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2007年7月29日 - 2007年8月4日

2007年8月 3日 (金)

「あるいは裏切りという名の犬」短評

2004年 フランス 2006年12月公開
評価:★★★★
監督:オリヴィエ・マルシャル
脚本:オリヴィエ・マルシャル、フランク・マンクーゾ、ジュリアン・ラプノー
共同脚本:ドミニク・ロワゾー
製作:フランク・ショロ ジャン=バティスト・デュポン 他
製作総指揮・編集:ユグー・ダルモワ
撮影:ドゥニ・ルーダン
出演:ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデュー、ヴァレリア・ゴリノ
   アンドレ・デュソリエ、ロシュディ・ゼム、ダニエル・デュヴァル
   ミレーヌ・ドモンジョ

  しかしフランスのフィルム・ノワールも最近はだいぶアメリカ寄りになったものだ。めまぐるしい展開でどんどん引き込まれては行くが、その分かつてのフランス映画が持っていた独特のノワールな雰囲気や味わいが薄れた。観終わって1週間もたつとほとんど忘れてしまっている。もっともアメリカナイズされるのはどこの国も同じで、韓国映画は言うに及ばず、「HERO」、「LOVERS」、「PROMISE」など中国映画もその傾向が顕著だ。フランス映画も「ヴィドック」、「ジェヴォーダンの獣」などが現れ、リュック・ベッソンもすっかりフランスらしさを失ってしまった。

 フレンチ・ノワールらしさが残っているのは友情と裏切りというテーマと主人公のタイプTatatemy129 か。ダニエル・オートュイユとジェラール・ドパルデューという主演の2人はかつてのリノ・ヴァンチュラを彷彿とさせる。鼻がでかく曲がってすらいるところも似ている(ドパルデューに至っては鼻の域を超えもはやデキモノである)。ともに堂々たる存在感を示してはいる。惜しむらくはドパルデューの人物描写が浅いこと。なぜ彼が裏切り行為に走ったのかが十分描かれていない。説明不足というのではなく、人物の掘り下げが浅い。かつて親友同士であったが、同じ女性を愛したためにしこりが残り、今は次期長官の座を狙うライバル同士という設定もありきたりだ。その分彼の内的葛藤が十分描けず、ドラマがやせてしまった。とってつけたような説明(あるいは暗示)だけではドラマは深まらない。それでもアメリカ映画にはない濃厚な人物描写には魅了がある。さっそくハリウッドがリメイクに飛びついたそうである。いつまでそんな安易な姿勢を取り続けるのか。全くあきれてしまう。

 キャストで驚いたのはミレーヌ・ドモンジョ。「隠された記憶」のアニー・ジラルドにも驚いたが、ミレーヌ・ドモンジョがまだ現役でやっていたとは!名女優というタイプではなく、ブリジット・バルドーなどと並んでコケティッシュなお色気路線で売っていた女優だ。ジャンヌ・モローもそうだが、フランス女優はしぶとい。

