ゴブリンのこれがおすすめ 8
フェデリコ・フェリーニ監督(1920-93)
■おすすめの10本
「ジンジャーとフレッド」(1985)
「そして船は行く」(1983)
「フェリーニのローマ」(1972)
「フェリーニの道化師」(1970)
「魂のジュリエッタ」(1964)
「81/2」(1963)
「甘い生活」(1959)
「カビリアの夜」(1957)
「道」(1954)
「青春群像」(1953)
■こちらも要チェック
「フェリーニのアマルコルド」(1974)
「サテリコン」(1969)
「世にも怪奇な物語」(1967) オムニバス
■気になる未見作品
「白い酋長」(1951)
ルキノ・ヴィスコンティ監督(1906—1976)
■おすすめの10本
「家族の肖像」(1974)
「ルードウィッヒ/神々の黄昏」(1972)
「ベニスに死す」(1971)
「地獄に堕ちた勇者ども」(1969)
「異邦人」(1968)
「山猫」(1963)
「若者のすべて」(1960)
「ベリッシマ」(1951)
「揺れる大地」(1948)
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1942)
■こちらも要チェック
「熊座の淡き星影」(1965)
「夏の嵐」(1954)
イタリア映画界を代表する2大巨匠。イタリア映画と聞いて誰でも最初に思い浮かべるのはこの二人かもしれない。僕のマイ・ベスト3は以下の通り。
フェリーニ:「道」、「カビリアの夜」、「甘い生活」
ヴィスコンティ:「山猫」、「地獄に堕ちた勇者ども」、「ベニスに死す」
イタリア映画の偉大な時代は第二次世界大戦後に始まる。いわゆる「ネオ・リアリズモ」の傑作を次々に放った巨匠ロベルト・ロッセリーニに代表される時代だ。その後も勢いは増すばかり。上記の二人を含む、ヴィットリオ・デ・シーカ、ルイジ・ザンパ、ジュゼッペ・デ・サンティス、ピエトロ・ジェルミ、レナート・カスティラーニ、ミケランジェロ・アントニオーニ、ヴァレリオ・ズルリーニ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、フランチェスコ・ロージと名匠、巨匠がひしめく50年代から70年代に傑作が集中する。
80年代以降はヴィットリオ&パオロ・タヴィアーニ、ベルナルド・ベルトルッチ、ジュゼッペ・トルナトーレが活躍するが、かつての栄光は薄れた。2000年代に入っても下降線が続く。時々個々に優れたものは現れるが、イタリア映画再生の道は遠い。何がこの不振の原因なのか。時間があれば探求してみたい課題だ。
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