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2011年5月

2011年5月22日 (日)

これから観たい&おすすめ映画・DVD(11年6月)

【新作映画】
5月21日公開
 「アウェイク」(ジョビー・ハロルド監督、米)
 「インサイド・ジョブ」(チャールズ・ファーガソン監督、米)
 「エクレール お菓子放浪記」(近藤明男監督、日本)
 「レッド・バロン」(ニコライ・ミューラーショーン監督、ドイツ)
5月27日公開
 「アジャストメント」(ジョージ・ノルフィ監督、米)
5月28日公開
 「クロエ」(アトム・エゴヤン監督、米・加・仏)
 「処刑剣 14BLADES」(ダニエル・リー監督、中国)
 「マイ・バック・ページ」(山下敦弘監督、日本)
 「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」(マルコ・ベロッキオ監督、伊・仏)
6月4日公開
 「軽蔑」(廣木隆一監督、日本)
 「光のほうへ」(トマス・ビンターベア監督、デンマーク)
 「バビロンの陽光」(モハメド・アルダラジー監督、イラク・英・仏・他)
6月10日公開
 「赤ずきん」(キャサリン・ハードウィック監督、米・加)
6月11日公開
 「アリス・クリードの失踪」(J・ブレイクソン監督、英)
 「テンペスト」(ジュリー・テイモア監督、米)
 「遥かなるふるさと 旅順・大連」(羽田澄子監督、日本)
 「奇跡」(是枝裕和監督、日本)
6月18日公開
 「127時間」(ダニー・ボイル監督、米・英)
 「スカイライン 征服」(グレッグ・ストラウス監督、米)
 「ロスト・アイズ」(ギリェム・モラレス監督、スペイン)
 「あぜ道のダンディ」(石井裕也監督、日本)
 「プッチーニの愛人」(パオロ・ベンベヌーティ監督、伊)
 「飯と乙女」(栗村実監督、日本)

【新作DVD】
5月27日
 「義兄弟 SECRET REUNION」(チャン・フン監督、韓国)
 「プチ・ニコラ」(ローラン・ティラール監督、仏・ベルギー)
 「スープ・オペラ」(瀧本智行監督、日本)
 「トロッコ」(川口浩史監督、日本)
5月28日
 「ソフィアの夜明け」(カメン・カレフ監督、ブルガリア) 発売
6月2日
 「リトル・ランボーズ」(ガース・ジェニングス監督、仏・英・独)
 「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」(サム・テイラー・ウッド監督、英・加)
 「バレッツ」(リシャール・ベリ監督、フランス)
 「イップ・マン 序章」(ウィルソン・イップ監督、香港)
 「イップ・マン 葉問」(ウィルソン・イップ監督、香港)
6月3日
 「シチリア!シチリア!」(ジュゼッペ・トルナトーレ監督、伊・仏)
 「戦火の中へ」(イ・ジェハン監督、韓国)
 「黒く濁る村」(カン・ウソク監督、韓国)
 「トロン:レガシー」(ジョセフ・コジンスキー監督、米)
6月8日
 「武士の家計簿」(森田芳光監督、日本)
 「グリーン・ホーネット」(ミシェル・ゴンドリー監督、米)
 「わたし出すわ」(森田芳光監督、日本)
6月10日
 「ペルシャ猫を誰も知らない」(バフマン・ゴバディ監督、イラン)
6月15日
 「ウォール・ストリート」(オリバー・ストーン監督、米)
 「最後の忠臣蔵」(杉田成道監督、日本)
6月17日
 「借りぐらしのアリエッティ」(米林宏昌監督、日本)
6月22日
 「僕が結婚を決めたワケ」(ロン・ハワード監督、米)
6月24日
 「エリックを探して」(ケン・ローチ監督、英・仏・他)
 「ナイト・トーキョー・デイ」(イザベル・コイシェ監督、スペイン)
 「白いリボン」(ミヒャエル・ハネケ監督、独・オーストリア・他)
6月25日
 「冬の小鳥」(ウニー・ルコント監督、韓国・フランス)
7月2日
 「Ricky(リッキー)」(フランソワ・オゾン監督、仏・伊)
7月8日
 「小さな村の小さなダンサー」(ブルース・ペレスフォード監督、オーストラリア)
 「パラノーマル・アクティビティ」(キャスティング=オーレン・ペリ監督、米)
7月20日
 「塔の上のラプンツェル」(ネイサン・グレノ、他監督、米)
7月27日
 「ツーリスト」(フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督、米・仏)

