ゴブリンのこれがおすすめ 34
イギリス女優
■マイ・ベスト・テン
キーラ・ナイトレイ(1985- ) ミドルセックス
<代表作>
「わたしを離さないで」(10)
「つぐない」(07)
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ(03~)
「ドミノ」(05)
「プライドと偏見」(05)
「パイレーツ・オブ・カリビアン」(03)
「ラブ・アクチュアリー」(03)
「ベッカムに恋して」(02)
「穴」(01)
ケイト・ウィンスレット(1975- ) レディング
<代表作>
「おとなのけんか」(11)
「エターナル・サンシャイン」(04)
「ネバーランド」(04)
「アイリス」(01)
「タイタニック」(97)
「日蔭のふたり」(96)
「いつか晴れた日に」(95)
ヘレナ・ボナム・カーター(1966-) ロンドン
<代表作>
「英国王のスピーチ」(10)
「アリス・イン・ワンダーランド」(10)
「スウィーニー・トッド」(07)
「ハリー・ポッター・シリーズ」(07~10)
「チャーリーとチョコレート工場」(05)
「ビッグ・フィッシュ」(03)
「ファイト・クラブ」(99)
「ヴァージン・フライト」(98)
「鳩の翼」(97)
「フランケンシュタイン」(94)
「ハワーズ・エンド」(92)
「眺めのいい部屋」(86)
エマ・トンプソン(1959- ) ロンドン
<代表作>
「新しい人生のはじめかた」(08)
「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」(05)
「ラブ・アクチュアリー」(03)
「ウィンター・ゲスト」(97)
「いつか晴れた日に」(95)
「キャリントン」(95)
「から騒ぎ」(93)
「日の名残り」(93)
「ハワーズ・エンド」(92)
「ピーターズ・フレンズ」(92)
「ヘンリー五世」(89)
ヘレン・ミレン(1945-) ロンドン
<代表作>
「クィーン」(06)
「カレンダー・ガールズ」(03)
「ゴスフォード・パーク」(01)
「グリーンフィンガーズ」(00)
「英国万歳!」(94)
「コックと泥棒、その妻と愛人」(89)
「エクスカリバー」(81)
「オー!ラッキーマン」(73)
「狂えるメサイア」(72)
ジュリー・クリスティー(1941- ) インド・アッサム州
<代表作>
「ネバーランド」(04)
「シャンプー」(75)
「赤い影」(73)
「恋」(71)
「遥か群衆を離れて」(67)
「華氏451」(66)
「ダーリング」(65)
「ドクトル・ジバゴ」(65)
ヴァネッサ・レッドグレイヴ(1937- ) ロンドン
<代表作>
「もうひとりのシェイクスピア」(11)
「ダロウェイ夫人」(97)
「愛と精霊の家」(93)
「ハワーズ・エンド」(92)
「アガサ愛の失踪事件」(79)
「ジュリア」(77)
「トロイアの女」(71)
「素晴らしき戦争」(69)
「裸足のイサドラ」(68)
「遥かなる戦場」(68)
「わが命つきるとも」(66)
「欲望」(66)
グレンダ・ジャクソン(1936- ) チェシャー州
<代表作>
「レインボウ」(89)
「サロメ」(87)
「ウィークエンド・ラブ」(73)
「クイーン・メリー愛と哀しみの生涯」(71)
「日曜日は別れの時」(71)
「恋する女たち」(69)
ジュディ・デンチ(1934- ) ヨーク
<代表作>
「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(11)
「ヘンダーソン夫人の贈り物」(05)
「プライドと偏見」(05)
「ラヴェンダーの咲く庭で」(04)
「シッピング・ニュース」(01)
「アイリス」(01)
「ショコラ」(00)
「恋に落ちたシェイクスピア」(98)
「ムッソリーニとお茶を」(98)
「Queen Victoria 至上の愛」(97)
「ヘンリー五世」(89)
「眺めのいい部屋」(86)
