai 「戦場にかける橋」1957
16 Goldfinger 「007/ゴールドフィンガー」1964
17 Billy Elliot 「リトル・ダンサー」2000
18 Monty Python and the Holy Grail 「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」1975
19 The Long Good Friday 「ロング・グッド・フライデー」1980(未公開)
20 A Matter of Life and Death 「天国への階段」1946
21 Four Weddings and a Funeral 「フォー・ウェディング」1994
22 Saturday Night and Sunday Morning「土曜の夜と日曜の朝」 1960
23 Rebecca 「レベッカ」1940
24 Moon 「月に囚われた男」2009
25 The Life and Death of Colonel Blimp 「老兵は死なず」1943
26 Shallow Grave 「シャロウ・グレイブ」1995
27 Dead Man's Shoes 2004(未公開)
28 Borat 「ボラット」2006
29 Kes 「ケス」1969
30 The Ladykillers 「マダムと泥棒」1955
31 Performance 「パフォーマンス 青春の罠」1970
32 Sense and Sensibility 「いつか晴れた日に」1995
33 Zulu 「ズール戦争」1963
34 A Man For All Seasons 「わが命つきるとも」1966
35 A Fish Called Wanda 「ワンダとダイヤと優しい奴ら」1988
36 If.... 「If もしも・・・」1968
37 28 Days Later 「28日後」2002
38 The Descent” 「ディセント」2005
39 The Italian Job 「ミニミニ大作戦」1969
40 Sweet Sixteen 「SWEET SIXTEEN」2002
41 Monsters 「モンスターズ 地球外生命体」2010
42 The Man Who Fell to Earth 「地球に落ちてきた男」1976
43 Great Expectations 「大いなる遺産」1946
44 Sexy Beast 2000(未公開)
45 Black Narcissus 「黒水仙」1947
46 The English Patient 「イングリッシュ・ペイシェント」1996
47 The Wicker Man 「ウィッカーマン」1973
48 Topsy Turvy 1999(未公開)
49 Look Back in Anger 「怒りをこめてふり返れ」1958
50 Hot Fuzz 「ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン!」2007
51 Wallace & Gromit In The Curse Of The Were-Rabbit 「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」2005
52 The 39 Steps 「三十九夜」1935
53 Harry Potter And The Prisoner Of Azkaban 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 2004
54 Sunday Bloody Sunday 「日曜日は別れの時」1971
55 Tom Jones 「トム・ジョーンズの華麗なる冒険」1963
56 Shakespeare in Love 「恋におちたシェイクスピア」1998
57 My Name Is Joe 「マイ・ネーム・イズ・ジョー」1998
58 Slumdog Millionaire 「スラムドッグ$ミリオネア」2008
59 Peeping Tom 「血を吸うカメラ」1960
60 A Hard Day's Night 「ビートルズがやって来るヤァヤァヤァ」1964
61 The Full Monty 「フル・モンティ」1997
62 Secrets & Lies 「秘密と嘘」1995
63 Chariots of Fire 「炎のランナー」1981
64 The Lavender Hill Mob 「ラベンダー・ヒル・モブ」1951
65 Hunger 2008(未公開)
66 Man on Wire 「マン・オン・ワイヤー」2008
67 In the Loop 2009(未公開)
68 Went The Day Well? 1942(未公開)
69 Blow-Up 「欲望」1966
70 Casino Royale 「007/カジノ・ロワイヤル」2006
71 Control” 2007 「コントロール」2007
72 The Man in the White Suit 1951「白衣の男」(未公開)
73 Atonement 「つぐない」2007
74 Brighton Rock 「ブライトン・ロック」1947
75 Lock, Stock And Two Smoking Barrels 「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」1998
76 Naked 「ネイキッド」1993
77 Harry Potter and the Deathly Hallows : Part 2 「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」2011
78 Henry V 「ヘンリー五世」1989
79 Kings Speech 「英国王のスピーチ」2010
80 Goodbye, Mr Chips 「チップス先生さようなら」1939
81 The Loneliness of the Long Distance Runner 「長距離ランナーの孤独」1962
82 The Lady Vanishes 「バルカン超特急」1938
83 A Room With A View 「眺めのいい部屋」1985
84 Hamlet 「ハムレット」1948
85 Billy Liar 1963(未公開)
86 The Killing Fields 「キリング・フィールド」1984
87 Hope and Glory 「戦場の小さな天使たち」1987
88 Gandhi 「ガンジー」1982
89 The Railway Children 「若草の祈り」1970
90 Dracula 「吸血鬼ドラキュラ」1958
91 The Remains of the Day 「日の名残り」1993
92 Four Lions 2010(未公開)
93 Brazil 「未来世紀ブラジル」1985
94 Tinker Tailor Soldier Spy 「裏切りのサーカス」2011
95 Gregory's Girl 1981「グレゴリーズ・ガール」(未公開)
96 Nil By Mouth 「ニル・バイ・マウス」1997
97 24 Hour Party People 「24アワー・パーティ・ピープル」2002
98 Oh! What a Lovely War 「素晴らしき戦争」1969
99 The Ipcress File 「国際諜報局」1965
100 Darling 「ダーリング」1965

