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2006年5月18日 (木)

ゴブリンのこれがおすすめ 12 ロード・ムービー

ロード・ムービー+旅を含む映画
「幌馬車」 (1923) ジェームズ・クルーズ監督、アメリカ
「アクメッド王子の冒険」(1926)ロッテ・ライニガー監督、ドイツ
「自由を我等に」(1932) ルネ・クレール監督、フランス
「或る夜の出来事」(1934)フランク・キャプラ監督、アメリカ
「大いなる幻影」(1934)ジャン・ルノワール監督、フランス
「怒りの葡萄」(1939) ジョン・フォード監督、アメリカ
「駅馬車」(1939)ジョン・フォード監督、アメリカ
「オズの魔法使い」(1939)ヴィクター・フレミング監督、アメリカ
「サリヴァンの旅」(1941)プレストン・スタージェス監督、アメリカ
「赤い河」(1948)ハワード・ホークス監督、アメリカ
「越境者」(1950)ピエトロ・ジェルミ監督、イタリア
「浮雲」(1955)成瀬巳喜男監督、日本
「狩人の夜」(1955)チャールズ・ロートン監督、アメリカ
「捜索者」(1956)ジョン・フォード監督、アメリカ
「八十日間世界一周」(1956)マイケル・アンダーソン監督、アメリカ
「ドン・キホーテ」(1957)グリゴーリ・コージンツェフ監督、ソ連
「誓いの休暇」(1959)グリゴーリ・チュフライ監督、ソ連
「渚にて」(1959)スタンリー・クレイマー監督、アメリカ
「ふたりの女」(1960) ヴィットリオ・デシーカ監督、イタリア
「シャイアン」(1964) ジョン・フォード監督、アメリカ
「国境は燃えている」(1965)ヴァレリオ・ズルリーニ監督、イタリア
「俺たちに明日はない」(1967) アーサー・ペン監督、アメリカ
「脱走山脈」(1968) マイケル・ウィナー監督、アメリカ
「明日に向かって撃て」(1969) ジョージ・ロイ・ヒル監督、アメリカ
「イージー・ライダー」(1969) デニス・ホッパー監督、アメリカ
「銀河」(1969) ルイス・ブニュエル監督、イタリア・フランス
「真夜中のカーボーイ」(1969) ジョン・シュレシンジャー監督、アメリカ
「家族」(1970) 山田洋次監督、日本
「バニシング・ポイント」(1970) バリー・ニューマン監督、アメリカ
「ファイブ・イージー・ピーセス」 (1970) ボブ・ラフェルソン監督、アメリカ
「アギーレ/神の怒り」(1972) ヴェルナー・ヘルツォーク監督、西独
「故郷」(1972) 山田洋次監督、日本
「暗殺の詩 知りすぎた男どもは、抹殺せよ」(1973)ロベール・アンリコ監督、フランス
「ゲッタウェイ」 (1973) サム・ペキンパー監督、アメリカ
「さらば冬のカモメ」(1973) ハル・アシュビー監督、アメリカ
「スケアクロウ」(1973) ジェリー・シャッツバーク監督、アメリカ
「都会のアリス」(1973)ヴィム・ヴェンダース監督、西ドイツ
「ペーパー・ムーン」(1973) ピーター・ボグダノヴィッチ監督、アメリカ
「ハリーとトント」(1974) ポール・マザースキー監督、アメリカ
「森浦(サンポ)への道」(1975) イ・マニ監督、韓国
「旅芸人の記録」(1975) テオ・アンゲロプロス監督、ギリシャ
「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」(1976) ハル・アシュビー監督、アメリカ
「幸福の黄色いハンカチ」(1977) 山田洋次監督、日本
「遠い一本の道」(1977)左幸子監督、日本
「地獄の黙示録」(1979) フランシス・フォード・コッポラ監督、アメリカ
「カリフォルニア・ドールズ」(1981)ロバート・アルドリッチ監督、アメリカ
「フィッツカラルド」 (1982) ヴェルナー・ヘルツォーク監督、西独
「鯨とり コレサニャン」(1984) ペ・チャンホ監督、韓国
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(1984) ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ
