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2006年5月21日 (日)

旅するジーンズと16歳の夏

2005年 アメリカ Gogo_2
原題:The sisterhood of the traveling pants
監督:ケン・クワピス
原作:アン・ブレイシェアズ『トラベリング・パンツ』(理論社)
製作:デブラ・マーティン・チェイス、デニース・ディ・ノービ
    アンドリュー・A ・コソービー、ブロデリック・ジョンソン
脚本:ディーリア・エフロン、エリザベス・チャンドラー
撮影:ジョン・ベイリー、A.S.C.
美術:ゲイ・バックリー
作曲:クリフ・アイデルマン
出演:アンバー・タンブリン、アメリカ・フェレーラ、ブレイク・ライブリー
    アクレシス・ブレーデル、ブラッドリー・ホイットフォード
    ナンシー・トラビス、 レイチェル・ティコティン、ジェナ・ボイド、レオナルド・ナム

 ずっと気になっていた映画だが、タイトルがいかにも「わたしB級映画です」と強く主張しているので手が出なかった。どこかモリー・リングウォルドやリヴ・タイラーが出ていたキャピキャピ映画を思わせるタイトルとジャケットの雰囲気。それでも観てみようと思ったのは、「カゴメのシネマ洞」でカゴメさんがほめていたから。果たして期待をはるかに上回る素晴らしい映画だった。カゴメさんありがとう。

 16歳の女の子4人を主人公にしたガールズ・ムービーなのだが、他愛のない恋愛ごっこを描いたキャピキャピ乙女映画ではない。4者4様の大人への旅立ちとそこで出会う苦悩、そして変わらぬ友情というしっかりとした物語の骨格を持ち、4人それぞれの人間的成長がくっきりと描き分けられている。

  最近ガールズ・ムービーが増えてきた気がする。「スウィングガールズ」「犬猫」「下妻物語」「リンダ リンダ リンダ」、「NANA」。どれもよくできている。先日レビューした「青空のゆくえ」は中心人物が男の子なので正確にはガールズ・ムービーとは呼べないが、主人公たちに真摯に向き合っている姿勢には好感が持てた。これらの日本の映画はどちらかというとキャピキャピ寄りだが、韓国の「子猫をお願い」は「旅するジーンズと16歳の夏」に近いテーマを持っている。こちらも、高校出たての5人の女の子たちが社会に出ても互いに友情を保とうと努力する映画である。社会の中に足場を十分築けず、浮遊しながらも精一杯生きようとする女の子たちを丁寧に描き分けていた。

  欧米の古い映画では有名な「若草物語」があるが、他にはあまり思い当たらない。女性映画が増えてくるのはようやく80年代になってから。しかし描かれる女性たちはずっと年齢層が上だ。「マグノリアの花たち」、「森の中の淑女たち」、「ガールズ・ナイト」、「キャリア・ガールズ」、「ジョイ・ラック・クラブ」等々。10代では人生の苦悩を描くには若すぎるのだろう。比較的最近のものでは「靴に恋して」「カーサ・エスペランサ」「カレンダー・ガールズ」、「8人の女たち」、「ポーリーヌ」、「彼女を見ればわかること」、「クレールの刺繍」「サマリア」「ラヴェンダーの咲く庭で」など。確かに(キャピキャピ系を別にすれば)10代の女の子を主人公にしたものはほとんどない。日本でもキャピキャピ系ではないものというと、中原俊監督の「桜の園」(90年)あたりまでさかのぼらなければならない(そういえば木下恵介監督の「女の園」というのもあった)。こう見てくると「子猫をお願い」や「旅するジーンズと16歳の夏」はかなり貴重な存在であることがわかる。

  「旅するジーンズ」という不思議なタイトルは、1本のジーンズを女の子4人が代わる代わる穿いてゆくことからきている。ティビー、カーメン、ブリジット、リーナの4人は性格も体型も違うが、なぜかそのジーンズは4人の誰が穿いてもぴったりと合ってしまう。4人が古着屋でその不思議なジーンズを発見したのは夏休みに入る直前。夏休みにリーナは祖父母の住むギリシャへ、カルメンは別れて暮らす父親のもとへ、ブリジットはメキシコでのサッカー・キャンプに参加する予定。ティビーだけは地元に残り、人生の惨めさを綴ったドキュメンタリー映画(ミジメンタリー)を製作するつもりだ。子供のころから(いや正確にはまだ胎児のころから)ずっと一緒に育ってきた彼女たちが初めて別々にすごす夏。しばしの別れを目の前にして出会った不思議なジーンズ、このジーンズには幸運をもたらしてくれる力があるのではないか。そう思った4人は、それぞれ1週間ずつはいて次の人に送ることにした。幸運のジーンズに願いを託し、4人は別々の道を歩みだす。