 

2012年6月24日 (日)

ゴブリンのおすすめイギリス映画 マイ・ベスト150+α

【おすすめの150本】
「ヘンリー八世の私生活」(1933) アレクサンダー・コルダ監督
「アラン」(1934)  ロバート・フラハティ監督
「レンブラント 描かれた人生」(1936) アレクサンダー・コルダ監督 
「バルカン超特急」(1938) アルフレッド・ヒッチコック監督
「巌窟の野獣」(1939) アルフレッド・ヒッチコック監督
「逢びき」(1945)  デヴィッド・リーン監督
「黒水仙」(1946)  マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督
「天国への階段」(1946)  マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督
「大いなる遺産」(1947)  デヴィッド・リーン監督
「邪魔者は殺せ」(1947) キャロル・リード監督
「赤い靴」(1948)  マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督
「落ちた偶像」(1948)  キャロル・リード監督
「オリヴァ・ツイスト」(1948) デヴィッド・リーン監督
「ハムレット」(1948) ローレンス・オリヴィエ監督
「第三の男」(1949) キャロル・リード監督
「アフリカの女王」(1951) ジョン・ヒューストン監督
「ホブスンの婿選び」(1954)  デヴィッド・リーン監督
「マダムと泥棒」(1955) アレクサンダー・マッケンドリック監督
「狩人の夜」(1955) チャールズ・ロートン監督
「戦場にかける橋」(1957)  デヴィッド・リーン監督
「怒りをこめてふり返れ」(1958) トニー・リチャードソン監督
「黒い狼」(1960) ロイ・ウォード・ベイカー監督
「土曜の夜と日曜の朝」(1960) カレル・ライス監督
「蜜の味」(1961) トニー・リチャードソン監督
「アラビアのロレンス」(1962) デヴィッド・リーン監督
「エヴァの匂い」(1962) ジョゼフ・ロージー監督
「長距離ランナーの孤独」(1962) トニー・リチャードソン監督
「孤独の報酬」(1963) リンゼイ・アンダーソン監督
「ズール戦争」(1963) サイ・エンドフィールド監督 
「トム・ジョーンズの華麗なる冒険」(1963) トニー・リチャードソン監督
「博士の異常な愛情」(1963) スタンリー・キューブリック監督
「召使」(1963) ジョゼフ・ロージー監督
「ベケット」(1964) ピータ・グレンヴィル監督
「ドクトル・ジバゴ」(1965)  デヴィッド・リーン監督
「袋小路」(1965) ロマン・ポランスキー監督
「できごと」(1967)  ジョゼフ・ロージー監督
「遥か群集を離れて」(1967) ジョン・シュレシンジャー監督
「冬のライオン」(1968) アンソニー・ハーヴィー監督
「ミス・ブロディの青春」(1968) ロナルド・ニーム監督
「ミニミニ大作戦」(1968) ピーター・コリンソン監督 
「If もしも・・・」(1969) リンゼイ・アンダーソン監督
「ケス」(1969) ケン・ローチ監督
「恋する女たち」(1969) ケン・ラッセル監督
「素晴らしき戦争」(1969) リチャード・アッテンボロー監督
「裸足のイサドラ」(1969) カレル・ライス監督
「ライアンの娘」(1970)  デヴィッド・リーン監督
「若草の祈り」(1970) ライオネル・ジェフリーズ監督
「時計じかけのオレンジ」(1971) スタンリー・キューブリック監督
「日曜日は別れの時」(1971)  ジョン・シュレシンジャー監督
「ジャッカルの日」(1973) フレッド・ジンネマン監督、(英仏)
