カテゴリー「旅行・地域」の記事

2008年7月 6日 (日)

浅間サンライン脇道探索 ワイナリー「ヴィラデスト」

 金原(かなはら)ダムに行った後そのまま帰るつもりだったが、上ってくる途中でワイナリーの看板を見たのを思い出す。どの辺で見たのか良く思い出せず、何度もぐるぐる回っているうちにやっと見つけた。案内に沿って進んで行くとワイナリー「ヴィラデスト」に出た。向かいにガーデンがあったので、まずそちらの写真を撮る。広くはないがなかなかきれいな庭園だ。HPには「ガーデンはキッチンガーデン、ベリーガーデン、ロックガーデンなどのテーマ毎にわかれて、様々な花、ハーブ、果実、野菜などがご覧いただけます」と書いてあったが、写真に夢中であまりそんなことには気づかなかった。

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 ガーデンの上のほうにある緑色の小屋が実にいいアクセントになっている。色といい形といい非常に絵になる。花だけを撮るよりこの小屋と花を一緒に撮る方が素晴らしい絵柄になる。ガーデンの中心にある東屋というよりパーゴラも広々として気持ちが良さそうだ。春と秋は気持ちがいいだろう。曇り空だったのが恨めしい。空が白く映ってしまう。背景に青い空があってこそ花の鮮やかな色が引き立つ。

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 一通りガーデンの写真を撮った後、向かいのカフェレストランに入ってみた。その奥にも建物があるが、恐らくそれがワイナリーだろう。レストランの入り口はショップになっている。ちょっとフロマージュの入り口と似た感じだ。絵皿などいくつか欲しいものがあったが、そこは我慢して絵葉書だけ買う(160円×6枚+写真絵葉書1枚100円で合計1000円)。壁に玉村豊男の写真があったので、ここが有名な彼のワイナリーだと確認できた。この辺にあることはだいぶ前から知っていたし、ワイナリーの看板も何度か見かけていたが、名前を覚えていなかったのでそれが彼のワイナリーなのか確信が持てず一度も行ったことがなかったのである。

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 絵葉書の絵は全部玉村豊男氏の書いたものだった。なかなかいいセンスで気に入った。僕自身が街角の風景を描いた絵が好きだということもあるが、それでも欲しいと思うほどセンスのいい絵は少ない。絵皿を買わなかったのはどうも女性向きの絵柄が多かったからだ。

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  のどが渇いていたので、奥のカフェレストランに入ってみる。テラスが開いていたのでそこに座る。昼間なら混んでいるのだろうな。夕方なのですいていたようだ。ガラス窓の向こうに見えるのはブドウ畑のようだ。ホットコーヒーを頼む。400円也。高級店ぶって高い値段をつけていないのは良い(ワインはどうか知らないが)。味も良かった。他の客と店員が話しているのを聞いているとどうやら軽井沢から来た客らしい。店のパンフにも軽井沢からのアクセスが書いてあるので、軽井沢から流れてくる客が多いようだ。しばらくゆっくりして外に出る。後でHPを見て知ったが、カフェの下にギャラリーがあったようだ。残念、気がつかなかった。あの絵葉書の絵が大きいサイズで手に入るのなら買いたかったのに。

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 帰りは道を覚えるためにまっすぐ下に降りた。途中2階左折するが(上ってくる時は右折)、角に看板があるので安心だ。ずっと道を下ると菅平に上る4号線と交差する。田沢の信号。4号線で来た場合はここで山側に曲がれば良い。そこを突っ切り、さらに下るとサンラインに出る。肝心なのはそこの信号。下大川という交差点だ。この名前をしっかり覚えておこう。今度行く時は晴れた日に、そして出来れば女性と一緒に来たいものだ。

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2008年5月10日 (土)

箱畳池散策

 6日の火曜日は連休最後の日だったので近場に出かけることにした。特にお目当ての場所もなかったので地図をあちこち眺めていたときに箱畳池を見つけた。「はこだたみいけ」と読むらしい。どうも池の中に島があるようだ。これは面白い。さっそく行ってみることにする。

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  丸子に向かい147号線にはいる。虎御前というT字路を右折する。佐久方面に行くときはいつもそこを左折していたので、右折するのは初めてだ。しばらく進むと右側に大きな池が見えてきた。なるほど確かに池の中に島がある。島があるくらいだから池全体はかなり大きい。ため池としては最大級クラスだ。池の中の島にいくつも橋が渡してある。

