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2011年1月 6日 (木)

2010年に観た映画 マイ・ベスト50

  2010年に観た映画は70数本にとどまりました。本格レビューもほとんど書けませんでした。映画にかける時間がどんどん少なくなっているのは自分でも情けない。今年は何とか100本以上の映画を観て、少なくとも5本は本格レビューを書きたい。数年前なら楽々乗り越えられた課題ですが、今は相当に高いハードルに思える、とほほ。

  2008年までは、その年に日本公開された映画の年間ベストテンを選んでいました。しかしほとんどレンタルDVDで映画を観ている現状では、年間ベストテンを選ぶのにどうしても半年以上遅くなってしまいます。そこで2009年から、2009年公開された映画の年間ベストテンではなく、2009年に自分が観た映画のベストテンを選ぶことにしました。実質的には月ごとに載せている「先月観た映画」の年間総まとめ編ということになります。昨年同様、2010年もベスト50を選びましたが、昨年は旧作も結構観たので、新作部門と旧作部門に分けました。なお、2008年以降に公開されたものを新作として扱っています。

  一応の順位を付けてありますが、それほど固定的ではありません。ほとんど差はなく気分次第で入れ替え可能なものです。まあ目安程度だと考えてください。

  新作部門について若干のコメントを付けておきます。1位と2位をイスラエル映画が占めていることは実に画期的なことです。なにしろ、つい数年前までイスラエル映画など観たこともなかったのですから。これが一時的なことなのか、それとも定着して世界映画の中に一定の位置を占めるようになるのか、今の段階では判断できません。

 全体的に見ると、アメリカ映画がかなり健闘しています。アジアでは韓国映画に力作がありましたが、中国や台湾映画はさびしい状況。ヨーロッパや中南米はぽつぽつと言ったところ。フランスとイギリスが中では健闘したと言ったところです。日本映画は結構ランクインしていますが、製作・公開本数に比べると決して多くはないでしょう。公開本数こそ増えてはいるものの、大半は志の低い映画ばかりで、まともな作品はほんの数える程度という傾向はさほど改善されているとは思えません。

 今年の春いよいよ上田でもシネコンが誕生します。スクリーン数は飛躍的に増えるでしょうが、上映作品の質についてあまり期待はしていません。積極的に観に行きたい映画の数は結局今とさほど変わらないかも知れない。まあ、今から悲観していてもはじまらない。今より少しはましになるだろう。その程度には期待して待つとするか。

