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カテゴリー「音楽」の記事

2009年9月13日 (日)

ヤング@ハート

2007年 イギリス ドキュメンタリー 108分 2008年11月公開
評価:★★★★★
監督:スティーヴン・ウォーカー
製作:サリー・ジョージ
製作総指揮:ハンナ・ベッカーマン
撮影:エドワード・マリッツ
編集:クリス・キング
出演:アイリーン・ホール、スタン・ゴールドマン、フレッド・ニトル、ドラ・モロー
    ボブ・シルマン

 「マルタのやさしい刺繍」(2006、ベティナ・オベルリ監督)に続いて、また元気な老人たちの映画を観た。米マサチューセッツ州ノーサンプトンに住む75~93歳の高齢者ロック・コーラス隊が、年に1回のコンサートに向けてリハーサルを積み重ねる姿を追い、最後に実際のコンサートの熱狂ぶりをたっぷり見せてくれるドキュメンタリー映画「ヤング@ハート」。まあその元気なこと。皆それぞれに病気やら何やら厄介なものを抱えてはいるが、本当に好きなことをやっている人たちの顔は年齢に関係なく輝いている。

Takigawa  インタビューにはクラシックやオペラが好きだと答える年代の人たちだが、ロック、ポップ、ファンク、パンク、ソウルなど彼らの年代では普段なじみのない曲に果敢に挑んでいるところがすごい。その意欲と絶えず前に進もうとする前向きの姿勢に圧倒されてしまう。年をとったら編み物でもしてればいいというような既成概念を跳ね飛ばす(英語の公式サイトには編み物をしている2本の手が映っているが、編んでいるのは何とエレキギターだ!)ところは「ヘンダーソン夫人の贈りもの」(2005、スティーヴン・フリアーズ監督)を想わせる。自分の限界を超えて先へ進もうとする姿勢の爽快さは「世界最速のインディアン」(2005、ロジャー・ドナルドソン監督)のかっとびじいさんと比べても劣らない。

 音楽映画という観点から見れば、歌うことそのものが人生であり生きがいである「死ぬまで現役」を貫く人々を描いた映画という意味で「今宵、フィッツジェラルド劇場で」(2006、ロバート・アルトマン監督)にも通じるものがある。さらに音楽ドキュメンタリーの系譜をたどれば、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999、ヴィム・ヴェンダース監督)やノルウェー映画の秀作「歌え!フィッシャーマン」(2001、クヌート・エーリク・イエンセン監督)との接点が見えてくる。

 そう、何といっても一番共通点が多いのは「歌え!フィッシャーマン」だろう。こちらはノルウェーの小さな町に実在する合唱団「ストランド・ボーイズ」(1917年創立)を描いたセミ・ドキュメンタリー・タッチの映画だ。「ストランド・ボーイズ」はじいさんばかりの素人合唱団。各メンバーのインタビューや私生活、練習風景などを描きながら、最後に怒涛のコンサートになだれ込むという大枠の構成は「ヤング@ハート」とほとんど同じだ。メンバー一人ひとりが皆個性的なのも共通している。

 しかし大きな違いがある。一番の違いは言うまでもなく歌っている曲である。「ストランド・ボーイズ」が歌っているのはノルウェーの伝統曲と思われる(ほとんどがなじみのない曲ばかりだったと記憶している)。それに対してヤング@ハートのメンバーが歌うのはロック、ポップ、ファンク、パンク、ソウルなどのおよそ老人たちが歌いそうもない曲ばかりだ。ジャンルも様々だし、作られた年代もまちまち。アメリカの曲もあればイギリスの曲もある。そのレパートリーの幅の広さに驚かざるを得ない。その点ではディレクターであるボブ・シルマンの戦略が見事に功を奏している。彼らが歌う曲はざっと以下の通り。

The Clash "Should I Stay or Should I Go"
Ramones "I Wanna Be Sedated"
Police "Every Breath You Take"
David Bowie "Golden Years"
Jimi Hendrix "Purple Haze"
Jefferson Airplane "Somebody to Love"
The Talking Heads "Road to Nowhere"
Bruce Springsteen "Dancing in the Dark"
Bob Dylan "Forever Young"
The Bee Gees “Stayin’ Alive”
Prince "Nothing Compares 2 U"
The Zombies "She's Not There"
Sonic Youth "Schizophrenia
James Brown "I Got You (I Feel Good)"
Coldplay "Fix You"
Allen Toussaint "Yes We Can Can"

 しかも公演6週間前にいきなりなじみのない曲を取り上げると言い渡され、リハーサルに励むも歌詞を間違えるは(”I Feel Good”をどうしても”I Feel Nice”と言ってしまうのが可笑しい)、リズムが覚えられないは、歌詞は理解できないは(たとえばソニック・ユースの「スキツォフリーニア」)、ポインター・シスターズで知られる「イエス・ウィ・キャン・キャン」(作曲はアラン・トゥ-サン)の繰り返し部分の多さに途方に暮れるはでさんざん苦労する。こんな状態で本番のコンサートに間に合うのかというサスペンス的な緊張感すら漂ってくる。

 彼らの敵は時間ばかりではない。70歳以上の高齢者ばかりなので健康に不安を抱えていない人はいない。実際本番前に2人のメンバーが亡くなっている。なれない曲に悪戦苦闘し、メンバーの死を乗り越えての本番突入という展開は「歌え!フィッシャーマン」と大きく異なる。「ヤング@ハート」が作品として「歌え!フィッシャーマン」以上の出来栄えになった理由はまさにその点にある。

Photo   単にメンバーたちが追悼の気持ちを込めて感動的なパフォーマンスをする場面が撮れたという意味だけで言っているのではない。彼らがいかに生命力のぎりぎりまでつぎ込んで歌に打ち込んでいるかが伝わってくるからである。さらにドキュメンタリー映画の持つ基本的な特質と関係したある重要な点も見逃してはいけない。監督のスティーヴン・ウォーカーがあるインタビューでメンバーや監督を打ちのめした悲しいできごとが、「老人たちがロックを歌う、愉快でラブリーな映画」で終わったかもしれない作品を別のものにしたと語っている。(「歌え!フィッシャーマン」はまさに「愉快でラブリーな映画」だった。もちろんだから駄目だと言っているわけではない。)

 予測不可能なできごとが自然発生的に起こり、化学反応を起こして映画の内容が変わっていくのはドキュメンタリー製作の醍醐味でもあり、チャレンジでもある。しかし今回ほど変わったことはなかった。

 「死」を学術的な視点からではなく、リアルなものとして描くことが結果的にできてしまった。作品にとっては大きかった。作品が世界中で公開されるに至った要素だ。

 同じ音楽ドキュメンタリーでも、「ヤング@ハート」は「ノー・ディレクション・ホーム」(2005、マーティン・スコセッシ監督)のように過去のフィルムを編集したものとは違って、現在進行の形で密着取材したものである。したがって本番のコンサート前にメンバーが2人も亡くなるというような予想外のことが起こりうるわけだ。監督は「本当はボブが亡くなった時点で、もう撮影はやめようかと思った」と語っているが、それでもカメラを回し続け、予定されていた展開が「化学反応を起こして」予想外の方向に変化してゆく様をとらえた。筋書き通りではなかったからこそ、あの「フォーエヴァー・ヤング」と「フィックス・イット」は観客の胸の奥底にまで届き、揺さぶったのだ。派手な演出を一切せず、メンバーたちの胸中の「化学反応」がパフォーマンスとして表出する様をそのままとらえたからこそ、あの感動的な場面が撮れたのである。その点を強調しておきたい。

 ボブ・サルヴィニはある刑務所での公演の当日に死亡した。服役者たちを前にメンバーが歌ったボブ・ディランの「フォーエヴァー・ヤング」。平均年齢80歳というメンバーが「フォーエヴァー・ヤング」を歌うというだけでかなりのインパクトがある。ディレクターのボブ・シルマンはそのギャップを十分意識した上でこの曲を選曲したに違いない。図らずも「フォーエヴァー・ヤング」はボブ・サルヴィニの死に捧げられた歌となった。3人のボブが絡んだ追悼の歌。聞いていた受刑者たちも思わず涙ぐむほど感動的なパフォーマンスになった。

  「ヤング@ハート」が結成されたのは1982年。結成当時のメンバーはもう誰もいないという。亡くなったり病気で続けられなくなったりして次々とメンバーが入れ替わってゆく。「モーニング娘」みたいだが、こちらはしばしば”mourning”(服喪)になってしまう所が深刻だ。その彼らが「フォーエヴァー・ヤング」を歌う。永遠に若いというのはドリアン・グレイのようになることではない。皺だらけになり、毛髪は白くなって後退し、視力や聴力が衰え、体にいくつもの爆弾を抱え、杖をついたり、点滴のチューブを放せなかったり、鼻からチューブを通した姿でなお精いっぱい歌うこと。死ぬまで現役。彼等にとって「フォーエヴァー・ヤング」とはそういうことなのだ。仲間の死を乗り越え、難曲を乗り越えた老人たちの歌。何が彼らを支えてきたのか?それは「歌え!フィッシャーマン」のメンバーたちを支えていたものと基本的に同じだ。答えは単純。歌うことの喜び。それがあるからこそボブ・シルマンの厳しい練習にも耐えられたのである。

Imgp0255  しかしその喜びはしばしば悲しみを乗り越えたうえで到達しなければならなかった。ボブ・サルヴィニの死から1週間後、もう1人のメンバーであるジョー・ベノアが亡くなる。コンサートのポスターでは彼が真ん中に立っていた。まさに「ヤング@ハート」の看板だった人物。この2人の死を乗り越えて最後のコンサートが行われた。圧巻だったのはボブ・サルヴィニとデュエットするはずだった「フィックス・ユー」をソロで歌ったフレッド・ニトル。車いすに座ったまま、よく通る声で堂々とかつ切々とコールドプレイの「フィックス・ユー」を歌いきった。胸に沁み入るような見事なバラード。その表現力と説得力は原曲以上だったと言っていい。観客はスタンディング・オーベイションで応えた。

 このフレッド・ニトルという人はただ者ではない。ミュージック・クリップのように撮ったビージーズの「ステイン・アライヴ」では「サタデー・ナイト・フィーバー」のジョン・トラボルタばりに白いスーツで登場し、軽快ではなく悠揚迫らぬステップを踏んで見せた。病気で引退していた彼をボブ・シルマンが頼み込んで再びメンバーに加わってもらったのもうなづける。