「パリ、テキサス」(1984) ヴィム・ヴェンダース監督、ドイツ
「バウンティフルへの旅」(1985) ピーター・マスターソン監督、アメリカ
「スタンド・バイ・ミー」(1986)ロブ・ライナー監督、アメリカ
「ダウン・バイ・ロー」(1986) ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ
「旅人は休まない」(1987) イ・チャンホ監督、韓国
「霧の中の風景」 (1988) テオ・アンゲロプロス、ギリシャ=仏
「レインマン」(1988) バリー・レヴィンソン監督、アメリカ
「旅する女/シャーリー・ヴァレンタイン」(1989) ルイス・ギルバート監督、アメリカ
「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」 (1989) アキ・カウリスマキ監督、フィンランド・スウェーデン
「ジャーニー・オブ・ホープ」(1990) クサヴァー・コラー監督、スイス
「ワイルド・アット・ハート」(1990) デイヴィッド・リンチ監督、アメリカ
「テルマとルイーズ」(1991) リドリー・スコット監督、アメリカ)
「春にして君を想う」(1991) フリドリック・トール・フリドリクソン監督、アイスランド・他
「マイ・プライベート・アイダホ」 (1991) ガス・ヴァン・サント、アメリカ
「そして人生はつづく」(1992) アッバス・キアロスタミ監督、イラン
「ラテンアメリカ/光と影の詩」(1992) フェルナンド・E・ソラナス監督、アルゼンチン・フランス
「エル・ノルテ 約束の地」(1993) グレゴリー・ナヴァ監督、アメリカ
「風の丘を越えて/西便制」(1993) イム・グォンテク監督、韓国
「トゥルー・ロマンス」 (1993) トニー・スコット監督、アメリカ
「パーフェクト ワールド」(1993)クリント・イーストウッド監督
「コールド・フィーバー」(1995)フレドリック・トール・フリドリクソン監督、アイスランド・米
「ユリシーズの瞳」(1995) テオ・アンゲロプロス監督、伊・仏・ギリシャ
「ゲット・オン・ザ・バス」(1996) スパイク・リー監督、アメリカ
「心の指紋」(1996)マイケル・チミノ監督、アメリカ
「スタンド・バイ・ミー」(1996) ロブ・ライナー監督、アメリカ
「遥かなる帰郷」(1996) フランチェスコ・ロージ監督、伊・仏・独・スイス
「桜桃の味」(1997) アッバス・キアロスタミ監督、イラン
「ニノの空」(1997)マニュエル・ポワリエ監督、フランス
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」(1997) トーマス・ヤーン監督、ドイツ
「セントラル・ステーション」(1998) ヴァルテル・サレス監督、ブラジル
「ハイロー・カントリー」 」(1998) スティーブン・フリアーズ監督、アメリカ
「レインマン」(1998) バリー・レヴィンソン監督、アメリカ
「菊次郎の夏」 (1999) 北野武監督、日本
「キャラバン」(1999) エリック・ヴァリ監督、ネパール
「ストレイト・ストーリー」(1999) デイヴィッド・リンチ監督、米・仏
「遥かなるクルディスタン」(1999) イエスィム・ウスタオウル監督、トルコ・ドイツ・オランダ
「山の郵便配達」(1999) フォ・ジェンチイ監督、中国
「あの子を探して」(2000) チャン・イーモウ監督、中国
「アメリカン・ラプソディー」(2001) エヴァ・ガルドス監督、アメリカ
「カンダハール」(2001) モフセン・マフマルバフ監督、イラン
「ロード・オブ・ザ・リング」(2001) ピーター・ジャクソン監督、米・ニュージーランド
「アバウト・シュミット」(2002) アレクサンダー・ペイン監督、米・アメリカ
「ロード・オブ・ザ・リング二つの塔」(2002) ピーター・ジャクソン監督、アメリカ