  その後に続く4人それぞれのストーリーが実によく描けている。原作はアン・ブレイシェアズの『トラベリング・パンツ』。原題は ”The Sisterhood of the Traveling Pants” だから、直訳すれば「旅するパンツ姉妹団」。未読だがなかなかいい出来らしい。映画は一部変更があるが、ほぼ原作に沿っているようだ。また4人を演じる女優たちがそれぞれに魅力的である。自由奔放なブリジット役のブレイク・ライブリー、内気なリーナ役のアクレシス・ブレーデル、皮肉屋のティビーに扮するアンバー・タンブリン、明るい性格のカーメンを演じるアメリカ・フェレーラ。いずれも新進女優たちばかり。中でもブレイク・ライブリーは初めての映画出演だった。

  それぞれ誰かに似ているのが面白い。アンバー・タンブリンは土屋アンナ、アクレシス・ブレーデルはヘレナ・ボナム・カーター、アメリカ・フェレーラは青木さやか、いやむしろ「ブリジット・ジョーンズ」の時のレニー・ゼルウィガーに似ている。ブリジット役のブレイク・ライブリーは金髪ですらりと足が長い典型的なアメリカ美人タイプ。その分一番個性に欠ける。ついでに言うと、リーナがギリシャで出会う大学生コストス役のマイケル・レイディもアントニオ・バンデラスを若くした感じだ。

  ブレイク・ライブリーが個性に欠けることもあって、4つのエピソードの中ではブリジットのものが一番弱い。ブリジットはメキシコのサッカ―キャンプに参加する。美人でスポーツ万Jewelgrape1 能の彼女は最初から誰よりも目立つ。すぐさま美男子のコーチに目をつけ積極的に迫ってゆく。典型的なアメリカ娘の行動パターン。新鮮味ゼロ。これだけならまったく魅力がないが、彼女の明るい笑顔の裏には自殺した母親の影が付きまとっていた。コーチのエリック(マイク・ヴォゲル)を口説き落としても満足できない。「幸せな出来事のはずなのに、むなしいのはなぜ?」。彼女の心にぽかりとあいた穴はどんなに陽気に振舞っても美形のコーチを口説き落としても埋められはしない。より重要なのは魔法のジーンズでもその穴を埋められなかったことだ。

  魔法のジーンズは4人の間を一巡するが、これを穿いてうまくいったものはいない。リーナはギリシャに行って大学生のコストスと出会う。たちまち彼に惹かれるが、彼女には越えなければならない二つの壁があった。ひとつは自分自身の内気な性格。白い家が並ぶ美しいサントリーニ島でスケッチをしているが、周りの恋人たちからは目をそらしている。服装も体の線を隠すような地味な服を着ている。もうひとつは彼女の祖父母の家とコストスの家の間にある確執。あの家の者とは付き合ってはならないと彼女は釘を刺される。しかし隠れて彼と会ううちに彼女は少しずつ大胆になってゆく・・・。4人の中で一番繊細な感じのリーナのエピソードが僕は一番好きだ。

  4人の中で一番つらい経験をしたのはカーメンである。彼女は別居している父親を訪ねてサウス・カロライナに行く。しかし彼女を待っていたのは父親との久々の水入らずの時間ではなく、予想しなかった大きなショックだった。父親はリディア(ナンシー・トラビス)という女性と同棲していた。しかも彼女には二人の連れ子がいた。カーメンは4人の中で一番陽気でみんなの支えのような存在であるが、この予想外の展開には激しく動揺してしまう。冷たく扱われてはいないが、居場所のない彼女は父親の下を去る。父親と電話で話したときに、「まるで私を不良品のように交換しようというの?」と泣きながら訴えるシーンには胸が詰まった。カーメンはプエルトリコ系で体型も4人の中で一番太っている。典型的な白人であるリディアたちと出会って彼女の劣等感が爆発する。カーメンを演じるアメリカ・フェレーラが実に魅力的だ。

