嬬恋の田代湖へ行く
暑い!今日(11日)は本当に暑い。あまりに暑いので涼しいところへ行くことにした。どこ
か高い所に行こう。いろいろ考えて、前に地図で見つけていた田代湖へ行くことに決める。田代湖は群馬県の吾妻郡嬬恋村にあるダム湖だ。ダムの名前は鹿沢(かざわ)ダムだが、ダム湖は田代湖と呼ばれている。吾妻川から水を引いているようだが道路地図では田代湖と吾妻川は離れている。不思議に思って帰ってからWikipediaで確かめてみると、「吾妻川左岸の河道外に建設されたダムである。河川自体を堰き止めず、周辺の河川より導水して貯水している」と書いてある。なるほど、そういうことか。
上田から行くには144号線を菅平方面へ上がってゆき、菅平の手前の二股になっている信号(菅平口)を右に行けばいい。左に行けば菅平だ。鳥居峠を越えると群馬県である。前に鳥居峠のてっぺんあたりまで行ったことはあるが、その先の群馬県側まで行くのは初めてだ。
144号線を走るとどうしてもスキーのことが頭に浮かぶ。北信の野沢温泉や白馬五竜あるいは八方尾根スキー場などへ行ったこともあるが、僕のメインのスキー場は菅平。コースが短いのですぐ滑り終わってしまうのだが、とにかく一番近いので行きやすい。もっと南のブランシュたかやま、エコーバレー、しらかば2in1なども時間的にはそれほど変わらないが、スキー場の魅力がいまいち。ということでどうしても菅平がメインになってしまう。去年と一昨年はとうとう1度もスキーに行かなかった。今年は何とか1回だけでも滑ってみたい。
などと夏なのに冬のことを考えているうちに菅平口についた。ここで右折する。曲がった先も144号線である。左折して菅平に行く方は406号線になる。坂道をぐんぐん登ってゆく。前に通ったのはだいぶ前なのでほとんど見覚えはない。渋沢温泉を過ぎしばらく走ったところで左側に川が見えた。ちょうど左折する道があるので入ってみる。小さな橋があり、その手前に手頃なスペースがあったので車を停める。橋は時々車がぶつかるのか一部コンクリの欄干が破損して中の鉄筋が見えているいる。川は滝の入沢川。小さな川だ。ここで写真を何枚か撮る。そのすぐ上流側にコンクリートの堤防のようなものがあるのでそこにも行ってみた。堤防の上に上がってみる。「滝ノ入沢2号砂防えん堤」と書いてある。砂防ダムだった。一番高いところで沢から6、7メートルの高さがあるだろうか。端まで行って下をのぞくと、手すりも何もないのでちょっと足がすくむ。
<写真>
滝の入沢川に架かる橋(2枚)、砂防堰堤
そこも何枚か写真を撮り、また144号線に戻る。鳥居峠のてっぺんあたりに、前に来た時休憩した建物があった。何となく見覚えがある。今日は閉まっている感じだった。そこから先は下り道。田代湖はふたつ目の信号を左に曲がればいい。144号線のすぐ横にある。二つ目の信号(確か「吾妻川橋」だったと思う)を左折して、坂を上がる。しかしどうも変だ。道の両側は家が並び、ダム湖があるようには見えない。田代小学校まである。曲がるとことを間違えたかと思い、また144に引き返す。さらに先まで行ってみた。ところがなかなか信号がない。どんどん先まで行くと町に入ってしまった。やっと大笹の信号があったが、明らかに行きすぎている。信号の先にコンビニがあったのでそこで休憩。冷たいドリンクを買い、地図を確かめる。
どうやらさっき途中まで行った道で間違いないようだ。しかし地図では信号のところから道が2本出ているように書かれているが、実際には1本しかなかった。しかし途中右側に崖沿いに上に上がってゆく細い道があったので、そこに入るのかもしれないと見当を付ける。もう夕方でだいぶ日も傾いてきたので時間もない。すぐ引き返す。途中吾妻川に架かる橋がいくつもあって写真を撮りたかったが、うまく車を停められる場所がない。時間もないので今回はあきらめた。しかし吾妻川は渓流の趣があってなかなかいい川だと思った。
<写真>
キャベツ畑、田代湖(2枚)
先ほどの信号を右折。すぐ右側の細い道に入る。ビンゴ!田代湖の看板がすぐ目に入った。上がり口のところにも看板を出しておけよ、などと思いながらさらに道を上がる。すぐ湖が見えてきた。しかし車を停めるところがなかなか見つからない。1か所停められるところがあったが、先客がいた。仕方がないので先に行く。どこかもっと大きな駐車場があるはずだ。とにかく湖の周りをぐるっと回る。ところがいくら行っても車を停めるところがない。途中キャベツ畑があったので写真を撮る。これが有名な嬬恋のキャベツ畑か。と感心する間も惜しんでさらに先に行く。結局湖を一周してしまった。先ほどの小さな駐車スペースが今度は空いていたのでそこに車を停める。すぐ横に立ち入り禁止の看板が立っていた。そういうことか。ダム湖なので中に入れないのは仕方がないが、眺める場所など作っていないようだ。周りを柵がぐるっと囲んでいる。柵越しに写真を何枚か撮る。特に眺めのいい湖ではない。湖の周りをぐるっと回って、いろんな角度から眺めてみたいがもう夕方で時間がない。帰ることにする。帰りの144号線は夕日がまぶしかった。
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