これから観たい&おすすめ映画・DVD(12年5月)
【新作映画】
4月21日公開
「裏切りのサーカス」(トーマス・アルフレッドソン監督、仏・英・独)
「捜査官X」(ピーター・チャン監督、香港・中国)
「ももへの手紙」(沖浦啓之監督、日本)
「ロフト 完全なる嘘」(アントワネッテ・ベウメル監督、オランダ)
「ある秘密」(クロード・ミレール監督、フランス)
4月28日公開
「ル・アーヴルの靴みがき」(アキ・カウリスマキ監督、フィンランド・仏・独)
「ブライズメイズ」(ポール・フェイグ監督、米)
「わが母の記」(原田眞人監督、日本)
「HOME 愛しの座敷わらし」(和泉聖治監督、日本)
「孤島の王」(マイウス・ホルスト監督、ノルウェー・仏・スウェーデン・他)
「ジョイフル♪ノイズ」(トッド・グラフ監督・米)
「ブラックパワー・ミックステープ」(ヨーラン・ヒューゴ・オルソン監督、スウェーデン・米)
「ワンドゥギ」(イ・ハン監督、韓国)
「テルマエ・ロマエ」(武内英樹監督、日本)
5月5日公開
「王朝の陰謀」(ツイ・ハーク監督、中国・香港)
「ベイビーズ いのちのちから」(トマス・バルメス監督、フランス)
5月11日公開
「幸せの教室」(トム・ハンクス監督、米)
5月12日公開
「キラー・エリート」(ゲイリー・マッケンドリー監督、米・豪)
「フェイシズ」(ジュリアン・マニャ監督、米・仏・加)
「恋と愛の測り方」(マッシー・タジェディン監督、米・仏)
「この空の花――長岡花火物語」(大林宣彦監督、日本)
「さあ帰ろう、ペダルをこいで」(ステファン・コマンダレフ監督、ブルガリア・他)
「ムサン日記 白い犬」(パク・ジョンボム監督、韓国)
「レンタネコ」(荻上直子監督、日本)
「ポテチ」(中村義洋監督、日本)
5月18日公開
「ファミリー・ツリー」(アレクサンダー・ペイン監督、米)
5月19日公開
「ダーク・シャドウ」(ティム・バートン監督、米)
「ザ・マペッツ」(ジェイムズ・ボビン監督、米)
「バッド・ティーチャー」(ジェイクイ・カスダン監督、米)
「虹色ほたる 永遠の夏休み」(宇田鋼之介監督、日本)
「コネクション マフィアたちの法廷」(シドニー・ルメット監督、米)
「サニー 永遠の仲間たち」(カン・ヒョンチョル監督、韓国)
「隣る人」(刀川和也監督、日本)
【新作DVD】
4月27日
「デッドタウン・ゾンビ」(インセイン・マイク・サウンダース監督、米)
「マーガレットと素敵な何か」(ヤン・サミュエル監督、仏・ベルギー)
4月28日
「プッチーニの愛人」(パオロ・ベンベヌーティ監督、伊)
5月2日
「灼熱の魂」(ドゥニ・ビルヌープ監督、カナダ・仏)
「ハラがコレなんで」(石井裕也監督、日本)
「ゲーテの恋 君に捧ぐ」(フィリップ・シュテルツェル監督、ドイツ)
「さすらいの女神(ディーバ)たち」(マチュー・アマルリック監督、フランス)
「幸せの行方…」(アンドリュー・ジャレッキー監督、米)
「パーフェクト・センス」(デビッド・マッケンジー監督、独・英・他)
「イップ・マン誕生」(ハーマン・ヤウ監督、香港)
「天国からのエール」(熊澤誓人監督、日本)
「ギャラリー 欲望の画廊」(ダンカン・ウォード監督、英)
5月3日
「悲しみのミルク」(クラウディア・リョサ監督、ペルー)
5月7日
「明かりを灯す人」(アクタン・アリム・クバト監督、キルギス・仏・独・伊・オランダ)
5月9日
「第7鉱区」(キム・ジフン監督、韓国)
「密告・者」(ダンテ・ラム監督、香港)
「白夜行 白い闇の中を歩く」(パク・シヌ監督、韓国)
5月11日
「ロンドン・ブルバード」(ウィリアム・モナハン監督、米・英)
「家族の庭」(マイク・リー監督、イギリス)
「ステキな金縛り」(三谷幸喜監督、日本)
5月16日
「リアル・スティール」(ショーン・レヴィ監督、米)
「ハーブ&ドロシー」(佐々木芽生監督、米)
5月23日
「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」(オリバー・パーカー監督、英・米・仏)
5月25日
「ゴモラ」(マッテオ・ガッローネ監督、イタリア)
「ミラル」(ジュリアン・シュナーベル監督、仏・イスラエル・他)
6月2日
「恋の扉」(園子温監督、日本)
「スウィッチ」(フレデリック・シェンデルフェール監督、フランス)
「哀しき獣」(ナ・ホンジン監督、韓国)
「J・エドガー」(クリント・イーストウッド監督、アメリカ)
