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2006年3月15日 (水)

コープス・ブライド

2005年 アメリカ・イギリス
監督:ティム・バートン、マイク・ジョンソン
製作:アリソン・アベイト、ティム・バートン
製作総指揮:ジェフリー・オーバック、ジョー・ランフト
脚本:パメラ・ペトラー、キャロライン・トンプソン、ジョン・オーガスト
撮影:ピート・コザチク
プロダクションデザイン:アレックス・マクダウェル
編集:クリス・レベンゾン、ジョナサン・ルーカス
音楽:ダニー・エルフマン
声の出演:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリー・ワトソン
       トレイシー・ウルマン、ポール・ホワイトハウス、アルバート・フィニー
       ジョアンナ・ラムレイ、リチャード・E・グラント、クリストファー・リー
       マイケル・ガフ、ジェーン・ホロックス、ディープ・ロイ、ダニー・エルフマン

  今回は引用からはじめよう。

  ローズ・アシュトンにも誕生間もなく死んだ妹がいた。出生届も出されず、墓標にも名を記されずに終わった多くの赤ん坊の一人だ。一九〇四年、母の寝室に呼ばれたローズは、生まれたばかりの妹が枕の上で「ちっちゃな人形のように、きれいな顔で」死んでいるのを見た。母はローズに、雑貨屋へいって石鹸の箱をもらっておいで、その中に赤ん坊を入れて墓掘り人のところへ持っていって埋葬しておもらい、と言った。小さな妹のために何かしてやりたかったローズは、父親のコートの裏地を引きちぎって石鹸の箱に敷きつめた。きれいに見えるようにしてから、ようやくローズは妹の亡骸を入れたこの間に合わせの柩を持って墓koinobori_2w 地へ向かった。墓掘り人は小さな箱をしっかりと抱えたローズを見て、驚いた様子もなく、教会のそばに積み上げられた同じような箱や包みを指さした。ローズはわけがわからず、小さな赤ちゃんたちをどこに埋めるの、とたずねた。そのとき墓掘り人が言った言葉をローズはいまだに忘れない。「『いいかね、嬢ちゃん。今どきお墓を買う余裕のある人なんかいないんだ。公共墓地はいっぱいだし、埋める準備ができるまでああして置いておくしかない。一人ひとりの墓なんてもてないから、足の下とか頭の上に埋めるっきゃないんだ』。これを聞いて私はこの小さな人形のことを思い、胸が張り裂けそうになりながら家に帰りました。」

  これはディケンズからの引用ではない。アンジェラ・ホールズワース著『人形の家を出た女たち』(新宿書房、pp.189~190)からの引用である。イプセンの有名な戯曲『人形の家』(1879)のヒロインであるノラが「人形の家」を出た後どうなったか、20世紀に生きる実際の女性たちにインタビューを重ね、20世紀のノラたちは本当に「開放され」「自由に」なったのかを丹念に描き出した労作である。上の引用文に漂う悲しい沈痛な思いはまるで小説の一節のように読むものの心を捉え、何年たっても忘れがたい記憶として心に刻まれる。死人がまるで生ゴミのように軽く扱われる世界が20世紀に入ってもまだ実際に存在していたのである。小さな妹が死んでもまともな棺桶さえ作ってやれないほどの貧困。石鹸の箱にせめてもの思いで父親のコートの裏地を敷き詰めてあげる姉の思いやり(死んだ小さな妹を「人形」にたとえるのは示唆的である)。それを無造作に取り扱う墓掘り人。死が日常的な世界、これはディケンズの小説からの引用だと言われても誰もすぐには疑わないだろう。

