明けましておめでとうございます。なかなか思うように更新ができませんが、今年もよろしくお願いいたします。
このところ時間的・精神的に余裕がなくて「先月観た映画」シリーズもだいぶ滞っていました。うかうかしている間に年も替わってしまいましたので、苦し紛れに合併版で済ますことにしました。とても全部の作品にコメントできませんので、いくつかの作品に絞ってコメントを付けることにします。
■2010年8月
「戦場でワルツを」(08、アリ・フォルマン監督、イスラエル・仏・独・米)★★★★★
「カティンの森」(07、アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド)★★★★★
「インビクタス/負けざる者たち」(09、クリント・イーストウッド監督、米)★★★★☆
「キャピタリズム マネーは踊る」(09、マイケル・ムーア監督、米)★★★★☆
「ジャガーノート」(74、リチャード・レスター監督、イギリス)★★★★
「借りぐらしのアリエッティ」(10、米林宏昌監督、日本)★★★★
■2010年9月
「長い灰色の線」(54、ジョン・フォード監督、アメリカ)★★★★☆
「にがい米」(48、ジュゼッペ・デ・サンティス監督、イタリア)★★★★☆
「風が強く吹いている」(09、大森寿美男監督、日本)★★★★☆
「アリス・イン・ワンダーランド」(10、ティム・バートン監督、アメリカ)★★★★☆
「新しい人生のはじめかた」(08、ジョエル・ホプキンス監督、米)★★★★
「オーシャンズ」(09、ジャック・ペラン&ジャック・クルーゾ監督、仏)★★★★
「パンと恋と夢」(53、ルイジ・コメンチーニ監督、イタリア)★★★★
■2010年10月
「ハート・ロッカー」(08、キャスリン・ビグロー監督、米)★★★★★
「おとうと」(09、山田洋次監督、日本)★★★★☆
「シャッター・アイランド」(09、マーティン・スコセッシ監督、米)★★★★
「海角七号/君想う、国境の南」(08、ウェイ・ダーション監督、台湾)★★★★
「マイレージ、マイライフ」(09、ジェイソン・ライトマン監督、米)★★★★
「第9地区」(09、ニール・ブロンカンプ監督、米・ニュージーランド)★★★★
「ラブリーボーン」(09、ピーター・ジャクソン監督、米・英・ニュージーランド)★★★★
「252 生存者あり」(08、水田伸生監督、日本)★★★☆
■2010年11月
「牛の鈴音」(イ・チュンニョル監督、韓国)★★★★★
「荒野の1ドル銀貨」(カルヴィン・ジャクソン・パジェット監督、伊・仏)★★★☆
■2010年12月
「トイ・ストーリー3」(10、リー・アンクリッチ監督、米)★★★★☆
「9<ナイン>」(09、シェーン・アッカー監督、米)★★★★☆
「最前線物語」(80、サミュエル・フラー監督、アメリカ)★★★★☆
「マジック」(78、リチャード・アッテンボロー監督、米)★★★★☆
「ミツバチの羽音と地球の回転」(10、鎌仲ひとみ監督、日本)★★★★
「絞殺魔」(68、リチャード・フライシャー監督、アメリカ)★★★★
「17歳の肖像」(09、ロネ・シェルフィグ監督、英)★★★★
「ザ・ウォーカー」(10、ヒューズ兄弟監督、アメリカ)★★★★
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(08、デヴィッド・イェーツ監督、英・米)★★★★
「デイ・アフター 首都水没」(07、トニー・ミッチェル監督、英・他)★★★☆
「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」(09、長谷部安春監督、日本)★★★
「戦場でワルツを」
