これから観たい＆おすすめ映画・ＤＶＤ（１０年３月）

【新作映画】
２月２０日公開
　「海の沈黙」（ジャン＝ピエール・メルヴィル監督、フランス）
　「ルドandクルシ」（カルロス・キュアロン監督、メキシコ）
２月２７日公開
　「しあわせの隠れ場所」（ジョン・リー・ハンコック監督、アメリカ）
　「バッド・ルーテナント」（ヴェルナー・ヘルツォーク監督、アメリカ）
　「すべて彼女のために」（フレッド・カバイエ監督、フランス）
　「渇き」（パク・チャヌク監督、韓国）
　「しかし それだけではない。　加藤周一幽霊と語る」（鎌倉英也監督、日本）
３月６日公開
　「ハート・ロッカー」（キャスリン・ビグロー監督、アメリカ）
　「モリエール　恋こそ喜劇」（ローラン・ティラール監督、フランス）
　「プリンセスと魔法のキス」（ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ監督、米）
３月１２日公開
　「シャーロック・ホームズ」（ガイ・リッチー監督、米・独）
　「噂のモーガン夫妻」（マーク・ローレンス監督、アメリカ）
　「フィリップ、きみを愛してる」（ジョン・レクア監督、フランス・アメリカ）
３月１３日公開
　「花のあと」（中西健二監督、日本）
３月１９日公開
　「NINE」（ロブ・マーシャル監督、アメリカ・イタリア）
３月２０日 公開
　「マイレージ・マイライフ」（ジェイソン・ライトマン監督、米）
　「ウディ・アレンの夢と犯罪」（ウディ・アレン、米・英・仏）
　「アイガー北壁」（フィリップ・シュテルツェル監督、独・オーストリア・スイス）
　「抵抗」（ロベール・ブレッソン監督、フランス）
３月２７日公開
　「やさしい嘘と贈り物」（ニック・ファクラー監督、アメリカ）

【新作ＤＶＤ】
２月２３日
　「南極料理人」（沖田修一監督、日本）
２月２４日
　「九月に降る風」（トム・リン監督、台湾・香港）
２月２６日
　「ロフト」（エリク・バン・ローイ監督、ベルギー）
　「見わたすかぎり人生」（パオロ・ビルツィ監督、イタリア）
　「ホッタラケの島　遥と魔法の鏡」（佐藤信介監督、日本）
３月３日
　「サンシャイン・クリーニング」（クリスティン・ジェフズ監督、米）
　「サマーウォーズ」（細田守監督、日本）
　「女の子ものがたり」（森岡利行監督、日本）
３月５日
　「未来の食卓」（ジャン＝ポール・ジョー監督、フランス）
　「あの日、欲望の大地で」（ギジェルモ・アリアガ監督、米・アルゼンチン）
　「ノーボーイズ・ノークライ」（キム・ヨンナム監督、日本・韓国）
　「９６時間」（ピエール・モレル監督、フランス）
　「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」（フランク・オズ監督、米・英・独・オランダ）
　「沈黙を破る」（土井敏邦監督、日本）
３月１０日
　「きみがぼくを見つけた日」（ロベルト・シュベンケ監督、米）
３月１２日
　「剱岳　撮影の記」（大澤嘉工監督、日本）
３月１７日
　「ジェイン・オースティン　秘められた恋」（ジュリアン・ジャロルド監督、英）
３月１９日
　「２０１２」（ローランド・エメリッヒ監督、米・加）
　「悪夢のエレベーター」（堀部圭亮監督、日本）
３月２５日
　「パイレーツ・ロック」（リチャード・カーティス監督、英・独・米・仏）
３月２６日
　「空気人形」（是枝裕和監督、日本）
　「台湾人生」（酒井充子監督、日本）
４月９日
　「人生に乾杯！」（ガーボル・ロホニ監督、ハンガリー）
　「風が強く吹いている」（大森寿美男監督、日本）

【旧作ＤＶＤ】
２月２５日
　「女性NO．1」（ジョージ・スティーブンス監督、アメリカ）
２月２７日
　「少女ムシェット」（６７、ロベール・ブレッソン監督、フランス）
　「ゲアトルーズ」（６４、カール・TH・ドライヤー監督）
　「忘れられた人々」（５０、ルイス・ブニュエル監督、メキシコ）
　「阿賀に生きる」（９２、佐藤真監督、日本）
３月２７日
　「アレクサンドル・ソクーロフＤＶＤ－ＢＯＸ」 　
　収録作品：「牡牛座　レーニンの肖像」、「チェチェンへ　アレクサンドラの旅」、他

　劇場新作映画では「ハート・ロッカー」、「シャーロック・ホームズ」、「NINE」、「マイレージ・マイライフ」、「ウディ・アレンの夢と犯罪」、「すべて彼女のために」あたりが面白そうだ。「きみに読む物語」を連想させる「やさしい嘘と贈り物」も気になる。岩波ホールでリバイバル上映されるジャン＝ピエール・メルヴィル監督の「海の沈黙」とロベール・ブレッソン監督の「抵抗」は必見。特に「海の沈黙」は日本初公開。名前ばかり知られる幻の作品、これは見逃せない。もう１本。日本の生んだ偉大な評論家、加藤周一のインタビューや講演を収録したドキュメンタリーもぜひ観ておきたい。

　新作ＤＶＤでは「空気人形」と「風が強く吹いている」に一番期待している。「サマーウォーズ」にはがっかりしたが、話題の映画ではある。「サンシャイン・クリーニング」、「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式」、「ジェイン・オースティン　秘められた恋」、「パイレーツ・ロック」、「人生に乾杯！」あたりが期待できそうだ。評判の「剱岳　撮影の記」もぜひ観ておきたい。

　このところ旧作ＤＶＤはお寒い状況が続く。うれしいのはドキュメンタリー「阿賀に生きる」の発売。名前だけは前から知っていたが、観る機会がなかった。「アレクサンドル・ソクーロフＤＶＤ－ＢＯＸ」は「チェチェンへ　アレクサンドラの旅」が入っている。これだけでも観たい。