 もはやコンサート会場は興奮のるつぼと化していた。あれほど苦労していた難曲も本番では見事に歌い遂げた。難関だった「イエス・ウイ・キャン・キャン」も大成功。これまたスタンディング・オーベイション。拍手が鳴りやまない。足をふみならす音が地鳴りのように響き渡る。コンサート終了後、スタン・ゴールドは「“アイ・フィール・グッド”それが今の気持ちだ」と語っている。その気持は他のメンバーも同じだっただろう。

 彼らの歌は全体としてみれば決してうまいとは言えない。中にはこれはロックでもパンクでもソウルでもないと言う人がいるかもしれない。それに対して「その通りだ」と答えたい。彼らのパフォーマンスは決してカラオケのようなものまねでもなく、そっくりにカバーしたのでもない。元の歌そっくりに歌うのではなく、何かを引き何かを足した。物まねではなく「ヤング@ハート印」の歌にした。彼らが歌うと曲がまた別の意味合いを帯びてくる。ヤング@ハートを聞く楽しみは、何でも器用にこなす物まね上手な歌手やグループの歌を聴く楽しみとは全く違う。自分の本来の好みでもない曲に果敢に挑み、見事に自家薬籠中の物に変え、彼らならではの持ち味で歌いこなしてしまう。本当の意味でのアレンジが活かされている。その背後にはボブ・シルマンのアレンジャーとしての手腕が光っている。

  ヤング@ハートは単に老人がロックを歌うという意外性だけが売り物ではない。リズム感がどうの、歌のうまさがどうのと言う前に、そういったハンディを乗り越えて聞く者を説得してしまう彼らのパフォーマンスの力にこそ注目すべきだ。その老獪さ、若々しさ。若い連中が作った歌を老人が歌うからこそ生じる微妙なずれ。そのずれが新たな意味を生む。例えば、老人たちが「フォーエヴァー・ヤング」や「ステイン・アライヴ」を歌うことで元の歌に予想もしなかった新たな暗喩が付け加わったことを思い浮かべてみればいい。監督自身も先のインタビューで、メンバー最高齢のアイリーン・ホールがザ・クラッシュの「シュド・アイ・ステイ・オア・シュド・アイ・ゴー?」を歌うのを聞いて、「男女関係についての歌詞が、彼女が歌うことにより、生死についての歌に聞こえた」と語っている。「フィックス・イット」の歌詞をじっくり聞いていると、それが21世紀の「明日に架ける橋」のように思えてくる。

  実際、この映画を観てわれわれはこれまで聞き流していた歌詞の意味をじっくり味わいながら聞くことになる。彼らのパフォーマンスにはそういった効果もあることを付け加えておくべきだろう。一つひとつの歌詞が重みを持って伝わってくる。亡くなったメンバーへの追悼の意味を込めて歌われた「フォーエヴァー・ヤング」や「フィックス・イット」がわれわれの胸を打つのは、単に仲間を失った悲しみが込められているからということではない。積み重ねてきた人生の年輪、生きることの重みと喜びを知っている老人たちだからこそ死別の悲しみもより深い。彼らは亡くなった仲間のために歌い、自分たちのために歌い、そして亡くなったメンバーもまたある意味で一緒に歌っていたのだ。彼らは歌うことで悲しみを乗り越えていった。それが素晴らしい。二度の仲間の死に見舞われたが、彼らの常に前進する姿勢から感じるのは死の影ではなく生の喜びである。

 ジョー・ベノアの死の直後、インタビューに答えてある女性メンバーは次のように語った。「いつもこう言ってるの。“もし私が舞台で倒れたら袖に運んで歌を続けて。一人欠けるだけ”と。」こういう考え方がメンバー2人の死を乗り越え彼らを前に進ませているのだろう。「老人ばかりじゃないか」という冷やかしにはメンバーたちはこう答えたかもしれない。「ただ若いやつらより年をとっているだけ」と。

 映画の冒頭で「シュド・アイ・ステイ・オア・シュド・アイ・ゴー?」を歌ったアイリーン・ホールは、次のようにインタビューに答えた。「あたしは昔から言ってる。“あたしは死んでいなくなっても、七色の虹に腰をかけてあなた達を見下ろしている。今まで通りに皆で歌い続けて。見守ってるわ”と。」

 誰も歌をやめないし、誰も歌をやめてほしいとは言わない。自分がいなくなっても歌い続けてほしい。何度入院しても、何度手術を受けても彼らは歌うことにこだわる。歌うことの喜び。歌うことへの情熱。この映画から何より伝わってくるのはこのことだ。エンド・ロールの最後に「アイリーンは2007年の夏に93歳で逝去。今は虹の上にいる。」と字幕が入る。虹の上から見守りながら、彼女自身もきっと歌い続けているに違いない。

Pocketwatch3  監督のスティーヴン・ウォーカーについてはこの作品で初めて知った。全く知らない人だったので、英語のサイトから彼についての情報を拾ってみた。彼は「ヤング@ハート」を含めて合計24本の作品をBBCとチャンネル4で作ってきた。他に最近の作品としては「ア・ボーイ・コールド・アレックス」や「ヒロシマ、ア・デイ・ザット・シュック・ザ・ワールド」、「フェイキング・イット・パンク・トゥ・コンダクター」などのドキュメンタリー、ジョン・ハート主演のドラマ「プリゾナー・イン・タイム」などがある。2008年にはイギリスのテレビ・ディレクター・トップ10の1人に選ばれている。

 著書も2冊ある。『キング・オブ・カンヌ』と『ショックウェイヴ:カウントダウン・トゥ・ヒロシマ』。後者はワーキング・タイトル・フィルムズによって映画化される予定である。

<追記>
 「ヤング@ハート」は先日載せた「2008年公開映画マイ・ベストテン」の2位にランクインです。さっそく書き換えて順位を入れ替えておきます。

2007年12月25日 (火)

マイCDコレクション 今年の成果(07年)

L213_2  今年の総まとめとして、今年入手したCDで満点(5つ星)をつけたものを挙げておきます。今後聞いたものも順次追加してゆきます。

 この1、2年はブログのせいでCDの方はすっかり片隅に追いやられてしまっています。今年はその上にデジカメをもって写真を撮りに行く楽しみにはまってしまったため、映画のレビューすらめっきり減ってしまいました。音楽雑誌は買い続けているのですが、読んでいる暇がない。したがって新譜の情報はまったくの手薄。

 これには困った。中古店に新しい商品が入っても買っていいものかどうか分からない。何せ僕は新譜レビューだけでCDを選んでいるので、レコードで既に持っている物をCDで買いなおす場合を除いて、買ってきて初めて聞くわけですから。一時FM放送をよく聴いていた時期には、耳で聞いてから気に入ってレコードを買ったことはありました。しかしクラシック一辺倒だった70年代半ば以降30年以上にわたって基本的にはレビューだけで選んできたのです。

 そんなわけで買い控えになりがちだったのですが、12月に入ってその反動なのかアマゾンで大量に注文してしまった。その数50枚弱。それ以外にも地元の中古店で買ったものを入れると50枚を超える。1ヶ月にこれだけCDを買ったことは恐らく過去にないだろう。東京にいたとき、1ヶ月にレコードを70枚買ったことはあるが、CDになってからはこれが最高だろう。ほとんど自棄買い。でも選びに選び抜いたものばかりなので満点献上率は高い。来年はもっとこまめに新譜をチェックしよう。

【ロック/ポップス/ヴォーカル/その他】
アーロ・ガスリー&ピート・シーガー「プレシャス・フレンド」
エイミー・マン「ザ・フォーゴトン・アーム」
エリック・クラプトン「バック・ホーム」
コールドプレイ「静寂の世界」
ケリ・ノーブル「フィアレス」
ジェイムズ・モリスン「ジェイムズ・モリスン」
J.J.ケイル&エリック・クラプトン「ザ・ロード・トゥ・エスコンディド」
ジェス・クライン「ストロベリー・ラヴァー」
ジョニ・ミッチェル「バラにおくる」
ジュリア・フォーダム「揺るがぬ愛」
ティム・バクリー「ドリーム・レター ライヴ・イン・ロンドン 1968」
ドゥルス・ポンテス「ラグリマス」
ドノヴァン・フランケンレイター「ムーヴ・バイ・ユアセルフ」
ニール・ヤング「プレイリー・ウィンド」
ポール・マッカートニー「ドライヴィング・レイン」
フランシス・ブラック「トーク・トゥー・ミー」
Sunobo1s リアン・ライムス「ディス・ウーマン」
ロビー・ウィリアムス「インテンシヴ・ケア」

【日本】
鬼束ちひろ「This Armor」
鬼束ちひろ「インソムニア」
Cocco「ベスト・裏ベスト・未発表曲集」
サディスティック・ミカ・バンド「ナルキッソス」
スピッツ「サイクル・ヒット 1991-97」
畠山美由紀「Diving into your mind」
矢井田瞳「I / flancy」

【北欧】
ヴァルティナ「イキ」
ケント「ハグネスタ・ヒル」
シセル「オール・グッド・シングス」
シセル「イン・シンフォニー」

【ケルト・ミュージック/ブリティッシュ・トラッド】
ヴァシュティ・バニヤン「ルック・アフタリング」
ヴァン・モリスン「ダウン・ザ・ロード」
クラース・ドルテ「イン・マイ・ネーム」
クラナド「ランドマークス」
サンディ・デニー「サンディ」
シャロン・シャノン「チューンズ」
ジョン・レンボーン「ア・メイド・イン・ベドラム」
ジョン・レンボーン「ザ・ナイン・メイデンズ」
チェリッシュ・ザ・レディーズ「スレッズ・オブ・タイム」
デフ・シェパード「シナジィ」
ニーヴ・パーソンズ「イン・マイ・プライム」
フォー・メン・アンド・ア・ドッグ「ロング・ローズ」
ブリジット・セント・ジョン「ソングズ・フォー・ザ・ジェントルマン」
ミジャドイロ「カリシアの誘惑」
ロリーナ・マッケニット「マスク・アンド・ミラー」
VA「ザ・ベスト・オブ・ブリティッシュ・フォーク」
VA「ケルティック・タイド」
VA「ケルティック・サークル」