「ジャガーノート」(1974) リチャード・レスター監督
「マーラー」(1974) ケン・ラッセル監督
「ブラジルから来た少年」(1978) フランクリン・J・シャフナー監督
「エレファント・マン」(1980) デビッド・リンチ監督
「シャイニング」(1980) スタンリー・キューブリック監督
「テス」(1980)  ロマン・ポランスキー監督
「フランス軍中尉の女」(1981) カレル・ライス監督
「炎のランナー」(1981) ヒュー・ハドソン監督
「英国式庭園殺人事件」(1982) ピーター・グリーナウェイ監督
「ローカル・ヒーロー/夢に生きた男」(1983) ビル・フォーサイス監督
「インドへの道」(1984)  デヴィッド・リーン監督
「未来世紀ブラジル」(1985) テリー・ギリアム監督
「マイ・ビューティフル・ランドレット」(1985) スティーヴン・フリアーズ監督
「眺めのいい部屋」(1986) ジェームズ・アイヴォリー監督
「モナリザ」(1986) ニール・ジョーダン監督
「ミッション」(1986) ローランド・ジョフィ監督
「戦場の小さな天使たち」(1987) ジョン・ブーアマン監督
「遠い夜明け」(1987) リチャード・アッテンボロー監督
「ワールド・アパート」(1987) クリス・メンゲス監督
「ヘンリー五世」(1989) ケネス・ブラナー監督
「ウォレスとグルミット/チーズホリデー」(1989) ニック・パーク監督
「レインボウ」(1989) ケン・ラッセル監督
「リフ・ラフ」(1991) ケン・ローチ監督
「ヒア・マイ・ソング」(1991) ピーター・チェルソム監督
「ザ・コミットメンツ」(1991) アラン・パーカー監督
「裸のランチ」(1991) デイヴィッド・クローネンバーグ監督
「クライング・ゲーム」(1992) ニール・ジョーダン監督
「ピーターズ・フレンズ」(1992)  ケネス・ブラナー監督
「ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ!」(1993) ニック・パーク監督
「英国万歳!」(1994) ニコラス・ハイトナー監督
「フォー・ウェディング」(1994) マイク・ニューウェル監督
「レディバード・レディバード」(1994)  ケン・ローチ監督
「いつか晴れた日に」(1995) アン・リー監督
「ウォレスとグルミット/危機一髪」(1995) ニック・パーク監督
「シャロウ・グレイブ」(1995)  ダニー・ボイル監督
「ある貴婦人の肖像」(1996) ジェーン・カンピオン監督
「ウェールズの山」(1996) クリストファー・マンガー監督
「エマ」(1996) ダグラス・マクグラス監督
「カルラの歌」(1996)  ケン・ローチ監督
「トレインスポッティング」(1996) ダニー・ボイル監督
「日陰のふたり」(1996) マイケル・ウィンターボトム監督
「秘密と嘘」(1996) マイク・リー監督
「ブラス!」(1996) マーク・ハーマン監督
「フェイス」(1997) アントニア・バード監督
「フル・モンティ」(1997) ピーター・カッタネオ監督
「Queen Victoria 至上の愛」(1997) ジョン・マッデン監督
「エリザベス」(1998) シェカール・カプール監督
「ウェイクアップ!ネッド」(1998) カーク・ジョーンズ監督
「ヴァージン・フライト」(1998) ポール・グリーングラス監督
「ベルベット・ゴールドマイン」(1998) トッド・ヘインズ監督
「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」(1998) アナンド・タッカー監督
「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(1998) ガイ・リッチー監督