  ティム・バートンの「コープス・ブライド」は19世紀のイギリス、ディケンズが活躍したヴィクトリア時代のイギリスを舞台にしている(元になったのはロシアの民話である)。隣り合う生者の世界と死者の世界。グレイのモノトーンで統一された生者の世界はまさにディケンズのイギリスである。グロテスクなほどディフォルメされたキャラクターたちは、まさにディケンズの登場人物たちの特徴と重なり合う。それぞれのキャラクターは特定の特徴が極限まで誇張され、一貫してその特徴に沿った行動をする。外見的特長がその人物の性格や言動と一致している。その視覚的イメージはディケンズの小説の挿絵(Oxford University Press発行のディケンズ全集に収められたイラストはそれだけでも眺めてみる価値がある)やイラスト付き諷刺誌『パンチ』のイラストを思わせる。

  それだけではない。ストーリー展開もどこかシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を思わせるところがある。対立する二つの世界、それぞれの世界に住む男女が出会い、生の世界に属する男がいっそのこと自分も死んで死の世界の女と一緒の世界に行ってしまおうと決意する。男には生の世界にも婚約者がいるところはシェイクスピアと違うが、どこか共通するものを感じる。登場人物もいかにもイギリス的。娘の結婚によって財産を狙う没宅貴族と息子の結婚で貴族との姻戚関係を持ちたいなり上がりの魚缶詰業者。実際によくあったことで、イギリス小説にもよく出てくるシチュエーションである。当時は妻や娘などは一家の当主の財産の一つのように思われていた時代である。互いの親の目論見で決められた縁組、結婚する当事者たちは結婚の直前まで会ったことすらなかった。欲望渦巻く中でこの二人(ヴィクターとヴィクトリア)だけが無垢な存在として描かれる。そこに結婚式に呼ばれたと称してちゃっかりもぐりこむ悪党バーキス卿。地上の世界は欲の皮の突っ張った人間が多数派である。

  しかし死者の世界は一転してジャズが響き渡る色彩鮮やかなアメリカ的世界である。そこが酒場だというのがいかにもアメリカ的。イギリスのパブと違って、こちらはミスター・ボージャングルをもじったボーンジャングルズを始め、骸骨たちがジャズに合わせて歌い踊るカラフルで活気にあふれたアメリカ式キャバレーの世界。欲望渦巻く暗鬱な生者の世界と浮世の憂さを一切持たない愉快で明るく陽気な死者の世界、逆転したこの対比が効果的だ。生きている間は貧困や病気に苦しめられていたものもこちらの世界ではすっかり陽気になっている。その例がヴァン・ドート家の御者を務めていたメイヒュー。たびたび激しい咳をして奥様にしかられていたが、ついに馬車の運転中に殉職、あの世に行ってしまう。しかし新入りとして死者の世界にやってきた彼は生前の悩みがなくなりほっとした表情を浮かべている。死者の世界とはまるで極楽である。上で引用したかわいそうな赤ん坊も、あちら側の世界に行ってガイコツ・ボーイやガイコツ・ガールたちと楽しそうに遊んでいるのではないかと考えると少しは慰められる。この映画にはそういう効果もあるのかもしれない。ラスト近くで死者たちが一斉に地上に出てきて、現世の当主をご先祖様が叱りつけるというギャグも出てくる。

  余談だが、メイヒューという名前は、ロンドンの街頭商人の中に入ってインタビューと観察を行い、分厚い記録を出版したジャーナリストのヘンリー・メイヒューを意識しているかもしれない(原書房から『ヴィクトリア時代ロンドン 路地裏の生活誌』として翻訳が出ている)。ヒロインのヴィクトリアという名前もヴィクトリア時代と引っ掛けてあるのかもしれない。また、だまされた花嫁コープス・ブライドはディケンズの『大いなる遺産』に出てくるミス・ハヴィシャムを思わせる。ヴィクターがエバーグロットの奥様の服にろうそくを落として火がつくというエピソードは、明らかにミス・ハヴィシャムのエピソードを意識している。もっとも、すっかり婆さんになっているミス・ハヴィシャムに対して、コープス・ブライドは死人だから(「コープス」は「死体」という意味)若さと美貌を保っているが。 しかし死せる花嫁コープス・ブライドはミス・ハヴィシャム同様満たされぬ気持ちを持ち続けていた。だがミス・ハヴィシャムのように男に復讐を企ててはいない。エミリー(コープス・ブライドの本名)には心残りはあるが怨念はない。恨みではなく、愛する人にめぐり合えない悲しみがあった。だから彼女の言動に感動するのである。何とか彼女の思いを遂げさせてあげたいと応援したくなるのである。

