最近のトラックバック

お気に入りブログ

  • 真紅のthinkingdays
    広範な映画をご覧になっていて、レビューの内容も充実。たっぷり読み応えがあります。
  • 京の昼寝〜♪
    僕がレンタルで観る映画のほとんどを映画館で先回りしてご覧になっています。うらやましい。映画以外の記事も充実。
  • ★☆カゴメのシネマ洞☆★
    細かいところまで目が行き届いた、とても読み応えのあるブログです。勉強になります。
  • 裏の窓から眺めてみれば
    本人は単なる感想と謙遜していますが、長文の読み応えのあるブログです。
  • なんか飲みたい
    とてもいい映画を採り上げています。短い文章できっちりとしたレビュー。なかなかまねできません。
  • ぶらぶらある記
    写真がとても素敵です。

お気に入りブログ 2

お気に入りホームページ

ゴブリンのHPと別館ブログ

無料ブログはココログ

« 2020年6月 | トップページ | 2020年8月 »

2020年7月

2020年7月31日 (金)

これから観たい&おすすめ映画・BD(20年8月)

【新作映画】公開日
7月10日
 「透明人間」(リー・ワネル監督、米・オーストラリア)
7月17日
 「ブリット=マリーの幸せなひとりだち」(ツヴァ・ノヴォトニー監督、スウェーデン)
7月18日
 「ぶあいそうな手紙」(アナ・ルイーザ・アゼヴェード監督、ブラジル)
7月24日
 「プラド美術館 驚異のコレクション」(ヴァレリア・パリージ監督、イタリア・スペイン)
 「17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン 」(ニコラウス・ライトナー監督、オーストリア )
 「LETO -レト- 」(キリル・セレブレンニコフ監督、ロシア・フランス)
 「ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。」(チン・シウトン監督、中国)
7月25日
 「日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人」(小原浩靖監督、日本)
7月31日
 「カラー・アウト・オブ・スペース――遭遇――」(リチャード・スタンリー監督、ポルトガル、他)
 「剣の舞 我が心の旋律」(ユスプ・ラジコフ監督、ロシア・アルメニア)
 「♯ハンド全力」(松居大悟監督、日本)
8月7日
 「ディック・ロングはなぜ死んだのか」(ダニエル・シャイナート監督、アメリカ)
 「ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち」(キャサリン・ベインブリッジ監督、カナダ)
 「ジョーンの秘密」(トレヴァー・ナン監督、イギリス)
 「ハニーボーイ」(アルマ・ハレル監督、アメリカ)
8月14日
 「ディヴァイン・フューリー/使者」(キム・ジュファン監督、韓国)
 「ジェクシー!スマホを変えただけなのに」(ジョン・ルーカス、他、監督、アメリカ)
 「ファヒム パリが見た奇跡」(ピエール・フランソワ・マルタン・ラヴァル監督、フランス)
 「思い、思われ、ふり・ふられ」(三木孝浩監督、日本)
 「弱虫ペダル」(三木康一郎監督、日本)
 「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」(アグニェシュカ・ホランド監督、ポーランド・英・他)
9月4日
 「ムーラン」(ニキ・カーロ監督、アメリカ)

【新作DVD・BD】レンタル開始日
7月22日
 「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」(ライアン・ジョンソン監督、アメリカ)
 「ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を」(ファイト・ヘルマー監督、独・アゼルバイジャン)
8月5日
 「1917 命をかけた伝令」(サム・メンデス監督、イギリス・アメリカ)
 「ザ・ピーナツバター・ファルコン」(タイラー・ニルソン、他、監督、アメリカ)
 「スキャンダル」(ジェイ・ローチ監督、アメリカ)
 「ダンサー そして私たちは踊った」(レヴァン・アキン監督、スウェーデン・仏・他)
 「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」(クラウス・ハロ監督、フィンランド)
 「影裏」(大友啓史監督、日本)
 「静かな雨」(中川龍太郎監督、日本)
 「his」(今泉力哉監督、日本)
 「ダブル・サスペクツ」(アルノー・デブレシャン監督、フランス)
 「フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて」(クリス・フォギン監督、英)
8月7日
 「冬時間のパリ」(オリヴィエ・アサイヤス監督、フランス)
8月19日
 「ヲタクに恋は難しい」(福田雄一監督、日本)
 「囚われた国家」(ルパート・ワイアット監督、アメリカ)
 「ナイチンゲール」(ジェニファー・ケント監督、豪・加・米)
9月2日
 「恐竜が教えてくれたこと」(ステフェン・ワウテルロウト監督、オランダ)
 「グレタ」(ニール・ジョーダン監督、アイルランド・アメリカ)
 「ジュディ 虹の彼方に」(ルパート・グールド監督、イギリス)
 「世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ」(エミール・クストリッツァ監督)
 「サヨナラまでの30分」(萩原健太郎監督、日本)
 「ずぶぬれて犬ころ」(本田孝義監督、日本)
9月9日
 「ミッドサマー」(アリ・アスター監督、アメリカ)
 「弥生、三月 -君を愛した30年-」(遊川和彦監督、日本)

【旧作DVD・BD】発売日
8月7日
 「青春デンデケデケデケ」(1992、大林宜彦監督、日本)
8月19日
 「軍旗はためく下に」(1972、深作欣二監督、日本)
8月21日
 「海の上のピアニスト」(1998、ジュゼッペ・トルナトーレ監督、イタリア・アメリカ)
 「真夏の夜のジャズ 4K」(1959、バート・スターン、他、監督、アメリカ)
9月9日
 「ふたり」(1991、大林亘彦監督、日本)

*色がついているのは特に注目している作品です。

 

 

2020年7月21日 (火)

ゴブリンのこれがおすすめ50 世界中の映画を観てみよう

 「ゴブリンのこれがおすすめ」シリーズの記念すべき50回目は、ゴブリンがモットーとする「世界中の映画を観てみよう」です。ただしアメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、ソ連・ロシア、日本、韓国、中国の映画は除外してあります。ソ連・ロシア映画、韓国映画、中国映画はすでにこのシリーズで取り上げています。またイギリス映画は「ゴブリンのおすすめイギリス映画 マイ・ベスト150+α」という記事を書いています。アメリカ、フランス、イタリア、ドイツ、そして日本映画はいずれこのシリーズで別途紹介します。

【アイスランド】
「春にして君を想う」(1991)フリドリック・トール・フリドリクソン監督
「コールド・フィーバー」(1995)フリドリック・トール・フリドリクソン監督、アイスランド・米
「馬々と人間たち」(2013)ベネディクト・エルリングソン監督
「ひつじ村の兄弟」(2015)グリームル・ハゥコーナルソン監督

【アイルランド】
「ザ・コミットメンツ」(1991) アラン・パーカー監督
「マイケル・コリンズ」(1996)ニール・ジョーダン監督、アイルランド・英・米
「マグダレンの祈り」(2002) ピータ・ミュラン監督
「イン・アメリカ三つの小さな願いごと」(2002) ジム・シェリダン監督、アイルランド・イギリス
「ヴェロニカ・ゲリン」(2003) ジョエル・シュマッカー監督
「ONCE ダブリンの街角で」(2006)  ジョン・カーニー監督
「ブレンダンとケルズの秘密」(2009)トム・ムーア監督、仏・ベルギー・アイルランド
「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」(2014)トム・ムーア監督、アイルランド、他
「ブルックリン」(2015)ジョン・クローリー監督、アイルランド・イギリス・カナダ

【アフガニスタン】
「アフガン零年」(2003) セディク・バルマク監督、アフガニスタン・日本・アイルランド

【アルゼンチン】
「オフィシャル・ストーリー」(1985) ルイス・プエンソ監督
「タンゴ―ガルデルの亡命」(1985) フェルナンド・E・ソラナス監督
「ナイト・オブ・ペンシルズ」(1986) エクトル・オリベラ監督
「スール その先は・・・愛」(1988) フェルナンド・E・ソラナス監督
「ラテンアメリカ光と影の詩」(1992) フェルナンド・E・ソラナス監督
「オリンダのリストランテ」(2001) パウラ・エルナンデス監督
「僕と未来とブエノスアイレス」(2003) ダニエル・プルマン監督
「娼婦と鯨」」(2004)  ルイス・プエンソ監督、アルゼンチン・スペイン
「モーターサイクル・ダイアリーズ」(2004) ヴァルテル・サレス監督
「瞳の奥の秘密」(2009) フアン・ホセ・カンパネラ監督
「ル・コルビュジエの家」(2009) ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン監督
「アカシアの通る道」(2011)パブロ・ジョルジェッリ監督、アルゼンチン・スペイン
「白夜のタンゴ」(2013)ヴィヴィアーネ・ブルーメンシャイン監督、アルゼンチン・他
「人生スイッチ」(2014) ダミアン・ジフロン監督
「エル・クラン」(2015) パブロ・トラペロ監督

【イスラエル】
「シリアの花嫁」(2004)エラン・リクリス監督、イスラエル・仏・独
「迷子の警察音楽隊」(2007)エラン・コリリン監督、イスラエル・フランス
「戦場でワルツを」(2008)アリ・フォルマン監督、イスラエル・仏・独・米
「レバノン」(2009)サミュエル・マオズ監督、イスラエル・仏・英

