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2005年11月22日 (火)

ミリオンダラー・ベイビー

2004年 アメリカ decodiv-d3
原題:Million Dollar Baby
原作:F・X・トゥール「テン・カウント」
監督:クリント・イーストウッド
音楽:クリント・イーストウッド
撮影:トム・スターン
出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク
    モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー
    ジェイ・バルチェル、マイク・コルター
    ブライアン・F・オバーン、マーゴ・マーティンデイル

 クリント・イーストウッド。数々のスターを輩出したハリウッドでもこれほど長い間第一線で活躍し続けている人物は珍しいだろう。なにしろ彼は僕が子供のころ既にスターだったのだ。テレビの「ローハイド」。当時の大人気番組だった。「ローン・レンジャー」、「コンバット」、「パパ大好き」、「名犬ラッシー」、「名犬リンチンチン」、「奥様は魔女」、「突撃マッキーバー」、「トムとジェリー」等々、おっと「ララミー牧場」と「ライフルマン」も忘れちゃいけない。今の世界中の子供たちが日本製アニメで育ったように、あの頃の日本の子供はみんなアメリカのテレビ番組を見て育ったのである。そしてマカロニ・ウエスタン時代。ジョン・ウェイン、ゲーリー・クーパー、バート・ランカスター、グレゴリー・ペック、ジェームズ・スチュワートなどが活躍する正統派西部劇も好きだったが、どちらかというとマカロニ・ウエスタンの乾いた感じの方が好きだった。ジュリアーノ・ジェンマ、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ、フランコ・ネロ、そしてクリント・イーストウッド。ひげ面に葉巻をくわえた苦みばしった顔が実に格好よかった。

 そして何といっても「ダーティー・ハリー」(71年)。これで一気にスターから大スターになった。その後しばらく80年代ぐらいまでは「ダーティー・ハリー」シリーズの印象が強く、ややマンネリの印象を持っていた。88年の「バード」でジャズの世界を描き、方向転換をした感じを受けた。監督業にも手を出していると意識し始めたのもこの頃か。実は既に71年の「恐怖のメロディ」から監督をやっていたのだが、まだこの頃までは俳優のイメージが強かった。本格的に監督になったと感じたのは92年の「許されざる者」あたりからだが、「マディソン郡の橋」(95年)、「スペース・カウボーイ」(2000年)、「ミスティック・リバー」(03年)とどれも作品としては今一だった。この頃はだいぶ枯れてきて、俳優としては昔とはまた別の味が出てきてよかったのだが、監督としてはまだたいしたことはないという認識だった。

  それがやっと「ミリオンダラー・ベイビー」で花開いた。久々に見るハリウッドらしい味のある映画だ。今年見たアメリカ映画の中でも「サイドウェイ」を抜いて一番の出来だと思う。監督としても俳優としても素晴らしい。細い体形は昔のままだが、髪はすっかり白くなって後退し、顔には深い皺が何本も刻まれている。すっかりじい様だ。昔の苦みばしった顔もいいがこの枯れた味わいもいい。演出も今様のめまぐるしいアクション映画とは一線を画し、悠揚迫らぬ落ち着いた展開。モ-ガン・フリーマンとの老優二人のコンビがまた抜群。室内描写が多いので全体に薄暗い雰囲気だが、光と影を活かしたキャメラ・ワークが実に効果的である。

  老優二人を向こうに回してさらに一歩抜け出た強烈な印象を与えたヒラリー・スワンクもすごい。恥ずかしながら、99年の「ボーイズ・ドント・クライ」に続く二度目のアカデミー主演賞受賞だったことを知らなかった。この若さで二度目とは!この映画ではじめてみたのだが、確かにすごい女優だ。幼い頃からスポーツ万能だったようだ。実際ボクシングの場面はすごい迫力である。一発で相手をぶっ飛ばすシーンは腰が入っているから本当の試合を見ている感じすら受ける。チャンピオンのブルー・ベアとの壮絶な打ち合いも迫力満点。筋肉質で手足が太い、そしてあの強い眼差し。リングに立つとものすごい威圧感である。演技力もなかなかのもので、素人の打ち方から一流のプロの打ち方まで、きちんと演じ分けている。最初のうちはサンドバッグをたたくしぐさも様にならず、フットワークもなくへっぴり腰で腕だけで打っている感じだった。それがやがてスクラップ(モーガン・フリーマン)とフランキー(クリント・イーストウッド)に鍛えられ少しずつうまくなってゆく。このあたりのボクサーとしての成長過程が実に自然である。