 最後にフレンチ・フィルム・ノワールの代表的な作品を挙げておく。厳密なノワール作品ばかりではなく、周辺の作品もあえて挙げてある。

「モンパルナスの夜」(ジュリアン・デュヴィヴィエ、33)
「犯罪河岸」(アンリ・ジョルジュ・クルーゾー)
「現金に手を出すな」(ジャック・ベッケル、54)
「男の争い」(ジュールス・ダッシン、55)
「筋金(ヤキ)を入れろ」(アンリ・ドコワン、55)
「死刑台のエレベーター」(ルイ・マル、57)
「マンハッタンの2人の男」(ジャン・ピエール・メルヴィル、58)
「穴」(ジャック・ベッケル、60)
「太陽がいっぱい」(ルネ・クレマン、60)
「墓場なき野郎ども」(クロード・ソーテ、60)
「ピアニストを撃て」(フランソワ・トリュフォー、60)
「地下室のメロディー」(アンリ・ヴェルヌイユ、62)
「いぬ」(ジャン・ピエール・メルヴィル、63)
「皆殺しのシンフォニー」(ジャック・ドレー、65)
「生き残った者の掟」(ジョゼ・ジョバンニ、66)
「ギャング」(ジャン・ピエール・メルヴィル、66)
「皆殺しのバラード」(ドニス・ド・ラ・パトリエール、66)
「サムライ」(ジャン・ピエール・メルヴィル、67)
「さらば友よ」(ジャン・エルマン、68)
「シシリアン」(アンリ・ヴェルヌイユ、69)
「雨の訪問者」(ルネ・クレマン、70)
「仁義」(ジャン=ピエール・メルヴィル、70)
「ボルサリーノ」(ジャック・ドレー、70)
「狼どもの報酬」(ジョルジュ・ロートネル、72)
「狼は天使の匂い」(ルネ・クレマン、72)
「リスボン特急」(ジャン・ピエール・メルヴィル、72)
「ラ・スクムーン」(ジョゼ・ジョバンニ、72)
「暗黒街のふたり」(ジョゼ・ジョヴァンニ、73)
「ル・ジタン」(ジョゼ・ジョヴァンニ、75)
「掘った奪った逃げた」(ジョゼ・ジョバンニ、79)
「ディーバ」(ジャン・ジャック・ベネックス、81)
「仕立て屋の恋」(パトリス・ルコント、89)
「ニキータ」(リュック・ベッソン、90)
「レオン」(リュック・ベッソン、94)
「列車に乗った男」(パトリス・ルコント、02)

2007年7月30日 (月)

路地へ

 路地、あるいは路地裏。人が集まる大通りとは違って、裏通りという印象を持つかもしれない。道によっては便利な抜け道として利用されているものもあるだろう。確かに、路地は大通りから大通りに抜ける枝道としての役割が多いかもしれない。一方住民にとって路地は生活道路である。もう30年くらい前になるが、初めて東京の世田谷線に乗った時ずいぶん驚いたものだ。普通の電車とは全く違う。何と電車の窓から手を伸ばせば届きそうな距離に家々が迫っているのだ。電車は家並のすぐ裏側を通っていた。家々は電車に背中を向けているので、生活が見えてしまう。所どころ洗濯物が干してあったりする。それはまさに路地裏を歩く感覚だった。

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 路地裏には生活のにおいがある。外向けではない本来の生活の顔が路地裏にはある。ふと足を踏み入れたよそ者に無防備な素顔をチラリと覗かせる。表通りにはない路地裏の魅力とは案外こういうものではないか。もちろんそれだけではない。路地、あるいは小路や横丁という言葉には独特のノスタルジックな響きがある。普段足を踏み入れたことのない細い道の奥には何か思いがけない出会いが待っていそうな気がする。僕が脇道探索に惹かれるのもそういう理由だ。路地裏、それは何か期待を持たせる未知の領域なのである。

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 有名な観光名所をめぐる旅も楽しいが、時間があれば名もない路地をゆっくり散策してみるのもいい。僕が大事にしている雑誌がある。『芸術新潮』2003年8月号、「イギリスの歓び」と題した特集号だ。イギリス全土を網羅し、かつ写真が豊富なのもうれしいが、なにより、できるだけ有名な観光名所を外した編集方針がいい。たとえばエジンバラを担当した記者は、エジンバラ城よりも旧市街の路地に心を引かれると書いている。あまり知られていない場所を積極的に見て回ろうという姿勢に共感を覚えた。藤田洋三著『世間遺産放浪記』(石風社)もいい。世界ではなく「世間」である。どこかあか抜けない奇妙奇天烈なものから「う~ん」と感心するものまで、地元の人でもうっかり見落としそうなものがこれでもかと並んでいる。どうかと思うものも少なくないが、基本的な姿勢には共感できる。

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 このところ川や橋にばかり目を向けていたが、久しぶりに今日は「脇道探索」に出かけた。今日のテーマは「路地裏探索」。探索地は上田の旧市街。当然ながら路地裏は市街地に多い。家が建て込んでいるほど裏通りも多いわけだ。上田は城下町ということもあるのだろう、細い路地が多い。道が通りやすいということは、すなわち攻め込まれやすいということである。まっすぐな道もほとんどない。迷路のようになっていて、何度通っても道に迷う地区もある。と言うことは探索すべき場所も多いということだ。水辺シリーズに続いて、「路地裏探索」もシリーズ化する予定である。