【旧作DVD】
5月25日
 「にんじん」(ジュリアン・デュヴィヴィエ監督、フランス)
5月27日
 「男たちの挽歌 ブルーレイBOX-SET」
5月28日
 「悪の力」(48、エイブラハム・ポロンスキー監督、米)
 「ボディ・アンド・ソウル」(47、ロバート・ロッセン監督、米)
6月3日
 「メロドラマの巨匠 ダグラス・サーク傑作選 DVD-BOX」
  収録作品:「南の誘惑」、「僕の彼女はどこ?」、「わたしの願い」
6月5日
 「沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇」(95、クロード・シャブロル監督、仏・独)
6月8日
 「ディア・ハンター」(78、マイケル・チミノ監督、米・英)ブルーレイ
 「カタリーナ・ブルームの失われた名誉」(75、フォルカー・シュレンドルフ・他監督、西独)
   ブルーレイ

 今回はリストアップした作品は多いが、特に注目したい作品は減ったように思う。劇場新作でぜひ観たいという作品はイラク映画「バビロンの陽光」くらいだ。多くの名作を生んでいるイランの隣国からついに傑作が登場したようだ。この映画は早く観たい。もう1本、羽田澄子監督のシネエッセー「遥かなるふるさと 旅順・大連」にも心を惹かれる。旅順と大連は何年か前に行った。懐かしさと歴史の厳しい事実とが交錯するこの土地をどう描いたのか。これも早く観たい。他に挙げるとすれば、アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作「インサイド・ジョブ」、山岳サバイバルもの「127時間」、誘拐サスペンスもの「アリス・クリードの失踪」、スペイン産ホラー「ロスト・アイズ」、ヘレン・ミレン主演の「テンペスト」、日本映画では「奇跡」と 「エクレール お菓子放浪記」といったところか。

 新作DVDでは「冬の小鳥」とケン・ローチ監督の「エリックを探して」が一番の期待作。他に「ソフィアの夜明け」、「シチリア!シチリア!」、「ペルシャ猫を誰も知らない」、「ナイト・トーキョー・デイ」、「小さな村の小さなダンサー」、「白いリボン」あたりに注目している。

 旧作DVDではジュリアン・デュヴィヴィエ監督「にんじん」、「カタリーナ・ブルームの失われた名誉」、「男たちの挽歌」シリーズの発売がうれしい。フィルム・ノワールが好きな人は「悪の力」と「ボディ・アンド・ソウル」を見逃さないように。どちらもエイブラハム・ポロンスキー関連作品である(「ボディ・アンド・ソウル」では脚本を書いている)。簡単に手に入るDVDが1本もなかっただけにうれしい発売だ。

2011年5月17日 (火)

先月観た映画(11年2月)

「息もできない」(08、ヤン・イクチュン監督、韓国)★★★★★
「フローズン・リバー」(08、コートニー・ハント監督、米)★★★★☆
「セラフィーヌの庭」(08、マルタン・プロヴォスト監督、仏・ベルギー・独)★★★★☆
「告白」(10、中島哲也監督、日本)★★★★☆
「レッド・コーナー 北京のふたり」(97、ジョン・アヴネット監督、米)★★★★
「リバティ・バランスを射った男」(62、ジョン・フォード監督、米)★★★★
「グリニッチ・ビレッジの青春」(76、ポール・マザースキー監督、米)★★★★
「パララックス・ビュー」(74、アラン・J・パクラ監督、米)★★★★
「ザ・ロード」(09、ジョン・ヒルコート監督、米)★★★★
「ナルニア国物語/第1章」(08、アンドリュー・アダムソン監督、米)★★★★▽
「台北に舞う雪」(09、フォ・ジェンチイ監督、中・日・香港・台湾)★★★☆
「ナルニア国物語/第2章」(08、アンドリュー・アダムソン監督、米)★★★☆

「息もできない」
  韓国映画はこのところ「チェイサー」や「母なる証明」などの強烈な作品があったが、またまたインパクトのある映画が登場した。韓国のこの手の映画はとにかく感情の描き方が激越で、これでもかとばかりむき出しの暴力や感情の爆発を画面にたたきつけてくる。

  「息もできない」は言ってみればやくざ映画だが、日本のやくざ映画よりずっと良くできている。きわめて暴力的だが、その根底に家庭内暴力の連鎖があることが明確に示されている。主人公はその犠牲者であり、また加害者でもある。そしてそういう生き方をやめようとした途端に命を絶たれる。彼の後にまた彼のように家庭内暴力で苦しんできた若い男が取って替わる。結局連鎖は続く。暴力描写がやたらと多いが、そういう描き方なのでさほど嫌悪感を覚えない。人間描写は必ずしも深いとは言えないが、とにかくぎりぎりと締めあげるような描写力で迫ってくる映画である。