「ひかりのまち」(1999) マイケル・ウインターボトム監督
「ビューティフル・ピープル」(1999) ジャスミン・ディズダー監督
「ぼくの国、パパの国」(1999) ダミアン・オドネル監督
「チキン・ラン」(2000) ニック・パーク、ピーター・ロード監督
「シーズン・チケット」(2000) マーク・ハーマン監督
「ブレッド&ローズ」 (2000) ケン・ローチ監督
「リトル・ダンサー」(2000) スティーブン・ダルドリー監督
「アイリス」(2001) リチャード・エア監督
「ゴスフォード・パーク」(2001) ロバート・アルトマン監督
「シャンプー台のむこうに」(2001) パディ・ブレスナック監督
「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001) クリス・コロンバス監督&そのシリーズ
「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001) シャロン・マグワイア監督
「家族のかたち」(2002) シェーン・メドウス監督
「SWEET SIXTEEN」(2002) ケン・ローチ監督
「人生は、時々晴れ」(2002) マイク・リー監督
「ベッカムに恋して」(2002) グリンダ・チャーダ監督 
「運命を分けたザイル」(2003) ケヴィン・マクドナルド監督
「カレンダー・ガールズ」(2003) ナイジェル・コール監督
「真珠の耳飾の少女」(2003) ピーター・ウェーバー監督
「ディープ・ブルー」(2003) アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット監督  
「ヴェニスの商人」(2004) マイケル・ラドフォード監督 
「ヴェラ・ドレイク」(2004) マイク・リー監督 
「Dearフランキー」(2004) ショーナ・オーバック監督 
「ミリオンズ」(2004) ダニー・ボイル監督 
「やさしくキスをして」(2004) ケン・ローチ監督
「ラヴェンダーの咲く庭で」(2004) チャールズ・ダンス監督 
「レイヤー・ケーキ」(2004) マシュー・ボーン監督
「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(2005) ニック・パーク、他
「キンキー・ブーツ」(2005) ジュリアン・ジャロルド監督
「クレアモントホテル」(2005) ダン・アイアランド監督
「コープス・ブライド」(2005) ティム・バートン、マイク・ジョンソン監督
「オリバー・ツイスト」(2005) ロマン・ポランスキー監督
「ナイロビの蜂」(2005) フェルナンド・メイレレス監督
「Vフォー・ヴェンデッタ」(2005) ジェームズ・マクティーグ監督
「プライドと偏見」(2005) ジョー・ライト監督
「ヘンダーソン夫人の贈り物」(2005) スティーヴン・フリアーズ監督
「ローズ・イン・タイドランド」(2005) テリー・ギリアム監督
「麦の穂をゆらす風」(2006) ケン・ローチ監督
「クィーン」(2006) スティーヴン・フリアーズ監督 
「やわらかい手」(2006) サム・ガルバルスキ監督
「アース」(2007) アラステア・フォザーギル、他、監督
「この自由な世界で」(2007) ケン・ローチ監督 
「つぐない」(2007) ジョー・ライト監督
「ヤング@ハート」(2007) スティーヴン・ウォーカー監督
「17歳の肖像」(2009) ロネ・シェルフィグ監督
「パイレーツ・ロック」(2009) リチャード・カーティス監督
「英国王のスピーチ」(2010) トム・フーパー監督
「わたしを離さないで」(2010) マーク・ロマネク監督