マギー・スミス(1934- ) イルフォード
<代表作>
「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(11)
「ハリー・ポッター・シリーズ」(01~11)
「ラヴェンダーの咲く庭で」(04)
「ゴスフォード・パーク」(01)
「ムッソリーニとお茶を」(98)
「天使にラブ・ソングを」(92)
「眺めのいい部屋」(86)
「素晴らしき戦争」(69)
「ミス・ブロディの青春」(68)「三人の女性への招待状」(66)
■モア・テン、こちらもおすすめ
サマンサ・モートン(1977-) ノッティンガム
エミリー・モーティマー(1971- ) ロンドン
キャサリン・ゼッタ・ジョーンズ(1969-) ウェールズ
タラ・フィッツジェラルド(1968- ) ロンドン
エミリー・ワトソン(1967- ) ロンドン
シャーロット・ランプリング(1946-) エセックス州スターナー
ブレンダ・ブレッシン(1946- ) ケント州ラムズゲート
サラ・マイルズ(1941- ) エセックス
スザンナ・ヨーク(1941- ) ロンドン
シリア・ジョンソン(1908-1982) サリー州リッチモンド
エリザベス・テイラー、デボラ・カー、ヴィヴィアン・リーなど主にアメリカで活躍した超有名女優はベストテンからはずした。
この中で特に好きなのはエマ・トンプソンとヘレン・ミレンの二人。「日の名残り」のエマ・トンプソンは実に魅力的だった。「ウィンター・ゲスト」は作品的にはたいしたことはないが、寒々としたスコットランドの海辺に立つ彼女の美しさには崇高さすら感じた。一方のヘレン・ミレンは庶民的なところが魅力。「カレンダー・ガールズ」まではさほど意識しなかった。しかし「カレンダー・ガールズ」ではおばちゃんパワー炸裂。強烈だった。しかし一番彼女の魅力が発揮されているのはTVシリーズの「第一容疑者」かもしれない。周りの男どもの嫌がらせを毅然として跳ね除け、堂々と捜査の指揮をとる彼女のきりっとした姿は(美人女優ではないが)美しいとさえ思った。
最も優れた女優はと聞かれたらヴァネッサ・レッドグレイヴと答えたい。「ジュリア」での毅然とした美しさは圧倒的だった。大女優と呼ぶに値するのはジュディ・デンチとマギー・スミス。この二人はもはや別格。立派なのは過去の業績だけではない。いまだ現役で活躍し、次々に新しい地平を切り開いている姿勢には心から尊敬を感じる。グレンダ・ジャクソンは美人女優ではないが、彼女の代表作でイギリス映画屈指の名作「日曜日は別れの時」では強烈にひきつけられた。実に不思議な魅力を持った女優だった。女優引退後労働党の議員になり大臣も経験した。ジュリー・クリスティーは「ドクトル・ジバゴ」や「恋」の清楚な印象が強いが、「ネバーランド」で厳格な上流婦人として登場した時には仰天した。この人もすごい女優だ。ヘレナ・ボナム・カーターは、正直言うと、ずっと変な顔の女優だと思っていた。しかし「ヴァージン・フライト」あたりから彼女の魅力を感じ始め、「ビッグ・フィッシュ」で完全に見方が変わった。グレンダ・ジャクソンがD.H.ロレンスを原作とした作品に似合うように、彼女の特異な容貌はティム・バートンの作品が一番似合うと思う。
ケイト・ウィンスレットは「タイタニック」でブレイクしたが、僕には「日蔭のふたり」や「いつか晴れた日に」の印象が強い。「アイリス」では息を呑むほど美しかったが、しっかりとした演技力を持っており、単なる美人女優でない。キーラ・ナイトレイは一番若い世代の代表として選んだ。「穴」や「ベッカムに恋して」の頃はまだ子供だったが、「プライドと偏見」では目を見張るほどの美人女優に成長していた。若手の中では群を抜いた存在。
本館ホームページ「緑の杜のゴブリン」の「イギリス映画の世界」コーナーに、より網羅的なリストを挙げています。こちらも参照ください。
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