ハリー・ポッターの新作が面白い
このところホームページとブログ作りに時間を取られ、なかなか本を読む時間が取れない。映画はブログに記事を載せるために結構観ている(何だか本末転倒の様な気もするが)。しかし家に帰るとすぐパソコンに向かう生活スタイルになってしまったので、それ以外の時間を映画と本の両方にあてる余裕がないのである。
Harry Potter and the Half-blood Princeを買ったのは7月25日で、買ったその日から読み始めた。最初は順調に読んでいたが、そのうち上に述べたような事情でだんだん読む日が飛び飛びになり、ブログを作り始めてからはずっと中断したままだ。なにせ652ページもあるハードカバーの分厚い本だ。文庫本のように気軽にバッグに入れて持ち歩くわけには行かない。家にいるときしか読めない。家にいるときにはパソコンに向かっているか映画を観ているかだ。
現在161ページまで読んだ。前作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』はさらに長大な上に話が散漫で、シリーズ中はじめて面白くないと感じた。まだ翻訳も出ていないときから第1作を読み始めて、以来ずっと新作を楽しみにしながら読み続けてきた。しかし前作が今一だったので、次は買わないつもりだった。どうもJ.K.ローリングはベストセラー作家になって慢心したのかと疑っていたからだ。 しかし新作が発売されるとやはり買ってしまった。読み出してみるとこれが面白い。前作の様な散漫なところはほとんどない。出だしからぐっとひきつけられた。
マグルの首相のオフィスに魔法省の大臣ファッジがやってくる。このところヴォルデモートとデスイーターの巻き返しが始まり、次々と魔法使い達が殺されたり行方不明になったりしている。アズカバンのディメンターたちは囚人の番をやめ、アズカバンを抜け出しヴォルデモートの側についた。国中で冷気を撒き散らし魔法使いを襲っている。その事態を収拾できない責任を取らされてファッジは更迭された。そのことを伝えるために来たのだった。続いて新しい魔法省の大臣Rufus Scrimgeourが現れ挨拶をしてゆく。ただならぬ事態である事が伝えられる。マグルの首相のうろたえぶりが滑稽だ。
次の章は不吉である。魔法省は対抗措置としてデスイーターたちを拘束した。ドラコ・マルフォイの父親も捕まった。スネイプの元にナーシサ・マルフォイが訪ねてくる。彼女を止めようと一緒に姉のベラトリックスもついてくる。ナーシサは夫が逮捕されたことに腹を立て、同じデスイーターとしてハリー・ポッターを殺すのを手伝ってほしいと頼みに来たのだ。スネイプがそう簡単には出来ないというと、ベラトリックスはスネイプになぜいつまでもホグワーツにいるのか、なぜわれわれの仲間に加わらないのかと詰問する。スネイプは敵の中に自分がいれば色々と情報をヴォルデモートに流すことが出来るからだと答える。ドラコがハリー・ポッターに復讐するつもりでいることも話しから分かる。スネイプは以前から微妙な立場だったが、ここで彼が言っていることは本心なのか気になるところだ。
一方ハリー・ポッターはダンブルドア校長に連れられて、闇の魔術の防衛術の新しい教師ホレース・スラッグホーンに紹介される。でっぷりと太った男だ。ハリーは「予言」の中でヴォルデモ-トを倒す人物として名指しされていることが分かる。ハリーはダンブルドアの個人レッスンを受けることになる。
新学期が始まり、ハリー、ロン、ハーマイオニーがまたそろう。デスイーターやディメンターたちに狙われているのでハリーには護衛がついている。ダイアゴン横丁ではハグリッドが護衛役を務めてくれた。フレッドとジョージが開店したジョーク・ショップを訪ねてゆくところも可笑しい。店は子供たちで一杯である。ウィンドウにはYou-Know-Who(例のあの人)をU-No-Pooとからかったポスターが貼ってある。
店の中を案内してもらっている時ハリーはドラコが一人で不審な行動をとっているのを見かける。ハリーたちは後をつけて彼が怪しげな店に入るのを見つける。中の話はよく聞こえないがドラコは何かの修理を頼んだらしい。 ハリーたちはホグワーツ・エクスプレスに乗り込む。ドラコの怪しい行動が気になるハリーは、透明マントをつけてドラコたちの個室に忍び込む。しかしドラコに見つけられてペトリフィカス・トタルスの呪文をかけられ、石のように動かなくされてしまう。列車は駅に到着しみんな降りてゆくが、透明マントをかぶせられているので誰も床に倒れているハリーに気付かない。このままでは元の駅に戻ってしまう。列車が動き出す直前にトンクスに助けられる。
とまあこんな話だ。早く先が読みたくなる。時間さえあればなあ・・・。
ハリポタ用語は「ハリー・ポーッター用語辞典」のサイトを参照しました。
(http://www.pottermania.jp/terms/te_top.htm)
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