【追加作品】
「オレンジと太陽」(2010) ジム・ローチ監督
「ルート・アイリッシュ」(2010) ケン・ローチ監督
「バンク・ジョブ」(2008) ロジャー・ドナルドソン監督
「風が吹くとき」(1986) ジミー・T・ムラカミ監督

【未見作品+α】
「三十九夜」(1934) アルフレッド・ヒッチコック監督
「南極のスコット」(1947) チャールズ・フレンド監督(未見)
「ブライトン・ロック」(1947) ジョン・ブールティング監督 (未見)
「文化果つるところ」(1951) キャロル・リード監督(未見)
「超音ジェット機」(1952) デヴィッド・リーン監督(未見)
「暁の出撃」(1954)マイケル・アンダーソン監督)
「デッドロック」(1955)アーサー・ルービン監督
「将軍月光に消ゆ」(1957) マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督
「年上の女」(1958) ジャック・クレイトン監督
「血を吸うカメラ」(1960) マイケル・パウエル監督(未見)
「謎の要人悠々逃亡」(1960) ケン・アナキン監督
「黒い狼」(1960)ロイ・ウォード・ベイカー監督
「戦塵未だ消えず」(1960)ラルフ・トーマス監督
「可愛い妖精」(1961)ピーター・グレンヴィル監督
「ロリータ」(1961)スタンリー・キューブリック監督
「007/ロシアより愛をこめて」(1963) テレンス・ヤング監督
「国際諜報局」(1965) シドニー・J・フューリー (未見)
「欲望」(1966) ミケランジェロ・アントニオーニ監督
「わが命つきるとも」(1966) フレッド・ジンネマン監督
「吸血鬼」(1967)  ロマン・ポランスキー監督
「チキチキバンバン」(1968) ケン・ヒューズ監督
「夜空に星のあるように」(1968)  ケン・ローチ監督(未見)
「小さな恋のメロディ」(1971) ワリス・フセイン監督
「狙撃者」(1971) マイク・ホッジス監督 (未見)
「赤い影」(1973) ニコラス・ローグ監督
「ガンジー」(1982) リチャード・アッテンボロー監督(未見)
「アナザー・カントリー」(1983) マレク・カニエフスカ監督(未見)
「キリング・フィールド」(1984) ローランド・ジョフィ監督 (未見)
「ワンダとダイヤと優しい奴ら」(1988) チャールズ・クライトン監督
「マイ・レフトフット」(1989) ジム・シェリダン監督、(アイルランド)
「父の祈りを」(1993) ジム・シェリダン監督(未見)
「レイニング・ストーンズ」(1993)  ケン・ローチ監督(未見)
「イングリッシュ・ペイシェント」(1996) アンソニー・ミンゲラ
「ガールズ ナイト」(1997) ニック・ハラン監督
「シューティング・フィッシュ」(1997) ステファン・シュワルツ監督
「恋におちたシェイクスピア」(1998) ジョン・マッデン監督、(アメリカ)
「ザ・クリミナル」(1998) ジュリアン・シンプソン監督
「マイ・スウィート・シェフィールド」(1998) サム・ミラー監督
「リトル・ヴォイス」(1998) マーク・ハーマン監督
「ロンドン・ドッグズ」(1999) ドミニク・アンチアーノ監督
「グリーン・フィンガーズ」(2000) ジョエル・ハーシュマン監督
「ホテル・スプレンディッド」(2000) テレンス・グロス監督
「ケミカル51」(2002) ロニー・ユー監督
「ダブリン上等!」(2002) ジョン・クローリー監督
「明日へのチケット」(2004) ケン・ローチ監督、他
「マッチポイント」(2005) ウディ・アレン監督 
「THIS IS ENGLAND」(2006) シェーン・メドウス監督
「アリス・クリードの失踪」(2009) J・ブレイクソン監督
「エリックを探して」(2009) ケン・ローチ監督(英・仏・他)
「127時間」(2010) ダニー・ボイル監督

 ロンドンでのオリンピック開催も後1ヶ月ほどに迫ってきました。これを機会にイギリス映画のマイベスト100を作ってみようと思い立ちました。直接のきっかけは、おなじみ「これから観たい&おすすめ映画・DVD」シリーズの元データである『DVD&ブルーレイでーた』という雑誌に、「英国映画万歳」という特集が載っていたからです。

 イギリス映画の基本データは本館HP「緑の杜のゴブリン」の「イギリス映画の世界」というコーナーにいくつか入れてあります。「イギリス映画作品年表」(50年代まで、60・70年代、80年代、90年代、2000年代の5本の記事に分けて掲載)、「おすすめイギリス映画」、「BFI選定イギリス映画ベスト100」などです。作業としてはこれらの既存のデータを集計して100本に絞るだけですが、絞り切れず150本になってしまいました。

