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2007年7月18日 (水)

産川探索その3 中流域を撮る

  夕方産川の中流域の写真を撮りに行った。うす曇りの日だったが、7時頃まで明るい時期なので行ってみることにした。家の前を塩田仁古田線が走っている。舞田の信号から中塩田小学校へ向かう道である。女池の横の四つ角を直進して細い道に入る(右折すると中塩田駅に出る)。突き当りを左折。しばらく走ると右側に八幡大神県社の大きな塔が見える。そこを右折。まっすぐ行くと八幡大神県社の先にマンション群らしきものが右手に見えてくる。その先に産川が流れている。道は橋に続いているが、橋の横に車を停める。まずそこの橋と川の写真を撮った。橋は大下橋という名前だった。白いガードレールのよくある橋。上流側は川の両岸を樹木が覆っていていい絵である。

 しかし今回のお目当ては下流の方。そちらはさらにうっそうと木が茂っている。川の周りだけ森が残してあるという感じだ。川沿いに歩いて行くと、すぐにまるで山の中の渓流沿いを歩いているような感覚になる。平なので渓流というのはふさわしくないが、うっそうと樹木に囲まれているのでそんな錯覚を覚えるのだ。八幡大神県社前の道は時々通るが、ここを歩いたのは初めてだ。産川の中流域にこんな一帯があったなんて。

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<写真>(左から)大下橋から上流を見る、森の中の産川(2枚)

 しかし森はあっという間に尽きてしまう。100メートルもないかもしれない。最初左岸を歩いていたが、途中広場のようになった場所に出る。横に廃車になったバスが捨てて(置いて?)ある。何のための場所だろう?不思議な場所だ。そこを抜けるとすぐ森は途切れる。その先に橋が二つ見える。手前の方はよくある普通の橋だが、先の方は独特の形をした赤い橋だ。これか!あの赤い橋は写真で見ただけだが、正確な場所が分からなかった。このあたりだろうと見当をつけていたので、これも今回の目的の一つだった。ついに見つけた。手前の方の橋を渡って右岸に出る(左岸は道がなくなっている)。赤い橋の手前でまず写真を撮り、近くまで行ってまた何枚も撮った。色が赤く欄干に擬宝珠が付いていて、まるでお寺か日本庭園にでもあるような優雅な形をした橋である。だいぶさびが出て古びてはいるが、なかなか姿のいい橋だ。

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<写真>鎌倉橋(3枚)

名前を確認すると鎌倉橋となっている。何かいわれがありそうだ。塩田は古寺や古い文化財が多いので信州の鎌倉と言われる。そのことと関係があるのだろうか。帰ってからネットで調べてみると、やはり思った通りだった。「上小橋梁百選」という、いつもお世話になっている素晴らしいサイトを見ると、「塩田は中世北条氏一族が居を構えた所から、文化財も多く、俗に『信州の鎌倉』とも呼ばれていたことから、このイメージにふさわしい名前としてつけられました」と説明されている。昭和43年竣工とあるからそれほど古い橋ではない。近辺の人しか知らないような橋だが、ちゃんとベスト100に選ばれているではないか。素晴らしい。昨日の御八城大橋に続いて、ゴブリン選定「上田市周辺ユニークな形の橋10選」への登録決定!さあ、後いよいよ残り2つ。ここから先は狭き門ですぞ。未登録の橋は心して一層奮励努力するように(だからどうやって?)。

 さて、ここまで来たのだからもう少し先まで足を延ばすことにした。さらに下流へと向かう。ところがすぐその先で右岸の堤防が切れている。途切れているところまで行って下をのぞいたらびっくり。なんとそこは船の舳先のようにとがった突端になっていてそこから先にはいけない。その突端の先では、右側からもう一つの川が産川に合流していた。ちょうどYの字をなすように、突端の両側からふたつの川が流れてきて、突端のところで1本の川になっている。右側の川は後で調べたら尾根川だった。突端のすぐ先に別の青い橋があるので、そこからこちらを撮ってみたくなった。右側の尾根川を振り返るとすぐそこに橋があった。名前を見ると竹花2号橋とある。なんかそっけない名前だ。そこを渡って青い橋に行く。