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  連休なので結構人出があった。ほとんどは釣りに来た人たちだ。家族連れも多い。バーベキューをやっている家族もいた。結構魚は釣れている感じだ。チラッと覗いたバケツにフナが何匹も入っている。

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 ため池というよりは公園というべきだろう。ただ、元々はため池だったようだ。池の近くに立っている石碑にはこの池の成り立ちが詳しく書いてあった。残念ながら字が見えにくいので写真は撮らなかったが、半分くらい銘文を読んでみた。内容はだいぶ忘れてしまったが、堰を作ったり水を引くまで相当な苦労をしたようだ。ネットで調べてみたが何も情報はない。あるのは釣り情報ばかり。残念なことに今はそういう関心しかもたれていないようだ。

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 写真を撮りながらゆっくり池を一周してみる。島がかなり大きく、岸からあまり離れていないので写真ではそれが島であることは分かりにくい。空から撮らないとだめだろう。しかしきれいに整備されていていい雰囲気だ。島には水の神である弁天神社もあった。家族や仲間とやってくれば、釣りをしたり、散歩したり、芝生に寝そべって読書したり、バーベキューをしたりして半日ゆっくり過ごせそうだ。僕としては池と橋があるだけでうれしい。

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  池だけではなく近くの草に覆われた山や、遠くの眺めもいい。そうそう、立科はリンゴの産地。道沿いにリンゴの木がずらっと並んでいる。池の近くにもあったので、そばに行って写真を撮った。丁度白い花がきれいに咲いていた。リンゴの花をこれほど間近に見たのは初めてだ。思わぬ収穫。

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 ほとんどが釣りに来ている人たちなので、僕のように釣りに何の関心もなく、ただ写真を撮り散策している人間はかなり異質の存在だった。それでもこの池には強く引かれた。天気のいい週末にでもまた来てのんびり本を読んですごしてみよう。

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2008年5月 6日 (火)

神秘の池

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 今日まで連休だったので久しぶりに写真日記を載せることにします。ガソリン代が上がったこともあり、連休中はあまり出かけないことにして庭の手入れに時間を割きました。ブログを初めて以来庭は荒れ放題だったのです。プランターに新しい花を活け替えました。何とか連休中に玄関前アプローチの周囲はきれいになりました。家の横と裏はさながらタンポポ畑ですが。

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  さて、今日は連休最後の日なので箱畳池に行ってきました。その写真は後日載せますが、今回はその後にちょっと立ち寄った小さな池の写真を紹介します。長野県工科短大横の較差点を生島足島神社の大鳥居の方に降りてゆく途中にある池です。大鳥居の手前右側にもう一つ鳥居があるのですが、丁度その向かい側になります。

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  最初に見つけたのはもう10年以上前になります。近くを散歩していてたまたま見つけたのです。道より少し高いところにあるので、車で走っていたのでは気づきません。もう何年も行ってなかったので写真を撮っておきたかった。

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  荒れているかと心配していましたが、木が生長したせいか素晴らしい公園になっていました。パーゴラがあるところもいいのですが、何といっても素晴らしいのはその横にある小さな池。行ってびっくりしました。木立に囲まれてまるで神秘の池のようでした。以前来たときはここまで美しくはなかった。

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 いつの間にか「シークレット・ガーデン」という言葉がぴったりの場所になっていました。上田リサーチパークのはずれにある小さなスペースに過ぎないのですが、まるでそこだけ別世界のようです。人跡もまばらな山奥にある知られざる池といった趣。「ここだけは誰にも教えたくなかった」と言いつつしっかり教えている記事がよく雑誌にありますが、僕にとってここはまさにそういう場所です。

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2007年10月28日 (日)

自然運動公園へ行く

  昼間、昼食をとった後長野大学のすぐ裏にある自然運動公園に行ってみた。前に記事を書いた宣教師館やいにしえの丘公園のすぐ近くなので、「塩田の文教地区探索」第2弾といってもいい。ここはグランドや体育館、プール、フィールドアスレチックなどの施設と、池を中心にした小さな公園がある。この池の周りが結構眺めがいいので、ちょっとした撮影ポイントなのである。実際、僕の他にも女性が1人三脚を立てて池を撮影していた。写真を撮っていたら声をかけられた。ちょっと前まではいろんな虫や鳥などがたくさんいたのに、今日来たら全くいないと残念がっていた。