 ただタイトルが並んでいるだけのそっけない資料ですが、何かの役に立てば幸いです。青い色のタイトルはレビューへのリンクが張ってあります。

<追記>
 本館ホームページ「緑の杜のゴブリン」に「BFI選定イギリス映画ベスト100」と「Empire誌選定イギリス映画ベスト100」を掲載しています。その他イギリス映画に関する様々なリストも掲げています。右のサイドバーに「緑の杜のゴブリン」へのリンクがあります。「イギリス映画の世界」というコーナーがありますので、そちらに入ってください。

これから観たい&おすすめ映画・DVD(12年7月)

【新作映画】
6月23日公開
 「ブレイクアウト」(ジョエル・シュマッカー監督、米)
 「アタック・ザ・ブロック」(ジョー・コーニッシュ監督、英・仏)
 「ワン・デイ 23年のラブストーリー」(ロネ・シェルフィグ監督、米・英)
 「それでも、愛してる」(ジョディ・フォスター監督、米・アラブ首長国連邦)
 「愛の残像」(フィリップ・ガレル監督、フランス)
 「ブラック・ブレッド」(アグスティー・ビジャロンガ監督、スペイン・仏)
6月30日公開
 「ラム・ダイアリー」(ブルース・ロビンソン監督、米)
 「きっとここが帰る場所」(パオロ・ソレンティーノ監督、伊・仏・アイルランド)
 「少年は残酷な弓を射る」(リン・ラムジー監督、英・米)
 「ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して」(デビッド・フランケル監督、米)
 「臨場 劇場版」(橋本一監督、日本)
 「ただ君だけ」(ソン・イルゴン監督、韓国)
 「プレイ 獲物」(エリック・バレット監督、フランス)
 「夜のとばりの物語」(ミッシェル・オスロ監督、フランス)
7月6日公開
 「さらば復讐の狼たちよ」(チアン・ウェン監督、中国)
7月7日公開
 「崖っぷちの男」(アスガー・レス監督、米)
 「グスコーブドリの伝説」(杉井ギサブロー監督、日本)
 「クーリエ 過去を運ぶ男」(ハニ・アブ・アサド監督、米)
 「プリンセス・カイウラニ」(マーク・フォービー監督、米)
7月13日公開
 「Brave Haerts海猿」(羽住英一郎監督、日本)
7月14日公開
 「リンカーン弁護士」(ブラッド・ファーマン監督、米)
 「苦役列車」(山下敦弘監督、日本)
 「ヘルタースケルター」(蜷川美花監督、日本)
 「ばいかじ南海作戦」(細川徹監督、日本)
 「ぼくたちのムッシュ・ラザール」(フィリップ・ファラルドー監督、カナダ)
7月14日公開
 「だれもがクジラを愛してる。」(ケン・クワビス監督、米)

【新作DVD】

6月22日
 「サラの鍵」(ジル・パケ・ブレネール監督、フランス)
7月3日  「英雄の証明」(レイフ・ファインズ監督、英)
 「50/50 フィフティフィフティ」(ジョナサン・レビン監督、米)
 「ダーク・フェアリー」(トロイ・ニクシー監督、米・豪・メキシコ)
 「ヒミズ」(園子温監督、日本)
 「セットアップ」(マイク・ガンサー監督、米)
7月4日
 「レイトオータム」(キム・テヨン監督、韓国・香港・アメリカ)
 「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」(ガイ・リッチー監督、米)
 「顔のないスパイ」(マイケル・ブラント監督、米)
 「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語」(ニキ・カーロ監督、仏・他)
 「痛み」(クァク・キョンテク監督、韓国)
7月6日
 「キツツキと雨」(沖田修一監督、日本)
 「預言者」(ジャック・オディアール監督、仏)
 「おじいさんと草原の小学校」(ジャスティン・チャドウィック監督、英)
 「しあわせのパン」(三島由紀子監督、日本)
 「黙して契れ」(マルセル・ラスキン監督、ベネズエラ)
7月11日
 「アンダーワールド覚醒」(マンス・マーリンド、他監督、米)
 「おとなのけんか」(ロマン・ポランスキー監督、仏・独・ポーランド・他)
7月18日
 「戦火の馬」(スティーブン・スピルバーグ監督、米)
 「TIME タイム」(アンドリュー・ニコル監督、アメリカ)
 「ヤング≒アダルト」(ジェイソン・ライトマン監督、米)
 「果てなき路」(モンテ・ヘルマン監督、米)
7月20日
 「長ぐつをはいたネコ」(クリス・ミラー監督、米)
 「ALWAYS 三丁目の夕日’64」(山崎貴監督、日本)
7月27日
 「麒麟の翼 劇場版・新参者」(土井裕康監督、日本)
7月28日
 「ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌仲ひとみ、日本)
8月1日
 「はやぶさ 遥かなる帰還」(瀧本智行監督、日本)
8月2日
 「おかえり、はやぶさ」(本木克英監督、日本)  
 「テイク・シェルター」(ジェフ・ニコルズ監督、米)
 「ハンター」(ダニエル・ネットハイム監督、オーストラリア)
8月3日
 「マリリン7日間の恋」(サイモン・カーティス監督、英・米)
 「キリング・フィールズ 失踪地帯」(アミ・カナーン・マン監督、米)
 「人生はビギナーズ」(マイク・ミルズ監督、米)
 「最高の人生をあなたと」(ジュリー・ガブラス監督、仏・ベルギー・英) 
 「ロボジー」(矢口史靖監督、日本)
8月10日
 「カエル少年失踪殺人事件」(イ・ギュマン監督、韓国)