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 海野町の駐車場に車を停め、いざ出発。まず鍛冶町の方へ行く。蛭沢川に架かる柳橋、伊勢神社などを撮る。そこから蛭沢川にそって中央2丁目あたりを歩く。このあたりは蛭沢川の上に鉄板などを渡して橋をかけ、その上に車を駐車させていることが多い。家が建て込んでいて駐車場が作れないので、こんな苦肉の策を編み出したわけだ。このあたりでよく見かける風景である。路地も多い。その後元の所に引き返し、映劇と電気館という二つの映画館で上映予定作品を確認。「ブラックブック」が来月、「サン・ジャックへの道」が9月に上映予定。半年も前の作品だ。DVDの発売日とさして変わらないのが悲しい。

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<写真>
(左から)柳橋、弁天橋(以上蛭沢川)、幸町橋(矢出沢川)

 袋町の一角を通ってみる。袋町はスナックなどの飲み屋が集中している地域。上田一のネオン街だ。不景気でだいぶ寂れていると聞いたことがあるが、今はどうなのか。少なくとも昼間は人通りもなく閑散としている。そこから北にあがって馬場町、房山あたりを歩いてみた。このあたりはお寺や神社が多い。本陽寺、月窓寺、金昌寺、浄念寺、浄楽寺。袋町にも妙光寺、弁財天があった。本陽寺は黒澤明監督の「姿三四郎」のロケ地になった所。三四郎が池に浸かったところだ。池は埋められてしまったので今はない。門の前の井戸も映画に出てくるが、ここも今はその痕跡だけがある。ついでに付け加えておくと、この寺のお墓には面白い納骨堂(?)がある。これは一見の価値あり。

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<写真>
本陽寺、本陽寺のお墓(2枚)

  房山あたりは古い民家や倉、白壁の土蔵が多い。壁に緑の蔦をびっしり這わせている家も多いことに気づいた。そして何といっても路地の宝庫だ。とにかくデジカメの電源を切っている間がない。電源を切ってはまた何か路地や古い建物などを見つけてすぐ電銀を入れる、この繰り返しだった。普段何気なく通り過ぎるところでも、カメラを持っているとやたらと気になる被写体が見つかる。関心を持つことがいかに大事か改めて認識させられた。

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  矢出沢川を渡って国道18号に出たところで引き返す。歩いた範囲を流れている川は蛭沢川と矢出沢川だけだが、当然橋の写真もふんだんに撮った。中でも袋町を流れる蛭沢川に架かる橋(柳橋、弁天橋など)はどれもいい感じだ。石造りの小さな橋だが、形が良く、欄干に工夫がされている。蛭沢川(矢出沢川の支流)はどちらかというと水路という感じだが、矢出沢川は草が生い茂って野性的な顔をしている。街中のオアシスという感じである。ちなみに、矢出沢川のもっと下流に高橋という所がある。映画「たそがれ清兵衛」の真田広之と 大杉漣が決闘するシーンはそこの河原で撮影された。いずれこのシリーズで紹介したい。

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 今日回ったところは、いくつかお寺はあるものの、観光客がほとんど足を踏み入れないところである。そこで70枚以上の写真を撮った。今まで気にも留めていなかった何でもない所がほとんどだ。ある路地を撮っていた時、近所の子供に声をかけられた。「今何を撮ったの?」「そこの路地だよ」と答えたら、ふ~んという感じで怪訝そうな顔をした。彼にとっては普段見慣れた場所にすぎない。きっと「変なおじさんだ」と思ったことだろう。でも見慣れたものに新鮮な目を向けてみることは大切だと思う。生活の匂いがしみこんだ街並み、それに魅力を感じる感性を大事にしたい。日本の街並みは統一性がなく、全く雑然としている。西洋の街並みのような美しさを持った通りは少ない。西洋画にはなんでもない街角を描いた絵が多い。街並みそのものが美しい。アルフレッド・スティーグリッツの撮った街角の写真(「五番街」)に吸い込まれそうになるほど引き付けられたこともあった。しかし日本にはまた日本の街並みや建物の美しさがあるはずだ。それはゆっくり歩きながら街を見ることで発見できるだろう。街に出てみよう。そしてゆっくり歩いてみよう。