かつて観たことのないアニメだった。アニメがドキュメンタリーの力を獲得した奇跡的作品。アニメに対する僕の認識を革命的に変えてしまった傑作である。その独特のタッチ。深い陰影、シュールな場面を交えつつも驚異的なほどリアルな戦闘場面。パレスチナ人虐殺の真相が、証人たちとのインタビューを通じて次第に浮かび上がってくるサスペンスフルな展開。しかもそれと同時にインタビューする側の失われた記憶もよみがえってくるのだ!そして最後に止めを指すように虐殺現場を撮った実写フィルムが映し出されるという構成。アニメに対する従来の概念を大きく踏み越えた映像の斬新さ、構成の妙、主題の明確さと強烈さ、どれをとっても1級品だった。これまで観てきたアニメ作品の中で最も優れた作品の一つであり、長いアニメの歴史の中でも画期的な作品だと思う。これまでほとんど映画生産国としては知られていなかったイスラエルだが、この国にはまだまだ絞り出さなくてはならない膿がたくさんある。つまり映画の題材は有り余るほどあるということだ。
ここまで描くのなら何もアニメである必要はないのではないかという意見もあるだろう。だが、実写版の映画と比べて見劣りしないどころか、それを越えるアニメを作ったということは、アニメの可能性を大幅に拡大したということであり、そのことを評価すべきだ。アニメはリアリティを重視する作品よりもファンタジー系の作品に向いていると考えられていたわけだが(確かにその通りではある)、さらに大きく踏み出してドキュメンタリーの分野にまで進出を果たしたのである。「ここまで描くのなら何もアニメである必要はないのではないか」という疑問が出るということは、逆にいえばそれくらいドキュメンタリーとして違和感のない作品に仕上がっているということであり、十分普通のドキュメンタリーと並べて論じるができるということを示しているのだ。
アニメがドキュメンタリーの力を得るということは極めて重大なことである。これまで漫画もアニメも多くの戦争や「戦い」を描いてきた。しかし例えば僕らの世代が子供の頃読んで育った戦争漫画は戦争を勇ましく描くものがほとんどだった。多少反戦的要素が入っているものもあったが、水木しげるの『敗走記』や『総員玉砕せよ』のような戦場での恐怖や不条理を描いたものはごく少数だった。名作『コミック昭和史』(講談社文庫、全8巻)を含むこれらの作品は実に貴重な存在なのである。アニメでは主人公たちと悪の組織との戦いを描くものがやたらと多いが、現実の戦争をリアルに描いたものは皆無だったといってよいだろう。
アニメが新しいリアリズムの力を獲得し、ドキュメンタリーという新しいジャンルを切り開いたばかりではない。アニメであるがゆえの有利さもある。よく登場人物が悪夢にうなされる場面が出てくるが、その場面は他の部分とどうしても違ったタッチになってしまい、違和感が残ることがある。アニメの場合、元々アニメの世界そのものが夢の世界のようなものなので(存在そのものが別世界物語のようなものであるから)、そういう違和感は生じない。戦士が戦場で見る夢や幻覚などがむしろ「自然に」、違和感なく作品世界に取り込めるのである。実際「戦場でワルツを」はそういう場面がうまく生かされている。アニメは現実を作り替え、変容させ、あり得ない世界にまで容易に踏み込める力を持つが、それが現実をある意味で「よりリアルに」描く力を得た時、「戦場でワルツを」というとてつもない傑作が生まれたのである。