「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」(2003) ピーター・ジャクソン監督、米・ニュージーランド
「裸足の1500マイル」(2002) フィリップ・ノイス監督、オーストラリア
「モーターサイクル・ダイアリーズ」」(2003) ヴァルテル・サレス監督、米・他
「ココシリ」(2004)ルー・チュ-アン監督、中国
「サイドウェイ」(2004) アレクサンダー・ペイン監督、アメリカ
「ランド・オブ・プレンティ」(2004) ヴィム・ヴェンダース監督、米独
「ラスト・マップ/真実を探して」(2004) ジョーダン・ロバーツ監督、アメリカ
「リアリズムの宿」(2004) 山下敦弘監督、日本
「アメリカ、家族のいる風景」(2005)ヴィム・ヴェンダース監督、アメリカ
「世界最速のインディアン」(2005)ロジャー・ドナルドソン監督、ニュージーランド
「ブロークン・フラワーズ」(2005)ジム・ジャームッシュ監督、アメリカ
「トランスアメリカ」(2005)ダンカン・タッカー監督、アメリカ
「サン・ジャックへの道」(2005)コリーヌ・セロー監督、フランス
「アズールとアスマール」(2006)ミッシェル・オスロ監督、フランス
「ジプシー・キャラバン」(2006)ジャスミン・デラル監督、米
「長江哀歌」(2006)ジャ・ジャンクー監督、中国
「トランシルヴァニア」(2006)トニー・ガトリフ監督、フランス
「長い散歩」(2006)奥田瑛二監督、日本
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」(2006)トミー・リー・ジョーンズ監督、米
「リトル・ミス・サンシャイン」(2006)ジョナサン・デイトン他監督、アメリカ
「イントゥ・ザ・ワイルド」(2007)ショーン・ペン監督、アメリカ
「迷子の警察音楽隊」(2007)エラン・コリリン監督、イスラエル・仏
「ダージリン急行」(2007)ウェス・アンダーソン監督、アメリカ
「ウェンディ&ルーシー」(2008)ケリー・ライカート監督、アメリカ
「転々」(2007)三木聡監督、日本
「さあ帰ろう、ペダルをこいで」(2008) ステファン・コマンダレフ監督、ブルガリア・他
「ザ・ロード」(2009) ジョン・ヒルコート監督、アメリカ
「闇の列車、光の旅」(2009) ケイリー・ジョージ・フクナガ監督、メキシコ・アメリカ
「レバノン」(2009)サミュエル・マオズ監督、イスラエル・仏・英
「灼熱の魂」(2010)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、カナダ・フランス
「バビロンの陽光」(2010)モハメド・アルダラジー監督、イラク・英・仏・他
「星の旅人たち」(2010)エミリオ・エステヴェス、アメリカ・スペイン
「アカシアの通る道」(2011)パブロ・ジョルジェッリ監督、アルゼンチン・スペイン
「おじいちゃんの里帰り」(2011)ヤセミン・サムデレリ監督、ドイツ・トルコ
「あなたへ」(2012) 降旗康男監督、日本
「グォさんの仮装大賞」(2012)チャン・ヤン監督、中国
「コン・ティキ」(2012)ヨアヒム・ローニング、他、監督、英・独・他
「世界の果ての通学路」(2012)パスカル・プリッソン監督、フランス
「ゼロ タウン 始まりの地」(2012)エラン・リクリス監督、イギリス・イスラエル
「ブランカニエベス」(2012)パブロ・ベルヘル監督、スペイン・フランス
「ホビット」(2012~4)ピーター・ジャクソン監督、米・ニュージーランド
「父を探して」(2013)アレ・アブレウ監督、ブラジル
「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」(2013)アレクサンダー・ペイン監督、米
「100歳の華麗なる冒険」(2013)フェリックス・ハーングレン監督、スウェーデン
「白夜のタンゴ」(2013)ヴィヴィアーネ・ブルーメンシャイン監督、独・フィンランド・アルゼンチン