【ジャズ】
Akiko「シンプリー・ブルー」
エディ・ヒギンズ・トリオ「魅惑のとりこ」
オスカー・ピーターソン「ザ・ジャズ・ソウル・オブ」
木住野佳子「フォトグラフ」
キース・ジャレット「カーネギー・ホール・コンサート」
キャノンボール・アダレイ「イン・サンフランシスコ」
ケント「ハグネスタ・ヒル」
シェリル・ベンティーン「トーク・オブ・ザ・タウン」
ジェーン・モンハイト「テイキング・ア・チャンス・オン・ラヴ」
ジャニス・シーゲル「アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ」
ソニー・ロリンズ「ソニー・ロリンズ・アンド・ザ・コンテンポラリー・リーダーズ」
ダイアン・リーブス「リトル・ムーンライト」
ニーナ・フリーロン「テイルズ・オブ・ワンダー」
パット・マルティーノ「ライヴ!」
ビレリ・ラグレーン「ムーヴ」
ボブ・バーグ「あなたと夜と音楽と」
ボブ・ミンツァー「バップ・ボーイ」
マイルス・デイビス「死刑台のエレベーター」
マンハッタン・ジャズ・クインテット「アイ・ガット・リズム」
マンハッタン・トランスファー「クドゥント・ビー・ホッター」
マンハッタン・トリニティ「ミスティ」
ミシェル&トニー・ペトルチアーニ「カンバーセイション」
矢野沙織「02」
  〃  「サクラ・スタンプ」
リーコニッツ「モーション」
サントラ「僕のスウィング」

【ソウル/R&B/ブルース】
ケリー・プライス「ディス・イズ・フー・アイ・アム」
スーザン・テデスキ「ホープ・アンド・デザイアー」
     〃     「ライブ・フロム・オースティン」
ディー・ディー・ブリッジウォーター「レッド・アース」
ナタリー・コール「リーヴィン」
ピンク「ミスアンダーストゥッド」
サントラ「ドリームガールズ」

2007年12月13日 (木)

最近CDを買いまくっています

Rose_c04w  12月に入って狂ったようにアマゾンでCDを買いまくっています。これまでアマゾンでは随分たくさんDVDを注文しましたが、そのあおりでCDまでは手が回りませんでした。最初は1枚だけ注文するつもりだったのですが、一旦始めたらもう止まらない。たまりにたまった鬱憤を晴らすかのように検索しまくり、注文しまくった。そしてその次の日も、そのまた翌日も。毎日山のようにCDが届く。送料だけで1万円を超えたでしょう。

 多少の参考になるかもしれませんので、この間入手したCDのリストを挙げておきます。まだそのほんの一部しか聴いていないのですが、満点をつけたものには◆印をつけておきます(今後も満点をつけた場合は追加してゆきます)。言うまでもなく僕の好みを反映していますので、あくまで参考として受け止めてください。

【ロック/ポップス/ヴォーカル/その他】
アーロ・ガスリー&ピート・シーガー「プレシャス・フレンド」
アン・マッキュー「アメイジング・オーディナリー・シングス」
エイミー・マン「ザ・フォーゴトン・アーム」◆
オホス・デ・ブルッホ「バリ」
ケリ・ノーブル「フィアレス」 ◆
ジェス・クライン「シティ・ガーデン」
ジェス・クライン「ストロベリー・ラヴァー」◆
ジョアンナ・ニューサム「ミルク・アンド・メンダー」
ティム・バクリー「ザ・ベスト・オブ」
ドノヴァン・フランケンレイター「ムーヴ・バイ・ユアセルフ」◆
デイヴィッド・バーン「グロウン・バックワーズ」
デビッド・シルビアン「ブレミッシュ」
ナタリー・マクマスター「ブルー・プリント」
フィオナ・アップル「エクストラオーディナリー・マシーン」
ベラ・フレック&ザ・フレックトーンズ「テン・フロム・リトル・ワールズ」
モザイク「ライヴ・フロム・ザ・パワーハウス」
ロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンド「カラーブラインド」
ロバート・ワイアット「クックーランド」
ローラ・ニーロ「飛翔」

【ソウル/R&B/ブルース】
シリーナ・ジョンソン「チャプター3:ザ・フレッシュ」
スーザン・テデスキ「ホープ・アンド・デザイアー」 ◆
スーザン・テデスキ「ライヴ・フロム・オースティン」◆
ディー・ディー・ブリッジウォーター「ディー・ディー・ブリッジウォーター」◆
メイヴィス・ステイプルズ「ウイル・ネヴァー・ターン・バック」
ラッシェル・フェレル「インディヴィジュアリティ」
ローネイ「アイ・リメンバー」

【ジャズ】
エディ・ヒギンズ・トリオ「魅惑のとりこ」◆
ガブリエラ・アンダース「ウォンティング」
シェリル・ベンティーン「トーク・オブ・ザ・タウン」◆
シェリル・ベンティーン「シングス・ワルツ・フォー・デビー」
ジェーン・モンハイト「テイキング・ア・チャンス・オン・ラヴ」◆
セリア「ポート・オブ・コール」
ダイアン・リーブス「リトル・ムーンライト」◆
藤井郷子「スケッチズ」
ブラッド・メルドー・トリオ「デイ・イズ・ダン」
ボブ・ミンツァー「バップ・ボーイ」◆
マンハッタン・トリニティ「ミスティ」◆
マンハッタン・トランスファー「クドゥント・ビー・ホッター」◆
サントラ「僕のスウィング」◆

【ケルト・ミュージック/ブリティッシュ・トラッド】
ヴァシュティ・バニヤン「ルック・アフタリング」◆
ヴァシュティ・バニヤン「サム・シングズ・ジャスト・スティック・イン・ユア・マインド」
ヴィッキィ・クレイトン「イン・フライト」
サンディ・デニー「サンディ」◆
シャロン・シャノン「チューンズ」◆
ジョン・レンボーン「ザ・ナイン・メイデンズ」
ジョン・レンボーン「ア・メイド・イン・ベドラム」◆
VA「ケルティック・タイド」◆

2007年10月 7日 (日)

シセルとディー・ディー・ブリッジウォーターに酔う

 気持ちよく晴れた日曜日。昼間久しぶりにCDを聞いた。シセル・シルシェブーの「シセル・イン・シンフォニー」。シセル・バンドも加わったアンダース・イーヤス指揮ノルウェー放Utahime1 送オーケストラの演奏をバックに、クラシック曲やポピュラーソングを歌っている。プッチーニの「私のお父さん」と「ファイアー・イン・ユア・ハート」のノルウェー語ヴァージョンが特に印象に残った。いや驚いた。彼女がクラシックの修練を積んでいたことを不覚にも認識していなかった。彼女のCDは何枚も持っているので、他のCDにもクラシック曲が入っていたのかもしれないが、僕の意識の中にクラシック歌手としての彼女のイメージはまったくなかった。彼女のCDはほとんどどれも満点を付けたいほど気に入っているが、クラシックを歌う彼女は新しい発見だった。見事な発声とその透明な声にしばし魅了された。しかしどうして北欧の歌手はこうも透き通った声が出せるのか。デンマークのセシリア・ノービー、オランダ(正確には北欧ではないが)のフルーリーン。ジャズ界にも素晴らしい声の持ち主がいる。

  「シセル・イン・シンフォニー」の解説から簡単に彼女のプロフィールをまとめてみよう。シセル(シセルとシセル・シルシェブーの両方の表記がある)は1969年ノルウェーのベルゲン生まれ。7歳で子供の聖歌隊で歌い始める。15歳の時テレビに初出演して、当時の憧れであったバーブラ・ストライサンドの曲を歌った。16歳の時デビュー作「シセル」をリリース。今ではノルウェーの国民的歌手である。94年のリレハンメル冬季オリンピックでは、開会式で「ファイアー・イン・ユア・ハート」を歌って世界的に知られるようになる。97年には映画「タイタニック」と出会い、サントラでヴォーカル曲を担当した。クラシック界との関連で言えば、プラシド・ドミンゴとツアーをし、ホセ・カレーラスとデュエットした経歴がある。

  僕はリレハンメル冬季オリンピック当時すでに彼女の名前を知っていた記憶がある。レコード/CD記録ノートを調べてみたら、94年の9月17日に「ギフト・オブ・ラヴ」と「心のままに」を買っている。これが最初に買った彼女のCDだ。ということはオリンピックが開催された冬の時期にはまだCDを持っていなかったことになる。レコード評か何かで読んで、彼女の名前だけ知っていたということだろう。オリンピックで「ファイアー・イン・ユア・ハート」を聞いてすっかり気に入り、見つけたら買おうと思っていたということだと思われる。

  僕が持っているシセルのCD8枚はどれも素晴らしい出来だ。参考までに評価点付きで下にリストを挙げておく。なお最近の「楽園にて」、「マイ・ハート」、DVD「シセル・イン・コンサート」などを手に入れたいのだが、近所の中古店ではまず見かけたことはないし、アマゾンでも2000円近い値(DVDは3000円台)が付いていて手が出ない。安くなるまでもう少し待つしかない。

 「シセル・イン・シンフォニー」(01年) 5
 「オール・グッド・シングズ」(00年) 4
 「ザ・ベスト・オブ・シセル~ファイアー・イン・ユア・ハート」(98年) 5
 「ザ・ベスト・オブ・シセル」(98年) 5
 「アメイジング・グレイス」(94年) 5
 「心のままに」(94年) 5
 「森とフィヨルドの詩」(94年) 4
 「ギフト・オブ・ラヴ」(93年) 5

 シセルの歌を聞いてまた音楽好きの心がうずき出した。たまらず、今度はディー・ディー・ブリッジウォーターの古いレコードを引っ張り出す。というのも、1週間ほど前、新作の「レッド・アース」を中古店で衝動買いしたからだ。「レッド・アース」とはアフリカの大地のことだろう。最近アフリカ関連映画をよく観ていたし、ディー・ディーのCDは中古店ではめったに見かけることはないので、2000円以上したが禁を破って買ってしまった。マリの実力派ミュージシャンたちと組んだアフリカン・ジャズ&フュージョン版。素朴な太鼓の音がゴンゴンとリズムを刻み、何とも素朴だが力強い曲が流れてくる。時には単調ですらある曲調なのだが、聞くほどにリズムが体に染みこんできていつの間にかぐいぐい引き込まれてゆく。久々に聞いたアフリカ音楽だった。フェラ・クティ、ユッスー・ンドュール、サリフ・ケイタなど聞いていたのはもうだいぶ前だ。

G3  「シセル・イン・シンフォニー」を聞いた余韻がこの「レッド・アース」の記憶をよみがえらせ、ほこりをかぶったレコードを引っ張り出させた。聞いたのは「ディー・ディー・ブリッジウォーター」。デビュー作「アフロ・ブルー」に次ぐ2作目。「ゴブリンのこれがおすすめ 37」(レディ・ソウルを楽しむ特集)を書いた時から、また聞き直したいと思いながら時間がなくて聞きそびれていたものだ。ブログにかまけて最近CDを聞く時間が極端に減ってしまった。買ったまままだ聞いていないCDが100枚以上あるというありさま(涙)。70~80年代に必死でかき集めたレコードに至っては、2000枚ほどあるにもかかわらず、滅多に聞くこともなく過去の遺物と化していた。