  死者たちの世界は幽界でも冥界でもない、死者たちは亡者でも幽霊でもない。苦しみも憂さもみな現世においてきて、今はただ人生ならぬ「骨生」を謳歌している。エミリーだってやっと探していた夫を見つけた今は他の死者たちと同じように楽しめる。それまでは地上に思いを残し、地上と地下の世界の間で成仏しきれずにひたすら夫となる人を待っていたのだろう。

  なぜエミリーが死んだのかを歌と音楽で表すところがうまい。とにかく音楽にあふれたこの世界の描き方が魅力的だ。死者の世界にはどうやら金持ちはいない。「死んでしまえばみな同じ」ということよりも、そもそも生きているとき金持ちだったり貴族だったりしたものは別のところに送り込まれてしまった感じ。地上よりもっと暗く陰惨な地獄にでも行ったのではないか。そこでは暗い死者のうめきのような音楽と不気味な死の舞踏がゆら~りゆら~りと演じられているのかもしれない。それはともかく、楽しい死者の世界には海賊や軍人はいても金持ちはいない、庶民ばかりの世界。

  とにかくそのキャラクターがいい。みんな骸骨なのだがグロテスクさはほとんどない。むしろ土産物屋に並んでいる「骨グッズ」や「「お化けグッズ」といった感じのかわいらしさが売り。実にキュートだ。人間が演じ、原作に縛られている「チャーリーとチョコレート工場」よりはるかに豊かなイマジネーションにあふれている。これぞティム・バートンの世界だ。キャラクターの造形は「ナイトメア」同様芸術の域に達している。異形なものに偏愛を示すのは何halloween-cut もティム・バートンばかりではない。骸骨におぞましさではなくキュートさをあたえるのはアニメや漫画の世界では良くあることである。たとえば、日本の漫画で言えば、ますむらひろしの『アンダルシア姫』シリーズの象子(ゾッコ)や『夢降るラビット・タウン』シリーズの骨平太(こっぺーた)。生意気だがどこかかわいらしい骨男。骸骨以外なら、妖怪たちに魅せられた水木しげるは言うまでもなく、手塚治虫の『火の鳥』シリーズや『どろろ』にも異形のものはたくさん出てくる。さらに異形のものにかわいらしさを感じさせるのは諸星大二郎の「栞と紙魚子」シリーズ。キトラさんなんかはティム・バートンの作品に特別出演させたいくらいだ。

  「コープス・ブライド」も負けてはいない。自分の体を楽器にしてしまう骸骨ミュージシャンたち、文字通り頭だけの給仕頭(head waiter)、コープス・ブライドの目から飛び出してくるマゴット(「うじ虫」という意味)。マゴットなんかは鬼太郎の目玉親父さながらだ。ヴィクターが今は骨だけになったかつての愛犬スクラップスに懐かしい芸をさせる場面で、「死んだふり」(faint dead)と言っても既に死んでいるのでスクラップスがきょとんとして動かないというギャグが可笑しかった。

  これらのキャラクターはかわいらしさが強調されるが、コープス・ブライドのエミリーにいたっては彼女のいじらしさと悲しみに共感すらしてしまう。エミリーが青白いほほに涙を流す場面は感動せずにいられない。死者の流す涙、その時われわれは人形が人間以上にわれわれの感情を揺さぶるという体験をするのだ。人形が人間の俳優以上に観る者の胸に迫ってくる。奇跡の瞬間である。ここには「演技」を超えた人間的な共感が生まれている。ある種の擬人化の力である。人間の心を持ったロボットの行動が感動を与える手塚治虫の世界に通じるものがある。仲間のロボットの「死」に抗議して他のロボットたちが集団自殺するストーリーには深く心を揺さぶられたものだ。

