完成間近のリンドウ橋を撮る
今日は出張で松本へ行ってきた。要件は3時過ぎに終わったので、帰りがけにまた鹿教湯温泉に寄って写真を撮ってきた。先日と同じ駐車場に車を停める。まず前回と同じコースを取った。紅葉橋、なかよし地蔵、文殊堂、五台橋。今度はしっかり撮れたが、なぜか「なかよし地蔵」は今回も写真がぶれて失敗。リベンジのつもりが返り討ちにあってしまった。残念。それはともかく、今日は前回撮れなかったところも撮りたかったので、五台橋から緑橋、馬頭観世音、万年橋、月見堂と回ってみた。緑橋と馬頭観世音は特にどうということはなかったが、万年橋は結構インパクトがあった。案内マップに「地上30メートルのつり橋」とあるので、ゆらゆら揺れる橋かと思ったら鉄製のがっしりとした橋だった。両側に太い鉄柱が立っていて、そこからワイアーが張ってある。なるほど確かにつり橋だ。ただ、しっかりとした鉄製の手すりが付いているのであまりつり橋という感じはない。しかし黒々とした橋の質感がどっしりとした存在感を与えている。メインストリートからやや離れた、奥まった所にあって、すぐ近くまで行かなければ姿が見えない。そのひっそりとした佇まいもいい。ただし、ゴブリン選定「上田周辺ユニークな形の橋10選」に入れるかどうかは保留。何しろあと枠は一つだけ。慎重に選ばなければ。
<写真>
上の3枚:紅葉橋、文殊堂の橋、文殊堂
下の3枚:緑橋、緑橋に行く途中の仏像、五台橋
月見堂へ行く坂を登り始めたころにはすでに汗びっしょりだった。昨日までの曇り空とは打って変わって抜けるような青空。このところずっと曇りか雨の天気が続いていたので、朝起きて空を観た時にはあまりの青さにまぶしく感じたほどだ。空ってこんなに青かったのか。感動すら覚えた。気温もおそらく30度を超えていただろう。梅雨のじめじめした気候に慣れていた体にはこの暑さは応える。それでも月見堂の写真を撮りたい一心で坂を上った。ネクタイこそ外したが、出張用の革靴で登る坂ではない(普段はネクタイなど締めないし、靴はスニーカーだ)。普段の運動不足で息が切れる。息が荒くなり、足がガクガクになったころようやく月見堂についた。特に珍しくはない東屋である。ただ屋根が茅葺きになっているところはいい。何枚か写真を撮って、また道を下る。坂の途中で、向かいの山の上に浮かんでいる月に気づいた。せっかく月見堂に上ったのだ、月の写真を撮っておこう。昼間でも月は月。うっすらとしか見えないのでちゃんと映るか気にしながら写真を撮った。
<写真>
上の3枚:万年橋(2枚)、万年橋の箱(中に記念スタンプが入っている)
下の3枚:月見堂、月見堂下から見た月、遊歩道脇に咲くガクアジサイ
鹿教湯温泉を出て上田に向かう。実はもう一つお目当てのスポットがあった。おととい鹿教湯温泉に来た帰りにたまたま見かけた橋があった。青い色のきれいな橋で、これも帰りがけにぜひ写真に撮っておきたかった。いつもは平井寺トンネルを通るのだが、200円をケチって平井寺を素通りし、174号線に入った。その時右側に見かけた橋である。正確な場所は分からないが、内村川と依田川の合流点と依田川橋の間あたりだろう。その橋を渡って対岸に車を止めようと思っていたら、なんと入口は封鎖されていた。まだ建設中なのである。確か前に通った時にはなかったはずだと思っていたが、やはり新しい橋だった。一旦通り過ごしてから、また引き返してきた。ちょうど橋の所(道を挟んで橋の反対側)に駐車スペースがあったのでそこに車を停めた。
<写真>
リンドウ橋(2枚)、馬頭観世音
橋はほぼ出来上がっていた。ピカピカの新橋なので、橋の青い色が鮮烈だ。橋全体の半分だけ青いアーチがかかっている形も実にユニーク。どことなくかわいい感じを受ける。未完成だが、すっかり気に入ってしまった。工事の人に橋の名前を聞いたら「リンドウ橋」だと教えてくれた。リンドウにちなんで青く塗ってあるのだと。納得。うちの庭にもリンドウを植えている。だからなお一層親しみを感じる。いっそのこと「上田周辺ユニークな形の橋10選」に入れてしまおうか。いやいや、まだ完成していないのだから、そうあわてることはない。もう少しいろんな橋を見てから決めよう。とにかく、新しくできる橋の写真を撮れたので満足だった。
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