これから観たい&おすすめ映画・DVD(08年4月)
【新作映画】
3月22日公開
「88ミニッツ FBI異常犯罪分析医ジャック・グラム」(ジョン・アブネット、米独)
「パレスチナ1948 NAKBA」(広河隆一監督、日本)
3月29日公開
「悲しみが乾くまで」(スサンネ・ビア監督、英・米)
4月5日公開
「モンゴル」(セルゲイ・ボドロフ監督、独・ロシア・モンゴル・カザフスタン)
「ファヴェーラの丘」(ジェフ・ジンバリスト監督、ブラジル・米)
「ランジェ公爵夫人」(ジャック・リベット監督・フランス・イタリア)
「船、山にのぼる」(本田孝義監督、日本)
「うた魂」(田中誠監督、日本)
4月12日公開
「フィクサー」(トニー・ギルロイ監督、アメリカ)
「つぐない」(ジョー・ライト監督、英・仏)
「王妃の紋章」(チャン・イーモウ監督、中国)
「ブラックサイト」(グレゴリー・ホブリット監督、アメリカ)
「今夜、列車は走る」(ニコラス・トゥオッツォ監督、アルゼンチン)
「ジェイン・オースティンの読書会」((ロビン・スウィコード監督、米)
4月18日公開
「大いなる陰謀」(ロバート・レッドフォード監督、米)
【新作DVD】
3月21日
「NHKスペシャル 新シルクロード 激動の大地をゆく DVD-BOX」
3月28日
「アクターズ・スタジオ DVD-BOX②」
「ディス・イズ・ボサノヴァ」(パウロ・チアゴ監督、音楽)
4月4日
「シッコ」(マイケル・ムーア監督、アメリカ)
「ヘアスプレー」(アダム・シャンクマン監督、英・米)
「ナンバー44」(ジョエル・シャマッカー監督、米)
4月11日
「ベオウルフ 呪われし勇者」(ロバート・ゼミキス監督、アメリカ)
「勇者たちの戦場」(アーウィン・ウインクラー監督、米・モロッコ)
「オリヲン座からの招待状」(三枝健起監督、日本)
4月23日
「転々」(三木聡監督、日本)
4月25日
「長江哀歌(エレジー)」(ジャ・ジャンクー監督、中国)
「中国の植物学者の娘たち」(ダイ・シージエ監督、仏・カナダ)
「殯(もがり)の森」(河瀬直美監督、日本・フランス)
5月16日
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(山崎貴監督、日本)
【旧作DVD】
3月29日
「何が彼女をそうさせたか」(29、鈴木重吉監督、日本)
今月は全体に寂しいラインナップになった。劇場新作では「第9回Golden Tomato Awards」でロマンス部門の3位に入った「ジェイン・オースティンの読書会」、ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープが組んだ「大いなる陰謀」、ゴールデン・グローブ賞受賞の「つぐない」、ドキュメンタリー「パレスチナ1948 NAKBA」あたりが注目作か。
新作DVDでは「長江哀歌(エレジー)」と「中国の植物学者の娘たち」を早く観たい。昨年は他にも「呉清源 極みの棋譜」、「キムチを売る女」、「孔雀 わが家の風景」、「雲南の少女ルオマの初恋」など、中国映画に注目作が多かった。「シッコ」、「ヘアスプレー」、「殯(もがり)の森」も楽しみ。他にぱっとしたものがないので映画以外のものも拾ってきたが、「NHKスペシャル 新シルクロード 激動の大地をゆく」、「アクターズ・スタジオ②」はおすすめ。特に前者は放送時に観たが、下手な映画よりよほど優れている。音楽もの「ディス・イズ・ボサノヴァ」も興味深い。
旧作DVDは悲惨。めぼしいものがほとんどない。唯一挙げた「何が彼女をそうさせたか」は1930年の『キネマ旬報』ベストテンで1位に選ばれた作品。傾向映画の代表作の一つとして有名な作品だが、長らくフィルムが失われていた。それがロシアで発見され、2000年に大阪映像フェスティバルで上映された。そしてついにDVDの発売が決定。日本映画史に名前を残す作品として一度は観ておきたい。
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