それにしてもつい数年前までイスラエル映画なんて全く観たこともなかった。それが2007年に「迷子の警察音楽隊」と「約束の旅路」(フランス映画だが舞台はイスラエル)が相次いで公開された。そして2009年には「シリアの花嫁」と「戦場でワルツを」という堂々たる傑作が2本も公開されるにいたった。「シリアの花嫁」と「戦場でワルツを」は今のところ2009年外国語映画マイベストテンの1位と2位に位置づけられている。ほとんど差はないのでどちらも1位と言った方がいいかもしれない。ちなみに、以下「牛の鈴音」、「戦場のレクイエム」、「カティンの森」、「チェンジリング」、「グラン・トリノ」、「扉をたたく人」、「イングロリアス・バスターズ」、「キャピタリズム マネーは踊る」までがベスト10である。次点は「チェイサー」。現在上映中の「レバノン」(イスラエル・仏・英)も気になる。まだまだ日本で公開されるイスラエル映画の数は少ないものの、この充実ぶりはどうだ。イスラエル映画界で一体何が起こっているのか。気になるところだ。
「カティンの森」
アンジェイ・ワイダ監督の「灰とダイヤモンド」(1957)を最初に観たのは1971年である。淀川長治氏の解説付きだったので、「日曜洋画劇場」で観たのだろう。淀長さんが「ポーランド映画の最高傑作」と紹介していたのを覚えている。そう言われるとそういう気持ちで観てしまうので、その時は確かに傑作だと思った。しかし85年に観直した時はそれほどでもないと思った記憶が残っている。
その後テレビや京橋のフィルムセンターでポーランド映画を何本か観た。アンジェイ・ワイダ監督は75年にACTミニシアターで「地下水道」を観ている。しかし、正直70年代まではポーランド映画とアンジェイ・ワイダ監督は既に過去の存在だと思っていた。それが突然アンジェイ・ワイダは復活したのである。1980年に「大理石の男」(1977)が日本で上映されたのだ。1980年10月に岩波ホールで観ている。77年の映画だが、同じ年の9月にポーランドで労働組合「連帯」が結成され、自由化運動が始まっていたその雰囲気と重ねて観られていた(当時「連帯」のワレサ委員長の名前は後のゴルバチョフ書記長に匹敵するくらい日本でも有名だった)。「大理石の男」自体も数年後に連帯が結成されるのを見通していたかと思わせる内容だったことが話題になった。
その後「鉄の男」(1981)や「ダントン」 (1982)、「ドイツの恋」(1983)などの新作だけではなく、「戦いのあとの風景」 (1970)、「白樺の林」 (1970)、処女監督作品「世代」 (1954)なども相次いで公開された。僕は84年と85年にこれらの作品を集中的に観ている。
アンジェイ・ワイダはその後も旺盛に作品を作り続けているが、僕が観たのは「悪霊」(1987)と「コルチャック先生」(1990)のみである。したがって「カティンの森」は久々のアンジェイ・ワイダ監督作品だった。ずしりとした手ごたえのある傑作だった。全篇重苦しく、緊張感がみなぎる。悲劇の国ポーランドの哀しみと重圧に満ちた歴史が伝わってくる。ポーランドはドイツから解放された後も、ソ連からの抑圧に苦しめられたのだ。
「風が強く吹いている」
箱根駅伝出場を目指す大学陸上部の学生を描いている。真面目に作られていて好感をもった。実を言うと、毎年正月に実家に帰ると、きまってテレビで観るのが箱根駅伝である。最初は弟が観ているのに付き合っていたのだが、そのうち僕自身もはまってしまった。もうこの習慣は10年くらい続いている。だから「風が強く吹いている」には公開当初から関心はあったが、同時に不安もあった。たすきを繋いでゆくことに象徴される和の精神がやたらと強調されるべたべたした映画になっていないか。途中で走れなくなり座りこむ選手が出て、無事たすきが繋げられるかハラハラする展開、これでもかとスローモーションを多用し、最後は根性でまた走り出し、ラストは歓喜の渦。そんなお決まりの展開の映画になるのではないかという危惧があったのだ。
