ゴブリンのこれがおすすめ 5
少数民族映画
■これがおすすめ
「サーミの血」(2016)アマンダ・シェーネル監督、スウェーデン・ノルウェー・他
「鉄くず拾いの物語」(2013)ダニス・タノヴィッチ監督、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ・他
「世界の果ての通学路」(2012)パスカル・プリッソン監督、フランス
「ソウルガールズ」(2012)ウェイン・ブレア監督、オーストラリア
「セデック・バレ 第一部」(2011)ウェイ・ダーション監督、台湾
「ジプシー・キャラバン」(2016)ジャスミン・デラル監督、米
「トランシルヴァニア」(2006)トニー・ガトリフ監督、仏
「トゥヤーの結婚」(2006)ワン・チュアンアン監督、中国
「キムチを売る女」(2005)チャン・リュル監督、中国・韓国
「亀も空を飛ぶ」(2004)バフマン・ゴバディ監督、イラン・イラク
「ココシリ」(2004)ルーチューアン監督、中国
「クジラの島の少女」(2003)ニキ・カーロ監督、ニュージーランド
「ククーシュカ」(2002)アレクサンドル・ロゴシュキン監督、ロシア)
「裸足の1500マイル」(2002)フィリップ・ノイス監督、オーストラリア
「僕のスウィング」(2002)トニー・ガトリフ監督、フランス・日本
「氷海の伝説」(2001)ザカリアス・クヌク監督、カナダ
「少女ヘジャル」(2001)ハンダン・イペクチ監督、トルコ・ギリシャ・ハンガリー
「酔っ払った馬の時間」(2000)バフマン・ゴバディ監督、イラン
「風が吹くまま」(1999)アッバス・キアロスタミ監督、イラン
「キャラバン」(1999)エリック・ヴァリ監督、ネパール・他
「遥かなるクルディスタン」(1999)イエスィム・ウスタオウル監督、トルコ・他
「ガッジョ・ディーロ」(1997)トニー・ガトリフ監督、フランス・ルーマニア
「ハッカリの季節」(1983)エルデン・キラル監督、トルコ
「路」(1980)ユルマズ・ギュネイ監督、トルコ・スイス
「獄中のギュネイ」(1979)H.シュテンペル&M.リプケンス監督、西ドイツ
「敵」(1979)ユルマズ・ギュネイ監督、トルコ
「群れ」(1978)ユルマズ・ギュネイ監督、トルコ
「エレジー」(1971)ユルマズ・ギュネイ監督、トルコ
「希望」(1970)ユルマズ・ギュネイ監督、トルコ
■こちらも要チェック
「ジプシーは空に消える」(76、エミーリ・ロチャーヌ監督、ソ連)
「極北の怪異」(22、ロバート・J・フラハティ監督、アメリカ)
■気になる未見作品
「愛より強い旅」(04、トニー・ガトリフ監督、フランス)
「ジプシーのとき」(89、エミール・クストリッツァ監督、ユーゴスラビア)
「ワンス・ウォリアーズ」(94、リー・タマホリ監督、ニュージーランド)
「クジラの島の少女」、「裸足の1500マイル」、「氷海の伝説」が公開された2003年は記念すべき年だった。それまでクルド人やロマ(ジプシー)を描いた映画はあったが、アボリジニ、マオリ、イヌイットを描いた映画はいずれも初めて作られた。ブータンの映画「ザ・カップ 夢のアンテナ」やウルグアイ映画「ウィスキー」など、それまで知られていなかった国からの映画も入ってくるようになった。世界の映画の水準は確実に上がっている。映画先進国との差も着実に縮まっていると言ってよいだろう。
音楽映画(90年代以降)
■これがおすすめ
「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」(2021)アミール・“クエストラヴ”・トンプソン監督、アメリカ
「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」(2021)リー・ダニエルズ監督、米
「リスペクト」(2021)リーズル・トミー監督、アメリカ
「ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢」(2020)ニーシャ・ガナトラ監督、米・英
「カセットテープ・ダイアリーズ」(2019)グリンダ・チャーダ監督、イギリス
「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」(2019)ダニエル・ロアー監督、カナダ・米
「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」(2019)フランソワ・ジラール監督、英・カナダ・ハンガリー・独
「フィッシャーマンズ・ソング」(2019)クリス・フォギン監督、イギリス
「メイキング・オブ・モータウン」(2019)ベンジャミン&ゲイブ・ターナー監督、英・米
「グリーンブック」(2018)ピーター・ファレリー監督、アメリカ
「ボヘミアン・ラプソディ」(2018)ブライアン・シンガー監督、イギリス・アメリカ
「SING/シング」(2016)ガース・ジェニングス監督、アメリカ
「歌声にのった少年」(2015)ハニ・アブ・アサド監督、パレスチナ
「ジャージー・ボーイズ」(2014)クリント・イーストウッド監督、アメリカ
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」(2013)ジョエル&イーサン・コーエン監督、米
「黄金のメロディ マッスル・ショールズ」(2013) グレッグ・キャマリア監督、米
「ストックホルムでワルツを」(2013)ペール・フリー監督、スウェーデン
「はじまりのうた」(2013)ジョン・カーニー監督、アメリカ
「バックコーラスの歌姫たち」(2013)モーガン・ネヴィル監督、アメリカ
「白夜のタンゴ」(2013)ヴィヴィアーネ・ブルーメンシャイン監督、アルゼンチン・他
「光にふれる」(2012)チャン・ロンジー監督、台湾・香港・中国
「ソウルガールズ」(2012)ウェイン・ブレア監督、オーストラリア
