広島に行ってきました
ここは来なくてはいけなかった。間近に見える原爆ドームの前に立ってそう思った。ずっと気になりながら、遠すぎて簡単には行けなかった広島。やっと念願が実現した。廃墟となりずっと静かに佇みながら人類に忘れるべからざる過去として、同時に再現されてはならない未来として無言の言葉を語りかけている原爆ドーム。今ではモニュメントになってしまい生々しさは感じられなかったが、その存在意義は今でも失われていない。対岸で行われていたコンサートでは昔懐かしいフォークソング、「花はどこへ行った」、「500マイル」、「悲惨な戦争」、「虹と共に消えた恋」などが歌われていた。
土曜日から月曜日まで所要で広島に出張していました。広島へ行くのは初めてでした。日曜日の午後に原爆ドームと平和記念公園を見て回り、月曜日の午前中は広島駅から歩いてゆける縮景園へ行ってきました。
市電に乗って原爆ドーム前駅で降りると、何とドームはすぐ目の前にありました。これほど間近に見られるとは思わなかった。原爆投下からもう60年以上たっているので外壁はきれいでどこもすすけてはいない。しかし廃墟になった姿はさすがに胸に訴えかけてきます。原爆ドームのすぐそばを元安川が流れていました。すぐそばを川が流れていたことも知らなかった。その後平和記念公園の中を歩き、原爆死没者慰霊碑、原爆供養塔、平和の鐘、原爆の子の像などの写真を撮り、平和記念資料館にも入りました。その後広島城にも行きました。ものすごく暑い日で、お城の最上階は風が通って汗をかいた体に気持ちよかった。
縮景園は実に素晴らしい日本庭園でした。それほど広い庭園ではないのですが、細かい道があちこちについていて驚くほど変化に富んでいる。歩いているといろんなものが見つかる。楽しかった。特に庭の真ん中にある濯纓池(たくえいち)とそこに渡してある跨虹橋(ここうきょう)が素晴らしい。この石橋の写真が撮りたかった。何故か長野には石橋がない。初めて撮った石橋。とても気に入った。
案内パンフによると、縮景園という名称は、多くの勝景を集め縮めて表現したことから来ているが、中国の西湖周辺の風景を縮めて表したことによるとも言われているそうです。1620年、広島藩主となった浅野長晟が別邸の庭として作らせたもの。作庭したのは茶人であった家老の上田宗箇。
詳しい旅行記は別館ブログ「ゴブリンのつれづれ写真日記」に後日載せます。
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