「リスボンに誘われて」(2013)ビレ・アウグスト監督、独・スイス・ポルトガル
「0.5ミリ」(2013)安藤桃子監督、日本
「イタリアは呼んでいる」(2014)マイケル・ウィンターボトム監督、イギリス
「消えた声が、その名を呼ぶ」(2014)ファティ・アキン監督、独・仏・伊・トルコ、他
「独裁者と小さな孫」(2014)モフセン・マフマルバフ監督、ジョージア・他
「ミッチとコリン 友情のランド・ホー!」(2014)アーロン・カッツ、マーサ・スティーヴンズ監督、アイスランド・米
「わたしに会うまでの1600キロ」(2014)ジャン=マルク・ヴァレ監督、アメリカ
「岸辺の旅」(2015)黒沢清監督、日本
「The Crossing -ザ・クロッシング- Part II」(2015) ジョン・ウー監督、中国
「手紙は憶えている」(2015)アトム・エゴヤン監督、カナダ・ドイツ
「僕とカミンスキーの旅」(2015)ヴォルフガング・ベッカー監督、ドイツ・ベルギー
「ラサへの歩き方 ~祈りの2400km」(2015)チャン・ヤン監督、中国
「レヴェナント:蘇えりし者」(2015)アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、米
「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」(2015)レミ・シャイエ監督、仏・デンマーク
「家へ帰ろう」(2017)パブロ・ソラルス監督、スペイン・アルゼンチン
「顔たち、ところどころ」(2017)アニエス・ヴァルダ&JR監督、フランス
「サバイバルファミリー」(2017)矢口史靖監督
「ファーザー・フィギュア」(2017)ローレンス・シャー監督、アメリカ
「ロング、ロングバケーション」(2017)パオロ・ヴィルズィ監督、イタリア・フランス
「ワイルド・ドライバー」(2017)マット・マーフィ監督、ニュージーランド
「嘘を愛する女」(2018)中江和仁監督、日本
「グリーンブック」(2018)ピーター・ファレリ監督、アメリカ
「巡礼の約束」(2018)ソンタルジャ監督
「さよならくちびる」(2019)塩田明彦監督、日本
「ターコイズの空の下で」(2020)KENTARO監督、日本・モンゴル・フランス
「君を想い、バスに乗る」(2021)ギリーズ・マッキノン監督、イギリス
「スワンソング」(2021)トッド・スティーヴンズ監督、アメリカ
「パリタクシー」(2022)クリスチャン・カリオン監督、フランス

  「ロード・ムービー」の定義は難しい。僕のイメージでは「ハリーとトント」や「ストレイト・ストーリー」や「モーターサイクル・ダイアリーズ」のようなタイプの映画である。具体的には、一人から数人が旅に出て、旅先で出会った出来事や人とのふれあいを描く映画というイメージだ。時には途中で同伴者ができることもある。アメリカ文学によく登場する ”hobo” と呼ばれる人たちがいる。「仕事を探しながら列車に乗って各地を転々と旅する人たち」を意味する言葉である。根無し草の生活だが、文学の世界などでは自由な生き方の象徴のように描かれることが多い。有名なジャック・ケルアックの『路上』などにもこの精神が受け継がれている。

  恐らく「ロード・ムービー」もその精神を引き継いでいるものと思われる。60年代のアメリカン・ニューシネマの頃に盛んに作られるようになった。「真夜中のカーボーイ」、「明日に向かって撃て」、「イージー・ライダー」、「スケアクロウ」などがその代表作である。”hobo” のイメージで言えば、「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」あたりがぴったりとくる。ここでは「ロード・ムービー」をもっと広い意味で捉え、「旅」を重要な要素として含んでいる映画も含めて選んでみた。ビング・クロスビーとボブ・ホープの「珍道中」シリーズや日本の「寅さん」シリーズもこの範疇に入るだろうが、シリーズものは省いた。

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