ある程度予想した展開になってはいたが、心配していたよりずっといい映画だと思った。何よりエリート集団でないのがいい。こんなメンバーで大丈夫なのかと心配になるほどまとまりのない選手たち。10人の選手の個性がしっかりと描かれている。駅伝は個人競技のマラソンとは違い団体戦であるから、当然チームが一つにまとまってゆく過程が描かれてゆく。そのプロセスが映画のメインの部分だが、それが体育会系ののりではなく、いろんな脱線を交えたユーモラスな展開になっている。おんぼろ下宿に同居して、上下関係のない集団を作り上げるという展開がいい。
主演は小出恵介。初めて見た男優だが、なかなかいい俳優だと思った。実を言うと、この映画を観た同じ日にたまたまテレビで「愛はみえる」というドラマを観た。上戸彩と小出恵介が主演。このドラマを観た後DVDで「風が強く吹いている」を観たのだ。主演の若い俳優はなんか見覚えがあるなとは思ったが、まさかさっきのドラマに出ていた人と同じ人とは気が付かなかった(汗)。走(かける)という新入部員役の林遣都がまたいい。箱根で区間新記録を出す天才ランナー役だが、その走っている姿が実に様になっている。本当に速そうだった。
「アリス・イン・ワンダーランド」
面白かった。ただ、随所にティム・バートンらしさが表れていたが、彼の想像力とルイス・キャロルの想像力の相乗効果が得られるとまでは行かなかった。そうなっていたらとてつもない傑作になっていただろう。しかしこれでも十分傑作だと思う。
「新しい人生のはじめかた」
中年女性と初老の男の出会いを描いた恋愛ドラマの佳作。エマ・トンプソンとダスティン・ホフマンの共演。全体に地味な映画だが、爽やかで深い味わいの残る映画だ。スペイン映画の名作「黄昏の恋」には及ばないが、若くない人々の恋愛を描いた映画として貴重である。
「おとうと」
正直言って笑福亭鶴瓶は好きな芸人ではなかった。だらだらとしゃべり散らしているだけで、ちっとも面白くないと思っていた。その彼の印象を根底から覆してしまったのがあの「ディア・ドクター」だった。山田洋次監督の「おとうと」は、「ディア・ドクター」にこそ及ばないが、やはり彼の魅力を引き出した映画である。どうしようもない男だが、ラストあたりはだいぶ泣かされた。だがその分人情物で終わってしまった感じもする。その点で、どうしようもない甲斐性なし男を描いた成瀬巳喜男監督の「浮雲」や豊田四郎監督の「夫婦善哉」の域には達することができなかった。
「シャッター・アイランド」
凶悪犯が収監されている島。不気味さ漂う閉ざされた空間。よくある設定だが、どこか話がおかしい。どうして囚人が一人逃げただけで連邦保安官が島に派遣されてくるのか。そんな疑問がちらっと頭に浮かぶが、めまぐるしい展開にそんなことを忘れてしまう。同僚の保安官チャックがいなくなるあたりから、どこか不自然さが目立ってくる。そして話がひっくり返る。巧妙な仕掛け。なかなか良くできた展開で、結構楽しめた。
「海角七号/君想う、国境の南」
久々に観た台湾映画。せつない恋心がしっとりと描かれる、いかにもアジア的なテイストの佳作。主人公の二人(ファン・イーチェン、田中千絵)が良かった。届くことのなかった日本統治時代の古いラブレターの使い方がうまいが、ただそれが読み上げられる間画面が動いているために、画面に気を取られなかなか手紙に集中できない恨みがある。その点が残念だ。にわか集めの素人バンドの成功物語と主人公二人の恋物語が並行して進められ、それにヒロインと同名の女性にあてられた古いラブレターが重ねられるという複雑な展開。バンドのメンバーが個性的でいい。
「牛の鈴音」と「ハート・ロッカー」についても触れたいのだが、記憶がだいぶ薄れているので今は論じられない。いずれ機会があれば取り上げてみたい。
アニメでは「戦場でワルツを」以外にも「借りぐらしのアリエッティ」、「トイ・ストーリー3」、「9<ナイン>」などいい作品と出会った。昨今のアニメ映画は下手な映画よりもよほど出来がいい。