 久々に聞いた「ディー・ディー・ブリッジウォーター」はやはり素晴らしかった。今では大物ジャズ歌手として知られるが、若い頃はソウルも歌っていた。若々しく力強い歌声、軽快な曲などは若い頃のナタリー・コールを彷彿とさせる。このレコードは何といってもジャケット写真が魅力的で昔からお気に入りだった。当時彼女は丸刈り頭だった(「アフロ・ブルー」のCDジャケット写真参照)。しかしここでは帽子が似合っている。CDタイトルは「私の肖像」。アマゾンで調べたら1万円近いとんでもない値がついていた。

  「ディー・ディー・ブリッジウォーター」を堪能して勢いは止まらず、次いでデビュー作「アフロ・ブルー」を聞いた。これもレコード。CDではくりくり頭を披露しているが、僕の持っているレコードではジャケットにオーブリー・ビアズリーの挿絵が使われている。日本製作盤で、彼女はこの「アフロ・ブルー」を引っ下げて70年代のジャズ・ヴォーカル界に颯爽と登場したのである。さすが今聞いても新鮮だ。

  「アフロ・ブルー」のライナー・ノートなどを基に、彼女についても簡単にプロフィールをまとめておこう。1950年5月27日、アメリカ・テネシー州メンフィス生まれ。名盤「ディア・エラ」で98年度グラミー賞「ベスト・ジャズヴォーカル・アルバム」賞を受賞。サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルド、カーメン・マクレエ亡き後、今やジャズ・ヴォーカル界の大歌手である。

  父親のマシュー・ゲリットはフィニアス・ニューボーンやブッカー・リトルやチャールズ・ロイ ドを指導した高校の音楽教師であり、ジャズ・トランペット奏者でもあった。5歳の頃のディー・ディーはよくレナ・ホーンやダイナ・ワシントンの物真似をしていたという。16歳の頃にナンシー・ウィルソンにあこがれる。16歳の時に父親のバンドで歌ったのが彼女の初舞台。70年に結婚したセシル・ブリッジウォーターもまた、父親がトランペッターで母親がピアニスト兼歌手という音楽一家育ちだった。自身もトランペット奏者だった。ディー・ディーは72~74年にサド・ジョーンズ=メル・ルイス・オーケストラで活躍する。レコード・デビュー作「アフロ・ブルー」以来15枚のアルバムを発表。僕が持っているのはその一部にすぎないが、どれも評価は高い。「ディス・イズ・ニュー」、「ディア・エラ」、「ディア・エラ・ライブ」が欲しいが、なかなか手に入らないのが残念。参考までに僕が持っているレコードとCDのリストを評価点付きで下に挙げておく。

 「レッド・アース」(07年) 5
 「シングズ・デューク・エリントン」(96年)  5
 「“ラヴ”&“ピース”トリビュート・トゥ・ホレス・シルヴァー」(95年) 5
 「ライヴ・イン・パリ」(87年)  5
 「ディー・ディー・ブリッジウォーター」(76年)  5
 「アフロ・ブルー」(74年)  4

 なお、彼女のディスコグラフィーはこちらを参照。

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2007年5月17日 (木)

ゴブリンのこれがおすすめ 38

アイリッシュ/ケルト・ミュージック
■これがおすすめの80枚
アイリーン・アイヴァース「クロッシング・ザ・ブリッジ」
        〃     「イミグラント・ソウル」 Angel1l_1
アナム「ファースト・フッティング」
  〃 「リップタイド」
アルタン「ブルー・アイドル」
   〃 「ハーヴェスト・ムーン」
   〃 「ダンス・オブ・アルタン」
   〃 「ローカル・グラウンド」
   〃 「ランナウェイ・サンデイ」
ヴァン・モリソン「バック・オン・トップ」
    〃    「ヒーリング・ゲーム」
ヴァン・モリソン&リンダ・ゲイル・ルイス「ユー・ウィン・アゲイン」
エヴィア「誰のものでのない世界」
  〃 「未知なる心への旅」
エレノア・マックヴォイ「ホワッツ・フォロイング・ミー?」
カパケリ「トゥ・ザ・ムーン」
  〃 「ヴォイス・オブ・カパケリ」
  〃 「クロスウインズ」
  〃 「サイドウォーク」
カルロス・ヌニェス「アモーレス・リーブレス」
    〃      「スパニッシュ・ケルトの調べ」
カレンニグ「ウェールズの雪」
キーラ「ルナ・パーク」
 〃 「トーゲ・ゴ・ボーゲ」
クラナド「バンバ」
  〃 「アナム」  
ケルティック・ウーマン「ケルティック・ウーマン」  
ザ・コアーズ「トーク・オン・コーナーズ」
    〃  「遥かなる想い」  
シイラ・ウォルシュ「ホープ」  
シニード・オコナー「生きる力」
      〃    「ソー・ファー・ザ・ベスト」
      〃    「ユニヴァーサル・マザー」
シャロン・シャノン「ダイヤモンド・マウンテン・セッションズ」
      〃    「イーチ・リトル・シング」
ソーラス「ソーラス」
ダン・ア・ブラース「ケルトの遺産」
ザ・チーフタンズ「ロング・ブラック・ヴェイル」
    〃    「ティアーズ・オブ・ストーン」
    〃    「ウォーター・フロム・ザ・ウェル」
    〃    「ファイアー・イン・ザ・キッチン」
    〃    「ワイド・ワールド・オーバー」
    〃    「ダウン・ジ・オールド・プランク・ロード」
デ・ダナン「アンセム」
  〃  「スター・スパングルド・モリー」
  〃  「ボールルーム」
  〃  「ザ・ミスト・カヴァード・マウンテン」
ドーナル・ラニー「クールフィン」
ドーナル・ラニー&ヒズ・フレンズ「ギャザリング」
ドロレス・ケーン「ザ・ベスト・オブ・ドロレス・ケーン」
    〃    「檻の中のライオン」
ナイトノイズ「ザ・パーティング・タイド」
   〃  「ホワイト・ホース・セッションズ」
   〃  「シャドウ・オブ・タイム」
フィオナ・ジョイス「ディス・エデン」
プランク・シティ「ブラック・アルバム」
ミジャドイロ「ガリシアの追憶」
ミッジ・ユーロ「ブリーズ」  
メアリー・ブラック「ルッキング・バック」
     〃    「サーカス」
     〃    「メアリー・ブラック・コレクティッド」
     〃    「スピーキング・ウィズ・ジ・エンジェル」
     〃    「ノー・フロンティアーズ」  
モイア・ブレナン「ミスティ・アイド・アドベンチャーズ」
    〃    「モイア」
     〃    「ウィスパー・トゥ・ザ・ワイルド・ウォーター」  
モーラ・オコンネル「ワンダリング・ホーム」
      〃     「ヘルプレス・ハート」
ルナサ「レッドウッド」  
ロリーナ・マッケニット「パラレル・ドリームス」
      〃      「マスク・アンド・ミラー」
       〃      「ザ・ヴィジット」  
VA「ウーマンズ・ハート 1、2」  
VA「ケルティック・ウーマン」  
VA「ケルティック・グレイス」  
VA「ケルティック・シスターズ」
VA「ケルティック・サークル」
VA「ケルティック・ストーム」
VA「ハー・インフィニット・ヴァラエティ」
VA「魂の大地」

■追加
ヴァン・モリソン「ダウン・ザ・ロード」
クラナド「ランドマーク」
シャロン・シャノン「チューンズ」
チェリッシュ・ザ・レイディーズ「スレッズ・オブ・タイム」
デフ・シェパード「シナジィ」
ニーヴ・パーソンズ「イン・マイ・プライム」
フォー・メン・アンド・ア・ドッグ「ロング・ローズ」
フランシス・ブラック「トーク・トゥ・ミー」
ベグリー&クーニー「アイルランドの絆」
ミジャドイロ「ガリシアの誘惑」
VA「ケルティック・タイド」

■おまけ(DVD)
VA「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」
ザ・チーフタンズ「ダウン・ジ・オールド・プランク・ロード」
     〃   「ウォーター・フロム・ザ・ウェル~我が心のアイルランド」

ブリティッシュ・トラッド
■おすすめの20枚
ザ・アルビオン・バンド「ザ・HTD・イヤーズ」
ケイト・ラスビー「テン」
ケイト・ラスビー&キャサリン・ロバーツ「ケイト&キャサリン」
サンディ・デニー「ザ・ベスト・オブ・サンディ・デニー」
サンディ・デニー&ストローブス「サンディ・デニー&ストローブス」
シャーリー・コリンズ「ノー・ローゼズ」
シャーリー&ドリー・コリンズ「ラヴ、デス&ザ・レディ」
ジョン・レンボーン「レディ&ユニコーン」
     〃     「トランスアトランティック・アンソロジー」
ストローブス「骨董品」
バート・ヤンシュ&ジョン・レンボーン「バート&ジョン」
フェアポート・コンヴェンション「リージ・アンド・リーフ」
        〃         「ザ・クロプレディ・ボックス」
        〃         「ハウス・フル」
フォザリンゲイ「フォザリンゲイ」
ブリジット・セント・ジョン「サンキュー・フォー・・・プラス」
ペンタングル「ソロモンズ・シール」
   〃    「クルエル・シスター」
   〃    「リフレクション」
   〃    「ファースト」
リチャード・トンプソン「ミラー・ブルー」
リンディスファーン「フォグ・オン・ザ・タイン」

■追加
サンディ・デニー「サンディー」

■こちらもおすすめ
VA「ザ・ベスト・オブ・ザ・ケンブリッジ・フォーク・フェスティバル」
VA「ザ・ハーヴェスト・オブ・ゴールド~イングリッシュ・フォーク・アルマナック」
VA「ベスト・オブ・スコティッシュ・ミュージック」

 「麦の穂をゆらす風」のレビューをなんとか近日中に書き上げようと思っています。その関連で、今回はアイルランド/ケルト・ミュージックの名盤を紹介します。ついでにブリティッシュ・トラッドの名盤も付け加えました。アイリッシュ・ミュージックはジャズと並ぶ僕の一番好きなジャンルです。ただなかなか田舎の中古店では手に入りにくいジャンルですので、好きな割にはそれほど多くは持っていません。乏しいコレクションの中から選んだものですので、網羅的であることを自負するものではありません。本館ホームページ「緑の杜のゴブリン」のリンクに「Celtic Music Online」と「the Music Plant」というサイトを載せてありますので、さらに詳しく知りたい方はそちらも参照してください。