【イラク】
「バビロンの陽光」(2010)モハメド・アルダラジー監督、イラク・英・仏・他

【イラン】
「駆ける少年」(1985)アミール・ナデリ監督
「友だちのうちはどこ」(1987) アッバス・キアロスタミ監督
「サイクリスト」(1989) モフセン・マフマルバフ監督
「クローズ・アップ」(1990)  アッバス・キアロスタミ監督
「そして人生はつづく」(1992) アッバス・キアロスタミ監督
「パンと植木鉢」(1996)  モフセン・マフマルバフ監督
「桜桃の味」(1997)  アッバス・キアロスタミ監督
「運動靴と赤い金魚」(1997)  マジッド・マジディ監督
「風が吹くまま」(1999)  アッバス・キアロスタミ監督
「太陽は、ぼくの瞳」(1999)  マジッド・マジディ監督
「酔っ払った馬の時間」(2000) バフマン・ゴバディ監督
「チャドルと生きる」(2000) ジャファル・パナヒ監督
「1票のラブレター」(2001) ババク・パヤミ監督
「カンダハール」(2001)  モフセン・マフマルバフ監督
「少女の髪どめ」(2001) マジッド・マジディ監督
「少年と砂漠のカフェ」(2001)  アボルファズル・ジャリリ監督
「わが故郷の歌」(2002)バフマン・ゴバディ監督
「亀も空を飛ぶ」(2004)バフマン・ゴバディ監督
「オフサイド・ガールズ」(2006)  ジャファル・パナヒ監督
「彼女が消えた浜辺」(2009)アスガー・ファルハディ監督
「別離」(2011) アスガー・ファルハディ監督
「人生タクシー」(2015)ジャファル・パナヒ監督
「セールスマン」(2016)アスガー・ファルハディ監督、イラン・フランス

【インド】
「大地のうた」(1955) サタジット・レイ監督
「大河のうた」(1956) サタジット・レイ監督
「大樹のうた」(1959) サタジット・レイ監督
「遠い雷鳴」(1973) サタジット・レイ監督
「チェスをする人」(1977) サタジット・レイ監督
「遠い道」(1981) サタジット・レイ監督
「家と世界」(1984) サタジット・レイ監督
「きっと、うまくいく」(2009)ラージクマール・ヒラニ監督
「マダム・イン・ニューヨーク」(2012)ガウリ・シンデー監督
「女神は二度微笑む」(2012)スジョイ・ゴーシュ監督
「めぐり逢わせのお弁当」(2013)リテーシュ・バトラ監督、インド・フランス・ドイツ

【インドネシア】
「マルリナの明日」(2017)モーリー・スルヤ監督、インドネシア・仏・マレーシア・タイ

【オーストラリア】
「ピクニック・アット・ハンギングロック」(1975) ピーター・ウィアー監督
「マッドマックス」(1979) ジョージ・ミラー監督
「誓い」(1981) ピーター・ウィアー監督
「エンジェル・アット・マイ・テーブル」(1990) ジェーン・カンピオン監督
「ピアノ・レッスン」(1993)  ジェーン・カンピオン監督
「シャイン」(1995) スコット・ヒックス監督
「ミュリエルの結婚」(1995)  P.J.ホーガン監督
「裸足の1500マイル」(2002) フィリップ・ノイス監督
「メアリー&マックス」(2008)アダム・エリオット監督
「小さな村の小さなダンサー」(2009)ブルース・ペレスフォード監督
「落としもの」(2010)ショーン・タン&アンドリュー・ラーマン監督、豪・英(短編アニメ)
「ソウルガールズ」(2012)ウェイン・ブレア監督

【オーストリア】
「ブルグ劇場」(1936) ヴィリ・フォルスト監督

【オランダ】
「さまよえる人々」(1995) ヨス・ステリング監督
「アントニアの食卓」(1995) マルレーン・ゴリス監督、オランダ、ベルギー、イギリス
「マゴニア」(2001)イネケ・スミツ監督
「ブラックブック」(2006)ポール・バーホーベン監督、オランダ・他

【カザフスタン】
「コーカサスの虜」(1996) セルゲイ・ボドロフ監督、カザフスタン・ロシア

【カナダ】
「サイレント・パートナー」(1978)ダリル・デューク監督、カナダ・米
「木を植えた男」(1987)フレデリック・バック監督
「森の中の淑女たち」(1990) グロリア・デマーズ監督
「大いなる河の流れ」(1993)フレデリック・バック監督
「氷海の伝説」(2001) ザカリアス・クヌク監督
「大いなる休暇」(2003)  ジャン・フランソワ・プリオ監督
「みなさん、さようなら。」(2003) ドゥニ・アルカン監督、カナダ・フランス
「狩人と犬、最後の旅」(2004)  ニコラス・ヴァニエ監督、フランス、カナダ、ドイツ
「灼熱の魂」(2010)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、カナダ・フランス
「ぼくたちのムッシュ・ラザール」(2011)フィリップ・ファラルドー監督
「手紙は憶えている」(2015) アトム・エゴヤン監督、カナダ・ドイツ

【ギリシャ】
「日曜はダメよ」(1960) ジュールス・ダッシン監督
「その男ゾルバ」(1964) マイケル・カコヤニス監督
「トロイアの女」(1971) マイケル・カコヤニス監督
「旅芸人の記録」(1975) テオ・アンゲロプロス監督
「イフゲニア」(1978) マイケル・カコヤニス監督
「女の叫び」(1978) ジュールス・ダッシン監督
「アレクサンダー大王」(1980) テオ・アンゲロプロス監督
「シテール島への船出」(1984) テオ・アンゲロプロス監督
「霧の中の風景」(1988) テオ・アンゲロプロス監督
「ユリシーズの瞳」(1995)  テオ・アンゲロプロス監督、伊・仏・ギリシャ
「永遠と一日」(1998)  テオ・アンゲロプロス監督
「タッチ・オブ・スパイス」(2003) タソス・ブルメティス監督、ギリシャ・トルコ

【キルギス】
「あの娘と自転車に乗って」(1998) アクタン・アリム・クバト監督、キルギス・フランス
「明りを灯す人」(2010) アクタン・アリム・クバト監督、キルギス・仏・独・伊・オランダ
「馬を放つ」(2017) アクタン・アリム・クバト監督、キルギス・仏・独・オランダ・日本

【サウジアラビア】
「少女は自転車にのって」(2012)ハイファ・アル=マンスール監督、サウジアラビア・独

【ジョージア(グルジア)】
「ピロスマニ」(1969) ゲオルギー・シェンゲラーヤ監督
「懺悔」(1984)  テンギズ・アブラゼ、グルジア・ソ連
「独裁者と小さな孫」(2014)モフセン・マフマルバフ監督、ジョージア・他

【シリア】
「娘は戦場で生まれた」(2019)ワアド・アル=カティーブ、エドワード・ワッツ監督、英・シリア

【スイス】
「サラマンドル」(1970) アラン・タネール監督
「光年のかなた」(1980) アラン・タネール監督
「ジャーニー・オブ・ホープ」(1990) クサヴァー・コラー監督
「マルタのやさしい刺繍」(2006)  ベティナ・オベルリ監督
「僕のピアノコンチェルト」(2007) フレディ・M・ムーラー監督

【スウェーデン】
「第七の封印」(1956) イングマル・ベルイマン監督
「野いちご」(1957) イングマル・ベルイマン監督
「処女の泉」(1960) イングマル・ベルイマン監督
「沈黙」(1963) イングマル・ベルイマン監督
「叫びとささやき」(1972) イングマル・ベルイマン監督
「ファニーとアレクサンデル」(1982) イングマル・ベルイマン監督
「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」(1985) ラッセ・ハレストレム監督
「ロッタちゃんと赤いじてんしゃ」(1992) ヨハンナ・ハルド監督
「ロッタちゃん はじめてのおつかい」(1993) ヨハンナ・ハルド監督
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」(2009) ニールス・アルデン・オプレヴ監督、スウェーデン・他
「ミレニアム2」(2009) ダニエル・アルフレッドソン監督、スウェーデン・他
「ヒプノティスト-催眠-」(2012) ラッセ・ハルストレム監督
「ストックホルムでワルツを」(2013)  ペール・フリー監督
「幸せなひとりぼっち」(2015) ハンネス・ホルム監督
「サーミの血」(2016) アマンダ・シェーネル監督、スウェーデン・ノルウェー・他
「ボーダー 二つの世界」(2018) アリ・アッバシ監督、スウェーデン・デンマーク

【スペイン】
「ビリディアナ」(1960) ルイス・ブニュエル監督
「オーソン・ウェルズのオセロ」(1966) オーソン・ウェルズ監督、スペイン・スイス
「哀しみのトリスターナ」(1970)  ルイス・ブニュエル監督、伊・仏・スペイン
「ミツバチのささやき」(1973) ヴィクトル・エリセ監督
「クエンカ事件」(1979) ピラール・ミロー監督
「血の婚礼」(1981) カルロス・サウラ監督
「黄昏の恋」(1982) ホセ・ルイス・ガルシ監督
「エル・スール」(1983)  ヴィクトル・エリセ監督
「カルメン」(1983) カルロス・サウラ監督
「バレンチナ物語」(1983) アントニオ・ホセ・ベタンコール監督
「神経衰弱ぎりぎりの女たち」(1987) ペドロ・アルモドバル監督
「ベルナルダ・アルバの家」(1987) マリオ・カムス監督
「戒厳令下チリ潜入記」(1988) ミゲル・リティン監督
「蝶の舌」(1999) ホセ・ルイス・クエルダ監督
「オール・アバウト・マイ・マザー」(1999) ペドロ・アルモドバル監督
「キャロルの初恋」(2002)  イマノル・ウリベ監督
「靴に恋して」(2002) ラモン・サラザール監督
「死ぬまでにしたい10のこと」(2002) イザベル・コイシェ監督
「トーク・トゥ・ハー」(2002) ペドロ・アルモドバル監督
「海を飛ぶ夢」(2004) アレハンドロ・アメナーバル監督、スペイン・仏・伊
「パンズ・ラビリンス」(2006) ギレルモ・デル・トロ監督、メキシコ・スペイン・他
「ボルベール<帰郷>」(2006) ペドロ・アルモドバル監督
「永遠のこどもたち」(2007) J・A・バヨナ監督、スペイン・メキシコ
「シルビアのいる街で」(2007) ホセ・ルイス・ゲリン監督、スペイン・フランス
「瞳の奥の秘密」(2009)  フアン・ホセ・カンパネラ監督、スペイン・アルゼンチン
「ペーパーバード 幸せは翼にのって」(2010)エミリオ・アラゴン監督
「BIUTIFUL」(2010)アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、スペイン・他
「星の旅人たち」(2010) エミリオ・エステヴェス監督、アメリカ・スペイン
「悪人に平穏なし」(2011) エンリケ・ウルビス監督
「しわ」(2011) イグナシオ・フェレーラス監督
「ブランカニエベス」(2012) パブロ・ベルヘル監督、スペイン・フランス
「マーシュランド」(2014) アルベルト・ロドリゲス監督
「ロープ/戦場の生命線」(2015) フェルナンド・レオン・デ・アラノア監督
「マイ・ブックショップ」(2018) イサベル・コイシェ監督、スペイン・英・独