  エミリーとヴィクトリアとヴィクターの三角関係という絡みもうまく描けている。誰もが指摘する事だが、エミリーとヴィクトリアがそれぞれ魅力的で、普通の三角関係と違って二人とも幸せになってほしいと観る側に思わせるところにこの作品の魅力がある。金持ちのお坊ちゃんで頼りなげなヴィクターをはさんで、悲しきヒロインとして最後まで観客の共感を得てしまうエミリーと、けなげで芯が強くそしてとにかく可愛いヴィクトリアがそれぞれに真剣に、何の打算もなくヴィクターを求めるという描き方が秀逸だ。エミリーをもっと屈折したキャラクターにして、3人の絡みをもっとひねりたくなるところだが、終始後味の良いファンタジーとして美しく描いたことがこの作品の好感度を格段に高めていることは否定できない。物足りないと感じる人もいるだろうが、僕はアニメにはファンタジーが一番似合うと思う。これでいい。「チャーリーとチョコレート工場」よりずっといい出来だ。

  3人の絡みを描く際にピアノがうまく使われている。ヴィクターとヴィクトリアが出会ったのもピアノがきっかけだった。そしてなんといっても素晴らしいのが、ビクターとエミリーがピアノの連弾をするシーン。たとえようもなく美しい。言葉ではなく音楽を通じて、ともに同じ曲を弾くという行為を通じて互いの心を通じ合わせてしまう。素晴らしい場面があふれるこの作品の中で最も心を奪われる最高のシーンだった。エミリーを最後まで悲劇のヒロインとして描きとおしたこと、朽ち果てた肉体、骨だけの手というグロテスクな外面にもかかわらず彼女を美しいと感じさせてしまう人形の造形力と演出力。彼女の表情は実に豊かで雄弁だ。最後の決着のつけ方、エミリーの体が何百もの蝶となって飛んでゆくラストにもうならされた。

  ティム・バートンをB級監督だという人がまだいる。何かマニアックな感じがあるからだろうが、世界一の漫画・アニメ大国日本で「ナイトメア」や「コープス・ブライド」をマニアックだと感じること自体が信じられない。いやマニアック云々よりも、あれだけ宮崎駿が活躍していても、いまだにアニメを子供の観るものだと思っている人が多いという事こそが問題だ。もうそろそろ認識を変えようじゃないか。

  「コープス・ブライド」は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」に匹敵する出来だと思った。「チャーリーとチョコレート工場」のレビューにティム・バートン作品のマイ・ランキングを載せたが、順位が変わったので改めてここに載せることにする。ついでにお勧めアニメも付けておきます。

1 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(製作・原案)
  コープス・ブライド(監督・製作)  
2 ビッグ・フィッシュ  
3 シザーハンズ  
4 チャーリーとチョコレート工場  
5 マーズ・アタック  
6 スリーピー・ホロウ  
7 プラネット・オブ・ザ・エイプス  
8 エド・ウッド

【お勧めアニメ】
「アイアン・ジャイアント」(1999年、ブラッド・バード監督)
「ウォレスとグルミット」シリーズ(ニック・パーク監督)
「風の谷のナウシカ」(1984年、宮崎駿監督)
「キリクと魔女」(2002年、ミッシェル・オスロ監督)
「銀河鉄道の夜」(1985年、杉井ギサブロー監督)
「シュレック」(2001年、アンドリュー・アダムソン監督)
「チキンラン」(2000年、ニック・パーク監督)
「天空の城ラピュタ」(1986年、宮崎駿監督)
「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」(1993年、ヘンリー・セレック監督)
「ニモ」(1989年、ウィリアム・T・ハーツ監督)
「ベルヴィル・ランデブー」(2002年 シルヴァン・ショメ監督)
「火垂るの墓」(1988年、高畑勲監督)
「真夏の夜の夢」(1954年、イジー・トルンカ監督)
「未来少年コナン」(1978年、宮崎駿監督)
「モンスターズ・インク」(2001年、ピート・ドクター監督)
「やぶにらみの暴君」(1952年、ポール・グリモウ監督)

