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2006年2月 4日 (土)

シンデレラマン

car1 2005年 アメリカ
監督:ロン・ハワード
原案:クリフ・ホリングワース
脚本:アキヴァ・ゴールズマン、クリフ・ホリングワース
撮影:サルヴァトーレ・トチノ
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ
    クレイグ・ビアーコ、ブルース・マッギル、パディ・コンシダイン
    コナー・プライス、アリエル・ウォーラー 、パトリック・ルイス
    ロン・カナダ、デヴィッド・ヒューバンド、リンダ・カッシュ
    ローズマリー・デウィット、ニコラス・キャンベル

  2、3年前から続いていたアメリカ映画の不振は昨年あたりから徐々に回復に向かってきている。「五線譜のラブレター」「サイドウェイ」「ミリオン・ダラー・ベイビー」「アビエイター」「宇宙戦争」「エイプリルの七面鳥」「君に読む物語」「カーサ・エスペランサ」「舞台よりすてきな生活」「ビフォア・サンセット」、そしてこの「シンデレラマン」と、充実した作品が少なからず作られてきた。未見のものでも、「エリザベスタウン」、「ヴェニスの商人」、「エターナル・サンシャイン」、「さよなら、さよならハリウッド」、「シン・シティ」、「チャーリーとチョコレート工場」、「コープス・ブライド」、「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、「スタンドアップ」など、これまた楽しみな作品がずいぶんある。

  恐らくここ2、3年のアメリカ映画の不振は9.11以後の状況となんらかの関係があると思われる。喪失感と闇雲なイラク攻撃への反撥と泥沼化したイラク情勢への不安、ブッシュへの不信。一種の自信喪失に襲われ、進むべき方向を見失っていたのではないか。回復後の秀作の多くが過去に目を向けていることはその表れだろう。それも有名人の伝記ものが目立つ。「五線譜のラブレター」、「ビヨンドtheシー」、「RAY」、「アビエイター」、「シンデレラマン」。まだアメリカに夢があった時代に成功した人々、彼らの努力と成功を見ることでもう一度自分たちは偉大な国民なのだと自身をとりもどしたい、そんな願望が込められている気がする。「シンデレラマン」は「シービスケット」同様大恐慌時代が背景で、苦境を乗り越えてゆく主人公たちの姿に今の落ち込んだアメリカ人たちはとりわけ身につまされるものを感じるのではないか。まだアメリカン・ドリームが信じられた時代。かつてアメリカは「夢の国」だった。あの国なら成功をつかめるかもしれない。世界中から食い詰めた人たちがアメリカに渡ってきた。もちろん、成功を掴んだのはそのうちのほんの一握りの人たちにすぎないのだが、喪失感にさいなまれる今のアメリカ人たちには夢が必要なのである。同じボクシング映画でも、現代ものの「ミリオン・ダラー・ベイビー」は「シンデレラマン」や「ロッキー」のようにチャンピオンに上り詰めることなく挫折してゆく。とっくにアメリカン・ドリームから覚め、現実に打ちのめされている人々にはそのほうがリアルなのだ。だから過去に向かう。

  一方で、アメリカを今のようにしてしまったアメリカの政治路線やブッシュに対する批判も噴き出してきた。いずれも未見だが、「ジャーヘッド」、「シリアナ」、「ミュンヘン」など、湾岸戦争、中東での米石油企業とCIAの暗躍、テロ反撃への疑問を描いた映画が続々作られてきている。傑作「クジラの島の少女」のニキ・カーロが監督した「スタンドアップ」のような性差別に痛烈な一撃を加えた力作も生まれている。米国に支援されたエルサルバドル政府軍による弾圧を描いたメキシコ映画「イノセント・ボイス 12歳の戦場」なども公開されている(オリバー・ストーン監督の「サルバドル」もアメリカ人の目からアメリカを批判した骨太な傑作だった)。大量に作られる娯楽映画と少数の良作がともに充実してこそ本来のアメリカ映画である。しかしこれから徐々に変わってゆくだろう。ハリウッド大手の大作は少なくなり、独立プロダクションが製作する地味だが良質の低予算映画が増えてゆくのではないか。いつまでも脳天気な娯楽映画ばかり大量に作っている時代は終わるべきだし、そうなりつつあるのではないか。

