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2005年11月12日 (土)

セルラー

2004年 アメリカSD-fl6-08
原題: CELLULAR
監督: デヴィッド・R・エリス
製作: ディーン・デヴリン、ローレン・ロイド
製作総指揮: ダグラス・カーティス、キース・ゴールドバーグ
原案: ラリー・コーエン
脚本: クリス・モーガン
出演: キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス、
    ウィリアム・H・メイシー、 ジェイソン・ステイサ
    ノア・エメリッヒ、エリック・クリスチャン・オルセン
    ジェシカ・ビール、リチャード・バージ、マット・マッコーム

  携帯電話をcellurar phoneとかcell choneというが、この場合のcellとはどういう意味なのかと常々思っていた。「細胞」であるはずはないから何かの「単位」だろうとは思っていた。「セルラー」を観た機会に辞書を引いたら一発で分かった。「地域を数キロ程度の小さなセル(cell)に分割し、それぞれに周波数を割り当てて、中継局を介して通信を行う電話であるところから」と語源が説明されている。なるほどね。通信地域の単位だったんだ。辞書は引いてみるもんだね。

  この手のサスペンス・アクションものを見るのは実に久々。どうも意識して借りてこないといつまでもアメリカ映画を観ない日が続きそうだった。努力の甲斐あって(努力しないとアメリカ映画を観ない日が来ようとは!)最近は結構アメリカを映画見ている。「サイドウェイ」「五線譜のラブレター」「Mr.インクレディブル」「ネバーランド」「舞台よりすてきな生活」「マシニスト」「アビエイター」「エイプリルの七面鳥」。まとめると意外に多いので自分でも驚く。しかしエンターテインメント系となると4月9日の「ツイステッド」、1月21日の「コンフィデンス」くらいしか今年は見ていない。やっぱり異常だ。「ザ・インタープリター」、「バットマン・ビギンズ」、「宇宙戦争」が1週間レンタルになるまでにはしばらくかかりそうだから、間を埋めるために「ボーン・スプレマシー」と「ソウ」を観ることにしよう。「コラテラル」「コンスタンチン」「キングダム・オブ・ヘブン」「サハラ」はさっぱり食指が動かないしね。

  ぶつぶつ言っている間にまた前置きが長くなった。「セルラー」は意外にいい出来だった。売りは「手に汗握る超高速ノンストップ・サスペンス・スリラーの傑作」と相変わらずのワンパターン。いわゆる「ジェットコースター・ムービー」という奴だが、このところ「観覧車ムービー」ばかり見ていたので結構楽しめた。原案は「フォーン・ブース」のラリー・コーエン。電話つながりだが、「フォーン・ブース」は固定電話で身動きが取れないハラハラサスペンスだったので、「セルラー」は一転して動きが自由な携帯にしたということだろう。もっともジェシカ(キム・ベイシンガー)がかけているのは固定電話で文字通り身動きが取れないから、両方の電話をミックスしたとも言える。そういう意味では「フォーン・ブース」の発展形だ。昨日の「エイプリルの七面鳥」同様、二つのストーリーが同時進行する構成になっている。

  身動きが取れない人質と車で自由に動き回れる巻き込まれ男、その間をつなぐ携帯電話。設定はよく出来ている。なんで携帯につながった時点で着信履歴から住所をわりださないのかと疑問に思う人もいるだろうが、そうできない切羽詰った事情になっている。警察に行った時点でライアン(クリス・エヴァンス)の役割は本来終わるはずだった。しかし警察署内で騒ぎが起こって、結局警察に引き継げないままライアンが突っ走ることになる。ジェシカの子どもがさらわれ、次には夫が狙われる。ライアンにゆっくり警察で事情を説明している時間などなかった。無理のない設定がちゃんと作られている。もっともライアンが途中で降rashinban1りてしまえばそれまでなのだが。そもそも登場したときは軽薄そうな男だったのだから、おばさんからの電話なんか無視しておねえちゃんにまとわりついている方がよほど自然。ではあるが、そこから先の突っ込みはご法度。そういうものとして受け入れましょう。

  犯人グループも彼らの狙いも実際にありそうな設定になっている。あまり大風呂敷を広げないところはかえってリアルでいい。「24」のように荒唐無稽になってしまうと逆効果だ。サード・シーズン以降は馬鹿らしくて見る気もしない。いいのはファースト・シーズンだけだね。

  移動が自由だという携帯の最大の利点ばかりではなく、いちいち充電しないといけないとかトンネルの中では圏外になるといった欠点も十分ストーリーに生かされている。もっとも、トンネルで一旦つながらなくなっても、また外に出ればつながるじゃないかと疑問に思った。あるいは、なぜライアンは四六時中携帯を持っていないといけないのかという疑問を感じた人もいるだろう。後でよく考えてみたらちゃんと理屈に合っていた(考えている余裕を与えないのがジェットコースター・ムービー)。そもそもジェシカの電話が彼の携帯にかかったのは偶然である。したがって一旦通信が途切れると、次にかけ直したときは別の人につながってしまう。ライアンの携帯にまたつながる可能性はほとんどゼロに近い。だからジェシカはあれほど「携帯を切らないで」と懇願していたのだ。文字通り細い一本の線でつながっていたのである。なるほど、うまく出来てる。

  コメディ的要素もうまく取り入れられている。特に傑作なのはポルシェを盗られた男とウィリアム・H・メイシー演じる引退間近の警官。ピストルで脅して携帯の充電器を「買って」ゆく場面も面白い。特にウィリアム・H・メイシーは最初間抜けそうな感じで出てきながら(顔にパックをつけているシーンは傑作)最後には大活躍する。その変身振りはライアン以上である。なにせ27年間も発砲経験がないわりに、肝心なところでちゃんと弾があたるんだから。「ファーゴ」で有名になったが、僕には「ER」のモーゲンスタン部長のイメージの方が強い。映画よりテレビ向きの顔だもんね。

  最後にキム・ベイシンガーについて一言。「ナチュラル」、「ブロンディー」、「プレタポルテ」「LAコンフィデンシャル」、「8Mile」等々、結構観てきたのだがさっぱり印象の残らない女優だった。「L.A.コンフィデンシャル」でアカデミー賞を取ったそうだが、これすらほとんど印象がない。金髪美人というだけで、どこがいいのか分からないというのがこれまでの印象。覚えているのは相手役の男優ばかり。よほど個性のない女優なのだろう。容貌が衰えてすっかりおばさんになった今回の作品が一番記憶に残りそうだ。顔もほとんど覚えられなかったのだが、おばさん顔で記憶に残ることになる。

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