【旧作DVD】
6月25日
 「格子なき牢獄」(38、レオニード・モギー監督、フランス)
 「幸福の設計」(47、ジャック・ベッケル監督、フランス)
6月29日
 「フレッド・アステア Shall We Dance?  DVD-BOX」
 収録作品:「コンチネンタル」、「「トップ・ハット」、「スイング・タイム」、全10作  
 「アメリカの巨匠 ハワード・ホークス DVD-BOX」
 収録作品:「暗黒街の顔役」、「赤ちゃん教育」、「ヒズ・ガール・フライデー」、全5作
7月4日
 「天使にラブ・ソングを・・・」(92、エミール・アルドリーノ監督、米)BD
7月6日
 「フランク・キャプラ傑作選」(フランク・キャプラ監督、米)
 収録作品:「其の夜の真心」、「愛の立候補宣言」、「花婿が来た」
7月11日
 「三人の女」(77、ロバート・アルトマン監督、米)
 「錆びた黄金」(81、ニコラス・ローグ監督、米)
7月13日
 「アメリカン・ビューティー」(99、サム・メンデス監督、米)BD
 「ビューティフル・マインド」(01、ロン・ハワード監督、米)BD
 「リバー・ランズ・スルー・イット」(92、ロバート・レッドフォード監督、米)BD
7月18日
 「となりのトトロ」(88、宮崎駿監督、日本)BD

 劇場新作では、話題作や大作はやや不作気味といった感じ。しかし地味ながら手ごたえのありそうな作品がいくつかある。スペイン内戦直後を描いたダーク・ミステリー「ブラック・ブレッド」、ジョーニー・デップが酔いどれ記者を演じる「ラム・ダイアリー」、独特の影絵が美しいミッシェル・オスロ監督の「夜のとばりの物語」、中国映画のアクション大作「さらば復讐の狼たちよ」、名作「銀河鉄道の夜」の杉井ギサブロー監督が再びますむらひろしの猫キャラと組んだ「グスコーブドリの伝説」、アカデミー外国語映画賞ノミネートのカナダ映画「ぼくたちのムッシュ・ラザール」 など。

 新作DVDでは、「サラの鍵」、「ダーク・フェアリー」、「預言者」、「戦火の馬」、「長ぐつをはいたネコ」、「ALWAYS 三丁目の夕日’64」、「ハンター」、「人生はビギナーズ」、「ロボジー」などが登場。「クジラの島の少女」や「スタンドアップ」という傑作を撮ったニキ・カーロ監督の「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語」、未公開作品だがサッカーを通してスラム街の過酷な現実を描いた「黙して契れ」も期待したい。後者は珍しいベネズエラ映画だ。

 旧作DVDでは、残念ながら初DVD化作品はない。初BD化作品もめぼしいものは 決して多いとは言えない。既にDVDで山の様に発売された売れ筋作品が、BDでも優先的に発売されるという図式は少しも変わらない。

