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2007年6月3日 - 2007年6月9日

2007年6月 4日 (月)

「プルートで朝食を」を観ました

  「麦の穂をゆらす風」が素晴らしかったので、キリアン・マーフィーつながりで「プルートでLadya2_1 朝食を」を観てみた。「これから観たい&おすすめ映画・DVD(06年12月)」で取り上げていたが、なぜかこれまで観落としていたのである。「キンキー・ブーツ」、「トランスアメリカ」、「ブロークバック・マウンテン」など、このところゲイ映画、あるいはトランスセクシュアル映画に優れた作品が多いので期待して観た。

  正直言って期待はずれだった。DVDのジャケットにはニール・ジョーダン監督の最高傑作と書いてあるが、本当にそうなのか?そもそもニール・ジョーダン監督の作品で傑作だと思ったものは1本もない。これまで観てきた「モナリザ」(1986)、「プランケット城への招待状」(1988)、「クライング・ゲーム」(1992)、「マイケル・コリンズ」(1996)、「ダブリン上等!」(2003)などはどれも悪くはないが、傑作とまでは言えない。アイルランドの監督としては「父の祈りを」や「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」で知られるジム・シェリダンと並ぶ代表格だが、まだまだイギリスには水をあけられている感じがする。

  何が物足りないのだろうか?まず、全体に散漫な印象を受ける。これには二つの理由が考えられる。ひとつはこの映画が一種のロード・ムービーのような作りになっていることだ。主人公のキトゥン(「子猫」という意味)はあれこれと人生行路を踏み迷い、最後に父親を発見する。旅に出るわけではないが、人生の道を踏み迷っている。ロード・ムービーのように様々な人物と出会い、くっついてはまた離れの繰り返し。脇役がそれぞれ魅力的だが、どうも全体に散漫な印象を受ける。

 もちろん、ロード・ムービーがすべて散漫なわけではない。「プルートで朝食を」のテーマが十分掘り下げられ、追及されていないことが問題なのである。もちろんキトゥンはただ当てもなく彷徨っていたわけではない。彼の旅は母親を探す旅であった。彼は母を探し当てた。しかし皮肉にも取り戻したのは父親だった。「とても不思議だわ。母さんを捜しに行き、父さんを見つけた。」彼の父親は“不燃性の神父様”だった。ラストの終わり方は明るい。ルベッツの懐かしい「シュガー・ベイビー・ラブ」が流れる中、母親と病院ですれ違うが、たがいに他人のように別々の方向に曲がってゆく。もうキトゥンには母親は必要なかったからだ。なぜなら彼は父親を見出し、また彼自身が「母親」になったからである。親友チャーリー(女性)の子供を共に育てているのである。

 大きなテーマの枠組みとしてはそれなりに一貫している。それでも散漫なのはキトゥンの内面の悩み・人間的苦悩が十分伝わってこないからである。「トランスアメリカ」や「キンキー・ブーツ」に比べて物足りないのはその点である。キトゥンことパトリックは子供のころから女性の服装にあこがれ、人前ではパトリシアと名乗って女性で通している(アイルランドの守護聖人がセント・パトリックなので、パトリックあるいはパトリシアという名はアイルランド系に多い)。一方、キトゥンの親友はチャーリーという男性のような名を名乗っている。この交錯は意図的なものだろう。しかしこの点もそれ以上深く追求はしていない。IRAの爆弾テロも描かれるが、これも毎日のニュースのようにあっさり流れてゆくだけ。

  何よりもキトゥンの行動が行き当たりばったりで、成り行き任せなのである。彼は何も苦Mameruriha 悩を語らないし、苦悩しているようにも思えない。カトリック国アイルランドで女装の男を通すのはかなり困難で勇気のいることだが、何の緊張感もない。キトゥンの父親である神父の教会が焼き討ちにあうシーンがあるが、ほとんどそれだけだと言っていい。そういうものをさらっと乗り越えていったのだと言えば聞こえはいいが、差別に対する前向きな描き方というよりは、むしろ避けて通ったという方が当たっている。母親もずっと追い求めていたというよりは、忘れたころに見かけて追いかけるという展開だ。ずっと細切れのエピソードをつなげたような展開。一言でいうと軽すぎるのだ。だから「キンキー・ブーツ」の後では色褪せて見えるのである。