  アイリッシュ/ケルト・ミュージックとはどんな音楽なのか、どんなアーティストがいるのかをてっとり早く知るには、何種類も出ているコンピレーション盤をお勧めします。ここでも何枚か取り上げていますが(VAとなっているものがそうです)、ケルト音楽のコンピ盤はどれもレベルが高いので、目についたものを適当に買っても失敗は少ないと思います。特にお勧めは「おまけ」コーナーに入れておいた「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」のDVDです。CDも出ていますが、イーリアン・パイプなどアイルランド独特の楽器がどんな形で、どんなふうに演奏するのか分かるのでDVDがお勧めです。出演陣も豪華で、メアリー・ブラック、ポール・ブレイディ、ドーナル・ラニー、シャロン・シャノン、デ・ダナン、デイヴィ・スピレーンなど有名どころから、エルヴィス・コステロやエミルー・ハリスまで見られます。僕は音楽DVDはめったに買わないのですが、これとザ・チーフタンズのDVDは買って損はしません。

  ディスク・ガイドとしては「アイリッシュ&ケルティック・ミュージック」(音楽之友社)、「アイリッシュ・ミュージック・ディスク・ガイド」(音楽之友社)、「ブリティッシュ・フォーク&トラッド・ロック」(雑誌『ストレンジ・デイズ』2004年1月号増刊)などがあります。アマゾンか古本屋で探してください(この手のものは見つけしだい即買っておくべし)。

2007年5月 6日 (日)

ゴブリンのこれがおすすめ 37

レディ・ソウルを楽しむ

ソウル、R&B女性ヴォーカルを堪能する名盤80選
アニタ・ベイカー「ラプチュア」  
アレサ・フランクリン「レディ・ソウル」
    〃      「あなただけを愛して」
    〃      「スパークル」
アン・ヴォーグ「EV3」
    〃   「ファンキー・ディーヴァズ」
アンジー・ストーン「マホガニー・ソウル」
アンジェラ・ジョンソン「ゴット・トゥー・レット・イット・ゴー」  
アンドレア・マーティン「ザ・ベスト・オブ・ミー」 Mado_renga_g_1
ヴァネッサ・ウィリアムズ「アルフィー」  
ウェンディ・モートン「ウェンディ・モートン」
エモーションズ「フラワーズ」  
オリータ・アダムズ「リズム・オブ・ライフ」  
カーリーン・アンダーソン「ブレスト・バードゥン」
キャリン・ホワイト「リチュアル・オブ・ラブ」
     〃    「キャリン・ホワイト」  
グラディス・ナイト&ピップス「ザ・ベスト」
        〃       「アンソロジー」
        〃       「さよならは悲しい言葉」
        〃       「イマジネーション」
        〃       「スタンディング・オベイション」
        〃       「オール・アワ・ラブ」  
ケリー・プライス「ミラー・ミラー」
ジョイス・ケネディ「ルッキン・フォー・トラブル」
ジョス・ストーン「ザ・ソウル・セッションズ」  
ショーラ・アーマ「マッチ・ラブ」
     〃   「スーパーソニック」
ジョーン・アーマトレイディング「ホワッツ・インサイド」  
ダイアナ・キング「シンク・ライク・ア・ガール」
ダイアナ・ロス&ザ・スプリームズ「アンソロジー」  
チャカ・カーン「ビ・バップを歌う女」
    〃   「アイ・フィール・フォー・ユー」
ディオンヌ・ファリス「野性」
ディー・ディー・ブリッジウォーター「ディー・ディー・ブリッジウォーター」  
ディナ・キャロル「オンリー・ヒューマン」
ティナ・ターナー「プリーズ・プリーズ・プリーズ」
     〃   「リバー・ディープ・マウンテン・ハイ」
     〃   「トゥー・ホット・トゥー・ホールド」
デニ・ハインズ「イマジネイション」
デニース・ウィリアムス「私のデニース」
       〃     「ソング・バード」  
デニス・ラサール「ベスト・オブ・デニス・ラサール・オン・マラコ」
     〃    「ア・レディ・イン・ザ・ストリート」  
デブラ・モーガン「ダンス・ウィズ・ミー」
    〃    「イッツ・ノット・オーヴァー」  
デボラ・コックス「センチメンタル」
トニ・ブラクストン「シークレッツ」  
トリーネ・レイン「そよかぜを胸に抱いて」
    〃   「ファインダーズ・キーパーズ」
トレイシー・チャップマン「トレイシー・チャップマン」  
ナタリー・コール「ザ・ソウル・オブ・ナタリー・コール1975-1980」
     〃   「エヴァーラスティング」
     〃   「ナタリー」
ニーナ・シモン「ニーナとピアノ」
パティ・ラべル「ウィナー・イン・ユー」
     〃  「ビー・ユアセルフ」
     〃  「ベスト・オブ・パティ・ラヴェル」  
パフ・ジョンソン「ミラクル」  
ホイットニー・ヒューストン「ザ・グレイテスト・ヒッツ」
        〃      「天使の贈りもの」
        〃      「そよ風の贈りもの」
        〃      「ホイットニーⅡ」
ポインター・シスターズ「ブラック・アンド・ホワイト」
ミリー・ジャクソン「アン・イミテーション・オブ・ラブ」
メアリー・メアリー「サンクフル」
メイヴィス・ステイプルズ「ザ・ヴォイス」  
メイシー・グレイ「ザ・トラブル・ウィズ・ビーイング・マイセルフ」
メリー・ウェルズ「グレイテスト・ヒッツ」
モナ・リサ「“11-20-79”」
ラヴァーン・ベイカー「ラヴァーン・ベイカー」
ラシェル・フェレル「ラシェル・フェレル・デビュー!」
ラベル「マ・メール・ロワ」
 〃 「ナイトバーズ」 
ルトリシア・マクニール「マイ・サイド・オブ・タウン」
ロバータ・フラック「やさしく歌って」
     〃    「ファースト・テイク」
     〃    「チャプター・トゥー」
ロリータ・ハラウェイ「クライ・トゥー・ミー」  
ローリン・ヒル「MTVアンプラグド」
サントラ「ドリームガールズ」

■こちらも要チェック
ココ・リー「ジャスト・ノー・アザー・ウェイ」
サラ・ジェーン・モリス「リーヴィング・ホーム」
フェイス・ヒル「フェイス」
ルトリシア・マクニール「ワッチャ・ビーン・ドゥイング」

  「ドリームガールズ」のレビューをやっと書き上げました。もうだいぶ映画の記憶は薄れかけているので、映画というよりも音楽に関する記述が多くなってしまった。それはともかく、勢いで自分のお気に入りソウル/R&BのCDリストを作ってしまいました。せっかくなので「ゴブリンのこれがおすすめ」シリーズに入れることにしたしだい。以前にもシリーズの10回目と11回目で「女性ヴォーカルを楽しむ」を特集していますので違和感はないでしょう。
  僕の一番のお気に入りソウル女性歌手は”レディ・ソウル”アレサ・フランクリンではなくグラディス・ナイト。彼女もモータウン出身だが、ブッダ時代にも傑作が多い。「ドリームガールズ」のジェニファー・ハドソンに感動した人は是非「夜汽車よ!ジョージアへ」(「イマジネーション」に収録)や「さよならは悲しい言葉」を聴いてほしい。
  リストにはアレサ・フランクリン、ナタリー・コール、ホイットニー・ヒューストン、ロバータ・フラックなどの誰でも知っているビッグ・シンガーからかなりディープな人・グループまで入っています。一方で、アシャンティ、アリシア・キーズ、エリカ・バドゥ、エリーシャ・ラヴァーン、シャーデー、ジャネット・ケイ、ブランディ、デスティニーズ・チャイルド、ビヨンセ、ミッシー・エリオットなどは入っていません。もう一つ僕の口に合わないからです。人に好みがあるのは当然ですので、あくまで参考として受け止めてください。

2006年10月 6日 (金)

ノー・ディレクション・ホーム

2005年 アメリカ 2005年12月23日公開
評価:★★★★★
原題:BOB DYLAN NO DIRECTION HOME
監督:マーティン・スコセッシ
製作:グレイ・ウォーター・パーク・プロダクションズ、スピットファイアー・ピクチャーズ
        サーティーン-WNET、アメリカン・マスターズ
編集:デビッド・テデスキ
出演:ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ、アレン・ギンズバーグ、アル・クーパー
        デイブ・ヴァン・ロンク、ウディ・ガスリー、メイヴィス・ステイプルズ
   ピート・シーガー、マリア・マルダー、スーズ・ロトロ、ピーター・ヤーロウ
   ボブ・ニューワース

  ミュージシャンを描いたドキュメンタリーのレビューをこれまで書いたことはない。音楽が好きであるにもかかわらずCDなどの感想をあまり書かないのは、ストーリーのある映画と違って感覚的な要素の強い音楽を表現する言葉を僕が持っていないからである。また、音楽に関して僕は純粋なリスナーであり、楽器も弾けないし、専門的な音楽の知識を持っていないという事情もある。

  したがって、初期ボブ・ディランのドキュメンタリー「ノー・ディレクション・ホーム」は、僕にTakigawa とって扱いにくい題材である。それでもあえてレビューを書こうと思ったのは、「ノー・ディレクション・ホーム」が非常に優れたドキュメンタリーだと感じたからだ。ほとんど写真でしか観たことのなかった若き日のディランの顔(表情)の美しさ、演奏される曲の素晴らしさに強く惹かれた。3時間半にも及ぶ長編ドキュメンタリーだが、ぐいぐいと画面に引き付けられ最後まで一気に観てしまった。

  僕がディランを聞き出したのはかなり後になってからだ。恐らく80年代のはじめごろだろう。最初に買ったディランのアルバムが何かは覚えていないが、現在持っているディランのレコードとCDは20枚を越える。では、かなりのディラン・ファンなのかというと、別にそういうわけではない。評論家がディランのものは何でもほめるので、一応買っておいたらいつの間にかたまってしまったというだけのことである。

  ディランのアルバムでは比較的初期のものが好きだ。フォーク時代はどれも悪くない。ロック転向直後のものもいい。『時代は変わる』、『追憶のハイウェイ61』、『ブロンド・オン・ブロンド』、『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』、『ハード・レイン』あたりがマイ・ベスト5である。70年代まではいくつかいいと思うのがあるが、80年代以降はほとんど魅力を感じない。最近はただもごもごと歌っているだけでちっとも面白くない。僕にとってのディランはほとんど60年代で終わっている。最も優れていると思う曲を2曲挙げればアルバム『追憶のハイウェイ61』に収められている「ライク・ア・ローリング・ストーン」と「廃墟の街」。この2曲は本当に別格で、文字通りの名曲だと思う。時々無性に聞きたくなる。