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  確かにいつもは見かける水鳥が1羽もいない。それでもきれいに紅葉している木がいくつかあったので、それらをフレームに入れながら、主に池の周りを写真に撮った。今日は台風一過で雲ひとつない快晴。空が本当に美しい。いつもより空の部分を大きく取り入れるようにした。空自体を撮りたくて、見上げるようにして木の枝と空を撮ってみたが、うまく行ったかどうか。快晴の日の上田の空は見事に真っ青になる。東京にいた頃にはこんな真っ青で雲ひとつない空を見たことがなかった。空が美しいと実感できるのは、ひょっとすると相当贅沢なことなのかもしれない。

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  あまり時間がないので自然運動公園の一部しか写真が撮れなかった。それでも池の周りだけではさびしいので、体育館の前の木立、子供たちの遊戯施設の一部、さらにはプールの写真も撮った。この時期のプールは人気がないのでどこか寒々としている。車に戻ろうとプールの横を通ったとき、ススキの穂が陽の光を反射して息を呑むほど美しく輝いているのが目に入った。思わずしまいこんだカメラを取り出し、写真を撮った。角度を変えて光を反射してほとんど透明に見えるススキと、陰になっているススキの2枚撮った。ぼくの技術ではあの透明な輝きがうまくとらえられていないのが残念だ。陰になったススキも真っ青な空が背景になっているので、これまた別の美しさがある。何でもないススキの穂が光の加減でこんなに美しく見えるなんて新鮮な発見だった。

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2007年10月22日 (月)

小諸探索① 布引渓谷~布引観音

 「かぐら」で食事。いつもの肉南蛮うどん。おいしゅうございました。そば茶のティーバッグも忘れずに買った。さて、その後は久しぶりのドライブと撮影。こんな晴天の日はドライブが気持ちいい。行く場所は決めていなかったがとりあえず芸術村の方に向かう。千曲ビューラインからの眺めがあまりに美しいので、途中で車を止めて写真を撮る。そのままビューライン沿いに佐久まで行こうかとも思ったが、急に考えが変わる。以前みまき大橋の写真を撮ったが、まだその橋を渡ったことがなかったのを思い出したのだ。芸術村の下を通り、突き当りを左折。みまき大橋に出る。橋を渡るのは初めてだが、すぐ先の信号から先は通ったことがある道。40号線である。千曲川の左岸を走る道で、道沿いには日帰り温泉施設「御牧の湯」、布引観音温泉、布引観音がある。まず「御牧の湯」の写真を撮った。前に1度だけ入ったことがある。今日は撮影だけ。あの時はまっすぐ風呂に行ったのだが、周りにはいろんな施設とオブジェがあって、ちょっとした公園のような感じになっている。御影石で囲った池があったので写真に撮る。ぐるっと一渡り見て回り、何枚か写真を撮る。

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<写真>
御牧の湯(2枚)、千曲ビューラインからの眺め

 さらに先に進むと右手に布引観音温泉が見える。ここも前に1度泊まったことがある。なんてことのない建物なのでここは素通り。今日の目的は布引観音とそのすぐ前にある布引渓谷。布引観音の下に車を止め、まずは渓谷を見に行った。駐車場前の道を渡るとそこが渓谷だ。まずは道から写真を撮る。川原には大きな岩がゴロゴロ転がっている。背後が山なので、川原の半分は日陰になっている。木が邪魔で写真が撮りにくい。道を探して川原に降りる。岩だらけで歩きにくい。ふと見ると、上流のほうに何か塔のようなものが立っている。そういうものを見つけると近くに行って写真を撮りたくなる。足場の悪い川原を上流に向って進む。上の道は頻繁に車が通っているが、川原にはほかに誰もいない。背丈ほどもある岩を乗り越えたりしていると、何か無人島で冒険でもしている気分。う~ん、楽しい、楽しい。近くまで行っても塔の正体はわからない。あれは一体何なのか?煙突のような形だが、橋脚にも見える。昔は橋が架かっていたのだろうか。腑に落ちぬまま、石に足をとられつつまた元の駐車場に戻る。

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<写真>
布引渓谷(6枚)