【セネガル】
「エミタイ」(1971) ウスマン・センベーヌ監督
「チェド」(1976) ウスマン・センベーヌ監督
「母たちの村」」(2004) ウスマン・センベーヌ監督

【セルビア=モンテネグロ】
「ライフ・イズ・ミラクル」(2004) エミール・クストリッツァ監督、仏・セルビア

【タイ】
「風の前奏曲」(2004) イッティスーントーン・ウィチャイラック監督
「すれ違いのダイアリーズ」(2014)  ニティワット・タラトーン監督

【台湾】
「冬冬の夏休み」(1984) ホウ・シャオシェン監督
「童年往事/時の流れ」(1985) ホウ・シャオシェン監督
「恐怖分子」(1986) エドワード・ヤン監督、香港・台湾
「恋恋風塵」(1987) ホウ・シャオシェン監督
「非情城市」(1989) ホウ・シャオシェン監督
「推手」」(1991) アン・リー監督
「嶺街少年殺人事件」(1991)  エドワード・ヤン監督
「ウェディング・バンケット」(1993) アン・リー監督
「戯夢人生」(1993) ホウ・シャオシェン監督
「川の流れに草は青々」(1994)  ホウ・シャオシェン監督
「恋人たちの食卓」(1994) アン・リー監督
「熱帯魚」(1995) チェン・ユーシュン監督
「ラスト、コーション」(2007)  アン・リー監督、アメリカ・中国・台湾・香港
「海角七号/君想う、国境の南」(2008)ウェイ・ダーション監督
「父の初七日」(2009) ワン・ユーリン、エッセイ・リウ監督
「ヤンヤン/夏の思い出」(2000) エドワード・ヤン監督
「セデック・バレ 第一部、第二部」(2011) ウェイ・ダーション監督
「星空」(2011) トム・リン監督、中国・台湾
「光にふれる」(2012) チャン・ロンジー監督、台湾・香港・中国
「天空からの招待状」(2013) チー・ポーリン監督
「目撃者 闇の中の瞳」(2017) チェン・ウェイハオ監督

【チェコ】
「悪魔の発明」(1957)  カレル・ゼマン監督
「真夏の夜の夢」(1959) イジー・トルンカ監督
「盗まれた飛行船」(1966) カレル・ゼマン監督
「スイート・スイート・ビレッジ」(1985) イジー・メンツェル監督
「コーリャ愛のプラハ」(1996) ヤン・スビエラーク監督
「この素晴らしき世界」(2000) ヤン・フジェベイク監督

【チリ】
「100人の子供たちが列車を待っている」(1988) イグナシオ・アグエロ監督
「光のノスタルジア」(2010) パトリシオ・グスマン監督、フランス・ドイツ・チリ
「真珠のボタン」(2014) パトリシオ・グスマン監督、フランス・チリ・スペイン

【デンマーク】
「奇跡」(1955) カール・ドライエル監督
「バベットの晩餐会」(1987) ガブリエル・アクセル監督
「ペレ」(1987) ビレ・アウグスト監督
「愛と精霊の家」(1993)  ビレ・アウグスト監督、独・デンマーク・ポルトガル
「マイ・リトル・ガーデン」(1997) ソーレン・クラウ・ヤコブセン監督、デンマーク・独・英
「幸せになるためのイタリア語講座」(2000) ロネ・シェルフィグ監督、デンマーク・スウェーデン
「アフター・ウェディング」(2006) スサンネ・ビア監督
「愛さえあれば」(2012) スサンネ・ビア監督
「特捜部Q 檻の中の女」(2013) ミケル・ノルガード監督

【トルコ】
「希望」(1970) ユルマズ・ギュネイ監督
「エレジー」(1971) ユルマズ・ギュネイ監督
「群れ」(1978) ユルマズ・ギュネイ監督
「獄中のギュネイ」(1979) H.シュテンペル、M.リプケンス監督、ドイツ
「敵」(1979) ユルマズ・ギュネイ監督
「路」(1982) ユルマズ・ギュネイ監督
「ハッカリの季節」(1983) エルデン・キラル監督
「遥かなるクルディスタン」(1999) イエスィム・ウスタオウル監督、トルコ・ドイツ・オランダ
「少女ヘジャル」(2001) ハンダン・イペクチ監督、トルコ・ギリシャ・ハンガリー
「おじいちゃんの里帰り」(2011) ヤセミン・サムデレリ監督、ドイツ・トルコ
「雪の轍」(2014) ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督、トルコ・フランス・ドイツ

【ニカラグア】
「アルシノとコンドル」(1982) ミゲル・リティン監督

【ニュージーランド】
「エンジェル・アット・マイ・テーブル」(1990)  ジェーン・カンピオン監督
「ロード・オブ・ザ・リング」(2001)  ピーター・ジャクソン監督
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」(2002)  ピーター・ジャクソン監督
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(2003) ピーター・ジャクソン監督
「クジラの島の少女」(2003) ニキ・カーロ監督
「世界最速のインディアン」(2005)  ロジャー・ドナルドソン監督、ニュージーランド・アメリカ
「ホビット 思いがけない冒険」(2012) ピーター・ジャクソン監督、米・ニュージーランド
「ホビット 竜に奪われた王国」(2013) ピーター・ジャクソン監督、米・ニュージーランド

【ネパール】
「キャラバン」(1999) エリック・ヴァリ監督、英・仏・ネパール・スイス

【ノルウェー】
「歌え!フィッシャーマン」(2001) クヌート・エーリク・イエンセン監督、スウェーデン・ノルウェー
「キッチン・ストーリー」(2003)  ベント・ハーメル監督、ノルウェー・スウェーデン
「ホルテンさんのはじめての冒険」(2007) ベント・ハーメル監督
「クリスマスのその夜に」(2010) ベント・ハーメル監督、ノルウェー・ドイツ・スウェーデン
「誰でもない女」(2012) ゲオルク・マース監督、ドイツ・ノルウェー
「ハロルドが笑う その日まで」(2014) グンナル・ヴィケネ監督

【パレスチナ】
「ガザの美容室」(2015) タルザン・ナーセル&アラブ・ナーセル監督

【ハンガリー】
「だれのものでもないチェレ」(1976) ラースロー・ラノーディー監督
「ハンガリアン」(1977) ゾルタン・ファーブリ監督
「ハンガリアン狂詩曲」(1978) ヤンチョー・ミクローシュ監督
「メフィスト」(1981) イシュトヴァン・サボー監督
「アンダーグラウンド」(1995) エミール・クストリッツァ監督、仏・独・ハンガリー
「太陽の雫」(1999) イシュトヴァン・サボー監督、カナダ・ハンガリー
「人生に乾杯!」(2007) ガーボル・ロホニ監督
「悪童日記」(2013) ヤーノシュ・サース監督、ドイツ・ハンガリー
「サウルの息子」(2015) ネメシュ・ラースロー監督

【フィリピン】
「ダイ・ビューティフル」(2016) ジュン・ロブレス・ラナ監督

【フィンランド】
「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(1989) アキ・カウリスマキ監督
「ウィンター・ウォー/厳寒の攻防戦」(1990) ペッカ・パリッカ監督
「浮き雲」(1996) アキ・カウリスマキ監督
「過去のない男」(2002) アキ・カウリスマキ監督
「ヘイフラワーとキルトシュー」(2002)  カイサ・ラスティモ監督
「街のあかり」(2006)  アキ・カウリスマキ監督、フィンランド・ドイツ・フランス
「ル・アーヴルの靴みがき」(2011) アキ・カウリスマキ監督、フィンランド・仏・独
「オンネリとアンネリのおうち」(2014) サーラ・カンテル監督
「希望のかなた」(2017) アキ・カウリスマキ監督
「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」(2017) アク・ロウヒミエス監督

【ブータン】
「ザ・カップ/夢のアンテナ」(1999) ケンツェ・ノルブ監督

【ブラジル】
「黒いオルフェ」(1959)  マルセル・カミュ監督、フランス・ブラジル
「アントニオ・ダス・モルテス」(1969) グラウベル・ローシャ監督
「蜘蛛女のキス」(1985) ヘクトール・バベンコ監督、アメリカ・ブラジル
「クアトロ・ディアス」(1997) ブルーノ・バレット監督
「セントラル・ステーション」(1998) ヴァルテル・サレス監督
「シティ・オブ・ゴッド」(2002) フェルナンド・メイレレス監督、ブラジル・仏・米
「フランシスコの2人の息子」(2005) ブレノ・シウヴェイラ監督
「父を探して」(2013)アレ・アブレウ監督

【ブルガリア】
「略奪の大地」(1988) リュドミル・スタイコフ監督
「さあ帰ろう、ペダルをこいで」(2008) ステファン・コマンダレフ監督、ブルガリア・他

【ベトナム】
「無人の野」(1980) グエン・ホン・セン監督
「ベトナムを懐う」(2017)グエン・クワン・ユン監督

【ベネズエラ】
「追憶のオリアナ」(1984) フィナ・トレス監督、フランス、ベネズエラ

【ベルギー】
「トト・ザ・ヒーロー」(1991) ジャコ・ヴァン・ドルマン監督
「ロゼッタ」(1999) エミリー・ドゥケンヌ監督、ベルギー・フランス
「ポーリーヌ」(2001) リーフェン・デブローワー監督、ベルギー・仏・オランダ
「サンドラの週末」(2014) ジャン・ピエール・ダルデンヌ、他、監督、ベルギー・他

【ボスニア】
「パーフェクト・サークル」(1998) アデミル・ケノビッチ監督
「サラエボの花」(2006)  ヤスミラ・ジュバニッチ監督
「鉄くず拾いの物語」(2013) ダニス・タノヴィッチ監督、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ・他

