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2007年4月8日 - 2007年4月14日

2007年4月14日 (土)

ゴブリンのこれがおすすめ 36

アフリカ関連映画
「おじいさんと草原の小学校」(2010、ジャスティン・チャドウィック監督、英)
「インビクタス/負けざる者たち」(2009、クリント・イーストウッド監督、米)
「迷子の警察音楽隊」(2007、エラン・コリリン監督、イスラエル・フランス)
「おいしいコーヒーの真実」(2006、マーク・フランシス監督、英・米)
「ブラッド・ダイヤモンド」(2006、エドワード・ズウィック監督、米)
「輝く夜明けに向かって」(2006、フィリップ・ノイス監督、仏・英・南ア・米)
「ラスト・キング・オブ・スコットランド」(2006、ケビン・マクドナルド監督、イギリス)
「エマニュエルの贈り物」(2005、リサ・ラックス、ナンシー・スターン監督、アメリカ)
「ツォツィ」(2005、ギャビン・フッド監督、英・南ア)
「ルワンダの涙」(2005、マイケル・ケイトン=ジョーンズ監督、英・独)
「約束の旅路」(2005、ラデュ・ミヘイレアニュ監督、フランス)
「ナイロビの蜂」(2005、フェルナンド・メイレレス監督、イギリス)
「ロード・オブ・ウォー」(2005、アンドリュー・ニコル監督、アメリカ)
「ダーウィンの悪夢」(2004、フーベルト・ザウパー監督、 オーストリア・ベルギー・仏)
「母たちの村」(2004、ウスマン・センベーヌ監督、セネガル他)
「ホテル・ルワンダ」(2004年、テリー・ジョージ監督、南アフリカ・イギリス・イタリア)
「アマンドラ!希望の歌」(2002、リー・ハーシュ監督、南アフリカ・アメリカ)
「名もなきアフリカの地で」(2002、リー・ハーシュ、ドイツ)
「キリクと魔女」(98、ミッシェル・オスロ監督、仏・ベルギー・ルクセンブルグ)
「イングリッシュ・ペイシェント」(1996、アンソニー・ミンゲラ監督、アメリカ)
「サラフィナ!」(92、ダレル・ジャームズ・ルート監督、英・独・南ア)
「シェルタリング・スカイ」(1990、ベルナルド・ベルトルッチ監督、イギリス)
「白く乾いた季節」(89、ユーザン・パルシー監督、アメリカ)
「サラフィナの声」(88、ナイジェル・ノーブル監督、アメリカ)
「ワールド・アパート」(87、クリス・メンゲス監督、イギリス)
「遠い夜明け」(87、リチャード・アッテンボロー監督、イギリス)
「ひかり」(87、スレイマン・シセ監督、マリ共和国)
「愛と哀しみの果て」(1985、シドニー・ポラック監督、アメリカ)
「アモク!」(81、スウ ヘイル・ベン=バルカ監督、モロッコ・ギニア・セネガル)
「アレキサンドリアWHY?」(79、ユーセフ・シャヒーン監督、エジプト)
「チェド」(76、ウスマン・センベーヌ監督、セネガル)
「放蕩息子の帰還」(76、ユーセフ・シャヒーン監督、エジプト)
「エミタイ」(71、ウスマン・センベーヌ監督、セネガル)
「アルジェの戦い」(66、ジッロ・ポンテコルヴォ監督、イタリア・ アルジェリア)
「トブルク戦線」(1966、アーサー・ヒラー監督、アメリカ)
「飛べ!フェニックス」(1965、ロバート・アルドリッチ監督、アメリカ)
「ズール戦争」(63、サイ・エンドフィールド監督、英米)
「アラビアのロレンス」(62、デヴィッド・リーン監督、イギリス)
「キリマンジャロの雪」(1952、ヘンリー・キング監督、アメリカ)
「アフリカの女王」(51、ジョン・ヒュ-ストン監督、アメリカ)
「望郷」(37、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督、フランス)
「地の果てを行く」(35、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督、フランス)
「外人部隊」(33、ジャック・フェデー監督、フランス)
「モロッコ」(30、ジョゼフ・フォン・スタンバーグ監督、アメリカ)

■そういえばこんなのもあった
「炎の戦線エル・アラメイン」(02、エンツォ・モンテレオーネ監督、イタリア)
「愛と哀しみの果て」(85、シドニー・ポラック監督、アメリカ)
「砂漠のライオン」(81、ムスタファ・アッカード監督、アメリカ)
「ワイルド・ギース」(78、アンドリュー・V・マクラグレン監督、イギリス)
「ルーツ」(77、テレビドラマ、アメリカ)
「ロンメル軍団を叩け」(70、ヘンリー・ハサウェイ監督、アメリカ)
「パットン大戦車軍団」(70、フランクリン=J=シャフナー、アメリカ)
「野生のエルザ」(66、ジェームズ・ヒル監督、アメリカ)
「ハタリ!」(61、ハワード・ホークス監督、アメリカ)
「砂漠の鬼将軍」(51、ヘンリー・ハサウェイ監督、アメリカ)