 駐車場に布引観世音のいわれが書いてあった。有名な「牛に曳かれて善光寺」の言い伝えと関係がある。あちこちに同じような話があるようだが、ここでは昔信心うすい老婆が千曲川で布を晒していると、牛が角に布をかけて走り出したという話だ。説明版の裏側には地図が書いてある。布引二段滝、馬岩、見返り地蔵、牛岩、善光寺穴、不動滝、釈尊寺。途中にいくつも見所があるようだ。階段を上り始めると、看板に片道20分と書いてある。一気に逃げ腰になる。滝だけ撮って引き返すか。しかし、あそこに石碑が、こっちにはお地蔵さんがと、写真を撮っているうちに、もうここまで来たら上まで行こうという気になった。とにかくきつい坂だ。しかし今日は久々にたっぷり睡眠をとったので足が軽いし、何度も立ち止まって写真を撮りながら上ったので息が切れるほどではなかった。あちこちの岩のくぼみや岩の上に石碑や木像、石像が置かれている。細い道の片側は谷で片側は断崖である。このあたりは岩山で、遠くからもその露出している岩肌が見える。石の上や石像の周りにはケルンのように小石が積み重ねられている。

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<写真>
布引観音に至る道(3枚)

 滝はどうということもなく、馬岩と牛岩には馬と牛の姿が岩に現れているというが全く分からず。不動の滝に水はなく、見返り地蔵と善光寺穴(穴が善光寺まで通じているそうな)には気づかずに通り過ぎる。しかし道端には無数のお地蔵さんや石碑(馬頭観音など)がたくさん置かれている。バシャバシャ写真を撮る。まるで羅生門のような釈尊寺の門と、頂上近くにあったお地蔵さんの赤い涎掛け特に印象的だった。

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<写真>
布引観音に至る道(3枚)

 やっと頂上に着く。さすがに足はがくがくだ。目の前のお堂が布引観音だと思い写真を撮る。しかし反対側(崖の方)を観て仰天。向かいの断崖絶壁のところに赤いお堂がしがみつくように建っている。後でもう一度地図で確かめたら、これが布引観音だった。望月の弁天窟の様だが、それよりはずっと立派だ。横で子供が「きれい」と声をあげている。確かに赤い柱が目に鮮やかだ。観音堂の奥は岩に食い込んでいる。床下には清水寺のような高い木組みがあり、それで支えているようだ。それにしてもどうやってあんなところに建物を建てたのか?すごいことを考える人がいるものだ。あそこから毎日下界を見下ろしていれば、僕のような者でも悟りが開けるのだろうか。下りは上りより楽だったが、足が疲れているので慎重に下りた。

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<写真>
釈尊寺、布引観音(2枚) 右の写真:右側にうっすらと浅間山が見える

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小諸探索② 大久保橋~「茶房読書の森」再訪~大杭橋

 40号線をさらに先へ進む。次なる目的地は千曲川にかかる「戻り橋」。先日懐古園に行った時、小山敬三美術館の裏から見えた赤い橋が気になっていた。地図を見て「戻り橋」がそれだろうと当たりをつけていたのである。「戻り橋」に行くには40号線をまっすぐ行って、大久保橋の手前で右に曲がる。ところが行ってみると、目印の大久保橋があの赤い橋だった。あわてて橋の手前で車を止める。間近に見るときれいな橋だ。下流側にパイプを渡した別の橋もかかっている。大久保橋のすぐ横には古いコンクリートのアーチが立っていた。川の両岸にあるので、昔はそこに古い橋がかかっていたのかもしれない。横に新しい橋をかけ、古い橋のアーチだけを記念に残したのではないか。

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<写真>
大久保橋(3枚)

 来る途中なかなかいい川の景色が見えていたので、土手に沿って下流方向に歩いてみる。川原に降りる道があった。下りてみると石ころだらけ。ここもまた歩きにくい。川原から上流と下流の写真を撮った。また車に戻り、「戻り橋」へ向う。赤い橋は見つかったが、「戻り橋」は名前が気になる。上田の別所温泉近くにも「西行の戻り橋」がある。どんな橋なのか「姿」だけでも確認しておきたい。しかし行ってみると何ということのない橋だった。千曲川自体もあまり野性味のない普通の表情。川床に岩が見えないのはすぐ下流に西浦ダムがあるからだろう。近いので戻り橋からもダムが見える。ダムといっても上流側はダム湖のようになっているわけではない。やや川幅が広くなっているだけ。ダムというよりは水量の調整池という感じだ。地図を見るとダムの横に発電所があるので、発電にも利用しているのだろう。帰ってからネットで調べてみたが、戻り橋のいわれは西行とは関係ないようだ。

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<写真>
大久保橋下流の千曲川、戻り橋、戻り橋から西浦ダムを見る