【ポーランド】
「世代」(1954) アンジェイ・ワイダ監督
「影」(1956) イエジー・カワレロウィッチ監督
「地下水道」(1956) アンジェイ・ワイダ監督
「灰とダイヤモンド」(1957)アンジェイ・ワイダ監督
「夜行列車」(1959) イエジー・カワレロウィッチ監督
「尼僧ヨアンナ」(1961) イエジー・カワレロウィッチ監督
「水の中のナイフ」(1962) ロマン・ポランスキー監督
「パサジェルカ」(1964) アンジェイ・ムンク監督
「約束の土地」(1975) アンジェイ・ワイダ監督
「大理石の男」(1977) アンジェイ・ワイダ監督
「鉄の男」(1981) アンジェイ・ワイダ監督
「太陽の年」(1984) クシシュトフ・ザヌーシ監督
「デカローグ」(1988) クシシュトフ・キェシロフスキ監督
「コルチャック先生」(1991) アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド・西独
「ふたりのベロニカ」」(1991) クシシュトフ・キェシロフスキ監督
「戦場のピアニスト」(2002) ロマン・ポランスキー監督、ポーランド・仏・独・英
「カティンの森」(2007) アンジェイ・ワイダ監督
「木洩れ日の家で」(2007) ドロタ・ケンジェジャフスカ監督
「ソハの地下水道」(2011) アグニェシュカ・ホランド監督、独・ポーランド
「パプーシャの黒い瞳」(2013) ヨアンナ・コス&クシシュトフ・クラウゼ監督
「イレブン・ミニッツ」(2015) イエジー・スコリモフスキ監督、ポーランド・アイルランド

【マケドニア】
「ビフォア・ザ・レイン」(1994) ミルチョ・マンチェフスキー監督、英・仏・マケドニア

【南アフリカ】
「アマンドラ!希望の歌」(2002) リー・ハーシュ監督、南アフリカ・アメリカ

【メキシコ】
「忘れられた人々」(1950) ルイス・ブニュエル監督
「皆殺しの天使」(1962) ルイス・ブニュエル監督
「エル・トポ」(1967) アレハンドロ・ホドロフスキー監督
「アモーレス・ペロス」(1999) アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督
「フリーダ」(2002) ジュリー・テイモア監督、米・加・メキシコ
「パンズ・ラビリンス」(2006) ギレルモ・デル・トロ監督、メキシコ・スペイン・他
「闇の列車、光の旅」(2009)  ケイリー・ジョージ・フクナガ監督

【ユーゴスラビア】
「抵抗の詩」(1969)  トーリ・ヤンコヴィッチ監督
「歌っているのはだれ?」(1980) スロボダン・シャン監督
「パパは出張中!」(1985) エミール・クストリッツァ監督
「ブコバルに手紙は届かない」(1994) ボーロ・ドラシュコヴィッチ監督、米・伊・ユーゴスラビア
「黒猫・白猫」(1998) エミール・クストリッツァ監督

【ルーマニア】
「ガッジョ・ディーロ」(1997) トニー・ガトリフ監督、フランス、ルーマニア
「4ヶ月、3週と2日」(2007) クリスティアン・ムンジウ監督

【多国籍製作】
「アモク!」(1981) スウヘイル・ベン・バルカ監督、モロッコ、ギニア、セネガル
「ノー・マンズ・ランド」(2001) ダニス・タノヴィッチ監督、仏・伊・英・ベルギー・スロヴェニア
「リスボンに誘われて」(2013) ビレ・アウグスト監督、独・スイス・ポルトガル

(注)
 近年いくつもの国が共同制作する映画が増えてきていますが、そのような場合便宜上一番ふさわしいと思われる国に分類しています。それでもどうしても一つの国に絞り切れない場合は、「多国籍制作」として最後に付けてあります。

 

2020年7月19日 (日)

2000年代 (2000-2009) 外国映画 マイ・ベスト200

 「何だこれは!これでいいのか?」これが『キネマ旬報 2020年7月上旬特別号』の「2000年代外国映画ベスト・テン」特集に掲載されているリストを見て心の底から沸き上がった正直な言葉だ。こんな作品を、こんな順位で選ぶとは一体どういうことか?まあ、日頃から『キネマ旬報』は2月5日のベスト・テン発表号しか買わないし、それも手っ取り早いチェック・リスト代わりに使っているだけだ。順位などそもそも信じちゃいない。だから今更驚きはしないが、それにしてもこれはないだろう。
 選者の人選にも問題はあるかもしれないが、一番の原因は一人10本ずつしか投票させなかったことにある。著しく個人のバイアスがかかった作品ばかりが挙がってくるから、票はいたずらにばらつく。1年間のベスト・テンでもかなりのばらつきがあるのだから、10年分ともなればばらつきはなおさら甚だしくなる。20票以上獲得した作品はたったの1本、10票以上でも13本しかない。無意味な投票・集計だったと言わざるを得ない。一人50本ずつ、いやせめて30本ずつ投票出来たら上位の100本は全く違う作品が並んでいたに違いない。
 あまりに腹が立ったので、マイ・ベスト200を作ってみた。あえて順位はつけていない。個人が選んだものだから、当然僕個人の好みや価値観が反映している。見逃がしている作品も少なくはない。それでも当然入れるべき作品をできる限り多くランクインさせたつもりだ。200本選んでも、泣く泣く外した作品がいくつもある。つまり、良い映画だったと思える作品が年間平均で20本を超えると言うことである。

 