「フローズン・リバー」
 2008年の9月にアメリカのボストンで研修を受けていた時、ボストン郊外のブルックラインという街にあるクーリッジ・コーナー・シアターで上映していた映画の一つがこの「フローズン・リバー」だった。ミニ・シアター系の映画館で、他にTowelhead、Vicky Cristina Barcelona(邦題「それでも恋するバルセロナ」)、Man on Wire(邦題「マン・オン・ワイヤー」)などが上映されていた(「ボストン滞在記 最終回」参照)。映画評を見るとどれも面白そうだったが、研修中はついに映画を観に行くことができなかった。ようやくあれからおよそ2年半後に「フローズン・リバー」をDVDで観る事が出来た。

  カナダとアメリカの国境地帯に住む女性二人が主人公。二人の家庭の貧しさがよく描かれている。それが背景にあって、当面必要な金を得るために二人が密輸入や密入国にかかわる経緯が説得的に描かれる。危険物が入っていると思いこんで川の上に放り投げてきた鞄の中に赤ん坊が入っていたことを知り、あわてて拾いに戻るエピソードがある。主人公二人が家族を抱えた女性であることを象徴的に表していて実に印象的だ(幸い赤ん坊は無事だった)。タイトルの「フローズン・リバー」は密入国のために越える凍結した国境のセントローレンス川のことである。寒々しいアメリカの現実を描いた映画で、これもポスト9.11映画に入れていいかもしれない。

  コートニー・ハント監督にとってこれが最初の長編映画。元は短編映画だったのを長編に仕立て直したらしい。また注目すべき監督が現れた。次回作が楽しみだ。

「セラフィーヌの庭」
 「セラフィーヌの庭」はフランス映画というよりも、オランダやデンマークの映画のような感覚だった。効果音や説明的な描写を一切使わない。久々にこういう手触りの映画を観た。セラフィーヌの絵が素晴らしい。花や植物の絵ばかり描いているが、素朴ながら力強い独特のタッチが魅力的だ。しかし成功をつかみかけた時、運悪く世界大恐慌に遭遇する。個展は開かれなかった。セラフィーヌは部屋に閉じこもり、奇矯な行動を取った結果精神病院に収監される。そのまま外へ出ることなく一生を終える。彼女の絵は彼女の死後高く評価された。

 淡々とした映画ながら、決して飽きることなく観客をひきつける力があった。主演女優の不思議な魅力もあるが、彼女と画商の関係を軸に描いたことが成功している。時代によって翻弄されながらも二人の関係は続いた。彼女は成功できるのか、その関心が観客を引っ張っている。才能はいかにして世に出るのか、才能を埋もれさせる運命の皮肉、それでもやがて正当な評価を得られるようになる陰には理解者がいたこと、そんなことが描かれている。

「告白」
  「告白」は予想とだいぶ違ったが、かなり力のこもった映画だった。後味は良くないが、適当な所で妥協せずに、復讐劇を描いた。テーマは「命」だ。しかし小さな娘の命は大きな問題でも、犯人の母親は簡単に殺してよいという描き方には疑問も残る。重い映画のようでいて、命の扱いはやはり軽いと言わざるを得ない。

「レッド・コーナー 北京のふたり」
  ツタヤのキャンペーンに乗って借りてきた映画だが、これがまさに拾いもの。サスペンスの傑作だと言っていい。犯人は推測した通りだったが、とにかく先がどうなるのか分からない展開で、ぐいぐいとひきつけられていった。まったく道理の通らない国という中国のイメージがあって成り立つサスペンスだ。面白いところに目をつけたと思う。ちょっと前ならソ連が舞台になっていただろう。監督は「フライド・グリーン・トマト」や「八月のメモワール」のジョン・アヴネット。今話題の「ブラック・スワン」では製作総指揮の一人として名を連ねている。

「リバティ・バランスを射った男」

  ジョン・フォード監督の有名な西部劇ドラマ。正義漢と悪党の対立、山場に決闘シーンがあってと一通り西部劇の要素が入っているが、活劇というよりはドラマである。銃の名手としてジョン・ウェイン(トム・ドニファン役)を出演させながら、あえて主役を青年法律家ジェームズ・スチュアート(ランス・ストダード役)にしたところがさすが非凡である。

  この映画は正義漢が悪党を倒すという型どおりの展開になってはいるが、そのプロセスにおいてアメリカの理想と現実が描かれていることを見落としてはならない。青雲の志に燃えて東部から西部へやってきたランスが町の住民に文字を教えるシーンがある。そこで彼が教科書として使うのがアメリカ憲法の条文であり、憲法を通して彼は住民たちにアメリカの民主主義の原則を教えている。こうして彼はアメリカの理想を高々と謳い上げるが、その一方で、それだけでは無法者から町を守れないことも知っていて、密かに銃の練習をしていた。映画の冒頭、彼が西部の町にやってきたその日に、無法者リバティ・バランス(リー・マーヴィン)の一味に襲われ、命を落としかけたのである。初日から西部の無法状態による洗礼を受けたわけだ。ランスがやってきた町はまだ州に昇格する前の準州(テリトリー)だったところで、州に昇格するかどうかが差し迫った最大の政治課題であった。