  一人地元のメリ―ランドに残ってスーパーでアルバイトをしているティビーのエピソードも秀逸。彼女はたまたま偶然が重なりベイリー(ジェナ・ボイド)という少女と知り合う。ベイリーは小生意気な女の子で、ずうずうしくティビーが撮っていたビデオの撮影についてくる。最初のうちは迷惑がって「この子もジーンズと一緒に送っちゃいたい」などと言っていたティビーだが、ベイリーが白血病であることを知ってから態度が変わってゆく。一人だけどこにも行けず、いじけて「ミジメンタリー映画」を撮っていた彼女に転機が訪れる。このように話自体はよくある難病物である。その限りではありきたりの展開なのだが、救いはティビーの性格である。髪の一部をブルーに染め、鼻にピアスをした、一見パンク姉ちゃん風の外見。全身から「やってらんねーよ」的オーラを放ちながら(眉間に値札をペタッと貼り付けるシーンが面白い)、それでいて結構まじめなところがある。生意気で彼女の神経を逆なでするベイリーに手を焼きながら、それでいて突き放すわけでもない。ベイリーを見る目つきが少しずつ変わってゆく。心の変化が表情に表れてゆく。「幸せは大きく成功した時よりちょっとした時にかんじるもの」というベイリーが病床で語ったせりふもいいが、ベイリーと出会ってどんどん変わってゆくティビーの方が感動的だ。演じたアンバー・タンブリンは土屋アンナに顔が似ているだけではなく、役柄も「下妻物語」の白百合イチゴを思わせる。このアンバー・タンブリンも非常に魅力的だった。

  いつも4人で一緒にいたときには経験することがなかった苦い現実。その現実の前では魔法のジーンズも役に立たない。彼女たちはそれぞれの問題に自分ひとりで立ち向かわなければならない。そして彼女たちはみな乗り越えた。自分たちの前に立ちふさがった問題を。そして同時に自分たちを閉じ込めていた殻を破ることができた。夏休みを終えて久々に4人そろった彼女たちにはもうジーンズは必要なかった。ジーンズそのものには何の力もない。それは単なる「願掛け」に過ぎない。「ロング・エンゲージメント」でオドレイ・トトゥが何度もやっていたまじないのようなものだ。しかし、見方を変えれば、そこには別の力が込められていたともいえる。4人の友情だ。ジーンズそのものには何の力もないが、そのジーンズはいつしか4人の友情の象徴的存在になっていた。彼女たちは悩みながらも独り立ちしていった、しかしその「独り立ち」は親友たちの支えがあってこそできたのである。4人は再会したときに互いに変わらない友情の絆を確認しあった。もう魔法のジーンズがなくても自分で問題を乗り越えてゆける、そこに彼女たちの本当の成長があった。

  監督はケン・クワピス。彼の映画を観るのはこれが2本目。最初に見たのは妻マリサ・シルバとの共同監督作品である「ヒー・セッド、シー・セッド/彼の言い分、彼女の言い分」(91年)。ケヴィン・ベーコン、エリザベス・パーキンス主演のコメディ。未公開作品だがこれもなかなかの佳作だった。

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コメント

 タンタンさん コメントありがとうございます。
 タンタンさんのブログに僕のコメントが表示されていないので届かなかったのかと心配しておりました。無事届いたようですね。すると、一番下にあったあのボタンは管理人さんへの私信という意味だったのでしょうか。誤解してうっかり押してしまいました。
 それはともかく、タンタンさんの記事を読ませていただいたおかげで、自分の記事の不十分なところを補うことができました。改めて感謝いたします。
 これまでも時々読んでいてくださったのですね。ありがとうございます。最近忙しくてなかなか更新できないのですが、時々また覗いてみてください。

いつも丁寧に分析されたレビューにすごいなと感動してます。
そして私の適当レビューに真摯なコメントありがとうございました。
あまり深いとこまで考えないし考えたとしても文章力がないので表現できなくてもどかしいと感じたりしてるので、ちゃんと読んでいただけただけでも感動なのです。
ありがとうございました。
これからもこっそりTBさせてもらうと思いますが、よろしくお願いいたします。

 「怪物」さん コメントありがとうございます。
 温かい言葉を頂き光栄です。最近何かと忙しくてあまり映画を観られません。「ゴブリンのこれがおすすめ」を連発して何とか間を持たせているのが現状です。レビューを書くのは時間がかかるので忙しいときには正直しんどいのですが、このような言葉をいただくとまた前に進んでゆけます。
 また時間のあるときにでも覗いてみてください。これからもよろしくお願いいたします。