この時期は新作ばかりではなく、「ジャガーノート」、「長い灰色の線」、「にがい米」、「パンと恋と夢」、「荒野の1ドル銀貨」、「マジック」、「絞殺魔」など、古い映画をたくさん観ている。懐かしくて観直したものもあるが、「ジャガーノート」、「荒野の1ドル銀貨」、「マジック」、「絞殺魔」などは蔦屋書店のキャンペーンにのって観たものである。
「にがい米」は87年に続いて2度目に観たのだが、内容をほとんど忘れていたのには驚いた。特に後半部分は初めて観た様な気がした。二組の男女が入れ替わって絡み合う愛憎劇だったのか。後半はまるでギリシア悲劇を観ているような感じだった。
「長い灰色の線」はウェスト・ポイントにある陸軍士官学校の教官、マーティ・マーの半生をつづったジョン・フォード監督の傑作。タイトルの「長い灰色の線」とは行進する兵士たちの隊列を指す。陸軍士官学校が舞台だが、決して好戦的でも勇ましくもない。むしろ陸軍士官学校で一生を送った男の人生を暖かくかつユーモラスに描いた作品だ。いわば、灯台守の一生を描いた木下恵介監督の名作「喜びも悲しみも幾歳月」(1957)の陸軍士官学校版だと思えばいい。
とにかくタイロン・パワーとモーリン・オハラが素晴らしい。タイロン・パワーはうまい俳優だと思ったことはほとんどないが、この映画を観るとこんなにいい俳優だったのかと思う。若い頃から老年までを見事に演じ分けた。30数年ぶりに観直したが、その印象は今回も同じだった。「愛情物語」や「情婦」と並ぶ彼の代表作である。そういえば、佐田啓二もうまい俳優だと思ったことはないが、「喜びも悲しみも幾歳月」の時はいい俳優だと思ったものだ。偶然の一致なのか、実に興味深い。それにしても、この時代の映画は実に丁寧に造られていたものだ。今回観直して、そのことを痛感した。
「ジャガーノート」、「マジック」、「絞殺魔」の3作は初見。「ジャガーノート」は何と言ってもリチャード・ハリスの堂々たる存在感に圧倒される。爆弾処理の専門家を演じているが、とにかく自信に満ち、颯爽としている。ハラハラドキドキの展開も見もの(「ハート・ロッカー」とはまた違った緊張感が楽しめる)。「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」(1993)、「馬と呼ばれた男」(1969)、「男の闘い」(1969)、「テレマークの要塞」(1965)、「赤い砂漠」(1964)、「孤独の報酬」(1963)などと並ぶ代表作の一つだろう。同じく「マジック」もアンソニー・ホプキンスの怪演をほめなくてはならないが、もっと不気味だったのは彼の腹話術の人形だった。まったく知らなかった作品だが、まさに拾いものだった。
「絞殺魔」は殺人鬼を演じたトニー・カーティスが力演だった。彼にとって新たな挑戦で賭けでもあったと言われているが、確かにこんな役を演じる彼を観たことはない。しかし逮捕後に二重人格が現れたり消えたりする描き方は、今観るとやや説得力に欠ける気がする。やや不自然だと感じた。
フィルモグラフィーを見ていたら、いまだに現役でやっていたことに驚いた。何と「CSI:5 科学捜査班」にも出ていたとは!これまでに観た彼の出演作で一番新しいのは68年製作のこの「絞殺魔」だ。他に代表作は「グレートレース」(1965)、「パリで一緒に」(1963)、「隊長ブーリバ」(1962)、「スパルタカス」(1960)、「お熱いのがお好き」(1959)、「手錠のまゝの脱獄」(1958)、「成功の甘き香り」(1957)、「空中ぶらんこ」(1956)あたりか。映画ノートによると他にも結構観ているが、今となってはタイトルを見てもどんな映画だったか全く覚えていない。観たことすら忘れているものもある(汗)。甘いマスクで人気があり、かつては女性ファンからトニカチなどと呼ばれていた。そういえば、アンソニー・パーキンスはトニパキだったっけ。