「あの子を探して」(2000) チャン・イーモウ監督、中国
「アメリカン・ビューティ」(2000) サム・メンデス監督、アメリカ
「イルマーレ」(2000) イ・ビョンスン監督、韓国
「鬼が来た!」(2000) チアン・ウェン監督、中国
「この素晴らしき世界」(2000) ヤン・フジェベイク監督、チェコ
「幸せになるためのイタリア語講座」(2000) ロネ・シェルフィグ監督、デンマーク・スウェーデン
「JSA」(2000) パク・チャヌク監督、韓国
「シーズン・チケット」(2000) マーク・ハーマン監督、イギリス
「ショコラ」(2000) クレール・ドゥニ監督、アメリカ
「初恋の来た道」(2000) チャン・イーモウ監督、中国
「ブレッド&ローズ」(2000) ケン・ローチ監督、イギリス・ドイツ・スペイン
「ほえる犬は噛まない」(2000) ポン・ジュノ監督、韓国
「メメント」(2000) クリストファー・ノーラン監督、アメリカ
「酔っ払った馬の時間」(2000) バフマン・ゴバディ監督、イラン
「リトル・ダンサー」(2000) スティーヴン・ダルドリー監督、イギリス
「アメリ」(2001) ジャン・ピエール・ジュネ監督、フランス
「1票のラブレター」(2001) ババク・パヤミ監督、イラン
「歌え!フィッシャーマン」(2001) クヌート・エーリク・イェンセン監督、スウェーデン・ノルウェー
「女はみんな生きている」(2001) コリーヌ・セロー監督、フランス
「カンダハール」(2001) モフセン・マフマルバフ監督、イラン
「ゴスフォード・パーク」(2001) ロバート・アルトマン監督、伊・英・米・独
「子猫をお願い」(2001) チョン・ジェウン監督、韓国
「シッピング・ニュース」(2001) ラッセ・ハルストレム監督、アメリカ
「シュレック」(2001) アンドリュー・アダムソン監督、他、アメリカ
「少女の髪どめ」(2001) マジッド・マジディ監督、イラン
「ディナー・ラッシュ」(2001) ボブ・ジラルディ監督、アメリカ
「友へ チング」(2001) クァク・キョンテク監督、韓国
「ノーマンズ・ランド」(2001) ダニス・タノヴィッチ監督、仏・伊・ベルギー・他
「氷海の伝説」(2001) ザカリアス・クヌク監督、カナダ
「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001) シャロン・マグワイア監督、英・米
「マーサの幸せレシピ」(2001) サンドラ・ネットルベック監督、ドイツ
「モンスターズ・インク」(2001) ピート・ドクター監督、アメリカ
「猟奇的な彼女」(2001) クァク・ジェヨン監督、韓国
「アバウト・シュミット」(2002) アレクサンダー・ペイン監督、アメリカ
「アマンドラ!希望の歌」(2002) リー・ハーシュ監督、南アフリカ・アメリカ
「永遠のマリア・カラス」(2002) フランコ・ゼフィレッリ監督、伊・仏・西・英・ルーマニア
「おばあちゃんの家」(2002) イ・ジョンヒャン監督、監督
「過去のない男」(2002) アキ・カウリスマキ監督、フィンランド
「キャロルの初恋」(2002) イマノル・ウリベ監督、スペイン
「ククーシュカ ラップランドの妖精」(2002) アレクサンドル・ロゴシュキン監督、ロシア
「靴に恋して」(2002) ラモン・サラザール監督、スペイン
「シティ・オブ・ゴッド」(2002) フェルナンド・メイレレス監督、ブラジル・仏・米
「至福のとき」(2002) チャン・イーモウ監督、中国
「死ぬまでにしたい10のこと」(2002) イザベル・コヘット監督、スペイン・カナダ
「ションヤンの酒家」(2002) フォ・ジェンチイ監督、中国
「酔画仙」(2002) イム・グォンテク監督、韓国
「SWEET SIXTEEN」(2002) ケン・ローチ監督、イギリス・ドイツ・スペイン
「スティーヴィー」(2002) スティーヴ・ジェイムズ監督、アメリカ
「戦場のピアニスト」(2002) ロマン・ポランスキー監督、仏・独・ポーランド・英
「小さな中国のお針子」(2002) ダイ・シージェ監督、フランス
「トーク・トゥ・ハー」(2002) ペドロ・アルモドヴァル監督、スペイン
「涙女」(2002) リュウ・ビンジェン監督、中国・韓国・カナダ・フランス
「裸足の1500マイル」(2002) フィリップ・ノイス監督、オーストラリア
「HERO」(2002) チャン・イーモウ監督、中国
「フリーダ」(2002) ジュリー・テイモア監督、米・加・メキシコ
「ベッカムに恋して」(2002) グリンダ・チャーダ監督、イギリス・アメリカ・ドイツ
「ベルヴィル・ランデブー」(2002) シルヴァン・ショメ監督、仏・カナダ、ベルギー
「ボウリング・フォー・コロンバイン」(2002) マイケル・ムーア監督、米・加・独
「僕のスウィング」(2002) トニー・ガトリフ監督、日・仏
「ロード・オブ・ザ・リング二つの塔」(2002) ピーター・ジャクソン監督、アメリカ
「ヴェロニカ・ゲリン」(2003) ジョエル・シュマッカー監督、米・アイルランド・英
「エイプリルの七面鳥」(2003) ピーター・ヘッジス監督、アメリカ
「カレンダー・ガールズ」(2003) ナイジェル・コール監督、イギリス・アメリカ
「キッチン・ストーリー」(2003) ベント・ハーメル監督、ノルウェー・スウェーデン
「クジラの島の少女」(2003) ニキ・カーロ監督、ニュージーランド
「殺人の追憶」(2003) ポン・ジュノ監督、韓国
「シルミド」(2003) カン・ウソク監督、韓国
「タッチ・オブ・スパイス」(2003) タソス・ブルメティス監督、ギリシャ・トルコ
「ディープ・ブルー」(2003) アラステア・フォザーギル・他、監督、イギリス
「ピエロの赤い鼻」(2003) ジャン・ベッケル監督、フランス
「ビッグ・フィッシュ」(2003) ティム・バートン監督、アメリカ
「みなさん、さようなら。」(2003) ドゥニ・アルカン監督、カナダ・フランス
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(2003) ピーター・ジャクソン監督、米・ニュージーランド
「ヴェラ・ドレイク」(2004) マイク・リー監督、英・仏・ニュージーランド
「海を飛ぶ夢」(2004) アレハンドロ・アメナーバル監督、スペイン・仏・伊
「華氏911」(2004) マイケル・ムーア監督、アメリカ
「風の前奏曲」(2004) イッティスーントーン・ウィチャイラック監督、タイ
「亀も空を飛ぶ」(2004) バフマン・ゴバディ監督、イラン・イラク
「クラッシュ」(2004) ポール・ハギス監督、アメリカ
「ココシリ」(2004) ルー・チュ-アン監督、中国
「サイドウェイ」(2004) アレクサンダー・ペイン監督、アメリカ
「シュレック2」(2004) アンドリュー・アダムソン監督、アメリカ
「シリアの花嫁」(2004) エラン・リクリス監督、イスラエル・仏・独
「スパングリッシュ」(2004) ジェームズ・L・ブルックス監督、アメリカ
「大統領の理髪師」(2004) イム・チャンサン監督、韓国
「Dearフランキー」(2004) ショーナ・オーバック監督、イギリス
「母たちの村」(2004) ウスマン・センベーヌ監督、フランス・セネガル
「ヒトラー 最期の12日間」(2004) オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督、ドイツ
「ブラザーフッド」(2004) カン・ジェギュ監督、韓国
「ホテル・ルワンダ」(2004) テリー・ジョージ監督、南アフリカ・イギリス・イタリア
「未来を写した子どもたち」(2004) ロス・カウフマン、ザナ・ブリスキ監督、アメリカ
「ミリオンズ」(2004) ダニー・ボイル監督、イギリス
「ミリオンダラー・ベイビー」(2004) クリント・イーストウッド監督、アメリカ
「モーターサイクル・ダイアリーズ」(2004) ヴァルテル・サレス監督、イギリス
「やさしくキスをして」(2004) ケン・ローチ監督、イギリス
「ライフ・イズ・ミラクル」(2004) エミール・クストリッツァ監督、仏・セルビア=モンテネグロ
「ランド・オブ・プレンティ」(2004) ヴィム・ヴェンダース監督、アメリカ・ドイツ
「隠された記憶」(2005) ミヒャエル・ハネケ監督、フランス・オーストリア・ドイツ・イタリア
「キムチを売る女」(2005) チャン・リュル監督、韓国・中国
「キンキー・ブーツ」(2005) ジュリアン・ジャロルド監督、アメリカ・イギリス
「孔雀 我が家の風景」(2005) リー・チャンウェイ監督、中国
「グッドナイト&グッドラック」(2005) ジョージ・クルーニー監督、アメリカ
「クレアモントホテル」(2005) ダン・アイアランド監督、英・米
「五線譜のラブレター」(2004) アーウィン・ウィンクラー監督、アメリカ
「コープス・ブライド」(2005) ティム・バートン監督、英・米
「サン・ジャックへの道」(2005)コリーヌ・セロー監督、フランス
「シン・シティ」(2005) ロバート・ロドリゲス監督、アメリカ
「シンデレラマン」(2005) ロン・ハワード監督、アメリカ
「スタンドアップ」(2005) ニキ・カーロ監督、アメリカ
「世界最速のインディアン」(2005) ロジャー・ドナルドソン監督、ニュージーランド・アメリカ
「天空の草原のナンサ」(2005) ビャンバスレン・ダバー監督、ドイツ
「トランスアメリカ」(2005) ダンカン・タッカー監督、アメリカ
「ドリームガールズ」(2005) ビル・コンドン監督、アメリカ
「トンマッコルへようこそ」(2005) パク・クァンヒョン監督、韓国
「ノー・ディレクション・ホーム」(2005) マーティン・スコセッシ監督、アメリカ
「胡同のひまわり」(2005) チャン・ヤン監督、中国
「フランシスコの2人の息子」(2005) ブレノ・シウヴェイラ監督、ブラジル
「ヘンダーソン夫人の贈り物」(2005) スティーヴン・フリアーズ監督、イギリス
「約束の旅路」(2005) ラデュ・ミヘイレアニュ監督、フランス
「ロード・オブ・ウォー」(2005) アンドリュー・ニコル監督、アメリカ
「アズールとアスマール」(2006) ミッシェル・オスロ監督、フランス
「アフター・ウェディング」(2006) スサンネ・ビア監督、デンマーク
「王の男」(2006) イ・ジュンイク監督、韓国
「オフサイド・ガールズ」(2006) ジャファル・パナヒ監督、イラン
「クィーン」(2006) スティーヴン・フリアーズ監督、イギリス、フランス、イタリア
「グエムル 漢江の怪物」(2006)  ポン・ジュノ監督、韓国
「今宵フィッツジェラルド劇場で」(2006) ロバート・アルトマン監督、アメリカ
「ジプシー・キャラバン」(2006) ジャスミン・デラル監督、米
「父親たちの星条旗」(2006) クリント・イーストウッド監督、アメリカ
「長江哀歌」(2006) ジャ・ジャンクー監督、中国
「トゥヤーの結婚」(2006) ワン・チュアンアン監督、中国
「トランシルヴァニア」(2006) トニー・ガトリフ監督、フランス
「パンズ・ラビリンス」(2006) ギレルモ・デル・トロ監督、メキシコ・スペイン・アメリカ
「胡同の理髪師」(2006) ハスチョロー監督、中国
「ボビー」(2006) エミリオ・エステヴェス監督、アメリカ
「ボルベール<帰郷>」(2006) ペドロ・アルモドヴァル監督、スペイン
「ミリキタニの猫」(2006) リンダ・ハッテンドーフ監督、米
「麦の穂をゆらす風」(2006) ケン・ローチ監督、イギリス、アイルランド、他
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」(2006) トミー・リー・ジョーンズ監督、米・仏
「やわらかい手」(2006) サム・ガルバルスキ監督、イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ
「善き人のためのソナタ」(2006) フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督、ドイツ
「ONCE ダブリンの街角で」(2006) ジョン・カーニー監督、アイルランド
「アメリカン・ギャングスター」(2007) リドリー・スコット監督、アメリカ
「イースタン・プロミス」(2007) デビッド・クローネンバーグ監督、英・米・加
「イントゥ・ザ・ワイルド」(2007) ショーン・ペン監督、アメリカ
「エディット・ピアフ 愛の讃歌」(2007) オリヴィエ・ダアン監督、フランス・チェコ・イギリス
「カティンの森」(2007) アンジェイ・ワイダ監督、ポーランド
「この自由な世界で」(2007) ケン・ローチ監督、イギリス・イタリア・ドイツ・スペイン
「木洩れ日の家で」(2007)ドロタ・ケンジェジャフスカ監督、ポーランド
「3時10分、決断のとき」(2007) ジェームズ・マンゴールド監督、米
「シークレット・サンシャイン」(2007) イ・チャンドン監督、韓国
「12人の怒れる男」(2007) ニキータ・ミハルコフ監督、ロシア
「戦場のレクイエム」(2007) フォン・シャオガン監督、中国
「その土曜日、7時58分」(2007) シドニー・ルメット監督、イギリス・アメリカ
「ダージリン急行」(2007) ウェス・アンダーソン監督、米
「扉をたたく人」(2007) トム・マッカーシー監督、アメリカ
「ノー・カントリー」(2007) ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督、アメリカ
「ヒロシマナガサキ」(2007) スティーブン・オカザキ監督、アメリカ
「ホルテンさんのはじめての冒険」(2007) ベント・ハーメル監督、ノルウェー
「ボーン・アルティメイタム」(2007) ポール・グリーングラス監督、アメリカ
「迷子の警察音楽隊」(2007) エラン・コリリン監督、イスラエル・フランス
「ヤング@ハート」(2007) スティーヴン・ウォーカー監督、イギリス
「アイガー北壁」(2008) フィリップ・シュテルツェル監督、独・オーストリア・スイス
「息もできない」(2008) ヤン・イクチュン監督、韓国
「ウォーリー」(2008) アンドリュー・スタントン監督、アメリカ
「牛の鈴音」(2008) イ・チュンニョル監督、韓国
「カールじいさんの空飛ぶ家」(2008) ピート・ドクター監督、米
「グラン・トリノ」(2008) クリント・イーストウッド監督、アメリカ
「告発のとき」(2008) ポール・ハギス監督、アメリカ
「セラフィーヌの庭」(2008) マルタン・プロヴォスト監督、仏・ベルギー・独
「戦場でワルツを」(2008) アリ・フォルマン監督、イスラエル・仏・独・米
「セントアンナの奇跡」(2008) スパイク・リー監督、米・伊
「ダウト」(2008) ジョン・パトリック・シャンリー監督・アメリカ
「ダークナイト」(2008) クリストファー・ノーラン監督、アメリカ
「小さな村の小さなダンサー」(2008) ブルース・ペレスフォード監督、豪)
「チェンジリング」(2008) クリント・イーストウッド監督、アメリカ
「チェイサー」(2008) ナ・ホンジン監督、韓国
「ハート・ロッカー」(2008) キャスリン・ビグロー監督、米
「花の生涯~梅蘭芳」(2008) チェン・カイコー監督、中国
「パリ20区、僕たちのクラス」(2008) ローラン・カンテ監督、フランス
「フロスト×ニクソン」(2008) ロン・ハワード監督、アメリカ
「フローズン・リバー」(2008) コートニー・ハント監督、米
「メアリー&マックス」(2008) アダム・エリオット監督、オーストラリア
「ワルキューレ」(2008) ブライアン・シンガー監督、アメリカ・ドイツ
「愛について、ある土曜日の面会室」(2009、レア・フェネール監督、フランス)
「イングロリアス・バスターズ」(2009) クェンティン・タランティーノ監督、米
「彼女が消えた浜辺」(2009) アスガー・ファルハディ監督、イラン
「キャピタリズム マネーは踊る」(2009) マイケル・ムーア監督、米
「幸せはシャンソニア劇場から」(2009) クリストフ・バラティエ監督、仏・独・チェコ
「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」(2009) ウェイン・クラマー監督、米
「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」(2009) ジョニー・トー監督、フランス・香港
「パイレーツ・ロック」(2009) リチャード・カーティス監督、イギリス・ドイツ
「母なる証明」(2009) ポン・ジュノ監督、韓国
「冬の小鳥」(2009) ウニー・ルコント監督、韓国・フランス
「プレシャス」(2009) リー・ダニエルズ監督、米
「ミレニアム2」(2009) ダニエル・アルフレッドソン監督、スウェーデン・他
「闇の列車、光の旅」(2009) ケイリー・ジョージ・フクナガ監督、メキシコ・米
「ル・コルビュジエの家」(2009) ガストン・ドゥプラット、他、監督、アルゼンチン
「レバノン」(2009) サミュエル・マオズ監督、イスラエル・仏・英
「ロンドン・リバー」(2009) ラシッド・ブシャール監督、英・仏・アルジェリア