  恐らく「ノー・ディレクション・ホーム」に引き込まれたのはその一番好きな時代に焦点を当てているからだろう。この時代の楽曲にはかなり引き込まれる。歌に力を感じる。僕自身が高校生のころ(70年代初期)はフォークソングが好きでよく聴いていた。様々なジャンルを聞くようになった今でもフォークは好きなジャンルの1つである。90年代以降で言えばジュリー・マス、キャロル・ロール、ナンシー・グリフィス、ベス・オートン、メアリー・チェイピン・カーペンター、メアリー・ルー・ロードあたりがお気に入り(なんてこったい、全部女性だ!?)。フォークの伝統が絶えていないのはうれしい。今でもPPMを聞くと古里に帰ってきたような心地よさを思える。

  また60年代という社会が大きく揺れ動いていた時代が背景にあることも魅力を感じる重要な要素だ。音楽が今よりもずっと社会にコミットしていた時代だ。ディランが歌っていたのもトピカル・ソングやプロテストソングと呼ばれるものである。ただ恋愛を歌う歌もいいが、僕はそういう歌も好きだ。もちろんディランはプロテスト・ソングを歌いながらも、政治の中に巻き込まれまいとする姿勢をはっきり示している。僕としてはウディ・ガスリーやピート・シーガーのような社会とのかかわりの持ち方に共感するが、微妙な立ち位置を選んだディランの姿勢も理解できる。自分が歌いたい歌を歌っているだけで、他人に利用されたくない。そういう気持ちがあったのだろう。歌手に出来ることは結局歌うことだけなのだ。

  いずれにせよ、当時の世相を映し出す映像をたっぷり盛り込んで、それらと平行してTuki_gura_250_04_2ディランの生き方を描くという構成にしたことが成功している。「ノー・ディレクション・ホーム」はデビューから66年までのボブ・ディランの音楽と人間像を本人や関係者からのインタビューと当時の貴重な映像で再現しようと試みたドキュメンタリーであると同時に、ディランを含む当時の多くのアーティストたちが音楽という角度から社会にコミットしようとしていた類まれな時代を映し出したアメリカ現代史の貴重な記録でもある。特に貴重だと思ったのはワシントン大行進のとき舞台で歌っていたディランの映像である。彼も出演していたとは知らなかった。その時のキング牧師の演説はあまりにも有名で何度も聞いたことがあるが、映像はほとんど観たことがない。ピーター・ポール&マリーのDVD「キャリー・イット・オン ~PPMの軌跡」にその時の舞台で歌った「風に吹かれて」の映像が入っているのを観て仰天した覚えがある。ワシントン大行進の記録映像は20世紀の記録の中でもトップクラスに入るほど重要なものだ。恐らく当時のニュース映像などかなりの記録映像が残っているはずである。是非DVDにまとめて出してほしいものだ。

  記録映像としての価値はディランを取り巻く多彩な人物の貴重な映像にも表れている。出てくる人たちがすごい。大木のような体躯から野太い声を発するオデッタ、まだ10代のころのものすごくかわいい映像と丸々としたオバちゃんになった映像の両方が観られるマリア・マルダー、同じようにすっかりオバちゃんになったメイヴィス・ステイプルズ、彼女たち の動く映像は初めて観た。酒を飲んでいる姿がほんの一瞬映し出された黒人作家ジェームズ・ボールドウィンの映像も貴重だ。極めつけはビート詩人のアレン・ギンズバーグ。銀髪の老人になって登場した。正直言って、この人まだ生きてたのかと仰天した(失礼)。後に名盤『スーパー・セッション』を残したアル・クーパーとマイク・ブルームフィールドの貴重な映像。銀髪ですっかり落ち着いた感じになった現在のインタビュー映像と若いころの透き通った声で歌っていたころの映像の両方が楽しめたジョーン・バエズ。特に若い時の映像はたっぷり映し出されていて、その声と姿の美しさに見とれてしまった。ピーター・ポール&マリーのDVD「キャリー・イット・オン ~PPMの軌跡」に収められたマリー・トラヴァースの若いころの映像に匹敵する美しさだった。

  映像ばかりではない。メモを取るに値する発言があちこちにちりばめられていた。とても全部は書ききれないので、2つだけ書いておこう。まずはメイヴィス・ステイプルズ。

  ″人と呼ばれるのにどれだけの道を歩まねばならないのか。(「風に吹かれて」の歌詞)″なぜこれが書けるの?私の父の経験そのものよ。人間扱いされなかった父のね。ボブは白人だっていうのにどうしてこんな詩が書けるのか不思議だった。きっと霊感を得てたのね。だから人の心に直接響いてくるのよ。ゴスペルと同じ。彼は真実を歌にする。

  次はアレン・ギンズバーグ。

  チベットの僧のことわざにある、「自分を越える弟子がいない者は師ではない。」私は彼の言葉に圧倒された。特に「歌う前に自分の歌の意味を知る」、「山にこだまさせ皆に伝えたい」といった言葉。聖書の預言のようだ。詩とは力ある言葉、人の髪も逆立たせる。主観的真実の表現であるが、他の人が客観性を与えた時にそれは初めて詩と呼ばれる。

  なにしろ400時間を越えるアーカイブ映像から選び抜いたというのだからほとんど無駄な映像はない。映画として考えれば3時間半は超大作並だが、DVDはさらに映像を増やし、演奏も最後まで入れて、1本2時間×3巻くらいあってもいいと思った。3夜連続のテレビの特集だと考えれば決して長くない。

  それはともかく3時間半でも当時の雰囲気がよく伝わってくる。特に、当時多くのアーティストや若者が集まっていたグリニッジ・ヴィレッジの雰囲気が映像で見られたのは貴重だった。様々な才能を持った人々が様々なパフォーマンスを繰り広げていた。実に独特の雰囲気だった。そこから多くの才能が発掘された。ボブ・ディランもまたそこで大先輩たちから様々なことを学んでいた。ジョニー・キャッシュやリアム・クランシーのパフォーマンスから多くを学んだ。ほぼ同じ世代のジョーン・バエズにも圧倒され、パートナーになる予感がしたと率直に語っている。

  音楽だけではない。ジェームス・ディーンやマーロン・ブランドの映画からも影響を受けたと語っている。50年代はアメリカが空前の繁栄を享受していた時代だった。ウィリアム・ホールデン主演「ピクニック」(1955)を観れば当時の浮かれた雰囲気が分かるだろう。そこに登場した二人の反逆児。「理由なき反抗」で無軌道な行為に突っ走っていたジェームズ・ディーン、「乱暴者」、「波止場」でふてぶてしい面構えを見せたマーロン・ブランド。彼らは当時の反逆者の象徴だった。この二人の影響とグリニッジ・ヴィレッジでの経験から反逆児ボブ・ディランが生まれたのである。

  グリニッジ・ヴィレッジでの経験を通じてディランは別人のように成長した。本人も「悪魔と取引きして、一夜にして変わったんだ」と語っている。ブルース・ギタリストであるロバート・ジョンソンの有名な伝説の引用である(彼はある時四つ角で悪魔に出会い、魂を売るのと引き換えにギター・テクニックを手に入れた、さらに元をたどればゲーテも取り上げた「ファウスト」伝説に行き着くだろう)。

  ディランの記録映像には他にD・ A・ペネベイカー監督の「ボブ・ディランDONT LOOK BACK 1965 LONDON」もあるが、これはもっとディラン個人とそのパフォーマンスに焦点をArtkazamidori01250wd 当てているようだ。だから観たいとは思わない。ディランを、特に60年代のディランを理解しようとすれば、「ノー・ディレクション・ホーム」の様により広い社会的視野から彼を捉えなければならないと思うからだ。ディランを理解しようとするならウディ・ガスリーとの関係は切り離せない。ディランはガスリーに会いに行っている。抜け殻のようになっていたその姿にショックを受けたようだ。初期のディランのしゃがれ声とぶっきらぼうな歌い方には明らかにウディ・ガスリーの影響が見て取れる。ガスリーの自伝にはケルアック(『路上』の作者)以上に親近感を覚えたと語っている。

  ディランはガスリーからその自由な生き方と、常に自分と歌を社会と民衆の中におく姿勢を学んだのだろう。ギンズバーグが絶賛しているように、ディランの詩人としての才能はガスリー以上だった。ロックに転向した時、ファンは彼を「裏切り者」、「ユダ」とののしったが、僕から観れば「ライク・ア・ローリング・ストーン」や「廃墟の街」はガスリーの延長線上にある気がする。ウディ・ガスリーの影響が明瞭な初期の「時代は変わる」も名曲だと思うが、「ライク・ア・ローリング・ストーン」や「廃墟の街」にはより優れた詩人に成長したディランがいる。本人の言葉によれば、泊まった人の家に詩集があると手当たり次第に読んだそうである。彼は単なるミュージシャンであるばかりではなく詩人だったのだ。ジョーン・バエズが面白い体験を語っていた。当時売れっ子の彼女がディランを連れて高級ホテルに泊まろうとした時、ディランの格好があまりに汚いので最初断られた。何とかねじ込んで泊まれるようにしたが、その苦い体験を元にディランがホテルで一気に書き上げたのが有名な「ホエン・ザ・シップ・カムズ・イン」だった。 僕が大学院生だったとき、大学の学会で「廃墟の街」を詩としてとらえた研究発表を聞いたことがある。

  フォークからロックへ移っていったのはディランにとって恐らく自然なことだったのだろう。しかしそれを理解しないファンからの野次にはかなり心を悩ましていたようだ。インタビューもひどい。実にばかげた質問を執拗に繰り返している。観ていて腹が立った。結局彼らは自分たちの理解の範囲でしかディランを「理解」していなかったのだ。バイクの絵柄のシャツにこだわっていたファンはディランではなく自分を語っていたのである。ディランを理解しなかった当時のマスコミも同じだったのである。僕は決して彼のファンではないが(というより僕は個人崇拝がきらいなので誰のファンにもならない、映画であれ音楽であれ僕にとって重要なのは個人ではなく「作品」である)野次が飛び交う中で自分が歌いたい歌を歌いきったディランの姿には感動すら覚えた。

  「ノー・ディレクション・ホーム」の最後のほうは苦悩するディランを映し出している。この苦悩を突き抜けてディランはさらに大きく成長したのだろう。このドキュメンタリーが成功したのはディランを決して美化しなかったことだ。賛美するのではなく客観的に彼を描こうとした。その点を評価したい。最後にマーティン・スコセッシ監督のインタビューから引用して終わろう。