 ここまでで帰ろうと思ったが、ふと橋の横を見ると「茶房読書の森」の看板が目に入った。まだ4時前だ。ついでに「読書の森」にも寄っていこう。車を橋横の細い道に乗り入れる。「読書の森」に初めて行ったのは2005年の8月28日。2年ぶりだ、懐かしい。ところが最初に見た看板以外には案内板が見当たらない。とにかく山の上だからと適当に山に向って上って行った。すぐ寂しい山道に入る。対向車もない。だんだん不安になってきた。やがてT字路にでた。どっちだ?左折してみた。今度は二股だ。一旦左折して、また引き返し右折する。しかしすぐ行き止まり。また引き返し、さっきの二股のところまで戻り、最初入りかけた道に行く。俺は今どこにいるんだ?不安が頭をよぎる。まあ、いざとなれば来た道を引き返せばいい。幸い方向感覚はいいほうだ。腹を決めてまっすぐ進んでゆくと、左側に「茶房読書の森」の看板が見えた。ほっ。やれやれ、この道でよかったんだ。見覚えのある急坂の駐車場に車を止める。前回とは逆の方向から来たことになる。しかしまあ、どっちから来ても分かりずらい。

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<写真>
茶房読書の森(3枚)

 車を降りると、横に犬がいた。ここの飼い犬なのだろう。吠えもせず、ニコニコ顔(?)でこっちを見つめている。入り口で写真を2枚撮った。中に入って珈琲を注文。他に客はなく、見覚えのあるご主人が1人でいた。店内の写真を撮ってもいいかと聞くと、快くOKしてくださった。前回買った絵葉書がまたたくさんおいてあったので、持っていないものを5、6枚選ぶ。程なくして奥さんと娘さんらしい人が戻ってくる。今日撮ったデジカメの写真を見ていると、写真をやっているのですかと声をかけられた。ブログのことを話した。それがきっかけで色々とご主人と話をすることができた。前回はほとんど話さなかっ た。

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<写真>
読書の森(3枚) 右:「銀河ドロップス」のような小物がいい

 山口マオさんのことから小林敏也さんと宮沢賢治、さらにはますむらひろしのことに話が及び、パロル舎から出ている宮沢賢治の画本シリーズ(挿絵、小林敏也さん)を教えていただいた(帰ってからアマゾンで数冊注文した)。テーブルの上においてある「ロバの音楽座」という楽団のCDが気になったので聞いてみると、この店の近くで時々演奏会をしているそうだ。古楽器を使った演奏で、子供向けに作られているそうだが、大人も楽しめるらしい。帰りに絵葉書と一緒に、ロバの音楽座のCDを1枚買った(「ジグ 空想の船」というアルバム)。この文章を書きながら聴いている。以前いろんな古楽器を使って演奏する「タブラトゥーラ」という楽団のコンサートを聞いたことがあるが、こちらも様々な古楽器を使っているので似たような響きがする。初めて聴く曲でもどこかで聞いたことがあるような懐かしい響きがある。中には、ヨーロッパ映画の中で流れていたような気がするものもあった。いい買い物だった。

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<写真>
読書の森、絵葉書コレクションと収納ボックス、CDとチラシ

 もう夕方。薄暗くなっていたが、もう一足伸ばした。ご主人に川と橋の写真をよく撮っていると話したところ、小諸大橋のすぐ横にある大杭橋という吊橋のことを教えていただいたのだ。ここまでくることは滅多にないので、一気に写真を撮ってしまいたかった。地図で場所を確認する。「戻り橋」に戻り、そこから142号線でさらに千曲川の上流方向に行けばいい。散々迷った道も今度は迷わずに戻れた。ひょっとして「戻り橋」という名前のご利益?冗談はさておき、日が落ちる前に着かねば。小諸大橋はすぐ分かったが、大杭橋に行くのに少し迷った。着いた時には陽が山の端に沈みかかっていた。急いで写真を撮る。どうにか間にあった。写真はソフトで補正すれば何とか見えるだろう。ほっとする間もなく引き返す。帰り道はもう真っ暗。なれない道だがもう迷わなかった。われながら方向感覚の良さには感心する。

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<写真>
大杭橋(2枚)、戻り橋からの眺め

 家に帰ってすぐ写真をパソコンに取り入れる。1日で124枚の写真を撮っていた。

<ブログ内関連記事案内>
 茶房「読書の森」へ行く
 喫茶店考
 喫茶「すみれ屋」へ行く

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2007年10月14日 (日)

