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2005年11月14日 (月)

うえだ城下町映画祭①「春の雪」

  第9回「うえだ城下町映画祭」に行ってきた。映画祭を観に行くのはこれが2回目。最初snowrabbitのうちは企画が貧弱なので、馬鹿にして行かなかった。2002年の第6回は「たそがれ清兵衛」という目玉があり、「シュレック」「GO」「銀河鉄道の夜」など結構いい映画をやっていたのだが、なぜか行かなかった。わざわざ映画祭が終った数日後に「たそがれ清兵衛」を観に行っている。多分混みあうのを避けたのだろう。初めて行ったのは去年の第8回である。映画祭2日目に「草の乱」と「東京原発」の2本を観た。その2日前に「隠し剣 鬼の爪」を、映画祭の数日後に「ハウルの動く城」を映画館で観ている。この2本は映画祭と関係ない。

  どうもこの時期は1年のうち一番映画館で映画を観る時期になっている。映画祭の上映作品をあまり観ないのは既にDVDが出ている旧作が多いからである。DVDで観られるのに、わざわざ高い金を出して映画館まで観に行く気がしないのだ。去年は映画祭で上映された「ジョゼと虎と魚たち」を映画祭終了後にレンタルDVDで観ている。料金が高いので映画祭ではこれを観て、こちらはレンタルして観ようと計画を立ててしまうのである。そもそもレンタル店で借りられる古い作品を上映する企画に問題がある。それも、例えばある監督の特集上映の様な企画があるならいいが、ただ何の関連もない映画を何本かまとめて上映しているだけでは、観に行く気がしないではないか。そもそも映画祭期間以外の時期でも、僕が映画館に行ってまで観たいと思う作品はDVDが出る頃に上田の映画館に回ってくるのである。例えば、来週から「故郷の香り」が上映されるが、これはもうDVDが出ている。当然映画館ではなく安いDVDで観ることになる (ただ「故郷の香り」は近所のレンタル店には置いてないので、観に行くかどうかまだ迷っている)。比較的早く映画館に回ってくるのは話題のハリウッド映画ばかりだ。その手の映画はレンタル店で1週間レンタルになってから見れば十分なので、わざわざ映画館で観る気にはなれない。だから、結局映画祭のときしか映画館に行く機会はないことになる。なぜか映画祭の前後にいい映画が来るのでその時期に集中して観に行くことになるのである。ちなみに、今月から来春にかけて「故郷の香り」の他に「運命じゃない人」「メゾン・ド・ヒミコ」などが上映予定である。いずれもDVDとどっちが早いか競争だ!

  映画祭の企画ももう少し何とかならないのか。今年のラインアップは過去最低だ。ぜんぜんやる気を感じさせない。せめて期間を1週間に延ばして、中心に何か特集企画を立ててほしい。今のままではジリ貧だ。映画祭そのものの性格ももっとはっきりと打ち出してほしい。個人的には、思い切って名称を「上田東アジア映画祭」に変え、日本・韓国・中国の映画を中心に企画を立てるぐらいの改革が必要だと思っている。「福岡アジア映画祭」とも提携し、福岡と並ぶ東の「アジア映画祭」という意味もこめて発展させるべきだと思う。

  映画館の入場料が高すぎるのも何とかしてほしい。先日長野市に映画を見に行った。「ALWAYS三丁目の夕日」を観ようと映画館の入り口まで行ったが、1800円という料金をどうしても払う気になれなくて結局入らずに帰ってきた。時間と電車賃の無駄遣いだった。上映作品にも問題がある。何年か前までは上田の映画館は2本立てだったから1本あたりsuzu4900円で、そう考えると安いと感じた。それでもあまり行かなかったのは見たい映画をやっていないからだ。88年に上田に来て最初に観たのは「フルメタル・ジャケット」だったが、何と併映は「エルム街の悪夢」(どうゆう組み合わせなんだ?)。忘れもしない衝撃の初体験。しかも観客は「フルメタル・ジャケット」の時でもわずか数人、その後の「エルム街の悪夢」が始まったときには最終回だったこともあって僕以外にたった1人。その1人も5分くらいで帰ってしまった。そもそも観たい映画ではなかったし、料金がもったいないから観ようと思っただけなので、結局僕も10分くらいで出てしまった。あんなもの一人暗闇の中で観る映画ではないからね。まあ、こんな具合で、2本立てでも観たいのは1本だけということが多かったのである。

  そろそろ映画祭で観た映画のほうに話題を移そう。今年は成瀬巳喜男監督の「女が階段を上る時」と行定勲監督の「春の雪」を観た。前者はさすがの傑作だったが、後者は今ひとつ。最近だいぶ日本映画の水準が上がってきたとはいえ、まだまだ黄金期の高い峰には届かない。改めてそう実感した。

  「春の雪」は妻夫木聡と竹内結子主演の悲恋物語。映像がすこぶる美しい。なにせ大正時代の侯爵家の子息と伯爵家の令嬢の悲恋を映画いているのだから、建物や風景などこれでもかとばかり贅を凝らしている。馬車なども出てきて大正時代の雅さには事欠かない。所詮は貴族たち(伯爵家は没落貴族だが)の浮世離れした恋愛物語なのだが、悲劇的な別れまでの持って行き方は悪くない。2時間半の長さを2時間に縮めていればそれなりの佳作になっただろう。というのも最後の30分は不要だからだ。聡子(竹内結子)と清顕(妻夫木聡)の駅での別れの場面で終わらせておけば余韻もあっていい終わり方だったと思う。冒頭に出てくる百人一首の言葉(流れが大きな岩で止められ、二つに分かれてもまた一つにつながる)と2枚の札(読み札と取り札)がうまく使われている。分かれてもまた会えるという意味を込めてそれぞれ1枚ずつ持っていたのだが、別れの際に聡子は自分の札を清顕に渡してしまう。つまり二度と会わないという決意だったのである。ここで終わらせるべきだった。

  にもかかわらず、清顕はいつまでも未練たらたらでみっともないことこの上ない。聡子は宮様との婚約が決まり清顕への思いを断ち切ったのに、この自己チュー男は聡子に会わせろとしつこく迫る。今更そんなこと言うのだったら、聡子の婚約が決まる前になぜ彼女をしっかり自分の妻にしておかなかったのだと怒鳴りつけてやりたくなる。聡子の婚約が決まる前は、斜に構えて素直に聡子への愛を表さなかったではないか。それが手遅れとなったころになって俺は自分の真の愛に気付いたとばかり聡子に付きまといだす。どこまでも自分勝手な男である。「卒業」のように聡子をかっさらって二人で駆け落ちするぐらいの行動力を示すならまだしも、ぼろぼろになって寺の前で会わせてくれとただ頼むだけではねえ。バカバカしくて最後の30分はすっかり冷めてしまった。

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