これから観たい&おすすめ映画・DVD(11年6月)
【新作映画】
5月21日公開
「アウェイク」(ジョビー・ハロルド監督、米)
「インサイド・ジョブ」(チャールズ・ファーガソン監督、米)
「エクレール お菓子放浪記」(近藤明男監督、日本)
「レッド・バロン」(ニコライ・ミューラーショーン監督、ドイツ)
5月27日公開
「アジャストメント」(ジョージ・ノルフィ監督、米)
5月28日公開
「クロエ」(アトム・エゴヤン監督、米・加・仏)
「処刑剣 14BLADES」(ダニエル・リー監督、中国)
「マイ・バック・ページ」(山下敦弘監督、日本)
「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」(マルコ・ベロッキオ監督、伊・仏)
6月4日公開
「軽蔑」(廣木隆一監督、日本)
「光のほうへ」(トマス・ビンターベア監督、デンマーク)
「バビロンの陽光」(モハメド・アルダラジー監督、イラク・英・仏・他)
6月10日公開
「赤ずきん」(キャサリン・ハードウィック監督、米・加)
6月11日公開
「アリス・クリードの失踪」(J・ブレイクソン監督、英)
「テンペスト」(ジュリー・テイモア監督、米)
「遥かなるふるさと 旅順・大連」(羽田澄子監督、日本)
「奇跡」(是枝裕和監督、日本)
6月18日公開
「127時間」(ダニー・ボイル監督、米・英)
「スカイライン 征服」(グレッグ・ストラウス監督、米)
「ロスト・アイズ」(ギリェム・モラレス監督、スペイン)
「あぜ道のダンディ」(石井裕也監督、日本)
「プッチーニの愛人」(パオロ・ベンベヌーティ監督、伊)
「飯と乙女」(栗村実監督、日本)
【新作DVD】
5月27日
「義兄弟 SECRET REUNION」(チャン・フン監督、韓国)
「プチ・ニコラ」(ローラン・ティラール監督、仏・ベルギー)
「スープ・オペラ」(瀧本智行監督、日本)
「トロッコ」(川口浩史監督、日本)
5月28日
「ソフィアの夜明け」(カメン・カレフ監督、ブルガリア) 発売
6月2日
「リトル・ランボーズ」(ガース・ジェニングス監督、仏・英・独)
「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」(サム・テイラー・ウッド監督、英・加)
「バレッツ」(リシャール・ベリ監督、フランス)
「イップ・マン 序章」(ウィルソン・イップ監督、香港)
「イップ・マン 葉問」(ウィルソン・イップ監督、香港)
6月3日
「シチリア!シチリア!」(ジュゼッペ・トルナトーレ監督、伊・仏)
「戦火の中へ」(イ・ジェハン監督、韓国)
「黒く濁る村」(カン・ウソク監督、韓国)
「トロン:レガシー」(ジョセフ・コジンスキー監督、米)
6月8日
「武士の家計簿」(森田芳光監督、日本)
「グリーン・ホーネット」(ミシェル・ゴンドリー監督、米)
「わたし出すわ」(森田芳光監督、日本)
6月10日
「ペルシャ猫を誰も知らない」(バフマン・ゴバディ監督、イラン)
6月15日
「ウォール・ストリート」(オリバー・ストーン監督、米)
「最後の忠臣蔵」(杉田成道監督、日本)
6月17日
「借りぐらしのアリエッティ」(米林宏昌監督、日本)
6月22日
「僕が結婚を決めたワケ」(ロン・ハワード監督、米)
6月24日
「エリックを探して」(ケン・ローチ監督、英・仏・他)
「ナイト・トーキョー・デイ」(イザベル・コイシェ監督、スペイン)
「白いリボン」(ミヒャエル・ハネケ監督、独・オーストリア・他)
6月25日
「冬の小鳥」(ウニー・ルコント監督、韓国・フランス)
7月2日
「Ricky(リッキー)」(フランソワ・オゾン監督、仏・伊)
7月8日
「小さな村の小さなダンサー」(ブルース・ペレスフォード監督、オーストラリア)
「パラノーマル・アクティビティ」(キャスティング=オーレン・ペリ監督、米)
7月20日
「塔の上のラプンツェル」(ネイサン・グレノ、他監督、米)
7月27日
「ツーリスト」(フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督、米・仏)
【旧作DVD】
5月25日
「にんじん」(ジュリアン・デュヴィヴィエ監督、フランス)
5月27日
「男たちの挽歌 ブルーレイBOX-SET」
5月28日
「悪の力」(48、エイブラハム・ポロンスキー監督、米)
「ボディ・アンド・ソウル」(47、ロバート・ロッセン監督、米)
6月3日
「メロドラマの巨匠 ダグラス・サーク傑作選 DVD-BOX」
収録作品:「南の誘惑」、「僕の彼女はどこ?」、「わたしの願い」
6月5日
「沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇」(95、クロード・シャブロル監督、仏・独)
6月8日
「ディア・ハンター」(78、マイケル・チミノ監督、米・英)ブルーレイ
「カタリーナ・ブルームの失われた名誉」(75、フォルカー・シュレンドルフ・他監督、西独)
ブルーレイ
今回はリストアップした作品は多いが、特に注目したい作品は減ったように思う。劇場新作でぜひ観たいという作品はイラク映画「バビロンの陽光」くらいだ。多くの名作を生んでいるイランの隣国からついに傑作が登場したようだ。この映画は早く観たい。もう1本、羽田澄子監督のシネエッセー「遥かなるふるさと 旅順・大連」にも心を惹かれる。旅順と大連は何年か前に行った。懐かしさと歴史の厳しい事実とが交錯するこの土地をどう描いたのか。これも早く観たい。他に挙げるとすれば、アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作「インサイド・ジョブ」、山岳サバイバルもの「127時間」、誘拐サスペンスもの「アリス・クリードの失踪」、スペイン産ホラー「ロスト・アイズ」、ヘレン・ミレン主演の「テンペスト」、日本映画では「奇跡」と 「エクレール お菓子放浪記」といったところか。
新作DVDでは「冬の小鳥」とケン・ローチ監督の「エリックを探して」が一番の期待作。他に「ソフィアの夜明け」、「シチリア!シチリア!」、「ペルシャ猫を誰も知らない」、「ナイト・トーキョー・デイ」、「小さな村の小さなダンサー」、「白いリボン」あたりに注目している。
旧作DVDではジュリアン・デュヴィヴィエ監督「にんじん」、「カタリーナ・ブルームの失われた名誉」、「男たちの挽歌」シリーズの発売がうれしい。フィルム・ノワールが好きな人は「悪の力」と「ボディ・アンド・ソウル」を見逃さないように。どちらもエイブラハム・ポロンスキー関連作品である(「ボディ・アンド・ソウル」では脚本を書いている)。簡単に手に入るDVDが1本もなかっただけにうれしい発売だ。