  しかしどんなに練習を積んだところで、ひょろひょろの彼に名だたる悪党であるリバティ・バランスを決闘で倒せるはずはない。表向きはランスの撃った弾がリバティ・バランスを倒したとして彼は英雄に祭り上げられた。しかし実際にリバティ・バランスを撃ったのは陰で様子をうかがっていたトムだった。

  ランスは後に出世して上院議員になるが、それには彼の真面目で清潔な政治姿勢も一定評価されただろうが、何といっても「リバティ・バランスを撃った男」という彼が背負った金看板が彼を成功に導いたに違いない。銃をもって悪党を倒した男こそ英雄なのである。一方、実際に「リバティ・バランスを撃った男」であるトムの方は無名のまま人知れず死んでいった。

  正義を掲げながらも悪党に殺されかかった男が英雄となって出世し、実際に悪党を倒した男は世間から忘れ去られて静かに死んでいった。この描き方は暗示的だ。映画はランスとトムのどちらをより高くい評価しているのか。やむなく銃に訴えたことはあったが、あくまで理想を追い続けたランスか、控え目なヒーローとして埋もれて行ったトムの方か。それとも、二人揃っていることが必要なのだ、それこそが現実なのだと言いたいのか。実に微妙で、解釈の余地が残る。どう解釈するかはとりあえずおくとして、このように「リバティ・バランスを撃った男」は西部劇という枠組みを借りた一種の政治劇であると考えるべきである。開拓時代の西部の小さな町を描いたこの映画は、今日のアメリカの姿、自由主義陣営の盟主を自認し、常に自由と民主主義を水戸黄門の印篭のように振りかざすが、同時に世界一の暴力国家でもあるというアメリカの姿と見事に響き合うのだ。

「グリニッチ・ビレッジの青春」
  傑作とまでは思わないが、なかなかいい青春映画だ。カレッジを卒業したユダヤ人の青年があこがれのグリニッチ・ビレッジにやってくる。そこには俳優、作家、画家などを目指す若者たちが群がっていた。主人公の青年がそんな仲間たちと過ごしながら、時々やってくる母親の無理解をかいくぐり、最後は自分の才能によって成功のきっかけをつかんでハリウッドに乗り込むところまで描いている。ひりひりするような青春というのではなく、だらだら、ぐだぐだしながらの青春。友人関係も結局は深いものではない。次第に関係が崩れて行く。緊張はもっぱら母親が登場することによって生まれる。甘酸っぱい青春ものを期待するとやや物足りないかもしれないが、でも案外青春なんてこんなだらだらと過ぎてゆくものかもしれない。

「パララックス・ビュー」
  これもツタヤのキャンペーンで借りてきたもの。ウォーレン・ベイティ主演の社会派サスペンスだというので期待してみたが、ややがっかりした。どうもラストが分かりにくい。効果音や説明的なものを省いた演出。そのため分かりにくいところがあるが、サスペンス映画としてはよくできている。ただパララックス・ビューという組織がどのようなものなのかは最後まで謎のまま。

「ザ・ロード」

  何年か後には「ザ・ウォーカー」と混同しているかもしれない。どちらも終末世界を描いた映画で、タイトルまで似ているのだから。アクション映画的側面もあった「ザ・ウォーカー」に対し、こちらは親子の愛情を描いているのだが、もう一つ何を訴えたかったのかはっきりしない。「ザ・ウォーカー」の主人公はある本を運び、「ザ・ロード」の主人公は「心にともる火」を運んでいた。そういうことになるだろうが、当たり前すぎる設定だ。ヴィゴ・モーテンセンは熱演しているのだが、映画全体としては最後まで「当たり前」の枠を超えられなかった気がする。

「台北に舞う雪」
  典型的なラブロマンスもので、美男美女が出演している。ヒロインの女優がいま一つ魅力に欠けるが、相手役の男優が人のいい青年で好感が持てた。傑作ではないが、爽やかな映画だった。

「ナルニア国物語/第2章」

  テレビで鑑賞。かなり「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを意識した造りだが、出来栄えは遠く及ばず。どうも主人公の5人が魅力に欠ける。ライオンが出てくるとすべて解決という作り方も安易だ。「ロード・オブ・ザ・リング」では戦いが得意ではないホビットたちと、彼らを支える英雄たちとがうまく使い分けられていた。しかしこちらは精悍さに欠ける少年たちが英雄のような活躍をするという無理な設定になっている。

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