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2008年10月11日 (土)

ボストン滞在記 最終回

 いよいよこの連載も最終回です。今回はこれまで収録できなかった写真を一気に公開したいと思います。とは言っても決して残り物ではありません。

クーリッジ・コーナー
 今回のボストン滞在でいちばん悔いが残るのは映画館で一度も映画を観られなかったこと。飛行機の中で観た「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」、テレビでたまたま観た「チャイナ・ムーン」と「アンブレイカブル」以外は何も観られなかった。ただし、一度貴重な経験をしている。ボストンの郊外にブルックラインという街がある。その中心街と見られるクーリッジ・コーナーという所にクーリッジ・コーナー・シアターという映画館がある。

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  ボストンにあるシネコンとは違って、いわゆる日本で言うミニシアター系の映画館である。うっかりすると気付かずに見逃してしまいそうな角の小さな映画館だが、素晴らしい映画を上映している。9月20日の土曜日に行った時にはTowelhead、Vicky Cristina Barcelona、Man on Wire、Frozen Riverなどが上映されていた。いずれも評判の作品で観てみたいものばかり。さらにはManhattan Short Film Festivalという企画ものも並行して催されていた。

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  その劇場の写真を撮っていたら、よほどうれしかったのだろう、中からおばちゃんが出てきて中も撮っていいという。せっかくなので撮らせてもらうことにした。メインのスクリーンは意外に広かった。真っ暗なのでフラッシュをたいてもよく映らなかったのが残念。その後入り口ホールを撮って引き上げるつもりだったが、2階も撮って行けという。2階にも1階と同じ広さのスクリーンがあった。その隣に15人くらいが座れる小さなスクリーンがあり、さらに50人くらいは入れるスクリーンがあった。

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 日本人かと聞かれた。どうも日本人はすぐわかるようだ。おばちゃん自身はブラジル出身で、日本にも行ったことがあると言っていた。出口でパンフを何枚かもらってきた。日本と違って、サイズは小さく、紙質も固い。絵葉書のような感じだが、サイズはまちまちだ。午後1時にまた戻ってきてTowelheadを観るつもりだったが、うっかりベッドに横になったら寝入ってしまった。あの時寝なければ少なくとも1本は映画を観られたのに。今でも残念でならない。

ジャパニーズ・レストラン
 ボストンやその近郊ではよく日本食の店を見かけた。カラオケと寿司を組み合わせた店もあった。寿司を食いながらカラオケをやるという発想は日本にはないが、日本的なものを2つ組み合わせれば客も喜ぶと思ったのだろうか。写真を載せた3つの店(クーリッジ・コーナーにも「つなみ」という店があったし、寿司と書いてある店はたくさん見かけた)の中で実際に入ったのは「フィンズ」(地下鉄ケンモア駅の出口横)だけ。しかしここは研修先のすぐ隣のビルにあり、しかも味がこれまた日本で食べるのと変わらないくらいおいしいレストランだった。値段も7~8ドルとファストフードの店とさほど変わらないので、ここ1軒で充分だった。昼食はほとんどここで食べていた。

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バック・ベイ・フェンズ

 ここは1回目の記事で紹介したが、家の近くにありしかもボストン美術館やイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館へ行く通り道ということもあって滞在中何度も通った。細長く半円状に湾曲した公園だがかなり広い。仙台の万福寺から贈られた鐘、第2次大戦の戦死者の慰霊碑などは何度目かに歩いていて見つけた。

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 ここはなんといってもマッド・リヴァーと緑のマッチした風景がきれいだった。初秋に入り枯葉が道を覆うようになったがまだ紅葉は進んでいなかった。それでも緑の中に黄色や赤がワンポイントのように映える景色は本当に美しかった。

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  緑地帯のあるコモンウェルス・アヴェニューと並んでホット一息つける場所として滞在中何度も歩いたものだ。

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コモンウェルス・アヴェニュー

 この道はアパートがあるビーコン・ストリートと並行して走っている。実に特殊な通りだ。両車線の間に中央分離帯がある道は日本でも珍しくないが、その中央分離帯が両側を並木で挟まれた細長い緑地帯になっている。緑地帯の幅は両側の道路の幅より広い。なんとなく緑地帯の部分がコモンウェルス・アヴェニューなのだと思い込んでいて、両側の道(双方とも反対向きの一方通行)は別の道だと勘違いしていた。しかしどうやら両側の道を含めてコモンウェルス・アヴェニューになっているらしい。いわば中央分離帯が異常に肥大した道路だと思えばいい。

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  ともかく、ここは家から近いので何度も通った。緑地帯の所にいくつも銅像が立っている。アパートの近くにも何やら中世のころの人物らしき銅像(基部に説明が書かれているが、巨大な植物に覆われていて読めない)が立っている一角があって、その周りにベンチがいくつか置かれている。朝や夕方によくそこのベンチに座ってタバコを吸ったものだ。アパート入り口前の階段に座って吸うのはあまりに惨めったらしいからね。

<追加写真1>
左:地下鉄ケンモア駅近くの看板
中:ダウンタウンのオールド・シティ・ホール近くで見つけた看板
右:ハノーヴァー・ストリートで見つけた看板、このあたりはイタリアン・レストランが多い

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<追加写真2>
左:コプリー・プレイスにあるトリニティ教会
中:イザベラ・ガードナー美術館近くの教会
右:教会に見えるが、確かケンブリッジの市庁舎だったと思う

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<追加写真3>
下の3枚:パブリック・ガーデン

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<追加写真4>
左:ビーコン・ヒルの路地
中:ビーコン・ヒルから見たマサチュセッツ州議事堂
右:ボストン・コモンにあるレリーフ

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<追加写真5>
左:バークリー音楽大学近くで見つけたハーフ・ティンバー風の建物
中:チャイナ・タウン
右:バック・ベイ・フェンズで見つけた子供の遊び場
  「お母さんの休息」と母親の視点で名づけられているのが印象的

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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

kimion20002000さん コメントありがとうございます。

 ボストンに2度行かれたのですか。僕も1週間でいいから仕事抜きでもう1度行ってみたいと思います。まだまだ見逃したところはたくさんあります。

 特に後から知って残念だと思ったのは「ブラック・ヘリテージ・トレイル」と呼ばれる奴隷制に関連する史跡を回るコースです。マサチューセッツ州は奴隷制が非合法であると宣言した最初の州で、映画「グローリー」で描かれた黒人ばかりのマサチューセッツ第54連隊が編成されたところでもあります。ビーコン・ヒルには逃亡した黒人奴隷をかくまう組織「地下鉄道」があったそうです。

 ボストンは歩いて回れるくらい狭い土地ですが、まだまだ興味の尽きない土地ですね。

お久しぶりです。
滞在記、最終回ですか。
楽しみに拝見していました。
僕は、ボストンは2回しか行ったことがありませんが、散歩していて飽きない町でした。
これからは、とっても寒くなりますからね。
お気をつけてください。

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