  この映画を見る若い人たちにとって興味深いのは、あるアーティストの成長と、彼のしてきた選択の数々が見られるところだと思う。彼が選んできたのは、自分自身であること、そしてもう少し成長した後では、自分自身からより多くをひきだせるかどうか、挑戦し続けることだった。

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2006年7月28日 (金)

バロック・コンサート2日目

Dinner1p   今日もコンサートに行った。今日は7時半開演。15分前に着いた。まだリハーサル中だったので会場でしばらく待つ。人数は昨日よりはさすがに少なかった。

  演奏はほぼ時間通りに始まった。今日はリラックスしたムード。どうやら基本的には講習会に参加した人たちを対象にしたコンサートのようだ。チラシには「レクチャー・コンサート」とある。少し演奏家のトークもあって、そこで聴衆に課題を出していた。言葉は忘れたがある技法のことを話していた。私がどんな風に弾くかよく注意して聴いてください、質問があれば後で訊いてくださいと言っていた。

  時々赤ちゃんの泣き声が混じっていたが雰囲気は悪くならなかった。リラックスしたムードだったが、演奏は熱かった。今日の演奏会も素晴らしかった。昨日はドイツ音楽だったが、今日はフランス。すべてマラン・マレの曲だった。この作曲家も初耳だった。やはり素晴らしい曲だと思った。ホールもいいし、演奏者も素晴らしいので何を聴いてもよく聞こえてしまうのかもしれないが。

  演奏者はヴァイオリンの寺神戸亮、ヴィオラ・ダ・ガンバの上村かおりと森川麻子、チェンバロのニコラス・パール。ヴァイオリンが入るとどうしてもガンバは従に回ってしまうが、ガンバとチェンバロだけになると俄然息を吹き返したようになる。地味な楽器だが実にいろんな表情が出せる。上村かおりさんと森川麻子さんの二人は素晴らしかった。同じガンバでも上村さんのはバスなのでぐっと渋い音が出る。弓の弾きかたも二人は微妙に違う。息がぴったりと合った演奏にはぐいぐい引き込まれた。3人の演奏はジャズのピアノトリオのような緊張感がある。ジャズのインプロビゼーションとはまた違った、三者三様に弾き分けながら一糸乱れぬ演奏。講習会の参加者が多かったせいもあるだろうが、観客席にも緊張感があった。僕はまったく楽器が弾けない人間なので技術や楽理的なことは分からないが、硬軟取り合わせた演奏は講習会参加者に大いに参考になっただろう。レクチャーを兼ねた模範演奏的な色彩があったと思われるが(それはおそらく選曲にも反映しているだろう)、部外者にとって何の違和感もなかった。

  演奏の合間のトークから森川さんとニコラス・パールさんがご夫婦だと分かった。自分の演奏がないときに森川さんがニコラスさんの横に立って譜面をめくっている姿が印象的だった。二日間たっぷり楽しませてもらいました。

  東京を離れてから聴きに行くコンサートがガラッと変わってしまった。上田に来てからはほとんどクラシックばかり。東京にいた頃はクラシックも何度か聴きに行ったが、もっぱら通ったのは規模の小さなライブハウスだった。新宿の「ルイード」、「ロフト」、「ピット・イン」、渋谷の「テイク・オフ7」、「エッグマン」、「ジャンジャン」。だめだ、他にもあったが名前を忘れてしまった。六本木や下北沢、銀座にも行ったなあ。悲しいことに名前が出てこない。

  ジャズを別にすると、もっぱら女性歌手ばかり聴きに行っていた。せっかく間近で見られるのだから、聴くだけでなく見る楽しみもないとね。エポ、上田知華とカリョービン、中原めいこ、高橋真梨子、谷山浩子、それにあの頃西島三重子が好きで何度も聴きに行ったな。そうそう「ロフト」では山崎ハコを聴きに行ったっけ。彼女にふさわしい暗い場所だった。こうやって名前を挙げてみると顔が赤くなる。ミ-ハーだったのね。

2006年5月14日 (日)

ゴブリンのこれがおすすめ 11

女性ヴォーカルを楽しむ 2

 こちらは好きなジャンルが多いのですが、何せあまり中古市場に出回るものが少ないので、ジャンル毎の数は多くありません。特にジャズが少ないのは残念。点数をつける前のものが多くて・・・。何しろ買ってまだ聞いていないCDがそれだけで50枚以上あるという有様です。永遠にこれが続いたら、同じCDを2回以上聞くのは滅多にないことになります。買いすぎるのも考え物ですね。特にブログを始めてからは、本を読む時間とともに音楽を聴く時間がめっきり減りました。

ブリティッシュ・トラッド&フォーク系
サンディ・デニー「サンディ・デニー&ストローブス」
    〃     「ザ・ベスト・オブ・サンディ・デニー」

アイリッシュ&ケルト系  
エリン・オドネル「ア・スクラップブック・オブ・ソーツ」
エレノア・マックヴォイ「ホワッツ・フォロイング・ミー?」
ケイト・セント・ジョン「夜のいたずら」
ケルティック・ウーマン「ケルティック・ウーマン」
ザ・コアーズ「トーク・オン・コーナーズ」
    〃  「遥かなる想い」  Angel1l
シイラ・ウォルシュ「ホープ」  
シニード・オコナー「生きる力」
メアリー・ブラック 「ルッキング・バック」
     〃    「サーカス」
     〃    「メアリー・ブラック・コレクティッド」
     〃    「スピーキング・ウィズ・ジ・エンジェル」  
     〃    「ノー・フロンティアーズ」
モイア・ブレナン「ミスティ・アイド・アドベンチャーズ」
    〃    「モイア」  
モーラ・オコンネル「ワンダリング・ホーム」  
ロリーナ・マッケニット「パラレル・ドリームス」
      〃      「マスク・アンド・ミラー」
VA「ケルティック・ウーマン」  
VA「ケルティック・シスターズ」

ゴスペル系
マヘリア・ジャクソン「サンデー・モーニング・プレイヤー・ミーティング」

北欧系
アバ「アバ・ゴールド」
アンヌ・ドゥールト・ミキルセン「アンヌ・ドゥールト・ミキルセン」  
Annette Lindwall 「Silent Voices」
ヴァルティナ「コッコ」
   〃   「イキ」
ジェニファー・ブラウン「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト」
シセル・シェルシェブー「アメイジング・グレース」
      〃       「ギフト・オブ・ラヴ」
      〃       「心のままに」
      〃       「ザ・ベスト・オブ」  
      〃      「オール・グッド・シングズ」
ジャスミン「イエス」  
ジュエル「心のかけら」
シリエ「ブレベット」  
セリア「カウ・オン・ザ・ハイウェイ」  
ソフィー・セルマーニ「ソフィー・セルマーニ」  
     〃      「プレシャス・バーデン」
dido「ライフ・フォー・レント」  
ネイミー・コールマン「ネイミー・コールマン」
バーシア「スウィーテスト・イリュージョン」  
マリア・モンテール「ディ・ダ・ディ」  
メイア 「セブン・シスターズ」
 〃 「メイア」  
リサ・エクダール「緑の妖精」
ルトリシア・マクニール「ワッチャ・ビーン・ドゥーイング」
      〃      「マイ・サイド・オブ・タウン」
      〃      「メトロプレックス」

アジア系  
アイ・ジン「わたしの1997」  
ヴィヴィアン・チョウ「純愛伝説」  
フェイ・ウォン「十万回のなぜ」

ヨーロッパ系  
ENZO ENZO「ル・ポワゾン」
カーラ・ブルーニ「ケルカン・マ・ディ」  
スザンヌ・ヴェガ「孤独」  
ドゥルス・ポンテス「ラグリマス」
パトリシア・カース「ランデ・ヴー」
     〃    「ダン・マ・シェール」  Greenearth1
     〃    「永遠に愛する人へ」
ハリス・アレクシーウ「ネフェリス通りにて」  
プリンセッサ「プリンセッサ」
マドレデウス「アンソロジー」
   〃   「海と旋律」
   〃   「ライブ・イン・リスボン」

ラテン系  
エスピリトゥ「オールウェイズ」
ガブリエラ・アンダース「ウォンティング」
サンディ・カンドゥ「ナイス・トゥ・ミート・ヤ!」  
ナラ・レオン「あこがれ」
ベレーザ「セブン・デイズ」

コンピレーション  
「リリス・フェア」  
「リリス・フェア2」
「WOMAN6」

ジャズ系
エラ・フィッツジェラルド「エラ・イン・ベルリン」
ケイコ・リー「ローマからの手紙」
サラ・ヴォーン「アフター・アワーズ」
ステイシー・ケント「ドリームズヴィル」
セシリア・ノービー「マイ・コーナー・オブ・ザ・スカイ」
ダイアナ・クラール「ラヴ・シーンズ」
ダイアン・シューア「ベスト・オブ」
ディー・ディー・ブリッジウォーター「シングズ・デューク・エリントン」
ニーナ・シモン「ニーナとピアノ」
ニーナ・フリーロン「リッスン」
    〃     「テイルズ・オブ・ワンダー」
パティ・ラベル「ベスト・オブ」
ラシェル・フェレル「デビュー!」

日本  
稲葉喜美子「倖せの隣」  
今井美樹「アイヴォリーⅡ」
   〃  「PRIDE」
   〃  「ブルーミング・アイヴォリー」
   〃  「太陽とヘミングウェイ」  
上田知華「I Will」  
大貫妙子「ピュア・アコースティック」  
小谷美沙子「i」
   〃   「PROFILE」  
鬼束ちひろ「インソムニア」
   〃   「This Armor」
神谷千尋「ティンジャーラ」  
キロロ 「長い間~キロロの森」
  〃  「キロロのうた」  
木村カエラ「KAELA」  
  〃   「circle」
クラムボン「ドラマティック」
Cocco「サングローズ」
 〃  「クムイウタ」
SAKURA「シシラ」
   〃   「ラバー・ライト」  
沢田知可子「マチュア・ヴォイス」  
白鳥英美子「グレース」
   〃    「彩り」
   〃    「アメイジング・グレイス」  Fuwa_heart1
竹内まりや「スーベニール」
   〃  「ヴァラエティ」
   〃  「クワイエット・ライフ」
   〃  「リコレクション」  
橘いずみ「どんなに打ちのめされても」  
ドリームズ・カム・トゥルー「ラブ・ゴーズ・オン」
        〃      「ザ・モンスター」
        〃      「モンキー・ガール・オデッセイ」
        〃      「ベスト」  
        〃      「THE LOVE ROCKS」
中島みゆき「ベスト・セレクション 16」  
夏川りみ「ファムレウタ」  
  〃  「てぃだ~太陽」
ネーネーズ「オキナワ」  
元ちとせ「ハイヌミカゼ」
   〃 「ノマド・ソウル」  
   〃 「ハナダイロ」
橋本一子「ターンド・パースペクティヴ」  
畠山美由紀「Diving into your mind」
林明日香「咲」
一青窈「月点心」
  〃 「&」  
平原綾香「From To」
   〃  「ODYSSEY」
ボニー・ピンク「ヘブンズ・キッチン」  
   〃    「REMINISCENCE」
松任谷由実「悲しいほどお天気」
   〃    「ひこうき雲」   
   〃   「ノイエ・ムジーク」
松本英子「Seasons」
MISIA「ラブ・イズ・ザ・メッセージ」  
美雪「フォトランダム」  
森山良子「カルヴァドスの風」
   〃 「ベスト・コレクション」  
矢井田瞳「キャンドライズ」
   〃  「シングル・コレクション」
   〃  「ダイヤモンド」  
   〃  「ヒア・トゥデイ、ゴーン・トゥマロウ」
山根麻衣「ベスト」  
又紀仁美「キス・イン・ザ・レイン」  
吉田美奈子「ステイブル」
吉野千代乃「モンタージュ」
   〃   「レイン・バラード」  
ラブ・サイケデリコ「ラブ・サイケデリック・オーケストラ」
     〃     「ザ・グレイテスト・ヒッツ」