  ソ連はユーリ・ノルシュテインの「霧につつまれたハリネズミ」(1975年)や「話の話」(1979年)、ロマン・カチャーノフの「チェブラーシカ」など有名な作品をたくさん作っている。ただ僕はもう一ついいとは思わない。名作といわれるイワン・イワノフ・ワノー監督の「せむしの仔馬」は未見。有名なフレデリック・バックの「木を植えた男」も淡々としすぎて今ひとつ物足りない。ディズニーは子供のとき以来ほとんど観ていない。今のところ「ファンタジア」(1940年)が一番好きだ。

  日本の人形アニメでは「道成寺」などで有名な川本喜八郎がいる。残念ながらまだ彼の作品を見たことがない。今岩波ホールで彼の「死者の書」を上映しているようだが、何とか時間を作って観に行きたいものだ。

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コメント

クリスさん TB&コメントありがとうございます。
1コマ1コマわずかずつ異なる動きを丹念に根気よく撮ってゆくストップモーション・アニメというのは気が遠くなるような作業だと思います。それでいてあれだけの豊かな表情を人形に与えることができるのは本当にすごいことですね。
アイデアあふれたストーリーも素晴らしいのですが、何と言ってもこのアニメの魅力は人形の造形です。僕はキャラクターを集める趣味はないのですが、「ナイトメア」や「コープス・ブライド」はいくつか持っていてもいいかなと思うくらいです。

TBありがとうございます。
この映画の魅力を余すことなく表現して下さってて、PCの前で頷きながら読ませていただきました。
冒頭の引用も興味深く読ませていただきました。

一見ホラー映画を連想させられる見た目のコープスブライドを美しく魅せられるところにバートンマジックを感じましたよね。
世界で一番切ないブーケトスをした後のエミリーのあの表情もよく表現されていて、涙が止まらなかったです。

バートンのストップモーション作品って本当に良いですよね。ナイトメアと言い、心に何かくるものがあるような気がします。

 mimiさん コメントありがとうございます。
 この映画の魅力の一つは生者の世界と死者の世界の逆転の発想ですね。生者の世界では風刺を利かせ、死者の世界では庶民への共感を込める。色で塗り分けた二つの世界。人形の造形の魅力と重なると、途方もない魅力的な世界が現れます。
 「ナイトメア」、「ビッグ・フィッシュ」、「シザーハンズ」と、やはりティム・バートンにはファンタジーが似合います。
 ぜひまたお寄りください。

TBありがとうございます。
冒頭の引用部分からとても興味深く読ませていただきました。
私もこの作品はとても素晴らしく思いますし、
今でも心に残るものの一つになっています。
「死=マイナス」というイメージの見方を、少し変えてくれたような気がします。
ファンタジーは、心地よい「癒し」を与えてくれるので私も大好きです。

 COOさん コメントありがとうございます。
 僕はもともとファンタジー大好きですので、それだけで点は高くなってしまうのですが、これはやはり傑作だと思います。あのキャラクターたちの魅力はなんといっても独特のものですね。
 死をおびえて暮らすよりも、あの死者たちの楽しそうな世界を想像したほうが気が楽ですね。引用文の中のかわいそうな女の子がガイコツ・ガールとなって楽しく踊っていると思いたい。願わくば、灰色の現世も明るくカラフルな世界にならんことを。冥土 in 現世。

TBありがとうございました。

『人形の家を出た女たち』からの引用文から始まるところといい、
全文すばらしく読み応えがありました……

メメントモリ、という言葉がありますね。
“死”が身近にあることを感じることって、忘れてはならないことのように思います。
ここではファンタジー仕立てではあるけれど。
(映画を思い返してたら泣けてきました^^;)

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