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2007年10月22日 (月)

小諸探索② 大久保橋~「茶房読書の森」再訪~大杭橋

 40号線をさらに先へ進む。次なる目的地は千曲川にかかる「戻り橋」。先日懐古園に行った時、小山敬三美術館の裏から見えた赤い橋が気になっていた。地図を見て「戻り橋」がそれだろうと当たりをつけていたのである。「戻り橋」に行くには40号線をまっすぐ行って、大久保橋の手前で右に曲がる。ところが行ってみると、目印の大久保橋があの赤い橋だった。あわてて橋の手前で車を止める。間近に見るときれいな橋だ。下流側にパイプを渡した別の橋もかかっている。大久保橋のすぐ横には古いコンクリートのアーチが立っていた。川の両岸にあるので、昔はそこに古い橋がかかっていたのかもしれない。横に新しい橋をかけ、古い橋のアーチだけを記念に残したのではないか。

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<写真>
大久保橋(3枚)

 来る途中なかなかいい川の景色が見えていたので、土手に沿って下流方向に歩いてみる。川原に降りる道があった。下りてみると石ころだらけ。ここもまた歩きにくい。川原から上流と下流の写真を撮った。また車に戻り、「戻り橋」へ向う。赤い橋は見つかったが、「戻り橋」は名前が気になる。上田の別所温泉近くにも「西行の戻り橋」がある。どんな橋なのか「姿」だけでも確認しておきたい。しかし行ってみると何ということのない橋だった。千曲川自体もあまり野性味のない普通の表情。川床に岩が見えないのはすぐ下流に西浦ダムがあるからだろう。近いので戻り橋からもダムが見える。ダムといっても上流側はダム湖のようになっているわけではない。やや川幅が広くなっているだけ。ダムというよりは水量の調整池という感じだ。地図を見るとダムの横に発電所があるので、発電にも利用しているのだろう。帰ってからネットで調べてみたが、戻り橋のいわれは西行とは関係ないようだ。

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<写真>
大久保橋下流の千曲川、戻り橋、戻り橋から西浦ダムを見る

 ここまでで帰ろうと思ったが、ふと橋の横を見ると「茶房読書の森」の看板が目に入った。まだ4時前だ。ついでに「読書の森」にも寄っていこう。車を橋横の細い道に乗り入れる。「読書の森」に初めて行ったのは2005年の8月28日。2年ぶりだ、懐かしい。ところが最初に見た看板以外には案内板が見当たらない。とにかく山の上だからと適当に山に向って上って行った。すぐ寂しい山道に入る。対向車もない。だんだん不安になってきた。やがてT字路にでた。どっちだ?左折してみた。今度は二股だ。一旦左折して、また引き返し右折する。しかしすぐ行き止まり。また引き返し、さっきの二股のところまで戻り、最初入りかけた道に行く。俺は今どこにいるんだ?不安が頭をよぎる。まあ、いざとなれば来た道を引き返せばいい。幸い方向感覚はいいほうだ。腹を決めてまっすぐ進んでゆくと、左側に「茶房読書の森」の看板が見えた。ほっ。やれやれ、この道でよかったんだ。見覚えのある急坂の駐車場に車を止める。前回とは逆の方向から来たことになる。しかしまあ、どっちから来ても分かりずらい。

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<写真>
茶房読書の森(3枚)

 車を降りると、横に犬がいた。ここの飼い犬なのだろう。吠えもせず、ニコニコ顔(?)でこっちを見つめている。入り口で写真を2枚撮った。中に入って珈琲を注文。他に客はなく、見覚えのあるご主人が1人でいた。店内の写真を撮ってもいいかと聞くと、快くOKしてくださった。前回買った絵葉書がまたたくさんおいてあったので、持っていないものを5、6枚選ぶ。程なくして奥さんと娘さんらしい人が戻ってくる。今日撮ったデジカメの写真を見ていると、写真をやっているのですかと声をかけられた。ブログのことを話した。それがきっかけで色々とご主人と話をすることができた。前回はほとんど話さなかっ た。

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<写真>
読書の森(3枚) 右:「銀河ドロップス」のような小物がいい

 山口マオさんのことから小林敏也さんと宮沢賢治、さらにはますむらひろしのことに話が及び、パロル舎から出ている宮沢賢治の画本シリーズ(挿絵、小林敏也さん)を教えていただいた(帰ってからアマゾンで数冊注文した)。テーブルの上においてある「ロバの音楽座」という楽団のCDが気になったので聞いてみると、この店の近くで時々演奏会をしているそうだ。古楽器を使った演奏で、子供向けに作られているそうだが、大人も楽しめるらしい。帰りに絵葉書と一緒に、ロバの音楽座のCDを1枚買った(「ジグ 空想の船」というアルバム)。この文章を書きながら聴いている。以前いろんな古楽器を使って演奏する「タブラトゥーラ」という楽団のコンサートを聞いたことがあるが、こちらも様々な古楽器を使っているので似たような響きがする。初めて聴く曲でもどこかで聞いたことがあるような懐かしい響きがある。中には、ヨーロッパ映画の中で流れていたような気がするものもあった。いい買い物だった。

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<写真>
読書の森、絵葉書コレクションと収納ボックス、CDとチラシ

 もう夕方。薄暗くなっていたが、もう一足伸ばした。ご主人に川と橋の写真をよく撮っていると話したところ、小諸大橋のすぐ横にある大杭橋という吊橋のことを教えていただいたのだ。ここまでくることは滅多にないので、一気に写真を撮ってしまいたかった。地図で場所を確認する。「戻り橋」に戻り、そこから142号線でさらに千曲川の上流方向に行けばいい。散々迷った道も今度は迷わずに戻れた。ひょっとして「戻り橋」という名前のご利益?冗談はさておき、日が落ちる前に着かねば。小諸大橋はすぐ分かったが、大杭橋に行くのに少し迷った。着いた時には陽が山の端に沈みかかっていた。急いで写真を撮る。どうにか間にあった。写真はソフトで補正すれば何とか見えるだろう。ほっとする間もなく引き返す。帰り道はもう真っ暗。なれない道だがもう迷わなかった。われながら方向感覚の良さには感心する。

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<写真>
大杭橋(2枚)、戻り橋からの眺め

 家に帰ってすぐ写真をパソコンに取り入れる。1日で124枚の写真を撮っていた。

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