「カンタ!ティモール」(2012)広田奈津子監督、日本
「25年目の弦楽四重奏」(2012)ヤーロン・ジルバーマン監督、アメリカ
「カルテット!人生のオペラハウス」(2013)ダスティン・ホフマン監督、イギリス
「アンコール!!」(2012)ポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督、イギリス
「クレイジー・ハート」(2009)スコット・クーパー監督、米
「タレンタイム=優しい歌」(2009)ヤスミン・アフマド監督、マレーシア
「パイレーツ・ロック」(2009)リチャード・カーティス監督、英・独
「オーケストラ!」(09、ラデュ・ミヘイレアニュ監督、フランス)
「ヤング@ハート」(07、スティーヴン・ウォーカー監督、英)
「エディット・ピアフ 愛の讃歌」(07、オリヴィエ・ダアン監督、英・仏・チェコ)
「ONCE ダブリンの街角で」(06、ジョン・カーニー監督、アイルランド)
「今宵、フィッツジェラルド劇場で」(06、ロバート・アルトマン監督、米)
「ドリームガールズ」(06、ビル・コンドン監督、米)
「ジプシー・キャラバン」(06、ジャスミン・デラル監督、米)
「ノー・ディレクション・ホーム」(05、マーティン・スコセッシ監督、米)
「風の前奏曲」(04、イッティスーントーン・ウィチャイラック監督、タイ)
「リンダ リンダ リンダ」(05、山下敦弘監督、日本)
「スウィング・ガールズ」(04、矢口史靖監督、日本)
「コーラス」(04、クリストフ・バラティエ監督、仏・独・スイス)
「Ray/レイ」(04、テイラー・ハックフォード監督、アメリカ)
「ビヨンドtheシー」(04、ケビン・スペイシー監督、米・英・独)
「愛しきベイル-ト/アラブの歌姫」(2003)ジャック・ジャンセン監督
「この世の外へ クラブ進駐軍」(03、阪本順治監督、日本)
「らくだの涙」(2003、ビャンバスレン・ダヴァー、ルイジ・ファロルニ監督、ドイツ)
「アマンドラ!希望の歌」(02、リー・ハーシュ監督、南アフリカ、アメリカ)
「北京ヴァイオリン」(02、チェン・カイコー監督、中国)
「僕のスウィング」(02、トニー・ガトリフ監督、フランス・日本)
「SUPER8」(01、エミール・クストリッツァ監督、イタリア・ドイツ)
「歌え!フィッシャーマン」(01、クヌート・エーリク・イエンセン監督、ノルウェー)
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(99、ヴィム・ヴェンダース監督、ドイツ他)
「海の上のピアニスト」(99、ジュゼッペ・トルナトーレ監督、米・伊)
「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」(98、アナンド・タッカー監督、英)
「ベルベット・ゴールドマイン」(98、トッド・ヘインズ監督、イギリス)
「ブラス!」(96、マーク・ハーマン監督、イギリス)
「風の丘を越えて」(93、イム・グォンテク監督、韓国)
「ザ・コミットメンツ」(91、アラン・パーカー監督、イギリス)
■こちらも要チェック
「シュガーマン 奇跡に愛された男」(2012、マリク・ベンジェルール監督、英・他)
「扉をたたく人」(07、トム・マッカーシー監督、アメリカ)
「僕のピアノコンチェルト」(07、フレディ・M・ムーラー監督、スイス)
「スティル・クレイジー」(98、ブライアン・ギブソン監督、イギリス)
「青春デンデケデケデケ」(92、大林宣彦監督、日本)
「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(89、アキ・カウリスマキ監督)
いわゆるミュージカルやミュージシャンの伝記映画は除いた。トニー・ガトリフ監督の「僕のスウィング」と「ガッジョ・ディーロ」は「少数民族映画」と「音楽映画」の両方にまたがる。代表として「僕のスウィング」だけを入れておいた。「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」は89年作品なので厳密にはここに入らないが、ジャンルとしてはぴったりなので入れておいた。
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コメント
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弓木さん コメントありがとうございます。
「ククーシュカ」をご覧になったのですか。うらやましい。「これから観たい映画」に挙げておいたのですが、DVDになるまで観られそうもありません。
トニー・ガトリフは上に挙げた2本しか観ていないのが残念です。「ベンゴ」や「愛より強い旅」はぜひ観たいですね。
「亀も空を飛ぶ」もご覧になったのですか。これも早く観たい。来月のDVD-BOX発売が待ち遠しい。
色々ご指摘をいただき、ありがとうございます。「気になる未見作品」に加えておきます。
投稿: ゴブリン | 2006年4月25日 (火) 22:16
こんばんは。少数民族映画といえば、最近の『ククーシュカ』もよいですよ。監督はロシアのロゴシュキンですが、主役は極北サーミ人の女性です。みょーな美化がないだけに『クジラの島』より上ではないかと。
『クジラ』も娯楽映画としては楽しめたし、ヒロイン可愛かったけど、ほんとの漁民マオリ人なら、打ち上げられたクジラは感謝して食べちゃうはず。海に戻すのは欧米人的発想ではないかと思いました。
あと音楽映画に『愛より強い旅』もありますよね。撮ったのがトニー・ガトリフだけあって、ジプシーとかも出てくるし。
あと挙げておられるところで、僕の観たうちでは、『氷海の伝説』『亀も空を飛ぶ』、それにやっぱり『リンダ・リンダ・リンダ』がよかったです。
投稿: 弓木 | 2006年4月25日 (火) 04:12