浦野川散策 その4 醤油久保橋を撮る
あいにく小雨が降っていたが、今日(10日、日曜)ようやく醤油久保橋の写真を撮ってき た。醤油久保橋は依田川にかかる馬坂橋と並んで上小地方に二つある木橋のひとつである。しかし、それ以上にこの橋を有名にしているのは何度も映画などの撮影に使われているからである。最近のもので有名なのは上戸彩が牛車に乗って橋を渡るオロナミンCの「元気はつらつ?」CM。牛若丸のタッキーも出ていたあれだ。あの橋がこの醤油久保橋。前から一度実物を観たいと思ってはいたが、ほんの数日前までどこにあるのか分からなかった。このところ橋の写真を撮ることに熱中しているので気になってネットで調べてみた。何と醤油久保橋は浦野川にかかっている橋だった。いやはやびっくり。「浦野川散策 その3」で最後に行った岡橋のさらに下流にある。道路地図で調べたら六中の近くではないか。あの辺は日帰り温泉施設「ささらの湯」に行くときによく通るのにどうして気づかなかったのか。とにかく早く行ってみたくて仕方がなかった。
土曜日は用事があって新宿に行っていたので今日行ってみることにした。そうそう、つい でに「ジュンク堂新宿店」に行ってきましたよ。ビルの3つのフロアを占領しているのだから相当な本の数だ。歴史と文学と映画のコーナーを丹念に観たが、結局1冊も買わなかった。欲しいものは手帳にメモして、家に帰ってから持っているかどうかチェックした上でアマゾンで注文しようと思ったからだ。しかしチェックしたらほとんど持っていた。あれだけたくさんあっても欲しいものは限られていて、しかもちゃんと入手済み。そういうものか。あわてて買わずに、冷静に対応してよかった。
話を元に戻そう。昼食の後、醤油久保橋に向かう。赤坂上から143を青木方面に向かい、吉田の信号で右折。六中の横を通って浦野川に向かう。川がなかなか見つからない。六中のすぐ裏だったように思っていたが違っていたらしい。しばらく走ってやっと川に出る。すぐ橋が見えた。橋は八幡橋だった。確か地図で見た記憶ではその隣に醤油久保橋があるはず。ここで橋の名前を地図で確かめておけばその後の混乱はなかったはず。しかしその時は勘違いに気づかなかった。
川沿いには道がないので、ちょっと六中の方に戻って迂回する。田んぼの中の細い道を 通る。この辺は初めて足を踏み入れる。やっと橋に出た。だが木の橋ではない。写真を撮りながら名前を確かめると浦野川橋となっていた。そこで初めて地図を確かめた。だいぶ下流に来てしまったようだ。川の反対側に出ると、川沿いに道がある。最初からこっち側に出ればよかった。川沿いの道を上流方向に引き返す。
このあたりもまた独特の雰囲気があった。しばらく走ると弓埼神社があり、反対側に駐車スペースがあった。たぶんこのあたりだろうと思って車を停める。階段があるので川まで下りてみたが、醤油久保橋が見えない。右側(上流)に先ほど撮った八幡橋が見える。しかし他に橋はない。川がカーブしているのでその先かと思って川沿いの細い道を下流の方へ歩いてみる。浦野川橋が見えてきたが他に橋はない。キツネにつままれた気分だった。車を停めたところに戻りながら不思議で仕方がなかった。
車に戻って改めて地図を確認する。地図では六中のすぐ横をまっすぐ行けば日向橋に出るはずである。しかし着いた橋は八幡橋だった。この橋はなぜか地図に名前が載っていない。ともかくまっすぐ行かずにどこかで右に曲がっていたのだろう。日向橋の下流の醤油久保橋のさらに下流にある八幡橋に出ていたのである。八幡橋で写真を撮ったときに地図を確かめていたら、その時点で間違いに気づいたはずだ。しかし間違えたおかげで浦野川橋の写真も撮れたと思えばむしろ良かったのかもしれない。
とにかくもっと上流まで行かねばならないことは分かった。車を出してしばらく走ると木の橋が見えてきた。これに間違いない。車を橋の近くに停めて、小雨が降っていたので手早く醤油久保橋の写真を撮る。確かに木の橋は石やコンクリート造りの橋よりも温かみと味わ いがある。古びた感じがまたいい。何といってもあの独特の形の灯籠がいい。横から見ると橋の一部がやや下にさがっているのが気になる。川床がえぐられているのかも知れない。オロナミンCの撮影の時かなりの人数が上に乗ったはずだから、その時に沈んだか?付近に家はまばらで、普段あんなに大勢が橋を渡ることはないだろうから。曇り空で薄暗かったが、写真はソフトを使えばいくらでも修正がきく。とにかくずっと気になっていた橋の写真が取れて満足だった。
帰りは隣の日向橋を渡った。そのまままっすぐ進むと六中の横を通り吉田の信号に出た。あれっ、じゃあさっき来る時は何で八幡橋に出たんだ?う~ん不思議空間。どっか途中にワープ地帯でもあったのか?どうもすっきりしない。今度また来て確かめてみよう。
これからも川と橋の写真は撮り続けようと思っている。いずれ「ユニークな形の橋10選」などを選んでみようとも思っている。今のところ高速が通るローマン橋、新幹線が千曲川を 渡るときに通るハープ橋、生島足島(いくしまたるしま)神社の御神橋、塩野神社の太鼓橋(韓国映画「青燕」にエキストラで出た時ここで撮影した)、そして醤油久保橋は当確。参考までに6月4日に撮った生島足島神社の写真も一緒に載せておきます。
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