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<写真>
(上の3枚、左から)電気館、伊勢神社(中に馬が!)、金昌寺
(下の右の写真)これも川の上の駐車場

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2007年7月29日 (日)

信濃デッサン館、無言館、浦野川散策+α

070728  3時頃またミニ・ドライブ兼撮影に出かけた。古戦場公園から浦野川に出る。まず対影橋 (たいけいばし)を撮る。隣に新しい道ができたので、最近はこの橋をあまり通らなくなってしまった。特に変わった橋ではない。次に、浦野川と産川の合流点を撮ろうと思って少し川沿いの道を上流側に歩いてみた。しかし木と草が生い茂っているために合流点が見えなかった。反対側の岸からなら見えそうだったが、面倒なので今日はあきらめた。浦野川の左岸に沿って上流に向かう。

  砂利道は山洋電機の横を通り、浦野川橋のたもとに出る。そこまで来た時、前に写真を撮ろうと思ったが車を停めるところがなくてあきらめた神社がすぐ近くにあったことを思い出した。幸い砂利道の切れるあたり(浦野川橋のすぐ手前)に車を停められるスペースがあった。神社はそこから歩いてすぐだ。神社のスペースは狭いが、そこだけ周りと違う空間になっていた。それで気になったのだ。入口のすぐ左横に大きな石の記念碑が建っている。「社殿改築記念碑」とある。その字の横に小さく弓立神社と書いてあった。地図だと弓崎神社となっている。しかし弓崎神社はもっと上流に行ったところにある。こちらは前に醤油久保橋を撮りに行った時立ち寄って写真を撮ったから間違いない。名前が似ているから間違えたのだろう。市販の道路地図に間違いを見つけたのは初めてだ。

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<写真>
対影橋、弓立神社(2枚)

  社殿は特にこれといって特徴ある建物というわけではない。入口の右わきにある朱い東屋が目立つ程度だ。社殿の前に永代夜燈が立っていたのでそれを写真に撮った。その時その後ろに石段があるのに気づいた。上に何があるのだろう。気になるので登ってみた。階段はすぐ終わり、ちょっと平になった所に出た。そこには小さな石造りの祠が二つあった。一つは名前が書いてないので何かわからなかったが、もう一つには金毘羅大権現と書いてある。二つとも写真に撮る。

  神社を出て、ふたたび浦野川沿いの道を上流方向にさかのぼった。醤油久保橋を通り過ぎ、やがてささらの湯へ上ってゆく273号線との交差点に出る。交差点の所が橋になっている。浦野川に架かる和合橋だ。273を横切ってまっすぐ進むと、和合橋のすぐ隣に新しい橋がある。この橋が前から気になっていた。橋を渡って少し先を左折。田んぼの中の道を通って川のすぐ手前に車を停めた。このあたりの浦野川は川沿いにだけ木が茂っている。先日レポートした産川の中流域、八幡大神県社の裏あたりとよく感じが似ている。産川は比較的町中を流れているためか、八幡大神県社の裏あたりしか木に囲まれていない。浦野川の両岸はほとんど木で覆われている。コンクリで固めているところもほとんどない。あっても草でおおわれているので目立たない。だから浦野川の方がずっと野性的な川である。産川は上流の鞍が淵あたりは渓流の趣だが、別所丸子線を越えて塩田の水田地帯に入るあたりから平凡な川に変わる。

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<写真>
上の3枚:永代橋全景、リンゴのプレート(2枚)
下の3枚:永代橋全景、橋の上流側、橋の下流側

