お気に入りブログ

  • 真紅のthinkingdays
    広範な映画をご覧になっていて、レビューの内容も充実。たっぷり読み応えがあります。
  • 京の昼寝〜♪
    僕がレンタルで観る映画のほとんどを映画館で先回りしてご覧になっています。うらやましい。映画以外の記事も充実。
  • ★☆カゴメのシネマ洞☆★
    細かいところまで目が行き届いた、とても読み応えのあるブログです。勉強になります。
  • 裏の窓から眺めてみれば
    本人は単なる感想と謙遜していますが、長文の読み応えのあるブログです。
  • なんか飲みたい
    とてもいい映画を採り上げています。短い文章できっちりとしたレビュー。なかなかまねできません。
  • ぶらぶらある記
    写真がとても素敵です。

お気に入りホームページ

ゴブリンのHPと別館ブログ

無料ブログはココログ

« 女はみんな生きている | トップページ | 寄せ集め映画短評集 その3 »

2005年9月21日 (水)

中国旅行記余話

大連・フフホト点描_12
  大召寺の欄干のところで若い生臭坊主たちが4、5人群れて、携帯を持ちながらぺちゃぺちゃしゃべっていた。隠れて携帯をやるという気持ちもさらさらない。修行はどうした、おい、修行は!ブータン映画「ザ・_12カップ/夢のアンテナ」を思い出したが、あの程度ならかわいいもんだ。大召寺はフフホトで一番大きな寺だが、こいつらの代でこの寺も滅亡だな。(右は大召寺の鐘楼)

 ホテルの近くに映画館があったので少し中をのぞいてみた。「宇宙戦争」と「ステルス」、ほかに中国映画を2本やっていた。中国でも上映作品の半分はアメリカ映画なのか。

  レストラン「天天漁港」で食事をした。いけすを泳いでいる魚や魚介類を見ながら、これを生で、これを炒めてと調理法を決めて注文してゆく。今このタイプの店が大連で流行っているそうだ。地図で見た限りでは大連に「天天漁港」は2店あり、どちらも入ってみた。結構うまいと思った。 もう1軒、名前は忘れたが同じようにいけすが付いていて、そこで選ぶ形式の店にも入った。中国に来て一番おいしい店だった。ヒルトンホテルの角で左折したところにある。ここは美人の女の子をたくさん使って客を接待している。こりゃ流行るはずだ。「天天漁港」よりいけすも魚介類も多かった。「天天漁港」はこの店にいい魚を取られて最近味が落ちているらしい。

  ホテル横にあるCD屋に入る。日本のものや欧米のものがあって探してみるとなかなか面白い。しかも1枚15元、2枚組みでも30元である。信じられない安さ。海賊版なのか。何軒か歩いてCDを2セット買った。ノラ・ジョーンズの「フィールズ・ライク・ホーム」とコンピ「キューバン・リボリューション・ジャズ」2枚組み。あわせて58元。620円くらいか。聞いてがっかりしてもこの値段ならそれほど損した気分にはならないだろう。

  2軒ほど日本料理店に入った。どちらも結構本格的な日本料理でおいしかった。中国人の舌に合わせるのではなく日本人向けの味付けにしている。日本人が経営している喫茶店にも入った。結構おいしいコーヒーだった。日本人も多い街なので、こういう店が成り立つのだろう。

_16 16日に解放路の大きなデパートに入った。信じられないくらいの人出だった。金曜日で、しかも中秋の名月の二日前ということで大混雑である。クーラーもきかない。真下ならまだ涼しいが、ちょっと離れると熱気でムワっとする。ものすごい人いきれだ。中国の庶民の活力にただただ圧倒された。デパートを出るときには汗でびっしょりになっていた。(左は解放路)

 帰国する日は朝6時起き。大連空港から関西空港へ。そこで乗り継ぎに4時間かかり、羽田に着いたのが6時過ぎ。新幹線が上田に着いたのが8時過ぎ。タクシーで家に着いたのは8時半頃。くたくただったが、正直ほっとした。しかし家に戻るまで14時間もかかるとは。

面白悲しい失敗談
  中国に着いた日の翌朝、7時起きのはずが6時に起きてしまった。腕時計は時差の調整で1時間遅らせたが、目覚まし時計の時間を遅らせるのを忘れていた。貴重な1時間を失った。今思い出しても悔しい。

  2枚ほど写真を取ったところでデジカメの電池が切れた。出発前に点検しておかなかったのは失敗だった。せめて予備の電池を持ってきておけばと思ったが、後の祭り。電気店で単2電池を4本買った。24元。少々高いがこれがないとデジカメが使えないので仕方がな_13い。中国語は話せないので、電池を指差し指で4本ほしいと伝えた。なぜかガラスケースの中に入っており、店員が鍵でケースを開けて取り出していた。たかが電池でこの物々しさ。どういうことか未だに理由が分からない。世界に数十本しかない何か特別の電池だったのか?それにしちゃ安いが。(左は大召寺に展示されていたお面)

 夜、鍵束がないことに気付いてバックパックとスーツケースの中を何度も探した。床にはいつくばって椅子の下やベッドの下もくまなく探した。しかし見つからない。鍵がないと日本に戻ったとき家に入れない。鍵屋さんに頼もうにも上田に着くのは夜だからもう閉まっているだろう。盗られたのか、失くしたのか。いろんな思いが頭をよぎる。最後にもう一度スーツケースの中を全部調べたがやはりない。あきらめてスーツケースを閉じてベッドの上から床に移した。何とスーツケースの下に鍵束があった。いくら探しても見つからないはずだ。ベッドの上に置いたスーツケースの下、そこは完全な盲点だった。

  失敗のとどめは最後の最後、帰宅時に発覚した。家に着いてみると、なんと1_11階のリビングの電気が煌々と点いているではないか。1週間ずっと点いてたのか!出発の日、起きた時にはまだ暗くて電気をつけたが、家を出るころには明るくなっていたので電気をつけていたことを忘れていたのだろう。中国でずいぶん安い買い物をしたと思っていたのに、その一方でこんな無駄遣いをしていたとは!電気代の明細書を見るのが怖い。(右は星海広場近くに立つ巨大マンション群)

« 女はみんな生きている | トップページ | 寄せ集め映画短評集 その3 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中国旅行記余話:

« 女はみんな生きている | トップページ | 寄せ集め映画短評集 その3 »