 最近アフリカ関連の映画が続々と公開されている。僕が初めて観たアフリカ映画は「エミタイ」。1984年4月に岩波ホールで観た。これが日本で最初に公開されたアフリカ映画でCandle1_1 ある。86年5月には同ホールでエジプト映画「放蕩息子の帰還」と「アレキサンドリアWHY?」(次に観たユーセフ・シャヒーン監督作品は04年のオムニバス「セプテンバー11」の1篇)、89年4月にも「チェド」を観ている。大手が輸入に二の足を踏む陽の当たらない作品を積極的に日本に紹介してきた岩波ホールの功績はどれほど讃えても足りない。いまさら言うまでもないことだが、やはりこの点は強調しておきたい。もう1本、84年10月に今はなき六本木のシネ・ヴィヴァンで「アモク!」を観ている。数こそ少ないが80年代にようやくアフリカ映画が日本で観られるようになった。

 もちろんアフリカが舞台として描かれる映画はそれまでもあった。30年代のフランス映画には北アフリカが何度も登場した。「外人部隊」、「地の果てを行く」、「望郷」など。アメリカ映画にも有名な「モロッコ」がある。アフリカは人々が落ち延びてゆく地の果てのエキゾチックな異郷というイメージだった。60年代は「野生のエルザ」や「ハタリ!」などでアフリカが舞台となるが、ここでは野生の王国のイメージが強かった。もちろん一方で「アルジェの戦い」や「ズール戦争」など、イタリアやイギリス製作ではあるが、植民地におけるアフリカ人の戦いを真摯に描いた作品もあった。「アラビアのロレンス」でも一部アフリカが舞台になっている。70年代には「ロンメル軍団を叩け」、「パットン大戦車軍団」、「ワイルド・ギース」など第二次大戦や傭兵戦争を描いた作品が続々と作られた。もちろん西洋人の視点で描かれており、アフリカは単なる舞台に過ぎない。

 ようやく80年代にアフリカで作られた映画が日本でも公開されるようになったわけだが、87年に南アのアパルトヘイトを描いた力作「ワールド・アパート」と「遠い夜明け」が公開されたことは重要である。共にイギリス製作ではあるがアパルトヘイトの実態とアフリカ人の戦いを共感を込めて描いている。89年には「マルチニックの少年」で知られるユーザン・パルシー監督の傑作「白く乾いた季節」が作られ、02年にはアメリカ人監督リー・ハーシュによる「アマンドラ!希望の歌」が生まれる。「アマンドラ!」は人々に勇気と希望と力を与えていた歌という視点からアパルトヘイトを覆した民衆のうねりを描いた必見の名作である。98年のアニメ「キリクと魔女」も注目に値する。素朴な絵ながら、アフリカの大地とそこに生きる人々が温かく描かれている。

 2000年代になって大きな変化が生まれてきた。アフリカは搾取と虐殺の大地として浮かび上がってきた。新作群はまだほとんど観ていないが、力作が続々と作られてきていることは注目すべきである。また、日本でもアフリカ映画祭が開催されるなど、関心も高まってきている。劇場で一般公開されるのはまだまだ西洋の資金で作られた映画が多いが、今後関心が広まればもっと公開作品数も増えるだろう。注目してゆきたい。

 最後に音楽について一言。90年代まではアフリカは映画よりもむしろ音楽で注目されていたと思う。ジャズ・ピアニストのアブドラ・イブラヒム(ダラー・ブランド)を始め、70年代に活躍したフェラ・クティ(東京にいる頃代表作「ゾンビ」を探してずいぶん中古レコード店を探し回ったものだ)、80年代後半からはキング・サニー・アデ、ユッスー・ンドゥール、サリフ・ケイタ、フェラの息子フェミ・クティ、「アモク!」や「アマンドラ!希望の歌」にも出演していたアフリカのディーヴァ、ミリアム・マケバなど世界的に知られるミュージシャンが続出した。しかし最近あまり聞かなくなってしまったのはさびしい。映画の注目に合わせて音楽も注目されることを期待したい。

2007年4月 8日 (日)