  また前置きが長くなってしまった。大恐慌時代に身を挺して貧困から這い上がった実在の人物を描いた「シンデレラマン」が登場してきた背景を探ってみたかったからだ。一度リングを離れたボクサーが中年になってまた再起し、ついにはチャンピオンになるという全くのパターン通りの映画に見えるが、この映画の最も重要な点はまさに大恐慌時代を背景にしているということである。父親の稼ぎが悪く子供をよそに預けた友達のことを話す息子に、主人公のジェイムズ・J・ブラドック(ラッセル・クロウ)は「お前は決してよそにやらない」と息子に誓う。これが彼の原動力になっている。そんな誓いをしなければならない時代だったのである。この映画にはそんな時代の雰囲気がよく描かれている。そしてそれは単なる雰囲気でも背景でもなく、主題と密接に絡み合っているのである。

  電気代が払えず、妻がお祈りをしようとしても、ジミーは無表情に「祈りもつきた」と言う。あるいは久しぶりの試合の直前に空腹のあまり腹が鳴ってしまう。日雇い仲間のマイク・ウィルソンはニューヨークのセントラル・パークに出来たフーヴァー村(Hooverville:大恐慌で家や仕事を失った人たちが掘っ立て小屋やテントを張って住み着いて出来た村。大恐慌に何の手も打たなかったフーヴァー大統領の名を皮肉ってつけられた名前)へ組合のオルグに行き、事故にあって死ぬ。その状況を一言で言い表しているのが、チャンピオンとの試合を前に、ジミーが新聞記者の「以前とどこが変わったのか」という質問に答えた言葉だ。昔は不運続きだった、今は戦う目的がはっきりしているからだと。その目的とは何かと聞かれて、彼は「ミルク」だと答える。彼は文字通り家族を養うために体を張って戦ったのである。この点を軽く見てはこの映画の本質を見失うことになる。彼の戦いは生きるための、そして家族を生かすための戦いだったのである。だからこそ民衆は「食糧の無料配給に並んだ男」に声援を送ったのである。だからこそ彼の通う教会に試合当日大勢の人たちが詰めかけ神に祈ったのである(「ジミーが彼らのために戦うと信じている」という神父の言葉が印象的)。彼を「シンデレラマン」と名づけた記事がこのあたりの事情をうまく表現している。「J・ブラドックは国民に勇気を呼び起こすために甦った。彼の復帰は暗く沈むアメリカ人に希望を与える。敗北寸前の国民は英雄ブラドックに天啓を見た。デイモン・ラニアンが書いたように彼こそ真のシンデレラマンだ。」新聞のタイトルは ”Fairy Tale Fight for James J. Braddock?” 暗い時代に振ってわいた「御伽噺」に民衆は一抹の光明を見出し熱狂したのである。

  1929年10月24日(木曜日)、ニューヨーク、ウォール街の株式市場で株が大暴落した。「暗黒の木曜日(ブラック・サースデイ)」)と呼ばれるこの悪夢の日に端を発し、恐慌の波は全資本主義諸国に波及した。価格暴落、破産、失業。瞬く間に恐慌は人類がかつて経験したことのない未曾有の「世界大恐慌」に発展してゆく。アメリカの実質 GNP は33年にかけて30%も低下し、卸売物価も年に10%以上も下落した。閉鎖された銀行数はこの間およそ1万行に達し、33年の失業率は24%に達した。何と4人に1人は職がなかったことになる! 全財産を一夜で失い、何人もの人々が首をつり、頭を銃で撃ちぬいた。91年のバブル崩壊など比べものにならないほどの社会崩壊現象。人々はただ今日をどう生きるかしか考えられなかった。 1933年3月、ルーズベルトは有名なニューディール政策を開始する。これは一種の限定された社会主義政策だった。資本主義に幻滅した知識人は一斉に左傾化してゆく。この大恐慌からアメリカを立ち直らせたのは皮肉にも第二次世界大戦であった。戦争特需で景気が回復する。直接の戦場にならなかったアメリカは50年代に空前の繁栄を享受する。戦争で疲弊したヨーロッパの列強を大きく引き離して、世界一の超大国にのし上がったのである。折からの冷戦状態のさなか、マッカーシーは赤狩りで左翼たちを追放し始める。赤狩りは30年代からの「負の遺産」の「清算」だった。