はじめまして。
TBありがとうございます。
ゴブリンさんの素晴らしいレヴューに感動いたしました。
映画への愛情が伝わってきました。

はなこさん カゴメさん コメントありがとうございます。

はなこさん
 カゴメさん経由ではなく、グーグルで検索して見つけました。
 この映画「恵比寿ガーデンシネマ」で公開したのに『キネマ旬報』のベストテンでは選外でした。とてもいい映画なのに不思議ですね。
 「シン・シティ」は近々DVDが出るので楽しみにしています。アメリカ・フェレーラが「CSI」に出演しているとは知りませんでした。最初のシーズンは観たのですが、それ以来ご無沙汰で。最初から出ていたのでしょうかね。また観てみよう。

カゴメさん
 とても参考になる情報をありがとうございました。「ヒー・セッド、シー・セッド」はたまたま借りたいのがないときに目に付いたのです。エリザベス・パーキンスがかわいくて素敵でした。その後TV出演が多いせいか今ひとつぱっとしないのが残念です。
 カゴメさんが「NANA」を批判している記事はチラッと見ました。確かに中島美嘉の演技が下手で、しかもあの痩せよう。セクシーな格好をしても太ももがムチムチでないと僕は色気を感じません。最初のあたりははずれかなと思ったのです。でも中盤から後半はかなり引き付けられました。まあ夜中に酒を飲みながら観ていたのでちゃんと理解できていたか心配ですし、レビューが書けるか心もとないところではあるのですが。前にも「エターナル・サンシャイン」を酒飲みながら観ていて、結局レビューが書けなかったという前例がありますからね。でも、何とか頑張ってみます。
 

TBありがとうございました。
カゴメさんのブログを通じて来てくださったのでしょうか?
カゴメさんとゴブリンさんのレビューは、映画を見終わった後に、
感動を分かち合う為に見る、というタイプですね。
私は昨年公開時に映画館(恵比寿ガーデンシネマ)で見たので、
既に見てから日が経っていて、カゴメさんやゴブリンさんの
レビューを懐かしく拝読し、感動を新たにした、という感じです。
ありがとうございました。

アレクシス・ブレーデルはエーゲ海を思わせるブルーの瞳が印象的。
「シン・シティ」では意外な役で、これまた印象的でした。
これからの活躍期待大です。
アメリカ・フェレーラは、先日見た「CSI」に出演していました。
本作より大人びた感じがしました。10代はどんどん変化して
行きますね。そこが楽しくもあり、少し寂しくもあり… 

ゴブリンさん、おはよーございます♪♪♪

ただ今、お送り頂いた記事を拝読させて頂いた所でありますよ。

>それでも観てみようと思ったのは、「カゴメのシネマ洞」でカゴメさんがほめていたから。果たして期待をはるかに上回る素晴らしい映画だった。カゴメさんありがとう。

身に余るお言葉で、こちらこそ感激です。
こういう時が、ブログをやってて一番嬉しい時ですね。

>「スウィングガールズ」、「犬猫」、「下妻物語」、「リンダ リンダ リンダ」、「NANA」。どれもよくできている。

ひゃあああーーっ! 「NANA」、思いっ切り貶しちゃいましたぁ…。

>アクレシス・ブレーデルはヘレナ・ボナム・カーター、

ゴブリンさんもそう思われたですか!
カゴメは個人的にカーターが好きなもんで、
彼女を一目見て「ああっ!に、似てるっ」思ったであります。
にしても、

>アメリカ・フェレーラは青木さやか、

には思わず膝を打ちましたよ(笑)。

>4人の中で一番繊細な感じのリーナのエピソードが僕は一番好きだ。

カゴメも同じです。あのエピソードは何より“美しい”ですね。
一番心が和みます。
若い人の純で我武者羅な恋を見ると、ついつい応援したくなるのは、
カゴメも歳を取った証拠でありましょうか?
(何故か孫を見ているような…苦笑)

>このように話自体はよくある難病物である。その限りではありきたりの展開なのだが、

ほんに、一歩狂えば忽ち陳腐になるだろう有り勝ちな話を、
良くぞ乗り切って、ああ纏めたものであります。感心しました!
これは演じた二人の力量に負う所大でありましょう。
アメリカの映画界と言うのは、どうにも恐ろしいですね(苦笑)。

>監督はケン・クワピス。彼の映画を観るのはこれが2本目。

な、なんと一作目も既にご覧になってる?
さすがはゴブリンさんです。
とてものことカゴメ如きの及ぶ所では御座いません。
これからも末永く、色々と御教授下さいませ。

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