ちょっと一息
このところまた忙しくなりブログの更新もままなりません。昨日の日曜日も出張で、先ほ どやっと家に戻ってきました。今週も予定が一杯で今度いつ更新できるやら。3日の土曜日はようやく休みが取れるのですが、4日の日曜日に東京で研究会があるのでその準備をしなければなりません。観た映画のレビューも書けないし、新たに映画を観る時間も取れるかどうか。ああ「グエムル 漢江の怪物」が観たい。「ローズ・イン・タイドランド」や「トランスアメリカ」も観たい。予約注文で手に入れた「フープ・ドリームス」も観たい。昨年はブログを頑張りすぎて体を壊してしまいましたが、今度はブログが書けなくてストレスがたまりそうです。
いや、申し訳ありません。つい嘆き節になってしまいました。嘆いていても仕方がないので、この間観た映画の報告をしておきましょう。レンタルしていた「レイヤー・ケーキ」と「恋人たちの食卓」を返却日ぎりぎりに観終えました。忙しいと言いつつ、期限を切られると人間頑張るものです。久々に両方とも満足しました。評価は以下の通り。
「レイヤー・ケーキ」★★★★
「恋人たちの食卓」★★★★☆
「レイヤー・ケーキ」はイギリス流クライム・ムービー。アメリカ映画のように不死身のヒーローがかっこよく立ち回り、派手なドンパチで相手をばたばたなぎ倒したりはしません。むしろ主人公はアンチ・ヒーロー的で、イギリス映画らしい皮肉っぽい語り口がピリッと利いている。さらにブラックなユーモアがふんだんに盛り込まれています。登場人物が多彩で、ちょっとした群像劇のような作りになっているところも面白い。「トレインスポッティング」や「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」などが好きな人にはおすすめです。
「恋人たちの食卓」は期待に違わぬ傑作でした。名優ラン・シャンを起用した、アン・リー監督の「老父」シリーズ3作目。1作目の「推手」もそうですが、ラン・シャンは小津映画の笠智衆のように枯れてはいない。息子や娘たちに振り回されながらも、老父はラストで第2の人生に踏み出してゆく。「推手」同様味わい深い作品でした。第2作の「ウェディング・バンケット」も早く観たい。
「レイヤー・ケーキ」は短評で、「恋人たちの食卓」は本格的なレビューを書きたいと思っていますが、何せ忙しいのでいつのことになるやら予定が立ちません。どうか気長にお待ちください。
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