「それでもボクはやってない」を観てきました

 今日電気館で「それでもボクはやってない」を観てきた。確かに評判どおりの傑作だっStglass31 た。常々日本映画から社会派作品が消えたことを嘆いていたが、日本の裁判制度そのものを問題にした作品が現われ、かつ非常に高い評判を得ていることはうれしいことである。それにしても、痴漢行為そのものも許せないが、それを裁く日本の裁判制度もひどいものだ。ジョン・グリシャムなどのリーガル・サスペンス物を読めば、裁判で争われるのは真実ではないということはもはや常識である。真実なんて誰にも分からない、とにかく重要なのは裁判で勝つか負けるかの駆引きなのである。ここまで来ればほとんどゲームである。しかしアメリカもひどいが、日本はさらにひどいと思った。あきれるのを通り越して怒りすら覚える。日本の裁判制度は暗黙のうちに「推定無罪」ではなく「推定有罪」の上に立っている。「疑わしきは罰せず」ではなく、疑われたものはみんな罰しろ。これはもはや司法犯罪ではないかという気すらしてくる。コメディばかりが流行る中で、久々に心の底から憤りを感じる日本映画を観た。じっくり取材に時間をかけた周防正行監督の力作である。「ファンシイダンス」(1989)、「シコふんじゃった」(1991)、「Shall we ダンス?」(1996)と、これまで観てきた周防正行監督の作品はどれも面白かった。コミカルな作品を得意としてきたが、ここではシリアスな作品に敢えて挑戦、見事に成功した。彼の復帰を素直に喜びたい。

 他にこの間観た映画は「アタゴオルは猫の森」と「ローズ・イン・タイドランド」。前者はほとんど評判も聞かず、最初から期待していなかった。それでも観たのは原作のますむらひろしのファンだからである。彼の漫画はほぼ全作品持っていると思う。大学生の頃千葉県流山市の江戸川台に住んでいたという縁もある。とにかく、ヒデヨシやテンプラの動く映像が観たかった。しかし予想通り貧弱な映画だった。原作のファンタジー・ワールドをそのまま映像化するだけでいいのに、余計な「演出」を加えているために安っぽいテレビアニメのような作りになってしまった。あの素晴らしい原作をこんな風にしてしまうなんて腹立たしい。テンプラやツキミ姫の顔はまるでブログのアバターみたいだ。ヒデヨシの声がイメージに合っていないのはアニメ化の宿命みたいなものだから我慢するとしても、ギルバルスばかりが活躍して、パンツ、ヒデ丸、カラアゲ丸、テマリなどはほとんどエキストラ並の扱いなのはあまりにひどい。3D-CGなんかにする暇があったらその分原作の味をアニメに置き換える工夫をすべきだった。「銀河鉄道の夜」のようなアニメ化作品の傑作もあるのだからもっと見習うべきだ。

 「ローズ・イン・タイドランド」を一言で言えば「アリス・イン・ナイトメアランド」である。ルイス・キャロルのナンセンス・ファンタジーをドラッグの悪夢世界に変えてしまった。『不思議の国のアリス』も映画化、アニメ化が難しい作品である。何度も試みられたがいまだに決定打はない。テリー・ギリアム監督は正面から挑むのをやめて、ミッチ・カリンの『タイドランド』を原作にひねりにひねった映画に作り変えた。ユーモラスな原作の登場人物を怪しげで病的なキャラクター群に置き換えた。かくして、実におぞましくも不気味ながらどこか惹かれるものもあるティム・バートン的世界が出来上がった。一部で絶賛されているが、僕はそれほど褒めるつもりはない。しかし辛らつなダーク・ファンタジーとしては悪くない出来だ。テリー・ギリアムらしいアイロニーに満ち溢れている。少なくとも彼の作品としては「未来世紀ブラジル」に次ぐ出来である。いかにもイギリス的なコメディであるモンティ・パイソン・シリーズはそこそこ楽しめるが、「バンデットQ」は単なるオバカ映画だし、「12モンキーズ」は平凡な出来。「未来世紀ブラジル」と「ローズ・イン・タイドランド」以外で論ずるに足るのは「フィッシャー・キング」くらいか。「ローズ・イン・タイドランド」でようやく彼らしさを取り戻した。しかもローズ役のジョデル・フェルランドはアリスのイメージにぴったり。よくこんな子を探し出してきたものだ。その点は感心する。

「それでもボクはやってない」★★★★★
  2007年 周防正行監督 日本
「アタゴオルは猫の森」★★★
  2006年 西久保瑞穂監督 日本
「ローズ・イン・タイドランド」★★★★
  2005年 テリー・ギリアム監督 イギリス・カナダ

 「ローズ・イン・タイドランド」と「それでもボクはやってない」はレビューを書きます。

 

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