  このへんで「シンデレラマン」に戻ろう。1933年、ジミー・ブラドック(ラッセル・クロウ)はかつて連戦連勝で稼いだ大金を大恐慌によってすべて失ってしまった。いまは港湾の日雇い仕事とボクシングの試合(昔のようには勝てないが)で細々と食いつないでいる。仕事場の柵の前に集まった男たちはその日の仕事に必要な人数だけ雇われる。ジミーも雇われreath1 る日もあれば空振りの日もある。仕事にあぶれた男たちが立ち去ってゆく足元には「失業者1500万人に達する」という見出しを掲げた新聞が捨てられている。わずかな仕事に群がる失業者たち。どこの国でも変わらないよく見かける光景。「怒りの葡萄」や今井正の「どっこい生きてる」など、これまで世界中の多くの映画に映し出された場面。面白いのはこの労働が結果的にジミーに幸運をもたらしていることである。全盛期の彼は強烈な右のパンチが武器だった。しかし試合で手の指を骨折したために右手をかばって荷揚げ仕事をしていたおかげで、いつの間にか左手が強くなっていたのである。日雇い労働で鍛えた体力と左右ともに強力になったパンチ、中年ボクサーであったにもかかわらず、彼がヘビー級の世界チャンピオンに上り詰められたのは、日々の労働のおかげだった、こういう描き方に共感が持てる。

  しかしこれほど働いても家計は苦しい。妻のメイ(レニー・ゼルウィガー)も縫い物をして家計を助けているが当然わずかな稼ぎしかない。3人の子供をかかえた家族5人、苦しい生活が続く。映画は彼を高潔な人物として描いてゆく。彼は酒におぼれはしなかった。鬱憤晴らしに妻や子供にあたったりもしない。長男が肉屋からサラミを盗んできた時には、「いくら苦しいからといって、他人ものを盗んではいけない。それは悪いことだよ」と優しく諭す。「お前は決してよそにやらない」と息子に誓ったのはこの時だ。典型的な家族思いのやさしい父親像。これがいやみにならないのは彼の必死な生活との闘いが描かれているからだ。手の指を骨折した時にはギブスを雇用者に見咎められないために靴墨で黒く塗ってまで仕事を求めに行った。電気が止められ、寒さのあまりに体調を崩していく子供たちを見かねて妻のメイが一時的に父や妹の元に預けた時、ジミーは恥を偲んで救済所で金を受け取り、それでも足りないのでボクシング委員会を訪れ金を無心する。屈辱の行為。本当に家族のことを思っていなければ出来ないことだ。家族のためならプライドも捨てる、彼の強さはここにあったと言っていいだろう。比ゆ的ではなく、文字通りのハングリー精神。信念のボクサー。

  彼の苦しい家計をさらに追い詰めていたのは手を怪我しているにもかかわらず試合をしたためにライセンスを取り上げられたことだ。その時彼も失業者の仲間入りをしたのである。そんなある日、元マネージャーのジョー・グールド(ポール・ジアマッティ)から一夜限りの復帰試合の話が持ち込まれる。ヘビー級2位の強豪との対戦。勝ち負けに拘わらずファイトマネーは250ドル。賞金の250ドルは今の彼にとっては大金である。ジムは家族を救えるという一心で試合を引き受ける。既にガウンもシューズもグローブも売り払って金に替えていたジミーは一式全部借りてリングに上がる。こういう細かいところまで描きこんでいるところがこの映画のリアリティを支えている。ところが、負けて当然のこの試合で左のパンチ力が上がっていたジムはなんとKO勝ちしてしまう。ここから彼の運が向いてきた。

  その試合後の日雇いの仕事場での会話が実にいい。「賞金250ドル。俺の取り分は123ドル。借金が118ドル。残りは5ドル。」雇い主が言う、「金持ちだな。」ジム、「この辺ではね。」せっかくの賞金も借金の返済でほとんど消え、残ったのはわずか5ドル。それでも「金持ち」とは!そういう時代だったのだ。

  その後ライセンスを取り戻し、ジミーは勝ち続けついにヘビー級のタイトルマッチに臨むことになる。このあたりでは妻のメイとマネージャーのジョーが重要な役割を果たしている。特にポール・ジアマッティが素晴らしい。「サイドウェイ」でも素晴らしい演技を見せたが、ここでもまた全く違うキャラクターを演じてみせた。心からジミーの才能を信頼し、最後まで彼とともに戦った。はげた顔が「サイドウェイ」では情けない男役にぴったりだったが、ここではどこか愛嬌のある顔になる。しかし試合中のセコンド役になると大声でジミーを励まし怒鳴りつける。ほとんどアドリブなのだそうだが、昔からセコンドをやっていたかのように見えるところはさすが。名優だ。