「プルートで朝食を」  ★★★☆
  2005年 ニール・ジョーダン監督 イギリス・アイルランド

2007年6月 3日 (日)

浦野川散策その3 上流の沓掛川と田沢川を行く

 今日も浦野川の橋を写しに行く。今日は晴れてはいるが晴天とは言えないので、沓掛川Photo_98 と田沢川の合流点を写す程度にしようと思っていた。143号線をまっすぐ青木までゆく。青木村役場の先で左折。沓掛温泉へ行く道に入る。保育園の下の駐車スペースに車を停める。最初勘違いして保育園の横をぐるっと回って図書館や体育館のある方へ上がっていってしまった。図書館の横で道行く人に合流点の場所を聞いたら、もっと下流の方だと言われた。保育園の下まで降り、そこから蕎麦屋がある方へ入ると落合橋があるのでそのあたりだと教えられた。二つの川が合流するから落合というのだと。なるほど、納得。

Photo_99  すぐ道を引き返す。先ほど車を停めた近くへ来ると道の反対側に蕎麦屋の看板が出ていた。蕎麦屋の横を通ると正面に橋があった。夫神(おかみ)橋と書いてある。そこでまず何枚か写真を撮った。しかしそこは合流点ではない。橋には沓掛川と書いてあるので、合流点はもっと下流になるはずだ。川沿いに下ろうと思ったがこちら側の道は途中でなくなっている。また夫神橋まで引き返して対岸までゆくのは面倒なので迂回しようと考えた。それが幸いした。道を左に曲がってすぐまた別の橋があった。それが落合橋だった。白いガードレールがついた一番魅力のないタイプの橋。こちらは田沢川である。下流を見ると合流点はすぐそこだった。川床は背の高い草でほとんど覆われている。川の水は端の方を申し訳なさそうに流れている。

 落合橋を渡って迂回するとかなり遠回りになりそうなので、また夫神橋まで戻って反対側の川岸に出る。川沿いを少し歩くとすぐ合流点に出た。何枚か写真を撮る。目の前を左1_6 (上流)から右にまっすぐ流れているのが沓掛川。ほぼ正面から(正確にはやや左斜め前から)田沢川が沓掛川に流れ込んでいる。田沢川のすぐ右横は青木小学校。地図によると合流した先は田沢川になっているので、ちょうど自分の目の前を横に流れている川は、合流点の左側が沓掛川で右側は田沢川ということになる。なんか不思議な感覚だ。しかし視点を変えて正面の田沢川の方から見れば、丁度左に湾曲しているところに右から沓掛川が流れ込んでいることになるわけだ。合流した先も田沢川となっているということは沓掛川は田沢川の支流ということになるのだろう。二つの川の川幅がほぼ同じで、しかも沓掛川の方が見かけはまっすぐ流れているので、沓Photo_100 掛川に田沢川が流れ込んでいるように見える。しかし正確には田沢川に沓掛川が流れ込んでいると言わなければならないことになる。実に面白い。

 せっかくここまで来たので沓掛川と田沢川の橋も写真を撮ることにした。まず沓掛川から。沓掛温泉へ行く12号線をしばらく走り、途中で左折して川の方に向かう。すぐ橋があった。中道橋。写真を撮る。そこから車1台がやっと通れる川沿いの細い道を上流に向かって進む。もうこの辺に来ると橋の間隔が長くなる。次に見つけた橋は名前が書いてなかった。しばらく川沿いの道をゆき、また12号線に戻る。すぐ先を左折して沓掛橋を渡り、沓掛温泉に向かう。左折せずに右折するとログハ1_7 ウスのカフェ「ヴィエント」と「リフレッシュパークあおき」がある。