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<写真>(左から)堤防の突端部分、落合橋、竹花2号橋

  今自分がどのあたりにいるのか先ほどから分からなくなっていたが、ふと右側を見てすぐ分った。別所線の大学前駅が目の前にあった(たまたま電車が停まっていたので写真に撮った)。じゃあ、この青い橋は大学前駅のすぐ前の橋じゃないか。なんか見覚えがあると思っていたが、いつもと違う角度から見るとまるで別世界にいるように見える。不思議な感覚だった。たまにしか通らない橋だが、そのすぐ横でふたつの川が合流していたなんて今の今まで知らなかった。普段いかに橋を意識しないで通っているかよく分かる。

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<写真>(左から)大学前駅、落合橋の下流、落合橋から見た合流部分

 橋の名前を見てまたびっくり。落合橋となっている。「浦野川散策その3 上流の沓掛川と田沢川を行く」という記事に書いたが、沓掛川と田沢川の合流地点に架かる橋も落合橋という名前だった。二つの川が合流するところなので落合橋というのだと道を尋ねた近所の人が教えてくれた。なるほど、そこだけの特殊な命名ではなかったのだ。となると、川が合流しているところは他にもたくさんあるのだから、他にも落合橋があるかもしれない。またまた楽しみが増えてしまった。ふふふ。

 まあそれはともかく、そろそろ戻ることにした。今度は落合橋を渡って川の左岸を歩いて戻ることにした。といっても川沿いの道はないようなので川から少し離れた道を進んだ。途中で最初に車で走った八幡大神県社前を通る道に出る。八幡大神県社のところで左折して車のところに戻った。しかしまだ明るいので、上流の方も少し観ておこうと思った。ちょっと先まで行くつもりだったが、川沿いにマンションが立ち並んでいて川が途中から見えなくなる。仕方なくどんどん先まで歩いて行く。しかしこのマンション群はいつの間に増えたんだ。5、6年前にここを自転車で通った時には同じ型の建物が3つくらいしかなかったはずだ。真新しい建物で、庭も整備されていていいところだと思っていた。今は上流側に同じ建物がいくつも立ち並んである。行けども行けども川に出ないという感覚であせってきた。

やっとマンション群が切れ、川が見えた。すぐ先に橋が見える。しかしそれは別所線の通る鉄橋だった。古びた感じが何ともいえずいい味わいを出している。写真を撮りさらに先に行く。次の橋は山洋電気横の名もない橋。ここも自転車で何度か渡ったことがある。そこまでで引き返した。先ほどの鉄橋を越えたときたまたま電車が来た。あわてて写真にとる。まるで電車オタクみたいで、この時はさすがにちょっと恥ずかしかった。でも、めったにないことなので撮っておいてよかった(電車がぶれているのが玉に瑕だが)。別所線は地域の財産。一度別所線の写真も撮りたいと思っていた。

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<写真>(左から)別所線の鉄橋(2枚)、団地前の道祖神

 また車の所に引き返す。歩いていたらマンション前の原っぱに道祖神がぽつんと立っていたので、それも写真に撮った。家に帰ってから地図で足取りを確認していたら、このマンションは内堀団地と書いてあった。最初に建っていたあたりが市営で、新しくできたところは県営となっている。またまたびっくり。何だマンションだと思っていたらアパートだったのか。しかし全く同じ建物なのに、市営と県営に分かれているのはどういうわけだろう。まあ、どうでもいいか。とにかく、うっそうと森に囲まれた産川と鎌倉橋、尾根川との合流点が撮れたので満足。夕方の短い探索だったが成果はたっぷり。

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