 

 

2020年7月13日 (月)

コレクター人生

前書き
 「ゴブリンのこれがおすすめ 48 漫画」という記事の中で「漫画は、本、映画、音楽とともに、もはや僕の生活の一部だ」と書いた。これに写真を加えるとほぼ僕の趣味のすべてと重なる。これまで自分の趣味についてはいくつかのエッセイで書いてきた。映画については「あの頃名画座があった(改訂版)①~⑧」、音楽については「音楽との長い付き合い」、漫画については「漫画との付き合い」、本については「文学の面白さ」で取り上げてきた。「あの頃名画座があった(改訂版)①~⑧」はこのブログに収録してあるが、それ以外の3つのエッセイは本館ホームページ「緑の杜のゴブリン」に掲載していた。しかし何年か前に大本の業者がホームページのサポートをやめてしまったために、ある日突然「緑の杜のゴブリン」が消滅してしまった。前もって知っていれば大事な記事はバックアップしておいたのだが、何せ突然だったので予防措置がとれなかった。まあ、ほとんどの記事は当ブログと重なっているのだが、エッセイや映画などの各種作品リストは本館ホームページにだけ載せておいたものが多い。元原稿はパソコンに残っているが、追加分はホームページにだけ書き足したので、追加分はホームページと共に宙に消えてしまった。もう一つのブログ、「ゴブリンのつれづれ写真日記」もまだ閲覧はできるものの、何年も新しい記事を書いていなかったためにブログ管理者権が消滅していて、これもいつまでネット上に残っているのか分からない。

 まあ、ボヤキはこれくらいにしておこう。「漫画との付き合い」というエッセイは冒頭に挙げた「ゴブリンのこれがおすすめ 48 漫画」という記事の中に入れ込んである。しかし「音楽との長い付き合い」は「ゴブリンのこれがおすすめ 47 シンガー・ソングライター(外国編)」でほんのわずか触れただけ。「文学の面白さ」は全くどこにも触れられていない。ということなので、この記事では音楽について本格的に触れたい。文学はちょっと触れるだけにとどめる。

 かなり長い記事になってしまいましたが、興味があるようでしたらお付き合いください。

僕はコレクターであってマニアではない
 正確な数は自分でもわからないが、CDは7,8千枚(レコードはだいぶ処分したがまだ1千枚以上はあるはず)、DVDとBDは2千枚くらいか(これまで観た映画が4千数百本ですから多分これくらいでしょう)、本に至っては万単位だろう。とにかく小学生のころから集めるのが好きだった。小学生の頃の本棚は「少年サンデー」や「少年マガジン」がぎっしり詰まっていた(「少年ジャンプ」の創刊は1968年で、もう中学生になっていたので当時はたぶん買っていない)。小説(物語)との出会いは小学校の5年生ごろだと思う。まったく勉強をしない僕を心配して、母親が小学館の『少年少女世界の名作文学』(当時480円:毎月1冊ずつ配本される)の定期購読を始めたのである。厚さ5センチほどもある大部なシリーズ本で、世界文学全集の子供版である。内容も子供用にやさしく書きなおされており、子供にも楽しめる部分だけを収録していたと思われる。

 最初のうちは本なんて女が読むものと馬鹿にして読まなかったが、たまたま「みつばちマーヤの冒険」を読んでその面白さにはまってしまった。巣を襲撃してきたクマバチと巣を守ろうとするミツバチとのすさまじい戦いの場面に一気に引きこまれた。それ以来、ほかにも面白い物語があるかと次々に読み漁るようになり、いつの間にか次の号が配本されるのを楽しみに待つようになっていた。

 『少年少女世界の名作文学』以外の本も読むようになった。小学生のころ好きだったのはモーリス・ルブランの“怪盗ルパン”シリーズ、コナン・ドイルの“シャーロック・ホームズ”シリーズ、江戸川乱歩の“少年探偵団”シリーズ、そしてジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』や『地底旅行』など。とにかく推理ものや冒険ものをわくわくしながら読みふけったものだ(『赤毛のアン』など女の子が主人公の物語も好きだった)。

 『十五少年漂流記』や『地底旅行』など何度読み返したかわからない。しばらくするとまた読みたくなり、読んでまた時間がたつとまた読みたくなる。夢中になって読みふけっていて、ふと気がつくといつの間にか夕方になって暗くなっており、顔を本にくっつけるようにして読んでいる自分に気がつくこともしばしばだった。

 中学生になるとSF小説をむさぼるように読みだした。創元文庫などを片っ端から買ってきては読み漁った。大好きなジュール・ヴェルヌも当時出ていた傑作集を全巻まとめて買ってきて読んだ。中三ごろにSF小説から推理小説に移行し、高校生になると推理小説から純文学に移っていった。当時何種類も出ていた世界文学全集をこれまた片っ端から読み漁った。トルストイの『戦争と平和』やメルヴィルの『白鯨』などの大長編を数カ月かけて読んだものだ。冬の寒い時は今のような暖房施設がなかったので布団に入って本を読んだ。片手で本を持ち、もう一方の手を布団に入れて温める。そうやって持つ手を交代しながら読んだものである。そうそう、高校生の時は外国文学一辺倒だったが、大学生になってからは日本文学も読み始めた。大学院生時代には児童文学にまで関心を広めた。

 映画を本格的に観始めたのは高校2年生の時から。ヒッチコックの「白い恐怖」を観たのがきっかけだ。以来、高校2年生から3年生にかけてはほぼ毎日映画を観ていた。これまで4千本以上の映画を観てきたが、年間でいちばん多く見たのが高校3年生の時。1年で3百数十本を観た。つまらない受験勉強など目もくれず、本を読んでいなければ映画を観ている、映画を観ていなければ本を読んでいるという生活をしていた。

 音楽はどうだったか。初めてレコードを買ったのは恐らく中三くらいの時だ。父親が商店会の付き合いで歌を覚えるためと称して、ステレオを買ったのがきっかけだった。ナショナルのテクニクスというどでかいステレオだった。高さが70~80センチもあったろうか。幅も本体と両脇のスピーカーを合わせて1メートル数十センチほどあっただろう。後のミニコンポと比べるとまことにバカでかい家具調のステレオだった。とにかくスピーカーが大きくて、音を鳴らすとガラス窓(今のようなサッシではない)がカタカタ振動したのを覚えている。実家のある日立市は電気の日立の発祥地で、いわゆる企業城下町である。しかしなぜか父は日立の製品が嫌いで、家の電気製品は全部ナショナルの製品だった。テクニクスは当時の最新機で、テレビでも宣伝をしていた。今でも「テクニークスー」というメロディを覚えている。

 父は何枚かレコードを買ってきてしばらく聞いていたが、すぐに飽きて使わなくなってしまった。もっぱらステレオを使っていたのは僕だった。最初に買ったレコードは二枚のシングル盤、藤圭子の「圭子の夢は夜開く」と森山香代子の「白い蝶のサンバ」だった。当時たまたま流行っていたのである。GS全盛のころだと思うが、特に音楽に興味があったわけではないので、流行っているものなら何でもよかったのだろう。それから少ない小遣いをはたいてシングル盤を少しずつ買い込んでいった。アルバムは高くてとても初めのうちは手が出なかった。値段はシングル盤が5~600円、LP盤が2000円、コンパクトLP盤(33回転だがシングル盤のサイズで4曲くらい入っていた)が700円だった。その当時買ったレコードは今では貴重なものもあるが、今思うと顔が赤らむようなものも多かった。森山香代子と布施明が大好きで、シングル盤をそれぞれ5~6枚もっていたと思う。他に、ゼーガーとエバンスの「西暦2525年」、カフ・リンクスの「トレイシー」、エジソン・ライトハウスの「恋の炎」、クリスティーの「イエロー・リバー」、CCRの「プラウド・メアリー」、ドーンの「ノックは三回」、ルー・クリスティーの「魔法」、フィフス・ディメンションの「輝く星座」など。最初に買ったアルバムはどれだったか覚えてないが、当時もっていたのはアンディ・ウイリアムズ、グレン・ミラー、映画音楽集、PPM(ピータ、ポール&マリー)のライブ盤、シャルル・アズナブール、シャンソン名曲集、カンツォーネ名曲集、それとビートルズの「ヘイ・ジュード」(アメリカ編集版)などだった。他にコンパクトLP盤で「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラ盤、サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」、ブラザーズ・フォーなどがあった。何で高校生がこんなのを聞いていたのかと自分でも驚くようなものも入っているが、それはおそらく映画の影響だろう。