2006年5月13日 (土)

ゴブリンのこれがおすすめ 10

女性ヴォーカルを楽しむ 1

 今日新しいパソコンが届いた。朝からずっとセットアップやら旧パソコンからのデータのコピーやら、ついでにフリーソフトをダウンロードしてヴァージョンを新しくするなどで大忙し。また昨日ブログのアクセスが20000を越えた。ということでPC新調、アクセス20000突破記念というほど大げさではないが、今回はお気に入りCDを紹介することにしました。
 5点をつけたものを中心に収録してあります。結構名盤が抜けています。それはレコードでしか持っていないケースがあるからです。CDを買い始めてしばらくたってから点数をつけ始めたので、レコード時代に買ったものやCDを買い始めて間もないころのものには点数がついてないのです。見つけ次第CDも買っているのですが、レコードだけで2000枚近くあったので全部買いなおすのはほぼ不可能でしょう。

ロック&ヴォーカル系
アニー・レノックス「ディーヴァ」  
アマンダ・マーシャル「チューズデイズ・チャイルド」  
アラナ・デイビス「フォーチュン・クッキー」  Tobira_flower2_pi_1
アリソン・デイヴィッド「ドリーミング」
ヴァネッサ・ウィリアムズ「アルフィー」
ヴァレリー・カーター「ザ・ウェイ・イット・イズ」  
ヴィクトリア・ウィリアムス「ルース」
エイミー・グラント「ハート・イン・モーション」  
    〃     「自由の歌」     〃    
    〃     「ビハインド・ザ・アイズ」  
エイミー・マン「バチェラーNo.2」  
エマ・パキ「オクシジェン・オブ・ラブ」  
キャロル・ローラ「スティル」  
サラ・ジェーン・モリス「リーヴィング・ホーム」  
サラ・マクラクラン「サーフィシング」
     〃    「アフター・グロウ」  
サンディ・リード「アイ・ビリーヴ」
ジェニファー・ウォーンズ「レナード・コーエンを歌う」
       〃      「ベスト・オブ」  
ジェニファー・ブラウン「ギビング・ユー・ザ・ベスト」  
ジェニファー・グロス「ザ・ウーマン・イン・ザ・ムーン」
シェリル・クロウ「チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ」
     〃   「ザ・ベリー・ベスト・オブ」  
     〃   「ワイルドフラワー」
     〃   「カモン・カモン」
ジョーン・オズボーン「ライチャス・ラブ」  
ショーン・コルヴィン「ア・フュー・スモール・リペアーズ」  
ジュリー・ドリスコール「ストリート・ノイズ」
ジュリア・フォーダム「風の道標」  
     〃      「揺るがぬ愛」
スーザン・オズボーン「ザ・パール」  
スパイス・ガールズ「SPICE」
セリーヌ・ディオン「レッツ・トーク・アバウト・ラブ」
     〃    「パリ・ライブ」
     〃    「フォーリング・イントゥ・ユー」
     〃    「ワン・ハート」  
ソニー・ソーントン「フォーリング・スルー・ザ・クラウド」
ダー・ウィリアムズ「ザ・オネスティ・ルーム」  
ナタリー・インブルーリア「ホワイト・リリーズ・アイランド」  
ナタリー・マーチャント「タイガー・リリー」  
パティ・スミス「ゴーン・アゲイン」
バーバラ・ディクソン「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」  
P.J.ハーヴェイ「トゥー・ブリング・ユー・マイ・ラブ」  
ピンク「ミスアンダストゥッド」
フィービ・スノウ「サムシング・リアル」  
ブリジット・セント・ジョン「サンキュー・フォー・・・プラス」  
ベス・ニールセン・チャップマン「グレイテスト・ヒッツ」
        〃         「ベス・ニールセン・チャップマン」  
        〃         「ディーパー・スティル」
ベット・ミドラー「ブロークン・ブロッサム」
    〃   「ベット・オブ・ザ・ローゼズ」  
ヘザー・ノヴァ「オイスター」
ポー「コンニチワ」
ホリー・コール「ダーク・ディア・ハート」
   〃     「calling you」  
   〃    「ある夜の出来事」
マーセラ・デトロイト「ジュエル」  
メイ・ムーア「ボヘミア」
メリー・ホプキン「ベスト・オブ」
リンダ・ロンシュタット「フォー・センチメンタル・リーズンズ」  
ルシンダ・ウィリアムズ「パッショネイト・キシズ」
      〃      「ワールド・ウィザウト・ティアーズ」
ワイノナ「ニュー・デイ・ドリーミング」

カントリー系
インディゴ・ガールズ「ライブ」
     〃      「ストレンジ・ファイア」
     〃      「インディゴ・ガールズ」
     〃      「4.5」
     〃      「パワー・オブ・トゥー」
     〃      「1200カーフューズ」 
     〃      「ノーマッズ・インディアンズ・セインツ」   
シャナイア・トゥエイン「アップ」  
ディキシー・チックス「ワイド・オープン・スペイセズ」  
トリーシャ・イヤウッド「エヴリバディ・ノウズ」  
     〃      「ソングブック」
ニーコ・ケイス「ファーニス・ルーム・ララバイ」
フェイス・ヒル「フェイス」  
リアン・ライムス「アイ・ニード・ユー」
     〃   「リアン・ライムス」
     〃   「ブルー」
     〃    「シッティング・オン・トップ・オブ・ザ・ワールド」
     〃   「トゥイステッド・エンジェル」
     〃   「グレイテスト・ヒッツ」
     〃   「ディス・ウーマン」

フォーク系
キャロル・ロール「ウェスターン・シャドウズ」
ジュリー・マス「サークル・オブ・ワン」
    〃   「太陽に向かって」  
トレイシー・チャップマン「ニュー・ビギニング」  
ナンシー・グリフィス「針のない時計」
      〃     「フライヤー」
      〃     「夜空に輝く青いバラ」  
PPM「イン・コンサート」  
ベス・オートン「デイブレイカー」  
メアリー・チェイピン・カーペンター「ア・プレイス・イン・ザ・ワールド」
メアリー・ルー・ロード「ベイビー・ブルー」

シンガー&ソングライター系
カーリー・サイモン「人生はいたずら」  
キャロル・キング「つづれおり」  
ケイティ・カーティス「ア・クラッシュ・コース・イン・ローゼス」
ケリ・ノーブル「フィアレス」
ジェス・クライン「ドロウ・ゼム・ニアー」  
    〃    「ストロベリー・ラヴァー」
ジャニス・イアン「ハンガー」
    〃    「ザ・グレイテスト・ヒッツ」
ジュエル「スピリット」
  〃  「心のかけら」
ジョニ・ミッチェル「ブルー」  
ビヴァリー・クレイヴェン「プロミス・ミー」
ローラ・ニーロ「抱擁」

ソウル、R&B系
アイク&ティナ・ターナー「リバー・ディープ・マウンテン・ハイ」  
アニタ・ベイカー「ラプチュア」  
アレサ・フランクリン「レディ・ソウル」  
    〃       「あなただけを愛して」
    〃       「スパークル」
アン・ヴォーグ「EV3」
    〃   「ファンキー・ディーヴァズ」  
アンジェラ・ジョンソン「ゴット・トゥー・レット・イット・ゴー」
アンドレア・マーティン「ザ・ベスト・オブ・ミー」
ウェンディ・モートン「ウェンディ・モートン」  
エターナル「エターナル」
オリータ・アダムズ「リズム・オブ・ライフ」
カーリーン・アンダーソン「ブレスト・バードゥン」  06instrument_1
グラディス・ナイト&ピップス「ザ・ベスト」
       〃        「アンソロジー」  
       〃        「さよならは悲しい言葉」
       〃        「イマジネーション」
ケリー・プライス「ミラー・ミラー」
ショーラ・アーマ「マッチ・ラブ」
     〃   「スーパーソニック」
ジョーン・アーマトレイディング「ホワッツ・インサイド」
ダイアナ・キング「シンク・ライク・ア・ガール」  
ディオンヌ・ファリス「野性」
ディナ・キャロル「オンリー・ヒューマン」  
   〃     「ソー・クロース」
デニ・ハインズ「イマジネイション」  
デニス・ラサール「ベスト・オブ・デニス・ラサール・オン・マラコ」  
デブラ・モーガン「ダンス・ウィズ・ミー」
    〃     「イッツ・ノット・オーヴァー」  
デボラ・コックス「センチメンタル」  
トニ・ブラクストン「シークレッツ」  
トリーネ・レイン「そよかぜを胸に抱いて」
     〃   「ファインダーズ・キーパーズ」  
ナタリー・コール「スターダスト」
     〃   「スノウ・フォール・オン・ザ・サハラ」
     〃   「ラヴ・ソングス」
     〃   「ザ・ソウル・オブ・ナタリー・コール1975-1980」  
     〃   「テイク・ア・ルック」
パフ・ジョンソン「ミラクル」  
P.J.ハーヴェイ「トゥー・ブリング・ユー・マイ・ラヴ」
ブレンダ・カーン「デスティネーション・エニウェア」
ホイットニー・ヒューストン「ザ・グレイテスト・ヒッツ」
       〃       「天使の贈りもの」
       〃       「ホイットニーⅡ」
       〃       「そよ風の贈りもの」
メイシー・グレイ「ザ・トラブル・ウィズ・ビーイング・マイセルフ」  
ローリン・ヒル「MTVアンプラグド」

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