新作マイ・ベスト40
「戦場でワルツを」(08、アリ・フォルマン監督、イスラエル・仏・独・米)
「シリアの花嫁」(04、エラン・リクリス監督、イスラエル・仏・独)
「ハート・ロッカー」(08、キャスリン・ビグロー監督、米)
「牛の鈴音」(イ・チュンニョル監督、韓国)
「カティンの森」(07、アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド)
「沈まぬ太陽」(09、若松節朗監督、日本)
「扉をたたく人」(07、トム・マッカーシー監督、アメリカ)
「イングロリアス・バスターズ」(09、クエンティン・タランティーノ監督、米)
「キャピタリズム マネーは踊る」(09、マイケル・ムーア監督、米)
「チェイサー」(08、ナ・ホンジン監督、韓国)
「インビクタス/負けざる者たち」(09、クリント・イーストウッド監督、米)
「ディア・ドクター」(09、西川美和監督、日本)
「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」(09、ウェイン・クラマー監督、米)
「フロスト×ニクソン」(08、ロン・ハワード監督、米)
「幸せはシャンソニア劇場から」(08、クリストフ・バラティエ監督、仏・独・チェコ)
「トイ・ストーリー3」(10、リー・アンクリッチ監督、米)
「パイレーツ・ロック」(09、リチャード・カーティス監督、英・独)
「9<ナイン>」(09、シェーン・アッカー監督、米)
「アリス・イン・ワンダーランド」(10、ティム・バートン監督、アメリカ)
「カールじいさんの空飛ぶ家」(08、ピート・ドクター監督、米)
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(09、ニールス・アルデン・オプレヴ監督、スウェーデン・他)
「花の生涯~梅蘭芳」(08、チェン・カイコー監督、中国)
「3時10分、決断のとき」(07、ジェームズ・マンゴールド監督、米)
「風が強く吹いている」(09、大森寿美男監督、日本)
「母なる証明」(09、ポン・ジュノ監督、韓国)
「マイ・ライフ、マイ・ファミリー」(07、タマラ・ジェンキンス監督、米)
「セントアンナの奇跡」(08、スパイク・リー監督、米・伊)
「夏時間の庭」(08、オリヴィエ・アサイヤス監督、フランス)
「THIS IS ENGLAND」(06、シェーン・メドウス監督、イギリス)
「人生に乾杯!」(07、ガーボル・ロホニ監督、ハンガリー)
「17歳の肖像」(09、ロネ・シェルフィグ監督、英)
「アバター」(09、ジェームズ・キャメロン監督、米)
「おとうと」(09、山田洋次監督、日本)
「借りぐらしのアリエッティ」(10、米林宏昌監督、日本)
「ミツバチの羽音と地球の回転」(10、鎌仲ひとみ監督、日本)
「オリンダのリストランテ」(01、パウラ・エルナンデス監督、アルゼンチン)
「シャッター・アイランド」(09、マーティン・スコセッシ監督、米)
「海角七号/君想う、国境の南」(08、ウェイ・ダーション監督、台湾)
「グッド・バッド・ウィアード」(08、キム・ジウン監督、韓国)
「マイレージ、マイライフ」(09、ジェイソン・ライトマン監督、米)
「ラブリーボーン」(09、ピーター・ジャクソン監督、米・英・ニュージーランド)
  次点「大阪ハムレット」(08、光石冨士朗監督、日本)
  次点「新しい人生のはじめかた」(08、ジョエル・ホプキンス監督、米)

旧作マイ・ベスト10
「用心棒」(61、黒澤明監督、日本)
「たそがれ清兵衛」(02、山田洋次監督、日本)
「博士の愛した数式」(05、小泉堯史監督、日本)
「長い灰色の線」(54、ジョン・フォード監督、アメリカ)
「にがい米」(48、ジュゼッペ・デ・サンティス監督、イタリア)
「フル・モンティ」(97、ピーター・カッタネオ監督、イギリス)
「最前線物語」(80、サミュエル・フラー監督、アメリカ)
「ジャガーノート」(74、リチャード・レスター監督、イギリス)
「Ray/レイ」(04、テイラー・ハックフォード監督、アメリカ)
「マジック」(78、リチャード・アッテンボロー監督、米)
  次点「絞殺魔」(68、リチャード・フライシャー監督、アメリカ)
  次点「踊るニューヨーク」(40、ノーマン・タウログ監督、アメリカ)

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コメント

kimion20002000さん

 こちらにもコメントいただき、ありがとうございます。

 こういう世の中ですので、じっくりとレビューを書いている時間がなかなか取れません。しばらくレビューを書かないでいると、じっくりと考えること自体が億劫になってきます。それが怖い。何とか気力を奮い立たせて、1本でも充実したレビューを書かなければ。そう思うと、また面倒なので先に延ばそうということになってしまいます。

 まあ、あまり力まずにやってゆくしかないですね。いい映画に出会えば、自然に書こうという気持ちになるでしょう。

こんにちは。
僕もほとんどDVDレンタル派なので、いつも「今年のベスト10」なんかだとみなさんとずれちゃう方ですね。

>映画にかける時間がどんどん少なくなっているのは

ある意味ではお仕事もお忙しいのでしょうし、健全なことかもしれません。
僕なんかもなかなかレヴューできませんが、友人たちからは「おまえよっぽどヒマなんじゃないの?」って思われてるんじゃないかな(笑)

現在のかたちでも続けていただくと、僕の中でもチェックリストみたいになって嬉しいですよ。

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» 2010年映画ベストテン発表 [soramove]
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