 高校に入学して入ったクラブは音楽部だった。これは合唱部なのだが、「涙を越えて」のような合唱向きの歌のほかに、「輝く星座~レット・ザ・サンシャイン・イン」、「ノックは三回」、「悲惨な戦争」、「サウンド・オブ・サイレンス」、「明日にかける橋」、「レット・イット・ビー」、「アンド・アイ・ラヴ・ハー」などの洋楽もよく歌った。まだフォーク・ブームが続いていたころで、当時はPPMやブラザーズ・フォーが大好きだった(今でも好きだが)。

 しかし僕が本格的なコレクターになったのは東京の大学に入学してからだ。暇さえあれば古本屋を巡り、当時300円で入れた安い名画座を回り、中古レコード屋にも入り浸っていた。集めていたのは本やレコードばかりではない。マッチ箱や電車の切符なども集めていた。当時は喫煙率が高く、大学生も例外ではない。喫茶店やレストランにはその店独自の絵柄が入ったマッチ箱が置いてあった。もちろん無料。見事なデザインの物も少なからずあり、新しい店に入ると必ずマッチ箱をもらってきたものだ。あるときにあまりに多くなったので棄ててしまったが、お気に入りの物だけでも残しておくべきだったと今は悔やむ。他にも映画のチラシやパンフレットなどを集めていた。パンフレットはもう買わなくなったが、チラシは今でも集めている。

 これだけ集めていればマニアと呼びたくなるかもしれないが、僕は自分を一度もマニアだと思ったことはない。大量に買い集めるからコレクターではあるが、その集め方は決してマニアックではない。音楽はできるだけ多様なジャンルを聞くようにしているし、映画は「世界中の映画を観てやろう」というのがモットーだ。性格的にもおよそオタクとは程遠いし、特定のジャンルや人物関連の物をすべて集めようなどと思ったことはない。映画でも音楽でも役者やミュージシャン個人のプライベートなことには一切関心はない。あくまで僕の関心は作品それ自体にあり(個人の問題はあくまで作品評価と関わる事柄にだけ関心を向けている)、買うに値すると思ったものだけ買っている。ただその数が普通の人より多いだけだ。

 東京にいたころから古本屋と中古レコード屋をよく回った。映画もロードショーではなく、名画座にばかり通っていた。時代の流れで仕方なくレコードからCDに乗り換えてからも中古が中心だ。中古に出るまで2年でも3年でも辛抱強く待つ。たとえ中古屋で見かけてもCDなら1400円以上ならば、もっと安いのを見つけるまで待つ。アマゾンで探すようになってからでも同じ。どうしてもほしいものは多少基準額を上回っても買うことはある。しかしたいていは我慢する。もう何十年も中古買いを続けてきて身についた習慣だ。知り合いのコレクターは「そういう買い方が出来るからうらやましい」というが、もうこれで何十年もやってきたのだ。シリーズものだって安いものから買う。当然最初は歯抜けの様な状態だ。それでいい。安く手に入れることが至上命令なのだから。いつかはそろうだろう、そういう気持ちで集めている。これが僕のやり方である。初版本に何万円も出す、ジャズのオリジナル版に数千円を投げ出すなどという趣味は全く無い。ただただ安いから中古品を買うのである。出久根達郎のエッセイが好きでよく読むが、彼の本に出てくる貴重本を血眼になって捜し回る人種とは僕は本質的に異人種である。実際、学部生・大学院生時代には、年間百本以上の映画を観、数百冊の本を買い、数百枚のレコードを買う(ひと月に70枚以上のレコードを買ったこともある)にはそうする以外になかったのだ。そういえば、車も中古車以外買ったことがない。

 

コレクター人生(学部生・大学院生時代)
  僕が古本屋めぐりを始めたのは大学に入学した1973年以降、東京中の中古レコード店めぐりを始めたのは80年代初め。以来今日まで本、CD、DVDは基本的に中古で買ってきた。古本屋や中古店に入ったら端から端まで、CDならAからZまでなめるように見て行く。欲しいCDはメモ用紙に数千枚分びっしりリストアップしてあった。棚の前でめぼしいのを見つけたら、すでに持っているかどうかメモを見て確かめる。これを怠ると同じものを買って泣くことになる(買ったものは線を引いて消すのだが、これも忘れるとやばいことになる)。

 中古店ばかり回っていたのには安く買えるからという以外にもう一つ理由があった。僕は流行というものにほとんど関心がなかった、例えば映画でいうと、大学1年だった1973年に観た新作はわずか7、8本程度だ。テレビで観たものが古いのは当然だが、映画館で観たのもほとんどが昔の名作である。この時期で既に徹底した名作主義になっている。評判の新作にはほとんど目もくれず、過去の名作を観られるところならどこにでも行っている。新作の時に観ることはめったになく、名画座に回ってきたときに観る。東京から上田に移ってきて映画をほとんどレンタルで観るようになってからも基本的姿勢は同じだ。1週間レンタルになってから観る。とにかく、人より早く観ることに意味があるとは全く考えない。今評判の映画でも10年後には忘れ去られているかもしれない。それより作られて30年たった今でも名作として語り継がれている映画を観る方が確実だ。確かにあの頃既にそう考えていた。ただ80年代は新作もかなり観ていた。欧米映画先進国以外の映画がどっと日本に入ってくるようになったからだ。岩波ホールにもしきりに通っている。東欧、南欧、南米、アフリカ、中国、北欧などの映画が入って来るようになって、僕の意識が大きく転換する。旧作(名作)主義から「世界中の映画を観てやろう」という姿勢に変わる。この転換が今の僕の原点である。上田に来てからは映画観が数館しかないのでどうしてもレンタル中心になってしまったが、大ヒット作品ではなく世界中の映画を観てやろうという姿勢は変わっていない。もっとも今は動画配信で映画やドラマを観ているので、レンタル店通いすらしなくなったが。

 中古主義がより徹底していたのは音楽だ。しかしこちらも最初から中古主義だったわけではない。順を追って大学に入学した当初から話を始めよう。きっかけや理由は覚えていないが、大学に入学してから好みが一変し、突然クラシック一辺倒になったのだ。とにかく『レコード芸術』を毎月買ってレコードをチェックしては、大学生協で買ってきた。大学1年の時家庭教師をしていたのだが、週2回教えて月1万円もらっていた。それを全部レコードにつぎ込んだのである。大学生協でレコードは2割引。当時LPレコードは2500円だったので、生協で買えば2000円。1万円で5枚買える。クラシックの在庫は自分の大学よりも明大の生協の方が豊富だったので、そこにもよく買いに行ったものだ。そのころ中古レコードは買わなかったが、代わりに廉価版が発売されるようになった。フルトヴェングラーやトスカニーニの廉価版が発売された時はうれしかった。確か当時千円くらいだったか。

 クラシック熱は大学院に入るころまで続いた。80年代の初め頃、念願のラジカセを買った。まだステレオは高嶺の花だった。では、ステレオがなかったのに買ったLPレコードはどうしていたのか。お盆と正月に帰省するとき紙袋に詰めて実家に持ち帰り、そこで聞いていたのである。両手に持った紙袋がずっしりと重かったことを覚えている。つまりそれまでは手元にあっても聴けなかったのだ。話をラジカセに戻そう。ラジカセを買ってから80年代の半ば頃まではよくFM放送を聞いた。僕がラジオを聞いたのはこの時期だけだ。高校生のころ時々夜中に「ユア・ヒット・パレード」を聞いたりしたことはあったが、それほどしょっちゅうというわけではなかった。FM雑誌を買い出したのもこの頃、80年代に入ってからである。その頃は『FM fan』を愛読していた。当初はFM番組のチェックが主たる目的だった。FM雑誌で1~2週間先の番組をチェックして、ラジカセで片っ端からカセットテープに録音していた。一体何本くらい取ったのか自分でも分からない。数百本はあっただろう。

 ラジカセを買ったころから音楽の好みが大きく変わった。面白いもので、好きなジャンルは少しずつ変わるのである。クラシック一辺倒だった時でも、最初は交響曲が好きで、次にバイオリン曲、それからピアノ曲、室内楽と好みが移り、最後はバロックに行き着いた。今でもバロックとモーツァルトが好きだ。歌ものや管弦楽曲はなぜかあまり好きになれなかった。ラジオ番組を聞くことでしだいにクラシック以外のジャンルにも関心が広がっていった。FMを通じてロックや日本のニュー・ミュージック、そしてジャズにも耳を傾けるようになったのだ。

 変化はそれだけではなかった。当初はFM番組のチェックのために音楽雑誌を買っていたが、次第にラジオを聞かなくなり、その結果レコードの新譜案内しか見なくなったのである。映画の情報をもっぱら『ぴあ』から得ていたように、レコードやその後のCDの新譜情報はもっぱら音楽雑誌に頼っている。当時定期購読していた雑誌は『FM fan』と『レコード・コレクターズ』だった。『レコ芸』はクラシックをあまり聴かなくなった時から買わなくなり、代わりに『スイング・ジャーナル』を買うようになった。ラジオを聞いていた頃から当時のベストテンなど流行りの音楽にはさして関心がなかった。むしろ過去の名盤に関心が向き、名盤特集を見つけると無条件で買っていた。そういう資料を基に買いたいものを選んでいた。だからものすごい勢いでレコードやCDを中古で買っていたが、そのほとんどすべては買ってきて初めて聴くのである。たまに聞き覚えのある曲が入っていて、ああこの曲はこのグループが歌っていたのかと思ったりすることがあった。

