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2007年7月22日 (日)

最近観た映画

  最近なかなか映画のレビューが書けない。7月10日締め切りの短い原稿2本を(フレンAkari1 チ・フィルム・ノワールと悪役ヒーローに関するもの)何とか若干締め切りに遅れながらも書き終え、さあこれから映画をガンガン観るぞ、レビューをビシバシ書くぞと思ったものの、忙しくて思うに任せない。フリッツ・ラングの「M」を今月6日に観たが、いまだにレビューが書けない。平日は仕事に追われ、週末は憂さ晴らしにデジカメもって撮影にお出かけというパターンなので、まとまった時間が取れない。13日に観た「裏切りという名の犬」のレビューは「M」が片付かないと書けない。早くしないと忘れてしまいそうだ。これは久々のフレンチ・フィルム・ノワール。お決まりの男の友情と裏切りがテーマだが、なかなか出来はいいと思った。今後フリッツ・ラング作品とフレンチ・フィルム・ノワールは意識的に追求しようと思っている。

  昨日の21日にはレンタル締め切りぎりぎりに「家の鍵」と「カポーティ」を観た。「家の鍵」は久々に観るイタリア映画。期待したほどではなかったが、淡々とした中にも鮮烈な印象を残すシーンがいくつかある。障害を持った子と、やっとその息子と正面から向き合うことにした父親が過ごした数日間。その二人を特に大きな山場を設けることなくじっと観察するように見つめ続ける演出は悪くない。実際に障害をもったアンドレア・ロッシの演じるパオロがすごい存在感だ。しかし、父親役のキム・ロッシ=スチュアートがどうも弱い。シャーロット・ランプリングがここでもいい味を出していただけにその点が惜しい。ジャンニ・アメリオ監督は「いつか来た道」に続いて2本目だが、どうも彼の作品は地味だ。

  「カポーティ」は評判ほどではないと感じた。フィリップ・シーモア・ホフマンは確かにうまい。しかし、カポーティの人物像、事件を取材しようとした彼の意図と狙い、事件の真相、事件から彼が何を読み取ったのかというどの面をとっても中途半端だという印象をぬぐえない。レビューは・・・たぶん書かないでしょう。

  今一番観たい新作DVDはアルトマンの遺作「今宵、フィッツジェラルド劇場で」。これは新作料金でも観たい。それを見たらしばらく手元にたまりにたまったDVDを観ようかと思っている。こちらは山ほどある。イジィ・トルンカの「真夏の夜の夢」、フリッツ・ラングの「恐怖省」、シェ・チンの「芙蓉鎮」、ビスコンティの「山猫」、黒澤の「野良犬」、ジャン・ピエール・メルヴィルの「影の軍隊」、「いぬ」、「仁義」などはぜひ観直したい。「川本喜八郎作品集」、ビリー・ボブ・ソーントンの「スリング・ブレイド」、ケン・ローチの「ブレッド&ローズ」、メルヴィルの「マンハッタンの二人の男」など、まだ観ていないものも山ほどある。このうち、一体どれだけ観られるのだろうか。はあ~(ため息)。

「M」 ★★★★★
「裏切りという名の犬」 ★★★★
「カポーティ」 ★★★★
「家の鍵」 ★★★★
「RENT/レント」 ★★★☆
「オーシャンズ12」 ★★★☆

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