2012年6月10日 (日)

朗報!ケン・ローチ監督の中期傑作群がついにDVD化

 6月6日にケン・ローチ監督の第2作「ケス」のDVDが出た。だいぶ前にビデオで入手したが、ようやくDVD化された。つい先日そんなことを紹介したばかりだが、今日さらなるうれしい発見があった。たまたまアマゾンでケン・ローチ作品を調べていたら、9月7日にこれまでDVDになっていなかったケン・ローチ作品が大量に発売されることが分かった。同じ日に「ルート・アイリッシュ」(今年の3月31日公開)のDVDが発売されるので、それに合わせて中期の作品を一気に発売することにしたのだろう。しかもうれしいことに1890円という安さ。一気に全作品予約してしまった(ただし5000円近い「ルート・アイリッシュ」は除いて、これは手ごろな中古品が出るまで我慢する)。

 これでケン・ローチの主だった作品はほぼ全作品がDVDで入手可能になった。なぜか「大地と自由」だけは今回も取り残されたが、これもいずれ遠からずDVD化されると思う。9月7日に発売予定の作品は「リフ・ラフ」、「レイニング・ストーンズ」、「レディバード・レディバード」、「カルラの歌」、「ファーザーランド」、そして「ルート・アイリッシュ」の6作品。「リフ・ラフ」、「レディバード・レディバード」、「カルラの歌」はどれも傑作。特に「レディバード・レディバード」は「麦の穂をゆらす風」と並ぶ代表作だと思う。「レイニング・ストーンズ」はだいぶ前にビデオを買ったが、ビデオデッキを処分してしまったのでいまだに観ていない。「ファーザーランド」は「ケス」 (1969)と「リフ・ラフ」 (1991)の間に作られたごく初期の作品で、当然未見。よくぞ出してくれたものだ。

 こうなったら70年代から80年代の初期作品やテレビ番組(60年代から80年代までは映画よりもテレビで活躍していた)もDVD化してほしいものだ。特にテレビで撮ったドキュメンタリーはぜひ観てみたい。

<ケン・ローチ監督フィルモグラフィー>
The Angels’ Share (2012)
「ルート・アイリッシュ」 (2010)
「エリックを探して」 (2009) 
「この自由な世界で」 (2007)
「それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~」 (2007)
「麦の穂をゆらす風」 (2006)
「明日へのチケット」 (2005)
「やさしくキスをして」 (2004)
「11'09''01/セプテンバー11」(イレブン) (2002)
「SWEET SIXTEEN」 (2002)
「ナビゲーター ある鉄道員の物語」 (2001)
「ブレッド&ローズ」 (2000)
「マイ・ネーム・イズ・ジョー」 (1998)
「カルラの歌」 (1996)
「大地と自由」 (1995)
「レディバード・レディバード」 (1994)
「レイニング・ストーンズ」 (1993)
「リフ・ラフ」 (1991)
「ブラック・アジェンダ/隠された真相」 (1990)<未>
「ファーザーランド」(1986) <未>
Looks and Smiles (1981)
Black Jack (1979)
Family Life (1971)
「ケス」 (1969)
「夜空に星のあるように」 (1968)

2012年6月 5日 (火)

先月観た映画 採点表(12年5月)

「ブレッド&ローズ」(2000、ケン・ローチ監督、イギリス)★★★★☆
「八日目の蝉」(2011、成島出監督、日本)★★★★☆
「ウィンターズ・ボーン」(2010、デブラ・グラニック監督、米)★★★★☆
「クレアモントホテル」(2005、ダン・アイアランド監督、英・米)★★★★☆
「アリス・クリードの失踪」(2009、J・ブレイクソン監督、イギリス)★★★★
「猿の惑星 創世記」(2011、ルパート・ワイアット監督、米)★★★★
「画皮 あやかしの恋」(2008、ゴードン・チャン監督、シンガポール・中国・香港)★★★★
「炭鉱(ヤマ)に生きる」(2004、萩原吉弘監督、日本)★★★★
「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」(1971、ハル・アシュビー監督、米)★★★☆
「プリンセストヨトミ」(2011、鈴木雅之監督、日本)★★★

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