「小林いと子人形展」を見てきた

071014_10  10月6日から21日まで上田駅前、真田坂にある“キネマギャラリー幻灯舎”で「小林いと子人形展」が開かれている。9日に「幻灯舎講座」があり、上田フィルム・コミッションのK氏から吸血鬼映画の系譜について聞いた時に、会場に置いてある人形に魅せられた。その時はデジカメを持っていなかったので、今日改めて「取材」に行ってきた。

 たまたま夕方に何かの会合があるらしく、テーブルが占領されているのでレイアウトが変わっていた。人形は全部で20数体あっただろうか。石膏で作られた顔の表情が一つひとつ違う。みんな素朴な顔だ。さまざまな姿勢をしているが、子守をしていたり、裁縫をしていたり、荷車を曳いていたりと、生活の中の一場面が取り上げられていることに好感を持った。子供と老人の人形が多い。作者の小林いと子さんの関心のありようが現れているのだろう。服もみな手作りで、着古した着物の端切れを使って仕立て直したものである。だから生地は上田紬や木綿の上田縞などしっかりしたものだ。昔の生活が匂ってくるような人形たちの姿と佇まい、本物の生地から伝わる温かみ。陽だまりのようなスペースだった。

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 特に気に入ったのは子供を背負った女の子、虫かごと網を持った子供、そして切り株の上に座っている男の子(どこかピーターパンを思わせる)。子供を背負った女の子を見ていて、東京にいたころ読んだ菅生浩の『子守学校』、『子守学校の女先生』、『さいなら子守学校』三部作(ポプラ社)を思い出した。実際に福島県にあった子守の小学生だけが通う珍しい学校を題材にした児童文学である。悲しい話が多かったが、忘れられない本だ。

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 小林いと子さんは1932年生まれ。実家は上田紬機屋である。農家に嫁ぎ3人の子供を育てた。和裁の技術は姑から習ったものだが、人形作りは独学だそうである。壁に掛けてある紹介文には、「物のない時代に大切に着続けてきた着物を形として残し、その心を伝えることができたら幸せです」という言葉が引用されている。まだ十代の頃に戦争を経験し、戦後は物のない時代を生きてきたはず。おそらく様々な苦労をされてきたに違いない。決して楽しい思い出ばかりではないはずだが、人形が表している生活の一こまには温もりが感じられる。子守学校だって悲しいエピソードばかりではなかった。物がないからこそみんなで分け合った。苦しみも悲しみも肩を寄せ合ってみんなで支え合った。黄色みがかった室内の照明が期せずして人形をセピア色に染め上げている。生活も、人生も、生涯も英語ではlifeで表せることがこれらの人形を見て理解できる気がした。

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2007年10月12日 (金)

塩田の文教地区を歩く

 午前中ちょっと時間が空いていたので駆け足で撮影に行ってきた。近場という以外に特に場所は決めていなかったが、ふと思いついて鴻の巣に行くことにした。行ったのは二度目だが、やっぱり間近に見るとかなりの奇観だ。茶色い岩肌がむき出しになり、それが風雨によって侵食されて急峻な崖になっている。足元には小砂利がたまり至極歩きにくい。足を滑らせないように気をつけながら近くまで登ってみる。よく海岸にある奇岩のように鋭く針のようにとがっている岩もある。岩といっても角の取れた丸い小砂利と砂の塊なので、恐らくひっかけばぼろぼろ崩れるのではないか(もちろん触ってはいないが)。ここはかつて海底だったところで、後に隆起してこんな様相を呈するようになった。よく探せば、砂利の間に貝が見つかるかもしれない。下から見上げると、空の青さと薄茶色の崖の色のコントラストが素晴らしい(快晴の日の上田は雲ひとつなく真っ青に晴れる)。

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鴻の巣(6枚)

 今日は日差しが暑い。途中で上着を脱いでも体中汗だくになった。横の方に回り込むと遊歩道に出る。以前来た時にそっちにも行ってみたが、確か展望台まではいかなかったと思う。時間があれば展望台まで行って写真を撮ってみたかった。残念ながら今日は崖だけで我慢する。ここは深沢七郎原作『楢山節考』(ならやまぶしこう)の二度目の映画化作品(83年の今村昌平監督版、ただし僕は58年の木下恵介監督版しか観ていない)で、老人を谷底に突き落すシーンのロケ地になったところだ。突き落すシーンはテレビで何度か見たことがあるが、どのあたりで撮ったのかは分からなかった。そう言えば、その撮影の時放ったカラスがそのまま住みついてしまったという話を聞いたことがある。

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