「人生、ここにあり!」(ジュリオ・マンフレドニア監督、イタリア)
6月6日
「私だけのハッピー・エンディング」(ニコール・カッセル監督、米)
「マイウェイ 12,000キロの真実」(カン・ジェギュ監督、韓国)
6月8日
「1911」(チャン・リー監督、中国)
「CUT」(アミール・ナデリ監督、日本)
「運命の子」(チェン・カイコー監督、中国)
「ミラノ、愛に生きる」(ルカ・グァダニーノ監督、イタリア)
6月13日
「ドラゴン・タトゥーの女」(デビッド・フィンチャー監督、米・スウェーデン・他)
6月15日
「サラの鍵」(ジル・パケ・ブレネール監督、フランス)
6月16日
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(スティーブン・ダルドリー監督、米)
6月20日
「ペントハウス」(ブレット・ラトナー監督、米)
【旧作DVD】
4月25日
「ショウ・ボート」(36、ジェイムズ・ホエール監督、米)
「黄金のサイレント女優 DVD-BOX」(15~27、アメリカ)
収録作品:「カルメン」「男性と女性」「散り行く花」「バグダッドの盗賊」「つばめ」、他
「ピーター・グリーナウェイ コレクターズBOX」(82,88、イギリス)
収録作品:「英国式庭園殺人事件」「ZOO」
4月27日
「ロスト・ハイウェイ」(97、デビッド・リンチ監督、仏・米)
4月28日
「永遠と一日」(98、テオ・アンゲロプロス監督、ギリシャ・仏・独・伊)ブルーレイ
「霧の中の風景」(88、テオ・アンゲロプロス監督、ギリシャ・伊・仏)ブルーレイ
5月3日
「マックス・オフュルス傑作選 DVD-BOX」(33,34,49、独・伊・米)
収録作品:「笑う相続人」「永遠のガビー」「無謀な瞬間」
5月11日
「ブロードウェイと銃弾」(94、ウッディ・アレン監督、米)ブルーレイ
「世界中がアイ・ラヴ・ユー」(96、ウッディ・アレン監督、米)ブルーレイ
「夕陽に向かって走れ」(69、エイブラハム・ポロンスキー監督、米)
6月6日
「ケス」(69、ケン・ローチ監督、イギリス)
6月8日
「八月の鯨」(87、リンゼイ・アンダーソン監督、米)
連休を挟む時期だけに充実のラインナップ。劇場新作では、ジョン・ル・カレ原作の二重スパイ探し「裏切りのサーカス」、ハート・ウォーミング・アニメ「ももへの手紙」、ナチスに協力したヴィシー政権下のユダヤ人問題を描いた「ある秘密」、アキ・カウリスマキ監督の大人のメルヘン「ル・アーヴルの靴みがき」、井上靖の自伝的小説の映画化「わが母の記」、人間復活の願望を力強く映画いたノルウェー映画「孤島の王」、ツイ・ハーク監督の歴史活劇「王朝の陰謀」、珍しいブルガリア製ロード・ムービー「さあ帰ろう、ペダルをこいで」、荻上直子監督の癒し系ドラマ「レンタネコ」、「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン監督による「ファミリー・ツリー」、脱北青年の過酷な日々を描いた「ムサン日記 白い犬」など、期待作が目白押しだ。他に、ノスタルジックなアニメ「虹色ほたる 永遠の夏休み」、80代で力作「その土曜日、7時58分」を作った巨匠シドニー・ルメット監督の「コネクション マフィアたちの法廷」、「天使にラブ・ソングを」を彷彿させる「ジョイフル♪ノイズ」なども案外拾いものかも。
新作DVDでは「マーガレットと素敵な何か」、「灼熱の魂」、「さすらいの女神(ディーバ)たち」、「悲しみのミルク」、「明かりを灯す人」、「家族の庭」、「ステキな金縛り」、「リアル・スティール」、「ミラル」、「哀しき獣」、「J・エドガー」、「人生、ここにあり!」、「マイウェイ 12,000キロの真実」、「1911」、「運命の子」、「サラの鍵」、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」など、話題作・注目作が次々に登場する。
旧作DVDも久々に充実している。何と言っても朗報は「八月の鯨」の発売。長いこと待たされました。「森の中の淑女たち」や「バウンティフルへの旅」も早くDVDを出してほしい。テオ・アンゲロプロス監督の「永遠と一日」と「霧の中の風景」の発売も朗報。ただ彼の作品はどれも値段が高いのが難点。廉価版の発売は永遠の夢か。ケン・ローチ監督の長編第2作「ケス」のDVD化もうれしい。だいぶ前にビデオで入手したが、やっとDVDが出る。情緒的すぎて僕はあまり評価しないが、有名な作品だけに一度は観ておくべきだろう。