 最初から流行り廃りに関心がないのだからこれで何も問題ない。もちろん新譜案内や名盤案内を読んでこれが良さそうだと選んで買うわけだから、当たりはずれがあるのは当然である。所詮は他人の推薦である。でもまあ買ってがっかりするのは1割程度だろう。年季が入ってくると自分の好みも分かって来るし、紹介文を読んでどんな内容かも検討が付くようになる。ヒット曲は自然に耳に入って来るので意識しなくても覚えてしまうが、それで買ってみようとは別に思わないのだからこれで良いのである。考えてみれば本や映画だって同じことである。どちらも様々なメディアで情報を得て買ったり観たりするわけだ。読んでみて、観てみて初めてどういう作品か分かるのである。音楽もこれと同じことをしているだけだ。

 ただ、音楽の場合レコードやCDを聞くばかりではなく、コンサートにも行っていた。東京にいた頃はクラシックも何度か聴きに行ったが、もっぱら通ったのは規模の小さなライブハウスだった。新宿の「ルイード」、「ロフト」、「ピット・イン」、渋谷の「テイク・オフ7」、「エッグマン」、「ジャンジャン」。だめだ、他にもあったが名前を忘れてしまった。六本木や下北沢、銀座にも行ったなあ。悲しいことに名前が出てこない。

 ジャズを別にすると、もっぱら女性歌手ばかり聴きに行っていた。せっかく間近で見られるのだから、聴くだけでなく見る楽しみもないとね。エポ、上田知華とカリョービン、中原めいこ、高橋真梨子、谷山浩子、それにあの頃西島三重子が好きで何度も聴きに行ったな。そうそう「ロフト」では山崎ハコを聴いたっけ。彼女にふさわしい暗い場所だった。こうやって名前を挙げてみると顔が赤くなる。ミ-ハーだったのね。

 話を音楽のジャンルに戻そう。ジャズに出会ったのは80年代初め、大学院生のころだった。ジャズとの出会いが僕の音楽の嗜好を根本的に変えてしまったと言ってもよい。決してジャズ一辺倒にはならなかったが、この時からずっと一番好きなジャンルはジャズなのである。クラシックばかり聞いていた頃からジャズには関心があったのだが、周りにジャズが好きな友達がいなかったために、ずっと未知のジャンルだったのである。FM放送が僕をぐっとジャズに近づけたのだ。最初はヴォーカルをもっぱら聞いた。なんとなくその方が取っ付きやすかったのである。知識もなかったので、何から聞いたらよいのか分からなかったということもある。ところが、ある時たまたま古本屋でジャズの名盤を特集した雑誌を買った。「スイング・ジャーナル」誌の別冊である。むさぼるようにその雑誌から知識を吸収し、忘れないように手帳を作ってメモした。ジャケット写真も切り抜いて手帳に張り付けていた。その手帳を持ってレコード店へ行ったのである。初めて買ったジャズのレコードは、忘れもしないコルトレーンの「至上の愛」と「バラード」だった。銀座の輸入レコード店で見つけた。棚から取り出した時手がふるえたのを覚えている。「至上の愛」はよく理解できなかったが、「バラード」は気に入った。この時から本格的にジャズにのめり込んで行ったのである。とにかく一気にジャズの知識を詰め込んだので、買いたいレコードが山ほどあったわけだ。

 その後ジャズを始めソウルやブルース、そしてロックのレコードを次々に買いまくった。買うのはもちろん中古レコードだ。渋谷の「レコファン」、「セコハン」、「ディスク・ユニオン」、「ハンター」、新宿の「えとせとら」(入り口が「OS劇場」というストリップ劇場の隣だった)、「ディスク・ユニオン」、「八月社」、「レコファン」、下北沢の「セコハン」、その他お茶の水、高田馬場、池袋、吉祥寺等、都内をくまなく捜し回った。今では名前を思い出せない店も何軒かある。渋谷の宮益坂沿いのビルの2階にあった店、高田馬場の神田川沿いにあったジャズ専門店とブルース専門店、新宿の「えとせとら」と同じ一角にあったラーメン屋の2階の店。これらの中古店のうちどれくらいが今でも残っているのだろうか。

 80年代の後半頃の中古レコードはだいたい千円くらいで買えた。定価より高いものは買うつもりはなかったので、だいたい1600円あたりが買うレコードの上限だった。中古で安いのが買えるのに、定価で買うのはばかばかしい。中古に出るまで2年でも3年でも辛抱強く待つ。たとえ中古屋でほしいものを見かけても、上限を超えていればもっと安いのを見つけるまで待つ。80年代半ばごろからCDを買い始めたが、こちらは確か上限が1500円くらいだったか。

 CDと言えば、最初に手に入れたCDはパチンコの景品だった。確かマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」だったと思う。その後も何枚も景品でもらったが、長いこと聴けなかった。CDプレーヤーを持っていなかったからである。初めて買ったCDプレーヤーはソニーのウォークマン。小さくてかさばらないからだ。ミニコンポにつないで聴いていた。電車などで移動中にCDを聴くことはしたことがない。電車の中やレストラン、カフェなどでは常に文庫本を読んでいる。音楽は家でステレオで聞くものと決めている。僕は携帯もスマホも持ったことがないので、電車や車で移動中に映画を観たりする習慣もない。映画は家の大画面テレビで観ることにしている(東京にいたころと違って、上田に来てからは映画館で観ることはめったにない)。ゲームもインヴェーダー・ゲームがものすごい勢いで流行っていた頃から一度もやったことがない。まったく関心がなかった。僕がやるゲームはパソコンに無料で付いてくる「フリーセル」というカードゲームだけである。これは知的なゲームなので、ボケ防止に良いと思ってやっている。年に数回ふと思い出してやる程度だが、現在レベル54まで来ている。もう解けないゲームはほとんどなくなった。

 

コレクター人生(上田時代)
 中古品は安いのでどんどん買ってしまうが、コレクションの枚数が多くなるもう一つの理由は様々なジャンルを聞くからである。クラシック、ジャズ、フォーク、カントリー、ロック、R&B、ソウル、ブルース、レゲエ、ラテン、ワールド・ミュージック。日本のものも当然聞くし、90年代後半ごろからはアイルランドを中心としたケルト系ミュージック、スエーデンを中心とした北欧のポップス、中国のポップスにも関心を向け始めた。40台に入るとハード・ロックやヘビメタ系の騒々しいのは聴かなくなった。どれを聞いても同じラップ系は結局好きになれなかった。アフリカのものも持ってはいるが、今一つなじめない。逆に欲しいのになかなか手に入らないのはアイリッシュ・ミュージックやフォルクローレである。新星堂のレーベル、オ-マガトキは実に良心的でここでしか手に入らない貴重なアーチストのものをたくさん出しているが、悲しいかな、なかなか中古店では見かけない。

 ジャズ、ソウル、ブルース、レゲエとブラック・ミュージック系が好きなのは変らないが、最近聞いて良いと思うのは、アイルランド系、ブリティッシュ・モダン・トラッド系、フォーク系、カントリー系、シンガー・ソングライター系などの落ち着いた感じの音楽である。ジャズも昔からサックスが好きだが、最近はピアノを中心にしたものが心地よい。

 好みが変わったのには東京から上田に移ってきたことも遠因になっていると思われる。東京と違って、長野にはあまり中古レコード店がない。90年代から2000年代初めにかけてよく通ったのは上田の「ブック・オフ」、「メロディ・グリーン」、「サザン・スター」、「トム」、そして長野の「グッドタイムス」あたりである。この中古店めぐりはラウンドと称して、上田に来てからも20年近く続けていた。ただし、置いてあるものも東京に比べると貧弱で、日本のものが中心。ジャズに至ってはほとんど中古では手に入らない。したがって欲しいものと買えるものとが一致しない。長年そんな状態が続くと好みまで変わってくるのだろう。

 買う雑誌も変わってきた。『ぴあ』は地方都市では意味がないので、上田に来てから(88年以降)は買わなくなった。別の映画情報誌に替えた(最初に乗り換えた雑誌は憶えていないが、2000年代に『DVDでーた』を買い始め、現在は『DVD&動画配信でーた』というタイトルになっている)。『キネマ旬報』は毎年2月5日発売のベストテン号だけ買う(これはもう20年近く続いている)。音楽雑誌などは、何誌もあったFM雑誌は90年代末ごろに全滅。そのたびに別の雑誌に乗り換えてきた。定期的に買っていたのは『レコード・コレクターズ』、『ミュージック・マガジン』、『CDジャーナル』だが、今は『レコード・コレクターズ』と『ミュージック・マガジン』は特集号しか買わない。『CDジャーナル』は経営が苦しいのだろう、毎月出ていたのが今は季刊になってしまった。したがって現在毎月買っている音楽雑誌はない。昔買って積読だったものを今少しずつ読んでいるのが現状だ。しかしこれが却って具合が良い。10年前、15年前の新譜が今なら安く手に入るからだ。インターネット時代になった今でも、映画や音楽の情報はもっぱら雑誌で得ているが(もはや惰性だ)、買うのは今や地元の中古店ではなくアマゾンである。地元で手に入れば送料がかからないのだが、地元ではろくなものがない。送料を払ってでもアマゾンで買うしかないわけだ。時々狂ったように大量注文し(1回で50点を超えることもまれではない)、送料だけで万単位になるのには自分でもびっくりする。

 いくら地元の中古店を駆けずり回っても見つからないのが、インターネットなら簡単に見つかる。家から注文できるので移動の時間もかからない。便利な世の中になったものだ。もちろん、いくらインターネットだからといって検索してすぐに条件(つまり値段)に合うものが見つかるわけではない。値段が高ければ、安いのが見つかるまで何十回でも検索し続ける。ほしいものを見つけるにはじっくり時間と手間を書ける、脚で探そうがネットで探そうが、この基本はいまだに変わらない。

 

« 2020年6月 | トップページ | 2020年8月 »