  話を元に戻そう。新しい橋の名前は永代橋である。隅田川に架かる有名な橋と同じ名前だ。しかしこの無名の永代橋もなかなかいい。橋の形は平凡だが、新しいせいか見た目もすっきりしてきれいだ。橋の手すりの所にリンゴを描いたかわいいプレートが何枚か付けてあるのもいい。これはポイントが高い。またここから眺める浦野川も上流下流ともに美しい。ゴブリン選定「上田市周辺ユニークな形の橋10選」に選ぶほどではないが、お気に入りの橋の一つになった。

  その後はいったん家の方に向かったが、途中で気が変わり幕宮池に向かう。この池は別所公園にある。別所公園と言っても別所温泉からは少し離れた所にある。別所温泉から山越えで143号線の「車屋」という蕎麦屋に出る道の途中にある。ちょっと脇道に入るのでほとんど気づかない。なぜ知っているかというと、幕宮池の先にテニスコートがあり、そこで一時期テニスをやっていたことがあるからである。幕宮池はあまりため池らしくないところがいい。写真を何枚か撮る。

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<写真>
幕宮池(3枚)

  もう帰る気はなくなったので、今度は前山寺方面に向かう。このあたりは中禅寺、塩野神社、龍光院、前山寺、信濃デッサン館、無言館と観光名所が続く上田の「見どころ銀座」である。逆に言えばお定まりの観光コースで、いまさら紹介するほどのものではないとも言える。しかし有名どころも一通り写真に撮っておきたかった。もう夕方で曇ってきてもいるので急いで回ることにする。まず、「あじさい小道」に行った。塩野神社から前山寺まで続く散策道である。それほど素晴らしいとは思わないが、ところどころいいスポットがある。梅雨も終わってやや時期外れだがまだ紫陽花の花は咲いていた。遊歩道のほんの一部を通って写真を撮っただけでまた車に戻る。

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<写真>
あじさい小道(3枚)

  次に塩田城跡の石碑を写真に撮る。ここはそれだけ。すぐ車で移動。信濃デッサン館下の駐車場に車を停める。まずデッサン館を撮った。ここは絵になる。喫茶部の前庭にオープンデッキがあり、そこで塩田平一帯を見降ろしながらコーヒーを飲むのは気持ちがいい。ここは上田の名所の一つだが、最近は客足が減り、また館主の窪島誠一郎さんが無言館の運営に専念するために今年の1月から休館になっていた。しかし全国のファンから続けてほしいとの声が上がり、その声に押されて窪島さんは再開を決意したそうである。改修工事を進め、7月に再オープンした。中には入らなかったが、外から写真を何枚か撮らせてもらった。その後前山寺の横の道を上がってパノラマ展望台へ行ってみようとした。だが途中でへばりやむなく引き返した。情けない。

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<写真>
信濃デッサン館(2枚)、塩田城跡

  すぐ車を出して無言館に向かう。足がガクガクでペダルが強く踏めない。トホホ。途中のカーブの所に道の駅のようなものを作っている。ここは上田の「見どころ銀座」だから確かにこういう場所が必要だろう。完成したらどんな風になるのか楽しみだ(大したことはないと思うが)。

  無言館も外側の写真だけ撮った。中は2回見た。無言館は上田で最も誇れるものだと思う。長野県は博物館と美術館の数が東京都についで全国で2番目に多い県である。その数ある美術館の中でもここはぜひおすすめしたい場所だ。戦没画学生の絵や遺品だけを集めた全国で唯一の美術館である。美術館は優れた美術品を見にゆく場所である。しかしここに収められているのはすぐれた絵でも有名な絵でもなく、未完成のものもある。だがそのことにこそ意味があるのだ。類まれな美術館である。2度目に行った時には両親を連れていった。普段絵など見たことのない二人だが、じっくり時間をかけて見ていた。絵以上に遺品に関心を惹かれていたようだ。実際、あの世代にとって感慨なしには見られないものだろう。

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<写真>
無言館(3枚)

  美術館ついでに、長野市松代町にある「池田満寿夫美術館」と小布施の「北斎館」の写真を載せておきます。今年の2月に撮ったものです。

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<写真>
池田満寿夫美術館(3枚)

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<写真>
北斎館、小布施の”栗の小道”

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