 沓掛温泉に上ってゆく坂の途中で写真を撮った。こっちの道に来たのは高いところから川を撮りたかったからだ。川はよく見えないが、田んぼが美しい。田んぼはやはり日本の田舎の風景の原点だ。沓掛温泉でも少し写真を撮る。すぐまた降りて、さっき渡った沓掛橋の写真を撮る。12号線に戻りさらに上流を目指す。そこから先は山なので、沓掛川は深い谷底を流れている。しかし道からやや離れているので、なかなかいい写真を撮るスポット1_8 がない。やっと脇道に入り荒屋橋の写真を撮る。もっと上流の写真も撮りたいが、さらに上に行けばどこかに車を停めて谷に下りてゆくしかない。まあ、今回はこれで勘弁しておいてやろうか、はははは。

 道を下って今度は田沢川の方へ行く。143号線に戻り、青木峠方面に向かう。田沢川は道の右側を流れている。適当なところで右の脇道に入る。最初に見つけたのは洞橋。このあたりも川底のほとんどを草が覆っている。橋のたもとにアイリスが咲いていた。青木には有名な「アイリスの郷」がある。そういえばま2_9 だ行ったことがなかったな。

  また143に戻る。途中赤い家がまたあったのでこれも写真に撮った。次に見つけた橋は下木戸橋。橋を越えてすぐ車を停め、写真を撮る。農作業をしていた人たちが不思議そうに見ている。全く気にならない。憑かれたように橋を求めてひた走っている。やり出すと凝る性分ではあるが、写真を撮ることにこれほど執着するとは自分でも意外だ。それはともかくここはなかなかいい橋だった。川の表情や周りの風景が素晴らしい。もう日もだいぶ傾い Photo_111 てきたので、これ以上先にはゆかず、今度は川沿いの道を通って引き返すことにした。田沢川の橋はこれ以上撮らなかったが、眺めのいい場所で川と家並みの写真を撮った。川沿いに建っている家はどれも新しくてきれいだ。

 また143号線に戻り、上田方面に向かう。家に帰るつもりだった。ところがとことん写真を撮ろうという気分はまだ収まっていなかった。今度は浦野川橋めぐりの出発点になった古郷橋の下流を撮りたくなった。143と浦野川が交差する浦野橋のところは左折する道がないので、早めに左折した。田んぼが一面に広がっている。川のようなものがあるので行ってみると、それは川というより水路だった。橋の横に赤い花が大量に植えられていた。その横には変わった形の建物があった。前から何の建物かと思っていPhoto_101 たが消防署だった。写真を撮っていると他の車が後ろから来たので、押し出されるようにしてまた143に戻ってしまった。

 浦野橋のすぐ先にある仁古田の信号で左折した。川は道の左側にあるはずなので、生協の診療所のあたりでまた左折する。すぐ橋があった。岡橋である。ここは素晴らしかった。橋自体も古郷橋のような石橋で趣があるが、何といってもここは川幅がぐっと広くなっていて眺めが素晴らしい。時間があればゆっくりと川沿いを散歩したいくらいだ。下流にもう一つ橋が見える。仁古田2_10 の信号から左折した道をそのまままっすぐ行くとその橋を渡ってもう一度浦野川を横切ることになる。だいぶうす暗くなってきたのでその後はまっすぐ帰宅した。

 昼過ぎに出発した時にはここまで徹底して橋と付き合うつもりはなかった。ここまでやるとは自分でもびっくり。これまで通ったことのない道にずいぶん踏み込んだ。意識してはいなかったが、橋めぐりをすると同時に大好きな裏道探索もしていたことになる。道理で面白いはずだ。また来週も橋めぐりに出てゆきそうだ。そういえば、「リフパークレッシュあおき」の横にも宮淵川という川が流れていたな。あれは沓掛川の支流になるのか。日記を書きながら心はもう次の週末に飛んでいる。

<追加の写真>

Photo_102

 

Photo_103





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<写真の説明>
左上:名無しの橋
中:落合橋(田沢川)から見た合流点
右下:荒屋橋

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Photo_106



Photo_107



<写真の説明>
左上:沓掛温泉からの眺め
中:沓掛橋
右下:田沢川近くの家並み

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Photo_109



Photo_110







<写真の説明>
左上:下木戸橋
中:下木戸橋下流の田沢川
右下:岡橋の上流

Photo_112







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<写真の説明>
左上:岡橋
中:荒屋橋
右下:落合橋

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