  監督何作目になるのか、もうベテランの風格を持ったイーストウッドの演出も見事である。特に伏線の使い方がうまい。「大切なのは、自分を守ること」、「モ・クシュラ」というゲール語の言葉、マギー(ヒラリー・スワンク)の父親と犬の思い出、これらはラストで大いに効果を発揮する。マギーが最後につぶやく「父親が犬にやったこと」というせりふは憎いほどぴったりのせりふだ。

  フランキーの性格描写も陰影があっていい。全体に渋くて静かな演技。ここでは小技の使い方が絶妙だ。ドアを開けると何通も床に落ちている手紙。それを拾い上げて、箱に入れる。その箱には同じように娘宛に出してそのまま送り返されてきた手紙がぎっしり詰められている。片目を失った元ボクサー・スクラップの贖罪のために熱心に教会に通っている。それでいて熱心に信仰している感じでもない。神父さんとの掛け合いが滑稽で面白い。ボクmoontalisman2サーを大切にし、決してあわてて大試合には出さない。「大切なのは、自分を守ること」が口癖になっている。ボクシングジムで暇をみては、ゲール語(昔アイルランドで使われていたケルト語系の言語)の勉強をしている。イェーツの「イニスフリーの湖島」を苦心して英語に翻訳するシーンは印象的である。イェーツはアイルランドの大詩人である。ダンという苗字からしても、どうやら彼はアイルランド系らしい。昔気質の頑固さはいかにもアイリッシュだ。マギーも苗字がフィッツジェラルドだからアイルランド系だろう。ゲール語は現在アイルランドの公用語で、小中学校では必修になっているが(日常語はもちろん英語だが)、アメリカ育ちのマギーにはさっぱり分からない。

  モーガン・フリーマンの渋い演技もいい。片目を失って現役を引退してもフランキーのもとを去らず、雑役をこなしながらフランキーに罪の意識を感じさせないよう生きている。ぐっと抑えた演技で、ここぞというときに含蓄のある言葉を吐く。絵に書いたような役柄だ。だが、モーガン・フリーマンには昔ほどすごさを感じなくなった。もともと派手な演技をする人ではないが、「ドライビング・ミス・デイジー」(89年)で出てきた頃は役者としての凄みを感じさせた。名優とはこういう人を言うのだという見本の様な人だった。このところかつての重厚さはなくなった。しかしさすがの存在感。まだ枯れてない。二人の老優のコンビは濃厚なとろみとあっさり味がうまく交じり合ってこの上ない味付けになっている。

  ヒラリー・スワンクは30歳を越えたボクサーという設定がいい。もう若くない、活躍できる期間は短いという切迫感もあるが、それ以上に苦労を重ねてきたという設定が効いている。13歳からダイナーのウェートレスとして働いているのである。生まれも貧しくトレーラー・ハウスで育った。客の食べ残しを包んで持って帰るシーンがさりげなく差し挟まれている。こういう小技がうまい。家庭環境は複雑で、母親や兄弟姉妹はよくもまあこれほどとあきれるほどの恩知らずである。だが、「あきれる」ということはそれだけリアルだということでもある。すっかり手当に頼りきりで、何も努力しない無気力な生活に慣れきった人々。こんな状態から逃れたいという強い意志が、マギーのハングリー精神のバックボーンとなっているに違いない。そんなだらしない母親でも、彼女のために家を買ってやろうとするあたりはケン・ローチの「スウィート・シックスティーン」を連想させる。どちらも子供が思うほどには母親は子供を思っていない。それが切ない。しかし、それでいて悲愴感が全く漂っていないのがいい。

