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2006年7月28日 (金)

バロック・コンサート2日目

Dinner1p   今日もコンサートに行った。今日は7時半開演。15分前に着いた。まだリハーサル中だったので会場でしばらく待つ。人数は昨日よりはさすがに少なかった。

  演奏はほぼ時間通りに始まった。今日はリラックスしたムード。どうやら基本的には講習会に参加した人たちを対象にしたコンサートのようだ。チラシには「レクチャー・コンサート」とある。少し演奏家のトークもあって、そこで聴衆に課題を出していた。言葉は忘れたがある技法のことを話していた。私がどんな風に弾くかよく注意して聴いてください、質問があれば後で訊いてくださいと言っていた。

  時々赤ちゃんの泣き声が混じっていたが雰囲気は悪くならなかった。リラックスしたムードだったが、演奏は熱かった。今日の演奏会も素晴らしかった。昨日はドイツ音楽だったが、今日はフランス。すべてマラン・マレの曲だった。この作曲家も初耳だった。やはり素晴らしい曲だと思った。ホールもいいし、演奏者も素晴らしいので何を聴いてもよく聞こえてしまうのかもしれないが。

  演奏者はヴァイオリンの寺神戸亮、ヴィオラ・ダ・ガンバの上村かおりと森川麻子、チェンバロのニコラス・パール。ヴァイオリンが入るとどうしてもガンバは従に回ってしまうが、ガンバとチェンバロだけになると俄然息を吹き返したようになる。地味な楽器だが実にいろんな表情が出せる。上村かおりさんと森川麻子さんの二人は素晴らしかった。同じガンバでも上村さんのはバスなのでぐっと渋い音が出る。弓の弾きかたも二人は微妙に違う。息がぴったりと合った演奏にはぐいぐい引き込まれた。3人の演奏はジャズのピアノトリオのような緊張感がある。ジャズのインプロビゼーションとはまた違った、三者三様に弾き分けながら一糸乱れぬ演奏。講習会の参加者が多かったせいもあるだろうが、観客席にも緊張感があった。僕はまったく楽器が弾けない人間なので技術や楽理的なことは分からないが、硬軟取り合わせた演奏は講習会参加者に大いに参考になっただろう。レクチャーを兼ねた模範演奏的な色彩があったと思われるが(それはおそらく選曲にも反映しているだろう)、部外者にとって何の違和感もなかった。

  演奏の合間のトークから森川さんとニコラス・パールさんがご夫婦だと分かった。自分の演奏がないときに森川さんがニコラスさんの横に立って譜面をめくっている姿が印象的だった。二日間たっぷり楽しませてもらいました。

  東京を離れてから聴きに行くコンサートがガラッと変わってしまった。上田に来てからはほとんどクラシックばかり。東京にいた頃はクラシックも何度か聴きに行ったが、もっぱら通ったのは規模の小さなライブハウスだった。新宿の「ルイード」、「ロフト」、「ピット・イン」、渋谷の「テイク・オフ7」、「エッグマン」、「ジャンジャン」。だめだ、他にもあったが名前を忘れてしまった。六本木や下北沢、銀座にも行ったなあ。悲しいことに名前が出てこない。

  ジャズを別にすると、もっぱら女性歌手ばかり聴きに行っていた。せっかく間近で見られるのだから、聴くだけでなく見る楽しみもないとね。エポ、上田知華とカリョービン、中原めいこ、高橋真梨子、谷山浩子、それにあの頃西島三重子が好きで何度も聴きに行ったな。そうそう「ロフト」では山崎ハコを聴きに行ったっけ。彼女にふさわしい暗い場所だった。こうやって名前を挙げてみると顔が赤くなる。ミ-ハーだったのね。

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