  メイとの絡みもいい。メイは夫のことを心配して試合をやめさせようと(今度は手の骨折ではすまないかもしれない)マネージャーのジョーに直接掛け合いに行く。夫に殴り合いをさせておいて、自分だけはヒルのようにうまい血をすすっているんだろうとジョーを怒鳴りつける。しかしその部屋に入ってみて彼女は愕然とする。大きな部屋だがなんと家具はテーブル一つしかなかった。ジミーにトレーニング代の175ドルを渡すために最後の家具を売り払ったのだ。内実は苦しくても外面は見栄を張らざるを得ないマネージャー稼業。そこまでしてジミーを支えているジョーに対するメイの気持ちは変わる。ジョーの言う「夢は大切だ」と言う言葉に時代の雰囲気が響いている。

  しかし試合をやめさせたいというメイの気持ち自体は変わらない。必死でジミーを説得する彼女の気持が真摯であるだけに胸を打つ。大怪我して帰ってくるかもしれない夫を家でじっと待っている彼女の気持ちはどんなだったろう。彼女は心から訴える。「試合のたびにほどほどの怪我でボクシングが出来なくなってほしいと祈っていたの。ライセンスを取り上げられた時は神に感謝したわ。今度は殺される。」そう説得するメイに、ジムは「人生をこの手で変えられると信じたいんだ。つらい境遇をよくすることができると」と答える。メイは引き下がらない。「私はあなたに無事でいてほしいの。」どちらの気持ちも理解できる。理解できるだけにこちらも切ない。このあたりの描き方は見事だ。

  試合当日の家族との別れの場面も秀逸だ。ジミーは女の子と次男にキスをする。長男には握手する。次男もまた握手をせがむ。心配で見ていられない妻にはあえてキスもせず言葉もかけない。振り切るようにして車に乗り込む。こういうさりげない描写が実に効いている。

 実はメイはこのときには気持ちを既に入れ替えていた。控え室にメイがやってくる。「私の支えがないと勝てないわ。」この言葉にはぐっと来た。ジミーを励ますメイの言葉がいい。「バーゲン郡のブラドック、ニュージャージー州の誇り、国民のみんなの星」、ここまでは彼につけられた称号だ。さらにメイは続ける。「子供たちのヒーロー、私の心のチャンピオン。」この映画が家族の愛と絆を描いたことがこの言葉に象徴されている。

  試合に臨むジミーは決して精悍な感じではない。これが実にリアルでいい。頬がこけ、背中が丸まった姿勢に中年の雰囲気が漂っている。つやの失せた、どこか疲れたような、やつれた中年ボクサー。彼はリングに上る。ここから最後の死闘が始まる。最終ラウンドまでもつれ込んだすさまじい試合だった。相手役を演じたのは現役ボクサーである。ラッセル・クロウは撮影中けがをしたり入院までしたようだ。その甲斐あって試合の緊迫感・スピード感はかなりのものに仕上がっている。

  ブラドックは勝った。映画はその後の彼の経歴を字幕で伝えて終わる。金もなくプライドまで捨てて家族のために生きた男。持っていたものは自分の体一つと家族への愛と希望だけ。生活援助を受けていた男が熊の様なチャンピオンを倒し、多くの人たちに夢と希望を与えた。彼がリングで打ち倒したものは貧困と喪失感だったのかもしれない。彼はミルクのために時代と戦ったのである。

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コメント

 カゴメさん コメントありがとうございます。
 この映画とてもいい映画だと思うのですが、なぜかレンタル店の棚にはいつもDVDが借りられずにたくさん残っているのが気になります。あまり人気がないのでしょうか。
 監督のロン・ハワードは「アメリカン・グラフィティ」「コクーン」「ザ・ペーパー」「アポロ13」「ビューフル・マインド」といい仕事を続けてますね。「シンデレラ・マン」が一番良い出来ではないでしょうか。もっと多くの人に見て欲しいですね。

よーやっと、この作品を観ることが出来ました。

>彼はミルクのために時代と戦ったのである。

映画の前半、金が無くミルク代も払えず、
妻がミルクに水を足して、
「まだ、こんなにあるのよ~」と言っているシーン。
あそこで夫のジムは何が大事か痛感したんでしょうね。
あれが「ミルク」の一言の伏線になってますね。
手堅く実直な作品は、まことにロン・ハワードらしく、
噛み応えがありました。良品だと思います。

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