  いつになく俳優について多くのスペースを割いたが、それはこの映画の基本的な魅力が主人公3人の人物描写とからみにあるからだ。優れたトレーナーと素質のあるボクサーが組めばチャンピオンも夢ではない。しかし映画はそういう展開にはならない。もはや、特に9・11以降は、アメリカン・ドリームなどは描けないのだ。だから大不況時代を描いた「シービスケット」や「シンデレラマン」のような復活劇が作られるのである。夢が羽ばたいた「アビエイター」だってこの時代だ。今のアメリカはとうに夢から覚め、現実という悪夢にさいなまれている国である。もう一度心地よい夢を見るためには過去に遡るしかないのだ。キング牧師は「いつの日かきっと」と未来に夢を託したが、過去に戻ってしか夢を語れないアメリカの現状。過去の名作や外国映画の焼き直し、ヒット作の続編ばかり作っているアメリカ映画の低迷状態は、この現状を受身的に反映していると考えていいだろう。

  映画はスポ根ドラマのように始まる。最初は女性ボクサーの指導など嫌がっていたフmoonharp_w3ランキーだが、やがて熱心に指導を始め、ついにはチャンピオンとの決戦に挑む。使い古された展開だ。ボクサーとして育てるときにいろいろアドバイスをするが、これはマカロニ・ウエスタンによく出てきたガンマンの心得に通じる。イーストウッドにとっては昔取った杵柄である。また日本のスポコン漫画の常道でもある(その典型は「あしたのジョー」)。

  最後の悲痛な結末はたまたま知っていたのでショックではない。マギーはゴングのなった後に放たれたチャンピオンの反則パンチで倒れ、倒れたところがコーナーの椅子の上だったために全身麻痺状態になってしまう。そして尊厳死へ。お定まりのパターンで始まりながら、「ロッキー」のような結末には至らない。ふいに中断されたサクセス・ストーリー。クライマックスからカタストロフィへの暗転。これが21世紀のリアリズムである。ただ、この最後の展開はいかにもハリウッド的だという気もする。さあ、ここが泣き所ですよ。そう思うせいか全く泣けなかった。しかし、興醒めというわけではない。そこはさすがにイーストウッド。いかにもという泣かせの演出にはしなかったことはむしろ褒めてもいい。淡々と経過を描いてゆく。開ききる前に散っていった大輪の花。劇的に盛り上げるのではなく、余韻を残して終わる。せめてジョーのように燃えつきて最期を迎えさせたかった。

 I will arise and go now, for always night and day       
 I hear lake water lapping with low sounds by the shore;       
 While I stand on the roadway, or on the pavements grey,       
 I hear it in the deep core of the heart.
 (from "The Lake Isle of Innisfree")

 マギーはイニスフリーへと旅立ったのだろうか。湖の岸部に寄せるさざなみの音を聞いている彼女の表情に無念さは浮かんでいないだろう。ロッキーにはなれなかった。しかしフランキーという「父」を得ることは出来た。フランキーが書いた手紙(マギーのリングローブに「モ・クシュラ/わが心の脈拍」と一言だけ書いた手紙)はたった一通だけ「娘」に届いたのだ。
 (11月23日 加筆訂正)

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コメント

 linさんコメントありがとうございます。
 これだけ深い味わいの映画は最近のアメリカ映画ではなかなか出会えなくなってしまいました。レッドフォードとイーストウッド、俳優出身の監督が活躍していることはうれしい限りです。
 そろそろ年間ベストテンを意識し始める時期になりましたが、「ミリオンダラー・ベイビー」は間違いなく各種ベストテンの上位に入ることでしょう。
 こちらからもTBさせていただきました。

イーストウッドはシンプルなラブストーリーと語っていましたが、「ミスティック・リバー」と本作の流れは自国アメリカへの彼自身の思いを投影するものになっているように感じました。
ラストの余韻は良かったですね。

いろいろみてますと。いろいろ知る事ができて勉強になります。友達に教えてもらって、この間とても役にたって私のお気に入りにいれたサイトを紹介します。
http://storemix.michikusa.jp/
役に立てばと思います。

カゴメさん コメントありがとうございます。
カゴメさんのブログにコメントを書かせていただきました。

この映画で目を見張ったのは、
やっぱりクリント兄貴の泣きの芝居でした。
あそこまでビシャビシャに泣くとは思ってなかったので…。
この作品の為に、あそこまで吹っ切れているとは。
(「許されざる者」でも泣きの入るところがあったけど、
ここまですごくはなかったですね)

私のレビュー、TBさせてくらさい。

TBありがとうございました。

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