ブログ開設1周年を迎えました
今日やっと北海道から上田に戻ってきました。いやあ、北海道は遠い。飛行機に乗っている時間は1時間半程度ですが、バス、電車、飛行機、モノレール、タクシーを乗り継ぐ旅はしんどい。空港までと空港からが疲れる。帰宅した時はもうへとへとでした。
まあ、このことはまた別に書くとして、本題に入りましょう。先にお知らせしたように、正確には昨日の27日になりますが、ブログを開設してから1年がたちました。ブログとしては破格の長ったらしい文章で、かつ映画情報としては決して新しくないにもかかわらず、これまで3万近いアクセスをいただきました。これまで当ブログを読んでいただいた方々、TBやコメントをいただいた方々に心から感謝いたします。
当ブログは日記やエッセイなども含んではいますが、基本的には映画のレビューを中心にしたブログです。劇場で公開された新作ではなくDVDで観た作品を中心に取り上げているので、基本的にネタばれで書いてきました。僕自身がマニアやオタクではないので、当然ブログの内容もオーソドックスなものです。スタッフやキャストの個人情報などはほとんど取り上げていません。基本的に、取り上げた映画がどういう内容の作品なのか、どのような特徴があり、どこに共感したか、どこに疑問を感じたかなどに焦点を絞って書いてきました。技法面にはほとんど関心がありません。とにかく映画を全体として捉えようと努力しています。作品のある面を深くこと細かに考察・分析することが作品の理解を深めることは当然あるでしょう。しかしその場合も生きた作品全体の一部として観なければならないと思います。切り落とした腕をいくら調べても、それは死んだ腕にすぎません。生きた体の一部であってこそ腕はしなやかにまた力強く動くのです。これが映画を観るとき、本を読むときの僕の基本的な姿勢です。
文章は硬いですが、分かりやすく書くように努力しているつもりです。本格的な映画評論ではないので、そういう関心を持っている人には物足りないでしょう。映画は基本的に大衆文化ですし、僕自身の関心も自分が観てどう思ったかということにあるので、「感動的である」「そこがいい」「がっかりした」などの表現を多用しています。そうではない書き方もあるのですが、ブログというメディアの性格も考えてあえてそういう書き方で押し通してきました。
また、最新作はほとんど扱っていませんが、これまで30年以上映画を観続けてきた経験を活かして、僕なりにいろんな情報を盛り込んできたつもりです。多少でもお読みになった方の参考になれば幸いです。「これから観たい&おすすめ映画・DVD」や「ゴブリンのこれがおすすめ」などのシリーズも作ってみました。これからも続けてゆくつもりです(もっとも「ゴブリンのこれがおすすめ」シリーズはいつかは種が尽きるしょうが)。
ブログを続けてきて得た一番の財産は、ブログを通じてたくさんの方と「知り合えた」ことです。直接の面識はありませんが、頻繁にTBやコメントを交わす常連の方も何人かできました。この機会に、改めて御礼を申し上げます。また、こちらから訪れたブログもたくさんあります。いろんなことを学ばせていただきました。これらのブログにも感謝。
この先いつまで続けられるか分かりませんが、体力と気力が続く限り書き続けてゆくつもりです。記事を書くのは相当しんどい作業なのですが(テンションが上がらないと記事はかけません)、今では生きがいにまでなっています。ブログの最大の利点はTBやコメントなどで読んでいただいた方から反応が返ってくることです。それらを励みにまたがんばります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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コメント
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kimion20002000さん 心のこもったコメントありがとうございます。
20世紀から21世紀に変わったばかりの頃、僕はまだパソコンではなくワープロを使っていました。その頃はいつか自分がホームページやブログで映画レビューを書くようになるなんて考えてもいませんでした。思えば遠くへ来たもんだ、正直そんな気持ちです。
僕の方もkimionさんのブログにだいぶお世話になりました。kimionさんの文章にはまた独特の文体と観点があって、僕にはないものですから、なるほどと感心しながら読ませていただいています。互いに刺激しあえるブログ仲間ができたことがこの1年の一番の収穫だと思っています。
これからもどうかよろしくお願いいたします。
投稿: ゴブリン | 2006年9月 2日 (土) 12:29
1周年、おめでとうございます。
ゴブリンさんの文体、目の配り方、作品の全体の中での比較などなど、映画blogをやる人の方法論の、ひとつの極北ですね。
僕は、ヤクザに自己茶化しを入れたり、あることだけを抽出し作品については語っていなかったり、そうかと思えば、とてもバイアスをかけてみたり。恥ずかしい次第ですが、まあ、自分で自分を甘やかしています(笑)。
ゴブリンさん僕では、基本的なスタンスが異なる監督や作品もいくつかはありますが、そんなときは、余計にテンション高めて、書くようにしています(笑)。
でも、いつも、酔っ払っていたりするので、なかなか、平準的なテンションに持っていけないのが、悩みどころです。
これからも、楽しみに、させていただきます。
投稿: kimion20002000 | 2006年9月 2日 (土) 04:15