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2007年6月18日 (月)

「007 カジノ・ロワイヤル」を観ました

  ゴブリンただいま絶不調。昨日の日曜日に何とか「王の男」のレビューを書こうと試みたTrump_jw_1 が、ほとんど細かい内容を忘れていることに気づいて愕然とした。レビューを書くためにはもう一度借りてきて観るしかない。またまた延期です。

  何だかんだと気ぜわしくて全く精神的余裕がない。映画もほとんど見ていなかったが、金曜日にやっと「007 カジノ・ロワイヤル」を観た。それまでの「007」シリーズよりずっと出来がいいという評判でもあり、「レイヤー・ケーキ」(ダニエル・クレイグ主演)の出来が良かったこともあり、そして何よりも疲れている時でも眠らずに観られる映画ということで選んだしだい。結構期待して観たが、裏切られなかった。

  確かに面白い。実を言うとこのシリーズそれほど好きではない。高校生の頃に映画館で1本、テレビで数本観ただけ。何を観たのかもはっきり覚えていない。特にボンドがショーン・コネリーから変わって以降はほとんど観ていない。ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンなどは所詮代役にすぎない。ショーン・コネリーの時でさえさほど好きではなかったのだから、代役ではなおさら観る気がしない。だからこのシリーズを観るのは本当に久しぶりだった。

  冒頭のつかみ、追っかけのシーンからなかなかめまぐるしくてハラハラさせる展開。逃げる男は軽業師のように飛び、跳ね、走る。まるで「YAMAKASHI」のようだ(って、予告編しか観ていないけど)。ボンドはそこまで身軽ではないが、工夫を凝らして追いつかないまでも差を広げられずになんとか追跡する。

  その後飛行場で間一髪テロを防ぐエピソードをはさんで、いよいよカジノでのポーカー・ゲーム。国家予算1500万ドルを元手にするので監視役として財務省からヴェスパーという女性が送り込まれるという設定が面白い。ヴェスパー役のエヴァ・グリーンがなかなかいい(名前はエヴァー・グリーンをもじったのか?)。なまめかしいというよりは清楚なタイプ。このポーカー・シーンがなかなかスリリングだ。名作「スティング」や「シンシナティ・キッド」を思い出した。そしてラストはまた激しいアクションへ。

  ジェームズ・ボンドの最初の任務を描いているが、時代は9.11の話が出てくるので現代に設定されている。約50年前に始まったシリーズを現代に置き換え、また新しく始めようという狙いか。確かに新しい工夫がなされている。エスカレートする一方だったハイテク機器は出てこないし、ボンドがホテルで駐車係に間違えられる滑稽なシーンなども出てくる(その仕返しの仕方もミスター・ビーン流)。脚色に名手ポール・ハギスを迎えただけあってなかなか工夫が凝らされている。

  しかし所詮はタフガイ映画。「16ブロック」のような味わいは当然ないし、タフガイ映画としてみても「ダイ・ハード」より劣る。「ミニミニ大作戦」、「トレインスポッティング」、「レイヤー・ケーキ」などのイギリス映画らしいひねりやブラックな笑いも薄い。ダニエル・クレイグは好きな俳優で、この映画でも健闘している。しかし最後の決め台詞がどうも似合わない。やはりショーン・コネリーのイメージは簡単には崩せない。ただ、何本か作ってゆくうちにショーン・コネリーの域に達する、あるいはそれを超える可能性はある気がする。あまり期待せずにもう少し付き合ってみようか。

「007 カジノ・ロワイヤル」 ★★★★
 2006年 マーティン・キャンベル監督 イギリス・アメリカ・他

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コメント

シャケさん TB&コメントありがとうございます。
あの決め台詞はおそらくボンド役が板に付いてこないとしっくりこないものなのでしょうね。なんだかまだ小物という雰囲気がどこかに漂っている気がするのです。でも非常に才能のある役者ですので、今後もボンド役を務めるならばきっとショーン・コネリーと並ぶボンド俳優になるでしょうね。
メアリー・ブラックに会いに外国まで行くとはすごいですね。その行動力はうらやましい。握手までされたのですか。
もう彼女を聴き始めてから10年以上経ちますが、新作を聴いてもまだまだ魅力を感じます。もう僕も若くないですから、彼女の歌のような爽やかでしっとりとした歌が心に響きます。いつまでも新作が待ち遠しい存在であってほしいですね。

たびたびお邪魔します。「007 カジノ・ロワイヤル」は劇場で観ましたので、TBさせていただきます。
007は、シリーズで捉えるほど僕は観てませんでして、新ボンドは単発で観るには、スカッとしましたね。妙にチャチな新兵器も出ませんでした。でも、仰るとおりラストの決めゼリフは、どことなく拍子抜けでした。ボンドも年下の役者が演じるようになったかぁ・・・と思ったものです。

メアリーの件、あくまで一ファンに過ぎないのですが、好きが昂じて、二度ほど外国までコンサートに行きました。気さくに撮影や握手に応じて下さいましたヨ。
では、失礼します。

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